JP2011052938A - リアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機 - Google Patents

リアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機 Download PDF

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Abstract

【課題】活電部を確実にしかも安価に絶縁被覆することができるリアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】巻線24と電気的に接続される巻線接続部46Aとタブ45を備えた平型接続端子27を有し、平型接続端子27の巻線接続部46Aと巻線24の接続部分70が通電時に活電部となるリアクタ20であって、活電部を覆って電気絶縁をする板状の絶縁構造体50を備え、絶縁構造体50には孔部52Pが形成され、孔部52Pにタブ45が通されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、リアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機に関する。
空気調和機の室外機等にはインバータ機能を有する制御部を備えており、この制御部には、力率改善または高調波低減等の対応のため、圧縮機を駆動するインバータ装置と電源入力部との間にリアクタが設けられている。このリアクタは、室外機内に設けられた仕切り板に取り付けられている。このようなリアクタでは、標準化のため、リアクタと電源との接続部は直挿しの平型接続端子(オス)を用いたものが主流となっている。
この平型接続端子を持つリアクタでは、巻線の線材と平型接続端子の接続部の接続部分はカシメるとともに半田付けすることにより電気的に接続されている。この接続部分は通電時に活電部となり、この活電部は外部に露出している(特許文献1を参照。)。
特開2005―69623号公報
このようにリアクタの活電部が露出しているので、リアクタを搭載した室外機の保守点検時等を行う際に、作業者がリアクタへ通電された状態にあるリアクタの活電部に不用意に接触してしまう恐れがある。
そこで、リアクタへ通電された状態で活電部が露出するのを防止するために、専用の樹脂製の保護カバーを設けて絶縁物を充填する等の方法が採用されているが、保護カバーを設けて絶縁物を充填する作業が面倒で高価である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、活電部を確実にしかも安価に絶縁被覆することができるリアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機を提供することである。
本発明のリアクタは、鉄心と巻線及び一端に前記巻線と電気的に接続される巻線接続部を、他端に外部の配線と接続する配線接続部を備えた配線接続具を備えたリアクタであって、前記巻線接続部を覆って電気絶縁をする板状の絶縁構造体を備え、この絶縁構造体には孔部が形成され、この孔部に前記配線接続具の前記配線接続部が通されていることを特徴とする。上記構成によれば、リアクタの活電部を確実にしかも安価に絶縁被覆することができる。
また、本発明の空気調和機の室外機は、一端が巻線と電気的に接続され、他端にタブが設けられた平型接続端子を有し、前記平型接続端子の接続部と前記巻線との接続部分が通電時に活電部となるリアクタを備えた空気調和機の室外機であって、 前記リアクタは前記活電部を覆って電気絶縁をする板状の絶縁構造体を備え、前記絶縁構造体には孔部が形成され、前記孔部に前記平型接続端子の前記タブが通されていることを特徴とする。上記構成によれば、室外機内部に収納されたリアクタの活電部を確実にしかも安価に絶縁被覆することができ、サービス・点検等を安全に実施できる。
本発明によれば、活電部を確実にしかも安価に絶縁被覆することができるリアクタおよびリアクタを備えた空気調和機の室外機を提供することができる。
