JP2011049889A - 通信制御装置、通信装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、通信装置に関する指示を行うことができるようにする。
【解決手段】管理者が、第1の通信装置10が他の通信装置と通信するためにSIPサーバに予め登録されている設定情報について、SIPサーバにおける登録を解除する指示を入力する。指示受付部53が管理者により入力された指示を受け付けると、状態判別部54が、第1の通信装置10が現在通信状態にあるか、待受状態にあるかを判別する。待受状態にあると判別された場合は、設定情報登録解除部52が登録解除を実行する。一方、通信状態にあると判別された場合は、設定情報登録解除部52は第1の通信装置10が通信を終了するまで待機し、第1の通信装置10が待受状態に遷移した後で登録解除を実行する。
【選択図】図2
【解決手段】管理者が、第1の通信装置10が他の通信装置と通信するためにSIPサーバに予め登録されている設定情報について、SIPサーバにおける登録を解除する指示を入力する。指示受付部53が管理者により入力された指示を受け付けると、状態判別部54が、第1の通信装置10が現在通信状態にあるか、待受状態にあるかを判別する。待受状態にあると判別された場合は、設定情報登録解除部52が登録解除を実行する。一方、通信状態にあると判別された場合は、設定情報登録解除部52は第1の通信装置10が通信を終了するまで待機し、第1の通信装置10が待受状態に遷移した後で登録解除を実行する。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信制御装置、通信装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、セッション開始プロトコル(SIP)に対する追加を提供するためのシステムおよび方法が開示されている。この追加は、“特徴”と称されるフィールドヘッダであることが好ましく、この“特徴”フィールドヘッダは、REGISTERメッセージに追加される。このフィールドは、DND(邪魔をしないで下さい)特徴のような種々の特徴サービス、および、従来のPBXシステムにより提供される他のサービスのための制御情報を含む。
特許文献2には、SIPサーバに対して登録を行うたびに、SIPサーバにアクセスするために必要なパラメータ(「ユーザ名称」など)を不揮発性メモリからなる記憶部に記憶しておく。主電源OFF/ON等の突発的な操作後にも当該登録の削除、再登録処理を行うことができるようにした通信端末装置が記載されている。
特許文献3には、複数のSIPクライアントがSIPサーバに登録されて他の端末と通信するクライアントサーバシステムであって、SIPサーバが、1つ以上のSIPクライアントを着信迂回グループとして設定した着信迂回グループ管理情報を参照して、使用不可能なSIPクライアントへの着信要求に対して、他のSIPクライアントへの着信迂回を可能とするものが記載されている。
本発明の目的は、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、通信装置に関する指示を行うことができるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する登録解除手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記登録解除手段が前記登録を解除する指示を受け付けた際に前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別された場合において、前記通信装置が前記待受状態に遷移してから前記登録解除手段が前記登録を解除するまでの間に前記通信装置に新たな着信があったときに、前記着信を拒否する着信拒否手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の通信制御装置である。
請求項3に記載の発明は、前記通信装置が、前記設定情報の前記サーバにおける登録が解除されている登録解除状態にあるか否かを示す情報を記憶しておく記憶手段を更に備え、前記通信手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、前記設定情報を前記サーバに登録するための通信を行うことなく、前記登録解除状態を維持することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置である。
請求項4に記載の発明は、前記登録解除手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、利用者の認証を行い、前記利用者が正当であると認証された後に前記通信手段に前記登録をするための通信を行わせることを特徴とする請求項3記載の通信制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記登録解除手段が前記登録を解除する指示を受け付けた際に前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別された場合において、前記通信装置が前記待受状態に遷移してから前記登録解除手段が前記登録を解除するまでの間に前記通信装置に新たな着信があったときに、前記着信を拒否する着信拒否手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の通信制御装置である。
請求項3に記載の発明は、前記通信装置が、前記設定情報の前記サーバにおける登録が解除されている登録解除状態にあるか否かを示す情報を記憶しておく記憶手段を更に備え、前記通信手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、前記設定情報を前記サーバに登録するための通信を行うことなく、前記登録解除状態を維持することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置である。
請求項4に記載の発明は、前記登録解除手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、利用者の認証を行い、前記利用者が正当であると認証された後に前記通信手段に前記登録をするための通信を行わせることを特徴とする請求項3記載の通信制御装置である。
請求項5に記載の発明は、前記通信装置が、保守作業が行われる状態に移行したときに、前記通信手段が前記サーバに通知する前記登録及び/又は前記登録の解除の項目を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信制御装置である。
請求項6に記載の発明は、前記通信装置が、前記設定情報の前記登録が行われているか、前記登録が解除されているか、又は前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記登録が解除されるかのいずれの状態にあるかを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信制御装置である。
請求項7に記載の発明は、前記登録解除手段は、前記通信装置が保守作業が行われる状態に移行したときに、前記設定情報の前記登録を解除する指示を受け付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信制御装置である。
請求項6に記載の発明は、前記通信装置が、前記設定情報の前記登録が行われているか、前記登録が解除されているか、又は前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記登録が解除されるかのいずれの状態にあるかを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信制御装置である。
請求項7に記載の発明は、前記登録解除手段は、前記通信装置が保守作業が行われる状態に移行したときに、前記設定情報の前記登録を解除する指示を受け付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信制御装置である。
請求項8に記載の発明は、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、前記通信装置が、前記サーバに登録された設定情報に対する指示を受け付けたときに、他の通信装置との間で通知を行っている通信状態であれば、前記他の通信装置と通信を行っていない待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知する通知手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置である。
請求項9に記載の発明は、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、前記サーバに登録された設定情報に対する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知する通知手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置である。
請求項9に記載の発明は、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、前記サーバに登録された設定情報に対する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知する通知手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置である。
請求項10に記載の発明は、他の通信装置が通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行い、前記設定情報を用いて前記通信装置を呼び出す前記他の通信装置との間で通信を行う通信手段と、前記通信装置が、前記通信手段により他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する登録解除手段とを備えたことを特徴とする通信装置である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う機能と、前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する機能と、前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示が受け付けられたときに、前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う機能と、前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する機能と、前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示が受け付けられたときに、前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項1の発明によれば、通信装置が着信を行わないような設定を、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、行うことができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、通信装置が着信することをより確実に防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、通信装置を再起動したときに、その通信装置が着信することをより確実に防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、通信装置を再起動したときに、その通信装置を操作しようとしている者が正当な利用者か否かを確かめることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録を解除する操作を容易に行うことができる。
請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録についての状態を容易に把握することができる。
請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録を容易に解除することができる。
請求項8の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項9の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項10の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項11の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、通信装置が着信することをより確実に防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、通信装置を再起動したときに、その通信装置が着信することをより確実に防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、通信装置を再起動したときに、その通信装置を操作しようとしている者が正当な利用者か否かを確かめることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録を解除する操作を容易に行うことができる。
