JP2011051910A - 2剤混合式化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明液状の第1剤と第2剤とを混合することによって、得られる化粧料が白濁化するという外観の変化、見た目の意外性やおもしろさを伴い、かつ粘度が増大するため液だれ等がなく扱いやすく、その反面、皮膚への塗布時にシェア(ずれ、ひずみ)がかかることで容易に粘度が低下して流動化して塗布しやすいという、使用場面に応じたレオロジー挙動を示す2剤混合式化粧料を提供する。
【解決手段】使用直前に第1剤と第2剤とを混合して用いる2剤式化粧料であって、(1)特定のブロック型アルキレンオキシド誘導体〔例えば、BO(32)・EO(52)ジメチルエーテル等〕と、水と、液状油分を含有し、系の粘度が1,000〜10,000mPa・s(30℃、B型粘度計)である透明な第1剤と、(2)水を主成分とする第2剤とからなり、第2剤より第1剤が多い比率で混合する2剤式化粧料。
【選択図】図1
【解決手段】使用直前に第1剤と第2剤とを混合して用いる2剤式化粧料であって、(1)特定のブロック型アルキレンオキシド誘導体〔例えば、BO(32)・EO(52)ジメチルエーテル等〕と、水と、液状油分を含有し、系の粘度が1,000〜10,000mPa・s(30℃、B型粘度計)である透明な第1剤と、(2)水を主成分とする第2剤とからなり、第2剤より第1剤が多い比率で混合する2剤式化粧料。
【選択図】図1
Description
本発明は使用直前に第1剤と第2剤を混合して用いる2剤混合式化粧料に関する。さらに詳しくは、透明性の高い第1剤と第2剤を混合することによって、得られる化粧料が白濁化するという外観の変化、見た目の意外性やおもしろさを伴い、かつ粘度が増大してクリーム状となるため液だれ等がなく扱いやすく、その反面、皮膚表面に塗り拡げる時には、シェア(ずれ、ひずみ)がかかることで容易に粘度が低下して流動化するため塗布しやすいという、使用場面に応じたレオロジー挙動を示す2剤混合式化粧料に関する。
本発明の2剤混合式化粧料に近い技術として、例えば以下の文献に記載の技術が挙げられる。
すなわち、特開2002−138011号公報(特許文献1)には、混合による外観変化(増粘あるいは白濁)を楽しみ、かつ使いやすく、たれ落ちがない2剤混合式化粧料として、油溶性/油中分散性の増粘剤(例えば、アクリルアミド・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩の架橋ポリマー、アクリル酸塩・アクリルジメチルタウリン酸塩の共重合体)と、液状油剤を含有し、粘度3000mPa・s以下あるいは波長400nmでの光透過率が30%以上である第1剤と、水を40質量%以上含有し、pHが8以下で、粘度3000mPa・s以下あるいは波長400nmでの光透過率が30%以上である第2剤とを組み合わせた混合式化粧料であって、第1剤と第2剤を混合した化粧料のpHが3〜8で、粘度が3500mPa・s以上あるいは波長400nmでの光透過率が30%未満である化粧料が記載されている。
特開平11−139954号公報(特許文献2)には、グリセリン、ジグリセリン等の保湿剤中に、ポリアクリル酸塩やカルボキシビニルポリマー等を増粘剤として1〜50質量%配合した第1剤と、無機塩類または有機塩類を含有する解粘性第2剤からなる2相型マッサージ用の化粧料・医薬および浴用料・浴用医薬部外品が記載されている。
特開平9−2925号公報(特許文献3)には、pH5以上の第1剤と、pH5以下でカルボキシビニルポリマーを含有する第2剤とからなり、第1剤と第2剤との混合液のpHが5以上になる2剤混合式化粧料(特には染毛剤)が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の化粧料では、第1剤は雲った外観となりがちで透明性の高い基剤とするのが難しく、外観変化(透明→白濁)の幅が少ないという欠点がある。実際、特許文献1の実施例で示される第1剤は、波長440nmでの光透過率が40%、61%で、いずれも半透明液状で、透明性が高くない(特許文献1[0029]〜[0030]、[0034]〜[0036])。また増粘剤として用いるポリマーエマルジョンが沈殿する場合があり、保存安定性の面で十分でない。さらに第1剤、第2剤ともに低粘度である。特許文献1の実施例で示される第1剤は41mPa・s、45mPa・sと極めて低粘度のもののみである。2剤を混合するときは通常、第1剤を手のひらなどに適量とり、そこに第2剤を添加し、指などで両者を手のひらの上で混合する。第1剤がこのように極めて低粘度であると、液状で流れやすくたれ落ちしやすいため、第2剤との混合がしづらく、使い勝手が良好でない。その反面、混合により得られる化粧料の粘度は極めて高く(表1〜2)、このような極めて高粘度の化粧料では皮膚へ塗布する際に塗り拡げ難いと思われる。特許文献1には塗布時にかかるシェア(ずれ、ひずみ)による化粧料粘度の低下、使用場面に応じたレオロジー挙動等についての記載・示唆がない。
特許文献2に記載の化粧料は、体を濡らした後に使用することで保湿剤中の増粘剤が水和し増粘効果を発揮するという機構である。しかし特許文献2の化粧料は第1剤の透明性を高くし、第2剤を混合することで白濁化させるという外観変化、見た目の意外性やおもしろさを企図するものでない。また、増粘剤が沈殿する場合があり、保存安定性の面でも十分なものでない。
特許文献3に記載の化粧料は、染毛剤に係る発明で、染毛剤の分野ではこのような2剤方式はよく採られる手法といえるが、これは機能上必要とされ、透明から白濁へといったような視覚的な変化を図るものでない。
なお、特開2008−19239号公報(特許文献4)には、本願発明の(a)成分を利用したオイルゲル基剤に関する発明が記載されているが、該文献には、上記オイルゲル基剤を2剤式化粧料に利用することを示唆するような記載はない。
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、透明性の高い第1剤と第2剤を混合することによって、得られる化粧料が白濁化するという外観の変化、見た目の意外性やおもしろさを伴い、かつ粘度が増大してクリーム状となるため液だれ等がなく扱いやすく、その反面、皮膚表面に塗り拡げる時には、シェア(ずれ、ひずみ)がかかることで容易に粘度が低下して流動化するため塗布しやすいという、使用場面に応じたレオロジー挙動を示す2剤混合式化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、 使用直前に第1剤と第2剤とを混合して用いる2剤式化粧料であって、(1)下記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体と、水と、液状油分を含有し、系の粘度が1,000〜10,000mPa・s(30℃、B型粘度計)である透明な第1剤と、(2)水を主成分とする第2剤とからなり、第2剤より第1剤が多い比率で混合する2剤式化粧料を提供する。
