JP2011056648A - 打込機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮空気の消費量を低減させた打込機の提供。
【解決手段】メインバルブ室10eはメインバルブ制御通路61、メインバルブ室通路62により蓄圧室10aと接続されている。メインバルブ室10eと蓄圧室10aとの間のメインバルブ制御通路61の部分、メインバルブ室通路62の部分には、内部にサブバルブ72を有する筒状部71が設けられている。サブバルブ制御通路63の一端は筒状部71の上端に接続され他端は戻り空気室10bに接続されている。サブバルブ72が第1位置のときに、メインバルブ室通路62が遮断されメインバルブ制御通路61が連通し、第2位置のときに、メインバルブ室通路62が連通しメインバルブ制御通路61が遮断される。
【選択図】図5

Description

本発明は圧縮空気により駆動される打込機に関し、特に圧縮空気の消費量を低減させた打込機に関する。
圧縮空気を動力源として釘やステープラ等の留め具を打撃して打ち込む打込機が従来より知られている。このような打込機では、打ち込みを行う前の初期状態となっているときにプッシュレバを被打込材に押し当て、トリガを引くことにより、圧縮空気の圧力に抗してトリガバルブのプランジャが押し上げられ、圧縮空気が貯留されている蓄圧室と、シリンダ内面とピストンとで形成されるピストン上室とを連通させるメインバルブが作動する。このことによりピストンを急激に変位させ留め具に対して打撃して留め具の打ち込みを行う。ピストンの変位に伴い、ピストン上室内の圧縮空気はシリンダ内から戻り空気室内へ流入し、ピストンを初期状態の位置へ戻すことに用いられる。このような打込機は、例えば、特開2002−137173号公報(特許文献1)に記載されている。
上述したような打込機たる釘打機においては、打込み動作終了後、トリガを離すか、プッシュレバを被打込材から離すことによって、トリガバルブのプランジャが初期位置に戻り、次いでメインバルブが蓄圧室とピストン上室の間の空気通路を閉じる。
しかし、トリガを引く動作は打込機の使用者が指で行うため、トリガが指で引かれている時間は、ピストンの急激な変位により打撃をする時間と比較して長時間である。ピストンの急激な変位により打撃が完了した後にも引続きトリガが引かれた状態が続き、長時間にわたりピストン上室に圧縮空気が供給され続けると、圧縮空気が余計に浪費される。
そこで特開平9−103974号公報(特許文献2)では、トリガが引かれた後に引続きトリガが引かれた状態が維持された場合であっても、ピストン上室内への圧縮空気の供給が自動的に停止されるように作用するトリガバルブを有する打込機が開示されている。
一方、近年の規制緩和や空気圧縮機の性能向上により、打込機などの空気工具においても、20気圧以上の圧力(以下、「高圧」と記述することがある)を使用することができるようになり、圧縮空気圧力の高圧化は打込機の小型化や高出力化に寄与している。その反面、前述のトリガバルブのプランジャを動作させる際には、蓄圧室内の高い圧力が抵抗となってしまう問題があった。そこで、例えば、特開2005−205504号公報(特許文献3)に記載されているように、トリガバルブ内にバルブピストンを有する構造が知られている。蓄圧室内の圧縮空気の圧力をトリガバルブの動作に用いることで、トリガの引き操作の速度のばらつきに関わらず、打込機の打込み動作の速度を安定させることができる。
特開2002−137173号公報 特開平9−103974号公報 特開2005−205504号公報
しかし、特許文献2記載のトリガバルブは特殊な構成をなしており、上述の特許文献3記載のトリガバルブ構造によって、釘打機の動作を安定させる効果と両立させることはできなかった。
そこで、本発明は、トリガの引き操作の速度のばらつきに関わらず、打込機の打込み動作の速度を安定させる構成のトリガバルブを有し、トリガが引かれた後に引続きトリガが引かれた状態が維持された場合であっても、ピストン上室内への圧縮空気の供給を自動的に停止する打込機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、シリンダと、該シリンダ内に連通する戻り空気室と、該シリンダ内に往復摺動可能に設けられたピストンと、被打込材に接触するプッシュレバーと、動作入力部たるトリガと、該シリンダに往復摺動可能に設けられ、該ピストンの上面及び該シリンダの内面より画成されるピストン上室から該蓄圧室への通路及び大気への通路を択一的に形成するメインバルブと、該メインバルブを収容するメインバルブ室と、該メインバルブ室より延びるメインバルブ制御通路と、該メインバルブ制御通路に接続され、該蓄圧室から該メインバルブ制御通路への流路及び該メインバルブ室から大気への流路を択一的に連通、遮断するトリガバルブとを有し、該トリガバルブは、該トリガバルブの外郭となるトリガバルブ外枠部と、該トリガバルブ外枠部内に往復摺動可能に設けられてその摺動方向の一面が該蓄圧室内に面し、該メインバルブ制御通路から該蓄圧室に連通するメインバルブ入気通路及び該メインバルブ制御通路から大気に連通する通路を択一的に連通、遮断するバルブピストンと、該トリガバルブ外枠部を貫通すると共に該バルブピストン内に貫入されたプランジャと、を有し、該プランジャが該トリガバルブ外枠部を貫通した貫通箇所の隙間箇所にはトリガバルブ制御通路が提供され、該バルブピストンの摺動方向の他面及び該トリガバルブ外枠部によりトリガバルブ室が画成され、該プランジャは該トリガバルブ室を貫通して、該トリガの動作及び該プッシュレバーの被打込材への当接に基づいて上下摺動し、該蓄圧室から該トリガバルブ室までに連通するトリガバルブ入気通路及び該トリガバルブ室から大気に連通する通路を択一的に連通、遮断する打込機において、一端が該蓄圧室に接続され他端が該メインバルブ室に接続されたメインバルブ室通路と、一端が該戻り空気室に接続されたサブバルブ制御通路とが形成され、該サブバルブ制御通路の他端に一端部の端面が対向配置され、他端部は該メインバルブ制御通路内に配置され、該一端部と該他端部との間の中間部が該メインバルブ室通路内に配置され、該一端部と該他端部とを結ぶ方向に移動可能なサブバルブを備え、該サブバルブの該移動により該サブバルブの他端部は該メインバルブ制御通路を遮断可能であり、該中間部の周面にはエア周面流路が形成され該エア周面流路を介して該メインバルブ室通路の一端側と他端側とは連通可能であり、該エア周面流路が形成されていない該中間部の周面の部分で該メインバルブ室通路を遮断可能であり、該サブバルブは、該メインバルブ制御通路を遮断されていない連通状態とし且つメインバルブ室通路を遮断する第1位置と、該メインバルブ制御通路を遮断し且つメインバルブ室通路を連通する第2位置との間で移動可能である打込機を提供している。
一端が該蓄圧室に接続され他端が該メインバルブ室に接続されたメインバルブ室通路と、一端が該戻り空気室に接続されたサブバルブ制御通路とが形成され、該サブバルブ制御通路の他端に一端部の端面が対向配置され、他端部は該メインバルブ制御通路内に配置され、該一端部と該他端部との間の中間部が該メインバルブ室通路内に配置され、該一端部と該他端部とを結ぶ方向に移動可能なサブバルブを備え、該サブバルブの該移動により該サブバルブの他端部は該メインバルブ制御通路を遮断可能であり、該中間部の周面にはエア周面流路が形成され該エア周面流路を介して該メインバルブ室通路の一端側と他端側とは連通可能であり、該エア周面流路が形成されていない該中間部の周面の部分で該メインバルブ室通路を遮断可能であり、該サブバルブは、該メインバルブ制御通路を遮断されていない連通状態とし且つメインバルブ室通路を遮断する第1位置と、該メインバルブ制御通路を遮断し且つメインバルブ室通路を連通する第2位置との間で移動可能であるため、戻り空気室内の圧力が高くなることによりサブバルブは第2位置となり、メインバルブ室内へ圧縮空気を供給し、メインバルブがピストン上室から大気への通路を形成した状態としてピストン上室と蓄圧室とを遮断することができる。このため、特開2005−205504号公報(特許文献1)に記載されているような構成のトリガバルブを有する打込機において、トリガが引かれた後に引続きトリガが引かれた状態が維持された場合であっても、ピストン上室内への圧縮空気の供給を自動的に停止することができる。
ここで、該サブバルブの該中間部であって該エア周面流路よりも他端部寄りの部分にはフランジ部を有し、該サブバルブの一端部側の該フランジ部の端面の面積をDとし、該サブバルブの他端部側の該フランジ部の端面及び該メインバルブ制御通路のトリガバルブ側からの圧縮空気の圧力を受ける該サブバルブの他端部の端面の面積をFとし、該サブバルブにより遮断される該メインバルブ制御通路の部分の断面積をEとしたときに、E+F > D > Eの関係を有することが好ましい。
該サブバルブの該中間部であって該エア周面流路よりも他端部寄りの部分にはフランジ部を有し、該サブバルブの一端部側の該フランジ部の端面の面積をDとし、該サブバルブの他端部側の該フランジ部の端面及び該メインバルブ制御通路のトリガバルブ側からの圧縮空気の圧力を受ける該サブバルブの他端部の端面の面積をFとし、該サブバルブにより遮断される該メインバルブ制御通路の部分の断面積をEとしたときに、D > Eの関係を有するため、蓄圧室からピストン上室に圧縮空気が流入することによりピストンが移動しピストンが元の位置に戻るまでの間に、サブバルブが第1位置と第2位置との間で往復運動してしまうことを防止することができる。また、E+F > Dの関係を有するため、トリガが開放されたときにサブバルブを第1位置へ戻すことができる。
