JPH1048960A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

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JPH1048960A
JPH1048960A JP8218037A JP21803796A JPH1048960A JP H1048960 A JPH1048960 A JP H1048960A JP 8218037 A JP8218037 A JP 8218037A JP 21803796 A JP21803796 A JP 21803796A JP H1048960 A JPH1048960 A JP H1048960A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
transfer
wet
film thickness
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JP8218037A
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English (en)
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Harumitsu Masuko
晴光 益子
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材の特性に応じてプロセス条件を最適に
なるように変更し、転写材の特性に依らず良好な画像を
得ることができる湿式画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写紙を、転写紙の特性を記号化したマ
ークが書き込まれた包装から給紙機構が作用するのに必
要な部分だけ露呈させた状態で、包装ごと用紙カセット
に収納する。複写機本体に設けられている検知器が、マ
ークを検知して転写紙の特性を識別する。この転写紙の
特性に応じてリバースローラ38Yの回転速度を制御す
ることにより感光体ドラム30Y上の現像液膜を適正な
厚みになるように変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンターなどの画像形成装置に係り、詳しくは、
潜像が形成された該潜像担持体の表面に、現像装置によ
り現像液を供給して該潜像を顕像化した後に、転写電界
を用いる静電転写方式の転写装置により該顕像を転写材
に転写する湿式画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湿式画像形成装置では、
転写に最低必要な量のキャリア液を残して、余剰なキャ
リア液をスクイズすることが行われている。この余剰な
キャリア液のスクイズ方法としては、スクイズロ−ラや
コロナ放電器などで構成される余剰液除去手段を潜像担
持体の表面に対して所定間隔をとって対向配置し、スク
イズロ−ラを潜像担持体との対向領域において潜像担持
体の方向と逆の方向に回転させたり、スクイズロ−ラに
所定のバイアス電圧を印加したり、コロナ放電器により
トナ−と同極性のイオンを発生させて該イオンを潜像担
持体へ照射したりする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、転写材として使
用される用紙などの種類は増えてきた。特に、フルカラ
ーの画像を形成するのに、コート剤を塗工して白色度や
平滑性を高めた塗工紙を使用することも研究されてい
る。本発明人が検討したところ、このような多種類の用
紙に上記湿式画像形成装置を用いて画像を形成する場
合、潜像担持体上の現像液の膜厚、トナー付着量、定着
条件などの画像形成の各種プロセス条件には用紙の特性
に応じた適正値があり、従来と同様に各種プロセス条件
を固定的に設定したのでは、用紙によって良好な画像が
得られないおそれあることが判明した。
【0004】上記潜像担持体上の現像液の膜厚の適正値
は、吸油性が高く表面の粗い用紙ほど厚く、吸油性が低
く表面の平滑な用紙ほど薄くなる。この潜像担持体上の
現像液の膜厚が上記余剰液除去手段によるスクイズ後、
適正値に比して厚いと画像流れが生じ、適正値に比して
薄いと転写不良により画像濃度が低下するという問題点
が生じる。また、上記潜像担持体上のトナー付着量の適
正値は、吸油性が高く表面の粗い用紙ほど多く、吸油性
が低く表面の平滑な用紙ほど少なくなる。この潜像担持
体のトナー付着量が適正値に比して多いと地汚れが生
じ、適正値に比して少ないと画像濃度が低下するという
問題点が生じる。また、上記定着条件としての定着温度
の適正値は、定着時間一定の条件下では、厚い用紙ほど
熱容量が大きいため高くなり、薄い用紙ほど低くなる。
また、上記定着条件としての定着時間の適正値は、定着
温度一定の条件下では、厚い用紙ほど長くなり、薄い用
紙ほど短くなる。この定着条件が適正でないと、定着不
良になったり、転写紙が損傷したりするという問題点が
生じる。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、転写材の特性に応じ
てプロセス条件を最適になるように変更し、転写材の特
性に依らず良好な画像を得ることができる湿式画像形成
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像が形成された該潜像担持体
の表面に、現像装置により現像液を供給して該潜像を顕
像化した後に、転写電界を用いる静電転写方式の転写装
置により該顕像を転写材に転写する湿式画像形成装置に
おいて、上記転写材の特性に応じて、画像品質を左右す
るプロセス条件を変更するプロセス条件変更手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0007】この請求項1の湿式画像形成装置において
は、上記プロセス条件変更手段により、画像品質を左右
するプロセス条件を転写材の特性に応じて最適になるよ
うに変更する。この転写材の特性に応じて適正値の異な
るプロセス条件としては、潜像担持体上の現像液の膜
