JP2011054543A - 空気極の製造方法、空気極及び固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

空気極の製造方法、空気極及び固体酸化物形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくできる上、反応分極の増大を抑制できる空気極の製造方法と空気極、及び固体酸化物形燃料電池を提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池(10)用の空気極(3)の製造方法であって、複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材(40)の気孔内(40a)に金属イオン溶液(50)を含浸させる含浸工程と、含浸させた多孔質材(40)を加熱する加熱工程とを含み、前記複合酸化物粒子は、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.6<y<1.0である)で表される複合酸化物からなり、金属イオン溶液(50)は、Coイオンと、La及びSrから選ばれる1種以上の金属のイオンとを含む空気極(3)の製造方法とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気極の製造方法と空気極、及び固体酸化物形燃料電池に関する。
従来の固体酸化物形燃料電池において、空気極に使用される材料としては、ランタンストロンチウムマンガン複合酸化物(LSM)、ランタンストロンチウムコバルト複合酸化物(LSC)、ランタンストロンチウムコバルト鉄複合酸化物(LSCF)などの複合酸化物が通常用いられる。
このうちLSCFは、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83−δの元素組成とすることにより、比較的高い電極活性と、電解質材料に近い熱膨張率が得られるため、多く採用される傾向にある。一方、電極活性だけを考えるとLa0.6Sr0.4Co0.8Fe0.23−δなどのCo比率が高い元素組成が望ましい。しかし、Co比率が高くなると、熱膨張率が大きくなる傾向にあるため、電池の製造時や運転時のヒートサイクルにより、電解質層から空気極が剥離する等の不具合が生じるおそれがあり、信頼性に欠ける。
他方、空気極の電極特性を改善するために、金属アルコキシド溶液に、複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材を含浸させ、これを焼成することによって、空気極を形成する方法が提案されている。例えば、下記特許文献1には、La及びCoを含む金属アルコキシドのトルエン溶液に、LSM系複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材を含浸させ、これを焼成して得られた空気極が開示されている。また、下記特許文献2には、LaSrCo及びFeをLa:Sr:Co:Fe=0.78:0.2:0.7:0.3の組成比で含む金属アルコキシドのトルエン溶液に、LSM系複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材を含浸させ、これを焼成して得られた空気極が開示されている。
特開2002−352808号公報 特開2003−187811号公報
しかし、上記特許文献1及び2は、いずれも多孔質材に含まれていない金属元素(CoやFe)を含む金属アルコキシド溶液に、多孔質材を含浸させるため、多孔質材を構成する複合酸化物粒子の表面に当該多孔質材に含まれていない元素を含む表層が形成される。その結果、多孔質材と表層との間の界面抵抗により、電極活性が低下し、反応分極が増大するおそれがあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくできる上、反応分極の増大を抑制できる空気極の製造方法と空気極、及び固体酸化物形燃料電池を提供する。
上記目的を達成するため、本発明の空気極の製造方法は、固体酸化物形燃料電池用の空気極の製造方法であって、複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材の気孔内に金属イオン溶液を含浸させる含浸工程と、前記含浸させた多孔質材を加熱する加熱工程とを含み、前記複合酸化物粒子は、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.6<y<1.0である)で表される複合酸化物からなり、前記金属イオン溶液は、Coイオンと、La及びSrから選ばれる1種以上の金属のイオンとを含む空気極の製造方法である。なお、本明細書において空気極の構成元素の組成比は、特に記載の無い場合、空気極全体の平均組成比を示す。
