JP2011053644A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ信号を用いたDA変換方式の直線性の良さなどのメリットを保持しつつ、表示する絵柄によるランプ信号線の負荷変動の影響を高精度に補正し、より歪の少ない映像を高画質に表示する。
【解決手段】ダミー画素DP1〜DPnに繋がるデータ線は実際の画素のデータ線と同じ構造をしているため、ここに流れる電流を検出すると、これは実際のデータ線に流れる電流Ipと同じものを検出したことになる。そこで、電流検出手段121は、ダミー画素DP1〜DPnに繋がるデータ線に流れる電流を基準電流として検出し、トランジスタQ0のドレインにトランジスタQc1から供給される検出電流と同じ値の電流を、トランジスタQ0とトランジスタQ1〜Qmとからなるカレントミラー回路により各ダミー負荷にも流すことで、ビデオスイッチt1〜tmがオフになっても精度良く負荷変動を補償する。
【選択図】図3

Description

本発明は液晶表示装置に係り、特にデジタル映像信号をランプ信号などを使ってデジタル−アナログ変換(以下、DA変換)して得たアナログ電圧で液晶素子を駆動する反射型液晶プロジェクタ装置等に用いる液晶表示装置に関する。
近年、プロジェクタ装置やプロジェクションテレビには画像を投影するための中心部品としてLCOS(Liquid Crystal on Silicon)型の液晶表示装置が多く用いられている。このLCOS型の液晶表示装置は、透明電極、液晶層、マトリクス状に配置された反射電極、及びシリコン基板上に液晶駆動回路が形成された液晶駆動素子などが重なった構造を有している。
従来の液晶表示装置では、複数本のデータ線(列信号線)と複数本のゲート線(行走査線)との各交差部にそれぞれ設けられた画素が、ゲート線を介して入力されるゲート信号により選択される。外部から入力されたアナログの映像信号は、ビデオスイッチとデータ線及び選択された各画素内にある垂直方向の画素選択トランジスタを経由して信号保持容量に書き込まれた後、反射電極に印加される。
液晶素子は、互いに対向して配置された反射電極と、共通電極(透明電極)との間に液晶層が挟持された構造であり、共通電極には固定電位が印加される。これにより、液晶表示装置は、上記のように反射電極を映像信号に応じた様々な電圧で駆動することで、液晶層の光透過率を制御し、映像として表示する。
上記の従来の液晶表示装置はアナログ映像信号を表示する構成である。しかし、近年、周辺回路のデジタル化が進み、それに伴い、映像信号としてデジタルデータを液晶素子に入力する方がシステム全体としては好都合になってきている。このデジタルデータを液晶素子により表示する液晶表示装置では、内部にDA変換回路を持つのが効率的である。
DA変換回路はいろいろな方式が考えられるが、ここで求められるマルチ出力のDA変換回路として、各出力の直線性の良さや面積的にも比較的小さくできるなどの利点から、ランプ信号(あるいはそれに準じた波形)を用いて、デジタル映像信号を画素単位でアナログ映像信号に変換して液晶素子を駆動する液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載の従来の液晶表示装置では、黒から白までの全映像信号の成分を持った単純な1H周期のランプ信号をビデオスイッチに供給すると共に、そのランプ信号に同期したクロックでカウンタをカウントアップしていく。そして、このカウント値とラインバッファにラッチされている水平方向の各画素値とをコンパレータにおいて画素単位で比較し、カウント値が上記のラインバッファにラッチされた画素値と同じ値になったら、その画素に対応するビデオスイッチをオフとし、このときのランプ信号の電圧をオフとされたビデオスイッチにデータ線を介して接続された画素に保持することでアナログ映像信号への変換が行われる。
この液晶表示装置では、最初に全てのビデオスイッチをオンしてから徐々に寄生容量などを充放電していって、デジタルデータに応じたランプ信号の所定の電圧をビデオスイッチをオフとしてサンプル・ホールドし、画素に供給する構成であり、該当する階調レベルに対応する画素列の対応するビデオスイッチがオフに移行するまでの期間、全ビデオスイッチがオン状態である期間が継続する。
しかし、この特許文献1記載の液晶表示装置は、前記のような利点を持つ反面、基準となるランプ信号からデジタルデータに応じた所定の電圧をサンプル・ホールドする方式であることから、表示する絵柄によっては複数の画素で同時に同じ電圧をサンプル・ホールドしたり、あるいは全くサンプル・ホールドされない電圧があったりと、ランプ信号に対する負荷状態が大きく変化することも多い。この変動によって表示画像に所謂ストリーキングと称される歪を発生してしまうという課題がある。
図12は、この表示画像の歪みの一例を示す。同図において、水平方向に灰色と黒色とが混在する絵柄を表示する場合には、黒色の画像IIの両側に表示される灰色の画像IIIは、水平方向全体にわたって一様に表示される灰色の背景画像Iより明るめとなり、横引き状の画像の歪として見える。すなわち、上記の液晶表示装置では、最初に全ビデオスイッチがオン状態にあり、その時データ線がランプ信号線の負荷となって作用している。そして、上記の液晶表示装置では、黒色に相当する画素列の複数のビデオスイッチが灰色部分の画素列の複数のビデオスイッチに先行してオフとなり、ランプ信号線の負荷が切り離されて低減し、ランプ信号線の電位が変動し、その後の灰色部分の画素列の輝度は図12にIIIで示すように増加する。
そこで、この課題を解決したDA変換器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載のDA変換器を液晶表示装置に適用した場合は、各データ線に繋がるサンプル・ホールド用のビデオスイッチがオフする時に発生する電圧変動を防止するために、その直前までと同じ電圧を発生させるダミー負荷を用意しておいて、オフになるときにこのダミー負荷と切替えて電圧変動を抑圧するものである。
特公平7−50389号公報 特表2002−505828号公報
特許文献1記載の液晶表示装置のように、ランプ信号を用いたDA変換方式では利点も大きい反面、絵柄による負荷の変動は避けられないため、表示画像に歪が出易いなどの課題がある。一方、特許文献2記載のDA変換器のように容量を用いたダミー負荷を用いた場合は、歪みの発生に対する一定の抑圧効果は期待できるものの、最近の高画質化の要求の中では十分とはいえない場合もある。
すなわち、高画質化に伴う表示画素数の増大とともにランプ信号に接続される画素数も増えるため、負荷の変動はより大きなものとなるのと同時に、表示画像の歪に対する許容値もより厳しいものになる。また、液晶表示装置ではダミー容量の精度やばらつきも大きな課題になる。
特にこの負荷変動に対する補正を精度良く実現するためには、データ線の容量とダミー容量を等しくすることが重要なポイントになるが、データ線の容量は各画素選択トランジスタのソース部の寄生容量の総和とデータ線の配線容量が合わさって形成されるのに対して、ダミー容量は例えば1個のMOS容量などで実現しなければならない。この種類の異なる2つの容量を等しい値で実現するのは極めて困難であり、歪の無い映像を高画質に表示する用途には課題が残る。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、ランプ信号を用いたDA変換方式の直線性の良さなどのメリットを保持しつつ、表示する絵柄によるランプ信号線の負荷変動の影響を高精度に補正し、より歪の少ない映像を高画質に表示し得る液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明の液晶表示装置は、複数のデータ線と複数のゲート線とが交差する交差部に、それぞれ液晶素子を備えた画素が複数配列された画素部と、複数のデータ線に対応して設けられており、1水平走査期間の最初にオンに制御された後、オフに制御されるまで時間の経過と共にレベルが変化する入力アナログ信号に応じた定電流を、対応して設けられたデータ線に供給して、そのデータ線の寄生容量を充電し、オフに制御された時のデータ線の寄生容量に充電した値を画素内の保持容量にサンプリング保持させる複数のビデオスイッチと、複数のゲート線を順次選択する垂直方向駆動手段と、デジタル映像信号における1ライン分の各画素の映像データを保持する保持手段と、保持手段で保持された1ライン分の各画素の映像データと、1水平走査期間内で最小の階調値から最大の階調値まで順次変化するカウント値とを画素単位で比較し、1水平走査期間の最初に制御信号により強制的に全ビデオスイッチを同時にオンに制御した後、映像データとカウンタ値との比較結果が一致を示す画素に対応したビデオスイッチをオフに制御する比較手段と、黒レベル及び白レベルのうち一方のレベルからスタートして1水平走査期間の終了時には他方のレベルに達するように1水平走査周期で漸次レベルが変化するランプ信号を生成し、そのランプ信号をランプ信号線を介して複数のビデオスイッチにアナログ信号として供給するランプ信号生成手段と、ビデオスイッチがオンの時にデータ線に供給されて、そのデータ線の寄生容量を充電する定電流と略等しい基準電流を発生する基準電流発生手段と、複数のビデオスイッチとランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチとランプ信号線との接続点に接続された配線に、基準電流を流す複数のダミー負荷手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の液晶表示装置は、第1の発明の基準電流発生手段とダミー負荷手段に替えて、画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線に接続されており、その信号線にランプ信号線を介して供給されるランプ信号による信号線の寄生容量の充電電流を流し、その充電電流を検出する少なくとも一以上の電流検出手段と、複数のビデオスイッチとランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチとランプ信号線との接続点に接続された配線に、電流検出手段により検出された電流を流す複数のダミー負荷手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の液晶表示装置は、第1の発明の基準電流発生手段とダミー負荷手段に替えて、ランプ信号線を介して供給されるランプ信号を所定レベルレベルシフトするレベルシフト手段と、画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線に接続されており、その信号線にレベルシフト手段によりレベルシフトされたランプ信号による信号線の寄生容量の充電電流を流し、その充電電流を検出する少なくとも一以上の電流検出手段と、複数のビデオスイッチとランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチとランプ信号線との接続点に接続された配線に、電流検出手段により検出された電流を流す複数のダミー負荷手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の液晶表示装置は、第1の発明の基準電流発生手段とダミー負荷手段に替えて、画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線を介して出力端子に接続された第1のトランジスタと、第1のトランジスタと共にカレントミラー回路を構成する第2のトランジスタと、カレントミラー回路が負帰還ループに挿入され、出力端子が第1及び第2のトランジスタの電源側端子に接続されたオペアンプとを備え、オペアンプが入力されるランプ信号線からのランプ信号電圧とカレントミラー回路からのダミー電圧との演算増幅出力信号を第1及び第2のトランジスタの電源側端子に供給し、第1のトランジスタを通して信号線にランプ信号による信号線の寄生容量の充電電流を流すと共に、その充電電流と同じ値の検出電流を第2のトランジスタの出力端子から出力させる少なくとも一以上の電流検出手段と、複数のビデオスイッチとランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチとランプ信号線との接続点に接続された配線に、電流検出手段から出力される検出電流と同じ値の電流を流す複数のダミー負荷手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の液晶表示装置は、第2又は第3の発明におけるダミー画素は、画素部の周辺に配置されている、画素部を構成する画素と同一構成で、かつ、表示上は見えないようにした画素であることを特徴とする。
本発明によれば、ランプ信号を用いたDA変換方式の直線性の良さなどのメリットを保持しつつ、表示する絵柄によるランプ信号線の負荷変動の影響を高精度に補正し、より歪の少ない映像を高画質に表示することができる。
本発明の液晶表示装置の一実施の形態の全体構成のブロック図である。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第1の実施の形態の部分構成図である。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第2の実施の形態の部分構成図である。 ダミー画素の位置を説明する図である。 図3の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第3の実施の形態の部分構成図である。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第4の実施の形態の部分構成図である。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第5の実施の形態の部分構成図である。 本発明の液晶表示装置中の負荷変動補償手段の第6の実施の形態の部分構成図である。 図9中のオペアンプの一例の回路図である。 図9の第6の実施の形態の効果を説明する充電電流の時間変化とランプ信号波形の一例を示す図である。 画像の歪みの一例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の全体構成のブロック図を示す。同図に示すように、本実施の形態の液晶表示装置100は、例えば反射型液晶プロジェクタ装置等に用いる液晶表示装置で、デジタル映像信号の画素データDATAが供給されるシフトレジスタ回路101と、シフトレジスタ回路101から出力されるデジタル映像信号を1ライン単位で一時保持する1ラインラッチ回路102と、所定周波数のカウンタクロックCKをカウントし、1ライン周期で一巡し、かつ、表示階調の最小値から最大値まで変化するカウンタ値を出力する階調カウンタ103と、m個(mは、1ラインの画素数)のコンパレータ1041〜104mと、ランプ信号発生器105と、負荷変動補償手段107と、m個のビデオスイッチt1〜tmと、画素部109と、垂直駆動回路110とから構成される。本実施の形態は、負荷変動補償手段107を有する点に特徴がある。
コンパレータ1041〜104mは、階調カウンタ103のカウンタ値と、1ラインラッチ回路102からの1ラインの画素データDATAとを画素毎に比較し、両者が一致したときに一致パルスを出力する。ランプ信号発生器105は、黒レベルから白レベルまで漸次変化する掃引信号である1H周期のランプ信号を、階調カウンタ103のクロックと同期して発生し、そのランプ信号をランプ信号線106を介してビデオスイッチt1〜tmと負荷変動補償手段107とにそれぞれ供給する。
画素部109は、水平方向の画素数がm個で垂直方向の画素数がn個の、マトリクス状に配置された全部でn・m個の画素からなる。画素部109の画素のうち、同じ垂直(列)方向のn個の画素は、m本のデータ線1081〜108mに列単位で別々に接続されており、また、同じ水平(行)方向のm個の画素がn本のゲート線G1〜Gnに行単位で別々に接続されている。すなわち、画素部109は、m本のデータ線1081〜108mと、n本のゲート線G1〜Gnとが交差する交差部にそれぞれ設けられた、n・m個の画素からなる。
垂直駆動回路110は、ゲート線G1〜Gnに1H単位で上から下方向に順次に行選択信号を出力して画素部109内の各画素を1ライン単位で選択し、1フレーム期間内で全画素を選択する。
負荷変動補償手段107は、液晶表示装置100の要部を構成する手段で、後述する各実施の形態の構成により、ビデオスイッチt1〜tmを通してデータ線1081〜108mの容量に流れていた電流と等価な電流を流せるダミー負荷に切り替えて、ビデオスイッチt1〜tmがオフになる時のランプ信号線106の負荷変動を抑圧する補償動作を行う。
次に、液晶表示装置100の概略動作について説明する。複数ビットの画素データDATAが時系列的に合成されたデジタル映像信号は、シフトレジスタ回路101に供給されて1ライン分のデータとして順次展開され、1ライン分の展開が終了した時点で、1ラインラッチ回路102でラッチされる。1ラインラッチ回路102は、1ライン分の画素データを一時保持した後、各画素列のコンパレータ1041〜104mの第1のデータ入力部に供給する。
