JP2011048728A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバー機能を備えずとも、適切に消費電力を抑制できるようにする。
【解決手段】
通常モードと、スリープモードとを取り得る複数のプリンター2と、プリンター2に印刷ジョブを送信可能な端末3とを有する画像形成システム1において、端末3は、複数のプリンター2中の通常モードのプリンター2を推定可能なプリンターリスト36を記憶するプリンターリスト記憶部35と、印刷ジョブが発生した場合に、プリンターリスト36に基づいて、通常モードのプリンター2の中から画像形成させるプリンター2を決定する節電印刷制御部34と、決定されたプリンター2に、印刷ジョブを送信するドライバー実行部32とを有するように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】
通常モードと、スリープモードとを取り得る複数のプリンター2と、プリンター2に印刷ジョブを送信可能な端末3とを有する画像形成システム1において、端末3は、複数のプリンター2中の通常モードのプリンター2を推定可能なプリンターリスト36を記憶するプリンターリスト記憶部35と、印刷ジョブが発生した場合に、プリンターリスト36に基づいて、通常モードのプリンター2の中から画像形成させるプリンター2を決定する節電印刷制御部34と、決定されたプリンター2に、印刷ジョブを送信するドライバー実行部32とを有するように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成が可能な画像形成可能状態と、画像形成可能状態よりも省電力であり、且つ画像形成可能状態に移行可能な節電状態とを取り得る複数の画像形成装置と、ユーザーにより使用される端末とを有する画像形成システムに関する。
例えば、レーザープリンターにおいては、所定時間に亘って印刷ジョブが到達しなかった場合に、消費電力を抑えるために節電状態(節電モード:スリープモード)に移行するものが知られている。節電モードとしては、例えば、トナーを定着させるための定着部の加熱を低減することにより消費電力を抑える節電モードが知られている。また、近年では、より消費電力を抑えるために、プリンターのメインのCPU等の動作までも止める高節電モード(高スリープモード)に更に移行するプリンターが知られている。
プリンターを備えたシステムにおける省電力に関する技術としては、以下に示すような技術が知られている。例えば、複数の印刷装置を備えたシステムにおいて、一部の印刷装置を省電力状態にし、残りの印刷装置を通常状態にすることにより、消費電力を抑えつつ、作業効率の低下を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、複数の画像形成装置がある場合に、動作時の消費電力の少ない画像形成装置を利用することにより、システム全体の消費電力を所定値より少なくする技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。また、サーバーにおいて、仮想プリンター毎の環境負荷値を算出し、環境負荷値の小さい仮想プリンターを印刷指示画面に表示する技術が知られている。(例えば、特許文献4参照)。
上記した特許文献1及び特許文献2による技術では、少なくとも1つの印刷装置を通常状態として維持しなければならず、省電力の効果には、限界がある。また、特許文献3の技術は、システム全体の消費電力を所定値以下にするためのものであり、消費電力が所定値以内である場合には、消費電力を抑制することは何ら行なわれない。一方、特許文献4の技術は、環境負荷を小さくすることができるが、構成として、サーバー機能が必須であり、サーバー機能の維持管理コストが掛かるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、サーバー機能を備えずとも、より適切に消費電力を抑制することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の第1の観点に係る画像形成システムは、画像形成が可能な画像形成可能状態と、画像形成可能状態よりも省電力であり、且つ画像形成可能状態に移行可能な節電状態とを取り得る複数の画像形成装置と、画像形成装置に印刷ジョブを送信可能な1以上の端末とを有する画像形成システムであって、端末は、複数の画像形成装置中の画像形成可能状態の画像形成装置を推定可能な推定可能情報を記憶する推定可能情報記憶手段と、印刷ジョブが発生した場合に、推定可能情報に基づいて、画像形成可能状態の画像形成装置の中から画像形成させる画像形成装置を決定する画像形成装置決定手段と、決定された画像形成装置に、印刷ジョブを送信する印刷ジョブ送信手段とを有する。係る画像形成システムによると、推定可能情報に基づいて、画像形成可能状態の画像形成装置の中から画像形成させる画像形成装置を適切に決定して、印刷ジョブを実行させることができる。このため、節電状態の画像形成装置を、画像形成可能状態に移行させることがなく、消費電力が増加することを適切に防止することができる。