本発明の空気極の製造方法によれば、多孔質材を構成する複合酸化物粒子の表層部において、複合酸化物粒子結晶の一部のFeがCoに置き換わると考えられる。これにより、電極反応の反応場となる複合酸化物粒子の表層部においては、Coの組成比率が高くなることによって、電極活性が高くなり、反応分極の増大を抑制できると考えられる。一方、複合酸化物粒子の表層部以外はFeの組成比率が高いまま維持されるので、空気極全体としては電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくできると考えられる。
本発明の空気極の製造方法では、前記加熱工程において、前記含浸させた多孔質材を550〜750℃で加熱することが好ましい。複合酸化物粒子の内部までCoが拡散しない程度に、複合酸化物粒子の表層部のCoの組成比率を上げることができるからである。この場合、前記含浸させた多孔質材を550〜750℃で30〜120分間加熱することがより好ましい。上記効果をより一層発揮させることができるからである。
本発明の空気極の製造方法では、表面張力、粘度等の溶液特性の調整の容易性や、金属イオンの溶解性の観点から前記金属イオン溶液が水溶液であることが好ましい。この場合、金属イオン溶液がキレート剤を更に含むことが好ましい。金属イオン溶液の表面張力(接触角)を適正な範囲に保つことができるため、多孔質材の気孔壁面に対する金属イオン溶液の濡れ性が向上するからである。前記キレート剤としては、オキシカルボン酸類が好ましい。金属イオン溶液の表面張力(接触角)の制御を容易に行うことができるからである。
前記金属イオン溶液が水溶液の場合は、多価アルコールを更に含むことが好ましい。金属イオン溶液の粘度を適正な範囲に保つことができるため、多孔質材の下部に偏析することなく気孔壁面の全面に亘って金属イオン溶液を含浸させることができるからである。
本発明の空気極の製造方法では、前記金属イオン溶液中の金属イオンの合計濃度が、0.5〜2.0mol/Lであることが好ましい。複合酸化物粒子の表層部のCoの組成比率を上げることができるからである。
本発明の空気極の製造方法では、前記含浸工程が、電解質層上に設けられた前記多孔質材の気孔内に前記金属イオン溶液を含浸させる工程であり、前記電解質層が、ジルコニア系電解質材料、セリア系電解質材料、又はランタンガレート系電解質材料により形成されていることが好ましい。電解質層が、上記いずれかの材料により形成されている場合は、空気極と電解質層との間の熱膨張率の差を容易に小さくできるからである。
本発明の第1の空気極は、上述した本発明の空気極の製造方法により得られる空気極である。本発明の第1の空気極によれば、上述した本発明の空気極の製造方法と同様の効果が得られる。
本発明の第2の空気極は、固体酸化物形燃料電池用の空気極であって、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.5<y<1.0である)で表される複合酸化物からなる複合酸化物粒子が焼結して形成されており、前記複合酸化物粒子の表層部におけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)が、前記複合酸化物粒子の内部におけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)よりも大きい空気極である。
本発明の第2の空気極によれば、電極反応の反応場となる複合酸化物粒子の表層部においては、Coの組成比率が高いため、電極活性が高くなり、反応分極の増大を抑制できる。一方、複合酸化物粒子の表層部以外はFeの組成比率が高いため、空気極全体としては電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくできる。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、電解質層と、この電解質層を挟持する空気極及び燃料極とを含む固体酸化物形燃料電池であって、前記空気極が、上述した本発明の第1又は第2の空気極である。本発明の固体酸化物形燃料電池では、本発明の第1又は第2の空気極を用いるため、上述した本発明の第1又は第2の空気極と同様の効果が得られる。
本発明の固体酸化物形燃料電池では、前記電解質層が、ジルコニア系電解質材料、セリア系電解質材料、又はランタンガレート系電解質材料により形成されていることが好ましい。電解質層が、上記いずれかの材料により形成されている場合は、空気極と電解質層との間の熱膨張率の差を容易に小さくできるからである。