以上より本発明は、トリガの引き操作の速度のばらつきに関わらず、打込機の打込み動作の速度を安定させる構成のトリガバルブを有し、トリガが引かれた後に引続きトリガが引かれた状態が維持された場合であっても、ピストン上室内への圧縮空気の供給を自動的に停止する打込機を提供することができる。
本発明の実施の形態による打込機においてトリガが操作される前の状態を示す概念図。 本発明の実施の形態による打込機のサブバルブを示す要部概念図。 本発明の実施の形態による打込機のトリガバルブを示す要部概念図。 本発明の実施の形態による打込機においてトリガが操作された状態を示す概念図。 本発明の実施の形態による打込機においてトリガが操作された後にサブバルブが第2位置に移動した状態を示す概念図。 本発明の実施の形態による打込機においてサブバルブが第2位置に移動した状態のときに、ピストンが上方へ戻ってきている状態を示す概念図。 本発明の実施の形態による打込機においてトリガが開放された状態を示す概念図。
本発明による打込機の実施の形態について図1乃至図7を参照しながら説明する。図1に示す打込機1は圧縮空気により駆動する打込機であり、フレーム10とフレーム10の一方に位置するハンドル10Aとフレーム10の下端に位置するノーズ10Bとが一体で設けられている。以下の説明では、便宜上図1の上下左右をそれぞれ打込機1の上下左右とする。
ハンドル10Aにはエアホース10Cが接続されており、エアホース10Cを通して圧縮空気をハンドル10A及びフレーム10内に形成された蓄圧室10aに供給可能である。
フレーム10内には円筒状のシリンダ11が設けられており、シリンダ11内には上下に摺動可能にピストン12Aが設けられている。ピストン12Aにはドライバブレード12Bが一体に形成され、先端部12Cによって留め具2たる釘を打込み可能である。また、シリンダ11の軸方向における略中央部には逆止弁12Dが備えられており、シリンダ11下部の外部には、ドライバブレード12Bを上死点に復帰させるために圧縮空気を貯める戻り空気室10bが、フレーム10の一部及びシリンダ11の一部により画成されている。圧縮空気は、逆止弁12Dによってシリンダ11内からシリンダ11外の戻り空気室10bへの一方向にのみ流れることができるように構成されている。
またシリンダ11下部には、シリンダ11内と戻り空気室10b内とを常時連通する空気通路11aが形成されている。またシリンダ11下端には、留め具2打ち込み後のドライバブレード12Bの余剰エネルギーを吸収するためのピストンバンパ11Aが設けられている。
ハンドル10Aの基部には操作部20が設けられている。操作部20は、作業者の指によって操作されるトリガ21と、トリガ21に回動可能に装着されたアームプレート22と、ノーズ10Bの下端から突き出しアームプレート22近傍まで延びノーズ10Bに沿って移動可能なプッシュレバー23とを有している。またハンドル10Aの基部でトリガ21に対向する箇所には後述のトリガバルブ部30が設けられている。
作業者の指によるトリガ21の引き操作とプッシュレバー23の被打込材への押し当て操作との両方が同時に行われた時に、アームプレート22とトリガ21とにより構成されるリンク機構によって、図4に示すように後述のトリガバルブ部30のプランジャ32(図3)が押し上げられるように構成されている。
ノーズ10Bには、留め具2を射出するための射出部40が設けられている。射出部40には、留め具2たる釘を充填するマガジン41と、マガジン41に装填された留め具2を順次射出口40aに給送する図示せぬ給送機構とが設けられている。
トリガバルブ部30は、図3に示すように、外方バルブブッシュ30A及び内方バルブブッシュ30Bと、バルブピストン31と、プランジャ32とを有している。外方バルブブッシュ30A及び内方バルブブッシュ30Bは、トリガバルブの外郭をなすトリガバルブ外枠部としてフレーム10に固定されている。内方バルブブッシュ30Bには、蓄圧室10aと後述のメインバルブ制御通路61との連通を常時遮断するOリング30B1と、後述のメインバルブ制御通路61と大気を常時遮断するOリング30B2とが設けられている。
バルブピストン31は、外方バルブブッシュ30A内及び内方バルブブッシュ30B内に位置するように設けられており、外方バルブブッシュ30A及び内方バルブブッシュ30Bに対して往復摺動可能である。バルブピストン31はその摺動方向の一端部が蓄圧室10aに面している。バルブピストン31の内方バルブブッシュ30B内、外方バルブブッシュ30A内に位置する部分は、直径が内方バルブブッシュ30B及び外方バルブピストン31に形成された貫通孔の孔径より小さく、この部分にそれぞれの通路を遮断するOリング31A、Oリング31Bが設けられている。