R1O−[(AO)k(EO)m(AO)n]−R2 (I)
(式中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基を示し、k、nはAOの平均付加モル数、mはEOの平均付加モル数を示し、1≦(k+n)≦70、1≦m≦70であり、(EO)/(AO+EO)=20〜80質量%である。R1、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜4の炭化水素基または水素原子を示す。)
また本発明は、第1剤が、波長450nmにおける光透過率が70%以上である、上記2剤式化粧料を提供する。
また本発明は、第1剤が、波長450nmにおける光透過率が70%以上である、上記2剤式化粧料を提供する。
また本発明は、第1剤中において、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体を水に対して2〜20倍量(質量比)の割合で含有する、上記2剤式化粧料を提供する。
また本発明は、第1剤と第2剤とを混合して得られた化粧料の系の粘度が12,000〜80,000mPa・s(30℃、B型粘度計)であり、波長450nmにおける光透過率が50%以下である、上記2剤式化粧料を提供する。
本発明により、透明性の高い第1剤と第2剤を混合することによって、得られる化粧料が白濁化するという外観の変化、見た目の意外性やおもしろさを伴い、かつ粘度が増大してクリーム状となるため液だれ等がなく扱いやすく、その反面、皮膚表面に塗り拡げる時には、シェア(ずれ、ひずみ)がかかることで容易に粘度が低下して流動化するため塗布しやすいという、使用場面に応じたレオロジー挙動を示す2剤混合式化粧料が提供される。
以下、本発明について詳述する。なお以下においてPOEはポリオキシエチレンを、POPはポリオキシプロピレンを、POBはポリオキシブチレンを、それぞれ示す。
本発明の2剤式化粧料は第1剤と第2剤とからなる。
[第1剤]
第1剤にはブロック型アルキレンオキシド誘導体と、水と、液状油分を含有する。
第1剤にはブロック型アルキレンオキシド誘導体と、水と、液状油分を含有する。
〈ブロック型アルキレンオキシド誘導体〉
本発明に用いられるブロック型アルキレンオキシド誘導体は下記式(I)で示される。
本発明に用いられるブロック型アルキレンオキシド誘導体は下記式(I)で示される。
R1O−[(AO)k(EO)m(AO)n]−R2 (I)
上記式(I)中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基を示す。具体的にはオキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基などが挙げられる。好ましくはオキシプロピレン基、オキシブチレン基である。またEOはオキシエチレン基を示す。
k、nはAOの平均モル付加数を示し、1≦k+n≦70であり、好ましくは2≦k+n≦50である。mはEOの平均付加モル数を示し、1≦m≦70であり、好ましくは5≦m≦55である。(k+n)、mが0であると滑らか感が得られ難く、一方、70を超えるとべたつき感が出てくる傾向がみられる。
R1、R2は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜4の炭化水素基または水素原子を示す。本発明ではR1、R2がともに炭素原子数1〜4の炭化水素基を示すものが好ましいが、炭化水素基の炭素原子数は同一若しくは異なっていてもよい。炭化水素基としてはアルキル基、アルケニル基等が挙げられるが、アルキル基が特に好ましい。具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が例示される。好ましくはメチル基、エチル基である。炭素原子数5以上の炭化水素基では親水性が低下し、潤い感が低下する傾向がみられる。
上記ブロック型アルキレンオキシド誘導体の具体例を挙げると、例えばPOE(9)POP(2)ジメチルエーテル、POE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(6)POP(14)ジメチルエーテル、POE(15)POP(5)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(22)POP(40)ジメチルエーテル、POE(35)POP(40)ジメチルエーテル、POE(50)POP(40)ジメチルエーテル、POE(55)POP(30)ジメチルエーテル、POE(30)POP(34)ジメチルエーテル、POE(25)POP(30)ジメチルエーテル、POE(27)POP(14)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(17)POP(4)ジメチルエーテル、POE(9)POB(2)ジメチルエーテル、POE(14)POB(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジエチルエーテル、POE(10)POP(10)ジプロピルエーテル、POE(10)POP(10)ジブチルエーテル、POE(52)POB(32)ジメチルエーテル、POE(34)POB(14)ジメチルエーテル、POE(35)POB(32)ジメチルエーテル、POE(23)POB(32)ジメチルエーテル、POE(45)POB(28)ジメチルエーテル、POE(35)POP(30)グリコール、POE(35)POB(32)グリコール等が挙げられる。
上記ブロック型アルキレンオキシド誘導体は公知の方法で製造することができる。例えば、水酸基を有している化合物にエチレンオキシドおよび炭素原子数3〜4のアルキレンオキシドを付加重合した後、ハロゲン化アルキルをアルカリ触媒の存在下にエーテル反応させること等によって得ることができる。ただしこの製造方法に限定されるものでない。
上記ブロック型アルキレンオキシド誘導体は第1剤中に1〜30質量%の割合で配合されるのが好ましく、より好ましくは5〜15質量%、特に好ましくは8〜12質量%である。