本発明の空気極を含む固体酸化物形燃料電池の一例を示す断面模式図である。 A〜Cは、図1に示す固体酸化物形燃料電池の製造方法の一例を示す工程別の断面模式図である。 A,Bは、図1に示す固体酸化物形燃料電池の製造方法の一例を示す工程別の断面模式図である。 Aは実施例3における金属イオン溶液の滴下前の多孔質材の走査型電子顕微鏡写真であり、Bは実施例3で得られた空気極の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例1〜3及び比較例1,2のX線回折パターンを示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気極を含む固体酸化物形燃料電池の一例を示す断面模式図である。なお、図1では、説明を分かり易くするために、空気極を誇張して描いている。
図1に示すように、固体酸化物形燃料電池セル10は、電解質層1と、この電解質層1を挟持する燃料極2及び空気極3とを含む。空気極3は、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.5<y<1.0である)で表される複合酸化物からなる複合酸化物粒子31が焼結して形成されている。なお、図1では、単セル構造の例を示しているが、本発明の固体酸化物形燃料電池はこれに限定されず、複数の単セルが積層されたスタック構造を有していてもよい。また、集電体等の他の部材を別途設けてもよい。
そして、複合酸化物粒子31の表層部31aにおけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)が、複合酸化物粒子31の内部31bにおけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)よりも大きい。これにより、電極反応の反応場となる複合酸化物粒子31の表層部31aにおいては、Coの組成比率が高いため、電極活性が高くなり、反応分極の増大を抑制できる。一方、複合酸化物粒子31の表層部31a以外はFeの組成比率が高いため、空気極3全体としては電解質層1との間の熱膨張率の差を小さくできる。なお、図1においては、説明を分かり易くするために、表層部31aと内部31bとの間の境界が明瞭となっているが、複合酸化物粒子31は、表層部31aから内部31bにかけて、Coの比率が徐々に減少しているものと考えられ、実際には明瞭な境界はないものと考えられる。表層部31aを複合酸化物粒子31の表面から50nmの深さまでの範囲と定義した場合は、複合酸化物粒子31の表層部31aにおけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)を、内部31bにおける組成比率(Co/Fe)で除した値が、2.0以上であることが好ましく、3.0以上であることがより好ましい。ここで、上記組成比率(Co/Fe)は、例えばオージェ電子分光法等により測定することができる。
上記xの範囲は0<x<1.0であるが、酸化物イオン導電性、及び電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくする観点から、xの範囲は0<x<0.6であることが好ましく、0.2<x<0.5であることがより好ましい。また、上記yの範囲は0.5<y<1.0であるが、電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくする観点、及び反応分極の増大を抑制する観点からyの範囲は0.6<y<1.0であることが好ましく、0.7≦y<1.0であることがより好ましい。
電解質層1を構成する電解質材料としては、特に限定されないが、ジルコニア系電解質材料、セリア系電解質材料、又はランタンガレート系電解質材料であることが好ましく、セリア系電解質材料であることがより好ましい。酸化物イオン導電性が高いからである。なお、ジルコニア系電解質材料とは、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)や、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)などをさす。また、セリア系電解質材料とは、ガドリニウムドープセリア(GDC)や、サマリウムドープセリア(SDC)などをさす。また、ランタンガレート系電解質材料とは、ストロンチウム及びマグネシウムを添加したランタンガレート(LSGM)などをさす。
燃料極2を構成する材料についても特に限定されず、例えばニッケルとGDCとの複合材料や、ニッケルとYSZとの複合材料、あるいはニッケルとScSZとの複合材料等が例示できる。
