JP2011052436A - 柱省略仕口構造、柱省略建物ユニット、及びユニット建物 - Google Patents

柱省略仕口構造、柱省略建物ユニット、及びユニット建物 Download PDF

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Abstract

【課題】柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部が簡易な構造となり、低コストで実施できる柱省略仕口構造を提供する。
【解決手段】柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの柱省略コーナー部Sの上下の梁・梁接合部を形成する柱省略仕口構造であって、断面略L字形の中央アングル部21と、延設プレート部22,22とから成り、全体で断面略W字形である上側の接合部材2Aにより、延設プレート部22,22で、天井梁11A,11Bの側面のウェブがそれぞれ接合されているとともに、断面略L字形の中央アングル部21と、延設プレート部22,22とから成り、全体で断面略W字形である下側の接合部材2Bにより、延設プレート部22,22で、床梁12A,12Bの側面のウェブがそれぞれ接合されており、上下の接合部材2A,2Bの中央アングル部21,21の内角側に、仮柱3の上端部及び下端部の外側面が仮接合される構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部を形成する柱省略仕口構造、この柱省略仕口構造を備えた柱省略建物ユニット、及びこの柱省略建物ユニットを備えたユニット建物に関するものである。
近年、ユニット建物は、工期が短く、耐久性にも優れるなどの利点から、多く実施されている。
また、ユニット建物において、その内部に大空間を形成するなどのために、このユニット建物を構成する建物ユニット同士の突き合わせコーナー部の柱を省略することもなされていた。
さらに、この柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部においては、例えば、特許文献1に開示された従来技術などでは、梁・梁接合部に、短柱を設けたジョイントピースが用いられて、柱省略仕口構造が構成されていた。
特開平09−165824号公報
しかしながら、こうした特許文献1のような従来の柱省略仕口構造では、上記した短柱を設けたジョイントピースが、仮柱を取り付けるために、複雑な構造となり、コスト高となっていた。
そこで、本発明は、柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部が簡易な構造となり、低コストで実施できる柱省略仕口構造、この柱省略仕口構造を備えた柱省略建物ユニット、及びこの柱省略建物ユニットを備えたユニット建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の柱省略仕口構造は、柱と梁を箱形に組んだ建物ユニットの少なくとも1本の柱を省略した柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部を形成する柱省略仕口構造であって、断面略L字形の中央アングル部と、該中央アングル部の端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部とから成り、全体で断面略W字形である接合部材により、前記延設プレート部で、前記梁の端部の側面がそれぞれ接合されているとともに、前記中央アングル部の内角側に、仮柱の端部の外側面が仮接合されることを特徴とする。
ここで、前記接合部材の前記中央アングル部には、前記仮柱を締結部材で仮接合するための締結孔が設けられているとよい。
また、前記接合部材の前記中央アングル部には、その内角側に突出した支持プレートが設けられていてもよい。
本発明の柱省略建物ユニットは、上記した柱省略仕口構造を備えていることを特徴とする。
本発明の第1のユニット建物は、上記した柱省略建物ユニットが、それぞれの前記柱省略コーナー部を向かい合うようにして、離し置きされ、複数個配置されていることを特徴とする。
ここで、前記柱省略建物ユニットの前記柱省略コーナー部間又は前記柱省略コーナー部近傍間を架け渡す補強部材が設けられているとよい。
また、前記補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の上面間を架け渡す水平部分と前記梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられていてもよい。
さらに、前記補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の外側面間を架け渡すとともに、前記スプライスプレートを前記梁とで挟持する補強梁が設けられていてもよい。
本発明の第2のユニット建物は、上記した柱省略建物ユニットが、それぞれの前記柱省略コーナー部を向かい合うようにして、施工誤差を吸収する程度の若干の隙間が設けられ、複数個配置されていることを特徴とする。
ここで、補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の上面間を架け渡す水平部分と前記梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられているとよい。
