JP2011053879A - 自動取引装置及び自動取引システム - Google Patents

自動取引装置及び自動取引システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011053879A
JP2011053879A JP2009201605A JP2009201605A JP2011053879A JP 2011053879 A JP2011053879 A JP 2011053879A JP 2009201605 A JP2009201605 A JP 2009201605A JP 2009201605 A JP2009201605 A JP 2009201605A JP 2011053879 A JP2011053879 A JP 2011053879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
color
video data
atm
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009201605A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tamura
雅宏 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2009201605A priority Critical patent/JP2011053879A/ja
Priority to CN 201010176436 priority patent/CN102005094B/zh
Publication of JP2011053879A publication Critical patent/JP2011053879A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】ATM10の取引と映像データの関連付けをする手段であって、正確で且つ負荷のかからない手段が求められている。
【解決手段】ATM10において、取引が開始されたとき、取引通番を所定の除数で割った剰余を求め、その剰余により表示部13に表示する色を選択して表示する。一つの取引が終了したときは、取引結果及び表示した色の情報を含む取引履歴を電子ジャーナル32aに記録する。何らかの事件発生時には、記録した取引履歴を読み出し、ジャーナルに印刷して出力する。
監視部は、監視カメラ3により、ATM10及び利用者を撮影した映像データを映像記憶部5に取り込み、入出力部6からの日時と時刻入力により、映像記憶部5に格納されている映像データを検索して表示する。取引履歴の色の情報と表示された映像データとの比較により取引と映像データの対応付けをするようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者の操作によって取引を行う現金自動預け払い機(以下「ATM」という。)等の自動取引装置と、この自動取引装置及び監視部を有する自動取引システムとに関するものである。
従来、銀行等の金融機関の店舗におけるATM設置コーナにおいては、例えば、取引中の利用者の暗証番号等の個人情報の盗視や現金の不正引出し等の不正行為の予防又は不正行為の発生時の監視のために監視カメラを有する監視部が設置されている。監視カメラは、ATM設置コーナの複数のATMに対面し、ATMと利用者全体とを撮影するように配置されている。
撮影された映像は、監視サーバを介して、映像記憶部にフレーム画像として記憶される。不正行為等何らかの事件が発生したときは、このときの取引の取引時刻を含む取引履歴を記録しているATM内の電子ジャーナルを読み出し、この取引履歴に記録されている時刻に基づいて、映像記憶部内のフレーム画像を読み出して、その映像データを目視で確認することが行われている。
このような、監視部に関する技術は、特許文献1及び非特許文献1に記載されている。特許文献1には、監視サーバにより映像記憶部に記憶されているフレーム画像を解析してATM付近にいる不審者を検出し、取引中の利用者に注意、警告する技術が記載されている。非特許文献1には、動画像処理技術による映像監視の高度化の技術が開示されている。
特開2006−331049号公報
沖テクニカルレビューVol.78,No.1 第56〜78頁
しかしながら、従来の技術では、ATMの取引と映像データの関連付けを正確行うことが困難となるという課題があった。
即ち、不正行為等何らかの事件が発生したときは、当該の取引の取引時刻を含む取引履歴を記録しているATM内の電子ジャーナルを読み出す。そして、この時刻に基づいて、映像記憶部内の映像データを目視で確認してATMでの取引と映像データとの対応付けを行う。このとき、ATMで記録した時刻と監視カメラによる撮影時に映像データに付与された時刻との間にずれがあったときは、ATMの取引と映像データとの関連付けを正確行うことが困難である。
