JP2011048513A - 入金分配装置、入金分配方法、及びプログラム - Google Patents

入金分配装置、入金分配方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入金金額を分配する入金分配装置を提供する。
【解決手段】口座への入金金額と口座に入金した者の入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付部11、分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための分配金額算出情報を有する2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける対応情報が記憶される対応情報記憶部12、受け付けられた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配部13、分配部13による分配結果である、分配先識別情報と分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む2以上の分配結果情報を出力する出力部14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入金された金額を、複数の分配先に分配する入金分配装置等に関する。
消費者金融等に債務のある債務者が、任意整理として司法書士等を介して消費者金融等の債権者と和解した場合には、司法書士等は、毎月一定の金額を債務者から受け取り、それを消費者金融等の債権者に返済する処理を行っていた。
なお、従来の関連する技術として、口座振込に関する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−284481号公報
しかしながら、従来の方法では、司法書士等が手作業で煩雑な処理をしなければならず,その労力が多大なものになるという問題があった。
一般的に言えば、ある口座に振り込まれた金額を複数の分配先に分配する際に、人手でその処理を行っていたのでは、その労力が多大なものになってしまうという問題があった。
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、入金された金額を自動的に分配先に分配することができる入金分配装置等に関するものである。
上記目的を達成するため、本発明による入金分配装置は、口座に入金された金額を示す入金金額と、口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付部と、分配先を識別する情報である分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報を有する情報である2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である対応情報が記憶される対応情報記憶部と、入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配部と、分配先識別情報と分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である2以上の分配結果情報を出力する出力部と、を備えたものである。
このような構成により、対応情報を用いることによって、入金された入金金額を、あらかじめ決められた通りに分配することができる。その結果、例えば、司法書士等は、入金された金額を手作業で分配するという煩雑な処理を行わなくてもよいことになり、その労力が軽減されることになる。
また、本発明による入金分配装置では、分配金額算出情報は、分配割合を示す情報であり、分配部は、入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、分配先識別情報に対応する分配金額算出情報が示す分配割合を、入金情報に含まれる入金金額に掛けた分配金額を算出してもよい。
このような構成により、分配金額算出情報で示される分配割合に応じて、入金された金額を分配先に分配することができる。
また、本発明による入金分配装置では、2以上の分配結果情報が記憶される分配結果情報記憶部をさらに備え、出力部は、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が分配結果情報記憶部で記憶されていない場合には、分配結果情報を分配結果情報記憶部に蓄積し、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が分配結果情報記憶部で記憶されている場合には、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配金額を、分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報における分配先識別情報に対応する分配金額に加算してもよい。
このような構成により、分配先ごとに、分配金額をまとめることができる。その結果、例えば、分配結果情報ごとに分配金額を分配先の口座に入金する(振り込む)場合と比較して、分配金額の入金にかかる振込手数料を低減させることができうる。
また、本発明による入金分配装置では、分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報に含まれる分配先識別情報で識別される分配先の口座に、分配結果情報に含まれる分配金額を入金する処理を行う入金処理部をさらに備えてもよい。
このような構成により、分配先の口座に入金するまでの処理を、入金分配装置において行うことができるようになる。
本発明による入金分配装置等によれば、入金金額を、あらかじめ決められた通りに分配することができる。
