JP2011048263A - 現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】筋状模様を自動で解消できる現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置を提供する。
【解決手段】静電潜像を担持した像担持体(22)に、トナーと液体のキャリアとを含む現像剤を供給して静電潜像を可視化する現像装置(30)であって、像担持体に対向配置されており、その回転に伴って担持した現像剤を像担持体に供給する現像ローラ(37)と、像担持体に可視化された画像の状態を測定する状態測定センサ(62)と、像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、可視化された画像に生じた筋状模様を抑制するリブレット抑制部(54,56,58)とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体の現像剤を像担持体に供給する現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置に関するものである。
この種の現像装置には、液体の現像剤を用いて像担持体に担持された静電潜像を現像する湿式の装置がある。
詳しくは、この現像剤は、液体のキャリアにトナーや外添剤が混合されており、粉体の現像剤による乾式の装置に比して高画質の画像を得ることができる。トナー飛散の懸念もなく、より小さな粒子のトナーを使用できるからである。
一方、この液体の現像剤を用いた場合には、回転方向に沿う筋状模様(リブレット)が発生する。このリブレットとは、例えば感光体ドラムと現像ローラとの関係で云えば、これらが接触するニップの出口にてキャリアが糸引き状になり、さらに回転することによってドラムの表面や現像ローラの表面に形成される筋状の模様である。
そして、このリブレットは、この例で云えばトナーをドラムの表面から浮き上がらせ、ドラムに可視化された画像を乱れさせる。そのため、このリブレットを抑制させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−186308号公報
ところで、上述した従来の技術では、現像装置のメンテナンスが煩わしくなるとの問題がある。
このリブレットの抑制手法としては、現像ローラ上の現像剤に付加する電界の印加時間を変更する対策や、ドラムと現像ローラとの線速差を変更する対策などが考えられる。
しかしながら、当該技術には、これらの対策を採るためのトリガーは開示されておらず、オペレータの目視に基づいて対策を採る必要がある。つまり、これでは、オペレータがリブレットの有無を逐次検査し、この検査結果に応じて上記対策を採る必要があるからである。
このように、上記従来の技術では、リブレット抑制の自動化の点については、格別の配慮がなされていない。
また、この問題の解決にあたり、感光体ドラムや現像装置の寿命の点にも留意しなければならない。
すなわち、仮に、大きな電界を付加するための電圧を継続して印加すると、一般に現像ローラ物性が比較的低抵抗で構成されるので、この電圧がドラムを攻撃し、ドラム表面の絶縁破壊を招くからある。一方、仮に、大きな線速差で回転し続けると、ドラムや現像ローラ自体にも大きなせん断力が作用し、ローラへのダメージ増加や、駆動負荷変動による画像異常が発生する。
さらに、上述した液体のキャリアの粘度が周囲環境によって変わる点をも鑑みれば、単なる自動化ではなく、電界の付加についてはトナーに付与される電界エネルギを高くしすぎず、しかも、線速差については現像剤の層を薄くしすぎない等の最適な自動化についても考慮する必要がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、リブレットを自動で解消できる現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、静電潜像を担持した像担持体に、トナーと液体のキャリアとを含む現像剤を供給して静電潜像を可視化する現像装置である。
そして、像担持体に対向配置されており、その回転に伴って担持した現像剤を像担持体に供給する現像ローラと、像担持体に可視化された画像の状態を測定する状態測定センサと、像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、可視化された画像に生じた筋状模様を抑制するリブレット抑制部とを具備する。
第1の発明によれば、現像装置は液体現像剤を像担持体に供給している。詳しくは、この現像剤は、トナーと液体のキャリアとを含んでおり、現像ローラを経由して像担持体に供給され、その静電潜像を可視化させる。
ここで、この可視化された画像の状態は、状態測定センサで測定され、その測定結果はリブレット抑制部に出力されており、センサの測定結果に基づいて筋状模様(リブレット)を抑制している。
このように、状態測定センサを設け、この測定結果を用いればリブレットを抑制する対策のトリガーになり、オペレータがリブレットの有無を逐次検査する必要はなく、リブレットを自動で解消できる。よって、従来に比して不変的なリブレットの対処を実行できるし、また、そのメンテナンスも少なくて済むため、現像装置の信頼性向上に寄与する。
第2の発明は、第1の発明の構成において、現像ローラに担持された現像剤に電界を印加する電界印加部をさらに具備し、リブレット抑制部は、像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、可視化された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、判定によって筋状模様が大きい場合に電界を強め、可視化された画像に生じた筋状模様を抑制する電圧制御部とを備えていることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、電界印加部が現像ローラに担持された現像剤に電界を印加すると、液体現像剤はトナーのリッチ層とキャリアのリッチ層とに分離される。これにより、液体層と固形層とに分離していない液体現像剤に比して液体層の粘度が下がり、リブレットを抑制可能になる。この分離していない液体現像剤は、その粘度が高く、液表面にできた波が平面に落ち着くまでに要する時間(レベリング時間)を長く必要とするからである。
ここで、このトナーのリッチ層が静電潜像を可視化させるが、仮に固形層の凝集力が弱い場合には像担持体と現像ローラとのニップ出口ではポンピング現象による減圧効果によってキャリアリブレットが発生し、その表面張力によって固形層も引き上げられ、液体のキャリアが糸引き状になり、これら像担持体や現像ローラにリブレットが生じ易くなる。
しかし、本発明では、リブレット判定部が状態測定センサの測定結果から像担持体におけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を電圧制御部に出力する。
そして、この電圧制御部は、リブレットの大きさが大きい場合には電界を強めており、トナーのリッチ層を像担持体から浮き上がり難くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、像担持体に可視化された画像の乱れを確実に防止できる。
