JP2011052313A - 窒化処理装置及び窒化処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な形状のみならず、高い寸法・形状精度が要求される処理物の窒化処理を行うことができる窒化処理装置を提供する。
【解決手段】窒化処理装置は、エネルギー制御された電子ビームを生成する電子ビームガン10と、導入された窒素ガスが電子ビームガン10から照射された電子ビームにより窒素プラズマ化される処理槽2とを有する電子ビーム励起プラズマ装置1を用いる。処理槽20内の所定の位置には、内部に処理物40を配置可能な金属製の網目状のケージ30が設けられている。窒化処理装置は、処理物40が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物40に印加可能な第1直流電源装置41と、負電位のバイアス電圧をケージ30に印加可能な第2直流電源装置31とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は窒化処理装置及び窒化処理方法に関する。
特許文献1には、従来の窒化処理装置が開示されている。この窒化処理装置は、エネルギー制御された電子ビームを生成する電子ビームガンと、導入された窒素ガス及び水素ガスが電子ビームによりプラズマ化される処理槽とを有する電子ビーム励起プラズマ装置が用いられている。この窒化処理装置は、処理槽内に配置された処理物に負電位のバイアス電圧を印加する直流電源装置を備えている。この窒化処理装置では、処理物を負電位にして窒化処理が行われるため、処理物の表面に窒素イオンが大量に流入する。このため、処理物の表面には窒素化合物層が形成され易い。また、窒素化合物層の深部に窒素拡散層が形成される。
特開2002−356764号公報
しかし、従来の窒化処理装置では、処理物の角部が集中的に窒化され、窒化むらが生じるだけでなく、粗く脆い窒素化合物層が処理物の表面に形成されてしまう。このため、処理物の用途によっては、窒素拡散層のみを利用するために窒化処理後に窒素化合物層を機械研磨や電解研磨により除去しなければならない。しかし、処理物が複雑な形状の場合には、窒素化合物層を除去することが困難となり、この窒化処理を適用することができないおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、複雑な形状のみならず、高い寸法・形状精度が要求される処理物の窒化処理を行うことができる窒化処理装置及び窒化処理方法を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の窒化処理装置は、エネルギー制御された電子ビームを生成する電子ビームガンと、導入された窒素ガスが電子ビームガンから照射された電子ビームにより窒素プラズマ化される処理槽とを有する電子ビーム励起プラズマ装置を用いた窒化処理装置であって、
前記処理槽内の所定の位置に設けられ、内部に処理物を配置可能な金属製の網目状のケージと、
前記処理物が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物に印加可能な第1直流電源装置と、
負電位のバイアス電圧を前記ケージに印加可能な第2直流電源装置とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の窒化処理方法は、この窒化処理装置において、
前記ケージの内部に処理物を配置し、処理物が配置された位置のプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物に印加し、かつ負電位のバイアス電圧をケージに印加するとともに、
前記処理槽に窒素ガスを導入し、前記電子ビームガンから処理槽内に電子ビームを照射して窒素ガスをプラズマ化して窒化処理を行うことを特徴とする。
この窒化処理装置及び窒化処理方法では、負電位のバイアス電圧が印加されたケージにより、処理物に入射する電子の量を減少させることができる。このため、処理物が高温になりすぎず、処理物の軟化及び変形を防止することができる。また、ケージ中に処理物を配置し、処理物が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位を処理物に印加することにより、処理物の近傍の電界により窒素イオンをはね返し、窒素イオンの処理物への入射を防ぐことができる。これにより、電気的に中性な窒素原子のみが電界の影響を受けることなく熱運動のみによって処理物の表面に入射する。このため、窒素化合物層の形成を抑制することができる。また、処理物の角部が集中して窒化されない。さらにスパッタリングもされない。よって、処理物の表面を荒らさずに窒化処理を行うことができる。