本発明のリアクタの実施形態を備えた空気調和機の室外機を示す斜視図である。 リアクタとこのリアクタの取り付け部を示す図である。 リアクタを示す斜視図である。 リアクタを備える室外機のインバータ制御部を示す図である。 図3に示すリアクタを矢印R方向から見た側面図であり、リアクタのタブとリアクタの絶縁構造体を示す図である。 図5に示す絶縁構造部分を展開した状態を示す図である。 本発明の実施形態2であるリアクタの絶縁構造体の第2絶縁構造部分を示す図である。 本発明の実施形態3の絶縁構造体を示す図である。 図8に示す絶縁構造体を展開した図である。 本発明の実施形態4の絶縁構造体を示す図である。 図10に示す絶縁構造体を展開した図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(本発明の実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態であるリアクタを備えた空気調和機の室外機を示す斜視図である。
図1に示す室外機1は、図示しない室内機と接続することで、空気調和機として使用される。室外機1は、その内部に、圧縮機2と、室外熱交換器3と、室外送風機4を収納している。圧縮機2は、冷凍サイクルに冷媒を循環させる。室外熱交換器3は、冷媒が流れる伝熱管と、この伝熱管に対して積層された板状の放熱フィンとを有している。室外送風機4は、室外熱交換器3に室外空気を通風する。
図1に示す熱交換器室5と圧縮機室6は、仕切り板10により仕切られている。熱交換器室5は、室外熱交換器3と室外送風機4を収納している。圧縮機室6は、圧縮機2とリアクタ20を収納している。仕切り板10は、室外機1の底板7に対して直立して固定されている。仕切り板10の上部には、圧縮機2を可変速駆動するインバータ制御部を収納する電気部品箱(図示せず)が配置される。図1に示す仕切り板10は金属板で作られており、リアクタ20が圧縮機2の上部位置において、仕切り板10の取付け部15により取り付けられている。
図2は、リアクタ20とこのリアクタ20の取り付け部15を示している。仕切り板10には、図2に示すように、例えば3箇所の位置に切り起こし部分11,12,13が形成されている。これらの切り起こし部分11,12,13は、図1に示す熱交換器室5から圧縮機室6側に突出するように形成されており、1つの切り起こし部分11が最も下部に位置し、2つの切り起こし部分12,13が切り起こし部分11に比べて上の位置に形成されている。
図2に示す1つの切り起こし部分11は、例えばほぼ三角形状のスリット11Sを有し、2つの切り起こし部分12,13は、互いに向かい合いようにスリット12S、13Sを有している。切り起こし部分11,12,13は、破線で示す正方形の角部にそれぞれ形成されている。ネジ穴14が、破線で示す正方形の残りの角部に形成されている。これらのスリット11S、12S、13Sには、リアクタ20のリアクタ底板22の角部を挟み込めるようになっている。
次に、図1と図2に示すリアクタ20の詳細を、図3と図4を参照して説明する。
図3に示すようにリアクタ20には、巻線24の両端にそれぞれ配線接続用のタブ45(配線接続部)を備えた2つの平型接続端子27(配線接続具の一例)が並んで取り付けられている。図4に示すように、リアクタ20は、商用交流電源40からの配線の一方と整流器41の間に2つのタブ45を用いて直列に挿入接続されている。整流器41はインバータ回路42に電気的に接続されている。図3に示すようにリアクタ20は、リアクタ本体21と、取り付け用のリアクタ底板22を有している。リアクタ本体21は、鉄心23と、この鉄心に巻回された巻線24と、この巻線24に接続されてる平型接続端子27を有する。リアクタ底板22は、鉄心23の下部に溶接等により固定されている。リアクタ底板22は、図2に示すようにリアクタ20を仕切り板10の取り付け部15に対して固定する部分であり、ほぼ正方形の板部材である。リアクタ底板22は、2つのネジ穴25と2つの横穴26を有している。リアクタ底板22がスリット11S、12S、13Sに差し込まれて、ネジ59を用いて取り付けられる。
図3に示すように、リアクタ20の平型接続端子27の部分には板状の絶縁構造体50が装着される。図5は、図3に示すリアクタ20を矢印R方向から見た側面図であり、リアクタ20の2つの平型接続端子27とリアクタ20の絶縁構造体50を示している。
図5に示すように、平型接続端子27は、導電性を有する金属からなる一体型の電気接続用の端子であり、ほぼL字形状を有しており、上端に外部の配線と接続するための配線接続部である一端側のタブ45と、中間部分47、及び下方の他端にある巻線接続部分となる端子部46とを有している。中間部分47と端子部46の間は折り曲げ部48が設けられ、折り曲げ部48は前方、すなわち巻線24の反対側に向けて、直角に折り曲げられ、その先が端子部46となっている。このような形状の平型接続端子27が2つ並んでリアクタ20の前面に設けられている。