請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録についての状態を容易に把握することができる。
請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、利用者が通信装置の設定情報の登録を容易に解除することができる。
請求項8の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項9の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項10の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
請求項11の発明によれば、通信装置に関する設定情報が登録されたサーバに対して、その通信装置が他の通信装置との間で通信している状態であっても、設定情報に対する指示を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される通信システムの構成例を示した図である。
図示するように、この通信システムは、通信装置の一例としての第1の通信装置10と、他の通信装置の一例としての第2の通信装置20とが、ネットワーク80を介して接続されることにより構成されている。
図1は、本実施の形態が適用される通信システムの構成例を示した図である。
図示するように、この通信システムは、通信装置の一例としての第1の通信装置10と、他の通信装置の一例としての第2の通信装置20とが、ネットワーク80を介して接続されることにより構成されている。
本実施の形態では、第1の通信装置10として、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol:SIP)に対応したIP−FAX機能を有する画像形成装置を用いる。また、第2の通信装置20は、画像形成装置であっても単なるファクシミリ装置であってもよいが、本実施の形態では、第1の通信装置10と同様にIP−FAX機能を有する通信装置を用いる。ネットワーク80としては、インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワークが挙げられる。
まず、第1の通信装置10のハードウェア構成について詳細に説明する。
図示するように、第1の通信装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、不揮発性メモリ14と、入出力インタフェース15と、画像読取部16と、画像形成部17と、ネットワークインタフェース18とを含む。
図示するように、第1の通信装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、不揮発性メモリ14と、入出力インタフェース15と、画像読取部16と、画像形成部17と、ネットワークインタフェース18とを含む。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、図2を参照して後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
不揮発性メモリ14は、第1の通信装置10の動作に必要な各種の設定情報等を記憶するメモリである。
入出力インタフェース15は、利用者に知らせる情報を操作パネル(不図示)等に表示し、また、操作パネル等を介して利用者の入力操作を受け付ける。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
不揮発性メモリ14は、第1の通信装置10の動作に必要な各種の設定情報等を記憶するメモリである。
入出力インタフェース15は、利用者に知らせる情報を操作パネル(不図示)等に表示し、また、操作パネル等を介して利用者の入力操作を受け付ける。
画像読取部16は、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部16は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部17は、紙等の記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
ネットワークインタフェース18は、ネットワーク80を介して、不揮発性メモリ14に蓄積された情報や画像読取部16が読み取った画像のデータを第2の通信装置20へ送信したり、第2の通信装置20から画像のデータ等を受信したりする。ここで、ネットワークインタフェース18は、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)により実現される。本実施の形態では、通信制御装置が備える通信手段及び通信装置が備える通信手段の一例としてネットワークインタフェース18を設けている。
画像形成部17は、紙等の記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
ネットワークインタフェース18は、ネットワーク80を介して、不揮発性メモリ14に蓄積された情報や画像読取部16が読み取った画像のデータを第2の通信装置20へ送信したり、第2の通信装置20から画像のデータ等を受信したりする。ここで、ネットワークインタフェース18は、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)により実現される。本実施の形態では、通信制御装置が備える通信手段及び通信装置が備える通信手段の一例としてネットワークインタフェース18を設けている。
ところで、第1の通信装置10において、例えば保守者が設定の変更等の保守作業を実施する際は、他の通信装置との間で通信が行われていないときを見計らって、第1の通信装置10を保守モードに移行させる必要がある。しかしながら、第1の通信装置10に着信が集中すると、保守者がいつまで待っても第1の通信装置10を保守モードに移行させることができない場合がある。