更に、映像と複数のATMの取引との対応付けは、目視によるため時間と労力とを必要とするという課題がある。
本発明の自動取引装置は、利用者の操作により取引を行う自動取引装置であって、前記利用者による前記取引ごとに、異なる色を選択する色選択手段と、前記色選択手段により選択された前記色を表示する表示手段と、前記利用者による前記取引が終了したとき、前記取引の取引結果及び前記色の情報を含む取引履歴を記録する記録手段と、外部からの指示に基づき、前記記録手段に記録された前記取引履歴を出力する出力手段とを有している。
前記色選択手段は、前記取引を識別するための取引通番を所定の除数で割った剰余を求め、前記剰余により前記色を選択するように構成されている。
本発明の自動取引システムは、前記自動取引装置と、前記表示手段及び前記利用者を撮影して映像データを取り込む前記監視カメラと、前記映像データを記憶する映像記憶部と、前記監視カメラにより取り込まれた前記映像データを編集して前記映像記憶部に記憶させ、外部からの検索要求により、前記映像記憶部に記憶されている前記映像データを検索する監視サーバとを有している。
本発明の自動取引装置及び自動取引システムによれば、自動取引装置で記録した時刻と監視カメラによる撮影時に映像データに付与された時刻とにずれがあったとしても、自動取引装置で記録した時刻を基に、その時刻付近の映像データを目視で確認すれば、取引履歴の色の情報と映像データとの色の対応付けにより、自動取引装置の取引と映像データとの関連付けを正確に行うことが可能となる。
更に、記録された映像データの目視による確認において、取引時刻と色の情報とを併用することで確認の労力と時間を軽減することができる。特に、色の並び順は、一定でこれがサイクリックに繰り返されるので、映像データの確認がより容易になる。
図1は本発明の実施例1における自動取引システムの概略を示す構成図である。 図2は図1のATMを示す外観図である。 図3は図1のATMの機能ブロック図である。 図4は図3の入力操作部上に取引開始前に表示される取引選択画面を示す図である。 図5は図1のATMにおける色選択処理、表示処理及び電子ジャーナル作成処理を示すフローチャートである。 図6は図1の自動取引システムにおける目視チェックの仕組みを示す説明図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における自動取引システムの概略を示す構成図である。
本実施例1の自動取引システムは、銀行等の金融機関の店舗におけるATM設置コーナに設けられた複数の自動取引装置(例えば、ATM)10−1〜10−Nと、これらのATM10−1〜10−N及び利用者を監視する監視部とにより構成されている。ATM10−1〜10−Nは、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という。)1に接続され、ゲートウェイ(以下「GW」という。)2を介して図示しないホストコンピュータに接続されている。なお、ATM10−1〜10−Nは、同一の構成、機能を有しており、特に、区別する必要がない場合は、単にATM10という。ATM10は、取引ごとに変化する色を表示する表示手段(例えば、表示部)13と、取引結果を記録する記録手段(例えば、電子ジャーナル)32aとを有している。
ATM設置コーナに設置された監視部は、表示部13及び利用者を撮影して映像データを取り込む監視カメラ3と、映像データを記憶する映像記憶部5と、監視カメラ3により取り込まれた映像データを編集して映像記憶部5に記憶させ、外部からの検索要求により、映像記憶部5に記憶されている映像データを検索する監視サーバ4とを有している。監視サーバ4は、検索のためのキー入力操作や検索結果としての映像データの表示等を行う入出力部6を有している。
不正行為等何らかの事件が発生したときは、金融機関の職員又はATM10の監視業務を委託された保守会社や警備会社の職員によって、取引履歴を記憶しているATM10内の電子ジャーナル32aの所定部分を印字出力し、取引履歴内に記録されている時刻に基づいて、入出力部6を用いて、映像記憶部5内のフレーム画像を読み出し、目視で確認することが行われる。
図2は、図1のATMを示す外観図である。
ATM10は、利用者自身の操作により、現金の預入れ、現金の引出し、振込、残高照会、通帳記入等の取引を行うためのものである。ATM10は、熱や衝撃に対し一定の強度を有する鉄材で作られたキャビネット11で覆われている。ATM10の前面は、利用者が操作するための操作面11aが略水平に利用者の方向に突き出している。操作面11aの奥方向には、操作面11aから連続して投入面11bが設置されている。更に、投入面11bに連続して挿入面11cが略垂直に立ち上がっている。