本発明の実施の形態1による入金分配装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による入金分配装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による入金分配装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による入金分配装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による入金分配装置の動作を示すフローチャート 本実施の形態における対応情報の一例を示す図 本実施の形態における口座対応情報の一例を示す図 本実施の形態における一時的に記憶された分配結果情報の一例を示す図 本実施の形態における分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報の一例を示す図 本実施の形態における分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報の一例を示す図 本実施の形態における対応情報の他の一例を示す図 本実施の形態におけるコンピュータシステムの外観一例を示す模式図 本実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、本発明による入金分配装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による入金分配装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による入金分配装置は、入金された金額を、対応情報であらかじめ決められたように分配することができるものである。
図1は、本実施の形態による入金分配装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態による入金分配装置1は、入金情報受付部11と、対応情報記憶部12と、分配部13と、出力部14と、分配結果情報記憶部15と、口座対応情報記憶部16と、入金処理部17とを備える。
入金情報受付部11は、入金情報を受け付ける。入金情報は、口座に入金された金額を示す入金金額と、口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを少なくとも有する情報である。入金者識別情報は、例えば、入金者の氏名や名称であってもよく、あるいは、入金者の口座番号等の入金者を識別することができる情報であってもよい。入金とは、預貯金口座に金銭を送金することであり、通常、振込と呼ばれる。なお、入金情報に他の情報が含まれていてもよい。例えば、入金情報に、入金先の口座の所有者(以下、この者のことを「入金分配装置1のユーザ」と呼ぶこともある)に関する情報が含まれていてもよい。入金先の口座の所有者に関する情報とは、例えば、その者の氏名や名称であってもよく、その者の口座に関する情報(例えば、銀行名、支店名、口座番号、口座の名義等)であってもよい。
入金情報受付部11は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された入金情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された入金情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された入金情報を受け付けてもよい。本実施の形態では、入金情報受付部11は、口座の開設されている銀行のサーバから、この入金情報を受信するものとする。この入金情報の受信は、例えば、電子メールを用いてなされてもよく、あるいは、入金情報受付部11が銀行のサーバに対して、入金情報の送信要求を送信し、その要求に応じて送信された入金情報を受信することによってなされてもよい。いずれの場合であっても、入金情報がインターネット等の公衆通信回線を経由して通信される場合には、暗号化して通信されることが好適である。なお、入金情報受付部11は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、入金情報受付部11は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
対応情報記憶部12では、1以上の対応情報が記憶される。本実施の形態では、2以上の対応情報が対応情報記憶部12で記憶されるものとする。対応情報は、2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である。分配情報は、分配先を識別する情報である分配先識別情報と、分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報とを有する情報である。この対応情報によって、受け付けられた入金情報に対応する2以上の分配情報を特定することができ、その特定した2以上の分配情報を用いることによって、その入金情報に含まれる入金金額を誰にどれだけ分配するのかを知ることができるようになる。なお、分配金額算出情報は、例えば、分配割合を示す情報(例えば、0.5や5割、50%等)であってもよく、金額を算出するための式を示す情報であってもよい。その金額を算出するための式を示す情報は、「入金金額」を引数として用いる情報(例えば、「入金金額−10000」や「(入金金額−10000)×0.5」等)を含んでもよく、金額そのものを示す情報(例えば、10000等)を含んでもよい。本実施の形態では、分配金額算出情報は、分配割合を示す情報である場合について説明する。
対応情報記憶部12に対応情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して対応情報が対応情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された対応情報が対応情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された対応情報が対応情報記憶部12で記憶されるようになってもよい。対応情報記憶部12での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。対応情報記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
ここで、「2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける」とは、入金者識別情報から、2以上の分配情報を取得できればよいという意味である。したがって、対応情報は、2以上の分配情報と入金者識別情報とを組として含む情報を有してもよく、2以上の分配情報と入金者識別情報とをリンク付ける情報であってもよい。後者の場合には、対応情報は、例えば、2以上の分配情報と入金者識別情報の格納されている位置を示すポインタやアドレスとを対応付ける情報であってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。また、2以上の分配情報と入金者識別情報とは、直接対応付けられていなくてもよい。例えば、2以上の分配情報に、第3の情報が対応しており、その第3の情報に入金者識別情報が対応していてもよい。なお、他の2個の情報が対応付けられる場合にも、同様であるとする。