そこで本実施の形態では、第1の通信装置10が他の通信装置と通信するためにSIPサーバに予め登録されている第1の通信装置10の設定情報について、その登録を解除するタイミングを制御する通信制御装置50を第1の通信装置10に設けている。SIPサーバと通信装置の設定情報については後述する。ここで、SIPサーバにおける設定情報の登録を解除するとは、expireパラメータを0としたREGISTERリクエストを送信することにより、第1の通信装置10に関する設定情報を削除することにより、第1の通信装置10は他の通信装置からの着信を受けることがないようにすることをいう。また、SIPサーバにおける設定情報を登録するとは、SIPサーバに対して、他の通信装置から第1の通信装置10に通信する際に必要な情報を設定することをいう。
以下では、本実施の形態における第1の通信装置10及び通信制御装置50の機能構成について詳細に説明する。
図2は、第1の通信装置10の機能構成例を示したブロック図である。通信制御装置50は、CPU11がROM13等に記憶されたプログラムをRAM12に読み込んで実行することにより、第1の通信装置10内に仮想的に実現される。尚、図2では、通信制御装置50は第1の通信装置10に内蔵されているが、通信制御装置50は第1の通信装置10とは独立した装置であってもよい。
図2は、第1の通信装置10の機能構成例を示したブロック図である。通信制御装置50は、CPU11がROM13等に記憶されたプログラムをRAM12に読み込んで実行することにより、第1の通信装置10内に仮想的に実現される。尚、図2では、通信制御装置50は第1の通信装置10に内蔵されているが、通信制御装置50は第1の通信装置10とは独立した装置であってもよい。
まず、第1の通信装置10の機能構成について説明する。図示するように、第1の通信装置10は、通信制御装置50と、通信部60とを備えている。
通信制御装置50は、第1の通信装置10の設定情報の、SIPサーバにおける登録を解除するタイミングを制御する。
通信部60は、ネットワークインタフェース18を介して第2の通信装置20との間で通信を行う。
通信制御装置50は、第1の通信装置10の設定情報の、SIPサーバにおける登録を解除するタイミングを制御する。
通信部60は、ネットワークインタフェース18を介して第2の通信装置20との間で通信を行う。
次に、通信制御装置50の機能構成について説明する。
図示するように、本実施の形態における通信制御装置50は、設定情報登録部51と、設定情報登録解除部52と、指示受付部53と、状態判別部54と、着信拒否部55と、記憶部56と、表示制御部57とを備える。これらのうち、記憶部56は、例えばEEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)などの不揮発性メモリ14により実現される。また、設定情報登録部51、設定情報登録解除部52、指示受付部53、状態判別部54、着信拒否部55、表示制御部57の各機能は、CPU11がROM13等に記憶されたプログラムをRAM12に読み込んで実行することにより、実現される。
図示するように、本実施の形態における通信制御装置50は、設定情報登録部51と、設定情報登録解除部52と、指示受付部53と、状態判別部54と、着信拒否部55と、記憶部56と、表示制御部57とを備える。これらのうち、記憶部56は、例えばEEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)などの不揮発性メモリ14により実現される。また、設定情報登録部51、設定情報登録解除部52、指示受付部53、状態判別部54、着信拒否部55、表示制御部57の各機能は、CPU11がROM13等に記憶されたプログラムをRAM12に読み込んで実行することにより、実現される。
設定情報登録部51は、ネットワークインタフェース18を介して、第1の通信装置10の設定情報をSIPサーバへ登録する。
設定情報登録解除部52は、ネットワークインタフェース18を介して、第1の通信装置10の設定情報について、SIPサーバにおける登録を解除する。本実施の形態では、登録解除手段及び通知手段の一例として設定情報登録解除部52を設けている。
指示受付部53は、設定情報登録部51による登録の実行の指示と、設定情報登録解除部52による登録解除の実行の指示とを、利用者の操作により受け付ける。
状態判別部54は、第1の通信装置10が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する。本実施の形態では、判別手段の一例として、状態判別部54を設けている。
設定情報登録解除部52は、ネットワークインタフェース18を介して、第1の通信装置10の設定情報について、SIPサーバにおける登録を解除する。本実施の形態では、登録解除手段及び通知手段の一例として設定情報登録解除部52を設けている。
指示受付部53は、設定情報登録部51による登録の実行の指示と、設定情報登録解除部52による登録解除の実行の指示とを、利用者の操作により受け付ける。
状態判別部54は、第1の通信装置10が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する。本実施の形態では、判別手段の一例として、状態判別部54を設けている。
着信拒否部55は、指示受付部53が登録解除の実行の指示を受け付けた際に状態判別部54により第1の通信装置10が通信状態にあると判別された場合において、第1の通信装置10が待受状態に遷移してから設定情報登録解除部52が登録解除を実行するまでの間に第1の通信装置10に新たな着信があったときに、その着信を拒否する。本実施の形態では、着信拒否手段の一例として着信拒否部55を設けている。
記憶部56は、第1の通信装置10が、第1の通信装置10の設定情報のSIPサーバへの登録が解除されている登録解除状態にあるか否かを示す情報である、登録解除フラグを記憶しておく。また、記憶部56は、登録解除の予約が行われていることを示す予約フラグの情報を記憶する。登録解除の予約とは、第1の通信装置10が通信状態にあるときに、第1の通信装置10が待受状態に遷移した後に登録解除を実行するように事前に設定しておくことを指す。本実施の形態では、記憶手段の一例として記憶部56を設けている。
表示制御部57は、第1の通信装置10が保守モードに移行したときに、指示受付部53が受け付ける登録及び登録解除の項目を表示する。また、表示制御部57は、第1の通信装置10の設定情報のSIPサーバへの登録が行われているか、その登録が解除されているか、又は登録解除の予約が行われているかのいずれの状態にあるかを表示する。本実施の形態では、表示手段の一例として、表示制御部57を設けている。
