JP2011050993A - 連続鋳造設備の鋳片案内装置 - Google Patents

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浩志 川口
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Abstract

【課題】ロール内部に冷却液通路を有して鋳片を案内するロールを備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置において、リップシールを用いて前記冷却液通路から冷却液が外部に漏れることを長期間にわたって確実に防止すること。
【解決手段】内側に軸受64と軸受箱用冷却液通路65とを有し、軸受64によってロール50のロール軸部51を回転自在に支持する軸受箱60と、一方の端部部分が軸受箱60内に導かれ、かつ、前記冷却液通路53におけるロール軸部部分に挿入され、冷却液通路53に冷却液を流すための冷却液流通路体81と、冷却液が冷却液通路53と冷却液流通路体81との隙間を通って該冷却液通路53から漏れることを防止すべく冷却液通路53におけるロール軸部51部分の位置に複数個並べて設けられたリップシール91a,91bとを備え、各リップシール間に潤滑剤93が初期充填されている。軸受箱70側についても同一構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶鋼よりスラブ、ブルーム、ビレットなどの鋳片を製造する連続鋳造設備に備えられ、ロール内部に冷却液を流通させる冷却液通路を有して鋳片を案内するロールを備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置に関するものである。
従来、この種の装置の一例として、実公昭61−21163号公報に開示された連続鋳造設備の冷却装置が知られている。以下、図8〜図12を参照して従来装置について説明する。図8は従来装置を示す正面図、図9は図8のA−A線断面図、図10は図9の要部を断面して示した拡大断面図、図11は図10の左側面図、図12は図10の右側面図である。
鋳型(図示せず)よりピンチロール(図示せず)までの間に配置する二次冷却帯には、図8に示すように、鋳片の対向する側面に配置する一対のローラ(ロール)1A,1Bを垂直方向に複数列配設したローラセクションSを連設している。
前記ローラセクションSは、上下に延びる垂直方向のフレーム2A,2Bを同一側方に並列に設けるとともに、他側方に前記フレーム2A,2Bに対向してフレーム3A,3Bを並列に設けており、これら4本のフレーム2A,2B,3A,3Bの上下両側及び中間部をロ字枠状の水平フレーム4A,4B,4Cに連結し、ローラセクションのフレームを構成している。
前記のフレーム2A,2B,3A,3B及びフレーム4A,4B,4Cは角筒状である。図8,図9に示すように、下段のフレーム4Bに冷却水の給水口5A,5Bを設けるとともに、フレーム2B,3Bの上端に排出口6A,6Bを設けている。かつ、フレーム4A,4B,4Cと連結する部位のフレーム2A,3Aの両側及びフレーム2B,3Bの一側面に冷却水流通穴7を穿設する一方、フレーム2B,3Bのフレーム2A,3Aとの対向面は穴を穿設せずに仕切板8とすることにより、フレーム2A,3Aを給水ヘッダ、フレーム2B,3Bを排水ヘッダとするとともに、フレーム4A,4B,4Cの全体に冷却水が流通するようにしている。そして、図10に示すように、前記フレーム2A,2B,3A,3Bには取付孔9を設けるとともに、該取付孔9を囲繞するパッキン10を設けた取付座21をフレーム外面に固着している。
前記ローラ1A,1Bの両側にそれぞれ連結する軸受箱11A,11B,12A,12Bは、図10及び図11に示すように、四角形状であり、下壁より前記取付孔9に内嵌する連結パイプ13を突設し、該連結パイプ13を取付孔9に挿入するとパッキン10でリップシールされて接続するようにしている。これらの前記各軸受箱11A〜12Bには、前記連結パイプ13の内端と連通させて外周に沿って冷却水通路14を設け、該冷却水通路14の底壁部に位置する他端部に接続するようにU字状の冷却水管15の一端を軸受箱の外壁に固着している。
そして、前記冷却水管15の他端は、軸受箱の中央部に設ける軸穴16の中央部に位置するようにし、前記軸穴16に嵌合するローラ1A,1Bの両側軸部17A,17B,18A,18Bの中央部に開口している冷却水通路19に内嵌し、該冷却水通路19の内周に取り付けたパッキン20によりリップシールでシールされて着脱自在に接続するようにしている。
