JP2011052264A - 放熱性部材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器部品の高機能化、小型化および高速化に伴う信号遅延、誤作動や部品寿命の低下などに対する熱対策問題として、熱輻射を付加させた微細な金属粒子の簡単な析出により発熱部品の温度上昇を抑制し、さらに放熱材自体の小型化要求に十分応えること。
【解決手段】放熱性部材の構成を、亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面を有する被処理基材表面上に、ニッケルおよび/またはコバルトを主体とし、さらに銅および/または銀を含む下層と、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層とからなる複層皮膜を有し、波長4〜14μmの赤外線輻射率が少なくとも0.90であるものとする。
【選択図】なし

Description

本発明は、金属材料、中でも亜鉛及び/またはアルミニウムめっき材料、亜鉛めっきアルミニウム、亜鉛及び/またはアルミニウムダイカスト、アルミニウムシート、亜鉛シート、アルミニウム箔及び亜鉛箔などの亜鉛及び/またはアルミニウムを含む表面を有する材料の表面処理に関するものである。より詳しくは、家電製品や光学機器部品、輸送機器部品、電子機器部品、建築材料などに使用される黒色処理で熱伝達、熱輻射を目的とした放熱性部材および製造方法に関するものである。
家電製品や自動車部品などの光学機器部品や照明機器部品等の電子機器部品では、機器の高速化や小型化で、一層の高機能化が求められているが、一般に物質の電気伝導度と熱伝導度は比例関係にあり、素子の高密度化は機器の発生熱を増加させることとなる。このような電子部品の機器設計上、小型化による高容量化では、電気的特性を満たす一方で、高寿命化や信頼性確保のための放熱効果の要求が大きくなっている。
これらの目的で使用される放熱材は、素材としてアルミニウムや銅板が利用される中で、材料の比較的廉価なことからアルミニウム板が多く用いられており、その機構は、発熱部からプリント基板を介して放熱材へと熱伝導し、この放熱材表面から空気に熱伝達する経路を経ている。従って、放熱特性を向上させる目的で採られる対策はいろいろあるが、本発明では、さらに放熱効果を高める手段の一つとして放熱材に熱輻射を付加させた。
つまり、放熱材では、熱交換効率を高めるために表面積を大きくする方法が一般的であるが、部品の小型化要求に対して放熱フィン間隔や高さのサイズ低減には限度がある。一方、特殊なケースとしてアルミナセラミックスの絶縁基板上に高熱伝導性を付与したメタライズ配線層を用いて回路形成するもの(例えば特許文献1)があるが、非常に高価である。そこで安価な処理法で高速処理性(数秒の処理であること)のある方法を考慮すると、熱放射機能である熱エネルギーの吸収・放射を高める黒色表面処理がある。それには、黒色のアルマイト被覆法(例えば特許文献2)および光の波長以下の微細な金属粒子の析出による化成法が利用可能である。
アルミニウム製放熱材の小型化・軽量化では、複雑な成型材に対する湯流れ性や脱型性を向上させるため多量のSi成分添加に加え、加工性や耐久性の向上および熱伝導性向上に微量の多種金属を添加させている。このようなアルミニウム以外の金属を多量に含んだ合金材のアルマイト処理では、低温で緻密な酸化処理を施しても、陽極酸化されないSiやFeおよびCu等の金属成分のため、均一で連続した酸化膜の被覆は望めないばかりか、電解処理での専用電極や治具の開発、接点の取り回しの工夫が工業化の障害となりやすい。なお、家電製品や事務用機器などの筐体に用いられる外装鋼材に外気への熱伝達を狙った放熱性黒色処理(例えば特許文献3)の例があるが、筐体の低温化には働くが、この処理により電子部品の小型化や高寿命化までには至っていない。
特開2001−189534号公報 特開1996−255960号公報 特開2006−291280号公報
そこで、本発明は、電子機器部品の高機能化、小型化および高速化に伴う信号遅延、誤作動や部品寿命の低下などに対する熱対策問題として、熱輻射を付加させた微細な金属粒子の簡単な析出により発熱部品の温度上昇を抑制し、さらに放熱材自体の小型化要求に十分応えることを目的とするものである。
本発明者らは、亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面上に熱エネルギーの吸収性及び熱放出性に優れた層を設けた放熱性部材およびその製造方法について鋭意検討し、本発明に至った。