第3の発明は、第1や第2の発明の構成において、現像ローラに対向配置されており、現像ローラと同方向に回転して現像ローラに現像剤を供給する供給ローラをさらに具備し、リブレット抑制部は、像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、可視化された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、判定によって筋状模様が大きい場合に、現像ローラに対する供給ローラの回転速度を速め、可視化された画像に生じた筋状模様を抑制する線速差制御部とを備えていることを特徴とする。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、供給ローラは、現像ローラに液体現像剤を供給するが、この現像ローラと同方向、つまり、現像ローラと供給ローラとのニップでは反対向き(カウンタ方向)に回転しており、この現像ローラと逆方向、つまり、現像ローラと供給ローラとのニップでは同じ向き(トレール方向)に回転していた場合に比して、供給ローラから現像ローラに供給される現像剤に対して大きなせん断力を生じさせ、現像ローラに担持される現像剤の層を広範囲で調整可能である。
一方、この現像剤の層が静電潜像を可視化させるが、液体現像剤の粘度は環境変化に応じて変化し、それにより現像ローラに供給される量が変化する。より詳しくは、例えば低温時には現像剤の粘度が高くなって供給量が増加し、像担持体と現像ローラとのニップ出口では液体のキャリアが糸引き状になり、これら像担持体や現像ローラにリブレットが生じ易くなる。そして、この低温時には画像濃度が増加してしまう。
しかし、本発明では、リブレット判定部が状態測定センサの測定結果から像担持体におけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を線速差制御部に出力する。
そして、この線速差制御部は、現像剤の粘度が高くなり、リブレットの大きさが大きい場合には現像ローラに対する供給ローラの回転速度を速めており、現像ローラに担持される現像剤の層を薄くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、像担持体に可視化された画像の乱れを確実に防止できる。
第4の発明は、第2や第3の発明の構成において、状態測定センサは、像担持体に可視化された画像の高さを測定する変位センサであり、リブレット判定部は、画像の高さの測定結果と画像に関する画像処理から予め求められた変位基準値とを比較し、筋状模様の大きさを判定することを特徴とする。
第4の発明によれば、第2や第3の発明の作用に加えてさらに、像担持体に可視化された画像の高さを測定すれば、リブレットを確実に把握できる。また、変位基準値をこの可視化された画像に関する画像処理から予め求めておけば、測定結果が当該基準値になるように調整すれば済むので、リブレットの抑制が容易になる。
第5の発明は、第1から第4の発明の現像装置を搭載した画像形成装置であることを特徴とする。
第5の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、液体現像剤による高画質な画像を安定して得られることから、画像形成装置の信頼性も向上する。
第6の発明は、第1から第4の発明の現像装置を搭載した画像形成装置である。そして、像担持体に接する画像形成面を有しており、像担持体に可視化された画像が転写される中間転写体と、中間転写体を挟んで像担持体に対峙しており、可視化された画像を画像形成面に転写させる一次転写電圧印加部と、画像形成面に転写された画像の状態を測定する状態測定センサと、画像形成面に転写された画像の状態の測定結果に基づいて、転写された画像に生じた筋状模様を抑制するリブレット抑制部とをさらに具備することを特徴とする。
第6の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、画像形成装置は像担持体から液体現像剤を中間転写体に供給しており、可視化された静電潜像を画像形成面に転写させる。上述の筋状模様は、像担持体と現像ローラとの間の他、像担持体と中間転写体との間にも発生する。
ここで、この画像形成面に転写された画像の状態は、状態測定センサで測定され、その測定結果もリブレット抑制部に出力されており、このセンサの測定結果に基づいてリブレットを抑制している。
このように、状態測定センサを設け、この測定結果を用いれば中間転写体におけるリブレットも自動で解消できる。よって、この場合にも不変的なリブレットの対処を実行できるし、また、そのメンテナンスも少なくて済む。さらに、液体現像剤による高画質な画像を安定して得られる。この結果、画像形成装置の信頼性向上に寄与する。
第7の発明は、第6の発明の構成において、一次転写電圧印加部に、像担持体に可視化された画像を画像形成面に転写させる電界を印加する電界印加部をさらに具備し、リブレット抑制部は、画像形成面に転写された画像の状態の測定結果に基づいて、転写された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、判定によって筋状模様が大きい場合に電界を強め、転写された画像に生じた筋状模様を抑制する電圧制御部とを備えていることを特徴とする。
第7の発明によれば、第6の発明の作用に加えてさらに、電界印加部が一次転写電圧印加部に電界を印加すると、像担持体に可視化された画像は画像形成面に転写される。
一方、像担持体や現像ローラにおけるリブレットを抑制しても、中間転写体と像担持体とのニップ出口では液体のキャリアが糸引き状になり、これら中間転写体や像担持体にもリブレットが生じ易くなる。
しかし、本発明では、リブレット判定部が状態測定センサの測定結果から転写ベルトにおけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を電圧制御部に出力する。
そして、この電圧制御部は、リブレットの大きさが大きい場合には電界を強めており、トナーを中間転写体から浮き上がり難くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、中間転写体に転写された画像の乱れを確実に防止できる。
第8の発明は、第7の発明の構成において、状態測定センサは、画像形成面に転写された画像の高さを測定する変位センサであり、リブレット判定部は、画像の高さの測定結果と画像に関する画像処理から予め求められた変位基準値とを比較し、筋状模様の大きさを判定することを特徴とする。
第8の発明によれば、第7の発明の作用に加えてさらに、中間転写体に転写された画像の高さを測定すれば、リブレットを確実に把握できる。また、変位基準値をこの可視化された画像に関する画像処理から予め求めておけば、測定結果が当該基準値になるように調整すれば済み、リブレットの抑制が容易になる。
本発明によれば、像担持体上の画像に生じたリブレットを計測してリブレットを抑制しているため、リブレットを自動で解消できる現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置を提供することができる。