分配部13は、入金情報受付部11が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報を特定する。この2以上の分配情報の特定は、例えば、特定の対象となる2以上の分配情報を図示しない記録媒体に一時的に記憶することであってもよく、特定の対象となる2以上の分配情報にフラグ等を設定することによって、特定の対象でない分配情報と区別可能にすることであってもよい。分配部13は、特定した2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、分配金額を算出する。すなわち、分配部13は、特定した2以上の分配情報に含まれる一の分配先識別情報について、その分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する。そして、その処理を、特定したすべての分配情報に含まれる分配先識別情報について行う。なお、分配先識別情報に対応する分配金額算出情報とは、分配先識別情報と同じ分配情報に含まれる分配金額算出情報のことである。なお、本実施の形態では、前述のように、分配金額算出情報が分配割合を示すものであるため、分配部13は、入金情報受付部11が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、各分配先識別情報に対応する分配金額算出情報が示す分配割合を、入金情報に含まれる入金金額に掛けた分配金額を算出することになる。分配割合を入金金額に掛ける場合に、例えば、分配割合が「0.5」などのように、分配割合の合計が1になるように定められている場合には、その分配割合をそのまま入金金額に掛けることになる。一方、例えば、分配割合が「2割」や「20%」などのように、分配割合の合計が1になるように定められている場合には、その分配割合を、分配割合の合計が1になるように変換した後(例えば、「0.2」に変換した後)に、入金金額に掛けることになる。なお、分配金額算出情報が、例えば、「入金金額−10000」や「(入金金額−10000)×0.5」等のように、金額を算出するための式を示す情報である場合には、分配部13は、それを用いて、分配金額の算出を行うものとする。その際に、式中の「入金金額」には、入金情報に含まれる入金金額が代入されるものとする。また、分配金額算出情報が「10000」などのように金額そのものを示す場合には、分配部13は、その金額そのものである分配金額を取得することになるが、その場合も広義の意味で「算出」に含まれるものとする。また、分配部13が算出した分配金額と、その分配金額に対応する分配先識別情報とを有する情報を、分配結果情報と呼ぶことにする。なお、分配金額に対応する分配先識別情報とは、分配金額を算出する際に用いられた分配金額算出情報に対応する分配先識別情報のことである。
出力部14は、分配部13による分配結果である2以上の分配結果情報を出力する。分配結果情報は、前述のように、分配先識別情報と、その分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、出力部14は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、出力部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
本実施の形態では、出力部14が2以上の分配結果情報を後述する分配結果情報記憶部15に蓄積する場合について説明する。その蓄積の際に、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が分配結果情報記憶部15で記憶されていない場合には、出力部14は、その蓄積対象の分配結果情報をそのまま分配結果情報記憶部15に蓄積するものとする。一方、その蓄積の際に、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が分配結果情報記憶部15で記憶されている場合には、その蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配金額を、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報における、蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報に対応する分配金額に加算するものとする。
分配結果情報記憶部15では、2以上の分配結果情報が記憶される。その分配結果情報は、前述の分配部13によって蓄積されたものである。分配結果情報記憶部15での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。分配結果情報記憶部15は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
口座対応情報記憶部16では、口座対応情報が記憶される。口座対応情報は、分配先識別情報と、その分配先識別情報で識別される分配先に対応する口座情報とを対応付ける情報である。口座情報は、金銭を送金する対象となる預貯金の口座を特定可能な情報であり、例えば、銀行名や支店名、口座種別、口座番号、口座の名義等を含む情報である。
口座対応情報記憶部16に口座対応情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して口座対応情報が口座対応情報記憶部16で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された口座対応情報が口座対応情報記憶部16で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された口座対応情報が口座対応情報記憶部16で記憶されるようになってもよい。口座対応情報記憶部16での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。口座対応情報記憶部16は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