前記操作面11aには、操作のためのガイダンスを表示し、各種取引のための入力を行う入力操作部12が設けられている。投入面11bには、入出金取引等、現金を扱う取引での現金の受付取出口である紙幣投入取出口17aと硬貨投入取出口18aが設けられている。挿入面11cには、通帳の受付取出口である通帳取扱口16a、キャッシュカード(以下「カード」という)の受付取出口であるカード取扱口14a及びスピーカ15aが設けられている。挿入面11cの上部には、例えば、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)を用いた表示部13が設けられている。
図3は、図1のATMの機能ブロック図である。
ATM10は、制御部31と、取引履歴を格納する電子ジャーナル32aを有する記憶部32とを備えている。制御部31は、プログラム制御によりATM10全体を制御するものである。
制御部31は、表示部13に表示する色を選択する色選択手段31aと、選択した色を表示部13に表示する表示制御手段31bと、取引結果と表示した色の情報を含む取引履歴を記憶部32内の電子ジャーナル32aに記録する記録制御手段31cと、電子ジャーナル32aに記録した取引履歴を、出力手段(例えば、カードリーダ・ライタ部)14により、ジャーナルに印字してカード取扱口14aに排出する出力制御手段31dとを有している。LANインタフェース部33は、LANプロトコルにより、GW2と通信を行いホストコンピュータとのデータの送受信を行う機能を有している。
制御部31により制御される入力操作部12は、文字や図形等で構成される操作画面を表示する図示しない液晶表示部(以下「LCD表示部」という。)と、LCD表示部上に設けられた情報入力のためのタッチパネル入力部とから構成されている。表示部13は、制御部31から指定された色を表示する機能を有している。
カードリーダ・ライタ部14は、カード取扱口14aに挿入されたカードの内容を読み取り/書き込みしてカード取扱口14aに排出する機能及び明細票やジャーナルに取引内容や取引履歴等を印字してカード取扱口14aに排出する機能を有している。音声案内部15は、利用者に対する各種案内及び連絡を、スピーカ15aを通じて音声で出力するものである。
通帳部16は、通帳取扱口16aに挿入された通帳の記帳処理を行い通帳取扱口16aに排出する機能を有している。紙幣入出金部17は、入金処理においては、紙幣投入取出口17aにセットされた紙幣を取り込み、紙幣の真贋を鑑別し、計数してATM10内の図示しない収納庫に取り込み、出金処理においては、収納庫から紙幣を取出し、紙幣の真贋を鑑別し、計数して紙幣投入取出口17aに排出する機能を有している。硬貨入出金部18は、硬貨投入取出口18aに接続されており、紙幣の場合とほぼ同様の処理を行う。
図4は、図3の入力操作部上に取引開始前に表示される取引選択画面を示す図である。
本取引選択画面には、「いらっしゃいませ ご希望の取引を押してください」の文言と、預入れ12a―1、引出し12a―2、振込12a―3等の取引選択ボタンが配列されている。
(実施例1のATMの動作)
図5は、図1のATMにおける色選択処理、表示処理及び電子ジャーナル作成処理を示すフローチャートである。
図5のステップS1において、ATM10に電源が投入され、処理が開始される。ステップS2において、図示しないホストコンピュータとATM10との取引開始手続きの後、制御部31は、取引通番の初期化を行う。取引通番は、ATM10ごとに利用者によって行われる取引を識別するための連番で記憶部32に記憶されている。
ステップS3において、利用者により取引が開始されたとき、即ち、図4の取引選択画面が入力操作部12に表示され、利用者がいずれかの取引選択ボタン12aを選択したときは、色選択手段31aは、取引通番を除数5で割り、その剰余を求める。但し、取引通番が5より小のときは、その取引通番を剰余とみなす。ステップS5において、求めた剰余に基づき、予め、記憶部32に記憶してある剰余と色の図示しない対応表により表示部13への表示色を選択する。例えば、剰余と色の対応は、剰余が0のときは、白、剰余が1のときは、青、剰余が2のときは、黄、剰余が3のときは、緑、剰余が4のときは、赤のように決められている。
ステップS6において、表示制御手段31bは、選択された色、例えば、青を、表示部13に表示する。利用者が取引を行っている間は、例えば、青が継続して表示されている。ステップS7において、利用者の取引が終了したときは、ステップS8において、表示制御手段31bは、表示部13を消灯して表示色を消去する。