平型接続端子27のタブ45は、先端が差し刃形状となっている平板で図5において上方向(Z方向)に向けて配置されており、端子部46は、巻線24から遠ざかるようにX方向に沿って形成されている。タブ45及び中間部分47のZ方向の長さL1は、端子部46のX方向の長さL2に比べて長い。中間部分47の背面側には、巻線24が位置している。タブ45は平板となっており、電源に接続されたレセプタクル(メス)と接続しやすいように巻線24よりも上方向(Z方向)に突出している。端子部46の先端に位置する巻線接続部46Aも、上方向(Z方向)に曲げられている。この巻線接続部46Aには、巻線24の一端24Bがカシメ及び半田付けにより電気的かつ機械的に接続されている。この巻線接続部46Aと巻線24の一端24Bが、接続部分70となる。
平型接続端子27の巻線接続部46Aが巻線24との接続部分70となり、平型接続端子27のタブ45が、電源線に接続されるレセプタクルとの接続部分となる。このため、リアクタ20が電源に接続され、巻線24に通電された状態では、タブ45と巻線接続部46Aを含む端子部46が活電部になる。なお、巻線24はほぼ全体が絶縁被覆されているが、巻線24の一端24Bのみ巻線接続部46Aと接続するために被覆が剥がされている。
図3と図5に示すように、薄い板状の絶縁構造体50が、平型接続端子27部分に装着されている。絶縁構造体50は、通電時に活電部となる接続部分70を被覆して、室外機の保守点検時等の際には、作業者が活電部である接続部分70に不用意に接触することがないようにしている。なお、タブ45は、電源線に接続されるレセプタクル内に差し込まれ、覆われる。さらに、レセプタクルは、周囲が絶縁チューブによって覆われているため、通電時には作業者が直接タブ45に触れることがなく安全である。すなわち、レセプタクルを外せば外部にタブ45が露出するが、この際にはリアクタには電源から電力が供給されていないため、タブ45は活電部とはならない。
この絶縁構造体50は、電気絶縁性を有する材質の板状の部材、好ましくはアラミド紙(芳香族ポリアミドのポリマーにより作られた絶縁紙材)、により形成される。さらに、従来と同様に、絶縁構造部材51が、平型接続端子27の中間部分47を被覆している。絶縁構造部材51も絶縁構造体50と同様に、電気絶縁性を有する材質の板状の部材、好ましくはアラミド紙により形成される。
絶縁構造部材51は、長方形の1枚のアラミド紙を折り曲げることで第1部分51A、第2部分51B、第3部分51C、そして第4部分51Dを有している。第1部分51Aの端部と第4部分51Dの端部は重なり合っており、第1部分51Aは巻線24と平型接続端子27の中間部分47の間に配置されて、第1部分51Aは巻線24と中間部分47との間の電気絶縁及び製造時の巻線24と平型接続端子27との衝突による巻線24の絶縁皮膜の剥がれ防止を図っている。
第2部分51Bは、第1部分51Aの下部で巻線24と反対方向(X方向)にほぼ直角に折り曲げられた部分で、第3部分51Cにつながっている。すなわち、第2絶縁構造部材51は第2部分51Bの先端で再び上方向(Z方向)にほぼ直角に折り曲げられて第3部分51Cが形成されている。第3部分51Cには途中に2つの孔部51Pが形成される。この孔部51Pには、平型接続端子27の端子部46の中間部分が貫通している。
第3部分51Cは、平型接続端子27の中間部分47の前面側に位置する。第4部分51Dは第3部分51Cからつながっており、第3部分51Cの端部が巻線24方向(−X方向)に直角に折り曲げられて形成されている。第4部分51Dのほぼ中央部に設けられた2つの孔部51Rには、それぞれタブ45が貫通している。孔部51Rは、平型接続端子27の中間部分47の上部とタブ45の間に位置している。第4部分51Dの先端、すなわち第2絶縁構造部材51の終端部は、絶縁構造部材51の開始端である第1部分51Aの先端を覆うように重なる。このように、絶縁構造部材51は、平型接続端子タブ27の中間部分47の前面側と後面側を覆っている。
絶縁構造体50は、図5に示すように、絶縁構造部材51のさらに外側(X方向)に配置されており、巻線接続部46Aと巻線24の一端24Bの接続部分70を覆うことで電気絶縁している。このため、室外機の保守点検の作業者が活電部である接続部分70に不用意に接触することがない。