階調カウンタ103は、クロックCKをカウントして1ライン周期で一巡し、かつ、表示階調の最小値から最大値まで順次変化するカウンタ値(基準階調データ)を生成し、各画素列のコンパレータ1041〜104mの第2のデータ入力部に供給する。コンパレータ1041〜104mは、第1のデータ入力部の入力画素データの値と、第2のデータ入力部の入力基準階調データ値とを比較し、両者が一致したタイミングで一致パルスを生成して出力する。
ビデオスイッチt1〜tmはアナログスイッチであり、図示しないスタート信号を受け、水平走査期間の開始時点ですべてのビデオスイッチt1〜tmが強制的に一斉にオンとされた後、コンパレータ1041〜104mのうち、対応して設けられたコンパレータから一致パルスを受けた時点でオフに移行するように開閉制御される。これにより、ビデオスイッチt1〜tmは、オン期間中はランプ信号発生器105からランプ信号線106を通して共通に供給されているランプ信号を対応するデータ線1081〜108mへ出力する。
その後、ビデオスイッチt1〜tmは、コンパレータ1041〜104mのうち、対応して設けられたコンパレータから一致パルスを受けた時点でオフとなり、データ線1081〜108mのうち、オフとなったビデオスイッチに存在するデータ線の寄生容量に、オフ時点直前のランプ信号の電圧がサンプリング保持される。
そして、ビデオスイッチt1〜tmのうち、オフとなったビデオスイッチに接続されたデータ線を介して接続された画素部109内の垂直方向に配列された各画素のうち、そのときのゲート線G1〜Gnで選択されている画素の信号保持容量に、オフとなったビデオスイッチに接続されたデータ線の容量に保持されたランプ信号の電圧が供給されてサンプリング保持される。この時保持されたランプ信号の電圧は、その画素のデジタル映像信号の画素値(階調レベル)に対応している。すなわち、入力されたデジタル映像信号の画素データは、アナログ映像信号に変換されて画素の信号保持容量に蓄積される。
なお、ビデオスイッチt1〜tmは、一旦オフとなった後はオフ動作を継続するように構成されている。このようにして、各画素にはビデオスイッチt1〜tmがオフになる時の直前のランプ信号の電圧が、それぞれの画素の信号保持容量で次のフレームまで保持されてそれぞれの画素の液晶素子を駆動する。
ビデオスイッチt1〜tmがオフになるタイミング、すなわちランプ信号の電圧をサンプル・ホールドするタイミングはそのときに表示しようとする絵柄によって異なり、すべて同時の時もあれば別々のときもある。オフになる順序も固定されているわけではなく、黒レベル(液晶層の光透過率ゼロ相当)から白レベル(液晶層の光透過率100%相当)へ向かって漸次レベルが変化するランプ信号を入力した場合であれば、黒側のレベルを表示しようとする画素に繋がるビデオスイッチから順にオフになり、絵柄によってその都度オフの順番は異なる。
このような本実施の形態の液晶表示装置100では、ランプ信号を用いたDA変換方式の動作により直線性が良いなどの特長がある。
ところで、図1に示すように各データ線1081〜108mには、それぞれ画素部109内の複数個の画素が接続されているだけであり、各画素選択トランジスタがオフとすれば、そのソース側の寄生容量とソース配線の寄生容量とが、データ線1081〜108mの主な負荷になる。これらを合わせてCpとする。
ビデオスイッチt1〜tmはランプ信号の黒レベルの入力と同時にオンとされるので、各データ線の寄生容量Cpはランプ信号の電位の増加に追随して充電されることになる。このとき、データ線を通して流れる充電電流Ipは、次式で表される。
Ip=Cp・ΔV/Δt
ここで、上式中、ΔV/Δtはランプ信号の傾き(時間に対する電圧増加分)であり、直線的に増加する信号であれば、Ipはそれに応じた定電流とみなすことができる。
つまり、各ビデオスイッチがオンしている期間、ランプ信号の電位増加と共にそれぞれのデータ線1081〜108mにはこのような定電流Ipが寄生容量Cpの充電電流として流れていて、オフになるとそのデータ線の電流はゼロになる。各データ線1081〜108mには同じ数の画素が接続され、データ線1081〜108mの配線の長さや構造も同じに作るので、すべてのデータ線1081〜108mに流れる充電電流は同じ定電流Ipになる。
このように、各データ線1081〜108mに流れる充電電流は同じであるが、絵柄によって、各時間毎にオンしているデータ線の数は変化するため、ランプ信号線106に流れる電流は一定ではなくなる。このことはランプ信号線106の配線抵抗分での電圧降下が変化してしまうことを意味し、例えばある画素の明るさを一定にしようとしても、周囲の絵柄によって電圧が変化してしまうために表示画像に歪が発生することになる。前述した図12はこの表示画像の歪みを示す。
上記の表示画像の歪みの発生を防止するには、ランプ信号線106の配線抵抗分をゼロあるいは無視できるほど小さくするのが理想であるが、画素数が増えるとランプ信号線106の配線も長くなり現実的ではない。
そこで、本実施の形態では、負荷変動補償手段107を設けて、この画像の歪みの発生を抑制すると共に前述した特許文献2記載の発明の課題をも解決して、ランプ信号を用いたDA変換方式の直線性の良さなどのメリットを保持しつつ、表示する絵柄によるランプ信号線の負荷変動の影響を高精度に補正し、より歪の少ない映像を高画質に表示するものである。
次に、液晶表示装置100の要部の負荷変動補償手段107の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第1の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、本実施の形態の負荷変動補償手段107は、基準電流源111と、NチャンネルのMOS型トランジスタQ0〜Qmと、スイッチt0’〜tm’とからなる。なお、図2ではQ0〜QmのうちQ0〜Q2のみを図示しており、他は図示を省略してある。同様に、図2ではt0'〜tm'のうちt0'〜t2'のみを図示しており、他は図示を省略してある。また、図2ではゲート線などの表示も省略している。
基準電流源111は、予め設定された基準電流Ip0を出力する。トランジスタQ0はそのドレイン及びゲートが接続され、ソースがスイッチt0’を介して接地されている。また、トランジスタQ1〜Qmは、図1に示した画素部109のm列の画素の各列に1対1に対応してm個設けられている。トランジスタQ1〜Qmのそれぞれは、そのゲートがトランジスタQ0のゲートに共通接続されると共に、そのドレインがランプ信号線106の各ノードN1〜Nmに接続され、そのソースがスイッチt1'〜tm'を介して接地されている。
トランジスタQ0と、トランジスタQ1〜Qmとはカレントミラー回路を構成しており、トランジスタQ1〜Qmに流れるドレイン電流Ip1'〜Ipm'を、トランジスタQ0のドレインに供給される基準電流Ip0と等しい電流とする。また、トランジスタQ1〜Qmと、対応して設けられたスイッチt1'〜tm'とは、ダミー負荷を構成している。すなわち、本実施の形態の負荷変動補償手段107は、複数のビデオスイッチt1〜tmとランプ信号線106との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、その配線の他端がトランジスタQ0〜Qmからなるカレントミラー回路とスイッチt0'〜tm'とからなる回路部が接続されている。
ランプ信号線106は、ノードN1にビデオスイッチt1及びデータ線1081を介してn個の画素P11〜P1nが接続され、ノードN2にビデオスイッチt2及びデータ線1082を介してn個の画素P21〜P2nが接続されている。同様に、図示を省略したが、ランプ信号線106は、ノードN3〜Nmのそれぞれにビデオスイッチt3〜tm及びデータ線1083〜108mを介して垂直方向に配置されたn個の画素に接続されている。
また、データ線1081には画素P11〜P1nによる寄生容量Cp1があり、データ線1082には画素P21〜P2nによる寄生容量Cp2がある。他のデータ線1083〜108mも同様である。なお、図2では画素P14〜P1n、P24〜P2nの図示を省略している。ランプ信号線106は、ノードN1〜Nmのそれぞれの直前に配線抵抗分R1〜Rmを有する。
ビデオスイッチt1がオンの時にデータ線1081に流れる電流をIp1、ビデオスイッチt2がオンの時にデータ線1082に流れる電流をIp2とする。同様に、図示しないビデオスイッチt3〜tmがそれぞれオンの時にデータ線1083〜108mにそれぞれ流れる電流をIp3〜Ipmとすると、上記の基準電流Ip0は、Ip1〜Ipmにそれぞれ等しい値に設定されている。