入金処理部17は、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報に含まれる分配先識別情報で識別される分配先の口座に、分配結果情報に含まれる分配金額を入金する処理を行う。すなわち、入金処理部17は、一の分配結果情報について、その分配結果情報に含まれる分配先識別情報に対応する口座情報を口座対応情報記憶部16で記憶されている口座対応情報を用いて取得し、その取得した口座情報を用いて、その分配結果情報に含まれる分配金額を入金する処理を行う。入金処理部17は、分配結果情報が蓄積されるたびに入金の処理を行ってもよく、あるいは、周期的(例えば、1週間ごと、1か月ごとなど)に、入金の処理を行ってもよい。入金処理は、例えば、分配先の口座情報と、分配金額と、入金者(すなわち、入金分配装置1のユーザ)に関する情報等とを銀行のサーバに送信することであってもよい。その際の送信がインターネット等の公衆通信回線を経由して行われる場合には、暗号化して送信されることが好適である。なお、入金者(すなわち、入金分配装置1のユーザ)に関する情報は、例えば、入金者の氏名や、入金者の口座に関する情報、その入金の処理に関する認証を行うためのパスワード等が含まれていてもよい。入金者の口座に関する情報は、例えば、銀行名や支店名、口座種別、口座番号、口座の名義等であってもよい。なお、入金処理が、分配先の口座情報と、分配金額と、入金者に関する情報等とを銀行のサーバに送信するものである場合には、入金処理部17は、図示しない記録媒体において、入金者に関する情報等を記憶しておき、送信の際に、その情報を読み出して用いてもよい。また、銀行のサーバのアドレス等も図示しない記録媒体で記憶されており、入金処理部17は、送信の際にそれを用いてもよい。また、図1では、入金情報を送信する銀行のサーバと、入金処理部17が情報を送信する銀行のサーバとが異なる場合について示しているが、両者は同じであってもよい。この入金の処理は、オンラインバンキング等において公知であり、その詳細な説明を省略する。
なお、対応情報記憶部12と、分配結果情報記憶部15と、口座対応情報記憶部16とのうち、任意の2以上の記憶部は、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、例えば、対応情報を記憶している領域が対応情報記憶部12となり、分配結果情報を記憶している領域が分配結果情報記憶部15となる。
次に、本実施の形態による入金分配装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)入金情報受付部11は、入金情報を受け付けたかどうか判断する。そして、入金情報を受け付けた場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS104に進む。
(ステップS102)分配部13は、入金情報受付部11がステップS101で受け付けた入金情報を用いて、入金金額の分配の処理を行う。この処理の詳細については、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS103)出力部14は、分配部13が分配した分配金額と、分配先識別情報とを含む分配結果情報を出力する。本実施の形態では、その分配結果情報は分配結果情報記憶部15に蓄積されるものとする。そして、ステップS101に戻る。この処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS104)入金処理部17は、入金処理を行うかどうか判断する。そして、入金処理を行う場合には、ステップS105に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。入金処理部17は、例えば、周期的(例えば、1週間ごと、1か月ごとなど)に入金処理を行うと判断してもよい。
(ステップS105)入金処理部17は、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報を用いて、入金の処理を行う。そして、ステップS101に戻る。この処理の詳細については、図5のフローチャートを用いて説明する。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
図3は、図2のフローチャートにおける入金金額の分配処理(ステップS102)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS201)分配部13は、対応情報記憶部12で記憶されている対応情報を参照し、入金情報受付部11がステップS101で受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に対応する2以上の分配情報を特定する。
(ステップS202)分配部13は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS203)分配部13は、ステップS201で特定したi番目の分配情報に含まれる分配金額算出情報を用いた分配金額の算出を行う。例えば、分配部13は、入金情報受付部11がステップS101で受け付けた入金情報に含まれる入金金額と、特定したi番目の分配情報に含まれる分配金額算出情報とを用いて分配金額を算出する。分配金額算出情報が分配割合を示す場合には、分配部13は、その分配割合を入金金額に掛けることによって分配金額を算出する。
(ステップS204)分配部13は、ステップS201で特定したi番目の分配情報に含まれる分配先識別情報と、ステップS203で算出した分配金額とを有する情報である分配結果情報を図示しない記録媒体で一時的に記憶する。
(ステップS205)分配部13は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS206)分配部13は、ステップS201で特定した分配情報に、i番目の分配情報が存在するかどうか判断する。そして、i番目の分配情報が存在する場合には、ステップS203に戻り、そうでない場合には、図2のフローチャートに戻る。
図4は、図2のフローチャートにおける分配結果情報の出力処理(ステップS103)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS301)出力部14は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS302)出力部14は、分配部13が一時的に記憶したi番目の分配結果情報に含まれる分配先識別情報が、分配結果情報記憶部15で記憶されているいずれかの分配結果情報に含まれるかどうか判断する。そして、含まれる場合には、ステップS303に進み、含まれない場合には、ステップS304に進む。