続いて、ステップS9において、記録制御手段31cは、当該取引の取引通番及び取引時刻を含む取引結果と表示部13へ表示した色の情報とを電子ジャーナル32aに記録する。ステップS10において、図示しないホストコンピュータとATM10との間で、ATM10の業務終了処理の手続きが行われるまでは、ステップS3へ戻り、ステップS3,S4,S5,S6,S7,S8,S9を繰り返す。即ち、利用者による取引が行われる都度、表示部13に、色選択手段31aにより選択された色が表示され、更に、当該の取引が終了すると、表示部13が消灯し、当該取引の取引結果及び表示部13へ表示した色の情報が電子ジャーナル32aに記録される。ステップS10において、ホストコンピュータとATM10との間で、ATM10の業務終了処理の手続きが行われたときは、本処理を終了する。
(実施例1の自動取引システムの全体動作)
ATM設置コーナには、複数のATM10に対向して、映像撮影用のカメラである監視カメラ3が設けられおり、複数のATM10及び取引中の利用者が撮影できるように設置されている。更に、この監視カメラ3の位置は、ATM10の挿入面11cの上部に設けられた表示部13が発光する表示光を撮影後目視で認識可能に撮影できるように設置されている。監視カメラ3で撮影された映像は、ATM設置コーナと同一構内に設置されている監視サーバ4を介して転送され、映像記憶部5にフレーム画像として記録される。
監視カメラ3は、ATM設置コーナの複数のATM10を撮影しており、各ATM10の表示部13が取引ごとに表示色を変化させる様子を撮影する。撮影された表示部13の表示色の変化の様子は、映像記憶部5にフレーム画像として記録される。ATM10における取引は、概ね、3分程度を要する。一方、表示部13に表示される色は、本実施例1では、5色あり、取引が替わるごとに、これらの色がサイクリックに表示される。よって、色の表示が一巡するのに概ね、3分×5色=15分を要することになる。
不正行為等何らかの事件が発生したときは、金融機関の職員又はATM10の監視業務を委託された保守担当会社や警備会社の職員がATM10を操作することによって、出力制御手段31dは、当該の取引の取引時刻を含む取引履歴を記憶しているATM10内の電子ジャーナル32aを読み出してカードリーダ・ライタ部によりジャーナルに印刷する。この電子ジャーナル32aから読み出して印刷した取引履歴から色の情報を確認し、この色の情報と取引時刻に基づいて、入出力部6を用いて、映像記憶部5内のフレーム画像を読み出して映像データを目視で確認する。
図6は、図1の自動取引システムにおける目視チェックの仕組みを示す説明図である。
図6は、ATM10におけるある日、例えば、2009年7月23日木曜日の10時から10時20分頃までの取引の取引履歴と、その取引を撮影した映像データとの対応を示している。ここでは、ATM10の計時する時刻に対し、監視カメラ3の計時が6分遅れているケースを想定する。取引時間は、実際には、長短あるが、ここでは、3分と仮定する。
電子ジャーナル32aに記録された取引履歴には、通番、取引時刻、表示部13の表示色の情報、及びその他の取引結果が記録されている。図6では、説明のため、通番、取引時刻、表示部13の表示色の情報のみを記載する。映像データには、撮影時の年月日時刻が付与されている。図6では、単に時刻表示と表示部13の色のみを示す。
10時から10時15分までに7件の取引がATM10で行われている。その取引結果が取引履歴として電子ジャーナル32aに記録されている。通番012の取引時では、取引時刻が10時、表示部13の表示色が黄であることを示している。同様に、通番013の取引時では、取引時刻が10時3分、表示部13の表示色が緑であり、通番014の取引時では、取引時刻が10時6分、表示部13の表示色が赤であり、通番015の取引時では、取引時刻が10時9分、表示部13の表示色が白であり、通番016の取引時では、取引時刻が10時12分、表示部13の表示色が青であり、通番017の取引時では、取引時刻が10時15分、表示部13の表示色が黄であることを示している。
一方、映像データは、時刻表示が10時のとき、表示部13の表示色は白であり、時刻表示が10時3分のとき、表示部13の表示色は青であり、時刻表示が10時6分のとき、表示部13の表示色は黄であり、時刻表示が10時9分のとき、表示部13の表示色は緑であり、時刻表示が10時12分のとき、表示部13の表示色は赤であり、時刻表示が10時15分のとき、表示部13の表示色は白であることを示している。
この取引履歴と映像データとを比較すると、同一時刻において、表示部13の表示色が異なっている。これは、ATM10の計時時刻と監視カメラ3の計時時刻とが異なっていることを意味している。ここで、表示部13の表示色による対応付けを行うと、通番012の取引履歴は、表示色が黄で、時刻表示が10時6分の映像データに対応するものと推定される。同様に、通番013の取引履歴は、時刻表示が10時9分の映像データに、通番014の取引履歴は、時刻表示が10時12分の映像データに、通番015の取引履歴は、時刻表示が10時15分の映像データに、それぞれ、対応するものと推定される。このことからATM10の計時時刻と監視カメラ3の計時時刻は、およそ6分のずれがあるものと推定される。