すなわち、本発明の放熱性部材は、亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面を有する被処理基材表面上に、ニッケルおよび/またはコバルトを主体とし、さらに銅および/または銀を含む下層と、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層とからなる複層皮膜を有し、波長4〜14μmの赤外線輻射率が少なくとも0.90であることを特徴とする放熱性部材である。
本発明の放熱性部材の製造方法は、上記構成の放熱性部材の製造方法であって、亜鉛および/またはアルミニウムを含む被処理表面を有する被処理基材を、ニッケルイオンおよび/またはコバルトイオンを主体とし、さらに銅イオンおよび/または銀イオンを含む酸性水溶液に接触させることを特徴とする放熱性部材の製造方法である。
本発明によれば、ニッケルおよびコバルトのうち少なくとも1種類と、銅および銀の少なくとも1種を含む下層の上に、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層を設けることにより、下層皮膜が脱落しにくく、塗膜密着性に優れた熱吸収層を、被処理基材の亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面に設けることができる。この熱吸収層は、亜鉛および/またはアルミニウムを含む基材表面に対して、比較的低温で、無電解・短時間の一段処理で経済的な表面処理により、熱吸収性及び放熱性に優れた層として得ることができる。更に、本発明の放熱性部材の有する上記構成からなる層は、その組成を適宜選択することにより、有害な水溶性アンチモン化合物等を使用することなく、被処理基材の加工性、耐久性及び熱伝導性などの特性の向上のために各種成分が添加されている合金材上に製造することもできる。従って、本発明は、家電製品や光学機器部品、輸送機器部品、電子機器部品、建築材料など用途に利用価値が高い。
放熱率試験での比較例4の黒色アルマイトと、実施例1の波長4〜14μmの遠赤外線輻射率輻射強度チャートである。 実施例1のESCAによる表面分析でのO、Zn、Cu元素スペクトル測定結果を示す図である。 実施例1のESCAによる表面分析でのNi、S、Al元素デプスプロファイルを示す図である。 実施例1のESCAによる表面分析でのデプスプロファイルを示す図である。 実施例1のSEM像を示す図である。 実施例1のFE−SEM像を示す図である。(a)は300000倍でのFE−SEM像であり、(b)は(a)中のAで示される部分の2500000倍でのFE−SEM像である。
本発明にかかる放熱性部材は、被処理基材表面上に熱吸収層である下層を有する。下層は、ニッケルおよび/またはコバルトを主体とし、さらに銅および/または銀を含み、下層上には、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層が設けられていることが必要である。本発明にかかる放熱性部材の波長4〜14μmの赤外線輻射率は少なくとも0.90、すなわち1未満、0.90以上、より好ましくは0.90から0.98の範囲内とされ、良好な熱吸収性及び熱放出性を得ることができる。
ニッケルおよび/またはコバルトは、下層の金属成分の主体として含まれており、下層に5〜25質量%の割合で含有されていることが好ましい。下層は、膜比重が5.0以下、好ましくは2.0〜4.0の範囲にあるアモルファス状金属層であることが好ましい。膜比重が5.0以下のアモスファル状金属層についてニッケルを主体とした場合について説明すると、目視による外観が黒色〜灰黒色であり、透過型電子顕微鏡(TEM:250万倍)によっても金属原子の結晶格子縞が認められないものを指す。この金属層(皮膜)が金属結晶質と異なりアモルファス状であることは、遠赤外線の熱エネルギーの吸収性に優れ、熱輻射を向上させることになる。この熱輻射率がより良好である膜比重としては、金属ニッケルの比重の1/2以下の粗な膜状態が好ましい。金属ニッケルの比重の1/3〜1/2の範囲がより好ましい。膜比重が金属ニッケルの比重の1/3未満であると膜の付着力が低下し、1/2を超える場合はニッケル結晶が大きく成長し、熱エネルギーの吸収が低下する場合がある。