前記各ローラ1A,1Bには、両側軸部より中央部にかけて軸心部に前記冷却水通路19を貫通して穿設しており、よって一方の冷却水管15より流入した冷却水が冷却水通路19を通って他方の冷却水管15から流出するようにしている。また、前記各軸受箱11A〜12Bには、図10に示すように、軸穴16に沿ってベアリング22を設けており、ローラ両側軸部を回転自在に支承している。
前記構成よりなる冷却装置においては、図8〜図10に示すように、冷却水は、給水口5A,5Bから下段フレーム4Bを経て、順次、給水ヘッダとなる垂直フレーム2A,3A→一方の軸受箱11A,12Aの外周の冷却水通路14→冷却水管15→ローラ1A,1Bの軸心部の冷却水通路19→他方の冷却水管15→他方の軸受箱11B,12Bの外周の冷却水通路14→排水ヘッダとなる垂直フレーム2B,3Bへと流通し、かつ、給水側のフレーム2A,3A及び排水側のフレーム2B,3B内に下方から上方へ流通し、排水側の垂直フレーム2B,3Bの上端の排水口6A,6Bから排水されるようになっている。
そして、前述したように、ローラ1A,1Bの冷却水通路19の内周に取り付けたリップシールからなるパッキン20により、前記冷却水通路19から冷却水が外部に漏れることを防止するようにしている。
実公昭61−21163号公報 特開2009−113056号公報
前述した従来装置では、回転自在なローラ1Aの冷却水通路19におけるローラ軸部17A,17B部分の内周に取り付けたリップシール(リップパッキン)20により、前記冷却水通路19から冷却水が外部に漏れることを防止するようにしている。このシール構造についての詳しい具体的記載がないものの、ローラ1Aの冷却水通路19におけるローラ軸部17A,17B部分にそれぞれ1個のリップシール20を設け、冷却水の圧力によってリップシール20のリップ部が冷却水管15の外周面に押圧されることにより、冷却水の外部への漏洩を防止するようにしていると理解される。
この場合、ローラ軸部17A,17Bの溝部分に装着されたリップシール20のリップ部は、冷却水管15の外周面に摺接しており、冷却水の圧力によって前記外周面に常時押圧されている。このため、リップシール20のリップ摺接部と、冷却水管15におけるリップ部が摺接する部位とが、やがては損耗することにより、漏水にいたることとなる(シール対象が潤滑性を有するグリースやオイルの場合には損耗は著しくないが、当該装置ではシール対象が冷却水であり、良好な潤滑性を有しないものである。)。
このような欠点を解消するため、確実にシールが可能で長寿命のいわゆるロータリジョイントを使用することが考えられる。ところが、鋳型下に連なる上位のロールは、鋳片のバルジング(膨張)を抑制するためにロールを稠密に配備する必要があることから、そのロール径が小さくならざるを得ない。このため、鋳型下に連なる上位のロール用の場合には、ロータリジョイントは大形であるため使用することができない。なお、リップ部が冷却水管15に摺動する部位にグリースを塗布することが考えられる。しかし、グリースは、やがては冷却水で流されてしまう。また、外部からグリースを供給できるようにすることは、構造上きわめて困難である。
ここで、前述したロータリジョイントの使用が困難な点について詳しく説明する。鋳片案内装置では、鋳型直下は鋳片の凝固シェルが薄いため、鋳型直下においては鋳片の長辺側に対して一対のロールを配するとともに、鋳片の短辺側に対して一対のロールを配するようにし、ロールを稠密に配備(4面ガイド)するようにしている。特に、大断面のブルーム連鋳機では鋳片の短辺側の寸法が大きく、さらに割れ感受性の大きい鋼種を鋳造するということもあって、鋳型直下の数mの領域では、鋳片の長辺側と短辺側にロールを稠密に配備(4面ガイド)することが重要になる。
そして、このようにロールを4面ガイド配備して鋳片の凝固未発達部(鋳型直下の数m)を下方へ案内する鋳片案内装置では、鋳片の幅方向に対してロールのサポート範囲を十分に大きくする(ロール胴部長を大きくして鋳片のコーナ部に可能な限り近付ける)ことが必須になる。この場合、長辺側のロール端部と短辺側のロール端部とが平面的に接近することになり、ロータリジョイントをこの狭小空間に配備することが困難となる(隣接するロータリジョイント同士が干渉するため)。さらに、ロータリジョイントへの給水(または排水)のためのホース接続が必要となり、ますますロータリジョイントの配備が困難になる。この点を解消するために、内装式のロータリジョイントを採用することも考えられるものの、そもそもロール径が小さく(ロールを稠密配置するため)、したがって、ロール軸端部の径も小さく、市販の内装式のロータリジョイントをロール軸端部に内装することが困難となっている。