厚、トナー付着量、定着条件などが挙げられる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記プロセス条件変更手段とし
て、上記現像装置により潜像担持体上に供給され、且
つ、上記転写装置による転写材への転写位置に移動して
くる潜像担持体上の現像液の膜厚を変更する膜厚変更手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】この請求項2の湿式画像形成装置において
は、上記膜厚変更手段により、潜像担持体上の現像液の
膜厚を転写材の特性に応じて適正な厚みになるように変
更する。具体的には、潜像担持体上の現像液の膜厚を吸
油性が高く表面の粗い転写材ほど厚く、吸油性が低く表
面の平滑な転写材ほど薄くする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項2の湿式
画像形成装置において、上記潜像担持体上の過剰な現像
液を除去するリバースローラを該潜像担持体に対向する
位置に設け、上記膜厚変更手段を、該リバースローラの
回転速度を制御するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0011】この請求項3の湿式画像形成装置において
は、上記リバースローラの回転速度を制御することによ
り、潜像担持体上の現像液の膜厚を転写材の特性に応じ
て適正な厚みになるように変更する。このリバースロー
ラの回転速度を速くすると潜像担持体上の現像液の膜厚
は薄くなり、該ローラの回転速度を遅くすると該膜厚は
厚くなる。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記プロセス条件変更手段とし
て、潜像担持体上のトナー付着量を変更するトナー付着
量変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】この請求項4の湿式画像形成装置において
は、上記トナー付着量変更手段により、潜像担持体上の
トナー付着量を転写材の特性に応じて適正な量になるよ
うに変更する。具体的には、潜像担持体上のトナー付着
量を吸油性が高く表面の粗い用紙ほど多く、吸油性が低
く表面の平滑な用紙ほど少なくする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項4の湿式
画像形成装置において、上記潜像担持体上に現像液を供
給する現像ローラを設け、上記トナー付着量制御手段
を、該現像ローラの回転速度を制御するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0015】この請求項5の湿式画像形成装置において
は、転写材の特性に応じて、現像ローラの回転速度を制
御することにより、潜像担持体上のトナー付着量が適正
な量になるように変更する。この現像ローラの回転速度
を速くすると潜像担持体上のトナー付着量は増加し、該
ローラの回転速度を遅くすると該トナー付着量は減少す
る。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記プロセス条件変更手段とし
て、転写材に転写された顕像を該転写材に定着する定着
条件を変更する定着条件変更手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0017】この請求項6の湿式画像形成装置において
は、上記定着条件変更手段により、定着条件を転写材の
特性に応じて適正な温度になるように変更する。具体的
には、定着時間一定の条件下で定着条件を、厚い転写材
ほど高く、薄い転写材ほど低くする。また、定着温度一
定の条件下では、厚い転写材ほど長く、薄い転写材ほど
短くする。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記転写材を給紙機構が作用す
るのに必要な部分だけ包装から露呈させた状態で、包装
ごと給紙装置内に収納することを特徴とすることを特徴
とするものである。
【0019】この請求項7の湿式画像形成装置において
は、転写材を給紙機構が作用するのに必要な部分だけ包
装から露呈させた状態で、包装ごと給紙装置内に収納す
る。これにより、転写材が湿度などの外部環境の影響を
受けにくくなる。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記転写材の特性を検知する転
写材特性検知手段として、上記転写材の包装に、該転写
材の特性又は該転写材の特性に応じたプロセス条件を記
号化したマークを設けたことを特徴とするものである。
【0021】この請求項8の湿式画像形成装置において
は、上記転写材の包装に設けられたマークにより、転写
材の特性又は転写材の特性に応じたプロセス条件を検知
し、検知結果に基づいてプロセス条件を転写材の特性に
応じて最適になるように変更する。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項2の湿式
画像形成装置において、上記潜像担持体上の現像液の膜
厚を検出する膜厚検出手段を設け、上記膜厚変更手段
を、該膜厚検出手段による検出値に基づいてフィードバ
ック制御を行うように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0023】この請求項9の湿式画像形成装置において
は、上記膜厚検出手段により、潜像担持体上の現像液の
膜厚を検出し、検出結果に基づいて転写材の特性に応じ
て適正な厚みになっているか否かを判断して、適正な厚
みでない場合は、適正になるように該膜厚を変更する。
【0024】また、請求項10の発明は、請求項9の湿
式画像形成装置において、上記膜厚検出手段を、上記潜
像担持体表面上の現像液の膜厚に応じて変化する透過光
位置を検出するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0025】この請求項10の湿式画像形成装置におい
ては、潜像担持体上の現像液の膜厚に応じて変化する透
過光位置を検出し、検出結果に基づいて潜像担持体上の
現像液の膜厚が転写材の特性に応じて適正な厚みになっ
ているか否かを判断して、適正な厚みでない場合は、適