また、補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部の前記梁の外側面間を架け渡す略平板状の鉛直補強プレートが前記若干の隙間に挟持されて設けられているとよい。
このような本発明の柱省略仕口構造は、柱と梁を箱形に組んだ建物ユニットの少なくとも1本の柱を省略した柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部を形成する柱省略仕口構造である。
そして、断面略L字形の中央アングル部と、中央アングル部の端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部とから成り、全体で断面略W字形である接合部材により、延設プレート部で、梁の端部の側面がそれぞれ接合されているとともに、中央アングル部の内角側に、仮柱の端部の外側面が仮接合される構成とされている。
こうした構成なので、柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部が簡易な構造となり、低コストで実施することができる。
ここで、接合部材の中央アングル部には、仮柱を締結部材で仮接合するための締結孔が設けられている場合は、ボルトなどの締結部材を取り付けたり、取り外したりするだけで、仮柱の仮接合と取り外しを容易に行うことができる。
また、接合部材の中央アングル部には、その内角側に突出した支持プレートが設けられている場合は、特に、1階部分に柱省略建物ユニットを配置する際に、この支持プレートにより、柱省略建物ユニットを基礎にしっかりと据え付け固定することができる。
本発明の柱省略建物ユニットは、上記した柱省略仕口構造を備えた構成とされているので、上記した柱省略仕口構造の効果を享受した柱省略建物ユニットを製造することができる。
本発明の第1のユニット建物は、上記した柱省略建物ユニットが、それぞれの柱省略コーナー部を向かい合うようにして、離し置きされ、複数個配置された構成とされているので、柱省略建物ユニットの内部に、これらの床面積を合わせたよりも大きな大空間を形成することができるのは勿論、柱省略コーナー部の接合部材により形成された空間を、配線や配管などのスペースに利用することができる。
ここで、柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部間又は柱省略コーナー部近傍間を架け渡す補強部材が設けられている場合は、この補強部材により、柱省略建物ユニット間の応力が伝達されるため、ユニット建物の必要な強度を確保することができる。
また、補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における梁の上面間を架け渡す水平部分と梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられている場合は、補強部材としてのこのスプライスプレートは、柱省略建物ユニット間での収まりがよいうえに、その大きな断面二次モーメントにより、柱省略建物ユニット間の応力が十分に伝達されるため、ユニット建物の必要な強度を確保することに貢献する。
さらに、補強部材として、対向する柱省略建物ユニット同士の柱省略コーナー部間における梁の外側面間を架け渡すとともに、スプライスプレートを梁とで挟持する補強梁が設けられている場合は、この補強梁とスプライスプレートとによるより大きな断面二次モーメントにより、柱省略建物ユニット間の応力がより十分に伝達されるため、ユニット建物の必要な強度を確保することにより貢献する。
本発明の第2のユニット建物は、上記した柱省略建物ユニットが、それぞれの前記柱省略コーナー部を向かい合うようにして、施工誤差を吸収する程度の若干の隙間が設けられ、複数個配置された構成とされているので、柱省略建物ユニットの内部に大空間を形成することができるのは勿論、柱省略コーナー部の接合部材により形成された空間を、配線や配管などのスペースに利用することができる。
ここで、補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における梁の上面間を架け渡す水平部分と梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられている場合は、補強部材としてのこのスプライスプレートは、柱省略建物ユニット間での収まりがよいうえに、その大きな断面二次モーメントにより、柱省略建物ユニット間の応力が十分に伝達されるため、ユニット建物の必要な強度を確保することに貢献する。
また、補強部材として、対向する柱省略建物ユニット同士の柱省略コーナー部の梁の外側面間を架け渡す略平板状の鉛直補強プレートが若干の隙間に挟持されて設けられている場合は、簡易且つ安価に、ユニット建物の必要な強度を確保することができる。