本実施例に係る現像装置を搭載したプリンタの概略構成図である。 図1の現像装置のうちイエロー用ユニットの周辺拡大図である。 第1,2実施例の要部拡大図である。 図1のプリンタの制御構成図である。 図3のドラムと現像ローラとによるリブレットの説明図である。 図3のドラムと現像ローラとによるリブレットの説明図である。 図4のメモリに格納される画像処理解析の説明図である。 第1実施例によるリブレット評価の説明図である。 第2実施例によるリブレット評価の説明図である。 第3実施例の要部拡大図である。 第3実施例によるリブレット評価の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施例に係るタンデム方式のカラープリンタの概略構成図であり、同図の右方向がプリンタ1の正面に対応し、左方向が背面に対応している。
同図に示されるように、この装置本体2の下部には給紙カセット3が配置されており、カセット3には画像形成前の用紙Pが積層状態で収容され、この用紙Pは給紙ローラ4を介して1枚ずつ分離され、カセット3から同図の左方向に向けて送出される。
カセット3から送出された用紙Pは装置本体2の背面に沿って上方に向けて搬送される。この本体2の内部には、用紙搬送方向でみて下流側にレジストローラ5、画像形成部6及び2次転写部9が順番に配置されている。この画像形成部6には図4に示された露光部25が備えられており、この露光部25からは画像形成部6の感光体ドラム(像担持体)22に向けてレーザ光が照射される。
詳しくは、この図4の入力ポート60は、印刷の元になる画像データが外部から受信可能に構成されている。この画像データは、文字や符号、図形、記号、線図、模様等の各種の画像がデータ化されたものであり、このデータに基づき、露光部25によるレーザ光の照射が制御される。これにより、感光体ドラム22上に静電潜像が作られる。
本実施例の画像形成部6は4つの画像形成ユニットで構成され、図1に示されるように、プリンタ1の正面側から背面側に向けてイエロー用ユニットFY、マゼンタ用ユニットFM、シアン用ユニットFC及びブラック用ユニットFBの順に配列されており、それぞれ帯電、露光、現像及び1次転写の各工程を通じてイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの画像を順次形成している。
具体的には、各ユニットFY,FM,FC,FBには、各対応色の可視像(トナー画像)を担持する感光体ドラム22がそれぞれ設けられている。各ドラム22は装置本体2に対して回転自在に設置され、図示しない駆動モータによって図1の反時計回りにそれぞれ駆動する。これら各ユニットFY,FM,FC,FBはいずれも同じ構造をなす。
そこで、一例としてイエロー用ユニットFYについて説明する。図2に示される如く、このユニットFYにおいて、感光体ドラム22の周囲の適宜位置には、このドラム22の回転方向でみて、除電器23、帯電器24、露光部25、現像装置30、1次転写ローラ(一次転写電圧印加部)45、及びドラムクリーニング部47の順に設けられている。
この帯電器24は感光体ドラム22の表面を一様に帯電させる。また、現像装置30は、イエローのトナーや液体のキャリアを含む液体現像剤が図1のトナータンク7やキャリアタンク8から供給され、この現像剤を用いてドラム22の表面に静電的に付着させる。これにより、ドラム22上には、露光部25による静電潜像に応じたトナー画像が現像され、可視化される。
そして、このドラム22上に形成されたイエローのトナー画像は、中間転写ベルト(中間転写体)14上に転写される。
なお、このイエローのトナー画像と同様に、マゼンタ、シアンやブラックの各トナー画像も各ドラム22からベルト14に順次転写され、1ページ分のトナー画像として合成される。
より詳しくは、中間転写ベルト14は、誘電体樹脂製のシート材の両端部分を重ね合わせて接合したエンドレス形状のベルトや、継ぎ目を有しないシームレスのベルトが用いられており、駆動ローラ16、テンションローラ17や従動ローラ18の間に掛け回され、図示しない駆動モータによって図1の時計回りに走行する。
この中間転写ベルト14は、感光体ドラム22と1次転写ローラ45との間を走行しており、図2,4に示された1次電圧器(電界印加部)46に所定電圧を印加することにより、ドラム22上に形成されたトナー画像はベルト14の画像形成面15に1次転写される。
なお、図2のドラムクリーニング部47は、1次転写後のドラム22の表面に残留したトナーを除去し、また、除電器23は、このクリーニング後のドラム22の表面に光を当てて除電する。これにより、ドラム22は次回の画像形成に備えることができる。
再び図1に戻り、用紙搬送方向でみて2次転写部9の下流側には、定着部10、排出ローラ11及び排紙トレイ12が順番に配置されている。
この2次転写部9は駆動ローラ16に隣接して設けられ、この転写部9のローラと中間転写ベルト14との間を用紙Pが通過すると、ベルト14の画像形成面15に転写されたトナー画像は用紙Pに2次転写される。
この2次転写後の用紙Pは定着部10に向けて送られ、定着部10にて所定温度に達した熱ローラで加熱及び加圧され、トナー画像が定着される。次いで、定着部10から送出された用紙Pは排出ローラ11を介して排紙トレイ12に排出される。
なお、図1のキャリア除去部19は、ベルト14の画像形成面15に1次転写された画像から余剰のキャリアを除去し、また、ベルトクリーニング部20は、2次転写後の画像形成面15に残留した現像剤を除去している。
ここで、上述した現像装置30についてもユニットFYを例に挙げて説明する。
図2に示されるように、この現像装置30はハウジング31を有し、このハウジング31には、支持ローラ33、供給ローラ34、及び現像ローラ37が回転自在に支持されており、本実施例では、図示しない駆動モータによって支持ローラ33は同図の反時計回りに、供給ローラ34は同図の時計回りに、現像ローラ37も同図の時計回りに回転する。
また、このハウジング31には、イエローのトナータンク7やキャリアタンク8に連結された現像剤供給部35が設けられており、支持ローラ33とこのローラ33に対向配置された供給ローラ34とのニップ入口付近に向けてイエロー用の液体現像剤を供給している。
この現像剤は、ローラ33,34で支持されてそのニップ出口、つまり、同図の左側に向けて染み出され、その層厚が規制されつつ、供給ローラ34に沿って上方に向かう。なお、この規制された余剰の現像剤はハウジング31の底部に溜まる。
この供給ローラ34は、支持ローラ33とは反対側の適宜位置で現像ローラ37にも対向配置され、この現像ローラ37とのニップではカウンタ状態で接触し、ローラ34に担持された現像剤を現像ローラ37に供給している。
なお、ハウジング31の内壁において現像ローラ37の近傍には温度センサ32が設置されており、現像ローラ37上の現像剤の温度を検知可能である。
現像ローラ37は、供給ローラ34とは反対側の適宜位置にて感光体ドラム22に対向配置され、現像ローラ37に担持した現像剤をドラム22に供給している。
ここで、この現像前、すなわち、ドラム22に供給される前の現像剤には、コロナ放電器(電界印加部)38によってトナーと同極性の電界が付加されている。
具体的には、本実施例のコロナ放電器38は、現像ローラ37の回転方向でみて、供給ローラ34とのニップ出口からドラム22とのニップ入口までの間に設けられ、ローラ37に対峙している。そして、コロナ放電器38は、このローラ37に担持された現像剤中のトナーを帯電し、現像剤をトナーのリッチ層とキャリアのリッチ層とに分離させる。