前述したように、容易に識別可能な5種類の色である白、青、黄、緑、赤が取引の種類が替わるごとに順次表示され、この順序でサイクリックに表示される。ATM10の計時時刻と監視カメラ3の計時時刻とのずれの長さが、この色表示の1サイクルの時間内であれば、取引履歴に記録した色の情報と映像データの色との対応付けにより、ATM10の計時時刻と監視カメラ3の計時時刻のずれがあっても取引履歴の取引と映像データとを対応づけることができる。つまり、色の種類が多い方が、色表示の1サイクルの時間が長くなるので、ATM10の計時時刻と監視カメラ3の計時時刻とのより大きいずれにも対応できることになる。
一方、実施例1の5種類の色である白、青、黄、緑、赤に例えば、紫又は橙を加えて、6種類又は7種類とした場合、紫は、赤又は青との識別が困難であり、橙は、黄又は赤との識別が困難である。本実施例1では、例として、識別が容易である白、青、黄、緑、赤の5種類の色を用いている。これらの5色は、互いに色相差が大きく、且つ、無彩色である白を除いて、彩度が高い。
(実施例1の効果)
本実施例1のATM10及び自動取引システムによれば、ATM10の取引は、その取引の通番、取引時刻を含む取引結果及びそのときの表示部13の表示色の情報が電子ジャーナル32aに取引履歴として記録される。一方、監視カメラ3により、各ATM10の取引に対応して、表示部13に表示される色が取得され、その時の時刻が付与されて監視部の映像記憶部5に記録される。
その結果、ATM10で記録した時刻と監視カメラ3による撮影時に映像データに付与された時刻にずれがあったとしても、例えば、数分のずれであれば、ATM10で記録した取引履歴を印刷して取引履歴に記録された時刻を基に、その時刻付近の映像データを目視で確認すれば、取引履歴の色の情報と映像データの色の対応付けにより、ATM10の取引と映像データの関連付けを正確に行うことが可能となる。即ち、色の表示サイクルが5色で約15分程度であるので、取引履歴内の時刻付近の映像を確認して色による対応付けを行えば取引と映像データとを1対1に対応させることができる。
更に、記録された映像データの目視による確認において、取引時刻と色情報を併用することで確認の労力と時間を軽減することができる。特に、色の並び順は、一定でこれがサイクリックに繰り返されるので、映像データの確認がより容易になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(j)のようなものがある。
(a) 自動取引装置は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置されるATM10のみに限定されない。利用者による操作で取引を行う装置であれば、広く適用ができる。例えば、駅などに設置される券売機、空港などに設置される航空券発行機、スーパーマーケットに設置されるセルフレジ、住民票、戸籍、印鑑登録証明書等を発行する行政サービス端末機などが考えられる。
(b) 図5のステップS3において、利用者により取引が開始されたとき、色選択の処理を開始するように説明したが、近接センサで利用者がATM10に接近したことを検知したときに、色選択の処理を開始するようにしてもよい。
(c) 図5のステップS8において、一つの取引が終了したときは、表示制御手段31bは、表示部13の消灯を行うように説明したが、特定の色、例えば、白をATM10のアイドル状態を表示する色とし、これを表示するようにしてもよい。
(d) 図5のステップS3において、利用者により取引が開始されたときに色選択手段31aは、取引通番を5で割り、その剰余を求めるように説明したが、除数5は、表示色の種類に応じて、他の数であってもよい。例えば、除数を4とすれば、剰余は、0、1、2、3の4種類となるので、4種類の色に対応させればよい。
(e) 実施例1では、表示部13への表示時には、単色で表示することで説明したが、複数の色を表示するようにしてもよい。例えば、白、青、黄、緑、赤の5種類の色を用いて、表示部13に2種類の色を表示するようにした場合は、5色×5色=25パターンの情報を表示できる。
更に、表示した2種類の色の内の一つを、取引科目に割り当ててもよい。例えば、白を預入れに、青を引出しに、黄を振込に、緑を残高照会に、赤を通帳記帳に割り当てるようにしてもよい。
(f) 実施例1では、LEDを用いた表示部13で説明したが、これに限定されない。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイであってもよい。