実施例1のユニット建物の1階部分の概略構成を示す平面図である。 実施例1の柱省略建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。 実施例1の上側の接合部材の概略構成を示す斜視図である。 (a)は、柱省略建物ユニットにおける柱省略コーナー部の上側の梁・梁接合部を示す正面図であり、(b)は、(a)の平面図である。 実施例1の下側の接合部材の概略構成を示す斜視図である。 (a)は、柱省略建物ユニットにおける柱省略コーナー部の下側の梁・梁接合部を示す正面図であり、(b)は、(a)の平面図である。 図2の柱省略建物ユニットにおいて、仮柱を仮接合した状態を示す斜視図である。 実施例1の仮柱の概略構成を示す斜視図である。 図7における仮柱の接合状態を平面視で示す部分拡大図である。 図7における仮柱の接合状態を正面視で示す部分拡大図である。 図1のユニット建物における柱省略コーナー部を向い合うようにした部分を示す部分拡大図である。 図11におけるA−A線矢視断面図である。 実施例2のユニット建物の1階部分の概略構成を示す平面図である。 図13のユニット建物における柱省略コーナー部を向い合うようにした部分を示す部分拡大図である。 図14におけるB−B線矢視断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1,2に基づいて説明する。
先ず、実施例1について説明する。
図1は、実施例1の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dを備えたユニット建物U1の1階部分の概略構成を平面視で示している。
まず、このユニット建物U1の一階部分は、図示省略の基礎上に、4個の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dが、それぞれの柱省略コーナー部Sを向かい合うようにして、離し置きして配置されている。
ここで、柱省略建物ユニット1aは、図2に示したように、3本の角形鋼管から成る柱10,10,10の上端部と、4本の梁としての溝形鋼から成る天井梁11A,11A,11B,11Bの端部とが、それぞれ剛接合されている。
また、3本の角形鋼管から成る柱10,10,10の下端部と、4本の梁としての溝形鋼から成る床梁12A,12A,12B,12Bの端部とが、それぞれ剛接合されている。
さらに、柱10を省略した側の天井梁11Aの端部と天井梁11Bの端部とは、全体で断面略W字形の接合部材2Aにより接合されている。
具体的には、この接合部材2Aは、図3に示したように、後述する仮柱3の上端部の外側面が仮接合される断面略L字形の中央アングル部21と、柱10を省略した側の天井梁11A,11Bの端部のウェブの外側面がそれぞれ接合される中央アングル部21の左右の端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部22,22とから成る。
ここで、中央アングル部21には、後述する仮柱3の上端部の外側面に、締結部材としてのボルト4,・・・で仮接合するための4つの締結孔としてのボルト孔21a,・・・が設けられている(図9及び図10も参照)。
そして、この接合部材2Aは、延設プレート部22,22が、図4に示したように、柱10を省略した側の天井梁11A,11Bの端部のウェブの外側面に、溶接箇所W,・・・で、焼抜き栓溶接により、それぞれ接合されている。
また、柱10を省略した側の床梁12Aの端部と床梁12Bの端部とは、全体で断面略W字形の接合部材2Bにより接合されている。
具体的には、この接合部材2Bは、図5に示したように、後述する仮柱3の下端部の外側面が仮接合される断面略L字形の中央アングル部21と、柱10を省略した側の床梁12A,12Bの端部のウェブの外側面がそれぞれ接合される中央アングル部21の左右の端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部22,22と、中央アングル部21の下端縁から内角側へ突出され、基礎に立設したアンカー棒を挿入するための挿入孔23aを有する支持プレート23とから成る。
ここで、中央アングル部21には、後述する仮柱3の下端部の外側面に、締結部材としてのボルト4,・・・で仮接合するための4つの締結孔としてのボルト孔21a,・・・が設けられている(図9及び図10も参照)。
そして、この接合部材2Bは、延設プレート部22,22が、図6に示したように、柱10を省略した側の床梁12A,12Bの端部のウェブの外側面に、溶接箇所W,・・・で、焼抜き栓溶接により、それぞれ接合されている。
こうして、柱省略コーナー部Sの上下の梁・梁接合部が形成されて、実施例1の柱省略仕口構造が構成されており、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dは、全体で箱形の建物ユニットの1本の柱を省略したものとされている。
なお、柱省略建物ユニット1dは、上記した柱省略建物ユニット1aと同一の構成であり、柱省略建物ユニット1b,1cは、柱省略建物ユニット1aを左右対称とした構成である。
また、これらの柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dは、輸送時や据え付け時には、その強度を確保するために、図7に示したように、柱省略コーナー部Sの梁・梁接合部に、仮柱3が仮接合されている。
ここで、仮柱3には、図8に示したように、断面略L字形の長尺の主軸部31の上端部、中間部、及び下端部の側縁に、断面略L字形の短尺の補強部32A,32B,32Cの側縁がそれぞれ溶接により接合され、さらに主軸部31及び補強部32Aの上縁に、矩形板状の水平板部33が溶接により接合されたものが用いられている。