これにより、トナーのリッチ層はドラム上22に供給され、キャリアのリッチ層は現像ローラ37上に残る。現像剤除去部40は、このキャリアのリッチ層を現像ローラ37から除去している。
なお、このイエローのトナーと同様に、マゼンタ、シアンやブラックの各トナーについても帯電され、各ドラム22に供給される。
ここで、本実施例では、感光体ドラム22の表面の状態を測定する。より具体的には、図3に示されるように、変位センサ(状態測定センサ)62がドラム22の表面に対峙して設置されており、このドラム22に可視化されたトナー画像の高さを常時測定している。当該センサ62としては、キーエンス社製のLJ−Gシリーズ(例えばLJ−G015)が好ましい。トナー画像の高さを1箇所の点ではなく所定幅(約7mm)の複数箇所の点で測定できるからである。
上述した画像形成部6や定着部10等はプリンタ1内のコントローラ(メインECU)50に電気的に接続されている(図4)。
このコントローラ50はコンピュータとして機能する要素であり、CPUやメモリ52等のハードウエア資源を有している。そして、コントローラ50は、このハードウエア資源を用いて、カセット3内の用紙Pに液体現像剤による画像を形成してトレイ12に出力するまでのプログラムを実行する。
また、このコントローラ50には、上述した変位センサ62の信号が入力され、後述するリブレットの抑制制御に用いられる。
なお、図2の温度センサ32の信号もコントローラ50に入力可能であり、このコントローラ50は、現像ローラ37上の現像剤の温度を検知してキャリアの粘度も認識可能である。現像剤の温度が上昇すると、キャリアの粘度は小さくなる一方、現像剤の温度が下降すると、キャリアの粘度は高くなるとの関係があるからである。
ここで、本実施例のコントローラ50は、図4に示される如く、リブレット判定部54、電圧制御部56、及び線速差制御部58を備えている。この第1実施例では、リブレット判定部54及び電圧制御部56が本発明のリブレット抑制部に該当する。
まず、リブレット判定部54は、変位センサ62によるトナー画像の高さに基づいて、感光体ドラム22の表面に生じたリブレットの大きさを判定している。
このリブレットとは、この例で云えば感光体ドラム22の表面や現像ローラ37の表面に生じた回転方向に沿う細長い筋状模様である。
具体的には、ドラム22や現像ローラ37を図3の右方向からみた図5に示されるように、これらがトレール方向に回転する。まず、図5(a)は、現像ローラ37によってそのローラ長手方向全面に均一に供給された液体がニップ出口を通過した直後を表している。
次に、これらが同方向にさらに回転すると、当該ニップ出口では、ドラム22側の現像剤70と現像ローラ37側の現像剤70との間に粘着力が働き、幅方向にランダムな間隔で糸引き状に引き合う(図5(b))。
続いて、これらが同方向にさらに回転すると、図5(c)に示されるように、ドラム22では引き合った部分がその回転方向に沿って延びて、リブレット76がドラム22の表面に筋状に形成されるし、また、現像ローラ37でも引き合った部分がその回転方向に沿って延び、リブレット78がローラ37の表面に形成されてしまう。
図6は、図3のドラム22と現像ローラ37とのニップ部分を拡大したものであり、図5の液体現像剤70のトナー72やキャリア74の状態について説明したものである。
コロナ放電器38による電界で帯電したトナー72は、現像バイアスの印加によって、ドラム22と現像ローラ37とのニップでローラ37の表面からドラム22の表面に移動し、キャリア74がローラ37の表面に残る。
しかし、上述したように、このニップ出口では粘着力によってリブレット76,78が発生する。この際に、ドラム22の表面に生じたリブレット76では、このリブレット76内の圧力が低下するため、ドラム22に電気的に引き寄せられていたトナー72はドラム22の表面から浮き上がり、ドラム22のトナー画像が乱れてしまう。この状態でベルト14に1次転写されると、画像形成面15の画像にムラが生ずるのである。
ところで、このムラが生じた画像を解析すると、上述したリブレット76は、ドラム22の回転方向、換言すれば、画像搬送方向に沿って延びた縦筋の模様であることが分かる。
より詳しくは、図7(a)の左側に示されたドット画像(50%面積率)は、同図の下から上に向かう方向が画像搬送方向に該当し、濃淡の濃い部分がリブレットに相当する。
この画像を100倍に拡大撮影して特定領域とすると、同図(a)の右側に示された拡大画像82の如く、枝分かれした縦筋の縞模様を視ることができる。
次に、この特定領域を幅方向(同図の左右方向)に沿って分割する。つまり、図7(b)に示される如く、等間隔の分割枠83を拡大画像82に設け、分割された各領域内の平均濃度を計測してプロットすると、種々のピーク値を有した濃度計測グラフ84を得ることができる(図7(c))。
この濃度のピーク値と全体の平均値との差をリブレット値とすれば、このリブレット値が大きくなるに連れて、より大きなムラが画像に生じている旨を評価できる(リブレット評価)。
ここで、本発明者は、このリブレット値と実際に出力した画像の状態とから判断するに、コロナ放電器38による印加電圧を4.4kVに設定し、正規濃度を100とした場合に、濃度が20を下回っていれば、画像のムラとして問題にならないとの結論を得た。
また、この濃度が20になるトナー画像と変位センサ62の測定結果とを突き合わせると、2.8との出力生値(以下同様)が得られた。そこで、この値を変位基準値としてメモリ52に格納する。このように、上述したリブレット判定部54は、変位センサ62の測定結果とメモリ52に格納された変位基準値とを比較してリブレットの大きさを判定している。
上述の電圧制御部56は、変位センサ62の測定値が上述の変位基準値に収束するように、コロナ放電器38による印加電圧を制御し、リブレットを自動で抑制している。
より具体的には、変位センサ62が感光体ドラム22の表面を計測し、この計測結果をリブレット判定部54に出力する。
リブレット判定部54は、メモリ52にアクセスして、今回の計測値が変位基準値よりも大きいか否かを判別し、仮に、50の如く変位基準値(2.8)よりも大きな高さである旨を判定した場合には、その判定結果を電圧制御部56に出力する。
この電圧制御部56は、この例で云えば50に対応した濃度を上述の変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、4.4kVよりも高い電圧を新たに設定し、コロナ放電器38に駆動信号を出力する。
そして、コロナ放電器38は新たに設定された印加電圧で現像ローラ37上の現像剤に電界を生じさせ、変位センサ62の計測値が2.8の高さになるまで続けられる。
これに対し、リブレット判定部54が、仮に、2のように変位基準値よりも小さな高さである旨を判定したときには、電圧制御部56は、2に対応した濃度を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、変位基準値である4.4kVの電圧を設定し、この場合にも、センサ62の計測値が2.8の高さになるまで続けられる。