上記画像形成システムにおいて、推定可能情報は、画像形成可能状態の画像形成装置の識別情報を含み、端末は、画像形成装置のいずれかに印刷ジョブを送信する際に、当該画像形成装置の識別情報を推定可能情報記憶手段に格納する推定可能情報格納手段を更に有するようにしてもよい。係る画像形成システムによると、印刷ジョブを送信した画像形成装置、すなわち、画像形成可能状態である、又は画像形成可能状態に移行することとなる画像形成装置の識別情報を適切に管理することができる。このため、画像形成可能状態の画像形成装置を適切に把握することができる。このため、節電状態の画像形成装置を、画像形成可能状態に移行させることがなく、消費電力が増加することを適切に防止することができる。
また、上記画像形成システムにおいて、画像形成システムは、複数の端末を含み、端末は、印刷ジョブを画像形成装置に送信した場合に、他の端末が受信可能なように、印刷ジョブの送信先の画像形成装置の識別情報を送信する第1識別情報送信手段と、他の端末から送信された識別情報を受信する第1受信手段と、識別情報を受信した場合に、識別情報を推定可能情報記憶手段に登録する第1登録手段とを更に有するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、他の端末が印刷ジョブを送信した画像形成装置、すなわち、画像形成可能状態である、又は画像形成可能状態に移行することとなる画像形成装置の識別情報を適切に管理することができる。このため、画像形成可能状態の画像形成装置を適切に把握することができる。このため、節電状態の画像形成装置を、画像形成可能状態に移行させることがなく、消費電力が増加することを適切に防止することができる。
また、上記画像形成システムにおいて、画像形成装置は、端末から印刷ジョブを受信した場合に、複数の端末が受信可能なように、当該画像形成装置の識別情報を送信する第2識別情報送信手段を有し、端末は、画像形成装置から送信された識別情報を受信する第2受信手段と、識別情報を受信した場合に、識別情報を画像形成装置情報記憶手段に登録する第2登録手段とを更に有するようにしてもよい。係る画像形成システムによると、印刷ジョブを受信した画像形成装置、すなわち、画像形成可能状態である、又は画像形成可能状態に移行することとなる画像形成装置の識別情報を端末において適切に管理することができる。このため、画像形成可能状態の画像形成装置を適切に把握することができる。
また、上記画像形成システムにおいて、推定可能情報は、印刷ジョブが送信された画像形成装置の識別情報と、当該画像形成装置が画像ジョブを実行して画像形成を実行した時刻情報とを含むようにしてもよい。係る画像形成システムによると、時刻情報に基づいて画像形成装置の画像形成可能状態であった時刻を把握することができ、画像形成装置の現在の状態を推測することができる。このため、節電状態の画像形成装置を、画像形成可能状態に移行させることがなく、消費電力が増加することを適切に防止することができる。
また、上記画像形成システムにおいて、時刻情報が示す時刻から所定時間経過した場合に、画像形成装置の識別情報を推定可能情報から削除する識別情報削除手段を更に有するようにしてもよい。係る画像形成システムによると、時刻情報が示す時刻から所定時間経過した場合に、画像形成装置の識別情報を推定可能情報から削除するので、節電状態に移行したと推測できる画像形成装置の識別情報を適切に推定可能情報から削除することができる。このため、適切に画像形成可能状態の画像形成装置を把握することができ、節電状態の画像形成装置を、画像形成可能状態に移行させることがなく、消費電力が増加することを適切に防止することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの機能構成図である。
画像形成システム1は、画像形成装置の一例としての複数のプリンター2と、少なくとも1以上の端末3とを含む。複数のプリンター2と、端末3とは、ネットワーク4を介して接続されている。ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、又は、双方を含むネットワークであってもよい。
プリンター2は、プリンターエンジン21と、制御部22と、通信処理部23とを有する。