薄い板状の絶縁構造体50は、一部が切りかかれたほぼ長方形の1枚のアラミド紙を折り曲げることで第1部分52A、第2部分52B、第3部分52Cを形成している。第1部分52Aは、水平方向(X方向)に伸びており、絶縁構造部材51の第1部分51Aと第4部分51Dのさらに上側(Z側)に配置されており、途中に1つの孔部52Pを有している。この孔部52Pには、平型接続端子27の一方のタブ45が貫通している。この孔部52Pの側方は、後述する切り欠き凹部が設けられ、他方のタブ45を避けるようになっている。
第1部分52Aの終端から斜め前下方に折り曲げられて第2部分52Bが形成されている。さらに第2部分52Bの先端は斜め後ろ下方に折り曲げられて第3部分52Cが形成されている。第2部分52Bと第3部分52Cで「く」の字形となる。丁度この「く」の字の出っ張り部分の内側に接続部分70が覆われるようになっている。これにより、接続部分70を小さく覆うことでリアクタ20の占有体積を小さくし、室外機内部の空間の利用効率を高くしている。
図6に示す絶縁構造体50の展開図において、第1部分52Aと第2部分52Bは、破線で示す折り曲げ線L1部分で山折りされ、第2部分52Bと第3部分52Cは、破線で示す折り曲げ線L2部分で山折りされる。
図6に示すように、第1部分52Aは、長方形状の1つの孔部52Pと、長方形状の切り欠き凹部52Tを有している。図3に示す一方の平型接続端子27のタブ45が孔部52Pを通るようになっている。これにより、絶縁構造体50の取り付け状態は、一方の平型接続端子27のタブ45を用いて安定化させて、平型接続端子27の第2端子部46における接続部分70の電気絶縁状態を確実に保持できる。また、他方のタブ45は、図6の破線で示すように孔部を通すことなく、切り欠き凹部52Tに位置させて、絶縁構造体50の平型接続端子27への取り付けの容易化を図っている。
図3と図5に示すように、絶縁構造体50が巻線接続部46Aと巻線24の端部24Bにおける接続部分70を覆うことで電気絶縁している状態を保持すために、絶縁構造部分52は粘着テープ55により、リアクタの外形部分に貼り付けて固定されている。すなわち、巻線接続部46Aと巻線24の端部24Bをかしめによって機械的に固着した上ではんだ付けによって電気的に接続した後に、絶縁構造体50の孔部52Pが平型接続端子27のタブ45を通るように上から被せ、その後粘着テープ55で、リアクタ20に貼り付け固定する。
以上のようにして、絶縁構造部材51は、巻線24と平型接続端子27の中間部分47及び中間部分47と外部との間を電気絶縁でき、絶縁構造体50は、平型接続端子27の端子部46の巻線接続部46Aと巻線24の端部24Bの接続部分70を覆うことで外部と電気絶縁することができる。この結果、絶縁構造体50と絶縁構造部材51によって、巻線24に通電することで活電部となる中間部分47と、接続部分70とを、確実にしかも安価に被覆することができる。絶縁構造体50と絶縁構造部材51は、2部材(2枚のアラミド紙)により作ることができるとともに、絶縁構造体50と絶縁構造部材51の平型接続端子27に対する取り付けも容易である。なお、絶縁構造体50を取り付けた後、リアクタ20は、ワニスに付けて固められ、絶縁性を向上させるとともに絶縁構造体50と絶縁構造部材51のアラミド紙を硬化させて強度を上げる。
上述した絶縁構造体50を備えたリアクタ20は、図1と図2に示すように仕切り板10に取り付けられる。すなわち、図2に示すように、リアクタ20のリアクタ底板22は、矢印M方向に沿って切り起こし部分11,12,13に対して差し込み、ネジ59を横穴26に通してネジ穴14にねじ込むことで、リアクタ20が仕切り板10に対して着脱可能に固定することができる。
次に、本発明の別の実施形態を説明する。
以下に説明する本発明の別の実施形態の要素が、図1〜図6に示す本発明の実施形態1の要素と実質的に同じである場合には、同じ符号を記してその説明を援用する。
(本発明の実施形態2)
次に、図7を参照して、本発明の別の実施形態2を説明する。
図7は、他のリアクタの絶縁構造体50の展開図を示している。この絶縁構造体50は、第1部分52Aに、タブ45を挿入するための2つの孔部52P、52Qを有し、図6に示す絶縁構造体50にように切り欠き部52Tを有していない。従って、一方の孔部52Pには、図3に示す一方の平型接続端子27のタブ45が挿入され、他方の孔部52Qには、図3に示す他方のタブ45が挿入される。これにより、第2絶縁構造部分52の取り付け状態は、2つの平型接続端子27の両方のタブ45,45を用いて完全に位置ずれをなくし、平型接続端子27の第2端子部46と巻線24の他端24Bの接続部分70を覆い、この部分の電気絶縁状態を確実に保持できる。