〈水〉
水は第1剤中に0.5〜5質量%配合されるのが好ましい。また第1剤中において、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体を水に対して2〜20倍量(質量比)の割合で配合するのが好ましい。
水は第1剤中に0.5〜5質量%配合されるのが好ましい。また第1剤中において、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体を水に対して2〜20倍量(質量比)の割合で配合するのが好ましい。
〈液状油分〉
液状油分は、室温(25℃)において液状を呈する油分であって、化粧料に一般に用いられ得るものであれば特に限定されるものでなく、例えば、流動パラフィン、スクワレン等の炭化水素油;マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ホホバ油、ナタネ油、ヒマシ油、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、スクワレン等の天然動植物油;ジャスミン油等の香油;液状エステル油(例えば、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、イソパルミチン酸イソオクチル、イソノナン酸イソノニル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル等や、液状の紫外線吸収剤であるイソプロピル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート等のケイ皮酸エステルなど);シリコーン油(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度の鎖状シリコーン油や、ドデカメチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキン等の低粘度の環状シリコーン油など)等が挙げられる。ただし、これら例示に限定されるものでない。中でも炭化水素油、液状エステル油、シリコーン油等が好ましく用いられる。
液状油分は、室温(25℃)において液状を呈する油分であって、化粧料に一般に用いられ得るものであれば特に限定されるものでなく、例えば、流動パラフィン、スクワレン等の炭化水素油;マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ホホバ油、ナタネ油、ヒマシ油、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、スクワレン等の天然動植物油;ジャスミン油等の香油;液状エステル油(例えば、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、イソパルミチン酸イソオクチル、イソノナン酸イソノニル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル等や、液状の紫外線吸収剤であるイソプロピル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート等のケイ皮酸エステルなど);シリコーン油(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度の鎖状シリコーン油や、ドデカメチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキン等の低粘度の環状シリコーン油など)等が挙げられる。ただし、これら例示に限定されるものでない。中でも炭化水素油、液状エステル油、シリコーン油等が好ましく用いられる。
上記液状油分は第1剤中に50〜95質量%の割合で配合されるのが好ましく、より好ましくは80〜90質量%である。
第1剤は透明であり、具体的には波長450nmにおける光透過率が70%以上であるのが好ましく、より好ましくは80%以上、特に好ましくは90%以上である。第1剤中では、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体と水とが、上記液状油分中に逆ミセルを形成するようにして存在すると考えられる。すなわち液状油分中に、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体が、AO基を外に、EO基を内に向けて会合し、親水性の強い中心部に水を可溶化するような状態で存在し、そのため第1剤の外観が高い透明性を呈するものと考えられる。
また第1剤の系の粘度は1,000〜10,000mPa・s(30℃、B型粘度計)であるのが好ましく、より好ましくは3,000〜8,000mPa・sである。このように適度な粘度を有することで、第1剤を手にとったとき流れたり液だれする等の不具合がなく、第2剤との混合がしやすくなる。系の粘度を上記範囲内とするには、例えば上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体の配合量を調整する、水の配合量を調整する、等によって行うことができる。
[第2剤]
第2剤は水を主成分とするが、水以外の水溶性成分(水性成分)を配合してもよい。水性成分としては、低級アルコール、多価アルコール等が挙げられる。
第2剤は水を主成分とするが、水以外の水溶性成分(水性成分)を配合してもよい。水性成分としては、低級アルコール、多価アルコール等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えばエタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等)、3価のアルコール(例えば、グリセリン等)、4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等)、5価アルコール(例えば、キシリトール等)、6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等)、多価アルコール重合体(例えば、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等)、糖アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等)等が挙げられる。