(ステップS303)出力部14は、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報のうち、分配部13が一時的に記憶したi番目の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報に含まれる分配金額に、分配部13が一時的に記憶したi番目の分配結果情報に含まれる分配金額を加算する。
(ステップS304)出力部14は、分配部13が一時的に記憶したi番目の分配結果情報そのものを分配結果情報記憶部15に蓄積する。
(ステップS305)出力部14は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS306)出力部14は、分配部13が一時的に記憶した分配結果情報に、i番目の分配結果情報が存在するかどうか判断する。そして、i番目の分配結果情報が存在する場合には、ステップS302に戻り、存在しない場合には、図2のフローチャートに戻る。
なお、図4のフローチャートの処理が終了した後に、出力部14は、分配部13が一時的に記憶した分配結果情報が、次回以降の分配結果情報の出力において用いられないようにする処理を行うことが好適である。その処理は、例えば、分配部13が一時的に記憶した分配結果情報を削除することであってもよい。また、その処理は、例えば、分配部13が一時的に記憶した各分配結果情報について、処理済みであることを示すフラグ等を設定することであってもよい。そして、その処理済みであることを示すフラグ等の設定されている分配結果情報については、出力部14は、次回以降の分配結果情報の出力において用いないようにしてもよい。
図5は、図2のフローチャートにおける入金処理(ステップS105)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS401)入金処理部17は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS402)入金処理部17は、口座対応情報記憶部16で記憶されている口座対応情報を参照し、分配結果情報記憶部15で記憶されているi番目の分配結果情報に含まれる分配先識別情報に対応する口座情報を取得する。この口座情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。
(ステップS403)入金処理部17は、ステップS402で取得した口座情報を用いて、分配結果情報記憶部15で記憶されているi番目の分配結果情報に含まれる分配金額を、その口座情報で特定される口座に入金する処理を行う。
(ステップS404)入金処理部17は、分配結果情報記憶部15で記憶されているi番目の分配結果情報に含まれる分配金額を0にする。
(ステップS405)入金処理部17は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS406)入金処理部17は、分配結果情報記憶部15でi番目の分配結果情報が記憶されているかどうか判断する。そして、i番目の分配結果情報が記憶されている場合には、ステップS402に戻り、そうでない場合には、図2のフローチャートに戻る。
なお、図5のフローチャートのステップS404において、分配結果情報記憶部15で記憶されているi番目の分配結果情報の分配金額を0にする場合について説明したが、その処理に代えて、i番目の分配結果情報そのものを削除する処理を行ってもよい。その削除の処理を行う場合には、入金処理部17は、ステップS406の処理の後に、分配結果情報記憶部15で記憶されているすべての分配結果情報を削除する処理を行ってもよい。
次に、本実施の形態による入金分配装置1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、対応情報記憶部12では、図6で示される対応情報が記憶されているものとする。図6の対応情報では、入金者識別情報と、複数の分配情報とが対応付けられている。分配情報は、分配先識別情報と、分配金額算出情報とを含むものである。分配金額算出情報は、分配割合を示すものであり、入金者識別情報ごとに、その分配割合の合計が1になるように設定されている。
この具体例において、口座対応情報記憶部16では、図7で示される口座対応情報が記憶されているものとする。図7の口座対応情報では、分配先識別情報と、口座情報とが対応付けられている。なお、例えば、分配先識別情報「U101」で識別される分配先のことを、「分配先U101」と呼ぶこともある。他の分配先についても同様であるとする。口座情報は、銀行名と、支店名と、口座種別と、口座番号と、口座の名義とを含んでいる。
まず、入金者識別情報「U001」で識別される入金者(以下、この入金者のことを「入金者U001」と呼ぶこともある)が、入金分配装置1に対応する口座に100,000円を入金したとする。すると、銀行から、入金者識別情報「U001」と、入金金額「100,000」とを含む入金情報が入金分配装置1に送信される。その入金情報は、入金情報受付部11で受信され、分配部13に渡される(ステップS101)。分配部13は、その受け取った入金情報を図示しない記録媒体で一時的に記憶する。そして、分配部13は、入金金額を分配する処理を行う(ステップS102)。
具体的には、分配部13は、入金情報受付部11から受け取った入金情報に含まれる入金者識別情報「U001」を検索キーとして、図6で示される対応情報を検索する。そして、ヒットした入金者識別情報に対応する分配情報を読み出して、図示しない記録媒体で一時的に記憶する(ステップS201)。この場合には、図6の分配情報の1番目から3番目のレコードが一時的に記憶されることになる。次に、分配部13は、その1番目の分配情報のレコードから分配金額算出情報「0.1」を読み出し、その値と、入金情報受付部11から受け取った入金情報に含まれる入金金額「100,000」とを掛けることによって、分配金額「10,000」を算出する(ステップS202,S203)。そして、分配部13は、その1番目の分配情報のレコードに含まれる分配先識別情報「U101」と、算出した分配金額「10,000」とを有する分配結果情報を図示しない記録媒体に一時的に記憶する(ステップS204)。図8の1番目のレコードは、そのようにして蓄積された分配結果情報である。その後、分配部13は、2番目、3番目の分配情報のレコードについても、同様に分配結果情報を生成して一時的に記憶する(ステップS205,S206,S203〜S206)。図8は、そのようにして蓄積された分配結果情報を示すものである。