(本発明の実施形態3)
次に、図8と図9を参照して、本発明の別の実施形態3を説明する。
図8は、本発明の実施形態3の絶縁構造体150を示す図である。図9は、図8に示す絶縁構造体150を展開した図である。
図2〜図7に示す実施形態では、絶縁構造が、絶縁構造体50と絶縁構造部分52の2部材から構成されている。これに対して、図8と図9に示す本発明の実施形態3では、絶縁構造体150は、一部が細くなっている長方形状の1枚のアラミド紙で形成された絶縁構造材151からなる。図8に示すように、絶縁構造材151には、折り曲げにより第1部分151A、第2部分151B、第3部分151C、第4部分151D、第5部分151E、第6部分151Fが形成される。
図8に示すように、第1部分151Aは、巻線24から遠ざかる水平方向(X方向)に沿って形成されておりほぼ中央に2つの平型接続端子27のタブ45を通すための2つの孔部151Pを有する。第2部分151Bは、第1部分151Aからほぼ直角に下方向(―Z方向)に折り曲げられており、Z方向に沿って平型接続端子27の中間部分47の前面側に配置されている。第2部分151Bのほぼ中央部分には2つの平型接続端子27の端子部46を通すための孔部151Qが設けられている。図9に示すように、この孔部151Qの両側には、一時的に孔部151Qの開口面積を拡大して作業者が孔部151Qへと端子部46を通しやすくするための上下方向に伸びた切り込み151Tが設けられる。
第3部分151Cは、第2部分151Bから直角に巻線24の方向に折り曲げられた部分で、巻線24に水平に向かう方向(―X方向)に形成されている。第4部分151Dは、第3部分151Cにつながっており、第4部分151Dの端部から直角に上方向に折り曲げられ、巻線24に沿う方向(Z方向)で平型接続端子27の中間部分47の後面側で巻線24との間に配置される。第5部分151Eは、第4部分151Dの端部から巻線24から遠ざかる方向にほぼ直角に曲げられ、X方向に沿って形成され、左右にタブ45を避けるための切り欠き部151Rを有している。このため、第5部分151Eの幅は他の部分に比べ細くなっている。第6部分151Fは、第5部分151Eの端部から下方向にほぼ直角に曲げられ、下(−Z)方向に伸びるように配置される。この第6部分151Fが、端子部46の巻線接続部46Aと巻線24の接続端子24Bの接続部分70を外側から覆うことで外部からの電気絶縁を行っている。図9に示すように、絶縁構造体150には複数の折り線153〜157が形成され、第1部分151A〜第6部分151Fを形成するために折り曲げやすくなっている。
図8に示すように、絶縁構造体150の孔部151Pと切り欠き部151Rには、平型接続端子27のタブ45が通っており、しかも絶縁構造体50の孔部151Qには、平型接続端子27の端子部46の中間部分が通っている。これにより、絶縁構造体150の取り付け状態は、2つの平型接続端子27のタブ45と端子部46を貫通させることで位置を安定させて、平型接続端子27の巻線接続部46Aと巻線24の接続端子24Bの接続部分70の電気絶縁状態を確実に保持でき、絶縁構造体の部品点数を減らすことができる。
(本発明の実施形態4)
次に、図10と図11を参照して、さらに本発明の別の実施形態4を説明する。
図10は、図8、9に示す本発明の実施形態3の変形例であり、実施形態3と同様に1枚のアラミド紙からなる絶縁構造体250を用いる。図11は、図10に示す絶縁構造体250を展開した図である。
図10に示すように、絶縁構造材251は、途中の一部が細くなっている長方形状であり、折り曲げによって形成される第1部分251A、第2部分251B、第3部分251C、第4部分251D、第5部分251E、第6部分251F、第7部分251Gを有している。
図10に示すように、第1部分251Aは、巻線24と平行となるZ方向に沿って最も外側に位置し、接続部分70を覆う。第2部分251Bは、第1部分251Aの端部からほぼ直角に巻線24方向に折り曲げられた部分で、―X方向に沿う。第3部分251Cは、第2部分251Bからほぼ直角に下方向に折り曲げられた部分で、―Z方向に形成され、平型接続端子27の中間部分47と巻線24との間に位置する。第2部分251Bには、途中に平型接続端子27のタブ45を通すための切り欠き部251Pが両側部に形成されている。そのため、この第2部分251Bの切り欠き部251Pが設けられている部分の幅は他の部分よりも細くなっている。