表示制御部57は、第1の通信装置10が保守モードに移行したときに、指示受付部53が受け付ける登録及び登録解除の項目を表示する。また、表示制御部57は、第1の通信装置10の設定情報のSIPサーバへの登録が行われているか、その登録が解除されているか、又は登録解除の予約が行われているかのいずれの状態にあるかを表示する。本実施の形態では、表示手段の一例として、表示制御部57を設けている。
ここで、SIPサーバと通信装置の設定情報について具体的に説明する。
SIPサーバは、レジストラサーバと、ロケーションサーバと、プロキシサーバと、リダイレクトサーバとから構成される。これらのサーバは、ネットワーク80上に存在する。レジストラサーバは、第1の通信装置10等のUA(User Agent)から通知されるREGISTERリクエストを受け付け、そのREGISTERリクエストに基づき、そのUAのAoR(Address of Record:論理アドレス)とコンタクトアドレス(実際のアドレス)とを、ロケーションサーバに登録する。ロケーションサーバは、UAのAoRとコンタクトアドレスとを対応付けて格納する。プロキシサーバは、受け付けたSIPメッセージを他のUAに転送する。リダイレクトサーバは、受け付けたSIPリクエストの転送先を解決し、その転送先を応答する。
本実施の形態における通信装置の設定情報は、上記のAoRとコンタクトアドレスである。AoRは、例えば“sip:user@aaaaa.co.jp”という形で表される、電子メールアドレスのようなものである。また、コンタクトアドレスは、IPアドレスを用いて、例えば“sip:user@192.168.1.1”のような形で表される。
SIPサーバは、レジストラサーバと、ロケーションサーバと、プロキシサーバと、リダイレクトサーバとから構成される。これらのサーバは、ネットワーク80上に存在する。レジストラサーバは、第1の通信装置10等のUA(User Agent)から通知されるREGISTERリクエストを受け付け、そのREGISTERリクエストに基づき、そのUAのAoR(Address of Record:論理アドレス)とコンタクトアドレス(実際のアドレス)とを、ロケーションサーバに登録する。ロケーションサーバは、UAのAoRとコンタクトアドレスとを対応付けて格納する。プロキシサーバは、受け付けたSIPメッセージを他のUAに転送する。リダイレクトサーバは、受け付けたSIPリクエストの転送先を解決し、その転送先を応答する。
本実施の形態における通信装置の設定情報は、上記のAoRとコンタクトアドレスである。AoRは、例えば“sip:user@aaaaa.co.jp”という形で表される、電子メールアドレスのようなものである。また、コンタクトアドレスは、IPアドレスを用いて、例えば“sip:user@192.168.1.1”のような形で表される。
以下では、本実施の形態における第1の通信装置10の動作について、詳細に説明する。
図3は、第1の通信装置10に対し、第2の通信装置20との通信中に保守者が設定情報の登録解除の予約を行う場合の通信シーケンスの例を示した図である。
図3は、第1の通信装置10に対し、第2の通信装置20との通信中に保守者が設定情報の登録解除の予約を行う場合の通信シーケンスの例を示した図である。
まず、第1の通信装置10は、予め自装置の設定情報をSIPサーバへ登録しておく。太枠で囲んだ記述151は、設定情報の登録の処理に相当するシーケンスである。即ち、設定情報登録部51はSIPサーバ(レジストラサーバ)に対し、第1の通信装置10のAoRとコンタクトアドレスとを含むREGISTERリクエストを通知する(P11)。そのAoRとコンタクトアドレスがロケーションサーバに格納されると、第1の通信装置10に対し、“200 OK”のメッセージが通知され(P12)、設定情報の登録の処理が完了する。
ここでは、第2の通信装置20が発信機、第1の通信装置10が着信機となり、両者の間にIP−FAX通信が行われる場合を例として説明する。
まず、第2の通信装置20は、SIPサーバ(プロキシサーバ)に対し、INVITEメッセージにより、第1の通信装置10のAoR宛に発信動作を行う。プロキシサーバはロケーションサーバに問い合せを行い、第1の通信装置10のAoRに対応するコンタクトアドレスを得ることで、第2の通信装置20からのINVITEメッセージを第1の通信装置10へ伝える(P21)。これに対し、第1の通信装置10が“200 OK”の応答メッセージを返信し(P22)、更に第2の通信装置20が第1の通信装置10へACKメッセージを送信することにより(P23)、両者の通信装置の間でIP−FAX通信が開始される。
まず、第2の通信装置20は、SIPサーバ(プロキシサーバ)に対し、INVITEメッセージにより、第1の通信装置10のAoR宛に発信動作を行う。プロキシサーバはロケーションサーバに問い合せを行い、第1の通信装置10のAoRに対応するコンタクトアドレスを得ることで、第2の通信装置20からのINVITEメッセージを第1の通信装置10へ伝える(P21)。これに対し、第1の通信装置10が“200 OK”の応答メッセージを返信し(P22)、更に第2の通信装置20が第1の通信装置10へACKメッセージを送信することにより(P23)、両者の通信装置の間でIP−FAX通信が開始される。
ここで、保守者が第1の通信装置10を保守モードに移行させたとする(P24)。更に保守者の操作により、指示受付部53が第1の通信装置10の設定情報の登録解除を実行するための指示を受け付けたとすると、第1の通信装置10は第2の通信装置20との間で通信を行っている途中であるため、設定情報登録解除部52は登録解除の予約を行う(P25)。表示制御部57は、登録解除の予約が行われたことを操作パネル上に表示する(P26)。
第1の通信装置10が通信を切断するときは、第2の通信装置20にBYEメッセージを通知する(P27)。これに対して第2の通信装置20が“200 OK”の応答メッセージを返信すると、両者の通信装置の間でIP−FAX通信は終了する(P28)。
第1の通信装置10が通信を切断するときは、第2の通信装置20にBYEメッセージを通知する(P27)。これに対して第2の通信装置20が“200 OK”の応答メッセージを返信すると、両者の通信装置の間でIP−FAX通信は終了する(P28)。