正になるように該膜厚を変更する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一
実施形態について説明する。図1は本実施形態1に係る
複写機の概略構成を示す正面図である。この装置には、
転写ベルト1、転写ベルト駆動手段としての駆動ローラ
2、従動ローラ3等からなる搬送ユニット4の近傍に、
転写ベルト1に静電的に吸着されて搬送される転写材と
しての転写紙5に順次トナー像を形成するイエロートナ
ー像形成部Y、マゼンダトナー像形成部M、シアントナ
ー像形成部C、ブラックトナー像形成部Bが設けられて
いる。
【0027】図2は、イエロートナー像形成部Yの概略
構成を示す正面図、図3は、イエロートナー像形成部Y
の制御系のブロック図である。なお、各トナー像形成部
Y、M、C、Bの構成は共通であるので、説明はイエロ
ートナー像形成部Yについてのみ行い、他のトナー像形
成ユニットについては図中でイエロートナー像形成部Y
におけるものと対応する部分に、イエロートナー像形成
部におけるものに付した番号の後にM、C、Bを付すに
止め、それらの説明は省略する。イエロートナー像形成
部Yの潜像担持体としての感光体ドラム30Yの周辺に
は、電子写真プロセスにより転写紙5表面にイエロート
ナー像を形成するために、帯電装置31Y、露光装置3
2Y、現像装置33Y、転写装置34Y、除電装置35
Y、クリーニング装置36Yが配置されていてる。ここ
で、感光体ドラム30Y上に顕像(トナー像)を形成す
る顕像形成手段は、帯電装置31Y、露光装置32Y及
び現像装置33Yにより構成される。
【0028】上記帯電装置31Yは、コロトロンタイプ
のコロナ放電器であり、コロナ放電ワイヤーには定電流
タイプのパワーパック120Yから電流が供給される。
この電流を変化させることによって感光体ドラム30Y
の帯電電位を変化させることができる。電流の変更制御
は、例えば図3の制御手段としての主制御部100のC
PU101からカウンター回路102を介して送られて
きたPWM信号等に基づいて行うことができる。なお、
この帯電装置31Yとしては、スコロトロンタイプのコ
ロナ放電器を用いることもできる。この場合は、グリッ
ド電位を変化させることによって感光体ドラム30Yの
帯電電位を変化させることができる。また、コロナ放電
器に代えて帯電ローラを用いることもできる。
【0029】上記露光装置32Yはレーザビームによる
光書き込みを行うものであり、画像1ドットの階調を表
現するために、PM(パワー変調)及びPWM(パルス
幅変調)を行う。全点灯パワーは、APC(Auto Power
Control)で一定に制御されるが、その目標値は設定変
更できる。
【0030】上記現像装置33Yは、トナーとキャリア
からなる2成分現像液、または、トナーからなる1成分
現像液を現像剤として用いる湿式の現像装置であり、感
光体ドラム30Y表面に現像剤を供給する現像ローラ3
7Y、感光体ドラム30Y表面の過剰な現像剤を除去す
るリバースローラ38Y、感光体ドラム30Y上のトナ
ーの付着状態を安定化するセットローラ39Y、ケース
40Yに現像剤を供給する現像剤供給口41Y等からな
る。この現像材供給口41Yから現像ローラ37Yとス
クレーパ42Yとの間に現像剤を供給して現像ローラ3
7Yを回転させる。ここで、上記現像ローラ37Yに供
給する現像液は、図示しない現像液容器に収容されてい
る。この現像液容器には、現像液の濃度を検知する現像
液濃度センサ43Yが取り付けられている。この現像液
濃度センサ43Yは、例えば、LEDや電球などの発光
体と、該発光体から発して現像液中を透過してきた光を
受光するフォトダイオードやフォトトランジスタ等の受
光素子とから構成される光透過型のセンサである。この
現像液濃度センサ43Yで現像液中を透過してきた透過
光の強度が検知され、その出力電圧がADコンバータ1
08でディジタル信号に変換されて主制御部100のC
PU101に送られ、現像液の濃度が判断される。例え
ば、現像液が薄いと判断したら、ドライバー回路109
を介して図示しないコンクトナーボトルからトナーを補
給するソレノイド44YをONすることにより、現像液
容器にトナーを補給する。また、現像液容器には、現像
液の温度を検知する現像液温度センサ45Yが取り付け
られている。この現像液温度センサ45Yで現像液の温
度が検知され、その出力電圧がADコンバータ110で
ディジタル信号に変換されて主制御部100のCPU1
01に送られ、現像液の温度が判断される。例えば、現
像液の温度が低いと判断したら、ドライバー回路111
を介してヒータ46YをONすることにより、現像液容
器内の現像液を加熱する。
【0031】また、上記現像装置33Yではポジポジ現
像方式を採用しており、現像バイアスパワーパック12
3Yから、現像ローラ37Yにトナーの帯電極性とは逆
極性の現像バイアス電圧を印加している。この現像バイ
アスの設定値は、CPU101からカウンタ回路104
を介して送られてくるPWM信号に基づいて変更するこ
とができ、現像バイアスの値を大きく設定すると感光体
ドラム30Yに付着するトナー量が低下し、逆に現像バ
イアスの値を小さくすると地肌汚れが大きくなる。
【0032】上記セットローラ39Yには、セットロー
ラパワーパック127Yによりトナーの帯電極性と同極
性のバイアス電圧が印加されている。このバイアス電圧
の設定値は、CPU101からカウンタ回路106を介
して送られてくるPWM信号に基づいて変更することが
でき、この設定変更によりトナーの付着状態を変化させ
ることができる。このバイアス電圧印加用のセットロー
ラパワーパック127Yは、定電圧タイプと定電流タイ
プとが考えられ、主制御部100から送られてくるPW
M(Pulse Width Modulation)信号によりその出力を変
化させる構成となっている。なお、本実施形態に係る上
記膜厚変更手段としてのリバースローラ38Yの回転速
度の制御、上記トナー付着量変更手段としての現像ロー
ラ37Yの回転速度の制御については後に詳述する。
【0033】上記転写装置34Yは、感光体ドラム30
Yと転写ベルト1との間に介在した状態にある転写紙5
が感光体ドラム30Y表面に形成されたトナー像を静電