プリンターエンジン21は、紙、OHPシート等の画像形成媒体(用紙)に対して、画像形成(印刷)するための機構部である。プリンターエンジン21は、例えば、トナー像を形成するための感光体を有する感光体ユニット、レーザー光を照射して感光体ユニットの感光体にトナー像を作るための静電潜像を形成する露光ユニット、感光体に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像する現像ユニット、感光体に形成されたトナー像を中間転写媒体に転写し、当該中間転写媒体のトナー像を中間転写媒体から用紙に転写する転写ユニット、トナー像が転写された用紙に熱や圧力を加えることにより、用紙にトナー像を定着させる定着ユニット等を有する。プリンターエンジン21においては、例えば、定着ユニットを所定の温度に維持するために消費される電力が大きい。
制御部22は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、プリンター2の全体を制御する。例えば、制御部22は、プリンターエンジン21を制御して、通信処理部23から受け取った印刷ジョブに基づいて、用紙に画像を形成させる。
また、制御部22は、プリンター2の電力供給状態(動作モード)を制御する。ここで、本実施形態では、プリンター2は、用紙に対して画像を形成可能なように、各部に電力供給している通常モード(画像形成可能状態)と、通常モードよりも電力の供給を低減しているスリープモード(低節電状態)となることができ、スリープモードとしては、プリンターエンジン21の少なくとも一部の構成(例えば、定着ユニット等)への電力の供給を低減する低スリープモードと、プリンターエンジン21の少なくとも一部の構成及び制御部22の少なくとも一部の構成(メインCPU等)への電力の供給を低減することにより、より節電効果を高くすることのできる高スリープモード(高節電状態)となることができる。なお、通常モードは、プリンター2が実際に画像形成を実行している画像形成実行状態や、プリンター2が画像形成を直ちに実行できる待機状態を含んでいる。
制御部22は、画像形成処理を実行してから、所定の時間(例えば、20分)を経過するまでに、新たな印刷ジョブを受け取らなかった場合には、通常モードから低スリープモードに移行させる。また、制御部22は、低スリープモードになってから、所定の時間を経過するまでに、通信処理部23から外部から受信した処理が必要なデータ(印刷ジョブ、各種問い合わせ等)を受け取らなかった場合には、高スリープモードに移行させる。また、制御部22は、低スリープモードにおいて、印刷ジョブを受け取った場合には、画像形成可能状態に移行させる。また、制御部22は、高スリープモードにおいて、通信処理部23から処理が必要なデータの受信があった旨の通知を受け取った場合には、低スリープモードに移行させる。
通信処理部23は、ネットワーク4を介して、印刷ジョブや、各種問い合わせデータ等の種々のデータを受信し、制御部22に渡す必要があるデータを制御部22に渡す。通信処理部23は、プリンター2が高スリープモードである場合に、制御部22に渡す必要があるデータ、例えば、印刷ジョブや、問い合わせのデータを受信すると、制御部22に処理が必要なデータを受信した旨を通知する。なお、後述するネットワーク4にブロードキャストされるプリンター実行情報については、制御部22に渡す必要がないので、制御部22へ処理が必要なデータを受信した旨の通知を行うことはない。また、通信処理部23は、制御部22から受け取ったデータを、ネットワーク4を介して他の装置に送信する。
端末3は、アプリケーション実行部31と、印刷ジョブ送信手段の一例としてのドライバー実行部32と、第1識別情報送信手段及び第1受信手段の一例としての通信処理部33と、画像形成装置決定手段、推定可能情報格納手段、第1登録手段及び識別情報削除手段の一例としての節電印刷制御部34と、推定可能情報記憶手段の一例としてのプリンターリスト記憶部35とを有する。端末3は、例えば、CPU、ROM、RAM等を備えたPC(Personal computer)で構成される。
アプリケーション実行部31は、端末3にインストールされているアプリケーションソフトを実行する。アプリケーション実行部31は、画像、文書等の編集をユーザーから受け付けるとともに、編集している画像、文書等を印刷させる指示をユーザーから受け付け、指示に応じた印刷ジョブを生成する。ドライバー実行部32は、端末3にインストールされているプリンタードライバーソフトを実行する。ドライバー実行部32は、印刷ジョブを受け取って、印刷ジョブを指定されたプリンター2に適した形式にして、指定されたプリンター2に通信処理部33を介して送信させる。