P25において登録解除の予約が行われているため、第2の通信装置20との通信が終了すると、設定情報登録解除部52は、第1の通信装置10の設定情報のSIPサーバにおける登録を解除する。太枠で囲んだ記述152は、設定情報の登録解除の処理に相当するシーケンスである。即ち、設定情報登録解除部52はSIPサーバ(レジストラサーバ)に、expireパラメータの設定値を0としたREGISTERリクエストを通知する(P29)。その情報がロケーションサーバに反映され、第1の通信装置10に“200 OK”の応答メッセージが通知されると(P30)、設定情報の登録解除の処理が完了する。表示制御部57は、設定情報の登録が解除されたことを操作パネル上に表示する(P31)。
また、第1の通信装置10が待受状態にあるときに指示受付部53が登録解除の実行の指示を受け付けたならば、設定情報登録解除部52は上記のような予約を経ずに登録解除を行う。
また、第1の通信装置10が待受状態にあるときに指示受付部53が登録解除の実行の指示を受け付けたならば、設定情報登録解除部52は上記のような予約を経ずに登録解除を行う。
尚、利用者の便宜のため、P24において保守モードへの移行がなされたときに、保守者による操作がなくても、指示受付部53が登録解除の実行の指示を受け付けるようにしてもよい。
次に、自装置の設定情報の登録を解除する際に、第1の通信装置10が行う動作について説明する。
図4は、第1の通信装置10が設定情報の登録解除を行う際の動作例を示したフローチャートである。
図4は、第1の通信装置10が設定情報の登録解除を行う際の動作例を示したフローチャートである。
まず、指示受付部53が、保守者の操作により入力された登録解除の実行の指示を受け付ける(ステップ101)。すると状態判別部54が、第1の通信装置10が現在通信状態にあるか、待受状態にあるかを判別する(ステップ102)。通信状態にあると判別された場合は、登録解除を予約し、通信が終了してから登録解除を行うので、そのことを表す予約フラグを立て、記憶部56に記憶する(ステップ103)。そして設定情報登録解除部52は、第1の通信装置10が通信を終了するまで待機する(ステップ104)。
第1の通信装置10が待受状態に遷移すると、設定情報登録解除部52は登録解除を実行するが、待受状態への遷移から登録解除の実行までの間に第1の通信装置10が新たな着信を受け付けると、再び通信状態に戻るため、設定情報登録解除部52は登録解除を実行できなくなってしまう。そこで、通信部60が着信を受け付けたときは、着信拒否部55が記憶部56に記憶されている予約フラグの情報を読み出す。予約フラグが立っている場合は、その着信は待受状態への遷移から登録解除の実行までの間になされたものであるため、着信拒否部55は、その着信に対し拒否する応答を通信部60に送信させる(ステップ105)。
そして設定情報登録解除部52が、登録解除を実行する(ステップ106)。また、ステップ102において第1の通信装置10が待受状態にあると判別された場合は、ステップ103から105の処理は行われずに、ステップ106において登録解除が行われる。最後に、設定情報登録解除部52は、登録解除フラグを立て、予約フラグを初期化し、これらの情報を記憶部56に記憶する(ステップ107、108)。
以上で、設定情報の登録解除が行われる際の処理は終了する。
以上で、設定情報の登録解除が行われる際の処理は終了する。
ところで、保守者が保守作業を行う際は、その内容により、途中で第1の通信装置10の再起動を行う必要が生じる場合がある。次に、再起動をしたときに第1の通信装置10が行う動作について説明する。
図5は、第1の通信装置10が再起動を行ったときの動作例を示したフローチャートである。
図5は、第1の通信装置10が再起動を行ったときの動作例を示したフローチャートである。
まず、第1の通信装置10が再起動をすると(ステップ121)、設定情報登録解除部52が、記憶部56に記憶されている登録解除フラグを読み出す(ステップ122)。登録解除フラグが立っていない(即ち、登録が解除されていない)場合は(ステップ123でNo)、ここでの処理は終了し、保守者が保守作業を継続する。
一方、登録解除フラグが立っている(即ち、登録が解除されている)場合は(ステップ123でYes)、保守者が操作パネルから登録実行の指示を入力したとすると、指示受付部53は保守者の認証を行う(ステップ124)。その際は保守者に、例えば操作パネルから、予め定められたIDやパスワードを入力させる。正当な利用者であると認証されなければ、指示受付部53は設定情報の登録の実行の指示を受け付けず、処理を終了する(ステップ125でNo)。
これに対し、正当な利用者であると認証されれば(ステップ125でYes)、その保守者による設定情報の登録の実行の指示が、指示受付部53により受け付けられる(ステップ126)。そして、受け付けられた登録の実行の指示に応じて、設定情報登録部51が、SIPサーバに対して第1の通信装置10の設定情報を登録する(ステップ127)。また、設定情報登録部51は、登録解除フラグを初期化してその情報を記憶部56に記憶する(ステップ128)。
以上で、第1の通信装置10の再起動が行われる際の処理は終了する。
一方、登録解除フラグが立っている(即ち、登録が解除されている)場合は(ステップ123でYes)、保守者が操作パネルから登録実行の指示を入力したとすると、指示受付部53は保守者の認証を行う(ステップ124)。その際は保守者に、例えば操作パネルから、予め定められたIDやパスワードを入力させる。正当な利用者であると認証されなければ、指示受付部53は設定情報の登録の実行の指示を受け付けず、処理を終了する(ステップ125でNo)。
これに対し、正当な利用者であると認証されれば(ステップ125でYes)、その保守者による設定情報の登録の実行の指示が、指示受付部53により受け付けられる(ステップ126)。そして、受け付けられた登録の実行の指示に応じて、設定情報登録部51が、SIPサーバに対して第1の通信装置10の設定情報を登録する(ステップ127)。また、設定情報登録部51は、登録解除フラグを初期化してその情報を記憶部56に記憶する(ステップ128)。
以上で、第1の通信装置10の再起動が行われる際の処理は終了する。
このように、本実施の形態では、保守者による設定情報の登録の実行の指示があるまで登録を行わないようにした。このため、登録解除をしてから第1の通信装置10を再起動したときに、第1の通信装置10が自動的に着信を受け付けることはない。
尚、本実施の形態では、予約フラグと登録解除フラグの両方を不揮発性のメモリである記憶部56に記憶しているが、予約フラグについては揮発性のメモリに記憶してもよい。ただし、登録解除フラグについては、第1の通信装置10の再起動が行われたときにも情報が失われないようにするため、不揮発性のメモリに記憶する必要がある。