上層の厚みは特に限定されないが、0.01〜0.5μm、中でも0.05〜0.5μmの範囲のものが、反射防止機能が優れるため好ましい。また、下層の厚みは、十分な黒味を得るため0.01〜1μmであることがより好ましい。これらの膜厚が上層、下層の何れも範囲内であり、加えて下層の皮膜の膜比重が5.0以下のアモルファス状金属層であると、放熱性が非常に良好な範囲となる。
被処理基材の被処理面は、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるものが利用可能である。被処理基材には、例えば、亜鉛および/またはアルミニウム合金めっき鋼、亜鉛および/またはアルミニウム合金めっきアルミニウム、亜鉛またはアルミダイカストなどの亜鉛および/またはアルミニウム合金からなる表面を有する金属材料のほか、アルミニウムや亜鉛を真空蒸着やスパッタリングで被覆したガラスや樹脂材料なども含まれる。被処理基材表面に亜鉛および/またはアルミニウムがないと、ニッケルおよび/またはコバルトが好ましくは5〜25質量%を占め、銅および/または銀を含む下層、好ましくは、膜比重が5.0以下のアモルファス状下層を密着良く形成することが困難なため好ましくない。被処理基材表面の組成(表面を構成する材料の組成)は、亜鉛及びアルミニウムの少なくとも1種が50質量%以上あることが好ましい。好ましい基材としては、アルミニウム系としては例えば、純アルミニウム、JIS 1000系が最も好ましく、次いで2000系、3000系、5000系、6000系、7000系、AC材、ADC材が好ましい。これらは亜鉛酸ナトリウム、亜鉛酸カリウム、フッ化亜鉛を含む亜鉛置換の析出処理をして使用することがより好ましい。マグネシウム合金も亜鉛置換処理して表面に亜鉛層を形成することにより本発明の処理が可能となる。また、亜鉛系合金材としてはZDC材、亜鉛被覆鋼材としては溶融亜鉛めっき鋼、電気亜鉛めっき鋼、真空蒸着亜鉛めっき鋼、Zn‐Al合金めっき鋼などが好ましい。これらの材料は混在しても同時に処理が可能である。
下層中には、ニッケルおよびコバルトの少なくとも1種と、銅および銀の少なくとも1種の他に、ニッケルおよび/コバルトや、銅および/または銀の金属ナノ粒子、酸化物、水酸化物、および成膜条件に応じて生成する亜鉛化合物や硫化化合物を含む不純物の少なくとも1種を更に含むことができる。
下層とともに熱吸収層を形成する上層は、透明性があり、入射光の閉じ込め効果を有する層として設けられたものである。そのために下層の熱吸収機能、好ましくは膜比重が5.0以下のアモルファス状金属層の熱吸収機能をより一層高めることができると同時に、熱吸収層としての皮膜全体の耐摩耗性や密着性を向上させ、下層の脱落を防止することができる。上層は、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ベリリウム、および酸化亜鉛のいずれか1種から、あるいはこれらの2種以上の混合物からなるものとすることができる。これらの酸化物の合計が概ね皮膜成分合計量の50質量%以上(100質量%である場合も含む)であることが好ましい。また、上層に酸化カルシウムまたは酸化マグネシウム、より好ましくは酸化ベリリウムを含む場合は熱伝導度を向上させるため特に好ましい。さらに、酸化亜鉛を含む場合は帯電防止や紫外線吸収効果も高めることができる。本発明の皮膜の2層構造は上層、下層が明確に分離している必要はなく、徐々に組成が変化する組成傾斜構造であってもかまわない。上層にも成膜条件に応じて生成する亜鉛化合物や硫化化合物を含む不純物が含まれていても良い。
上層の更に上に、最上層として、0.05〜5μmの膜厚を有する無機材料または有機材料の透明保護層を形成することができる。つまり、使用される環境によって防食性を求められる場合があり、その期待耐用時間により最上層の種類や膜厚を選択することができる。例えば、無機系材料としては、Zr化合物やTi化合物あるいはSi化合物などが挙げられ、有機系材料としては、フッ素系ワニスやシリコーン系ワニスが挙げられる。
本発明の放熱性部材の製造方法としては、以下の2つの方法を挙げることができる。
(1)亜鉛および/またはアルミニウムを含む被処理表面を有する被処理基材を、ニッケルイオンおよびコバルトイオンのうち少なくとも1種類と、銅イオンおよび銀イオンの少なくとも1種と、必要に応じてフッ化物イオンと、を含む水溶液に接触させることにより、ニッケルおよびコバルトのうち少なくとも1種類と、銅および銀の少なくとも1種を含む下層、好ましくはアモルファス状金属層の下層を形成させたのち、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層を形成する第一の方法。