次に、図1に示す固体酸化物形燃料電池セル10の製造方法の一例について、図2A〜C及び図3A,Bを参照しながら説明する。
まず、図2Aに示すように、電解質層1となる緻密電解質用シート20を準備し、この緻密電解質用シート20の一方の面に燃料極材料を含むスラリー(図示せず)を塗布し、これを焼成して、図2Bに示す燃料極/電解質層ハーフセル30を作製する。
次に、燃料極/電解質層ハーフセル30の緻密電解質用シート20の他方の面に、多孔質材40(図2C)の構成材料を含むスラリー(図示せず)を塗布し、これを焼成して、図2Cに示す多孔質材40を形成する。ここで、多孔質材40は、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.6<y<1.0である)で表される複合酸化物からなる粒子の焼結体である。上記xの範囲は0<x<1.0であるが、酸化物イオン導電性、及び電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくする観点から、xの範囲は0<x<0.6であることが好ましく、0.2<x<0.5であることがより好ましい。また、上記yの範囲は0.6<y<1.0であるが、電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくする観点、及び反応分極の増大を抑制する観点からyの範囲は0.7<y<1.0であることが好ましく、0.8≦y<1.0であることがより好ましい。
次に、図3Aに示すように、得られた多孔質材40の気孔内40aに、Coイオンと、La及びSrから選ばれる1種以上の金属のイオンとを含む金属イオン溶液50を含浸させる。この際、図3Aに示すように、多孔質材40の表面40bにも金属イオン溶液50を塗布してもよい。含浸方法としては、多孔質材40の表面40b上にマイクロシリンジ等を用いて金属イオン溶液50を滴下する方法や、金属イオン溶液50に多孔質材40を浸漬する方法等が例示できる。
次に、上記含浸させた多孔質材40を加熱する。これにより、多孔質材40を構成する複合酸化物粒子の表層部において、複合酸化物粒子結晶の一部のFeがCoに置き換わると考えられる。これにより、電極反応の反応場となる複合酸化物粒子31(図3B)の表層部31aにおいては、Coの組成比率が高くなることによって、電極活性が高くなり、反応分極の増大を抑制できると考えられる。一方、複合酸化物粒子31の表層部31a以外はFeの組成比率が高いまま維持されるので、空気極3全体としては電解質層1との間の熱膨張率の差を小さくできると考えられる。以上の工程により、図3Bに示す固体酸化物形燃料電池セル10が得られる。
多孔質材40を加熱する加熱工程においては、多孔質材40を550〜750℃で加熱することが好ましく、600〜700℃で加熱することがより好ましい。複合酸化物粒子31の内部までCoが拡散しない程度に、複合酸化物粒子31の表層部31aのCoの組成比率を上げることができるからである。この場合、多孔質材40の加熱時間を30〜120分間とすることが好ましく、60〜90分間とすることがより好ましい。上記効果をより一層発揮させることができるからである。
また、多孔質材40を550〜750℃で加熱する場合、その前工程として、多孔質材40を150〜400℃で0.5〜2時間乾燥させる工程を設けることが好ましく、200〜300℃で1〜1.5時間乾燥させる工程を設けることがより好ましい。乾燥工程を設けることで、金属イオン溶液50に含まれる金属イオンを多孔質材40内に均一に固定できるからである。
金属イオン溶液50は、表面張力、粘度等の溶液特性の調整の容易性や、金属イオンの溶解性の観点から水溶液であることが好ましい。この場合、金属イオン溶液50が、キレート剤を更に含むことが好ましい。金属イオン溶液50の表面張力(接触角)を適正な範囲に保つことができるため、金属イオン溶液50の気孔壁面40c(図3A参照)に対する濡れ性が向上するからである。上記キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)などのポリアミノカルボン酸類、クエン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、サリチル酸、アスコルビン酸などのオキシカルボン酸類、酢酸などのカルボン酸類、縮合リン酸塩等が挙げられるが、なかでもオキシカルボン酸類が好ましい。水への溶解性が高い上、金属イオン溶液50の表面張力(接触角)の制御を容易に行うことができるからである。