図6は、第1の通信装置10が保守モードに移行しているときに、操作パネルに表示される設定画面の例を示した図である。
図6(A)は、第1の通信装置10の設定情報がSIPサーバに登録されている状態を示している。画面上には「登録」ボタンと「登録解除」ボタンが表示されており、これらボタンを選択することにより設定情報の登録と登録解除をそれぞれ実行可能になっている。太字で示された「登録」ボタンは、既にこのボタンが選択され、設定情報が登録された状態になっていることを表している。一方、図6(B)は、第1の通信装置10の設定情報の登録解除が予約されている状態を示している。太字で示された「登録解除」ボタンは、既にこのボタンが選択されていることを表している。
図6(A)は、第1の通信装置10の設定情報がSIPサーバに登録されている状態を示している。画面上には「登録」ボタンと「登録解除」ボタンが表示されており、これらボタンを選択することにより設定情報の登録と登録解除をそれぞれ実行可能になっている。太字で示された「登録」ボタンは、既にこのボタンが選択され、設定情報が登録された状態になっていることを表している。一方、図6(B)は、第1の通信装置10の設定情報の登録解除が予約されている状態を示している。太字で示された「登録解除」ボタンは、既にこのボタンが選択されていることを表している。
このように、利用者の便宜のため、表示制御部57は、指示受付部53が受け付ける「登録」及び「登録解除」の項目を、操作パネル上に表示してもよい。また、表示制御部57は、第1の通信装置10の設定情報が「登録中」、「登録解除中」、又は「登録解除予約中」のいずれの状態にあるかを操作パネル上に表示してもよい。
尚、図6と図4との対応を説明すると、図6(A)は、図4のステップ101で登録解除の実行の指示を受け付ける前の状態に相当する。一方、図6(B)は、図4のステップ102でYesと判定されてからステップ106で登録解除が実行されるまでの状態に相当する。
尚、図6と図4との対応を説明すると、図6(A)は、図4のステップ101で登録解除の実行の指示を受け付ける前の状態に相当する。一方、図6(B)は、図4のステップ102でYesと判定されてからステップ106で登録解除が実行されるまでの状態に相当する。
図7は、第1の通信装置10が再起動を行ったときに操作パネルに表示される設定画面の例を示した図である。
図7(A)に示すように、操作パネルには、第1の通信装置10が「登録解除中」であることが表示されている。これは、上記の通り本実施の形態では、第1の通信装置10が再起動した後で、保守者による設定情報の登録の実行の指示があるまでは登録を行わないようにしているからである。
また、保守者により登録実行の指示が入力され、図5のステップ124において指示受付部53が利用者の認証を行う際は、図7(B)に示すように、操作パネルに保守者のID等の入力を求める画面を表示してもよい。
図7(A)に示すように、操作パネルには、第1の通信装置10が「登録解除中」であることが表示されている。これは、上記の通り本実施の形態では、第1の通信装置10が再起動した後で、保守者による設定情報の登録の実行の指示があるまでは登録を行わないようにしているからである。
また、保守者により登録実行の指示が入力され、図5のステップ124において指示受付部53が利用者の認証を行う際は、図7(B)に示すように、操作パネルに保守者のID等の入力を求める画面を表示してもよい。
なお、本実施の形態では、登録を解除する指示を受け付けたときに、他の通信装置と通信中であるならば、通信装置が待機状態に遷移した後に登録を解除するようにしたが、これに限らない。
例えば、第1の通信装置10が、サーバに登録された通信装置に関する設定情報に対する指示(設定情報の登録、更新、削除等)を受け付けたときに、他の通信装置と通信中であるならば、通信装置が待機状態に遷移した後に、サーバに登録された設定情報に対する指示を通知するようにしてもよい。
例えば、第1の通信装置10が、サーバに登録された通信装置に関する設定情報に対する指示(設定情報の登録、更新、削除等)を受け付けたときに、他の通信装置と通信中であるならば、通信装置が待機状態に遷移した後に、サーバに登録された設定情報に対する指示を通知するようにしてもよい。
ところで、本実施の形態では、通信制御装置50が第1の通信装置10内に仮想的に実現されていた。しかしながら、通信制御装置50による処理は、第1の通信装置10とは独立した汎用のコンピュータ90で行うようにしてもよい。以下では、そのようなコンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図8は、コンピュータ90のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信インタフェース94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信インタフェース94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供するようにしてもよい。
10…第1の通信装置、20…第2の通信装置、50…通信制御装置、51…設定情報登録部、52…設定情報登録解除部、53…指示受付部、54…状態判別部、55…着信拒否部、56…記憶部、57…表示制御部、60…通信部
Claims (11)
- 通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、
前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、
前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する登録解除手段と
を備えたことを特徴とする通信制御装置。 - 前記登録解除手段が前記登録を解除する指示を受け付けた際に前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別された場合において、前記通信装置が前記待受状態に遷移してから前記登録解除手段が前記登録を解除するまでの間に前記通信装置に新たな着信があったときに、前記着信を拒否する着信拒否手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
- 前記通信装置が、前記設定情報の前記サーバにおける登録が解除されている登録解除状態にあるか否かを示す情報を記憶しておく記憶手段を更に備え、