そこで、本発明の課題は、ロール内部に冷却液を流通させる冷却液通路を有して鋳片を案内するロールを備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置において、リップシールを用いて前記冷却液通路から冷却液が外部に漏れることを長期間にわたって確実に防止することができるようにした、連続鋳造設備の鋳片案内装置を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
請求項1の発明はロール内部にロール内部を貫通する冷却液通路を有して鋳片を案内するロールを備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置において、内側に軸受と軸受箱用冷却液通路とを有し、前記軸受によって前記ロールのロール軸部を回転自在に支持する軸受箱と、一方の端部部分が前記軸受箱内に導かれ、かつ、前記冷却液通路におけるロール軸部部分に挿入され、前記冷却液通路に冷却液を流すための冷却液流通路体と、前記軸受箱内に設けられ、冷却液が前記冷却液通路と前記冷却液流通路体との隙間を通って該冷却液通路から漏れることを防止すべく前記冷却液通路におけるロール軸部部分の位置に、複数個並べて設けられたリップシール、又は複数列のリップ部を持つ単体のリップシールとを備え、前記各リップシール間又は前記複数列のリップ部間に潤滑剤が初期充填されていることを特徴とする連続鋳造設備の鋳片案内装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置において、前記複数個のリップシール又は前記単体のリップシールは、冷却液流入側の軸受箱内にあるものではリップ部を冷却液通路下流側へ向けて装着され、冷却液排出側の軸受箱内にあるものではリップ部を冷却液通路上流側へ向けて装着されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置において、前記冷却液流通路体は、その前記一方の端部部分が前記軸受箱に固定されるとともに、他方の端部部分が前記軸受箱の前記軸受箱用冷却液通路に連絡する状態で前記軸受箱に固定されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置において、前記冷却液流通路体の前記一方の端部部分が、前記軸受箱の構成部材であって前記ロールのロール軸端面側を塞ぐためのエンドカバープレートを介して前記軸受箱の蓋部材に固定されており、該エンドカバープレート、該蓋部材の内部又は該エンドカバープレートと該蓋部材との密着面の一部には、漏洩物排出用通路が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置において、前記ロール軸における前記冷却液通路の壁面に前記複数個のリップシール又は前記単体のリップシールを装着するためのリップシール装着溝が設けられており、該リップシール装着溝の径寸法は前記冷却液通路の径寸法よりも大であることを特徴とするものである。
本発明の連続鋳造設備の鋳片案内装置は、ロールの冷却液通路におけるロール軸部部分の位置に、リップシールを複数個設け、又は複数列のリップ部を持つ単体のリップシールを設け、前記各リップシール間又は前記単体のリップシールの複数列のリップ部間に潤滑剤を初期充填するようにしたので、前記リップシールのリップ摺接部は潤滑されて摺接し、前記リップシールの耐久性と前記リップシールによるシール性が向上し、冷却液通路から冷却液が外部に漏れることを長期間にわたって確実に防止することができる。
本発明の一実施形態による連続鋳造設備の鋳片案内装置の要部を示す一部断面平面図である。 図1の一部断面右側面図である。 図1の一部断面左側面図である。 図4は図1の要部の拡大図である。 図4における2個のリップシールに代えて2列のリップ部を持つ単体のリップシールを用いた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。 図2,図3における漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口に代えて蓋部材内部に漏洩物排出用通路を設けた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。 