(g) 実施例1では、ATM10に組み込まれた表示部13で説明したが、ATM10に外付けされた表示部13でもよい。
(h) 本実施例1では、監視システムは、ATM設置コーナと同一構内に設けられていることで説明したが、ATM設置コーナから遠隔の監視センタに設置されるようにしてもよい。
(i) 本実施例1では、映像記憶部5内の映像データを目視で確認することで説明したが、監視サーバ4に、フレーム画像ごとの特定部位の色を識別する手段を設け、監視サーバ4の処理により、フレーム画像を色別にソート/マージするようにしてもよい。例えば、変形例(e)のように、取引科目に色を割り当てた場合は、色によりソート/マージを行うことで映像データを科目別に分類することができる。このようにすることで、例えば、振り込め詐欺のような事件が多発する場合等において、振込取引の映像を重点的にチェックすることができる。
(j) 実施例1のATM10は、LAN1に接続され、GW2を介してホストコンピュータと通信することで説明したが、これに限定されない。例えば、ATM10とホストコンピュータとを専用回線で接続し、TDM(時分割多重化装置)等で分岐するように構成してもよい。
1 LAN
3 監視カメラ
4 監視サーバ
5 映像記憶部
6 入出力部
10 ATM
12 入力操作部
13 表示部
14 カードリーダ・ライタ部
14a カード取扱口
15 音声案内部
15a スピーカ
16 通帳部
16a 通帳取扱口
17 紙幣入出金部
17a 紙幣投入取出口
18 硬貨入出金部
18a 硬貨投入取出口
31 制御部
31a 色選択手段
31b 表示制御手段
31c 記録制御手段
31d 出力制御手段
32 記憶部
32a 電子ジャーナル
33 LANインタフェース部

Claims (6)

  1. 利用者の操作により取引を行う自動取引装置において、
    前記利用者による前記取引ごとに、異なる色を選択する色選択手段と、
    前記色選択手段により選択された前記色を表示する表示手段と、
    前記利用者による前記取引が終了したとき、前記取引の取引結果及び前記色の情報を含む取引履歴を記録する記録手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記色選択手段は、前記取引を識別するための取引通番を所定の除数で割った剰余を求め、前記剰余により前記色を選択することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記表示手段は、監視カメラから撮影可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動取引装置。
  4. 前記表示手段は、前記取引の開始時に前記色を表示し、前記取引の終了時に前記色の表示を消去することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動取引装置。
  5. 請求項3又は4記載の自動取引装置と、
    前記表示手段及び前記利用者を撮影して映像データを取り込む前記監視カメラと、
    前記映像データを記憶する映像記憶部と、
    前記監視カメラにより取り込まれた前記映像データを編集して前記映像記憶部に記憶させ、外部からの検索要求により、前記映像記憶部に記憶されている前記映像データを検索する監視サーバと、
    を有することを特徴とする自動取引システム。
  6. 前記映像データは、前記撮影時の時刻を有することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
JP2009201605A 2009-09-01 2009-09-01 自動取引装置及び自動取引システム Withdrawn JP2011053879A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201605A JP2011053879A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 自動取引装置及び自動取引システム
CN 201010176436 CN102005094B (zh) 2009-09-01 2010-05-12 自动交易装置以及自动交易系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201605A JP2011053879A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 自動取引装置及び自動取引システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011053879A true JP2011053879A (ja) 2011-03-17