通信処理部33は、ネットワーク4を介して、他の装置との間の通信を仲介する。例えば、通信処理部33は、ドライバー実行部32から渡された印刷ジョブを指定されたプリンター2に送信する。また、通信処理部33は、節電印刷制御部34から渡されたプリンター実行情報を、他の端末3が受信可能なようにネットワーク4を介して送信する。本実施形態では、通信処理部33は、プリンター実行情報をネットワーク4にブロードキャストしている。また、通信処理部33は、ネットワーク4を介してブロードキャストされたプリンター実行情報を受信し、節電印刷制御部34に渡す。プリンターリスト記憶部35は、画像形成可能状態(通常モード)のプリンターを特定(推測)できるプリンター実行情報が登録されるプリンターリスト(推定可能情報)36を記憶する。
図2は、本発明の一実施形態に係るプリンターリストの一例を説明する図である。
プリンターリスト36は、画像形成可能状態にあるプリンター2を識別可能な識別情報の一例としてのIP(internet protocol)アドレスと、対応するプリンター2の機能を特定可能なプリンター機種名と、対応するプリンター2により印刷を実行した時刻(印刷実行時刻情報)とを含むプリンター実行情報を格納する。本実施形態では、端末3は、図示しないデータベース(端末3内、又はネットワーク4上の装置に設けられる)から、プリンター機種名に対応するプリンター2が有している機能を把握することができるようになっている。図2に示すプリンターリスト36の一番上の行のプリンター実行情報は、画像形成可能な状態にあるプリンター2のIPアドレスは、”192.168.10.7”であり、機種名は、”LP−M7500”であり、印刷を実行した時刻は、”2009/08/01 10:00:05”であることを示している。なお、本実施形態では、後述するように、プリンターリスト36に格納するプリンター実行情報を、プリンター2に直接問い合わせを行うことなく収集するようにしているので、高スリープモードにあるプリンター2を低ディープモードに移行させて、消費電力を増加させてしまうことを適切に防止することができる。
節電印刷制御部34は、アプリケーション実行部31が印刷ジョブを生成した場合に、その印刷ジョブを受け取り、プリンターリスト記憶部35のプリンターリスト36に基づいて、当該印刷ジョブを実行させる、すなわち、印刷を実行させるプリンター2を決定する。本実施形態では、節電印刷制御部34は、プリンターリスト36に記載されている通常モードのプリンター2の中で、印刷先のプリンター2を決定する。本実施形態では、プリンターリスト36に記載されている通常モードのプリンター2の中に、印刷ジョブに指定されているプリンタ−2の機能以上の機能を有しているプリンター2があれば、そのプリンター2を印刷先のプリンター2に決定し、印刷ジョブに指定されているプリンター2の機能以上の機能を有しているプリンター2がない場合には、印刷ジョブに指定されたプリンター2の機能に近い機能を有するプリンター2を印刷先に決定する。また、節電印刷制御部34は、受け取った印刷ジョブを、決定したプリンター2を印刷先とする印刷ジョブに変換し、ドライバー実行部32に渡す。これにより、印刷ジョブが決定したプリンター2に送信されて、印刷が実行されることとなる。
また、節電印刷制御部34は、プリンターリスト36に、通常モードのプリンター2が登録されていない場合には、印刷ジョブに設定されているプリンター2を印刷先と決定する。この場合には、節電印刷制御部34は、受け取った印刷ジョブをそのままドライバー実行部32に渡す。
また、節電印刷制御部34は、印刷先として決定したプリンター2の識別情報と、そのプリンター機種名と、そのプリンター2での印刷実行時刻とを含むプリンター実行情報を通信処理部33に渡すとともに、当該プリンター実行情報に基づいて、プリンターリスト記憶部35のプリンターリスト36を更新する。なお、印刷実行時刻としては、印刷ジョブを送信した時刻としてもよく、或いは、プリンター2から実際に印刷を実行した時刻を受信したものとしてもよい。これにより、自端末3により印刷ジョブを送信したプリンター2、すなわち、通常モードのプリンター2をプリンターリスト36に適切に登録することができる。
また、節電印刷制御部34は、通信処理部33からプリンター実行情報を受け取った場合に、当該プリンター実行情報に基づいて、プリンターリスト記憶部35のプリンターリスト36を更新する。これにより、他の端末3が印刷ジョブを送信したプリンター2、すなわち、通常モードである又は通常モードとなるプリンター2をプリンターリスト36に適切に登録することができる。
また、節電印刷制御部34は、プリンターリスト36中のプリンター実行情報に含まれている印刷実行時刻から、所定の時間(例えば、プリンター2における通常モードから低スリープモードに移行する基準となる時間)を経過しているか否かを判定し、所定の時間を経過している場合には、低スリープモードに移行していると考えられるので、対応するプリンター2の識別情報を含むプリンター実行情報をプリンターリスト36から削除する。これにより、低スリープモードに移行したプリンター2がプリンターリスト36に含まれてしまうことを適切に防ぐことができる。