ここで、分配結果情報記憶部15では、図9で示される分配結果情報が記憶されていたとする。図9の分配結果情報は、分配先識別情報と、分配金額(円)とを有するものである。出力部14は、分配部13による入金金額の分配が終了すると、図8の分配結果情報を出力する処理を行う(ステップS103)。具体的には、出力部14は、図8の1番目の分配結果情報のレコードの分配先識別情報「U101」を読み出し、その分配先識別情報を検索キーとして、図9の分配結果情報を検索する。この場合には、図9の分配結果情報の1番目のレコードがヒットするため、出力部14は、その分配先識別情報「U101」がすでに記憶されていると判断し(ステップS301,S302)、その図9の1番目のレコードの分配金額に、図8の1番目のレコードの分配金額を加算する(ステップS303)。その結果、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配先識別情報「U101」に対応する分配金額は、「60,000」になる。同様に、出力部14は、図8の2番目のレコードにおける分配先識別情報「U102」に対応する分配金額「30,000」についても、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報の分配先識別情報「U102」に対応する分配金額「100,000」に加算する処理を行う(ステップS305,S306,S302,S303)。その結果、分配先識別情報「U102」に対応する分配金額は、「130,000」になる。
その後、出力部14は、図8の3番目のレコードにおける分配先識別情報「U103」を読み出し、それを検索キーとして、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報を検索する。この検索では、ヒットがなかったとする。すると、出力部14は、その分配先識別情報「U103」がまだ記憶されていないと判断し(ステップS305,S306,S302)、図8の3番目のレコードをそのまま分配結果情報記憶部15に蓄積する(ステップS304)。その結果、分配結果情報記憶部15で記憶されている2以上の分配結果情報は、図10で示されるようになる。なお、図10の分配結果情報は、分配先識別情報の昇順となるようにソートされているものとする。また、この出力の処理の後に、出力部14は、図8の分配結果情報を削除するものとする。
この後、分配結果情報記憶部15において図10で示される分配結果情報が記憶されている際に、入金処理部17が、入金処理を行うと判断したとする(ステップS104)。すると、入金処理部17は、分配結果情報記憶部15で記憶されている分配結果情報について、入金処理を行う(ステップS105)。具体的には、入金処理部17は、図10の1番目のレコードから分配先識別情報「U101」を読み出し、その分配先識別情報を検索キーとして、図7の口座対応情報を検索する。そして、ヒットした1番目のレコードから、口座情報を取得して図示しない記録媒体で一時的に記憶する(ステップS401,S402)。そして、入金処理部17は、図10の1番目のレコードから分配金額「60,000」を読み出し、その金額を、読み出した口座情報で特定される口座に振り込む処理を行う(ステップS403)。その結果、分配先識別情報「U101」で識別される分配先の口座に、6万円が振り込まれることになる。また、入金処理部17は、図10の1番目のレコードにおける分配金額を「0」にする(ステップS404)。なお、入金処理部17は、同様にして、図10の2番目以降のレコードについても、順次、分配金額を振り込む処理を実行していく(ステップS405,S406,S402〜S406)。最終的に、すべての振込の処理が終了すると、分配結果情報の各分配金額はすべて「0」になる。このようにして、入金の処理が終了する。
この具体例では、分配金額算出情報が分配割合を示す場合について説明したが、そうでなくてもよいことは前述の通りである。例えば、図11で示される対応情報が対応情報記憶部12で記憶されていてもよい。図11で示される対応情報の場合には、例えば、前述のように入金者U001から10万円の入金があった場合に、分配先U101に対応する分配金額は10,000円となり、分配先U102に対応する分配金額は36,000円となり、分配先U103に対応する分配金額は54,000円となる。このように、分配金額算出情報が分配割合以外の場合であっても、入金金額の分配を行うことができる。
以上のように、本実施の形態による入金分配装置1によれば、入金があった場合に、あらかじめ対応情報における分配情報で設定されているように、その入金された金額を分配することができる。その結果、例えば、司法書士等は、入金された金額を分配するという煩雑な処理を行わなくてもよいことになり、その労力が軽減されることになる。なお、本実施の形態において、例えば、分配先の一つは、入金分配装置1のユーザの口座であってもよい。このようにすることで、入金された金額を分配する際の手数料を、自動的に徴収することができる。また、その場合に、入金分配装置1のユーザに対応する分配先の口座と、分配先に分配金額を入金する元となる口座とを同じにしてもよい。そして、入金処理部17は、入金分配装置1のユーザに対応する分配先の口座と、分配先に分配金額を入金する元となる口座とが同じである場合には、その分配先に関する入金の処理を行わなくてもよい。なお、分配先に分配金額を入金する元となる口座は、入金情報に含まれる入金金額が入金される口座であってもよい。
また、出力部14が分配結果情報を分配結果情報記憶部15に順次、蓄積していき、その蓄積の際に分配先識別情報が重複しないように蓄積することによって、ある分配先に対する入金の回数を減らすことも可能となる。例えば、ある分配先について5回の分配結果情報の蓄積があった場合に、分配結果情報の蓄積のたびに入金の処理を行っていると、5回分の振込手数料を支払う必要があるが、5回分の分配結果情報についてまとめて入金の処理を行うことによって、1回分の振込手数料の支払のみでよいことになり、4回分の振込手数料を節約することができる。