したがって、本発明の窒化処理装置及び窒化処理方法は、複雑な形状のみならず、高い寸法・形状精度が要求される処理物の窒化処理を行うことができる。
前記電子ビーム励起プラズマ装置は、前記処理槽の周囲に前記処理物の温度を調整可能な電熱ヒーターが設けられ得る。また、この窒化処理装置において、前記電熱ヒーターにより前記処理物を設定温度に昇温して窒化処理を行い得る。この場合、処理物を昇温させることにより窒素拡散層を処理物の表面から深くまで形成することができる。このため、処理物の硬化深さを深くすることができる。
実施例の窒化処理装置を示す概略図である。 実施例及び比較例の処理物の配置状態を示す概略図である。 窒化処理後の処理物等の表面粗さを示すプロファイルである。 窒化処理後の処理物の断面写真である。 処理物等の表面をX線回折により分析した結果を示すグラフである。 窒化処理後の処理物等の断面硬度分布を示すグラフである。 窒化処理後の処理物等の表面外観を示す写真である。
本発明の窒化処理装置及び窒化処理方法を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
実施例の窒化処理装置は、図1に示すように、電子ビームガン10及び処理槽20を有する電子ビーム励起プラズマ装置1を利用する。電子ビームガン10は、放電領域11と加速領域12とを有している。放電領域11は、中央部に小孔を有する中間電極S1により第1放電領域11Aと第2放電領域11Bとに区画されている。
第1放電領域11A内には、フィラメント13と陰極S0が収納されている。また、第1放電領域11Aには、アルゴンガスの供給源に連通した第1ガス配管14が連通されている。第1ガス配管14には第1マスフローコントローラー14Aが介装されている。第1マスフローコントローラー14Aの上流側及び下流側の第1ガス配管14には開閉弁14Bが接続されている。
第2放電領域11Bは、放電陽極S2により加速領域12と区切られている。放電陽極S2と、放電陽極S2に対して加速電圧Vaが印加された加速電極SAとに挟まれて加速領域12が形成されている。
このように構成された電子ビームガン10では、放電領域11内に第1ガス配管14からアルゴンガスを導入し、陰極S0と中間電極S1との間に直流放電を開始すると、アルゴンがイオン化される過程で放電領域11内に大量の電子が発生する。このプラズマ空間中から放電陽極S2と加速電極SAとの間の加速電圧Vaにより電子のみを取り出し、電子ビームとすることができる。電子ビームは処理槽20内に照射される。
処理槽20はプラズマ領域21を形成している。プラズマ領域21には、窒素ガスの供給源に連通した第2ガス配管22が連通されている。第2ガス配管22には第2マスフローコントローラー22Aが介装されている。第2マスフローコントローラー22Aの上流側及び下流側の第2ガス配管22には開閉弁22Bが接続されている。また、プラズマ領域21には、ゲートバルブ24を介して真空ポン部23が連通されている。処理槽20の中間部の周囲には電熱ヒーター25が設けられている。
このように構成された処理槽20では、プラズマ領域21内に第2ガス配管22から窒素ガスが導入され、電子ビームガン10から電子ビームが照射されることにより、窒素分子が解離・電離されて窒化処理に用いる窒素プラズマが生成される。なお、ビーム電流Ibは放電電流Idの増加によって増加するため、放電電流Idはビーム電流Ibによってコントロールすることができる。
このように構成された電子ビーム励起プラズマ装置1を利用した窒化処理装置は、処理槽20内のプラズマ領域21に設けられた石英製の試料台26を備えている。また、窒化処理装置は、試料台26の上に取り付けられ、処理槽20と電気的に絶縁された金属製の網目状のケージ30を備えている。ケージ30は、ステンレス製の金網31を円柱状に形成し、その両端にステンレス製のリング状のフレーム32が取り付けられている。このフレーム32により形成されたケージ30の両端部には円形状の金網31が取り付けられている。金網31は、直径0.16mmの線材から作られ、1インチ当たり40メッシュの間隔でメッシュ状に編まれたものである。ケージ30は内部に窒化処理される処理物40を配置可能である。
窒化処理装置は処理物40が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物40に印加可能な第1直流電源装置41を備えている。また、窒化処理装置はケージ30に負電位のバイアス電圧を印加可能な第2直流電源装置31を備えている。さらに、窒化処理装置は処理物40の温度を測定可能な熱電対42を有する温度測定装置43を備えている。