このセンサ62の測定からリブレット判定部54や電圧制御部56を経てコロナ放電器38による電圧印加までの動作は、例えばプリンタ1のキャリブレーション時に実施されており、変位センサ62の計測値が2.8の高さに収束してから用紙Pへの印字時に切り替わるため、印字時ではリブレットの影響が抑えられる。
ところで、上述した第1実施例では、リブレット判定部54の判定結果に基づいて、電圧制御部56がコロナ放電器38の印加電圧を制御しているが、供給ローラ34と現像ローラ37との線速差(ローラ34の線速度/ローラ37の線速度)を制御し、リブレットを自動で抑制しても良い。
詳しくは、この第2実施例では、図4のリブレット判定部54及び線速差制御部58が本発明のリブレット抑制部に該当する。
リブレット判定部54は、第1実施例と同様に、メモリ52にアクセスして、今回の変位センサ62の計測値が変位基準値よりも大きいか否かを判別し、仮に、50の如く変位基準値よりも大きな高さである旨を判定した場合には、その判定結果を線速差制御部58に出力する。
ここで、上述した変位基準値に対応した濃度20は、線速差1.33に相当することが得られている。
そこで、線速差制御部58は、この例で云えば50に対応した濃度を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、1.33よりも高い線速差を新たに設定し、供給ローラ34や現像ローラ37の駆動モータに駆動信号を出力する。そして、このモータは新たに設定された線速差でローラ34とローラ37との間にせん断力を生じさせ、変位センサ62の計測値が2.8の高さになるまで続けられる。
これに対し、リブレット判定部54が、仮に、2のように変位基準値よりも小さな高さである旨を判定したときには、線速差制御部58は、2に対応した濃度を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、変位基準値である1.33の線速差を設定し、この場合にも、センサ62の計測値が2.8の高さになるまで続けられる。
一方、これら第1,2実施例の如く現像装置30と感光体ドラム22との間のリブレット抑制を実行した後に、このドラム22と中間転写ベルト14との間のリブレット抑制をさらに実行しても良い。
具体的には、第3実施例では、図4のリブレット判定部54及び電圧制御部56が本発明のリブレット抑制部に該当する。
しかしながら、この第3実施例では、図10に示されるように、変位センサ(状態測定センサ)63がベルト14の画像形成面15に対峙して設置され、この画像形成面15に転写されたトナー画像の高さを常時測定する。なお、当該センサ63の構造は上述したセンサ62と同じであり、この変位センサ63の信号もまたコントローラ50に入力されている(図4)。
リブレット判定部54は、第1,2実施例と同様に、メモリ52にアクセスしており、今回の変位センサ63の計測値が変位基準値(2.8)よりも大きいか否かを判別し、仮に、50の如く変位基準値よりも大きな高さである旨を判定した場合には、その判定結果を電圧制御部56に出力する。
ここで、上述した変位基準値に対応した濃度20は、正極のトナーを用いた場合に、1次電圧器46の印加電圧−200Vに相当することが得られている。
そこで、この電圧制御部56は、この例で云えば50に対応した濃度を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、−200Vよりも高い電圧を新たに設定し、1次電圧器46に駆動信号を出力する。そして、この1次電圧器46は新たに設定された印加電圧で1次転写ローラ45に電界を生じさせ、変位センサ63の計測値が2.8の高さになるまで続ける。
これに対し、リブレット判定部54が、仮に、2のように変位基準値よりも小さな高さである旨を判定したときには、電圧制御部56は、2に対応した濃度を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、変位基準値である−200Vの電圧を設定し、この場合にも、センサ63の計測値が2.8の高さになるまで続けられる。
以上のように、本実施例によれば、現像装置30は液体現像剤を感光体ドラム22に供給している。
詳しくは、この現像剤は、トナーと液体のキャリアとを含んでおり、現像ローラ37を経由してドラム22に供給され、その静電潜像を可視化させる。
ここで、このドラム22に可視化された画像の高さは、変位センサ62で測定され、その測定結果はリブレット判定部54に出力されており、センサ62の測定結果に基づいてリブレットを抑制している。
このように、変位センサ62を設け、この測定結果を用いればリブレットを抑制する対策のトリガーになり、オペレータがリブレットの有無を逐次検査する必要はなく、リブレットを自動で解消できるので、従来に比して不変的なリブレットの対処を実行できるし、また、そのメンテナンスも少なくて済むため、現像装置30の信頼性向上に寄与する。
また、第1実施例の如く、コロナ放電器38が現像ローラ37に担持された現像剤に現像前電圧を印加すると、液体現像剤はトナーのリッチ層とキャリアのリッチ層とに分離される。これにより、液体層と固形層とに分離していない液体現像剤に比して液体層の粘度が下がり、リブレットを抑制可能になる。
このトナーのリッチ層が静電潜像を可視化させるが、仮に固形層の凝集力が弱い場合にはドラム22と現像ローラ37とのニップ出口ではポンピング現象による減圧効果によってキャリアリブレットが発生し、その表面張力によって固形層も引き上げられ、液体のキャリアが糸引き状になり、これらドラム22や現像ローラ37にリブレットが生じ易くなる。
しかし、第1実施例では、リブレット判定部54が変位センサ62の測定結果からドラム22におけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を電圧制御部56に出力する。
そして、この電圧制御部56は、リブレットの大きさが変位基準値よりも大きい場合には電界を強めており、トナーのリッチ層をドラム22から浮き上がり難くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、ドラム22に可視化された画像の乱れを確実に防止できる。
この点について図8を用いて詳述する。
まず、この図の比較例では、コロナ放電器38による電界が4.4kVのみに設定されている。この場合に、変位センサ62がドラム22の表面を測定すると、70を検出した。正規濃度を100とした場合に、この70に対応した濃度は92になり、より大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
また、変位センサ62が67や28を検出したときにも、より大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
次に、変位センサ62が7.2を検出したときには、この7.2に対応した濃度は24になり、×印の評価ではないものの、大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中△印で示す)。