上記以外にも水溶性保湿成分も配合することができる。具体的には、例えばコンドロイチン硫酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、植物抽出物(例えば、イザヨイバラ、セイヨウノコギリソウ、メリロート、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、ポリ(メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン−メタクリル酸ブチル)等が挙げられる。
第2剤は水およびその他の水性成分が主成分をなすため、透明で、液状の基剤となる。
[任意添加成分]
上記第1剤、第2剤にはそれぞれ、本発明の目的、効果を損なわない範囲において、さらに通常化粧料に配合し得る任意添加成分をそれぞれ適宜配合することができる。このような成分としては、例えば、ビタミン類、油分(液状油分以外の油分)、界面活性剤、防腐剤、紫外線吸収剤、美白剤、消炎剤、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、水溶性高分子、金属イオン封鎖剤、香料、水等が挙げられる。ただしこれら成分に限定されるものでない。
上記第1剤、第2剤にはそれぞれ、本発明の目的、効果を損なわない範囲において、さらに通常化粧料に配合し得る任意添加成分をそれぞれ適宜配合することができる。このような成分としては、例えば、ビタミン類、油分(液状油分以外の油分)、界面活性剤、防腐剤、紫外線吸収剤、美白剤、消炎剤、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、水溶性高分子、金属イオン封鎖剤、香料、水等が挙げられる。ただしこれら成分に限定されるものでない。
ビタミン類としては、ビタミン油、レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類;リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類;L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルDL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム、アスコルビン酸グルコシド等のビタミンC類;パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類;ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類;ビタミンP;ビオチンなど例示される。
油分(液状油分以外の油分)としては、例えば、個体油脂(カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油など)、ロウ類(ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテルなど)、炭化水素油(液状以外。例えば、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等)、高級脂肪酸(例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)など)、高級アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール;モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコールなど)、3次元網目構造を形成しているシリコ−ン樹脂、シリコーンゴムなどが例示される。
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(親油性、親水性)等が挙げられる。本発明では非イオン界面活性剤(親油性、親水性)が好ましく用いられる。親油性親油性非イオン界面活性剤としては、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α, α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類のほか、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体などが例示される。親水性非イオン界面活性剤としては、POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類;ブルロニック等のプルアロニック型類;POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミドのほか、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸などが例示される。
防腐剤としては、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等が例示される。
紫外線吸収剤は、化粧料に配合され得るものであれば特に限定されるものでなく、油溶性紫外線吸収剤、水溶性紫外線吸収剤が挙げられる。油溶性紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸(PABA)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−トリメトキシケイ皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシリキシ)シリル]ブチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t?ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、オクトクリレン等が例示される。水溶性紫外線吸収剤としては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびその塩、フェニレン−ビス−ベンゾイミダゾール−テトラスルホン酸およびその塩等のベンゾイミダゾール系紫外線吸収剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル等が例示される。
美白剤としては、アルブチン、トラネキサム酸、4−メトキシサリチル酸等が例示される。
消炎剤としては、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等が例示される。