(2)亜鉛および/またはアルミニウムを含む被処理表面を有する被処理基材を、ニッケルイオンおよびコバルトイオンのうち少なくとも1種類および、銅イオンおよび銀イオンの少なくとも1種と、亜鉛イオンと、必要に応じてフッ化物イオンと、を含む水溶液に接触させることにより、ニッケルおよびコバルトのうち少なくとも1種類と、銅および銀を含む下層、好ましくは膜比重が5.0以下のアモルファス状金属層の下層の形成を開始し、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層を下層と同時に形成する第二の方法。
本発明において膜比重が5.0以下のアモルファス状金属の下層を形成するための処理液には、ニッケルイオンおよびコバルトイオンのうち少なくとも1種類と、銅イオンおよび銀イオンの少なくとも1種と、必要に応じてフッ化物イオンと、を含む水溶液が使用できる。フッ化物イオンの濃度は1.0モル/L以上が好ましく、上限は飽和量(処理液中のカチオンの量、pH、フッ化物塩として添加した場合にその溶解度などから決まる飽和量)である。この処理液中にさらにアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含有させることにより、生成した下層が成長するのに続き、その上に実質的に透明なアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム及び亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物が析出し、下層と上層を1回の処理で同時的に形成させることが可能になる。
処理液中のニッケルイオン、コバルトイオン、銅イオン、銀イオンは、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、フッ化物、炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、水酸化物、酸化物などの形で加えることができる。特に硫化物、塩化物、炭酸塩(塩基性炭酸塩)、水酸化物が好ましい。
被処理基材の被処理表面がアルミニウムまたはその合金の場合には、エッチング補助剤としてフッ化物イオンを含むことがより好ましい。フッ化物イオンが存在するとアルミ材料に対して亜鉛置換処理することなく直接処理しても良好な外観を得ることができる。フッ化物イオンは、ニッケルやコバルトおよび銅または銀を供給する際、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、酢酸塩、シュウ酸塩などとして添加することにより両者を同時に補給することができる。
処理液のpHは特に限定されないが、7以下であることが好ましく、2〜6の範囲がより好ましい。
本発明の処理液において、ニッケルおよびコバルトの両方の金属イオンを用いる場合は、金属イオン合計10質量部のうち、ニッケルイオンが2〜9質量部で、残部がコバルトイオンであることが好ましい。ニッケルイオンが2質量部未満であると素材種によっては十分な膜比重が5.0以下のアモルファス状金属層の皮膜を得られない場合があり、また、9質量部より多くても同様である。処理液中のニッケル及びコバルトの少なくとも1種の濃度は1〜50g/Lが好ましく、2〜30g/Lがより好ましい。銅および/または銀のイオン濃度は、ニッケルおよび/またはコバルトのイオン濃度に対して0.1モル%以上が好ましく、より好ましくは0.02〜0.2モル%の範囲で、0.01モル%未満であると膜比重が5.0以下のアモルファス状の金属皮膜が十分に得られない場合があり、2モル%を超える場合でも良好な皮膜は得られない場合がある。かかる処理液により、得られる皮膜の下層中でのニッケルおよび/またはコバルトに対する、銅および/または銀の割合は25〜40質量%の範囲であることがこのましい。
処理液調製用のこれらの化合物は、水に溶解して処理液を調製するが、処理液はその効果を損なわない範囲で水以外の溶媒を含んでいても良い。その場合、水と相溶性のある溶媒、例えばアルコール類等が選択できる。処理液の濃度は、添加化合物が溶解できる濃度範囲であれば、特に制限されるものではないが、金属イオンとして3〜200g/Lとするのが望ましい。3g/L未満では、処理に長時間を要するようになり、200g/Lより多くなると一部未溶解の塩が析出することがある。アルミニウム、マグネシウム、または亜鉛を処理液中に添加することが好ましく、その合計濃度は、0.05〜20g/Lであることがさらに好ましい。