また、バルブピストン31の下方には、バルブピストン31の下端部と外方バルブブッシュ30Aとによってトリガバルブ室30aが画成されている。バルブピストン31にはトリガバルブ室30aと後述の空気通路30eとの連通を常時遮断するOリング31Cが設けられている。
プランジャ32は、バルブピストン31の軸心位置に形成された貫通孔内に配置されており、貫通孔を画成するバルブピストン31に対して往復摺動可能である。プランジャ32の下端部は、トリガバルブ室30a内を貫通しており、バルブブッシュ10に形成された貫通孔を貫通しアームプレート22に当接可能である。プランジャ32の上端部は蓄圧室10aに面している。
バルブピストン31の貫通孔内、外方バルブブッシュ30Aの貫通孔内に挿入されるプランジャ32の部分においては、プランジャ32の直径がバルブピストン31及び外方バルブブッシュ30Aに形成された貫通孔の直径よりも小さく、この部分には、プランジャ32とバルブピストン31との間、プランジャ32と外方バルブブッシュ30Aとの間を遮断するOリング32A、Oリング32Bが設けられている。バルブピストン31とプランジャ32との間にはスプリング33が設けられており、バルブピストン31を上方に付勢すると共にプランジャ32を下方に付勢している。
プランジャ32とバルブピストン31との間には蓄圧室10aからトリガバルブ室30aに連通する空気通路30bが形成されており、プランジャ32と外方バルブブッシュ30Aとの間にはトリガバルブ室30aから大気に連通するトリガバルブ制御通路30cが形成されている。空気通路30b及びトリガバルブ制御通路30cは、プランジャ32が摺動することにより択一的に連通/遮断される。
またトリガバルブ部30は、後述のメインバルブ室10eより延びる管部材により画成される後述のメインバルブ制御通路61に接続されている。具体的には、バルブピストン31と内方バルブブッシュ30Bとの間にメインバルブ制御通路61から蓄圧室10aに連通するメインバルブ入気通路30dが形成されており、バルブピストン31と外方バルブブッシュ30Aとの間にメインバルブ制御通路61から大気に連通する空気通路30eが形成されている。そして、メインバルブ制御通路61は、外方バルブブッシュ30Aと内方バルブブッシュ30Bとの間の空間をなすこれらメインバルブ入気通路30d、空気通路30eに連通可能である。メインバルブ入気通路30d、空気通路30eは、バルブピストン31が上下摺動することにより択一的に連通/遮断されるように構成されている。
バルブピストン31が上死点側に位置している時には、メインバルブ入気通路30dが開通して蓄圧室10aとメインバルブ制御通路61とが連通すると共に、空気通路30eが閉鎖してメインバルブ制御通路61と大気とがOリング31Bで遮断される。またバルブピストン31が下死点側に位置している時には、メインバルブ入気通路30dが閉鎖してメインバルブ制御通路61と蓄圧室10aとがOリング31Aで遮断されると共に、空気通路30eが開通してメインバルブ制御通路61と大気とが連通されるように構成されている。
プランジャ32が上死点側に位置している時には、トリガバルブ制御通路30cが開通してトリガバルブ室30aと大気とが連通すると共に、空気通路30bが閉鎖して蓄圧室10aとトリガバルブ室30aとがOリング32Aで遮断される。またプランジャ32が下死点側に位置している時には、トリガバルブ制御通路30cが閉鎖してトリガバルブ室30aと大気とがOリング32Bで遮断されると共に、空気通路30bが開通して蓄圧室10aとトリガバルブ室30aとが連通するように構成されている。
シリンダ11の上端上方にはメインバルブ部50が設けられている。メインバルブ部50は、メインバルブ51と、シリンダ11の上方に固着されたメインバルブラバー52Aと、メインバルブ51を下死点側に付勢するメインバルブスプリング53と、シリンダ11の上方に設置され、シリンダ11のピストン12Aの上室11bの圧縮空気を排気するための空気通路10cをメインバルブ51との当接によって遮断するエキゾーストラバー52Bとを有している。また空気通路10cはフレーム10上部に設けた排気穴10dを経て大気と連通している。
メインバルブ51はフレーム10の一部より形成されるメインバルブ室画成部10D内に収容可能に設けられている。当該メインバルブ51を収容可能なメインバルブ室画成部10Dの部分はメインバルブ室10eをなし、メインバルブ制御通路61に連通する。メインバルブ51の上部には、メインバルブ室10eと空気通路10cとの連通を常時遮断するOリング51Aが設けられている。メインバルブ51の略中央部には、メインバルブ室10eと蓄圧室10aとの連通を常時遮断するOリング51Bが設けられている。Oリング51A、51Bによりメインバルブ室10eは気密性が保たれている。