スイッチt1’は、ランプ信号線106の同じノードに接続されたビデオスイッチt1と逆の接続関係になるように構成されている。すなわち、ビデオスイッチt1がオンのときは、スイッチt1'はオフ、ビデオスイッチt1がオフのときは、スイッチt1'はオンとされる。同様に、スイッチt2’〜tm'は、ランプ信号線106の同じノードに接続されたビデオスイッチt2〜tmと逆の接続関係になるように構成されている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図1のランプ信号発生器105から図2のランプ信号線106にランプ信号が供給されており、またスイッチt0'はオンとされている。通常、ランプ信号は、各水平走査期間の開始時に黒レベル(液晶層の光透過率ゼロ相当)からスタートしてレベルが単調増加していき、水平走査期間の終了時には白レベル(液晶層の光透過率100%相当)に達するような電圧としてランプ信号線106に入力される。
そして、まず、ランプ信号が黒レベルの時には、全てのビデオスイッチt1〜tmが強制的に一斉にオンとなる。これにより、データ線1081〜108mにそれぞれ電流Ip1〜Ipmが流れる。一方、スイッチt1'〜tm'はそれぞれオフになっており、ダミー負荷には電流Ip1'〜Ipm'は流れていない。
続いて、ランプ信号が黒レベルから白レベル方向にレベル上昇していき、一例として、あるタイミングで第1の画素列に対応して設けられた図1のコンパレータ1041から一致パルスが出力されビデオスイッチt1がオフとなったものとする。すると、データ線1081に流れていた電流Ip1(寄生容量Cp1の充電電流)が流れなくなる。
しかし、本実施の形態では、ビデオスイッチt1がオフとなると、対に構成しているスイッチt1'がオンとなり、それまでデータ線1081に流れていた電流Ip1と同じ値の電流Ip1'がトランジスタQ1によるダミー負荷に流れる。従って、ランプ信号線106から見ると、データ線1081に流れていた電流Ip1が、ダミー負荷に流れる同じ値の電流Ip1'に置き換わるので、電流の変化が無いものとみなせる。
これにより、ランプ信号線106に配線抵抗分R1があったとしても、その配線抵抗分R1の電圧降下をビデオスイッチt1のオン/オフに関係なく常に一定にすることができるため、前述した歪みの発生を防止でき、歪みの無い画像を表示できる。
このように、本実施の形態によれば、各ビデオスイッチt1〜tmと対でダミーの定電流負荷(ダミー負荷)のトランジスタQ1〜Qmを設け、トランジスタQ1〜Qmには基準電流Ip0を用いて、各データ線1081〜108mに流れる電流Ip1〜Ipmが流れない時は同じ電流Ip1'〜Ipm’を流すようにしているため、ランプ信号の電位増加と共にオフになるビデオスイッチの数が増えて、データ線に流れていた電流が減るのを防止することができる。
また、本実施の形態では、ダミー負荷容量は不要であるので、LSI(大規模半導体集積回路)の製造プロセスを簡略化でき、また、補正精度はダミー負荷容量のばらつきの影響を受けることがなく、また、ダミー負荷容量をスイッチt1'〜tm'と定電流負荷トランジスタQ1〜Qmとに置き換えているので、レイアウト時の面積を小さくできるという効果もある。また、ダミー負荷容量をデータ線1081〜108mの電圧と同じ電圧まで充放電する回路やこのための新たなランプ信号の入力も不要になるので、端子数やチップ面積の削減にも寄与することができる。以上のことから、本実施の形態によれば、信頼性や生産性の向上及びコストダウンの効果も得られる。
なお、ランプ信号線106の配線抵抗分による電圧降下は大きいものではないので、一定であれば通常は無視できるが、映像信号に対するオフセット分として作用するだけなので、映像信号自体に逆のオフセットを付加することで容易にキャンセルすることもできる。
(第2の実施の形態)
次に、負荷変動補償手段107の第2の実施の形態について説明する。
図3は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第2の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図1及び図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3において、本実施の形態の負荷変動補償手段107は、電流検出部121と、NチャンネルのMOS型トランジスタQ0〜Qmと、スイッチt0’〜tm’とからなる。なお、図3ではQ0〜QmのうちQ0〜Q2のみを図示しており、他は図示を省略してある。同様に、図3ではt0'〜tm'のうちt0'〜t2'のみを図示しており、他は図示を省略してある。また、図3ではゲート線などの表示も省略している。
本実施の形態は、基本回路部分は図2の第1の実施の形態と同じであるが、ダミー画素に流れる電流を電流検出部121により検出し、その検出電流に基づいてダミー負荷に流す補正電流を作っている。
電流検出部121は、互いのゲート同士が接続され、それぞれのソースがランプ信号線106に接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQc0及びQc1と、スイッチSR1と、垂直方向に配列されたn個のダミー画素DP1〜DPnとから構成される。なお、図3には、ダミー画素DP4〜DPnの図示は省略してある。
トランジスタQc0は、そのゲートがドレインに接続されると共にトランジスタQc1のゲートに接続されてトランジスタQc1と共にカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQc0は、ランプ信号線106に流れるランプ信号をそのドレインに接続されたダミー画素DP1〜DPnに供給し、寄生容量Cp0を充電すると共に、その充電電流を検出する。
ここで、ダミー画素DP1〜DPnは液晶パネルに元々設けられているが表示に使用しない画素である。通常、液晶パネルは、表示画像を全面に渡って均一なものとするために、図4に示すように、図1の画素部109に相当する表示に寄与する複数個の画素からなる表示領域200に対して、その左右の両外側にそれぞれ数十個程度の画素と、その上下の両外側にそれぞれ数十個程度の画素とからなるダミー画素領域201が設けられている。
ダミー画素領域201に設けられた画素は、表示領域200に設けられた画素と同一構成で、選択トランジスタ、保持容量、画素電極などからなるが、ダミー画素領域201内の各画素の画素電極は保持容量と切り離して黒レベルに相当するバイアスをかけて、表示上は何も見えないようにするのが普通である。このように表示画素と同じ構造を持ったダミー画素を表示領域200の周囲に配置することで、上下端あるいは左右端の表示画素においても中央部の画素と同じような均一性(特に共通電極との間の液晶厚さの均一性)を保つことができ、表示領域200の全面に渡って均一な画像表示が可能になる。上記のダミー画素DP1〜DPnは、図4の例えば表示領域200の左側に隣接した使用ダミー画素列203のn個の画素からなる。
また、図3において、トランジスタQc1のドレインは、トランジスタQ0のドレインとゲートとに接続されている。トランジスタQ0と、トランジスタQ1〜Qmとはカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQ1〜Qmと、対応して設けられたスイッチt1'〜tm'とは、ダミー負荷を構成している。
上記のようにダミー画素DP1〜DPnに繋がるデータ線は実際の画素のデータ線と同じ構造をしているため、ここに流れる電流を検出すると、これは実際のデータ線に流れる電流Ipと同じものを検出したことになる。そこで、本実施の形態では、ダミー画素DP1〜DPnに繋がる信号線に流れる電流Ip0を基準電流として検出し、トランジスタQ0のドレインにトランジスタQc1から供給される検出基準電流Ip0と同じ値の電流を供給し、更にトランジスタQ0とトランジスタQ1〜Qmとからなるカレントミラー回路により各ダミー負荷にも検出基準電流Ip0と同じ値の電流を流す。
これにより、本実施の形態によれば、ビデオスイッチt1〜tmのうちオフになったビデオスイッチに接続されたデータ線に流れていた充電電流と同じ値の電流を、オフになったビデオスイッチに対応したダミー負荷に流すことでランプ信号線106の電流変化を精度良く補償する(ランプ信号線106の負荷変動を精度良く補償する)ことができ、その結果ランプ信号線106の電圧変動を精度良く抑圧することができる。