図2,図3における漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口に代えて蓋部材に漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用溝を設けた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。 従来装置を示す正面図である。 図8のA−A線断面図である。 図9の要部を断面して示した拡大断面図である。 図10の左側面図である。 図10の右側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による連続鋳造設備の鋳片案内装置の要部を示す一部断面平面図、図2は図1の一部断面右側面図、図3は図1の一部断面左側面図、図4は図1の要部の拡大図である。
図1〜図3において、50は、例えば外径200mm、長さ400mm程度の寸法のロールである。このロール50は、対向配置された図示しない他方のロールと一対をなし、ロール間で上方からの鋳片Wを支持し案内して下方へ搬送するいわゆる鋳片案内ロールである。ロール50の内部には、一方のロール軸部51から他方のロール軸部52にわたってロール内部を貫通し、冷却液(クーラントや防錆剤が含まれた冷却用の水)を流す断面中空円形の冷却液通路53が形成されている。
ロール50は、両側の軸受箱60,70によってそのロール軸部51,52が回転自在に支持されている。このうち、図1における右側にある一方の軸受箱60は、内側にロール軸部51を収容するハウジングであって、ロール50のロール軸部51を回転自在に支持する軸受64を有して該ロール軸部51を支持している。
前記軸受箱60は、軸受箱本体61、蓋部材62及びエンドカバープレート63を備えている。軸受箱本体61は、給水ヘッダとなる上下方向(紙面垂直方向)に延びる垂直フレーム40Aにボルトで固定されている。軸受箱本体61には、その内周に形成された溝部に前記軸受64が装着され(図4参照)、また、その外周部に軸受箱用冷却液通路65が形成されている。この軸受箱用冷却液通路65の一端側は、前記垂直フレーム40A内の冷却液通路と連絡しており、また、他端側は後述する冷却液流通路体81の他方の端部に連絡している。
この軸受箱本体61に、ロール軸部51の軸端部分に嵌合する軸孔を有する前記蓋部材62がボルトで固定されている。さらに、この蓋部材62に、ロール軸部51の軸端面側を塞ぐための前記エンドカバープレート63がボルト66で固定されるようになっており、エンドカバープレート63には、その中心部(軸心部)に冷却液流通路体81の一方の端部部分が貫通する状態で該エンドカバープレート63に溶接にて固着されている。エンドカバープレート63には、後述する漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口部63aが設けられている(図2参照)。冷却液流通路体81は、本実施形態では、断面中空円形のU字状管よりなっている。
そして、前記蓋部材62には、円環形をなす前記エンドカバープレート63の外周部が嵌め合わされる円環状溝が形成されており、軸受箱本体61に固定された蓋部材62の前記円環状溝の径方向中心はロール50の軸心(ロール軸部51の軸心)に一致している。したがって、蓋部材62の前記円環状溝にエンドカバープレート63の外周部を嵌め合わせて蓋部材62にエンドカバープレート63をボルト66で固定することにより(図2,図4参照)、ロール50の冷却液通路53におけるロール軸部51部分に、冷却液流通路体81の一方の端部部分を、ロール50軸心(ロール軸部51軸心)に対して正確にセンタリングできて後述するリップシール91a,91bと芯ずれを生じることなく、挿入し位置決めすることができるようになっている。
また、前記冷却液流通路体81の他方の端部部分は、軸受箱本体61の前記軸受箱用冷却液通路65の前記他端側に連絡するとともに、該端部部分に溶接で固着されたフランジ67にて軸受箱本体61にボルトで固定されている。このように、冷却液流通路体81は、その一方の端部部分がエンドカバープレート63を介して軸受箱60の蓋部材62に固定され、他方の端部部分が前記の図7〜図9に示す従来装置と同様にフランジ67で軸受箱60の軸受箱本体61に固定されている。
したがって、冷却液流通路体81は、「片持ち構造」の前記従来装置とは違って、その両端部がともに固定された「両持ち構造」となり、冷却液圧力が大きい場合においても冷却液流通路体81が変形して後述するリップシール91a,91bとの偏心を生じたり、フランジ67が破損したりすることがない。