賦活剤としては、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出物等が例示される。
血行促進剤としては、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等が例示される。
抗脂漏剤としては、硫黄、チアントール等が例示される。
水溶性高分子としては、天然の水溶性高分子(例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリントガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン等の植物系水溶性高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系水溶性高分子など)、半合成水溶性高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)等のセルロース系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子など)、合成水溶性高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等のビニル系水溶性高分子;ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなど)、無機の水溶性高分子(例えば、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸など)が例示される。
金属イオン封鎖剤としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸などが例示される。
[2剤式化粧料の調製]
本発明の2剤式化粧料は、例えば、最初に透明な第1剤を適量手のひらに採り、そこに第2剤を適量添加して、第1剤および第2剤を手のひらの上で指などで混ぜ合せる。この混ぜ合せる工程中に、透明な基剤が混合により乳化して白濁化し、外観変化の意外性等により、使用者に化粧料混合・使用の楽しさ等を与える。また粘度が高くなりクリーム状となることから、液だれし難くなる。混合は十数秒〜数分間程度行えば十分で、この混合により基剤が容易に白濁化し、また増粘することができ、液だれしない等の効果が生じる。
本発明の2剤式化粧料は、例えば、最初に透明な第1剤を適量手のひらに採り、そこに第2剤を適量添加して、第1剤および第2剤を手のひらの上で指などで混ぜ合せる。この混ぜ合せる工程中に、透明な基剤が混合により乳化して白濁化し、外観変化の意外性等により、使用者に化粧料混合・使用の楽しさ等を与える。また粘度が高くなりクリーム状となることから、液だれし難くなる。混合は十数秒〜数分間程度行えば十分で、この混合により基剤が容易に白濁化し、また増粘することができ、液だれしない等の効果が生じる。
混合により得られる化粧料(混合物)は乳化型化粧料で、乳化のタイプは水中油型、油中水型、いずれの型も採り得る。
混合により得られる化粧料(混合物)の粘度は12,000mPa・s(30℃、B型粘度計)若しくはそれ以上の粘度となり、クリーム状に増粘する。粘度の上限は特に限定されるものでないが概ね80,000mPa・s(30℃、B型粘度計)くらいまでが使用性の点から好ましい。
そして、このように白濁化し、粘度が高くなった化粧料(混合物)を手にとって、肌(例えば顔面)全体に広く延ばすように塗布すると、化粧料にシェア(ゆがみ、ひずみ)がかかることになる。本発明化粧料は、肌への塗布時にシェアがかかると化粧料の粘性が容易に低下するという、使用場面に合わせてレオロジー挙動が容易に変化するという効果を奏する。
そして、このように白濁化し、粘度が高くなった化粧料(混合物)を手にとって、肌(例えば顔面)全体に広く延ばすように塗布すると、化粧料にシェア(ゆがみ、ひずみ)がかかることになる。本発明化粧料は、肌への塗布時にシェアがかかると化粧料の粘性が容易に低下するという、使用場面に合わせてレオロジー挙動が容易に変化するという効果を奏する。
また混合により外観が透明から白濁するという見た目の変化により、使用時の楽しさを使用者にもたせるという効果もある。
第1剤と第2剤の混合は、特に限定されるものでないが、それぞれを容器に収容し、ワンプッシュして混合するようにする等の方法がある。本発明効果を得るために混合割合は通常第2剤より第1剤が多い比率で配合することが必要であり、好ましくは第1剤:第2剤=60:40〜80:20(質量比)である。さらに好ましくは60:40〜70:30(質量比)である。
本発明の2剤式化粧料は、マッサージクリーム、スキンケアクリーム、ヘアクリーム、ハンドクリーム、マッサージオイル、メーク落としオイル、ヘアオイル等として好適に用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。
まず初めに、本実施例で行った評価試験方法および評価方法について説明する。
まず初めに、本実施例で行った評価試験方法および評価方法について説明する。
[第1剤の光透過率]
吸光光度計(V550:日本分光(株)製)を用い、25℃にて450nm波長での第1剤の光線透過率を測定した。
吸光光度計(V550:日本分光(株)製)を用い、25℃にて450nm波長での第1剤の光線透過率を測定した。
[第1剤の粘度]
B型粘度計(ビスメトロン粘度計VDA型:芝浦システムズ社製)を用い、30℃にて第1剤の粘度を測定した。
B型粘度計(ビスメトロン粘度計VDA型:芝浦システムズ社製)を用い、30℃にて第1剤の粘度を測定した。
[混合物の光透過率]
吸光光度計(V550日本分光(株)製:)を用い、25℃にて450nm波長での混合物の光線透過率を測定した。
吸光光度計(V550日本分光(株)製:)を用い、25℃にて450nm波長での混合物の光線透過率を測定した。
[混合物の粘度]
B型粘度計(ビスメトロン粘度計VDA型:芝浦システムズ社製)を用い、30℃にて混合物の粘度を測定した。
B型粘度計(ビスメトロン粘度計VDA型:芝浦システムズ社製)を用い、30℃にて混合物の粘度を測定した。
[増粘性]
測定された混合物の粘度から増粘性を評価した。
(評価基準)
○:増粘性あり
×:増粘性なし
測定された混合物の粘度から増粘性を評価した。
(評価基準)
○:増粘性あり
×:増粘性なし
[第1剤と第2剤の混ぜやすさ]
専門パネル(10名)が手の上で1剤と2剤を混合し、その混ぜやすさについて判定し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名中8名以上が、混ぜやすいと判定