次に、本実施の形態の動作を図5のタイミングチャートと共に説明する。図5(A)に示すように、ランプ信号は、各水平走査期間の開始時に黒レベルからスタートして、水平走査期間の終了時には白レベルになるような1H周期の電圧として図3のランプ信号線106に入力される。
ここで、まず、ランプ信号のスタート前の水平ブランキング期間内において、図5(F)にハイレベルで模式的に示すように、スイッチSR1がオンとされる。これにより、寄生容量Cp0に充電された電荷をリセットする。このように、毎水平ライン毎に信号が黒レベルになったときに、スイッチSR1をオンして寄生容量Cp0に充電された電荷をリセットしてやれば、ランプ信号の変化に応じて黒レベルから白レベルまで変化している間にデータ線に対して一定の充電電流を流すことができる。なお、図5(B)は図1の階調カウンタ103のリセットパルスを示す。
次に、ランプ信号が黒レベルになり、この時刻T0では、全てのビデオスイッチt1〜tmが強制的に一斉にオンとなる。図5(C)、(D)、(E)は時刻T0でビデオスイッチt1、t2、tmが同時にオン状態になったことをハイレベルで模式的に示す。また、図5(G)、(H)、(I)にローレベルで模式的に示すように、時刻T0でスイッチt1'〜tm'はそれぞれ一斉にオフになり、ダミー負荷には電流Ip1'〜Ipm'は流れていない。
続いて、ランプ信号が黒レベルから白レベル方向にレベル上昇していき、画素データ値とカウンタ値との比較結果に基づいて、ビデオスイッチt1、t2、tmが、図5(C)、(D)、(E)にローレベルで模式的に示すように、順次にオンからオフになったものとする。すると、データ線1081、1082、108mに流れていた電流(寄生容量Cp1、Cp2、Cpmの充電電流)が流れなくなる。
しかし、本実施の形態では、ビデオスイッチt1、t2、tmがオフとなると、対に構成しているスイッチt1'、t2'、tm'がオンとなり、それまでデータ線1081、1082、108mに流れていた電流と同じ値の電流がトランジスタQ1、Q2、Qmによるダミー負荷に流れる。従って、ランプ信号線106から見ると、データ線1081、1082、108mに流れていた電流が、ダミー負荷に流れる同じ値の電流に置き換わるので、電流の変化が無いものとみなせる。
これにより、ランプ信号線106に配線抵抗分があったとしても、その配線抵抗分の電圧降下をビデオスイッチt1〜tmのオン/オフに関係なく常に一定にすることができるため、前述した歪みの発生を防止でき、歪みの無い画像を表示できる。
本実施の形態は、基本的に図2に示した第1の実施の形態と同様の効果を有する。更に、本実施の形態は、ランプ信号線106に実際に入力されるランプ信号により、ダミー画素の寄生容量Cp0に供給される実際の充電電流を正確に検出することができ、その検出充電電流に等しい電流を、オフとなったビデオスイッチと対とされたダミー負荷に流すことができるので、図2に示した第1の実施の形態よりも、より正確に前述した歪みの発生を防止できる。
なお、電流検出部121は、トランジスタQc0とQc1のカレントミラー回路を用いた構成としているが、電流検出部121はこの回路構成に限定されるものではない。
(第3の実施の形態)
次に、負荷変動補償手段107の第3の実施の形態について説明する。
図6は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第3の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図1〜図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示す本実施の形態の負荷変動補償手段107は、電流検出部123の構成に特徴がある。
図6において、電流検出部123は、図3に示した電流検出部121の構成に加えて、ランプ信号線106がゲートに接続され、ソースがトランジスタQc0とQc1のソースに接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQs0を有する。また、トランジスタQs0はソースが電源電圧Vddに接続され、ドレインが接地されている。
本実施の形態の基本動作は、図3に示した実施の形態と同じであるが、電流検出部123の動作余裕を改善した例である。すなわち、図3に示した実施の形態では、トランジスタQc0とQc1が直接ランプ信号線106に繋がっているため、このトランジスタQc0とQc1の各閾値電圧Vth分だけランプ信号電圧が高くないと寄生容量Cp0に充電電流を流すことはできない。この閾値電圧Vthは約1Vあるため電圧利用率の観点から無視できない場合もある。
そこで、図6に示した第3の実施の形態では、レベルシフト用トランジスタQS0をランプ信号線106とトランジスタQc0とQc1からなるカレントミラー回路との間に挿入して、ランプ信号電圧をレベルシフト用トランジスタQS0によりトランジスタの閾値電圧Vth分だけ持ち上げて、トランジスタQc0とQc1のソースに供給している。
これにより、本実施の形態によれば、トランジスタQc0とQc1の閾値電圧Vth分をキャンセルすることができ、ランプ信号はGndレベル付近から使えるようになるのでLSIプロセスの低耐圧化にも寄与できる。
(第4の実施の形態)
次に、負荷変動補償手段107の第4の実施の形態について説明する。
図7は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第4の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。以上説明した負荷変動補償手段107の第1〜第3の実施の形態では、ランプ信号線106に入力されるランプ信号が、黒レベル(例えば0V)から白レベルにレベルが時間の経過と共に増加していく信号であった。この場合、液晶素子の画素電極に対向する透明電極(共通電極)には0V付近の共通電圧が印加され、例えば画素電極の駆動電圧が0Vのときに黒表示、5Vのときに白表示というように動作させる。
これに対し、図7に示す第4の実施の形態の負荷変動補償手段107は、ランプ信号線106に入力されるランプ信号が、黒レベルから白レベル(例えば0V)にレベルが時間の経過と共に減少していく信号である。このとき、液晶素子の透明電極(共通電極)を5V付近にした場合は、画素電極の駆動電圧が5Vのときに黒表示、0Vのときに白表示になる。
このように電圧関係をすべて逆にしても同じ表示画像が得られる。
電圧関係を逆にする方法はいろいろあるが、ここではランプ信号そのものを反転して入力した場合の例を示している。すなわち、図7において、本実施の形態の負荷変動補償手段107は、電流検出部125と、PチャンネルのMOS型トランジスタQ0’〜Qm’と、スイッチt0’〜tm’とからなる。なお、図7ではQ0’〜Qm'のうちQ0'〜Q2'のみを図示しており、他は図示を省略してある。同様に、図7ではt0'〜tm'のうちt0'〜t2'のみを図示しており、他は図示を省略してある。また、図7ではゲート線などの表示も省略している。
電流検出部125は、互いのゲート同士が接続され、それぞれのドレインがランプ信号線106に接続されたNチャンネルMOS型トランジスタQc0'及びQc1'と、スイッチSR1と、垂直方向に配列されたn個のダミー画素DP1〜DPnとから構成される。なお、図7には、ダミー画素DP4〜DPnの図示は省略してある。また、スイッチt0'〜tm'及びSR1は、図3ではGNDに接続されていたが、図7に示す実施の形態ではそれぞれ電源電圧Vddに接続されている。
この実施の形態では、各データ線の容量Cp1〜Cpmはランプ信号が黒レベルの時に最大の電圧に充電され、ランプ信号のレベルの減少と共に電荷を放電していくという動作になる。図3の実施の形態と対比すると判り易いが、各データ線の電流やダミー負荷を流れる補償電流の向きがすべて逆になる。
こうすることでランプ信号の極性が逆になった場合でも、放電電流に合わせた補償電流を流すことができ、上記の第1〜第3の実施の形態と同様に歪の無い画像を表示できる。この実施の形態は液晶素子の表示極性を反転させたりする場合に有効であり、液晶素子の長寿命化などに寄与できる。
(第5の実施の形態)
次に、負荷変動補償手段107の第5の実施の形態について説明する。
図8は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第5の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の負荷変動補償手段107は、図3に示した第2の実施の形態の負荷変動補償手段107と比較して、電流検出部を2つ設けた点が異なる。