図4に示すように、メインバルブ51が上死点側に位置しているときには、メインバルブ51がエキゾーストラバー52Bと接触して空気通路10cを閉鎖しシリンダ11内のピストン12Aの上室11bと大気とが遮断されると共に上室11bと蓄圧室10aとが連通する。また、図1に示すように、メインバルブ51が下死点側に位置しているときには、メインバルブ51がメインバルブラバー52Aと接触してシリンダ11内のピストン12Aの上室11bと蓄圧室10aとを遮断されると共に、メインバルブ51はエキゾーストラバー52Bから離間して空気通路10cを開通させ、上室11bと大気とを連通させる。
メインバルブ室10eは、管部材により画成されるメインバルブ制御通路61、メインバルブ室通路62により蓄圧室10aと接続されている。メインバルブ室10eと蓄圧室10aとの間のメインバルブ制御通路61の部分、メインバルブ室通路62の部分には、筒状部71が設けられており、筒状部71内にはサブバルブ72が設けられている。
筒状部71の内周面により画成される空間は、筒状部71の上部からメインバルブ室通路62に接続されている略中央部までが空間小径部をなし、略中央部よりも筒状部71の下部の部分が空間拡径部をなしている。メインバルブ制御通路61を画成する管部材は、筒状部71の下端部側面に接続されている。また、筒状部71の下端は、メインバルブ制御通路61のメインバルブ室10e側の部分が接続されており、筒状部71の下端部内空間を通してメインバルブ制御通路61のメインバルブ室10e側とトリガバルブ側とは連通可能である。メインバルブ室通路62を画成する管部材は、空間小径部に相当する筒状部71の上部側面に接続されている。
サブバルブ72は一体で設けられたサブバルブ縮径部72Aとサブバルブ拡径部72Bとを有している。サブバルブ縮径部72Aは筒状部71の空間小径部に主として配置されており、空間小径部を画成する筒状部71の内周面に対して筒状部71の軸方向へ摺動可能である。サブバルブ拡径部72Bは空間拡径部内に配置されており、空間拡径部を画成する筒状部71の内周面に対して筒状部71の軸方向へ摺動可能である。サブバルブ縮径部72A上端面の面積dは、サブバルブ拡径部72Bの断面積よりも小さい。
サブバルブ縮径部72Aにはその周方向にエア周面流路72aをなす溝が形成されている。サブバルブ72の軸方向における当該溝の両端近傍部には、筒状部71の軸方向においてエア周面流路72aをシールするためのOリング72C、72Dがそれぞれ設けられている。また、サブバルブ拡径部72Bには、筒状部71の内周面とサブバルブ拡径部72Bとの間をシールするためのOリング72Eが設けられている。図5に示すように、サブバルブ72がその軸方向へ移動してエア周面流路72aがメインバルブ室通路62に対向する位置関係となる下死点位置に至ったときに、エア周面流路72aを介してメインバルブ室通路62により蓄圧室10aとメインバルブ室10eとが連通する。また、サブバルブ72がその軸方向上方へ移動してエア周面流路72aがメインバルブ室通路62に対向しない位置関係となる上死点位置となったときには、Oリング72Dによりメインバルブ室通路62が遮断されるように構成されている。このときのサブバルブ72の位置(図1)は第1位置に相当する。
サブバルブ拡径部72Bの下端には端部シール部材72Fが設けられている。サブバルブ72が下方へ移動し下死点に至ると、端部シール部材72Fは筒状部71の下端に接続されたメインバルブ制御通路61のメインバルブ室10e側の部分の開口部61Aに当接することでメインバルブ制御通路61を遮断する。このときのサブバルブ72の位置(図5)は第2位置に相当する。当該開口部61Aから離間するとメインバルブ制御通路61は連通状態となる。
サブバルブ72が第2位置にあるときにサブバルブ72を下方に押圧する圧縮空気の受圧面積、すなわち、サブバルブ縮径部72Aに接続されているサブバルブ拡径部72Bの部分の軸方向端面の面積Dと、筒状部71の下端に接続されたメインバルブ制御通路61のメインバルブ室10e側の部分の開口部61Aの面積Eと、端部シール部材72F以外のサブバルブ拡径部72Bの下端面及び後述のスプリング73の上端が当接するサブバルブ拡径部72Bの下端部の端面の面積Fとの間には、
E+F > D > E
の関係がある。
筒状部71内であって、サブバルブ72の下端部と筒状部71の下端との間にはスプリング73が設けられており、サブバルブ72を上方に付勢している。スプリング73の付勢力は、サブバルブ72にスプリング73の付勢力以外の力が作用していないときに、サブバルブ72を上死点位置に維持できる程度であり、後述のようにサブバルブ72に作用する圧縮空気の力と比較して極めて弱い。