この点について、より詳しく説明すると、前記の図10〜図12に示す従来装置では、U字状の冷却水管15の一端は、矩形のフランジで軸受箱11Aの外壁に固定されており、冷却水管15の他端は、ローラ1Aの軸部17Aの中央部に開口している冷却水通路19に内嵌し、該冷却水通路19の内周に取り付けたパッキン(リップシール)20でシールされて着脱自在に接続されており、冷却水管15は、いわゆる「片持ち構造」となっている。このため、冷却水圧力が大きい場合には、片持ち構造の冷却水管15の先端部に水圧が作用し、このモーメント力によりU字状の冷却水管15が変形してしまい、その結果、該冷却水管15のロール軸端挿入部の位置が変位してリップシール20と冷却水管15との軸心が偏心し、リップシール20の偏摩耗を生じて漏水の原因となる。さらに、冷却水圧力が大きな場合には、冷却水管15を固定している前記フランジに大きなモーメントが作用して、フランジ固定用ボルトが破損することがある。したがって、前記従来装置における「片持ち構造」の冷却水管15は、冷却水圧力が小さい場合に限定されるものである。「片持ち構造」の冷却水管15は、排水側の垂直フレーム2B,3Bの上端の排水口6A,6Bから大気開放で排水される場合には、冷却水圧力は小さなものであり、適用可能であるものの、例えば、冷却水をクローズドループで循環させる場合には、冷却水圧力が大きくならざるを得ず、適用できないものであった。
次に、図1における左側にある他方の軸受箱70について説明する。なお、軸受箱70は、前記軸受箱60と同一の構成である。
この他方の軸受箱70は、内側にロール軸部52を収容するハウジングであって、ロール50のロール軸部52を回転自在に支持する軸受74を有して該ロール軸部52を支持している。
この軸受箱70は、軸受箱本体71、蓋部材72及びエンドカバープレート73を備えている。軸受箱本体71は、排水ヘッダとなる上下方向(紙面垂直方向)に延びる垂直フレーム40Bにボルトで固定されている。軸受箱本体71には、その内周に形成された溝部に前記軸受74が装着され、また、その外周部に軸受箱用冷却液通路75が形成されている。この軸受箱用冷却液通路75の一端側は、前記垂直フレーム40B内の冷却液通路と連絡しており、また、他端側は後述する冷却液流通路体82の他方の端部に連絡している。
この軸受箱本体71に、ロール軸部52の軸端部分に嵌合する軸孔を有する前記蓋部材72がボルトで固定されている。さらに、この蓋部材72に、ロール軸部52の軸端面側を塞ぐための前記エンドカバープレート73がボルト76で固定されるようになっており、エンドカバープレート73には、その中心部(軸心部)に冷却液流通路体82の一方の端部部分が貫通する状態で該エンドカバープレート73に溶接にて固着されている。エンドカバープレート73には、後述する漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口部73aが設けられている(図3参照)。冷却液流通路体82は、本実施形態では、断面中空円形のU字状管よりなっている。
そして、前記軸受箱60の場合と同様に、蓋部材72の円環状溝にエンドカバープレート73の外周部を嵌め合わせて蓋部材72にエンドカバープレート73をボルト76で固定することにより(図3参照)、ロール50の冷却液通路53におけるロール軸部52部分に、冷却液流通路体82の一方の端部部分を、ロール50軸心(ロール軸部52軸心)に対して正確にセンタリングできて後述するリップシール92a,92bと芯ずれを生じることなく、挿入し位置決めすることができるようになっている。
また、前記冷却液流通路体82の他方の端部部分は、軸受箱本体71の前記軸受箱用冷却液通路75の前記他端側に連絡するとともに、該端部部分に溶接で固着されたフランジ77にて軸受箱本体71にボルトで固定されている。このように、冷却液流通路体82は、その一方の端部部分がエンドカバープレート73を介して軸受箱70の蓋部材72に固定され、他方の端部部分がフランジ77で軸受箱70の軸受箱本体71に固定されている。
このように、軸受箱60,70が構成されるとともに、これらに冷却液流通路体81,82が接続されており、したがって、本実施形態の鋳片案内装置では、冷却液は、給水ヘッダとなる垂直フレーム40A→一方の軸受箱60の軸受箱用冷却液通路65→冷却液流通路体81→ロール50の冷却液通路53→他方の冷却液流通路体82→他方の軸受箱70の軸受箱用冷却液通路75→排水ヘッダとなる垂直フレーム40Bへと流通するようになっている。