次に、画像形成システム1における動作を説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る節電画像形成制御処理のフローチャートである。
端末3において、節電印刷制御部34は、通信処理部33によりプリンター実行情報が受信されたか否かを判定し(ステップS1)、プリンター実行情報が受信されていない場合(ステップS1:NO)には、何もしないでステップS3に進む一方、プリンター実行情報が受信されている場合(ステップS1:YES)には、プリンター実行情報に基づいてプリンターリストを更新し(ステップS2)、ステップS3に進む。このプリンター実行情報は、他の端末3から送信されているものなので、プリンター2に対して問い合わせをすることなく、プリンター実行情報を取得することができ、高スリープモードのプリンター2を低スリープモードに移行させるようなことはない。
次いで、節電印刷制御部34は、プリンターリスト36中のプリンター実行情報に、その印刷実行時刻から、所定の時間経過しているものがあるか否かを判定し(ステップS3)、所定の時間を経過しているものがない場合(ステップS3:NO)には、低スリープモードに移行したプリンター2はないと推測できるので、ステップS5に進む一方、所定の時間を経過しているものがある場合には、当該プリンター実行情報に対応するプリンター2が低スリープモードに移行していると考えられるので、当該プリンター実行情報をプリンターリスト36から削除する(ステップS4)。これにより、プリンターリスト36からスリープモードのプリンター2のプリンター実行情報を適切に削除することができる。
次いで、節電印刷制御部34は、アプリケーション実行部31により印刷ジョブが発生したか否かを判定し(ステップS5)、印刷ジョブが発生していない場合(ステップS5:NO)には、ステップS1に戻る。
一方、印刷ジョブが発生している場合(ステップS5:YES)には、節電印刷制御部34は、印刷ジョブを取得し(ステップS6)、プリンターリスト36を参照し(ステップS7)、プリンターリスト36に通常モードのプリンター2が有るか否かを判定し(ステップS8)、通常モードのプリンター2が有る場合(ステップS8:YES)には、その中から印刷先のプリンター2を決定し(ステップS9)、当該決定したプリンター2を印刷先とする印刷ジョブをドライバー実行部32に渡す。これにより、通常モードのプリンター2が有れば、当該プリンター2に印刷ジョブを送信するので、スリープモードのプリンター2に印刷ジョブが送信されることがなく、スリープモードのプリンター2を通常モードに移行させることを適切に防止することができ、省電力の効果を維持することができる。一方、通常モードのプリンター2がない場合(ステップS8:NO)には、印刷ジョブに指定されているプリンター2を印刷先として決定し(ステップS10)、印刷ジョブをドライバー実行部32に渡す。
ドライバー実行部32は、節電印刷制御部34から受け取った印刷ジョブを、指定された印刷先のプリンター2に適した形式の印刷ジョブにして、通信処理部33を介して、指定された印刷先のプリンター2に送信する(ステップS11)。
更に、節電印刷制御部34は、印刷先として決定したプリンター2についてのプリンター実行情報を、通信処理部33を介して、他の端末3で受信可能なように送信する(ステップS12)。これにより、他の端末3に、通常モードである、又は通常モードとなるプリンター2を示すプリンター実行情報を送信することができる。
次いで、節電印刷制御部34は、当該プリンター実行情報に基づいて、プリンターリスト記憶部35のプリンターリスト36を更新し(ステップS13)、ステップS1に戻る。これにより、通常モードのプリンター2をプリンターリスト36により適切に管理することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、端末3が印刷ジョブの実行先となるプリンター2を示すプリンター実行情報を他の端末3に受信可能なように送信するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、印刷ジョブを受信したプリンター2の通信処理部23(第2識別情報送信手段)が、自身を示す識別情報を含むプリンター実行情報を複数の端末3に受信可能なように送信し、端末3の通信処理部33(第2受信手段)が受信し、節電印刷制御部34(第2登録手段)が当該プリンター実行情報をプリンターリスト36に登録するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、通常モードのプリンター2のIPアドレス(識別情報)を管理するようにして、通常モードのプリンター2を特定(推定)できるようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、スリープモード(低スリープモード及び高スリープモード)のプリンター2の識別情報を管理するようにし、これらスリープモードのプリンター2以外のプリンター2を通常モードのプリンター2として推定するようにしてもよく、要は、通常モードのプリンター2を特定可能(推定可能)な情報を管理するようにすればよい。