次に、このように構成された実施例の窒化処理装置により行われる窒化処理を比較例とともに説明する。
処理物40の試料として、金型や工具に使用される工具鋼SKD61を直径20mm、厚さ2mmの円板状にしたものを用意した。この処理物40を1030°Cで焼入れした後、540°Cで3時間焼戻し、表面を研磨紙により研磨し、アルミナペーストで表面を鏡面仕上げとした。マイクロビッカース硬さ試験機により測定した窒化処理前の試料硬度は630HVである。
図1及び図2(a)に示すように、処理物40をケージ30内に配置する。ケージ30内に配置された処理物40は、加速電極SAから500mmの処理槽20内に設置される。この位置におけるプラズマ電位は、後述する駆動条件によりで電子ビーム励起プラズマ装置1を駆動した際、+1.6Vである。また、プラズマ電位はプラズマの生成条件により−10〜+5V程度の範囲で変化するため、処理物40には第1直流電源装置41により+20Vのバイアス電圧を印加する。これにより、処理物40の近傍の電界によりプラズマ中の窒素イオンをはね返し、窒素イオンが処理物40へ入射することを確実に防止することができる。電気的に中性な窒素原子のみが電界の影響を受けることなく熱運動のみによって処理物40の表面に入射する。このため、窒素化合物層の形成を抑制することができ、処理物40の表面を荒らさずに窒化処理を行える。
ケージ30には第2直流電源装置31により−40Vの負電位のバイアス電圧を印加する。これにより、処理物40に流入する電子を抑制することができる。このため、処理物40が高温になりすぎず、処理物40の軟化及び変形を防止することができる。負電位のバイアス電圧が印加されたケージ30には、プラズマ中の窒素イオンが引き寄せられ、スパッタリングを起こす可能性があるため、できるだけバイアス電圧は小さくする。
電子ビーム励起プラズマ装置1は以下の駆動条件で駆動される。電子ビーム励起プラズマ装置1を駆動すると、アルゴンガスを第1ガス配管14から放電領域11に導入する。その際、第1マスフローコントローラー14Aによりアルゴンガスの流量を20sccmに制御する。また、窒素ガスを第2ガス配管22からプラズマ領域21に導入する。その際、第2マスフローコントローラー22Aにより窒素ガスの流量を40sccmに制御する。この状態で、加速電極SAに加速電圧80Vを印加し、ビーム電流8.0Aにエネルギー制御された電子ビームによりプラズマを生成させる。処理槽20内の圧力はゲートバルブ24により0.4Paに調整する。熱電対42により処理物40の温度を測定し、500°Cになるように電熱ヒーター25を制御する。これにより、処理物40を昇温させ、窒素拡散層を処理物40の表面から深くまで形成することができる。
このような条件下で、9時間、処理物40の窒化処理を行った(以下、このようにして行った実施例の窒化処理を「ニュートラル窒化」という。)。
一方、比較例として、図2(b)に示すように、処理物40をケージ30内に配置せず、処理槽20内の加速電極SAから300mmの位置に設置し、処理物40には第3直流電源装置51により−40Vのバイアス電圧を印加した状態で、電子ビーム励起プラズマ装置1をニュートラル窒化処理と同じ駆動条件で駆動させ、9時間、処理物40の窒化処理を行った(以下、このようにして行った比較例の窒化処理を「イオン窒化」という。)。
ニュートラル窒化を行った処理物40、イオン窒化を行った処理物40及び未処理の処理物40の夫々の表面粗さを触針式段差計を使用して測定したプロファイルを図3に示す。ニュートラル窒化を行った処理物40の算術平均粗さRaは23.2nmであり、イオン窒化を行ったものに比べて表面粗さの増加を抑制できている。
イオン窒化を行った処理物40及びニュートラル窒化を行った処理物40の夫々をダイヤモンドカッターにより切断し、樹脂に埋め込んだ後、断面を粒度0.05μmのアルミナ粉で研磨し、硝酸濃度3%のナイタール液により30秒間腐食させた金属顕微鏡写真を図4(a)(b)に示す。図4(a)に示すように、イオン窒化を行った処理物40の表面には、白い化合物層が形成され、その下に黒く変色している拡散層が形成されている。図4(b)に示すように、ニュートラル窒化を行った処理物40の表面には、白い化合物層が形成されず、黒く変色した拡散層のみが形成されている。