なお、水平板部33の略中央には、柱10と同様に、吊り金具取付け用のネジ孔33aが設けられ、このネジ孔33aは、水平板部33の裏面に固定したナット34により延設されており(図9及び図10を参照)、これらの柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dは、クレーンによる吊上げが可能とされている。
具体的には、仮柱3は、図9及び図10に示したように、主軸部31の上端部に設けられた4つの締結孔としてのボルト孔5と、柱省略コーナー部Sの上側の梁・梁接合部を形成する柱省略用治具2Aの中央アングル部21の4つの締結孔としてのボルト孔21aとに、中央アングル部21の外角側から締結部材としてのボルト4がそれぞれねじ込み挿入されている。
また、仮柱3は、主軸部31の下端部に設けられた4つの締結孔としてのボルト孔5と、柱省略コーナー部Sの下側の梁・梁接合部を形成する柱省略用治具2Bの中央アングル部21の4つの締結孔としてのボルト孔21aとに、中央アングル部21の外角側から締結部材としてのボルト4がそれぞれねじ込み挿入されている。
こうして、仮柱3が、柱省略コーナー部Sの上下の梁・梁接合部に仮接合されている。
なお、仮柱3は、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの現場での据え付けが終わると、ボルト4,・・・が取り外されて、撤去され、品質が劣化しない限りは使い回しされる。
また、仮柱3の下端部と、柱省略用治具2Bの支持プレート23との間は、図10に示したように、仮柱3を撤去し易くするため、遊びとして若干の隙間が設けられている。
こうして図示省略の基礎上に離し置きして配置された柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの外側端部間は、図1に示したように、連結部材6により、それぞれ連結されている。
さらに、それぞれの柱省略コーナー部Sを向かい合うようにして、離し置きして配置された柱省略建物ユニット1a,1bの天井梁11A,11A間と、柱省略建物ユニット1c,1dの天井梁11A,11A間とには、図1及び図11に示したように、補強部材としてのスプライスプレート8がそれぞれ架け渡され設けられている。
ここで、スプライスプレート8は、図12に示したように、断面二次モーメントを大きくするために、水平部分と垂下部分とから成る断面略L字形の長尺部材であり、その水平部分が天井梁11A,11Aの上側フランジ間に架け渡されているとともに、図示省略の2階部分の通常の建物ユニットの床梁13の下側フランジとの間に挟持されて、端部近傍をボルト81とナット82とで固定されている。
また、スプライスプレート8の垂下部分は、図12に示したように、天井梁11A,11Aのウェブ間に架け渡されている。
さらに、柱省略建物ユニット1a,1bの天井梁11A,11Aのウェブ間と、柱省略建物ユニット1c,1dの天井梁11A,11Aのウェブ間とには、図1及び図11に示したように、補強部材としての溝形鋼の補強梁7がそれぞれ溶接により架け渡されているとともに、天井梁11A,11Aのウェブとスプライスプレート8を挟持するように設けられている。
また、柱省略コーナー部S近傍において、柱省略建物ユニット1a,1cの天井梁11A,11Aのウェブ間と、柱省略建物ユニット1b,1dの天井梁11A,11Aのウェブ間とには、図1、図11及び図12に示したように、補強部材としての略台形状の水平補強プレート9がボルト91,・・・により、それぞれ架け渡され設けられている。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の柱省略仕口構造は、1本の柱を省略した柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの柱省略コーナー部Sの上下の梁・梁接合部を形成する柱省略仕口構造である。
そして、断面略L字形の中央アングル部21と、中央アングル部21の両端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部22,22とから成り、全体で断面略W字形である上側の接合部材2Aにより、延設プレート部22,22で、梁としての天井梁11A,11Bの側面のウェブがそれぞれ接合されているとともに、断面略L字形の中央アングル部21と、中央アングル部21の両端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部22,22とから成り、全体で断面略W字形である下側の接合部材2Bにより、延設プレート部22,22で、梁としての床梁12A,12Bの側面のウェブがそれぞれ接合されている。
そのうえで、上下の接合部材2A,2Bの中央アングル部21,21の内角側に、仮柱3の上端部及び下端部の外側面が仮接合される構成とされている。
こうした構成なので、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの柱省略コーナー部Sの上下の梁・梁接合部が簡易な構造となり、低コストで実施することができる。