次に、図4を参照しながら、ロールの冷却液通路におけるロール軸部部分の位置に設けたリップシールについて説明する。
図4に示すように、ロール軸部51の冷却液通路53の壁面における軸端近傍部位に、本実施形態では2つのリップシール装着溝54,54が所定間隔をあけて形成されている。そして、これらの各リップシール装着溝54,54に、それぞれ、本実施形態ではU字状のリップシール91a,91bが装着されている。さらに、リップシール91a,91b間に潤滑剤としてのグリース93が初期充填されている。なお、他方のロール軸部52側のリップシール92a,92bについても、同様に設けられている。
図4に示すように、リップシール91a,91bは、グリース93充填部と冷却液とが隔離されるようにリップ部を冷却液通路下流側へ向けて装着してある(他方のロール軸部52側のリップシール92a,92bについては、リップ部を冷却液通路上流側へ向けて装着してある)。よって、先頭のリップシール91aからわずかな量の漏水を伴うものの、初期充填されたグリース93が流されることがない。また、グリース93がリップシール91a,91bのリップ摺接部に滲み出すので、リップ摺接部に油膜が枯渇することがない。このため、リップシール91a,91bのリップ部の損耗を少なくでき、また、冷却液流通路体81におけるリップシール91a,91bが摺接する部位の損耗を少なくすることができる。
また、シール部材としてリップシール91a,91bを用いているので、その損耗がある程度進展しても、冷却液圧力によりリップ部が相手面に追従するので漏水に至ることがない。また、ロール50回転中心と冷却液流通路体81外径中心とにある程度のずれ(偏心)が生じても、リップ部が相手面に追従することができる。
前記リップシール装着溝54,54の径寸法は冷却液通路53径よりも大であるが、弾性を有するリップシール91a,91bは、装着時に大きく変形させることでリップシール装着溝54,54に装着可能な構造としてある。このため、冷却液通路53にリップシール装着溝54,54を加工するだけでよく、リップシール91a,91bを固定する部品が不要である。
すなわち、ロールを稠密配置する必要がある小径ロールの鋳片案内装置の場合には、軸受内径に嵌合するロール軸部の径が小さく、一方、ロール軸心を貫通する冷却液通路については、冷却液と接触する面積を確保してロール冷却能を大きくしたいこと、また、穴径に対して穴長が大きくなると機械加工が困難になること等の理由から、所定の径が必要となる。このため、リップシール装着溝の直径と軸受内径に嵌合するロール軸部の直径との寸法差が小さくなり、中空状になっているロール軸部の肉厚を確保することが困難になる。その結果、「リップシールを固定するための部品(すなわち、リップシールに作用する冷却液圧力に対し、リップシールをスラスト方向に固定するための部品)」を、この薄い肉厚部に構成することそのものが困難になる。そこで、前述したように、装着時に大きく変形させることでリップシール装着溝54,54に装着可能な構造としてあることにより、ロール軸心を貫通する冷却液通路を大きくでき、冷却液と接するロール内壁の面積を大きくすることができ、ロール冷却能を向上できるという利点がある。
ここで、前記エンドカバープレート63,73について説明すると、エンドカバープレート63,73によりロール軸端部51,52が劣悪な雰囲気に曝されることがなく、リップ摺接部に異物が侵入することがない。この場合、蓋部材62,72に対してエンドカバープレート63,73を完全密閉すると、前記リップシール間に初期充填されたグリース93が冷却液通路53に混入した場合には冷却液を汚濁する危険性がある。あるいは、前記リップシールから僅かに漏洩した水分が軸受箱60,70内の軸受格納部に混入し軸受64,74を劣化させる危険性がある。そのため、エンドカバープレート63,73に小さな開口(本実施形態では長円形)である漏洩物排出用小開口部63a,73aを1個所設けている。漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口部63a,73aを設けることにより、軸受箱60におけるロール軸端面、蓋部材62及びエンドカバープレート63によって囲われる空間部、また、軸受箱70におけるロール軸端面、蓋部材72及びエンドカバープレート73によって囲われる空間部が閉空間とならないので、わずかながらも長期間にわたって漏洩したグリースや冷却液は前記漏洩物排出用小開口部63a,73aから外部に排出されるようになっている。なお、当該開口部63a,73aは十分に小さなものであり、ロール軸端部が劣悪な環境に暴露されることがなく、リップ摺接部に異物が侵入することがない。また、当該開口部63a,73aは、軸受箱60,70が設置状態で、ロール軸心よりも下方、さらにはリップ摺接部よりも下方の位置であることが好ましい(前記空間部に残留する冷却液、グリースの量を少なくするため)。