的に吸着する向きの電界を発生させるべく転写ベルト1
に電荷を与えるコロトロンタイプの転写チャージャから
なる。ここで、図1に示すように感光体ドラム30が複
数並んで転写ベルト1上を転写紙5が搬送されるような
構成の場合には、一つめの転写部と二つめの転写部とで
は転写条件に違いが生じる。これは、転写ベルト1及び
転写紙5上に前回の転写の影響によって電荷が蓄積さ
れ、次回の転写に影響を及ぼすからである。この転写条
件は、転写紙5の材質によっても影響を受ける。上記転
写装置34Yの転写チャージャの放電ワイヤーには、パ
ワーパック120Yから電流が供給される。この電流の
変更制御は、CPU101からカウンター回路107を
介して送られてきたPWM信号に基づいて行うことがで
きる。なお、上記転写チャージャに代えて、転写ローラ
を用いてもよい。
【0034】上記除電装置35Yは、LEDで構成され
たクエンチングランプであり、感光体ドラム30Y上の
電位パターンを消去し、電位を均一にする。
【0035】上記クリーニング装置36Yは、フォーム
ローラ36aY及びブレード36bYからなり、感光体
ドラム30Y上の残トナーを除去する。フォームローラ
36aYにクリーニング液を供給しながら回転させて感
光体ドラム30Y表面のトナーをふき取り、トナーを含
んだクリーニング液を回収する。そして、フォームロー
ラ36aYでふき取った感光体ドラム30Y表面をさら
にブレード36bYでふき取る。回収されたクリーニン
グ液は図示しないクリーニング液浄化装置に送られてト
ナーの除去が行われる。このクリーニング液浄化装置
は、所定の電圧が印加された対向電極板間にクリーニン
グ液が満たされるように構成されている。クリーニング
液中のトナーは、該トナーの帯電極性とは逆極性の電圧
が印加された電極板側に付着する。
【0036】次に、上記構成の複写機における通常の複
写時の動作について説明する。画像形成をなすにあた
り、まず、ソレノイド68をONして、第1、第2押圧
部材65、66により転写ベルト1と各感光体ドラム3
0Y、30M、30C、30Bとを当接させる。この状
態で図示しない給紙装置が転写紙5を第1搬送ガイド板
6へ供給し、第1搬送ガイド板6が該転写紙5を転写ベ
ルト1の表面へと搬送する。転写ベルト1は、転写装置
34Yにより付与される電荷により、転写紙5をその表
面に吸着させる。ここで、転写ベルト1は駆動ローラ2
から伝達される回転力により矢印b方向に回転し、転写
紙5を各トナー像形成部Y、M、C、Bに設けられた各
感光体ドラム30Y、30M、30C、30Bの周速と
同速度で搬送する。
【0037】この転写ベルト1と同速度で回転する感光
体ドラム30Y表面に、該感光体ドラム30Y周辺に配
置された各装置がイエロートナー像を形成する。すなわ
ち、帯電装置31Yが感光体ドラム30Y表面を均一に
帯電し、露光装置32Yが該ドラム30Y表面に静電潜
像を形成し、該静電潜像に現像装置33Yがイエロート
ナーを供給して最終的にイエロートナー像を形成する。
そして、このイエロートナー像を、転写装置34Yが、
転写ベルト1と感光体ドラム30Yのなすニップ部NY
へ転写ベルト1により搬送されてきた転写紙5表面に転
写する。すなわち、転写装置34Yが転写ベルト1に電
荷を付与して、ニップ部NY近傍に電界を発生させ、感
光体ドラム30Y表面の帯電状態にあるイエロートナー
像を転写紙5方向に静電的に移動させて、該イエロート
ナー像を転写紙5に転写する。そして、感光体ドラム3
0Y表面の残留電荷は除電装置35Yにより、該ドラム
30Y表面に残留したイエロートナーはクリーニング装
置36Yにより除去される。
【0038】以上の動作により表面にイエロートナー像
が付着した転写紙5を、転写ベルト1が、該ベルト1
と、マゼンダトナー像形成部Mとが形成するニップ部N
M、シアントナー像形成部Cとが形成するニップ部N
C、及び、ブラックトナー像形成部Bとが形成するニッ
プ部NBへ順次搬送する。そして、ニップ部NMにおい
てマゼンダトナー像形成部Mがマゼンダトナー像を、ま
た、ニップ部NCにおいてシアントナー像形成部がシア
ントナー像を、さらにニップ部NBにおいてブラックト
ナー像形成部Bがブラックトナー像を順次転写紙5に転
写させて、転写紙5表面で各トナー像を重ね合わせる。
【0039】そして、分離装置7が転写ベルト1に分布
している転写紙5を静電的に吸着している電荷の一部を
除去することにより転写ベルト1と転写紙5の静電的な
吸着力を弱められ、4色のトナー像が重ね合わされた転
写紙5がその剛性により転写ベルト1表面から分離す
る。そして、この転写紙5を第2搬送ガイド板8が図示
しない定着装置へ搬送し、該定着装置がトナー像を転写
紙5に定着した後に、該転写紙5は図示しない機構によ
り装置外部に排紙される。
【0040】以上の複写動作が完了したら、ソレノイド
68をOFFにして、スプリング67により、第1、第
2押圧部材65、66を転写ベルト1から離間させ、該
ベルト1と各感光体ドラム30Y、30M、30C、3
0Bとを離間させる。また、この状態で、駆動ローラ2
により転写ベルト1を回転させ、図示しないモータでブ
ロッタローラ11とファン12を回転させることで、転
写ベルト1表面に付着したトナーを除去する。
【0041】次に、本実施形態に係るプロセス条件変更
手段について説明する。一般に、画像形成プロセス条件
を制御するプロセス制御の目的は、環境変化や経時変化
に対応できるようにすることである。これらの他に、例
えば現像液等の装置内条件を一定に保つこと、転写紙の
違いに対応できるようにすることなども含まれる。
【0042】上記環境変化の要因の一つは温度である。
この温度による影響は、感光体特性や現像液特性などに
現れる。例えば、環境温度が変化すると、感光体ドラム
30Yの表面電位の暗減衰速度や感度に変化を生じ、そ
の結果、該ドラム30Y上へのトナー付着量が変化す
る。また、環境温度の変化により、現像液の粘度が変化
するため、リバースローラ38Y通過後の感光体ドラム
30Y上の膜厚に影響を与える。
【0043】また、上記経時変化には、数カ月から年単
位のように長期的なものと、1日での変化やリピートに
よるような短期的な変化とがある。長期的なものには感