筒状部71の上端はサブバルブ制御通路63を画成する管部材の一端に接続されている。サブバルブ制御通路63の他端は戻り空気室10bに接続されている。筒状部71の上端と戻り空気室10bとの間のサブバルブ制御通路63の部分にはサブバルブ制御通路筒状部63Aが設けられており、サブバルブ制御通路筒状部63A内には切換バルブ63Bが設けられている。切換バルブ63Bは、サブバルブ制御通路63の遮断/連通を切換可能である。以下の動作説明では、切換バルブ63Bはサブバルブ制御通路63を連通状態としたままである。
次に、打込機1による打ち込み動作について説明する。先ず、打込機1にエアホース10Cをつなぎ、圧縮空気を蓄圧室10aに蓄積する。このときには、プランジャ32(図3)の上部端面に蓄圧室10a内の圧力が作用しているため、スプリング33の付勢力とあいまってプランジャ32は下死点に位置している。プランジャ32が下死点に位置することにより空気通路30bが開通しており、蓄圧室10aとトリガバルブ室30aとが連通している。同時にトリガバルブ制御通路30cがOリング32Bで閉鎖されているため、トリガバルブ室30aと大気との連通は遮断されており、蓄圧室10a内の圧縮空気の一部は空気通路30bを介してトリガバルブ室30a内に流入し蓄圧室10aと同圧の空気が蓄積されている。
このときバルブピストン31は上死点に位置している。バルブピストン31が上死点に位置していることにより、メインバルブ入気通路30dが開通して蓄圧室10aとメインバルブ制御通路61とが連通している。同時に空気通路30eが閉鎖されているため、メインバルブ制御通路61と大気との連通はOリング31Bで遮断されており、蓄圧室10a内の圧縮空気の一部はメインバルブ制御通路61に流入し、メインバルブ室10e(図1)に蓄圧室10aと同圧の空気が蓄積される。蓄圧室10a内の圧縮空気の一部がメインバルブ室10e内に流入しているため、メインバルブスプリング53の付勢力によって、メインバルブ51は下死点に位置している。
メインバルブ51が下死点に位置していることにより、メインバルブ51がメインバルブラバー52Aと接触し、エキゾーストラバー52Bと離間して空気通路10cが開通する。よってシリンダ11内のピストン12Aの上室11bと大気とが連通されて上室11bが大気圧となっている。また、シリンダ11内の上室11bと蓄圧室10aとの連通は遮断されているため、上室11bに蓄圧室10aよりの空気が流入することはない。よってピストン12Aは上死点側で停止した状態にある。
このとき、サブバルブ72の軸方向へサブバルブ72に対して作用する圧縮空気は、サブバルブ72の下端部を上方へ押し上げるようにメインバルブ制御通路61を通して蓄圧室10aから筒状部71へ流入する圧縮空気のみであるため、この圧縮空気によりサブバルブ72は上死点に位置している。従って、蓄圧室10aとメインバルブ室10eとは筒状部71、メインバルブ制御通路61、及びトリガバルブ部30により連通している。一方、蓄圧室10aとメインバルブ室10eとの間でメインバルブ室通路62は遮断された状態となっている。
次に、図4に示すように、トリガ21の引き操作およびプッシュレバー23の被打込材への押し当て操作の両方を行い、プランジャ32(図3)を上死点に押し上げる。プランジャ32が上死点側に位置することによりOリング32Bのシールが無効となり、トリガバルブ制御通路30cが開通する。このことによりトリガバルブ室30aと大気とが連通し、トリガバルブ室30a内は大気圧となる。また空気通路30bが閉鎖して蓄圧室10aとトリガバルブ室30aとの連通をOリング32Aで遮断し、蓄圧室10aからトリガバルブ室30a内への空気の流入が停止する。
この結果、トリガバルブ室30a内が大気圧となるため、バルブピストン31の蓄圧室10a側が受ける圧力とトリガバルブ室30a側が受ける圧力に差が生じ、バルブピストン31は下死点へと移動する。
バルブピストン31が下死点に位置することにより、メインバルブ入気通路30dが閉鎖してメインバルブ制御通路61と蓄圧室10aとの連通がOリング31Aで遮断され、蓄圧室10aからメインバルブ制御通路61への空気の流入が停止する。またOリング31Bのシールが無効となり、空気通路30eが開通してメインバルブ制御通路61と大気とが連通される。これによりメインバルブ制御通路61内が大気圧となり、メインバルブ制御通路61に連なるメインバルブ室10e(図4)内も大気圧になる。