ここで、上下の接合部材2A,2Bの中央アングル部21には、仮柱3を締結部材としてのボルト4,・・・で仮接合するための締結孔としてのボルト孔21a,・・・が設けられている。
このため、締結部材としてのボルト4,・・・を取り付けたり、取り外したりするだけで、仮柱3の仮接合と取り外しを容易に行うことができる。
また、下側の接合部材2Bには、中央アングル部21の内角側に突出した基礎に立設したアンカー棒を挿入するための挿入孔23aを有する支持プレート23が設けられている。
このため、1階部分に柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dを配置する際に、支持プレート23の挿入孔23aへアンカー棒を挿入することにより、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dを、基礎にしっかりと据え付け固定することができる。
実施例1の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dは、上記した柱省略仕口構造を備えた構成とされている。
このため、上記した柱省略仕口構造の作用効果を享受した柱省略建物ユニットを製造することができる。
実施例1のユニット建物U1は、上記した柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dが、それぞれの柱省略コーナー部Sを向かい合うようにして、離し置きされ、4個配置された構成とされている。
このため、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの内部に、これらの床面積を合わせたよりも大きな大空間を形成することができるのは勿論、柱省略コーナー部Sの接合部材2A,2Bにより形成された空間を、配線や配管などのスペースに利用することができる。
ここで、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの柱省略コーナー部S,・・・間を架け渡す補強部材としての補強梁7及びスプライスプレート8が設けられている。
そのうえ、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの柱省略コーナー部S,・・・近傍間を架け渡す補強部材としての水平補強プレート9が設けられている。
このため、これらの補強部材により、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1d間の応力が伝達されるため、ユニット建物U1の必要な強度を確保することができる。
特に、補強部材としての溝形鋼の補強梁7と断面略L字形のスプライスプレート8とが、これらの大きな断面二次モーメントにより、柱省略建物ユニット1a,1b間及び柱省略建物ユニット1c,1d間の応力が十分に伝達されるため、ユニット建物U1の必要な強度を確保することに貢献している。
そのうえ、これらの補強部材としての補強梁7、スプライスプレート8及び水平補強プレート9は納まりがよい。
すなわち、スプライスプレート8の水平部分は薄い平板状であるため、1階部分の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの天井梁11Aの上側フランジと、図示省略の2階部分の建物ユニットの床梁の下側フランジとの間に難なく納まる。
また、補強梁7及び水平補強プレート9も、離し置きされた柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dの天井梁11A,11Aのウェブ間に設けられるため、難なく納まる。
次に、実施例2について説明する。
なお、上記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図13は、実施例2の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dを備えたユニット建物U2の1階部分の概略構成を平面視で示している。
まず、このユニット建物U2の一階部分は、図示省略の基礎上に、4個の柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dが、それぞれの柱省略コーナー部Sを向かい合うようにして、施工誤差を吸収する程度の若干の隙間が設けられ、配置されている。
そのうえで、柱省略建物ユニット1a,1bの天井梁11A,11A間と、柱省略建物ユニット1c,1dの天井梁11A,11A間とには、図13及び図14に示したように、補強部材としてのスプライスプレート8がそれぞれ架け渡され設けられている。
ここで、スプライスプレート8は、図15に示したように、断面二次モーメントを大きくするために、水平部分と垂下部分とから成る断面略L字形の長尺部材であり、その水平部分が天井梁11A,11Aの上側フランジ間に架け渡されているとともに、図示省略の2階部分の通常の建物ユニットの床梁13の下側フランジとの間に挟持されて、端部近傍をボルト81とナット82とで固定されている。
また、スプライスプレート8の垂下部分は、図15に示したように、天井梁11A,11Aのウェブ間に架け渡されている。