すなわち、図8に示す第5の実施の形態の負荷変動補償手段107は、2つの電流検出部127及び129と、NチャンネルのMOS型トランジスタQ01、Q02、Q1〜Qmと、スイッチt0’〜tm’、t0"とからなる。なお、図3ではQ1〜QmのうちQ1〜Q2のみを図示しており、他は図示を省略してある。同様に、図3ではt0'〜tm'、t0"のうちt0'〜t2'、t0"のみを図示しており、他は図示を省略してある。また、図3ではゲート線などの表示も省略している。
電流検出部127は、互いのゲート同士が接続され、それぞれのソースがランプ信号線106に接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQc01及びQc11と、スイッチSR1と、垂直方向に配列されたn個のダミー画素DP11〜DP1nとから構成される。なお、図8には、ダミー画素DP14〜DP1nの図示は省略してある。
トランジスタQc01及びトランジスタQc11はカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQc01は、ランプ信号線106に流れるランプ信号をそのドレインに接続されたダミー画素DP11〜DP1nに供給し、寄生容量Cp01を充電すると共に、その充電電流を検出する。
電流検出部129も電流検出部129と同様の構成であり、互いのゲート同士が接続され、それぞれのソースがランプ信号線106に接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQc02及びQc12と、スイッチSR2と、垂直方向に配列されたn個のダミー画素DP21〜DP2nとから構成される。なお、図8には、ダミー画素DP24〜DP2nの図示は省略してある。
トランジスタQc02及びトランジスタQc12はカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQc02は、ランプ信号線106に流れるランプ信号をそのドレインに接続されたダミー画素DP21〜DP2nに供給し、寄生容量Cp02を充電すると共に、その充電電流を検出する。
ここで、ダミー画素DP11〜DP1nは、図4に示した表示領域200の左側に隣接した使用ダミー画素列203のn個の画素であり、ダミー画素DP21〜DP2nは、図4に示した表示領域200の右側に隣接した使用ダミー画素列204のn個の画素である。
また、トランジスタQc11のドレインはNチャンネルMOS型トランジスタQ01のドレイン及びゲートに接続され、トランジスタQc12のドレインはNチャンネルMOS型トランジスタQ02のドレイン及びゲートに接続されている。更に、トランジスタQ01、Q02の各ソースはスイッチt0'、t0"を介して接地されている。
本実施の形態では、トランジスタQ01及びQ02とトランジスタQ1〜Qmとのカレントミラー回路の設定により、電流検出部127で検出される寄生容量Cp01の充電電流Ip01と、電流検出部129で検出される寄生容量Cp02の充電電流Ip02との平均値を、スイッチt1'〜tm'のうちオンであるスイッチに接続されたトランジスタQ1〜Qmのドレイン電流として流すことができる。
本実施の形態では、電流検出部127、129に用いられるダミー画素として図4に示した表示領域200の左側に隣接した使用ダミー画素列203のn個の画素と、右側に隣接した使用ダミー画素列204のn個の画素とを用いているので、液晶パネルの製造段階でのダミー画素の位置に応じた誤差を平均化することができる。
(第6の実施の形態)
次に、負荷変動補償手段107の第6の実施の形態について説明する。
図9は、本発明になる液晶表示装置中の負荷変動補償手段107の第6の実施の形態の部分構成図を示す。同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図9において、本実施の形態の負荷変動補償手段107は、電流検出部130と、NチャンネルのMOS型トランジスタQ0〜Qmと、スイッチt0’〜tm’とからなる。なお、図9ではQ0〜QmのうちQ0〜Q2のみを図示しており、他は図示を省略してある。同様に、図9ではt0'〜tm'のうちt0'〜t2'のみを図示しており、他は図示を省略してある。また、図9ではゲート線などの表示も省略している。
本実施の形態の負荷変動補償手段107は、電流検出部130の構成に特徴がある。すなわち、電流検出部130は、オペアンプ131と、ゲート同士が接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQc0及びQc1と、スイッチSR1と、垂直方向に配列されたn個のダミー画素DP1〜DPnとから構成される。なお、図9には、ダミー画素DP4〜DPnの図示は省略してある。
トランジスタQc0は、そのゲートがドレインに接続されると共にトランジスタQc1のゲートに接続されてトランジスタQc1と共にカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQc0は、その出力端子であるドレインにソース線を介して接続されたダミー画素DP1〜DPnにランプ信号線106に流れるランプ信号を供給し、寄生容量Cp0を充電する。トランジスタQc1は、トランジスタQc0に接続されたソース線に流れる寄生容量Cp0の充電電流と同じ値の電流をその出力端子であるドレインから検出電流として出力する。
本実施の形態の基本動作は、図6に示した実施の形態と同様であるが、電流検出部130における、カレントミラー型の電流検出回路を構成するトランジスタQc0のドレインとダミー画素DP1〜DPnとに接続されたソース線に流れる充電電流の立ち上がり特性を改善した例である。
すなわち、第2〜第5の実施の形態では、画素に流れる充放電電流を検出する電流検出部121、123、125、127、129が、画素の周囲に作られたダミー画素DP1〜DPnあるいはダミー画素DP11〜DP1n、DP21〜DP2nを用いている。これらのダミー画素DP1〜DPn、DP11〜DP1n、DP21〜DP2nは、表示用の画素と同じ構造で作られているので、表示用の画素と同じ電流が流れる。
しかしながら、充放電電流の経路は、表示側はランプ信号線106−ビデオスイッチti(iは1〜m;以下同じ)−表示用の画素Pi1〜Pinとなるのに対し、検出側はランプ信号線106−電流検出部内の電流検出回路(例えば、図6の実施の形態ではQc0)−ダミー画素(例えば、図6の実施の形態ではDP1〜DPn)となり、両者は相違する。このため、ビデオスイッチtiのオン抵抗と電流検出回路の抵抗の差が大きいと誤差を生じ易い。
ビデオスイッチtiは、表示用の画素Pi1〜Pinの信号保持容量やデータ線108iの寄生容量Cpiに接続されているため、ランプ信号の電圧変化がなければ、電流はデータ線108iには流れない。また、ランプ信号が直線的に増加(あるいは減少)している区間では、容量にかかる電圧を同じにしておけば電流検出回路の抵抗値に拘らず、上記の2つの充放電電流の経路に同じ電流を流すことができる。しかしながら、ランプ信号の立ち上がりによって充電電流が流れ出す時には、抵抗値に応じた時間差が生じて電流誤差になる。この様子を図11(A)に示す。
すなわち、図11(B)に示すランプ信号をランプ信号線106に流すと、オンであるときのビデオスイッチtiに接続されたデータ線108iには、図11(A)に曲線aで示すように時間と共に変化する充電電流が流れるのに対し、例えば図6に示した実施の形態では、Qc0を通してダミー画素DP1〜DPnに接続されているソース線には図11(A)に曲線bで示すような充電電流が流れる。従って、ビデオスイッチを通して流れる充電電流に比べて、Qc0を通して流れる充電電流の立ち上がりが遅いことが分る。これは、第2〜第5の実施の形態の電流検出部で用いているカレントミラー型の電流検出回路の抵抗は、通常、ビデオスイッチtiのオン抵抗の数十倍の大きさであることによる。
そこで、本実施の形態では、電流検出回路の抵抗をビデオスイッチtiのオン抵抗並みに低抵抗化することで、充電電流の立ち上がりを速くして、より高精度に画像歪みを抑圧するものである。具体的には、図9に示すように、電流検出部130は、トランジスタQc0及びQc1からなるカレントミラー型の電流検出回路を、オペアンプ131を利用した負帰還ループの中に取り込む構成であり、これにより低インピーダンス化を実現する。