第4部分251Dは、第3部分251Cより巻線24から離れる方向に折り曲げられた部分で、X方向に沿っており、中間に2つの孔部251Qを有している。この2つの孔部251Qには、それぞれ平型接続端子27のタブ45が通っている。第5部分251Eは、第4部分151Dからほぼ直角に下方向に折り曲げられた部分で、平型接続端子27の中間部分47の前方に位置し、―Z方向に形成されている。第6部分251Fは、第5部分251Eからほぼ直角に折り曲げられた部分で、―X方向に沿う。第5部分251Eは、孔部251Rを有しており、この孔部251Rには、平型接続端子27の端子部46が貫通している。図11に示すように、この孔部251Rの両側には、一時的に孔部251Rの開口面積を拡大して作業者が孔部251Rへ端子部46を通しやすくするための上下方向に伸びる切り込み251Tが設けられる。
第7部分251Gは、第6部分251Fからほぼ直角上方向に折り曲げられた部分で、Z方向に沿って配置されて、巻線24と平型接続端子27の中間部分47の間に配置されている。図11に示すように、絶縁構造体250には複数の折り線が形成されている。
図10に示すように、絶縁構造体250の切り欠き部251Pと孔部251Qには、平型接続端子27のタブ45が通っており、しかも絶縁構造体250の切り欠き部251Rには、平型接続端子27の端子部46が通っている。これにより、絶縁構造体250の取り付け状態は、平型接続端子27のタブ45と端子部46を用いて安定化させて、平型接続端子27の端子部46と巻線24の接続端子24Bの接続部分70の電気絶縁状態を確実に保持できる。以上の第3,4の実施形態では絶縁構造体が1つで済むため、部品点数を減らすことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、板状の絶縁構造体は、アラミド絶縁紙に限らず折り曲げ可能である程度の強度を備え、かつ絶縁性を有する薄い紙やプラスチック板により形成しても良い。また、巻線24と電源配線を接続する端子としては平型接続端子に限らず他の接続端子を用いても良い。
さらに、本発明の実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、本発明の実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…室外機、2…圧縮機、3…室外熱交換器、4…室外送風機、5…熱交換器室、6…圧縮機室、10…仕切り板、15…取り付け部、20…リアクタ、21…リアクタ本体、22…リアクタ底板、23…鉄心、24…巻線、27…平型接続端子(配線接続具)、45…タブ(配線接続部)、46…端子部、46A…巻線接続部、47…中間部分、50,150,250…絶縁構造体、51…絶縁構造部材、70…接続部分、

Claims (4)

  1. 鉄心と巻線及び一端に前記巻線と電気的に接続される巻線接続部を、他端に外部の配線と接続する配線接続部を備えた配線接続具を備えたリアクタであって、
    前記巻線接続部を覆って電気絶縁をする板状の絶縁構造体を備え、この絶縁構造体には孔部が形成され、この孔部に前記配線接続具の前記配線接続部が通されていることを特徴とするリアクタ。
  2. 前記巻線と前記巻線接続具の間を絶縁する薄板状の絶縁構造部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のリアクタ。
  3. 前記絶縁構造体と前記絶縁構造部材は、一枚の絶縁板材を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリアクタ。
  4. 一端が巻線と電気的に接続され、他端にタブが設けられた平型接続端子を有し、前記平型接続端子の接続部と前記巻線との接続部分が通電時に活電部となるリアクタを備えた空気調和機の室外機であって、
    前記リアクタは前記活電部を覆って電気絶縁をする板状の絶縁構造体を備え、前記絶縁構造体には孔部が形成され、前記孔部に前記平型接続端子の前記タブが通されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
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