光体ドラム30Yの劣化やチャージャの汚れなどがあ
り、短期的なものには感光体ドラム30Yの光疲労など
がある。
【0044】また、上記現像液などの装置内条件を一定
に保つために、現像液の濃度を上記現像液濃度センサ4
3Yによって検出し、トナーを適宜追加して一定濃度に
なるように維持する。また、現像液の温度を現像液温度
センサ45Yによって検出し、ある基準温度以下の場合
はヒータ46Yで加熱して一定に保つ。
【0045】また、本実施形態に係る複写機では、転写
紙5上に出力した画像を一定の品質に保つために、感光
体ドラム30Y上のトナー付着量を一定にし、且つ、転
写条件を一定にするようなプロセス制御を行っている。
感光体ドラム30Y上のトナー付着量を一定に保つに
は、現像時の感光体ドラム30Yの表面電位を一定にす
ること、現像液のトナー濃度を一定にすること、現像部
への現像液の補給量を一定にすること、現像バイアスを
一定にすることなどが必要となる。これらのうち、現像
時の感光体ドラム30Yの表面電位は、前述のように環
境変化や経時変化による影響を受けるため、この表面電
位を一定に保つための工夫が必要となる。この工夫には
いろいろな方法が考えられるが、本実施形態では次のよ
うな方法を採用している。
【0046】まず、上記プロセス制御のうち画像の黒ベ
タ部の電位を制御する黒ベタ電位制御について説明す
る。図2に示すように、光書き込み位置である上記露光
装置32Yと現像位置である上記現像装置33Yとの間
に配設された電位センサ47Yにより、感光体ドラム3
0Yの表面電位を検出する。この検出電位は、ADコン
バータ112でディジタル信号に変換されて主制御部1
00のCPU101に送られ、予め設定された目標電位
との比較が行われる。この比較により、検出電位が目標
電位と一致している場合、感光体ドラム30Y上の表面
電位が、良好な画像を得るための適正な電位であると判
断する。一方、検出電位が目標電位と異なる場合、帯電
装置31Yとしてコロトロンタイプのコロナ放電器を用
いる本実施形態においては、上記主帯電パワーパック1
20Yの出力電流値を制御して該放電器の放電電流を調
整することにより、感光体ドラム30Y上の帯電電位
(黒ベタ部の電位)を所定電位に保つ。具体的には、検
出された表面電位が目標電位に対して低い場合には、主
制御部100から送られてくるPWM信号によって、主
帯電パワーパック120Yの出力電流値を大きく、目標
電位に対して高い場合には、該出力電流値を小さくする
ように制御する。
【0047】ここで、上記帯電装置31Yとして、スコ
ロトロンタイプのコロナ放電器を用いてもよい。この場
合、グリッド電圧を制御することにより感光体ドラム3
0Y上の帯電電位を変化させる。このスコロトロンタイ
プのコロナ放電器は、上記コロトロンタイプに比して、
感光体ドラム30Y上の電位を均一にできるが、同じ表
面電位にするのに放電電流を多く必要とするというデメ
リットを伴う。
【0048】上記帯電装置31Yの放電電流と感光体ド
ラム30Yの帯電電位との関係は、先に述べたようにい
ろいろな要因で変動するため、上記放電電流の調整を頻
繁に行う必要がある。複写機の電源投入時など作像を行
わずに該調整行う場合には、現像ローラ37Yや現像液
の補給を停止して感光体ドラム30Y、除電装置35Y
(クエンチングランプ)及び帯電装置31Yを作動させ
て、上記放電電流の値を変更しながら感光体ドラム30
Yの表面電位の調整を行うことができる。
【0049】一方、作像時おいては、上記帯電装置31
Y及び露光装置32Yにより、感光体ドラム30Y表面
の連続して送られてくる転写紙5の後端と次の転写紙5
の先端との間に対応する非画像領域の部分(以下、「紙
間部」という)に制御用の電位パターンを形成し、該電
位パターンの表面電位を検出して、感光体ドラム30Y
の表面電位の調整を行う。この場合、作像動作が連続し
て行われているため、その時点での電位パターンの表面
電位の検出電位を、その検出位置直後の作像における帯
電装置31Yの放電電流の調整に用いることができな
い。そこで、次の電位検出までの間に、画像形成領域外
の感光体ドラム30Y表面が帯電装置31Yに対向する
タイミングで、帯電装置31Yの放電電流の変更調整を
過剰調整とならない範囲で行う。
【0050】なお、上記電位パターンを、感光体ドラム
30Yの回転軸方向端部の画像形成領域外に形成しても
よい。但し、この場合、電位検出を行う際のタイミング
的な制約がない反面、露光光学系の書き込み幅を広げた
り感光体ドラム30Yを軸方向に長くしたりする必要が
あるため、コストや大きさの点でのデメリットを伴う。
【0051】ここで、感光体ドラム30Y表面の紙面間
に電位パターンを形成して電位検出を行う作像時におけ
る制御は、転写ベルト1を汚したり、トナーを消費した
りするので、あまり頻繁には行うことができない。この
転写ベルト1の汚れは、本実施形態に係る複写機のよう
に感光体ドラム30Y上の同じ表面部分が帯電装置31
Y、露光装置32Y、電位センサ47Y、現像装置33
Yの順序でこれらに対向する配置の場合、未露光部の電
位を検出した後に光書き込みで電位を消去できないの
で、感光体ドラム30Y表面に不要なトナーが付着する
ことに起因している。このトナーが転写ベルト1に付着
すると転写紙5を汚すおそれがある。通常、リピートコ
ピー時の電位変動は、感光体の光疲労や温度が要因にな
ると思われるので、数十枚ごとの制御で問題はない。た
だし、検出電位と目標電位とのギャップが大きかった場
合には、少ない枚数ごとの制御を行ったり、1枚ごとに
制御を行ったりするなど、制御をきめ細かく行うことに
より、上記転写ベルト1などの汚れの防止と、制御の応
答性との両立を図ることができる。
【0052】また、上記感光体ドラム30Y上に形成し
た電位パターンが現像装置33Yの現像位置を通過する
ときに、現像バイアス電圧を画像部に比べて高くするこ
とにより、電位パターンに付着するトナー量を減らし
て、なるべくトナー消費量を少なくしてもよい。しか
し、上記現像バイアス電圧を変化させたとしても、感光
体ドラム30Y上の電位パターンにはトナーが付着して
いるため、その感光体ドラム30Yの画像領域外の表面
に接触している転写ベルト1表面の紙間部にもトナーが