なお、本実施の形態では、入金処理部17が口座対応情報記憶部16で記憶されている口座対応情報を用いて入金の処理を行う場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、分配先識別情報に口座番号等の情報が含まれている場合には、入金処理部17は、その分配先識別情報に含まれている口座番号等の情報を用いて、入金の処理を行ってもよい。その場合には、入金分配装置1は、口座対応情報記憶部16を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、入金分配装置1が入金の処理も行う場合について説明したが、そうでなくてもよい。その場合には、入金分配装置1は、口座対応情報記憶部16や入金処理部17を備えていなくてもよい。また、入金分配装置1は、分配結果情報記憶部15を備えていなくてもよい。その場合には、入金分配装置1は、分配結果情報を生成し、出力するものとなる。
また、本実施の形態では、出力部14が分配結果情報記憶部15に分配結果情報を蓄積する際に、分配先識別情報が重複しないように蓄積する場合について説明したが、そうでなくてもよい。出力部14は、分配結果情報記憶部15に分配結果情報を蓄積する際に、いつでも分配結果情報をそのまま蓄積するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、出力部14が分配結果情報を蓄積する場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。例えば、出力部14は、分配結果情報を表示してもよく、プリントしてもよく、送信してもよく、その他の出力を行ってもよい。その場合には、例えば、表示や印刷、送信された分配結果情報を用いて、他のシステムによって、あるいは、人手によって入金処理が行われてもよい。出力部14が分配結果情報を蓄積しない場合には、入金分配装置1は、分配結果情報記憶部15や口座対応情報記憶部16、入金処理部17を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、例えば、入金処理部17が入金先の口座情報等を銀行のサーバに送信する場合について説明したが、その際に、入金先の口座情報等の送信先の銀行のサーバは、一つであってもよく、あるいは、複数であってもよい。後者の場合には、入金先の口座情報に応じて、入金分配装置1のユーザの口座を切り替えるようにしてもよい。例えば、A銀行に入金する場合には、A銀行の口座から入金した方が、B銀行の口座から入金するよりも手数料の安い場合がある。したがって、入金処理部17は、図示しない記録媒体において記憶されている、分配先の口座を有する機関(例えば、分配先の口座を有する銀行)を識別する情報と、入金分配装置1のユーザ(入金者)に関する情報とを対応付ける情報である機関対応情報を用いて、ある分配先に分配金を入金する際に、入金分配装置1のユーザの口座を切り替えるようにしてもよい。具体的には、ある分配結果情報について分配金額の入金を行う際に、入金処理部17は、その分配結果情報に対応する口座情報から銀行名を取得し、その銀行名に機関対応情報で対応付けられる入金分配装置1のユーザに関する情報を取得し、その取得した入金分配装置1のユーザに関する情報を用いて入金の処理を行ってもよい。その入金の処理は、前述のように、分配先の口座情報と、分配金額と、入金分配装置1のユーザに関する情報等を銀行のサーバに送信することであってもよい。その送信時には、入金分配装置1のユーザに関する情報に応じて、送信先の銀行のサーバも切り替えられてもよい。例えば、入金分配装置1のユーザに関する情報が銀行Aの口座に関する情報である場合には、入金処理部17は、その情報等を銀行Aのサーバに送信してもよい。
また、上記実施の形態では、入金分配装置1がスタンドアロンである場合について説明したが、入金分配装置1は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、情報を出力したりしてもよい。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記実施の形態において、入金分配装置1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における入金分配装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、口座に入金された金額を示す入金金額と、口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付部、入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に、分配先を識別する情報である分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報を有する情報である2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である対応情報が記憶される対応情報記憶部で記憶されている対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配部、分配先識別情報と分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である2以上の分配結果情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を受け付ける受付部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図12は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による入金分配装置1を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図12において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図13は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図13において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による入金分配装置1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による入金分配装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による入金分配装置等によれば、対応情報を用いることによって、入金された入金金額を、あらかじめ決められた通りに分配することができるという効果が得られ、入金された金額を自動的に分配する装置等として有用である。