さらに、柱省略建物ユニット1a,1cの天井梁11A,11Aのウェブ間と、柱省略建物ユニット1b,1dの天井梁11A,11Aのウェブ間とには、図13、図14及び図15に示したように、補強部材としての長尺の略平板状の鉛直補強プレート14が挟持され、架け渡されている。
そして、鉛直補強プレート14の両端部は、図15に示したように、天井梁11A,11Aのウェブに、ボルト83及びナット84によりそれぞれ固定されている。
すなわち、柱省略建物ユニット1a,1b,1c,1dは、離し置きされておらず、補強部材として、断面略L字形のスプライスプレート8及び略平板状の鉛直補強プレート14を用いているだけであるため、より簡易且つ安価に、ユニット建物U2の必要な強度を確保することができるのが、上記実施例1と主に異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態について実施例1,2をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記実施例1,2では、上下の接合部材2A,2Bを用いて実施したが、これに限定されず、上下いずれか一方の接合部材のみを用いて実施してもよい。
また、上記実施例2では、補強部材として、断面略L字形のスプライスプレート8及び略平板状の鉛直補強プレート14を用いて実施したが、これに限定されず、一方のみを用いて実施してもよい。
U1 ユニット建物
U2 ユニット建物
1a 柱省略建物ユニット
1b 柱省略建物ユニット
1c 柱省略建物ユニット
1d 柱省略建物ユニット
11A 天井梁(梁)
11B 天井梁(梁)
12A 床梁(梁)
12B 床梁(梁)
S 柱省略コーナー部
2A 接合部材
2B 接合部材
21 中央アングル部
21a ボルト孔(締結孔)
22 延設プレート部
23 支持プレート
3 仮柱
4 ボルト(締結部材)
7 補強梁(補強部材)
8 スプライスプレート(補強部材)
9 水平補強プレート(補強部材)
14 鉛直補強プレート(補強部材)

Claims (11)

  1. 柱と梁を箱形に組んだ建物ユニットの少なくとも1本の柱を省略した柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部の梁・梁接合部を形成する柱省略仕口構造であって、
    断面略L字形の中央アングル部と、該中央アングル部の端部から外角側へ略直角に延設された延設プレート部とから成り、全体で断面略W字形である接合部材により、前記延設プレート部で、前記梁の端部の側面がそれぞれ接合されているとともに、前記中央アングル部の内角側に、仮柱の端部の外側面が仮接合されることを特徴とする柱省略仕口構造。
  2. 前記接合部材の前記中央アングル部には、前記仮柱を締結部材で仮接合するための締結孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の柱省略仕口構造。
  3. 前記接合部材の前記中央アングル部には、その内角側に突出した支持プレートが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱省略仕口構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の柱省略仕口構造を備えていることを特徴とする柱省略建物ユニット。
  5. 請求項4に記載の柱省略建物ユニットが、それぞれの前記柱省略コーナー部を向かい合うようにして、離し置きされ、複数個配置されていることを特徴とするユニット建物。
  6. 前記柱省略建物ユニットの前記柱省略コーナー部間又は前記柱省略コーナー部近傍間を架け渡す補強部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のユニット建物。
  7. 前記補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の上面間を架け渡す水平部分と前記梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のユニット建物。
  8. 前記補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の外側面間を架け渡すとともに、前記スプライスプレートを前記梁とで挟持する補強梁が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のユニット建物。
  9. 請求項4に記載の柱省略建物ユニットが、それぞれの前記柱省略コーナー部を向かい合うようにして、施工誤差を吸収する程度の若干の隙間が設けられ、複数個配置されていることを特徴とするユニット建物。
  10. 補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部間における前記梁の上面間を架け渡す水平部分と前記梁の外側面間を架け渡す垂下部分とから成るスプライスプレートが設けられていることを特徴とする請求項9に記載のユニット建物。
  11. 補強部材として、対向する前記柱省略建物ユニット同士の前記柱省略コーナー部の前記梁の外側面間を架け渡す略平板状の鉛直補強プレートが前記若干の隙間に挟持されて設けられていることを特徴とする請求項9に記載のユニット建物。
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