付着する。この転写ベルト1へのトナー付着を防止する
ためには、転写電流を変化させて転写量を低下させるこ
とが考えられる。ところが、転写ベルト1表面の電位が
画像域と非画像域(紙間部)とで違いが生じ、この痕跡
が転写ベルト1の除電後にも残ると、次にその痕跡部に
転写紙5がきたときに画像部に転写ムラを引き起こすお
それがある。このため、転写電流は紙間部でも変化させ
ない場合が多い。
【0053】また、上記電位センサ47Yと現像装置3
3Yとの間にイレーサを設けて現像前に感光体ドラム3
0Y上の電荷を消去することにより転写紙5のトナー汚
れを防止してもよい。
【0054】次に、上記プロセス制御のうち画像の露光
部の電位を制御する露光部電位制御について説明する。
帯電装置31Yの放電電流(帯電電流)が設定されて、
感光体ドラム30Y上の帯電電位が決まると、露光装置
32Yで露光された露光部の電位を設定する露光部電位
制御を行う必要がある。上記電位センサ47Yは図2に
示す上記露光装置32Yと上記現像装置33Yとの間に
配置されているため、露光装置32Yによる露光後の電
位も検出することができる。この露光部電位制御も、上
記黒ベタ電位制御と同様に複写機の電源投入時や感光体
ドラム30Y表面の上記紙間部で行うことができる。電
源投入時においては、上記黒ベタ電位の検出と同様に行
う。また、本実施形態のようにポジポジプロセスにおい
て紙間部で表面電位を検出する場合、該紙間部は光を照
射して表面電位を消去するため、そのまま露光部電位を
検出することができる。この場合、上記黒ベタ電位と違
って現像部でのトナー付着を考慮しなくてもよいので、
紙間部ごとに電位検出を行うことができる。
【0055】このような露光部電位の検出の結果、その
検出した露光部電位が目標電位よりも高い場合には、露
光装置32Yの光源(LD)のパワーを増加させる。電
源投入時には即して露光部電位が許容範囲に入るまで連
続して調整を行う。紙間部では、検出結果をみながら調
整できないので、紙間部ごとに1回ずつ調整を行い、許
容範囲に入ったら調整を終了する。特に、連続印字した
画像を形成するような場合、その画像ごとに濃度差が生
じないように、露光装置32Yの光源(LD)のパワー
を徐々に変化させる。
【0056】また、上記プロセス制御のうち画像の階調
部の電位を制御する階調部電位制御について説明する。
上記露光部電位が目標電位よりも低い場合或いは上記露
光部電位が目標電位よりも高いが露光装置32Yの光源
(LD)のパワーを増加できない場合には、階調部電位
制御によりハイライト部の階調を確保したり地汚れを防
止したりできる。この階調部電位制御は、上記感光体ド
ラム30Y表面の紙面間での電位検出が時間的に困難で
あるため、複写機の電源投入時の感光体ドラム30Y、
除電装置35Y(クエンチングランプ)及び帯電装置3
1Yの作動状態で行う。まず、前記黒ベタ電位制御によ
り未露光部の電位、前記露光部電位制御により露光部の
電位を設定する。次に、階調毎の光書き込みを行い、そ
れぞれの電位が設定された電位になっているか否かを調
べ、設定電位からずれている場合には、上記現像ローラ
37Yに印可する現像バイアス電圧を変化させる。この
結果、感光体ドラム30Y上のトナー付着量が変化し、
階調データを修正して該設定値になるように制御する。
【0057】そして、本実施形態は、上記転写紙の違い
に対応するために、転写材の特性を検知し、感光体ドラ
ム30Y上の現像液の膜厚、トナー付着量、定着条件な
どの画像形成の各種プロセス条件を転写紙の特性に応じ
て最適になるように変更するものである。以下、本実施
形態に係るプロセス条件変更手段について説明する。
【0058】図4(a)、(b)は、転写材の特性を検
知する転写紙特性検知手段の説明図である。転写紙の包
装71には、転写紙の特性又は転写材の特性に応じたプ
ロセス条件を記号化したマーク72が書き込まれてい
る。給紙機構に必要な部分だけ包装71から転写紙5を
取り出して用紙カセット70内に収納すると、複写機本
体に設けられている検知器74が、用紙カセット70の
一部に形成された窓73を通して包装71に書き込まれ
たマーク72を検知して転写紙の特性を識別する。この
マーク72として転写紙の特性を書き込む場合は、転写
紙の厚さ、表面性、電気抵抗率などを記号化し、プロセ
ス条件を書き込む場合は、電子写真プロセスにおける一
様帯電装置の出力電圧、露光装置の露光条件、現像装置
の現像バイアスなどの現像条件、転写装置の転写電界強
度、定着装置の定着条件などの適正値を記号化する。こ
れらに代えて、マーク72として転写紙の種類を記号化
すると、予め使用される転写紙の種類を想定して複写機
本体に該種類に対応したプロセス条件を設定しておく必
要がある。これに対して、本実施形態は、新規の転写紙
に対しても新たに複写機本体の設定を追加することな
く、転写紙の特性に応じた最適なプロセス条件を実現で
きる。
【0059】なお、検知器74として、例えば一般的な
バーコードリーダや複数個のフォトリフレクタを組み合
わせたものを用いることができる。この場合、包装71
に印刷されたマーク72としての白黒パターンを検知す
る。
【0060】また、転写紙5を上下裏返しにセットして
も検知可能であるように、上記マーク72を包装71の
両面に書き込む。また、マーク72に転写紙サイズの情
報を加えることにより、従来から用紙サイズを識別する
ために用いられているカセットサイズ検知器が不要にな
る。
【0061】また、給紙機構として給紙トレイを使用す
る場合は、マーク72が書き込まれた台紙を給紙トレイ
に載置し、検知器74を用いて該マーク72を検知して
もよい。また、例えばビデオ予約のGコードのように転
写紙特性或いはプロセス条件などを数字化して包装に印
刷しておき、この数字をユーザが転写紙を補給する際に
操作部などの入力手段を用いて手動で入力してもよい。
【0062】以上のように、本実施形態に係る転写紙特
性検知手段は、転写紙を給紙機構に必要な部分だけ包装
から露呈させ、用紙カセット70内に収納するため、転
写紙が湿度などの外部環境の影響を受けにくくなる。よ
って、転写紙によるばらつきを抑え、プロセス条件の変
更幅を縮小できる。また、包装71に転写紙の特性又は