1 入金分配装置
11 入金情報受付部
12 対応情報記憶部
13 分配部
14 出力部
15 分配結果情報記憶部
16 口座対応情報記憶部
17 入金処理部

Claims (6)

  1. 口座に入金された金額を示す入金金額と、当該口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付部と、
    分配先を識別する情報である分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報を有する情報である2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である対応情報が記憶される対応情報記憶部と、
    前記入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に前記対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、当該分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、前記入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配部と、
    分配先識別情報と当該分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である2以上の分配結果情報を出力する出力部と、を備えた入金分配装置。
  2. 前記分配金額算出情報は、分配割合を示す情報であり、
    前記分配部は、前記入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に前記対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、当該分配先識別情報に対応する分配金額算出情報が示す分配割合を、前記入金情報に含まれる入金金額に掛けた分配金額を算出する、請求項1記載の入金分配装置。
  3. 2以上の分配結果情報が記憶される分配結果情報記憶部をさらに備え、
    前記出力部は、
    2以上の分配結果情報を前記分配結果情報記憶部に蓄積するものであり、
    蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が前記分配結果情報記憶部で記憶されていない場合には、当該分配結果情報を前記分配結果情報記憶部に蓄積し、
    蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配先識別情報を含む分配結果情報が前記分配結果情報記憶部で記憶されている場合には、当該蓄積対象の分配結果情報に含まれる分配金額を、前記分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報における当該分配先識別情報に対応する分配金額に加算する、請求項1または請求項2記載の入金分配装置。
  4. 前記分配結果情報記憶部で記憶されている分配結果情報に含まれる分配先識別情報で識別される分配先の口座に、当該分配結果情報に含まれる分配金額を入金する処理を行う入金処理部をさらに備えた、請求項3記載の入金分配装置。
  5. 入金情報受付部と、対応情報記憶部と、分配部と、出力部とを用いて処理される入金分配方法であって、
    前記入金情報受付部が、口座に入金された金額を示す入金金額と、当該口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付ステップと、
    前記分配部が、前記入金情報受付ステップで受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に、分配先を識別する情報である分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報を有する情報である2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である対応情報が記憶される前記対応情報記憶部で記憶されている対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、当該分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、前記入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配ステップと、
    前記出力部が、分配先識別情報と当該分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である2以上の分配結果情報を出力する出力ステップと、を備えた入金分配方法。
  6. コンピュータを、
    口座に入金された金額を示す入金金額と、当該口座に入金した者を識別する情報である入金者識別情報とを有する入金情報を受け付ける入金情報受付部、
    前記入金情報受付部が受け付けた入金情報に含まれる入金者識別情報に、分配先を識別する情報である分配先識別情報及び分配先に分配する金額を算出するための情報である分配金額算出情報を有する情報である2以上の分配情報と、入金者識別情報とを対応付ける情報である対応情報が記憶される対応情報記憶部で記憶されている対応情報によって対応付けられる2以上の分配情報に含まれる分配先識別情報ごとに、当該分配先識別情報に対応する分配金額算出情報を用いて、前記入金情報に含まれる入金金額を分配した金額である分配金額を算出する分配部、
    分配先識別情報と当該分配先識別情報で識別される分配先の分配金額とを含む情報である2以上の分配結果情報を出力する出力部として機能させるためのプログラム。
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JP2021026272A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社 みずほ銀行 振込支援システム、振込支援方法及び振込支援プログラム

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