このように、本実施形態の鋳片案内装置は、ロール50の冷却液通路53におけるロール軸部51部分の位置に2つのリップシール91a,91bを設け、各リップシール間91a,91bにグリース93を初期充填するようにしたので、各リップシール91a,91bのリップ摺接部は潤滑されて摺接し、各リップシール91a,91bの耐久性と該リップシールによるシール性が向上し、冷却液通路53から冷却液が軸受箱60内に漏れることを長期間にわたって確実に防止することができる。なお、他方のロール軸部52側のリップシール92a,92bについても、同様に設けられており、前記と同様の効果を達成することができる。
本発明の鋳片案内装置では、前記実施形態では2個のリップシールを設けたが、3個以上のリップシールを設け、隣り合う各リップシール間に潤滑剤を初期充填するように構成してもよい。また、前記実施形態ではリップシールをロール軸部の溝に装着するようにしたが、冷却液流通路体の外周部に設けた溝にリップシールを装着することも可能である。
また、前記実施形態ではリップシールとして、外周側も内周側もリップ状のものを用いたが、これに限らず、外周側をブロック状にしてゴムの弾性によりシール(冷却液圧力を期待しない)を行うようにしたものでもよい。
図5は図4における2個のリップシールに代えて2列のリップ部を持つ単体のリップシールを用いた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。
図5に示すように、ロール軸部51の冷却液通路53の壁面における軸端近傍部位にリップシール装着溝55が形成されており、このリップシール装着溝55に、1つのリップシール94が装着されている。リップシール94は、弾性体よりなり、外周部を形成する基部の内側部分に軸方向に所定間隔をあけて2列のリップ部が形成されたもの(リップ部の数が2つのもの)である。そして、この2列のリップ部間に潤滑剤としてのグリース93が初期充填されている。なお、図示省略しているが、他方のロール軸部52側についても、リップシール94と同一構造のリップシールが設けられている。
図5に示すように、前記リップシール94は、その2列のリップ部を冷却液通路下流側へ向けて装着してある(図示省略しているが、他方のロール軸部52側のリップシールについては、その2列のリップ部を冷却液通路上流側へ向けて装着してある)。よって、先頭(図5における左側)に位置するリップ部からわずかな量の漏水を伴うものの、初期充填されたグリース93が流されることがない。また、グリース93が各リップ部のリップ摺接部に滲み出すので、リップ摺接部に油膜が枯渇することがない。したがって、各リップ部のリップ摺接部は潤滑されて摺接し、リップシール94の耐久性と該リップシールによるシール性が向上し、冷却液通路53から冷却液が軸受箱60内に漏れることを長期間にわたって確実に防止することができる。
なお、前記リップシール装着溝55の径寸法は冷却液通路53径よりも大であるが、弾性を有するリップシール94は、装着時に大きく変形させることでリップシール装着溝55に装着可能な構造としてある。このため、冷却液通路53にリップシール装着溝55を加工するだけでよく、リップシール94を固定する部品が不要である。
図6は図2,図3における漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口に代えて蓋部材内部に漏洩物排出用通路を設けた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。
図6に示すように、前記の図2,図3におけるエンドカバープレート63に設けた漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口63aに代えて、軸受箱60の蓋部材62の内部にキリ孔で漏洩物排出用通路62aが設けられている。この漏洩物排出用通路62aは、軸受箱60におけるロール軸端面、蓋部材62及びエンドカバープレート63’によって囲われる空間部と軸受箱60外部とを連絡する通路である。この漏洩物排出用通路62aにより、前記漏洩物排出用小開口63aと同様に、わずかながらも長期間にわたって漏洩したグリースや冷却液を軸受箱60外部に排出するようにしている。