メインバルブ室10e内が略大気圧になると、メインバルブ51の下方外周面51C及びメインバルブ51上側端面51Dの圧力差により発生する上方向への圧力によって、図4に示すようにメインバルブ51が上死点側に移動する。メインバルブ51が上死点側に移動し始めると、蓄圧室10aとピストン12Aの上室11bが連通するため、下方外周面51Cに加え、メインバルブ51の下方外周面51Cにかかる受圧力によって、メインバルブ51は急激に上死点側に移動し、エキゾーストラバー52Bに当接し、蓄圧室10a及びピストン12Aの上室11bと大気との連通とが遮断される。
メインバルブ51が下死点から上死点へと移動することにより蓄圧室10aからのピストン12Aの上室11bに圧縮空気が流入し、ピストン12Aは急激に下死点側に移動し、先端部12Cにより留め具2を打ち込む。シリンダ11内のピストン12A下側の空気は、空気通路11aを介して戻り空気室10bに流入し、ピストン12Aが逆止弁12Dを通過すると、ピストン12Aの上室11bの圧縮空気は逆止弁12D及び空気通路11aを通して圧縮空気が上室11bから戻り空気室10b内へと流入する。
すると、戻り空気室10b内の圧縮空気はサブバルブ制御通路63内へ流入し、サブバルブ72を押下げる。このことにより、図5に示すように、サブバルブ72の下端の端部シール部材72Fでメインバルブ制御通路61のメインバルブ室10e側の部分の開口部に当接してメインバルブ制御通路61を遮断する。このとき、メインバルブ室通路62はエア周面流路72aを介して連通し、蓄圧室10aからの圧縮空気はメインバルブ室通路62を通ってメインバルブ室10e内へ流入する。サブバルブ72によりメインバルブ制御通路61が閉じられているため、メインバルブ室10e内に流入した圧縮空気がトリガバルブ部30から排気されることはない。このため、トリガ21の操作とは関係なく、メインバルブ室10e内に流入した圧縮空気の圧力上昇が所定以上大きくなるとメインバルブ51が強制的に下降し下死点に至りメインバルブ51が閉じられる。このため、トリガ21を開放するか否かにかわらず、蓄圧室10aから圧縮空気がピストン12Aの上室11bへ流入することを防止し、上室11b内への圧縮空気の供給を自動的に停止することができる。
メインバルブ51が下死点に移動してメインバルブラバー52Aに接触することにより蓄圧室10aとピストン12Aの上室11bとの連通が遮断され、エキゾーストラバー52Bと離間することにより上室11bと大気とが連通する。戻り空気室10bに蓄積された圧縮空気によってピストン12A下側が押圧され、ピストン12Aは急激に上死点側に移動する。上室11bの空気は、空気通路10cを介して排気穴10dから大気に放出される。
その後、従ってピストン12Aはピストン12A下部室11c内の圧縮空気で押し上げられ上死点まで復帰する。ピストン12Aの復帰に従い、ピストン12A下部室11cの圧縮空気は膨張し圧力は低くなり、更にピストン12Aのドライバブレード12Bと射出口40aとの隙間から排気されるため低くなる。
ここで、戻り空気室10b内の圧縮空気の圧力が低下してゆき、ピストン12A下部室11c、戻り空気室10b内の圧力がメインバルブ室10e内の圧力より小さくなったときであっても、前述のようにサブバルブ72においてD>Eの関係があるため、サブバルブ72は、メインバルブ室通路62内圧縮空気が面積Dを有するサブバルブ72の部分に作用する圧力により下方に付勢されており、メインバルブ室10e内の圧力で押し上げられることはない。このため、蓄圧室10aからピストン12Aの上室11bに圧縮空気が流入し始めピストン12Aが移動しピストン12Aが元の位置たる上死点に戻るまでの間に、サブバルブ72が第1位置から第2位置へと移動し、未だ十分に低下していない圧縮空気による圧力がサブバルブ72の面積dを有する部分に作用して、再びサブバルブ72が下方へ押されて第2位置から第1位置へと移動するといったように、サブバルブ72が第1位置と第2位置との間で往復運動してしまうことを防止することができる。
次に、トリガ21を戻すかプッシュレバー23の被打込材への押し当て操作をやめると、プランジャ32(図3)は上端部に作用する蓄圧室10aの圧力とスプリング33の押圧力によって下死点側に移動する。プランジャ32が下死点に移動することにより、Oリング32Bによってトリガバルブ制御通路30cが遮断され、Oリング32Aのシールが無効になり空気通路30bを介して蓄圧室10aの圧縮空気がトリガバルブ室30aに流入する。
トリガバルブ室30aに圧縮空気が流入すると、バルブピストン31の上部端面の面積および下方端面の面積の差により発生する押圧力と、スプリング33の付勢力とによって、バルブピストン31は上死点側に移動する。
すると、蓄圧室10a内の圧縮空気はメインバルブ制御通路61内に流入する。すると、前述のようにE+F>Dの関係があるため、面積Eを有するサブバルブ72の部分に作用する圧縮空気の圧力が、面積Dを有するサブバルブ72の部分に作用する圧縮空気の圧力、即ち、サブバルブ72を下方に付勢していた圧力に打ち勝って、サブバルブ72を上方に押し上げ、図7に示すように、サブバルブ72を上死点に復帰させ打込機を初期状態へ戻す。