Family

ID=43812424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009201605A Withdrawn JP2011053879A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 自動取引装置及び自動取引システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2011053879A (ja)
CN (1) CN102005094B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015069419A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 沖電気工業株式会社 自動取引装置、サーバ及び監視システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106250243B (zh) * 2016-08-11 2019-06-25 中国银行股份有限公司 基于轮询处理模式的银行系统应用的处理方法及装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1316384C (zh) * 2000-04-26 2007-05-16 电通应用股份有限公司 管理交易和清算的方法,通知关于消费动向的信息的方法
JP4394876B2 (ja) * 2002-12-25 2010-01-06 富士通株式会社 作業計画立案システム,作業計画立案プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2006185244A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015069419A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 沖電気工業株式会社 自動取引装置、サーバ及び監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102005094B (zh) 2013-05-01
CN102005094A (zh) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007014625A (ja) メダル計数管理システム
JP2015141682A (ja) 会計装置、チェックアウトシステムおよびプログラム
JP2020035015A (ja) チェックアウト装置
JP2006344105A (ja) Posシステムおよびposシステム制御方法
JP2007257502A (ja) 貨幣入金装置
JP6587816B2 (ja) 貨幣収集システム及び貨幣収集方法
JP2011053879A (ja) 自動取引装置及び自動取引システム
US11373487B2 (en) Automatic teller machine, terminal device, and medium reading method
JP5359419B2 (ja) 自動取引装置
JP5757183B2 (ja) 売上データ処理装置及びプログラム
JP2013020301A (ja) 精算システム
JP2010257349A (ja) 自動取引装置
JP5564775B2 (ja) 自動取引装置
JP2011118716A (ja) 自動取引装置
US20210272408A1 (en) Transaction device
JP2008146389A (ja) 現金処理装置
JP2017224364A (ja) 会計装置、チェックアウトシステムおよびプログラム
JP6111924B2 (ja) 取引装置及び取引方法
JP2022035589A (ja) 画像解析装置、監視システムおよびチェックアウトシステム
JP6303397B2 (ja) 精算システム及びプログラム
US20160125374A1 (en) Note Verify
EP3346436A1 (en) Recording apparatus and method for making characters on credit card unreadable
JP6704978B2 (ja) 会計装置およびプログラム
JP2022093997A (ja) チェックアウト装置および商品数のチェックプログラム
JP2018190283A (ja) 有価媒体処理システム、有価媒体入金機、データ取扱装置および有価媒体処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121106