ニュートラル窒化を行った処理物40、イオン窒化を行った処理物40及び未処理の処理物40の夫々の表面をX線回折により分析した結果を図5に示す。この結果からも、イオン窒化を行った処理物40の表面には、CrN、Fe4N及びFe3Nのピークが検出され、化合物層が形成されていることがわかる。また、ニュートラル窒化を行った処理物40の表面には、化合物によるピークは検出されず、α−Feのピークのみが検出され、化合物層が形成されていないことがわかる。
ニュートラル窒化を行った処理物40、イオン窒化を行った処理物40及び未処理の処理物40の夫々の断面をマイクロビッカース硬さ試験機により荷重0.01kgfで測定した硬度を図6に示す。未処理の処理物40は表面でも断面でも630HVの硬度を有している。ニュートラル窒化を行った処理物40の表面硬度は1325HVであり、未処理の2倍以上に硬化し、表面から深くなるに従い緩やかに未処理の処理物40の硬度と同じとなる。イオン窒化を行った処理物40の表面硬度は1350HVである。
ニュートラル窒化を行った処理物40、イオン窒化を行った処理物40及び未処理の処理物40の夫々の表面外観を図7に示す。図7(a)に示すように、バフ研磨された未処理の表面は金属光沢を有しており、鏡のように周囲が写り込んでいる。図7(b)に示すように、イオン窒化を行った処理物40の表面は、金属光沢が失われ、白く濁っており、周囲は写り込まない。図7(c)に示すように、ニュートラル窒化を行った処理物40の表面は、金属光沢を維持しており、周囲が写り込んでいる。
以上のように、実施例の窒化処理である「ニュートラル窒化」では、処理物表面に脆い化合物層を形成しないで、拡散層のみを形成して処理物40を硬化させることができる。また、プラズマ中の窒素イオンを処理物40に入射させないため、表面の平滑性を維持し、さらにエッジ効果による窒化むらを無くすことができる。
したがって、実施例の窒化処理装置及び窒化処理方法は、複雑な形状のみならず、高い寸法・形状精度が要求される処理物の窒化処理を行うことができる。
本発明は、上記記載及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ケージを形成する金網の直径及び間隔は適宜変更してもよい。
(2)実施例では、処理物を加速電極から500mmの処理槽内に設置したが、処理物が設置される加速電極からの距離は適宜変更してもよい。
(3)電子ビーム励起プラズマ装置の駆動条件を適宜変更してもよい。この場合、処理物及びケージに印加するバイアス電圧を適宜変更する。
(4)実施例では、処理物の温度が500°Cになるよう電熱ヒーターを制御したが、処理物によって、その温度は適宜変更してもよい。
本発明は窒化処理に利用可能である。
1…電子ビーム励起プラズマ装置
10…電子ビームガン
20…処理槽
30…ケージ
31…第2直流電源装置
40…処理物
41…第1直流電源装置
25…電熱ヒーター

Claims (4)

  1. エネルギー制御された電子ビームを生成する電子ビームガンと、導入された窒素ガスが電子ビームガンから照射された電子ビームにより窒素プラズマ化される処理槽とを有する電子ビーム励起プラズマ装置を用いた窒化処理装置であって、
    前記処理槽内の所定の位置に設けられ、内部に処理物を配置可能な金属製の網目状のケージと、
    前記処理物が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物に印加可能な第1直流電源装置と、
    負電位のバイアス電圧を前記ケージに印加可能な第2直流電源装置とを備えていることを特徴とする窒化処理装置。
  2. 前記電子ビーム励起プラズマ装置は、前記処理槽の周囲に前記処理物の温度を調整可能な電熱ヒーターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の窒化処理装置。
  3. 請求項1の窒化処理装置において、
    前記ケージの内部に処理物を配置し、処理物が配置された位置のプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物に印加し、かつ負電位のバイアス電圧をケージに印加するとともに、
    前記処理槽に窒素ガスを導入し、前記電子ビームガンから処理槽内に電子ビームを照射して窒素ガスをプラズマ化して窒化処理を行うことを特徴とする窒化処理方法。
  4. 請求項2の窒化処理装置において、
    前記電熱ヒーターにより前記処理物を設定温度に昇温して窒化処理を行うことを特徴とする窒化処理方法。
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