続いて、変位センサ62が2.8を検出したときには、この2.8に対応した濃度は20になり、上述のメモリ52に格納された変位基準値に一致しており、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、変位センサ62が変位基準値よりも小さな2.5を検出したときにも、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
これに対し、第1実施例では、リブレット判定部54が変位センサ62の測定値と変位基準値との差からリブレットの大きさを判定しており、電圧制御部56は、例えば、センサ62が7.2を検出したときには、この7.2に対応した濃度24を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、4.4kVよりも僅かに高い電圧4.5kVを新たに設定し、コロナ放電器38に駆動信号を出力する。
そして、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
また、センサ62が28や67を検出したときにも、この28に対応した濃度35を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、4.4kVよりも高い電圧4.9kVを新たに設定し、また、この67に対応した濃度87を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、4.4kVよりも高い電圧5.0kVを新たに設定し、コロナ放電器38に駆動信号をそれぞれ出力する。
この場合にも、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、センサ62が70を検出したときには、この70に対応した濃度92を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、4.4kVよりも高い電圧を新たに設定可能であるが、上記した67を検出した場合と同じ電圧5.0kVを新たに設定し、コロナ放電器38に駆動信号を出力している。
そして、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
このように、当初から極端に大きな電圧を印加せず、しかも、印加電圧を単に測定値に比例して大きくしないので、ドラム22に対する過度な攻撃を回避し、ドラム22の長寿命化を図ることができるし、また、トナーへの過度な電界エネルギの付与を回避しており、現像バイアスの印加時にはトナーがローラ37の表面からドラム22の表面に速やかに移動する。
さらにまた、センサ62が2.5を検出したときには、この2.5に対応した濃度18を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、変位基準値の4.4kVの電圧を設定し、コロナ放電器38に駆動信号を出力する。
この場合にも、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られる(図中○印で示す)。このように、印加電圧を単に測定値に比例して小さくしないことから、ローラ37上の現像剤の層が過度に薄くなるのを防止できる。
さらに、第2実施例のように、供給ローラ34は、現像ローラ37に液体現像剤を供給するが、この現像ローラ37と同方向、つまり、現像ローラ37と供給ローラ34とのニップでは反対向き(カウンタ方向)に回転しており、この現像ローラ37と逆方向、つまり、現像ローラ37と供給ローラ34とのニップでは同じ向き(トレール方向)に回転していた場合に比して、供給ローラ34から現像ローラ37に供給される現像剤に対して大きなせん断力を生じさせ、現像ローラ37に担持される現像剤の層を広範囲で調整可能である。
一方、この現像剤の層が静電潜像を可視化させるが、例えば低温時の環境では現像剤の粘度が高くなって供給量が増加し、ドラム22と現像ローラ37とのニップ出口では液体のキャリアが糸引き状になり、これらドラム22や現像ローラ37にリブレットが生じ易くなる。そして、この低温時には画像濃度が増加する。
しかし、第2実施例では、リブレット判定部54が変位センサ62の測定結果からドラム22におけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を線速差制御部58に出力する。
そして、この線速差制御部58は、現像剤の粘度が高くなり、リブレットの大きさが変位基準値よりも大きい場合には現像ローラ37に対する供給ローラ34の回転速度を速めており、現像ローラ37に担持される現像剤の層を薄くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、ドラム22に可視化された画像の乱れを確実に防止できる。
また、現像液の温度が低下すると、その粘度が高くなることから、現像ローラ37上の現像剤の層が厚くなる。これに対し、現像液の温度が上昇すると、その粘度が低くなるため、現像ローラ37上の現像剤の層が薄くなる。
すなわち、この現像剤の温度も現像剤の層に影響を与える点も考慮し、上記カウンタ方向で回転する場合には、現像液の温度が下降したときには線速差を大きくして現像剤を引きちぎる大きな力を付与する一方、現像液の温度が上昇したときには線速差を小さくすると、現像剤の層厚を所定値に保持可能になる。
この点についても図9で詳述すると、液体現像液の温度が低下すると、現像ローラ37上の現像剤の層が厚くなり、例えば、液体現像液の温度5℃のときに、変位センサ62がドラム22の表面を測定すると、70を検出した。この70に対応した濃度は92になり、より大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
また、液体現像液の温度10℃のときにはセンサ62が67を、温度15℃のときにはセンサ62が28をそれぞれ検出し、この場合にもより大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
次に、温度20℃のときにはセンサ62が7.2を検出し、この7.2に対応した濃度は24になり、×印の評価ではないが、大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中△印で示す)。
続いて、温度23℃のときにはセンサ62が2.8を検出し、この2.8に対応した濃度は20になり、上述のメモリ52に格納された変位基準値に一致し、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、温度25℃のときには変位センサ62が変位基準値よりも小さな2.5を検出し、この場合にも大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
これに対し、第2実施例では、リブレット判定部54が変位センサ62の測定値と変位基準値との差からリブレットの大きさを判定しており、線速差制御部58は、例えば、センサ62が7.2を検出したときには、この7.2に対応した濃度24を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、1.33よりも僅かに高い線速差1.50を新たに設定し、供給ローラ34や現像ローラ37の駆動モータに駆動信号を出力する。
そして、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