△:10名中5〜7名が、混ぜやすいと判定
×:10名中4名以下が、混ぜやすいと判定
専門パネル(10名)が手の上で1剤と2剤を混合し、その混ぜやすさについて判定し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名中8名以上が、混ぜやすいと判定
△:10名中5〜7名が、混ぜやすいと判定
×:10名中4名以下が、混ぜやすいと判定
[外観変化(白濁化)のわかりやすさ]
専門パネル(10名)が手の上で1剤と2剤を混合し、その外観変化(白濁化)のわかりやすさについて判定し、下記評価基準により評価した。
○:10名中8名以上が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
△:10名中5〜7名が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
×:10名中4名以下が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
専門パネル(10名)が手の上で1剤と2剤を混合し、その外観変化(白濁化)のわかりやすさについて判定し、下記評価基準により評価した。
○:10名中8名以上が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
△:10名中5〜7名が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
×:10名中4名以下が、外観変化(白濁化)がわかりやすいと判定
[使用感触(べたつかない)]
専門パネル(10名が)1剤と2剤の混合物を肌に塗布し、その使用感触(べたつきのなさ)を判定し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名中8名以上が、べたつかないと判定
△:10名中5〜7名が、べたつかないと判定
×:10名中4名以下が、べたつかないと判定
専門パネル(10名が)1剤と2剤の混合物を肌に塗布し、その使用感触(べたつきのなさ)を判定し、下記評価基準により評価した。
(評価基準)
○:10名中8名以上が、べたつかないと判定
△:10名中5〜7名が、べたつかないと判定
×:10名中4名以下が、べたつかないと判定
(実施例1〜3、比較例1)
下記表1に示す組成の試料を第1剤(1剤−A)として調製した。また下記表2に示す組成の試料を第2剤として調製した。この第1剤(1剤−A)と第2剤との混合比(質量%)を変えて混合し、得られた混合物(水中油型乳化組成物)について上記評価試験方法、評価基準に基づき評価した。結果を表3に示す。
下記表1に示す組成の試料を第1剤(1剤−A)として調製した。また下記表2に示す組成の試料を第2剤として調製した。この第1剤(1剤−A)と第2剤との混合比(質量%)を変えて混合し、得られた混合物(水中油型乳化組成物)について上記評価試験方法、評価基準に基づき評価した。結果を表3に示す。
(製法)
(3)〜(15)を80℃以上で加熱溶解し、透明確認後、30℃まで冷却した。次いで(1)と(2)を混合し、これを上記に添加、撹拌し、透明液状の第1剤(1剤−A)を得た。
(3)〜(15)を80℃以上で加熱溶解し、透明確認後、30℃まで冷却した。次いで(1)と(2)を混合し、これを上記に添加、撹拌し、透明液状の第1剤(1剤−A)を得た。
なおこの第1剤(1剤−A)を用いて、ひずみ速度と粘度変化の関係を測定した。併せて、POB(32)・POE(52)ジメチルエーテルの代りに、油性増粘剤として化粧料に汎用される脱臭ポリブテン、およびジメチコン〔ひずみ速度が小さい場合、POB(32)・POE(52)ジメチルエーテルとほぼ同じ程度の粘度を示し、かつ、ひずみ速度によらず粘度が一定である油分。対照試料として用いた〕を用いた製剤でも上記関係を測定した。結果を図1に示す。同図から明らかなように、POB(32)・POE(52)ジメチルエーテルを用いた製剤ではひずみ速度がかかるにつれ急激に粘性が低下したことが確認された。
(製法)
(2)〜(5)、(8)を室温にて撹拌し、透明確認した。次いで60℃に加熱溶解した(6)と(1)、(7)を混合し、上記に添加、撹拌し透明液状の第2剤を得た。
(2)〜(5)、(8)を室温にて撹拌し、透明確認した。次いで60℃に加熱溶解した(6)と(1)、(7)を混合し、上記に添加、撹拌し透明液状の第2剤を得た。
表3の結果から明らかなように、第1剤と第2剤とを60:40〜80:20(質量比)の割合で、特には60:40〜70:30(質量比)の割合で混合するのが好ましい。50:50(質量比)の割合で混合した比較例1では十分な増粘性が得られなかった。
(実施例4〜6、比較例2)
下記表4に示す組成の試料を第1剤(1剤−B〜1剤E)として調製した。第2剤は上記表2に示す試料を用いた。この1剤−B〜1剤−Eと、第2剤とを70:30(質量比)の割合で混合し、得られた混合物(水中油型乳化組成物)について、上記試験方法、評価基準に従い、混合物の粘度、光透過率、混ぜやすさ、外観変化(白濁化)のわかりやすさ、増粘性、使用感触について評価した。結果を表5に示す。
下記表4に示す組成の試料を第1剤(1剤−B〜1剤E)として調製した。第2剤は上記表2に示す試料を用いた。この1剤−B〜1剤−Eと、第2剤とを70:30(質量比)の割合で混合し、得られた混合物(水中油型乳化組成物)について、上記試験方法、評価基準に従い、混合物の粘度、光透過率、混ぜやすさ、外観変化(白濁化)のわかりやすさ、増粘性、使用感触について評価した。結果を表5に示す。
以下、さらに本発明の製剤の処方例を示す。
(処方例1:スキンケアクリーム)
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 1
ジプロピレングリコール 1
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 2
2−エチルヘキサン酸セチル 10
ジメチルシリコーン(6CS) 5
γ−リノレン酸 0.01
α−リポ酸 0.01
ユビキノン 0.01
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 8
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
香料 0.005
水 残余
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 1