図7は図2,図3における漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口に代えて蓋部材に漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用溝を設けた鋳片案内装置の要部を示す断面図である。
図7に示すように、前記の図2,図3におけるエンドカバープレート63に設けた漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用小開口63aに代えて、蓋部材62におけるエンドカバープレート63’との密着面の一部に漏洩物排出用通路としての漏洩物排出用溝62bが設けられている。この漏洩物排出用溝62bは、軸受箱60におけるロール軸端面、蓋部材62及びエンドカバープレート63’によって囲われる空間部と軸受箱60外部とを連絡する通路である。この漏洩物排出用溝62bにより、前記漏洩物排出用小開口63aと同様に、わずかながらも長期間にわたって漏洩したグリースや冷却液を軸受箱60外部に排出するようにしている。
40A,40B…垂直フレーム
50…ロール
51,52…ロール軸部
53…冷却液通路
54,55…リップシール装着溝
60,70…軸受箱
61,71…軸受箱本体
62,72…蓋部材
62a…漏洩物排出用通路 62b…漏洩物排出用溝
63,63’,73…エンドカバープレート
63a,73a…漏洩物排出用小開口部
64,74…軸受
65,75…軸受箱用冷却液通路
66,76…ボルト
67,77…フランジ
81,82…冷却液流通路体
91a,91b…リップシール
92a,92b…リップシール
93…グリース
94…リップシール
W…鋳片

Claims (5)

  1. ロール内部にロール内部を貫通する冷却液通路を有して鋳片を案内するロールを備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置において、
    内側に軸受と軸受箱用冷却液通路とを有し、前記軸受によって前記ロールのロール軸部を回転自在に支持する軸受箱と、
    一方の端部部分が前記軸受箱内に導かれ、かつ、前記冷却液通路におけるロール軸部部分に挿入され、前記冷却液通路に冷却液を流すための冷却液流通路体と、
    前記軸受箱内に設けられ、冷却液が前記冷却液通路と前記冷却液流通路体との隙間を通って該冷却液通路から漏れることを防止すべく前記冷却液通路におけるロール軸部部分の位置に、複数個並べて設けられたリップシール、又は複数列のリップ部を持つ単体のリップシールとを備え、
    前記各リップシール間又は前記複数列のリップ部間に潤滑剤が初期充填されていることを特徴とする連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  2. 前記複数個のリップシール又は前記単体のリップシールは、冷却液流入側の軸受箱内にあるものではリップ部を冷却液通路下流側へ向けて装着され、冷却液排出側の軸受箱内にあるものではリップ部を冷却液通路上流側へ向けて装着されていることを特徴とする請求項1記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  3. 前記冷却液流通路体は、その前記一方の端部部分が前記軸受箱に固定されるとともに、他方の端部部分が前記軸受箱の前記軸受箱用冷却液通路に連絡する状態で前記軸受箱に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  4. 前記冷却液流通路体の前記一方の端部部分が、前記軸受箱の構成部材であって前記ロールのロール軸端面側を塞ぐためのエンドカバープレートを介して前記軸受箱の蓋部材に固定されており、該エンドカバープレート、該蓋部材の内部又は該エンドカバープレートと該蓋部材との密着面の一部には、漏洩物排出用通路が設けられていることを特徴とする請求項3記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  5. 前記ロール軸における前記冷却液通路の壁面に前記複数個のリップシール又は前記単体のリップシールを装着するためのリップシール装着溝が設けられており、該リップシール装着溝の径寸法は前記冷却液通路の径寸法よりも大であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
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