また、センサ62が28や67を検出したときにも、この28に対応した濃度35を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、1.33よりも高い線速差1.80を新たに設定し、また、この67に対応した濃度87を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、1.33よりも高い線速差2.00を新たに設定し、上記駆動モータに駆動信号をそれぞれ出力する。
この場合にも、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、センサ62が70を検出したときには、この70に対応した濃度92を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、1.33よりも高い線速差2.50を新たに設定し、上記駆動モータに駆動信号を出力している。
そして、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
このように、線速差を測定値に比例して次第に大きくするので、極端に大きな線速差を与えた場合に比して、これらローラ34,37の長寿命化を図ることができる。
さらにまた、センサ62が2.5を検出したときには、この2.5に対応した濃度18を変位基準値に対応した濃度20にする線速差、つまり、変位基準値の1.33の線速差を設定し、上記駆動モータに駆動信号を出力する。
この場合にも、センサ62が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られる(図中○印で示す)。このように、線速差を単に測定値に比例して小さくしないので、現像ローラ37上の現像剤の層が過度に薄くなるのを防止できる。
さらにまた、第1,2実施例の如くドラム22に可視化された画像の高さを測定すれば、リブレットを確実に把握できる。また、変位基準値をこの可視化された画像に関する画像処理から予め求めておけば、測定結果が当該基準値になるように調整すれば済むので、リブレットの抑制が容易になる。
また、液体現像剤による高画質な画像を安定して得られることから、この第1,2実施例の現像装置30を搭載したプリンタ1の信頼性も向上する。
さらに、プリンタ1はドラム22から液体現像剤を中間転写ベルト14に供給しており、可視化された静電潜像を画像形成面15に転写させる。上述の筋状模様は、ドラム22と現像ローラ37との間の他、ドラム22とベルト14との間にも発生する。
ここで、この画像形成面15に転写された画像の高さは、変位センサ63で測定され、その測定結果もリブレット判定部54に出力されており、このセンサ63の測定結果に基づいてリブレットを抑制している。
このように、変位センサ63を設け、この測定結果を用いれば中間転写ベルト14におけるリブレットを自動で解消できることから、この場合にも不変的なリブレットの対処を実行できるし、また、そのメンテナンスも少なくて済む。さらに、液体現像剤による高画質な画像を安定して得られる。この結果、第3実施例の現像装置30を搭載したプリンタ1の信頼性向上に寄与する。
さらにまた、1次電圧器46が1次転写ローラ45に電圧を印加すると、ドラム22に可視化された画像はベルト14の画像形成面15に転写される。
一方、ドラム22や現像ローラ37におけるリブレットを抑制しても、中間転写ベルト14とドラム22とのニップ出口では液体のキャリアが糸引き状になり、これらベルト14やドラム22にもリブレットが生じ易くなる。
しかし、第3実施例では、リブレット判定部54が変位センサ63の測定結果からベルト14におけるリブレットの大きさを判定し、この判定結果を電圧制御部56に出力する。
そして、この電圧制御部56は、リブレットの大きさが変位基準値よりも大きい場合には電界を強めており、トナーをベルト14から浮き上がり難くしている。この結果、リブレットを生じ難くし、ベルト14に転写された画像の乱れを確実に防止できる。
また、このベルト14に転写された画像の高さを測定すれば、リブレットを確実に把握できる。また、変位基準値をこの可視化された画像に関する画像処理から予め求めておけば、測定結果が当該基準値になるように調整すれば済み、リブレットの抑制が容易になる。
この点についても図11を用いて詳述すると、液体現像液の温度が低下すると、その粘度が高くなってトナーの移動度が低下する。
例えば、液体現像液の温度5℃のときに、変位センサ63が画像形成面15を測定すると、70を検出した。この70に対応した濃度は92になり、より大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
また、液体現像液の温度10℃のときにはセンサ63が67を、温度15℃のときにはセンサ63が28をそれぞれ検出し、この場合にもより大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中×印で示す)。
次に、温度20℃のときにはセンサ63が7.2を検出し、この7.2に対応した濃度は24になり、×印の評価ではないが、大きなムラが画像に生じているとの評価になった(図中△印で示す)。
続いて、温度23℃のときにはセンサ63が2.8を検出し、この2.8に対応した濃度は20になり、上述のメモリ52に格納された変位基準値に一致しており、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、温度25℃のときにはセンサ63が変位基準値よりも小さな2.5を検出し、この場合にも大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
これに対し、第3実施例では、リブレット判定部54が変位センサ63の測定値と変位基準値との差からリブレットの大きさを判定しており、電圧制御部56は、例えば、センサ63が7.2を検出したときには、この7.2に対応した濃度24を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、−200Vよりも僅かに高い電圧−250Vを新たに設定し、1次電圧器46に駆動信号を出力する。
そして、センサ63が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
また、センサ63が28や67を検出したときにも、この28に対応した濃度35を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、−200Vよりも高い電圧−300Vを新たに設定し、また、この67に対応した濃度87を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、−200Vよりも高い電圧−350Vを新たに設定し、1次電圧器46に駆動信号をそれぞれ出力する。
この場合にも、センサ63が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
さらに、センサ63が70を検出したときには、この70に対応した濃度92を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、−200Vよりも高い電圧−400Vを新たに設定し、1次電圧器46に駆動信号を出力している。