すなわち、オペアンプ131は、その非反転入力端子がランプ信号線106に接続され、その反転入力端子がトランジスタQc0のゲート及びドレイン、トランジスタQc1のゲート、スイッチSR1の一端との共通接続点に接続され、その出力端子がトランジスタQc0及びQc1の電源側端子である各ソースに接続されている。
図10は、オペアンプ131の一例の回路図を示す。定電流源用のPチャンネルMOS型トランジスタQ11のドレイン側に、ソースが共通接続されたPチャンネルMOS型トランジスタQ12及びQ13が接続され、更にそれらのトランジスタQ12、Q13の各ドレイン側には各々ゲートとドレインとが接続されたNチャンネルMOS型トランジスタQ14、Q15の各ドレインが接続されている。また、NチャンネルMOS型トランジスタQ16及びQ17のうち、Q17はゲートがトランジスタQ14のゲート及びドレイン、Q16はゲートがトランジスタQ15のゲート及びドレインに接続されている。また、Q16、Q17の各ドレインがPチャンネルMOS型トランジスタQ18、Q19の各ドレインに別々に接続されている。トランジスタQ18及びQ19の各ゲートはトランジスタQ18のドレインに接続されており、カレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQ14及びQ17はカレントミラー回路を構成しており、トランジスタQ15及びQ16もカレントミラー回路を構成している。
この回路構成のオペアンプ131は、ランプ信号線106のランプ信号電圧Vrampが、非反転入力端子を介してトランジスタQ12のゲートに印加され、トランジスタQc0及びQc1からなるカレントミラー型の電流検出回路の検出電圧Vdummyが、反転入力端子を介してトランジスタQ13のゲートに印加される。また、トランジスタQ19のドレインとQ17のドレインとの接続点からオペアンプ131の出力信号が取り出される。
通常の動作範囲において、オペアンプ131は低入力オフセット電圧・高オープンループゲインなどの特性を持っているので、Vramp≒Vdummyとなるように負帰還制御される。ダミー画素DP1〜DPnのソース線の電圧Vdummyは、常にランプ信号電圧Vrampに追随するので、図9においてランプ信号線106から電流検出部130内のダミー画素側を見たときには、非常に小さな抵抗(≒Qc0のソース・ドレイン間抵抗/オープンループゲイン)で接続されているのと等価になる。
このことは、トランジスタQc0及びQc1からなるカレントミラー型の電流検出回路の抵抗が、ビデオスイッチt1〜tmの各オン抵抗と同程度に小さくなったことを意味する。これにより、トランジスタQc0のドレインとダミー画素DP1〜DPnとを接続しているソース線に流れる充電電流と、各ビデオスイッチt1〜tmがオンの時にデータ線1081〜108mのそれぞれに流れる充電電流とは、ランプ信号の上昇に応じて殆ど時間差なく同じように変化する。つまり、本実施の形態によれば、上記のダミー画素DP1〜DPnに接続されたソース線と、データ線1081〜108mのそれぞれに流れる充電電流の差を非常に小さなものとすることができる。
この効果は、特にランプ信号の立ち上がり付近(充電電流の流れ出し付近)で顕著に現れる。図11(A)の曲線cは本実施の形態において、同図(B)に示すランプ信号が供給された時に、ダミー画素DP1〜DPnに接続されたソース線に流れる充電電流の時間変化を示す。
図11(A)から分るように、本実施の形態においてダミー画素DP1〜DPnに接続されたソース線に流れる充電電流cは、第2〜第5の実施の形態などのカレントミラー型の電流検出回路とダミー画素に接続されたソース線に流れる充電電流bに比べて、オン時のビデオスイッチtiに接続されたデータ線108iに流れる充電電流aに、特に立ち上がりにおいてかなり近付いており、大きな改善効果が得られている。
ダミー画素DP1〜DPnに接続されたソース線に流れる電流は、オペアンプ131の出力端子にカレントミラー接続されたトランジスタQc0及びQc1の作用により、トランジスタQc1のドレイン側から取り出すことができる。また、トランジスタQc1のドレイン側から取り出された上記の電流は、前述した各実施の形態と同様に、トランジスタQ0〜Qmからなるカレントミラー回路を通して、ビデオスイッチt1〜tmにダミー電流として供給でき、これらを用いて高精度な補正電流として置き換えることかでき、ランプ信号線106の電圧変動を抑圧することができる。
このように、本実施の形態によれば、ビデオスイッチのオン抵抗並みに電流検出回路の低抵抗化を図ることで、ダミー画素に接続されたソース線に流れる電流の立ち上がりを速くするようにしたため、ランプ信号を用いたDA変換方式の直線性の良さなどのメリットを保持しつつ、負荷変動の影響を高精度に補正することができ、特にランプ信号の立ち上がり付近の歪みを大幅に低減することができる。その結果、本実施の形態によれば、信頼性の向上や生産性の向上、及びコストダウンなどの効果も得られる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、電流検出部は3つ以上設けてもよい。また、図8に示した電流検出部127、129の構成を図7に示した電流検出部125の構成としてもよいし、図6又は図9に示した電流検出部123、130の構成としてもよい。更に、図9に示したオペアンプ131の回路構成は、図10に示す回路に限定されるものではない。
100 液晶表示装置
101 シフトレジスタ回路
102 1ラインラッチ回路
103 階調カウンタ
1041〜104m コンパレータ
105 ランプ信号発生器
106 ランプ信号線
107 負荷変動補償手段
1081〜108m データ線(列信号線)
109 画素部
110 垂直駆動回路
111 基準電流源
121、123、125、127、129、130 電流検出部
131 オペアンプ
200 表示領域
201 ダミー画素領域
203、204 使用ダミー画素列
G1〜Gn ゲート線
t1〜tm ビデオスイッチ
P11〜P1n、P21〜P2n 画素
DP1〜DPn、DP11〜DP1n、DP21〜DP2n ダミー画素
t0'〜tm'、t0" ダミー負荷用スイッチ
SR1、SR2 リセット用スイッチ
Q0〜Qm、Q0'〜Qm'、Q01、Q02 ダミー負荷の定電流トランジスタ
Qc0、Qc1、Qc0'、Qc1'、Qc01、Qc11、Qc02、Qc12 ダミー画素のソース線の電流検出用トランジスタ
Qs0 ランプ信号のレベルシフト用トランジスタ
Ip1〜Ipm データ線の寄生容量への充電電流
Ip0 基準電流
Ip1'〜Ipm' データ線の寄生容量への充電電流を補償する電流

Claims (5)

  1. 複数のデータ線と複数のゲート線とが交差する交差部に、それぞれ液晶素子を備えた画素が複数配列された画素部と、
    前記複数のデータ線に対応して設けられており、1水平走査期間の最初にオンに制御された後、オフに制御されるまで時間の経過と共にレベルが変化する入力アナログ信号に応じた定電流を、対応して設けられたデータ線に供給して、そのデータ線の寄生容量を充電し、オフに制御された時の前記データ線の寄生容量に充電した値を前記画素内の保持容量にサンプリング保持させる複数のビデオスイッチと、
    前記複数のゲート線を順次選択する垂直方向駆動手段と、
    デジタル映像信号における1ライン分の各画素の映像データを保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持された1ライン分の各画素の前記映像データと、1水平走査期間内で最小の階調値から最大の階調値まで順次変化するカウント値とを画素単位で比較し、前記1水平走査期間の最初に制御信号により強制的に全ビデオスイッチを同時にオンに制御した後、前記映像データと前記カウンタ値との比較結果が一致を示す画素に対応した前記ビデオスイッチをオフに制御する比較手段と、
    黒レベル及び白レベルのうち一方のレベルからスタートして1水平走査期間の終了時には他方のレベルに達するように1水平走査周期で漸次レベルが変化するランプ信号を生成し、そのランプ信号をランプ信号線を介して前記複数のビデオスイッチに前記アナログ信号として供給するランプ信号生成手段と、
    前記ビデオスイッチがオンの時に前記データ線に供給されて、そのデータ線の寄生容量を充電する前記定電流と略等しい基準電流を発生する基準電流発生手段と、