キレート剤を添加する際は、例えば、多孔質材40と同様の材料からなる緻密性空気極の表面に対する金属イオン溶液50(25℃)の接触角が90°以下となるように、キレート剤の添加量を調整すればよい。上記接触角は、例えばAdvanced Surface Technology Products社製の接触角測定装置(型式:VCA−Optima−XE)等により測定できる。
金属イオン溶液50が水溶液の場合は、エチレングリコールやプロピレングリコールなどの多価アルコールを更に含むことが好ましい。金属イオン溶液50の粘度を適正な範囲に保つことができるため、多孔質材40の下部に偏析することなく全面に亘って金属イオン溶液50を含浸させることができるからである。
多価アルコールを添加する際は、例えば、金属イオン溶液50(25℃)の粘度が1〜6mPa・sとなるように、多価アルコールの添加量を調整すればよい。上記粘度は、例えばBruckfield社製の粘度計(型式:DV−I)等により測定できる。なお、金属イオン溶液50の最適な粘度は、多孔質材40の気孔率や気孔径によって変わるため、例えば、気孔径が小さい場合は上記粘度範囲の低粘度側で調整し、気孔径が大きい場合は上記粘度範囲の高粘度側で調整すればよい。
金属イオン溶液50において、金属イオンの合計濃度は、0.5〜2.0mol/Lであることが好ましく、1.0〜2.0mol/Lであることがより好ましい。複合酸化物粒子31の表層部31aのCoの組成比率を上げることができるからである。また、金属イオン溶液50において、Coイオンの濃度をCmol/Lとし、La及びSrから選ばれる1種以上の金属のイオンの濃度をCmol/Lとしたときに、C/Cの値が0.9〜1.1の範囲であることが好ましい。Aサイト(希土類元素のサイト)とBサイト(遷移金属のサイト)の原子数のバランスを保つことができるからである。
多孔質材40の気孔壁面40cの全面に亘って均一に金属イオン溶液50を含浸させるには、当該気孔の平均孔径が0.1〜2.0μmであることが好ましく、0.15〜0.5μmであることがより好ましい。上記平均孔径は、例えば、多孔質材40を形成するためのスラリーを調製する際に、使用する複合酸化物粒子の平均粒子径を調整することによって制御できる。なお、上記「平均孔径」は、以下の方法で測定することができる。
(平均孔径の測定方法)
ビーカーにサンプル(多孔質材)を入れ、ロータリーポンプを用いて真空容器中で30分間真空脱泡した後、このビーカーに熱硬化性樹脂を流し込み、1時間ロータリーポンプで脱気して、多孔質材の内部に樹脂を浸透させる。次いで、このビーカーを乾燥機に入れて、60℃で24時間保持し、上記樹脂を硬化させる。次いで、このサンプルを、研磨機を用いてダイヤモンドペースト(砥粒の平均粒子径:1μm)により研磨し、測定する多孔質材の表面出しを行う。そして、この表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により5000倍で観察する。次いで、測定範囲10μm四方の画像をA3用紙に出力し、当該画像上に、紙面の長辺方向と平行な方向に横切る任意の直線を引く。そして、直線が横切る各気孔部において、当該気孔部により切り取られる直線の長さを当該気孔部の孔径として記録し、測定した気孔数が200を超えるまで上記作業を繰り返す。次いで、上記で求めた孔径の累積分布グラフを作成し、50%累積頻度径(メディアン径)となる孔径を平均孔径とする。
次に、本発明の好適な実施例について、比較例と併せて説明する。なお、各種物性値等については、下記のようにして測定を行った。
(BET値)
原料粉末のBET値は、株式会社マウンテック製MODEL−1201を用い、一点式BET法により測定した。
(平均粒子径)
原料粉末の平均粒子径は、マイクロトラック(日機装株式会社製MT3300)により測定した。
(セル電圧)
ハーフセルのセル電圧は、600℃の温度条件で、空気極に空気、対極に3%加湿水素をそれぞれ供給し、電流パルス発生器(北斗電工株式会社製、HC-111)を用いて電流を印加し、デジタルマルチメーター(株式会社アドバンテスト製、R6452A)により測定した。
(反応分極)
反応分極(η)は、ハーフセルの開回路電圧を上記デジタルマルチメーターにより測定し、別途、電流遮断法により、オシロスコープ(横河電気株式会社製、DL1620)を用いてハーフセルの電圧損失(IR-loss)を測定し、上記測定方法で得られたハーフセルのセル電圧と、上記開回路電圧及び電圧損失(IR-loss)から以下の式により算出した。
反応分極=開回路電圧−セル電圧−電圧損失
(組成分析)