そして、センサ63が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られた(図中○印で示す)。
このように、1次転写電圧を測定値に比例して次第に大きくするので、仮に温度が20℃の如く高めの場合にも、ドラム22からベルト14へのトナーの移動エネルギが過剰にならず、2次転写効率の低下を防止できる。
さらにまた、センサ63が2.5を検出したときには、この2.5に対応した濃度18を変位基準値に対応した濃度20にする電圧、つまり、変位基準値の−200Vの電圧を設定し、1次電圧器46に駆動信号を出力する。
この場合にも、センサ63が2.8を検出するまで継続すると、大きなムラが画像に生じていないとの評価が得られる(図中○印で示す)。
このように、1次転写電圧を単に測定値に比例して小さくしないことから、現像ローラ37上の現像剤の層が過度に薄くなるのを防止できる。
本発明は、上記各実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記各実施例では変位センサ62,63を用いて画像の高さを測定しているが、本発明の状態測定センサには、画像の濃度を測定する濃度センサであっても良い。
また、上記各実施例に示したコロナ放電器38に替えて、バイアスを印加可能なローラ形状の部材やシート状の部材の如く、公知の電界印加装置を使用しても良い。
さらに、このプリンタ1は現像剤循環装置を備えていても良い。詳しくは、ハウジング31の底部に溜まった現像剤や、現像剤除去部40で除去されたキャリアを回収し、トナータンク7からの高濃度の現像剤やキャリアタンク8からのキャリア液を加えて濃度を調整すれば、現像剤供給部35から供給可能になる。これにより、現像剤の消費量を抑制できる。
さらにまた、上記各実施例では中間転写ベルト方式の例で説明しているが、中間転写ドラム方式でも良く、この後者の方式における一次転写電圧印加部は、中間転写ドラム或いは像担持体が該当する。また、上記各実施例ではプリンタの例を示しているが、本発明の画像形成装置は、このプリンタの他、ファクシミリや複合機等にも当然に適用可能である。
そして、これらいずれの場合にも上記と同様に、リブレットを自動で解消できるとの効果を奏する。
1 プリンタ(画像形成装置)
14 中間転写ベルト(中間転写体)
22 感光体ドラム(像担持体)
30 現像装置
34 供給ローラ
37 現像ローラ
38 コロナ放電器(電界印加部)
45 1次転写ローラ(一次転写電圧印加部)
46 1次電圧器(電界印加部)
50 コントローラ
54 リブレット判定部(リブレット抑制部)
56 電圧制御部(リブレット抑制部)
58 線速差制御部(リブレット抑制部)
62,63 変位センサ(状態測定センサ)

Claims (8)

  1. 静電潜像を担持した像担持体に、トナーと液体のキャリアとを含む現像剤を供給して前記静電潜像を可視化する現像装置であって、
    前記像担持体に対向配置されており、その回転に伴って担持した現像剤を該像担持体に供給する現像ローラと、
    前記像担持体に可視化された画像の状態を測定する状態測定センサと、
    前記像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、該可視化された画像に生じた筋状模様を抑制するリブレット抑制部と
    を具備することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置であって、
    前記現像ローラに担持された現像剤に電界を印加する電界印加部をさらに具備し、
    前記リブレット抑制部は、
    前記像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、該可視化された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、
    該判定によって筋状模様が大きい場合に前記電界を強め、前記可視化された画像に生じた筋状模様を抑制する電圧制御部と
    を備えていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置であって、
    前記現像ローラに対向配置されており、該現像ローラと同方向に回転して該現像ローラに現像剤を供給する供給ローラをさらに具備し、
    前記リブレット抑制部は、
    前記像担持体に可視化された画像の状態の測定結果に基づいて、該可視化された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、
    該判定によって筋状模様が大きい場合に、前記現像ローラに対する前記供給ローラの回転速度を速め、前記可視化された画像に生じた筋状模様を抑制する線速差制御部と
    を備えていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項2又は3に記載の現像装置であって、
    前記状態測定センサは、前記像担持体に可視化された画像の高さを測定する変位センサであり、
    前記リブレット判定部は、該画像の高さの測定結果と前記画像に関する画像処理から予め求められた変位基準値とを比較し、前記筋状模様の大きさを判定することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の現像装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の現像装置を搭載した画像形成装置であって、
    前記像担持体に接する画像形成面を有しており、該像担持体に可視化された画像が転写される中間転写体と、
    該中間転写体を挟んで該像担持体に対峙しており、該可視化された画像を前記画像形成面に転写させる一次転写電圧印加部と、
    該画像形成面に転写された画像の状態を測定する状態測定センサと、
    該画像形成面に転写された画像の状態の測定結果に基づいて、該転写された画像に生じた筋状模様を抑制するリブレット抑制部と
    をさらに具備することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記一次転写電圧印加部に、前記像担持体に可視化された画像を前記画像形成面に転写させる電界を印加する電界印加部をさらに具備し、
    前記リブレット抑制部は、
    前記画像形成面に転写された画像の状態の測定結果に基づいて、該転写された画像に生じた筋状模様の大きさを判定するリブレット判定部と、
    該判定によって筋状模様が大きい場合に前記電界を強め、前記転写された画像に生じた筋状模様を抑制する電圧制御部と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記状態測定センサは、前記画像形成面に転写された画像の高さを測定する変位センサであり、
    前記リブレット判定部は、該画像の高さの測定結果と前記画像に関する画像処理から予め求められた変位基準値とを比較し、前記筋状模様の大きさを判定することを特徴とする画像形成装置。
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