本発明による打込機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、切換バルブ63Bは、サブバルブ制御通路63を連通状態としたままであったが、遮断状態としてもよい。遮断状態のままとすることで、従来の打込機と同様に、作業者がトリガを開放するまでメインバルブを上死点位置に維持することができる。
本発明の打込機は、圧縮空気の節約が要求される空気式打込機の分野において特に有用である。
1・・・打込機 2・・・留め具 10a・・・蓄圧室 10b・・・戻り空気室 11・・・シリンダ 11b・・・上室 12A・・・ピストン 21・・・トリガ 23・・・プッシュレバ 30・・・トリガバルブ部 30a・・・トリガバルブ室 30c・・・トリガバルブ制御通路 31・・・バルブピストン 32・・・プランジャ 51・・・メインバルブ 61・・・メインバルブ制御通路 62・・・メインバルブ室通路 63・・・サブバルブ制御通路 72・・・サブバルブ

Claims (2)

  1. 圧縮空気を蓄える蓄圧室と、
    シリンダと、
    該シリンダ内に連通する戻り空気室と、
    該シリンダ内に往復摺動可能に設けられたピストンと、
    被打込材に接触するプッシュレバーと、
    動作入力部たるトリガと、
    該シリンダに往復摺動可能に設けられ、該ピストンの上面及び該シリンダの内面より画成されるピストン上室から該蓄圧室への通路及び大気への通路を択一的に形成するメインバルブと、
    該メインバルブを収容するメインバルブ室と、
    該メインバルブ室より延びるメインバルブ制御通路と、
    該メインバルブ制御通路に接続され、該蓄圧室から該メインバルブ制御通路への流路及び該メインバルブ室から大気への流路を択一的に連通、遮断するトリガバルブとを有し、
    該トリガバルブは、該トリガバルブの外郭となるトリガバルブ外枠部と、該トリガバルブ外枠部内に往復摺動可能に設けられてその摺動方向の一面が該蓄圧室内に面し、該メインバルブ制御通路から該蓄圧室に連通するメインバルブ入気通路及び該メインバルブ制御通路から大気に連通する通路を択一的に連通、遮断するバルブピストンと、該トリガバルブ外枠部を貫通すると共に該バルブピストン内に貫入されたプランジャと、を有し、該プランジャが該トリガバルブ外枠部を貫通した貫通箇所の隙間箇所にはトリガバルブ制御通路が提供され、該バルブピストンの摺動方向の他面及び該トリガバルブ外枠部によりトリガバルブ室が画成され、該プランジャは該トリガバルブ室を貫通して、該トリガの動作及び該プッシュレバーの被打込材への当接に基づいて上下摺動し、該蓄圧室から該トリガバルブ室までに連通するトリガバルブ入気通路及び該トリガバルブ室から大気に連通する通路を択一的に連通、遮断する打込機において、
    一端が該蓄圧室に接続され他端が該メインバルブ室に接続されたメインバルブ室通路と、一端が該戻り空気室に接続されたサブバルブ制御通路とが形成され、
    該サブバルブ制御通路の他端に一端部の端面が対向配置され、他端部は該メインバルブ制御通路内に配置され、該一端部と該他端部との間の中間部が該メインバルブ室通路内に配置され、該一端部と該他端部とを結ぶ方向に移動可能なサブバルブを備え、
    該サブバルブの該移動により該サブバルブの他端部は該メインバルブ制御通路を遮断可能であり、該中間部の周面にはエア周面流路が形成され該エア周面流路を介して該メインバルブ室通路の一端側と他端側とは連通可能であり、該エア周面流路が形成されていない該中間部の周面の部分で該メインバルブ室通路を遮断可能であり、
    該サブバルブは、該メインバルブ制御通路を遮断されていない連通状態とし且つメインバルブ室通路を遮断する第1位置と、該メインバルブ制御通路を遮断し且つメインバルブ室通路を連通する第2位置との間で移動可能であることを特徴とする打込機。
  2. 該サブバルブの該中間部であって該エア周面流路よりも他端部寄りの部分にはフランジ部を有し、該サブバルブの一端部側の該フランジ部の端面の面積をDとし、該サブバルブの他端部側の該フランジ部の端面及び該メインバルブ制御通路のトリガバルブ側からの圧縮空気の圧力を受ける該サブバルブの他端部の端面の面積をFとし、該サブバルブにより遮断される該メインバルブ制御通路の部分の断面積をEとしたときに、
    E+F > D > E
    の関係を有することを特徴とする請求項1記載の打込機。
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