亜鉛および/またはアルミニウムを含む被処理表面を処理液に接触させると、被処理表面から亜鉛および/またはアルミニウムが溶出し、その置換反応によって液中のNi、Coイオンが材料表面にナノ微粒子状として、または酸化物として表面に析出し、好ましくは膜比重が4.0以下のアモルファス状の金属皮膜を得ることができる。また、処理液に銅イオンおよび/または銀イオンが含まれる場合には、Niおよび/またはCoイオンより優先的に銅イオンおよび/または銀イオンが先行して置換反応しながら、遅れてNiおよび/またはCoイオンの置換反応が開始し、結果として安定的に膜比重が好ましくは4.0以下のアモルファス状の金属皮膜の形成が可能となる。これら両方の場合とも、液中にアルミニウム、マグネシウム、亜鉛等のイオンや酸化物等が存在すると、界面でのpH上昇に伴ってアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、亜鉛の酸化物が析出して皮膜上に堆積し、皮膜層の再溶解を防止するため、密着性に優れた皮膜が得られる。処理が終わった後、これを水洗、乾燥することにより、析出したアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、および亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層は、下層、好ましくは膜比重が好ましくは4.0以下のアモルファス状金属下層の保護皮膜になって皮膜の密着性、耐久性が向上するとともに反射防止層となり、赤外線吸収性能も向上する。処理液中にアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、および亜鉛の少なくとも1種のイオンが存在しない場合は、透明酸化物層が生成しにくいため、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、亜鉛の酸化物ゾルやこれらの金属が溶解した前駆体溶液を塗布、焼成してアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、および亜鉛の酸化物の少なくとも1種を含む上層を形成することが好ましい。前駆体溶液の成分としては、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、亜鉛の、シュウ酸塩、マレイン酸塩、硝酸塩、塩化物、β−ジケトン錯体などが好ましい。また、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウム、亜鉛を含む酸性溶液に接触させることにより、水酸化亜鉛を析出させ、水洗後に乾燥する方法により上層を形成することも同様に好ましい。
本発明を実施する場合、被処理基材の被処理面と処理液との接触方法には、被処理基材を処理液中に浸漬したり、被処理基材の被処理表面にスプレー等により塗布したりすることで処理液を接触させる方法が採用できる。
処理温度としては、特に制限されるものではないが、0〜80℃の範囲、好ましくは20〜50℃の範囲で処理するのが望ましい。処理時間は、処理液の濃度、処理方法、処理温度等により一概に制限することはできないが、通常は数秒〜数分間、好ましくは5〜180秒間、処理液と金属材料素材とを接触させる。処理時間が長くなりすぎると、析出したナノ微粒子状金属、または酸化物は粒径が大きく成長して、熱吸収性能を低下させたり、素材表面の形状を損なう場合がある。また、処理後は速やかに水洗等により、処理液を除去するのが望ましい。処理液と接触させる前に、常法に従い脱脂等の前処理を施しておくことも望ましい。
本発明における下層と上層の境界は、これらの組成が変化する明確な境界(界面)として形成されていても、下層の組成が連続的あるいは断続的に変化して上層となる境界として形成されてもよい。
また、被処理基材の表面に予め粗面化処理を施してから、上述した複層皮膜を形成することもできる。粗面化の程度は、被処理基材と複層皮膜との熱交換率を高めて放熱性を更に向上させることができるように適宜設定することができる。例えば、Ra(JIS-B-0633-2001:算術平均表面粗さ)が0.5〜10μmの範囲となるように粗面化することが好ましい。被処理基材の表面の粗度を大きくするための表面化の方法としては、例えば、物理的な方法としてブラスト処理があげられ、化学的な方法としては酸洗のほかケミカルエッチングの組合せが使用可能である。