この場合には、例えば、プリンター2の通信処理部23が、スリープモードに移行する場合と、スリープモードを解除した場合に、当該プリンター2を示す識別情報を端末3に送信するようにすればよい。
また、上記実施形態では、プリンターリスト36の通常モードのプリンター2の中に、指定されているプリンターと同一又は同様な機能を有しているプリンター2がない場合には、プリンターリスト36の中の近い機能を有するプリンター2を印刷先と決定していたが、本発明はこれに限られず、プリンターリスト36の通常モードのプリンター2の中に、指定されているプリンターの機能以上の機能を有しているプリンター2がない場合に、印刷ジョブに指定されたプリンター2を印刷先のプリンター2に決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置として電子写真式のプリンターを例に説明していたが、本発明はこれに限られず、インクジェット式のプリンターや、インク以外の液体を噴射させる画像形成装置や、トナー等の粉状体を飛翔させる画像形成装置にも適用することができる。
1 画像形成システム、2 プリンター、3 端末、4 ネットワーク、21 プリンターエンジン、22 制御部、23 通信処理部、31 アプリケーション実行部、32 ドライバー実行部、33 通信処理部、34 節電印刷制御部、35 プリンターリスト記憶部、36 プリンターリスト。
Claims (6)
- 画像形成が可能な画像形成可能状態と、前記画像形成可能状態よりも省電力であり、且つ前記画像形成可能状態に移行可能な節電状態とを取り得る複数の画像形成装置と、前記画像形成装置に印刷ジョブを送信可能な1以上の端末とを有する画像形成システムであって、
前記端末は、
前記複数の画像形成装置中の前記画像形成可能状態の画像形成装置を推定可能な推定可能情報を記憶する推定可能情報記憶手段と、
前記印刷ジョブが発生した場合に、前記推定可能情報に基づいて、前記画像形成可能状態の画像形成装置の中から前記画像形成させる画像形成装置を決定する画像形成装置決定手段と、
前記決定された画像形成装置に、前記印刷ジョブを送信する印刷ジョブ送信手段と
を有する画像形成システム。 - 前記推定可能情報は、前記画像形成可能状態の画像形成装置の識別情報を含み、
前記端末は、
前記画像形成装置のいずれかに印刷ジョブを送信する際に、当該画像形成装置の識別情報を前記推定可能情報記憶手段に格納する推定可能情報格納手段
を更に有する請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成システムは、複数の端末を含み、
前記端末は、
前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信した場合に、他の端末が受信可能なように、前記印刷ジョブの送信先の前記画像形成装置の識別情報を送信する第1識別情報送信手段と、
他の端末から送信された前記識別情報を受信する第1受信手段と、
前記識別情報を受信した場合に、前記識別情報を前記推定可能情報記憶手段に登録する第1登録手段と
を更に有する請求項2に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記端末から印刷ジョブを受信した場合に、複数の前記端末が受信可能なように、当該画像形成装置の識別情報を送信する第2識別情報送信手段を有し、
前記端末は、
前記画像形成装置から送信された前記識別情報を受信する第2受信手段と、
前記識別情報を受信した場合に、前記識別情報を前記画像形成装置情報記憶手段に登録する第2登録手段と
を更に有する請求項2に記載の画像形成システム。 - 前記推定可能情報は、前記印刷ジョブが送信された前記画像形成装置の識別情報と、当該画像形成装置が前記画像ジョブを実行して画像形成を実行した時刻情報とを含む
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 前記時刻情報が示す時刻から所定時間経過した場合に、前記画像形成装置の前記識別情報を前記推定可能情報から削除する識別情報削除手段を
更に有する請求項5に記載の画像形成システム。
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