前記通信手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、前記設定情報を前記サーバに登録するための通信を行うことなく、前記登録解除状態を維持することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。 - 前記登録解除手段は、前記通信装置が再起動を行ったときに、前記通信装置が前記登録解除状態にあることを示す前記情報が前記記憶手段に記憶されているならば、利用者の認証を行い、前記利用者が正当であると認証された後に前記通信手段に前記登録をするための通信を行わせることを特徴とする請求項3記載の通信制御装置。
- 前記通信装置が、保守作業が行われる状態に移行したときに、前記通信手段が前記サーバに通知する前記登録及び/又は前記登録の解除の項目を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信制御装置。
- 前記通信装置が、前記設定情報の前記登録が行われているか、前記登録が解除されているか、又は前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記登録が解除されるかのいずれの状態にあるかを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信制御装置。
- 前記登録解除手段は、前記通信装置が保守作業が行われる状態に移行したときに、前記設定情報の前記登録を解除する指示を受け付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信制御装置。
- 通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、
前記通信装置が、前記サーバに登録された設定情報に対する指示を受け付けたときに、他の通信装置との間で通知を行っている通信状態であれば、前記他の通信装置と通信を行っていない待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知する通知手段と
を備えたことを特徴とする通信制御装置。 - 通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う通信手段と、
前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、
前記サーバに登録された設定情報に対する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知する通知手段と
を備えたことを特徴とする通信制御装置。 - 他の通信装置が通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行い、前記設定情報を用いて前記通信装置を呼び出す前記他の通信装置との間で通信を行う通信手段と、
前記通信装置が、前記通信手段により他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する判別手段と、
前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示を受け付けたときに、前記判別手段により前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する登録解除手段と
を備えたことを特徴とする通信装置。 - コンピュータに、
通信装置が他の通信装置と通信するために用いられる前記通信装置の設定情報が登録されたサーバとの間で通信を行う機能と、
前記通信装置が、他の通信装置との間で通信を行っている通信状態と、他の通信装置との間で通信を行っていない待受状態とのいずれの状態にあるかを判別する機能と、
前記設定情報の前記サーバにおける登録を解除する指示が受け付けられたときに、前記通信装置が前記通信状態にあると判別されたならば、前記通信装置が前記待受状態に遷移した後に前記通信手段を用いて前記指示を前記サーバに通知することにより前記登録を解除する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009197314A JP2011049889A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 通信制御装置、通信装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009197314A JP2011049889A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 通信制御装置、通信装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011049889A true JP2011049889A (ja) | 2011-03-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009197314A Pending JP2011049889A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 通信制御装置、通信装置及びプログラム |
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JP (1) | JP2011049889A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015054413A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社沖データ | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2016165901A (ja) * | 2016-04-26 | 2016-09-15 | 株式会社沖データ | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
2009
- 2009-08-27 JP JP2009197314A patent/JP2011049889A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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