以下に本発明を実施例および比較例によって説明する。本発明は以下実施例に示した範囲に限定されるものではない。
(実施例1〜4及び比較例1〜5)
以下に実施例1〜4および比較例1〜5を説明する。表1に示す組成の処理液を調製し、表2に示す条件で試験材料を製作した。
試験板:
試験板としては、ADC12のアルミ板(厚さ1mm、50×100mm)を、アルカル脱脂剤(日本パーカライジング(株)製 FC-315)で脱脂、水洗、乾燥したもの、およびこれを水酸化ナトリウム溶液に酸化亜鉛を溶解して調整した亜鉛置換めっき浴で30秒間処理し、表面を金属亜鉛で被覆した亜鉛被覆アルミ板の2種を使用した。
表1に示す組成の処理液を調製(溶媒として純水を使用)し、フッ化物イオンを含む処理液を45℃に加温して試験板を30秒間浸漬し、表面に下層と上層を同時形成した。処理後は水洗し、150℃で5分間乾燥した。試験板には実施例1〜4、及び比較例1〜5は亜鉛被覆アルミ板を使用した。液のpHは希硫酸またはアンモニア水で調整した。
(実施例5)
実施例1と同じ亜鉛被覆アルミ板と処理液組成1で作製した処理板にフッ素樹脂ワニス(関東電化工業(株)製KD270)の溶液を2g/m2となるよう塗布し、80℃で乾燥させて試験板を作製した。
(実施例6)
亜鉛被覆を行わないADC12のアルミ板に対して、実施例1の同じ処理液組成1で作製した処理板に、アルミナゾル10g/Lの溶液を膜厚0.5μmとなるよう塗布し、150℃で乾燥させて試験板を作製した。
(実施例7)
実施例1と同じ亜鉛被覆アルミ板と処理液組成1で作製した処理板を、10g/Lのシリカゾル(日産化学(株)製スノーテックスN)に20秒間浸漬し、150℃で1時間乾燥させて表面に酸化ケイ素の上層を形成して試験板を作製した。
(比較例6)
輻射率を比較するために素材ADC12(70×50×t2mm)に黒色アルマイト皮膜10μmを用意した。
(比較例7)
輻射率を比較するために素材ADC12(70×50×t2mm)に放熱塗料「クールテックCT-100」オキツモ(株)製の塗布品20μmを用意した。
得られた試験材料について以下の性能評価を行った。
1)外観:色差計(日本電色工業(株)製カラーメーター)にて光吸収性能の指標として試験材料表面のL値を測定して評価(L値が小さいほど光吸収性が優れる)した。
2)耐摩耗性:試験材料表面を白色の紙(キムワイプ)で20往復擦り、脱落して紙に付着した黒色皮膜の量を目視で判定した。
A:付着が認められないもの
B:やや付着したもの
C:紙が黒くなったもの
3)輻射率試験(波長4〜14μmの遠赤外線輻射率測定):テストパネルの片側中央部に10cmの間隔から熱風を垂直に吹き、反対側から分光輻射率計で輻射強度を測定する。温度範囲は60〜62℃。分光輻射率計:日本バーンズ(株)製「赤外線輻射率計」を使用。輻射率εは1.0に近づくほど熱放射性に優れる。評価結果を表3に示す。また、図1に、放熱率試験での比較例4の黒色アルマイトと、実施例1の波長4〜14μmの遠赤外線輻射率輻射強度チャートを示す。
4)Niを主体とする膜比重:試料(10cm×10cm)を1サンプルとし、その半分を膜厚測定用とし、残り半分を皮膜重量測定用とした。膜厚測定用サンプルは中央部と両端の三等分し、この3枚からの皮膜断面のSEM像からNiを主体とする平均膜厚を算出する(場合によってはEDS分析結果のマッピングを併用)。この後、残り半分から硝酸溶液で皮膜を溶解除去して、その前後の重量を計測し、皮膜溶解溶液のICP分析により、皮膜の各組成金属の量を測定する。これらの数値より膜比重を算出する。走査型電子顕微鏡:JSM-6490を使用。
5)化学状態分析及び表面分析:皮膜表面層の構成元素分析としてX線光電子分光分析装置(ESCA-3400)を使用。
また、これらの皮膜構造を確認するために、ESCAによる表面分析を実施した。その結果、各実施例および各比較例では生成した全ての皮膜が膜厚0.01〜0.5μmの上層と膜厚0.1〜1μmの下層からなることが確認された。実施例1の皮膜分析結果を代表例として図2にESCAによる表面分析での各元素スペクトル測定結果と、それらから作成したデプスプロファイルを図3及び図4に示す。皮膜成分のZnと素材成分Alの交点を界面とすると、皮膜厚は約220nmで、ZnとNiが傾斜した膜ではなく、全般的にZn、Ni、Cuが混在した皮膜である。特徴的にはCuが表層側に、Niが基材側にそれぞれ偏重傾向を示しており、これは、Znとの置換析出においてCuとNi同時に行われ、Niと比べて電位的にCuが貴な金属である分、表層側に多く析出し、反応の基点になったものと判断できる。加えて、表層にZnの極わずかなピークが確認された。