ジプロピレングリコール 1
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 2
2−エチルヘキサン酸セチル 10
ジメチルシリコーン(6CS) 5
γ−リノレン酸 0.01
α−リポ酸 0.01
ユビキノン 0.01
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 8
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
香料 0.005
水 残余
(処方例2:マッサージオイル)
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 0.8
ジプロピレングリコール 1.5
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(12)ジイソステアレート 2
POE(8)ジイソステアレート 1
2−エチルヘキサン酸セチル 20
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 5
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 5
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 1
POE(60)水添ヒマシ油 0.2
アスコルビルエチル 0.1
フェノキシエタノール 0.5
香料 0.005
水 残余
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 0.8
ジプロピレングリコール 1.5
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(12)ジイソステアレート 2
POE(8)ジイソステアレート 1
2−エチルヘキサン酸セチル 20
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 5
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 5
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 1
POE(60)水添ヒマシ油 0.2
アスコルビルエチル 0.1
フェノキシエタノール 0.5
香料 0.005
水 残余
(処方例3:スキンケアクリーム)
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 1.5
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(10)水添ヒマシ油 1.5
POE(20)ソルビタンモノオレート 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
パルミチン酸レチノール 0.25
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 5
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
アスコルビルエチル 0.1
4−メトキシサリチル酸カリウム塩 0.5
香料 0.005
水 残余
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 1.5
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(10)水添ヒマシ油 1.5
POE(20)ソルビタンモノオレート 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
パルミチン酸レチノール 0.25
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 5
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
アスコルビルエチル 0.1
4−メトキシサリチル酸カリウム塩 0.5
香料 0.005
水 残余
(処方例4:メーク落としオイル)
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 2
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 5
POE(10)イソステアレート 1
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
グリセリン 1
ジプロピレングリコール 5
ブチレングリコール 8
POE(60)水添ヒマシ油 0.2
香料 0.002
水 残余
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 2
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 5
POE(10)イソステアレート 1
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.1
流動パラフィン 残余
<第2剤>
グリセリン 1
ジプロピレングリコール 5
ブチレングリコール 8
POE(60)水添ヒマシ油 0.2
香料 0.002
水 残余
(処方例5:ヘアオイル)
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 2
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 1.5
POE(12)ジイソステアレート 0.5
POE(8)ジイソステアレート 2
POE(10)イソステアレート 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ユビキノン 0.01
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 8
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
香料 0.005
水 残余
(配 合 成 分) (質量%)
<第1剤>
水 2
ジプロピレングリコール 2
POB(32)・POE(52)ジメチルエーテル 10
イソステアリン酸 1