転写紙の特性に応じたプロセス条件を記号化したマーク
を設けているため、簡易に転写紙の特性を検知できる。 (以下、余白)
【0063】本実施形態は、上記プロセス条件変更手段
として、上記転写紙特性検知手段により識別された転写
紙の特性に応じて、リバースローラ38Y通過後の感光
体ドラム30Y上の現像液の膜厚を変更する膜厚変更手
段と、感光体ドラム30Y上のトナー付着量を変更する
トナー付着量変更手段と、定着装置48における定着条
件を変更する定着条件変更手段とを備えている。なお、
感光体ドラム30Y上の現像液膜の適正な厚みは、転写
紙の吸油性、表面性によって決まり、これによって該ド
ラム30Y上のトナー付着量の適正値が決まる。また、
定着条件の適正値は、転写紙の厚みや両面複写時におけ
る転写紙の裏表などによって決まる。
【0064】上記膜厚変更手段は、転写紙の特性に応じ
て上記リバースローラ38Yの回転速度を制御すること
により感光体ドラム30Y上の現像液膜を適正な厚みに
なるように変更し、変更後の該ドラム30Y上の現像液
の膜厚を上記膜厚検出手段により検出してフィードバッ
クをかけるものである。なお、感光体ドラム30Y上の
現像液の膜厚が変化する要因としては、リバースローラ
38Yと感光体ドラム30Yとの周速度比と、該ローラ
38Yと該ドラム30Yとのギャップとがある。後者の
ギャップを一定に保つ制御は困難であるが、前者はリバ
ースローラ38Yを回転駆動するリバースローラモータ
125Yに可変速のモータを用いることにより簡単に実
現できる。
【0065】上記リバースローラ38Yの回転速度は、
CPU101からカウンタ回路105を介して送られて
くるクロック信号に基づいてモータ制御回路124Yを
制御してリバースローラモータ125Yを駆動すること
により変化する。図5は、リバースローラ38Yの回転
数と該ローラ38Y通過後の感光体ドラム30Y上の現
像液の膜厚との関係を示すグラフである。感光体ドラム
30Y上の現像液の膜厚は、リバースローラ38Yの回
転数が増えるのに伴って減少し、所定の回転数で最小と
なった後、増加する傾向がある。また、同グラフにおい
て現像液の粘度と膜厚との関係を比較すると、感光体ド
ラム30Y上の現像液の膜厚は、破線で示す粘度が高い
現像液ほど厚く、実線で示す粘度が低い現像液ほど薄く
なることが分かる。この現像液の粘度に応じた膜厚の変
化は、同じ現像液においても環境温度などの影響により
その粘度が変化すれば、リバースローラ38Yの回転数
変化に対する現像液の膜厚の特性も変化することを意味
する。なお、本実施形態におけるリバースローラ38Y
の回転速度の制御は、現像液の膜厚の安定化を図りやす
いリバースローラ38Yの回転数が増えるのに伴って現
像液の膜厚が減少する領域で行う。また、リバースロー
ラ38Yの電位状態としては、電気的にフロート状態に
する場合と、GNDに落とす場合とがある。
【0066】上記膜厚検出手段は、図6(a)に示すよ
うに、例えばLEDや電球などの発光部材としての光源
80と、CCDやフォトダイオードアレイなどの複数の
受光素子からなる受光部材としての受光部81とにより
構成される透過光測定装置を備えている。この光源80
から照射された光は、感光体ドラム30Y上の現像液膜
に遮られ、受光部81における到達位置、すなわち、到
達する受光素子の位置が、感光体ドラム30Y上の現像
液膜の厚みによって変化する。感光体ドラム30Y上に
現像液膜が無い場合、光源80としての電球から照射範
囲規制板により規制されて一定の角度範囲で拡がりなが
ら照射された光は、該ドラム30Yをかすめて受光部8
1に入射する。この受光部81に入射する光のうち最も
感光体ドラム30Y側の入射位置は、受光素子81aで
ある。一方、感光体ドラム30Y上に現像液が供給され
て現像液膜が形成されると、該電球から照射された光は
この現像液膜に遮光され、受光部81に入射する光のう
ち最も感光体ドラム30Y側の入射位置は、受光素子8
1bに変化する。この光が入射する感光体ドラム30Y
側の受光素子の位置は、現像液の膜厚が厚くなるほど図
中矢印Cで示す感光体ドラム30Yから遠ざかる方向に
移動する。よって、この受光素子の位置から感光体ドラ
ム30Y上の現像液の膜厚を検出することができる。
【0067】なお、上記光源80は、上述のような一定
の角度範囲で広がるように光を照射するものに限定され
ない。例えば、光線を照射する光源を使用することもで
きる。この場合、照射方向が固定されていると、光の入
射する受光素子の位置も固定されるため、その照射方向
に対応する現像液膜の一種類の厚み検出に制限される。
そこで、照射方向を変更可能にして光の入射する受光素
子の位置が変化するように構成することにより、現像液
膜の数種類の厚みの検出を行う。
【0068】また、上記膜厚検出手段として、図6
(b)に示す透過光測定装置を用いてもよい。この透過
光測定装置は、例えばLEDアレイなどの複数の発光素
子からなる光源82と、フォトダイオードなどの受光部
83とにより構成されている。光源82からの光は、感
光体ドラム30Y上の現像液膜によって遮られ、受光部
83に光が到達する光源82における照射位置、すなわ
ち、発光素子の位置が、感光体ドラム30Y上の現像液
膜の厚みによって変化する。上記光源82としてのLE
DアレイのLED素子を、例えば感光体ドラム30Y側
から順次点灯する。感光体ドラム30Y上に現像液膜が
無い場合は、LED素子82aから照射された光のみが
該ドラム30Yをかすめて受光部83に入射し、その他
のLED素子からの光は受光部83に到達しない。一
方、感光体ドラム30Y上に現像液が供給され、現像液
膜が形成されると、LED素子82aから照射された光
はこの現像液膜により遮光され、LED素子82bから
照射された光のみが受光部83に入射する。この受光部
83に入射する光を照射するLED素子の位置は、現像
液の膜厚が厚くなるほど図中矢印Dで示す感光体ドラム
30Yから遠ざかる方向に移動する。よって、このLE
D素子の位置から感光体ドラム30Y上の現像液の膜厚
を検出することができる。
【0069】また、上記膜厚検出手段は、リバースロー
ラ38Y通過後の感光体ドラム30Y上の膜厚を検出す
るものであり、感光体ドラム30Y上の画像の影響をさ