さらに、この下層は膜比重が粗なアモルファス状であることを確認するため、図5にSEM像を、図6(a)及び(b)にFE−TEM像をそれぞれ示す。図5のSEMの皮膜観察から、Niを主体とする下層は100〜300nm程度の間隔の凹凸をなしており、一方、図6(a)及び(b)に示すFE−TEM観察では、100〜300nm程度で電子線の回折縞が見られなかった。すなわち、電子線の散乱が殆ど見られなかった。加えて、このときのNi付着量は189mg/m2あり、平均膜厚を150nmとしてNi層の膜比重を計算したところ2.83となった。金属Niの比重は8.902であるから、それと比べて比重が1/3程度の粗なアモルファス状であると判断できる。

Claims (16)

  1. 亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面を有する被処理基材表面上に、ニッケルおよび/またはコバルトを主体とし、さらに銅および/または銀を含む下層と、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層とからなる複層皮膜を有し、波長4〜14μmの赤外線輻射率が少なくとも0.90であることを特徴とする放熱性部材。
  2. 波長4〜14μmの赤外線輻射率が1未満、0.90以上である請求項1に記載の放熱性部材。
  3. 前記下層の膜比重が5.0以下である請求項1または2に記載の放熱性部材。
  4. 前記下層の膜比重が2.0〜4.0である請求項3に記載の放熱性部材。
  5. 前記下層が、5〜25質量%のニッケルおよび/またはコバルトを含む請求項1から4のいずれかに記載の放熱性部材。
  6. 前記下層が、0.1〜1μmの厚さを有する請求項1から5のいずれかに記載の放熱性部材。
  7. 前記上層が、0.01〜0.5μmの厚さを有する請求項1から6のいずれかに記載の放熱性部材。
  8. 前記上層の更に上に最上層として、透明保護層を有する請求項1から7のいずれかに記載の放熱性部材。
  9. 被処理基材表面が予め粗面化処理されている請求項1から8のいずれかに記載の放熱性部材。
  10. 亜鉛および/またはアルミニウムを含む表面を有する被処理基材表面上に、ニッケルおよび/またはコバルトを主体とし、さらに銅および/または銀を含む下層と、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ベリリウムおよび亜鉛から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む上層とからなる複層皮膜を有し、波長4〜14μmの赤外線輻射率が少なくとも0.90である放熱性部材の製造方法であって、
    亜鉛および/またはアルミニウムを含む被処理表面を有する被処理基材を、ニッケルイオンおよび/またはコバルトイオンを主体とし、さらに銅イオンおよび/または銀イオンを含む酸性水溶液に接触させることを特徴とする放熱性部材の製造方法。
  11. 波長4〜14μmの赤外線輻射率が1未満、0.90以上である請求項10に記載の放熱性部材の製造方法。
  12. 前記銅および/または銀のイオン濃度は、ニッケルおよび/またはコバルトのイオン濃度に対して少なくとも0.01モル%である請求項10または11に記載の放熱性部材。
  13. 前記銅および/または銀のイオン濃度は、ニッケルおよび/またはコバルトのイオン濃度に対して0.02〜2モル%である請求項12に記載の放熱性部材。
  14. 前記酸性水溶液には、さらにフッ素イオンを含むものである請求項10から13のいずれかに記載の放熱性部材の製造方法。
  15. 前記被処理基材表面に予め粗面化処理を行う請求項10〜14のいずれかに記載の放熱性部材の製造方法。
  16. 前記上層の更に上に最上層として、透明保護層を設ける工程を有する請求項10から15のいずれかに記載の放熱性部材の製造方法。
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