組成分析は、高周波プラズマ発光分析(ICP、株式会社島津製作所製ICPS−8100)により行った。サンプルは、塩酸5mlと水5mlの混合液に、多孔質材又は空気極の試料粉末0.1gを添加した後、加熱下で溶解させた上、純水で希釈して調製し、定量は、各元素の標準試料に基づいて行った。
(相組成)
空気極の相組成は、X線回折(株式会社リガク製RINT2000)により評価を行った。
(微細構造)
多孔質材及び空気極の微細構造は、走査型電子顕微鏡(株式会社日立ハイテクノロジーズ製S−3400N)により評価を行った。
[実施例1]
(緻密電解質用シートの形成)
緻密電解質用シートの出発原料として、Gdが10mol%ドープされたCeO(GDC)粉末(BET値11m/g)を準備した。そして、このGDC粉末100重量部に対し分散剤(日本油脂株式会社製、マリアリムAKM-0531)を3重量部加え、これらをエタノール中に分散させた。次いでこれらを24時間混合した後、GDC粉末100重量部に対し結合剤としてポリビニルブチラール(PVB)を12重量部加え、再び24時間混合し、GDC粉末のスラリーを調製した。続いて、このスラリーを脱泡した後、ドクターブレードを用いてキャリアフィルム上に塗布し、乾燥することによってエタノールを除去した。得られたシート(厚み約400μm)を直径19mmの大きさに切り抜き、1400℃で焼成することで緻密電解質用シートを得た。
(空気極骨格/電解質層ハーフセルの形成)
空気極骨格(多孔質材)を形成する出発原料として、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8(LSCF)粉末(BET値13m/g、平均粒子径1.8μm)を準備した。このLSCF粉末100重量部に対しポリエチレングリコールを33重量部加え、これらをエタノール中で30分間混合してLSCFスラリーを調製した。このスラリーを上記緻密電解質用シート上にスクリーン印刷法により塗布した。これを900℃で2時間焼成し、LSCFからなる空気極骨格(多孔質材)と電解質層との積層体(空気極骨格/電解質層ハーフセル)を得た。このハーフセルにおいて、LSCF層(空気極骨格)の厚みは15μmで、電解質層の厚みは約300μmであった。
(金属イオン溶液の調製)
金属イオン溶液の出発原料として、硝酸ランタン、硝酸コバルト、クエン酸、及びエチレングリコールを準備した(全て、99重量%以上の純度で、ナカライテスク株式会社より購入)。上記硝酸ランタン1mol、硝酸コバルト1mol、クエン酸2mol、及びエチレングリコール2molをイオン交換水に加え、1Lの水溶液を調製した。そして、当該水溶液を、ホットスターラーを用いて65℃に保持し、攪拌速度200rpmで3時間攪拌混合することで、含浸用の金属イオン溶液を調製した。
(含浸工程及び加熱工程)
上記の多孔質材の表面上に、マイクロシリンジを用いて上記金属イオン溶液(25℃)を多孔質材1cmあたり4μL滴下した後、空気雰囲気中、200℃で1時間乾燥し、続いて空気雰囲気中、600℃で1時間保持した。これにより、多孔質材の気孔壁面のコバルト組成比率が内部よりも高い空気極を形成し、実施例1のハーフセル(空気極/電解質層ハーフセル)を得た。なお、反応分極等の電気化学特性測定のための対極、参照極は市販のPtペースト(田中貴金属工業株式会社製TR−7905)を用いて作製した。
[実施例2]
金属イオン溶液の出発原料として硝酸ランタンの代わりに硝酸ストロンチウムを用いたこと以外は、上記実施例1と同様の方法で、実施例2のハーフセルを得た。
[実施例3]
金属イオン溶液の出発原料として、硝酸ランタン、硝酸ストロンチウム、硝酸コバルト、クエン酸、及びエチレングリコールを準備した。上記硝酸ランタン0.5mol、硝酸ストロンチウム0.5mol、硝酸コバルト1mol、クエン酸2mol、及びエチレングリコール2molをイオン交換水に加え、1Lの水溶液を調製した。その後は、実施例1と同様の方法で、実施例3のハーフセルを得た。金属イオン溶液の滴下前の多孔質材の微細構造(走査型電子顕微鏡写真)を図4Aに示し、実施例3で得られた空気極の微細構造(走査型電子顕微鏡写真)を図4Bに示す。図4A,Bより、滴下前後で外観上の変化がないことから、微粒子の析出はなく、多孔質材表面に別の層が積層されていないことが分かる。
[比較例1]
金属イオン溶液の出発原料として、硝酸コバルト、クエン酸、及びエチレングリコールを準備した。上記硝酸コバルト1mol、クエン酸2mol、及びエチレングリコール2molをイオン交換水に加え、1Lの水溶液を調製した。その後は、実施例1と同様の方法で、比較例1のハーフセルを得た。
[比較例2]
金属イオン溶液の含浸工程を行わないこと以外は、実施例1と同様の方法で、比較例2のハーフセルを得た。