POE(20)グリセリントリイソステアレート 1.5
POE(12)ジイソステアレート 0.5
POE(8)ジイソステアレート 2
POE(10)イソステアレート 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 36
ジメチルシリコーン(6CS) 5
メチルフェニルポリシロキサン 2
ユビキノン 0.01
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
流動パラフィン 残余
<第2剤>
エタノール 8
グリセリン 2
ジプロピレングリコール 6
ブチレングリコール 8
ポリエチレングリコール(POE−150) 3
POE(60)水添ヒマシ油 0.4
グリチルリチン酸誘導体 0.05
香料 0.005
水 残余
本発明の2剤混合式化粧料は、透明液状の第1剤と第2剤とを混合することによって、得られる化粧料が白濁化するという外観の変化を伴い、かつ粘度が増大するため液だれ等がなく扱いやすく、その反面、皮膚への塗布時にシェア(ずれ、ひずみ)がかかることで容易に粘度が低下して流動化するという使用場面に応じたレオロジー挙動を示すため、肌の手入れの楽しさと、肌への塗布のしやすさが得られる。
Claims (5)
- 使用直前に第1剤と第2剤とを混合して用いる2剤式化粧料であって、(1)下記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体と、水と、液状油分を含有し、系の粘度が1,000〜10,000mPa・s(30℃、B型粘度計)である透明な第1剤と、(2)水を主成分とする第2剤とからなり、第2剤より第1剤が多い比率で混合する2剤式化粧料。
R1O−[(AO)k(EO)m(AO)n]−R2 (I)
(式中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基を示し、k、nはAOの平均付加モル数、mはEOの平均付加モル数を示し、1≦(k+n)≦70、1≦m≦70であり、(EO)/(AO+EO)=20〜80質量%である。R1、R2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜4の炭化水素基または水素原子を示す。) - 第1剤が、波長450nmにおける光透過率が70%以上である、請求項1記載の2剤式化粧料。
- 第1剤中において、上記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体を水に対して2〜20倍量(質量比)の割合で含有する、請求項1または2記載の2剤式化粧料。
- 第1剤と第2剤とを60:40〜80:20(質量比)の割合で混合する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2剤式化粧料。
- 第1剤と第2剤とを混合して得られた化粧料の系の粘度が12,000〜80,000mPa・s(30℃、B型粘度計)であり、波長450nmにおける光透過率が50%以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の2剤式化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009200170A JP2011051910A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 2剤混合式化粧料 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009200170A JP2011051910A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 2剤混合式化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011051910A true JP2011051910A (ja) | 2011-03-17 |
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JP2009200170A Pending JP2011051910A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 2剤混合式化粧料 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011051910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017095083A1 (ko) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 주식회사 아모레퍼시픽 | 혼합 용이성이 확보된 이액 제형 화장료 조성물 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138011A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Fancl Corp | 混合式化粧料および化粧方法 |
JP2008019239A (ja) * | 2006-06-12 | 2008-01-31 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物 |
-
2009
- 2009-08-31 JP JP2009200170A patent/JP2011051910A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002138011A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-14 | Fancl Corp | 混合式化粧料および化粧方法 |
JP2008019239A (ja) * | 2006-06-12 | 2008-01-31 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017095083A1 (ko) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 주식회사 아모레퍼시픽 | 혼합 용이성이 확보된 이액 제형 화장료 조성물 |
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