    前記複数のビデオスイッチと前記ランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、前記ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチと前記ランプ信号線との接続点に接続された前記配線に、前記基準電流を流す複数のダミー負荷手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 複数のデータ線と複数のゲート線とが交差する交差部に、それぞれ液晶素子を備えた画素が複数配列された画素部と、
    前記複数のデータ線に対応して設けられており、1水平走査期間の最初にオンに制御された後、オフに制御されるまで時間の経過と共にレベルが変化する入力アナログ信号に応じた定電流を、対応して設けられたデータ線に供給して、そのデータ線の寄生容量を充電し、オフに制御された時の前記データ線の寄生容量に充電した値を前記画素内の保持容量にサンプリング保持させる複数のビデオスイッチと、
    前記複数のゲート線を順次選択する垂直方向駆動手段と、
    デジタル映像信号における1ライン分の各画素の映像データを保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持された1ライン分の各画素の前記映像データと、1水平走査期間内で最小の階調値から最大の階調値まで順次変化するカウント値とを画素単位で比較し、前記1水平走査期間の最初に制御信号により強制的に全ビデオスイッチを同時にオンに制御した後、前記映像データと前記カウンタ値との比較結果が一致を示す画素に対応した前記ビデオスイッチをオフに制御する比較手段と、
    黒レベル及び白レベルのうち一方のレベルからスタートして1水平走査期間の終了時には他方のレベルに達するように1水平走査周期で漸次レベルが変化するランプ信号を生成し、そのランプ信号をランプ信号線を介して前記複数のビデオスイッチに前記アナログ信号として供給するランプ信号生成手段と、
    前記画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線に接続されており、その信号線に前記ランプ信号線を介して供給される前記ランプ信号による前記信号線の寄生容量の充電電流を流し、その充電電流を検出する少なくとも一以上の電流検出手段と、
    前記複数のビデオスイッチと前記ランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、前記ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチと前記ランプ信号線との接続点に接続された前記配線に、前記電流検出手段により検出された電流を流す複数のダミー負荷手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 複数のデータ線と複数のゲート線とが交差する交差部に、それぞれ液晶素子を備えた画素が複数配列された画素部と、
    前記複数のデータ線に対応して設けられており、1水平走査期間の最初にオンに制御された後、オフに制御されるまで時間の経過と共にレベルが変化する入力アナログ信号に応じた定電流を、対応して設けられたデータ線に供給して、そのデータ線の寄生容量を充電し、オフに制御された時の前記データ線の寄生容量に充電した値を前記画素内の保持容量にサンプリング保持させる複数のビデオスイッチと、
    前記複数のゲート線を順次選択する垂直方向駆動手段と、
    デジタル映像信号における1ライン分の各画素の映像データを保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持された1ライン分の各画素の前記映像データと、1水平走査期間内で最小の階調値から最大の階調値まで順次変化するカウント値とを画素単位で比較し、前記1水平走査期間の最初に制御信号により強制的に全ビデオスイッチを同時にオンに制御した後、前記映像データと前記カウンタ値との比較結果が一致を示す画素に対応した前記ビデオスイッチをオフに制御する比較手段と、
    黒レベル及び白レベルのうち一方のレベルからスタートして1水平走査期間の終了時には他方のレベルに達するように1水平走査周期で漸次レベルが変化するランプ信号を生成し、そのランプ信号をランプ信号線を介して前記複数のビデオスイッチに前記アナログ信号として供給するランプ信号生成手段と、
    前記ランプ信号線を介して供給される前記ランプ信号を所定レベルレベルシフトするレベルシフト手段と、
    前記画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線に接続されており、その信号線に前記レベルシフト手段によりレベルシフトされた前記ランプ信号による前記信号線の寄生容量の充電電流を流し、その充電電流を検出する少なくとも一以上の電流検出手段と、
    前記複数のビデオスイッチと前記ランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、前記ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチと前記ランプ信号線との接続点に接続された前記配線に、前記電流検出手段により検出された電流を流す複数のダミー負荷手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 複数のデータ線と複数のゲート線とが交差する交差部に、それぞれ液晶素子を備えた画素が複数配列された画素部と、
    前記複数のデータ線に対応して設けられており、1水平走査期間の最初にオンに制御された後、オフに制御されるまで時間の経過と共にレベルが変化する入力アナログ信号に応じた定電流を、対応して設けられたデータ線に供給して、そのデータ線の寄生容量を充電し、オフに制御された時の前記データ線の寄生容量に充電した値を前記画素内の保持容量にサンプリング保持させる複数のビデオスイッチと、
    前記複数のゲート線を順次選択する垂直方向駆動手段と、
    デジタル映像信号における1ライン分の各画素の映像データを保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持された1ライン分の各画素の前記映像データと、1水平走査期間内で最小の階調値から最大の階調値まで順次変化するカウント値とを画素単位で比較し、前記1水平走査期間の最初に制御信号により強制的に全ビデオスイッチを同時にオンに制御した後、前記映像データと前記カウンタ値との比較結果が一致を示す画素に対応した前記ビデオスイッチをオフに制御する比較手段と、
    黒レベル及び白レベルのうち一方のレベルからスタートして1水平走査期間の終了時には他方のレベルに達するように1水平走査周期で漸次レベルが変化するランプ信号を生成し、そのランプ信号をランプ信号線を介して前記複数のビデオスイッチに前記アナログ信号として供給するランプ信号生成手段と、
    前記画素部の一画素列に対応した数のダミー画素が1本の信号線を介して出力端子に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタと共にカレントミラー回路を構成する第2のトランジスタと、前記カレントミラー回路が負帰還ループに挿入され、出力端子が前記第1及び第2のトランジスタの電源側端子に接続されたオペアンプとを備え、前記オペアンプが入力される前記ランプ信号線からのランプ信号電圧と前記カレントミラー回路からのダミー電圧との演算増幅出力信号を前記第1及び第2のトランジスタの電源側端子に供給し、前記第1のトランジスタを通して前記信号線に前記ランプ信号による前記信号線の寄生容量の充電電流を流すと共に、その充電電流と同じ値の検出電流を前記第2のトランジスタの出力端子から出力させる少なくとも一以上の電流検出手段と、
    前記複数のビデオスイッチと前記ランプ信号線との各接続点にそれぞれ一端が接続された配線を備えており、前記ビデオスイッチがオフに制御されている期間、そのオフに制御されたビデオスイッチと前記ランプ信号線との接続点に接続された前記配線に、前記電流検出手段から出力される前記検出電流と同じ値の電流を流す複数のダミー負荷手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  5. 前記ダミー画素は、前記画素部の周辺に配置されている、前記画素部を構成する画素と同一構成で、かつ、表示上は見えないようにした画素であることを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか一項記載の液晶表示装置。
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