上記実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。また、実施例1〜3及び比較例1,2のX線回折パターンを図5に示す。なお、表1において、実施例1〜3及び比較例1の「空気極の平均組成比」については、含浸工程前の多孔質材をサンプリングして上述の組成分析方法により組成を分析した後、この分析値と、使用した金属イオン溶液中の金属含有量とから算出された平均組成比である。
Figure 2011054543
表1に示すように、実施例1〜3では、Coに対してFe比率が高い元素組成を有する上(即ち、電解質材料との間の熱膨張率の差を小さくできる上)、比較例1,2よりも反応分極を抑制できることが分かる。また、図5に示すように、実施例1〜3及び比較例2についてはLSCFのピークのみが観測されたが、比較例1はLSCFのピーク以外にCoのピークも観測された。この結果から、比較例1の空気極については、LSCFからなる多孔質材の表面にCoからなる層が積層されているものと考えられる。
1 電解質層
2 燃料極
3 空気極
10 固体酸化物形燃料電池セル
20 緻密電解質用シート
30 燃料極/電解質層ハーフセル
31 複合酸化物粒子
31a 表層部
31b 内部
40 多孔質材
40a 気孔内
40b 表面
40c 気孔壁面
50 金属イオン溶液

Claims (13)

  1. 固体酸化物形燃料電池用の空気極の製造方法であって、
    複合酸化物粒子が焼結して形成された多孔質材の気孔内に金属イオン溶液を含浸させる含浸工程と、前記含浸させた多孔質材を加熱する加熱工程とを含み、
    前記複合酸化物粒子は、La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.6<y<1.0である)で表される複合酸化物からなり、
    前記金属イオン溶液は、Coイオンと、La及びSrから選ばれる1種以上の金属のイオンとを含む空気極の製造方法。
  2. 前記加熱工程において、前記含浸させた多孔質材を550〜750℃で加熱する請求項1に記載の空気極の製造方法。
  3. 前記加熱工程において、前記含浸させた多孔質材を550〜750℃で30〜120分間加熱する請求項1に記載の空気極の製造方法。
  4. 前記金属イオン溶液は、水溶液である請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気極の製造方法。
  5. 前記金属イオン溶液は、キレート剤を更に含む請求項4に記載の空気極の製造方法。
  6. 前記キレート剤は、オキシカルボン酸類である請求項5に記載の空気極の製造方法。
  7. 前記金属イオン溶液は、多価アルコールを更に含む請求項4〜6のいずれか1項に記載の空気極の製造方法。
  8. 前記金属イオン溶液中の金属イオンの合計濃度が、0.5〜2.0mol/Lである請求項4〜7のいずれか1項に記載の空気極の製造方法。
  9. 前記含浸工程は、電解質層上に設けられた前記多孔質材の気孔内に前記金属イオン溶液を含浸させる工程であり、
    前記電解質層は、ジルコニア系電解質材料、セリア系電解質材料、又はランタンガレート系電解質材料により形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気極の製造方法。
  10. 固体酸化物形燃料電池用の空気極であって、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造方法により得られる空気極。
  11. 固体酸化物形燃料電池用の空気極であって、
    La1−xSrCo1−yFe3−δ(ただし、xの範囲は0<x<1.0であり、yの範囲は0.5<y<1.0である)で表される複合酸化物からなる複合酸化物粒子が焼結して形成されており、
    前記複合酸化物粒子の表層部におけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)が、前記複合酸化物粒子の内部におけるFeに対するCoの組成比率(Co/Fe)よりも大きい空気極。
  12. 電解質層と、この電解質層を挟持する空気極及び燃料極とを含む固体酸化物形燃料電池であって、
    前記空気極は、請求項10又は11に記載の空気極である固体酸化物形燃料電池。
  13. 前記電解質層は、ジルコニア系電解質材料、セリア系電解質材料、又はランタンガレート系電解質材料により形成されている請求項12に記載の固体酸化物形燃料電池。
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