けるため、作像時ではなく膜厚調整モードなどで行うこ
とが望ましい。
【0070】複写機の作動時に、図3に示す主制御部1
00のCPU101は、予めROMに書き込まれたデー
タテーブルを参照する。このデータテーブルには、転写
紙の特性に対応する適正な膜厚データ、又は、適正な膜
厚を実現するための各種プロセス条件が書き込まれてい
る。表1は、データテーブルの一例である。
【0071】
【表1】
【0072】上記転写紙特性検知手段により検知された
転写材の特性に応じたプロセス条件で複写機を作動すべ
く、上記現像液温度センサ45Yを用いて現像液の温度
を検出する。この検出結果は、ADコンバータ110で
ディジタル信号に変換されて主制御部100のCPU1
01に送られ、転写紙の特性に応じて適正な膜厚を実現
するためのリバースローラ38Yの回転速度が算出され
る。そして、この算出結果に基づくクロック信号がモー
タ制御回路124Yに入力され、該信号にしたがってリ
バースローラモータ125Yが駆動し、リバースローラ
38Yが所定の回転速度で回転する。この結果、感光体
ドラム30Y上の現像液の膜厚が転写紙の特性に応じた
適正な厚みになる。例えば、普通紙などの表面性が粗く
吸油性がよい転写紙は、コート紙などの表面が平滑で吸
油性が悪い転写紙に比して、モータ制御回路124Yに
入力されるクロック信号を遅して、リバースローラ38
Yの回転速度が遅くなるように制御する。表2に、現像
液の温度と適正な膜厚を維持するためのリバースローラ
30Yの回転速度との関係の一例を示す。 (以下、余白)
【0073】
【表2】
【0074】さらに、本実施形態は、上記膜厚検出手段
により感光体ドラム30Y上の現像液の膜厚を検出し、
検出結果に基づいてリバースローラ38Yの回転速度の
制御にフィードバックをかける。これは、感光体ドラム
30Yとリバースローラ38Yとのギャップが予めの想
定とは異なる場合、又は、環境変動やトナー濃度の変化
により予め想定していた現像液の粘性と異なる場合に、
転写紙の特性に応じた適正な膜厚が実現できないことを
回避するためである。上記膜厚検出手段により検出され
た感光体ドラム30Y上の現像液の膜厚データは、主制
御部100のCPU101に送られ、表1に示す転写紙
の特性に応じた適正値と比較される。この比較により、
検出値が適正値と異なる場合、図5に示すリバースロー
ラ38Yの回転数と現像液の膜厚との関係に基づいて、
適正な膜厚を実現するためのリバースローラ38Yの回
転速度が算出される。この算出結果に基づくクロック信
号は、モータ制御回路124Yに入力され、該信号にし
たがってリバースローラモータ125Yが駆動し、リバ
ースローラ38Yが所定の回転速度で回転する。例え
ば、上記膜厚検出手段による検出値が30μmであり適
正値が25μmである場合、モータ制御回路124Yに
入力されるクロック信号を速くして、リバースローラ3
8Yの回転速度を徐々に速くする。この間にも上述のよ
うな膜厚検出を行い、検出値が適正値に達した時点での
リバースローラ38Yの回転速度を維持する。
【0075】なお、本実施形態に係る膜厚変更手段は、
現像液の温度を検出し、この検出結果に基づいてリバー
スローラ38Yの回転速度を制御しているが、この温度
検出を行わずに上記膜厚検出手段による検出値に基づい
て該ローラ38Yの回転速度を制御してもよい。
【0076】以上のように、上記膜厚変更手段は、上記
転写紙特性検知手段によって検知された転写紙の特性に
応じて、上記リバースローラ38Yを適正な回転速度で
駆動するように制御することにより、感光体ドラム30
Y上の現像液の適正な膜厚を実現する。この結果、新た
な装置を用いることなく簡易に、現像液の膜厚が厚いこ
とに起因する画像流れや、該膜厚が薄いことに起因する
転写不良による画像濃度の低下を防止できる。
【0077】また、上記膜厚検出手段により感光体ドラ
ム30Y上の現像液の膜厚を検出し、膜厚変更手段とし
ての上記リバースローラ38Yの回転速度の制御にフィ
ードバックをかけることにより、感光体ドラム30Yと
リバースローラ38Yとのギャップが予めの想定とは異
なる場合、環境変動やトナー濃度の変化により予め想定
していた現像液の粘性と異なる場合などにも適応でき
る。
【0078】また、上記トナー付着量変更手段は、転写
紙の特性に応じて上記現像ローラ37Yの回転速度の制
御することにより、感光体ドラム30Y上のトナー付着
量を適正な量になるように変更するものである。複写機
の作動時に、図3に示す主制御部100のCPU101
は、予めROMに書き込まれたデータテーブルを参照す
る。このデータテーブルには、転写紙の特性に対応する
適正なトナー付着量データ、又は、適正なトナー付着量
を実現するための各種プロセス条件が書き込まれてい
る。参照したデータに基づいて複写機を動作すべく、上
記現像ローラ37Yの回転速度を制御する。この現像ロ
ーラ37Yの回転速度は、CPU101からカウンタ回
路103を介して送られてくるクロック信号に基づいて
モータ制御回路121Yを制御して現像ローラモータ1
22Yを駆動することにより変化する。現像ローラ37
Yの回転速度を速くすると現像部への現像液の供給量が
多くなり、感光体ドラム30Y上のトナー付着量が増加
する。一方、現像ローラ37Yの回転速度を遅くすると
現像部への現像液の供給量が少なくなり、感光体ドラム
30Y上のトナー付着量が減少する。
【0079】以上のように、本実施形態は、現像ローラ
37Yの回転速度を制御することにより、新たな装置を
用いることなく簡易に、トナー付着量が多いことに起因
する地汚れや、該付着量が少ないことに起因する画像濃
度の低下を防止できる。
【0080】なお、上記トナー付着量変更手段として、
感光体ドラム30Yの帯電電位や現像バイアスを転写紙
の特性に応じて適正になるように変更することにより、
現像ローラ37Yの回転速度を制御した場合と同様の効
果を得ることができる。また、これらの感光体ドラム3
0Y上のトナー付着量を左右する制御要件のうち、2つ
以上を組み合わせて制御することにより、一層画像品質
を向上させることができる。
【0081】また、上記定着条件変更手段は、転写紙の
特性に応じて図示しない定着装置48における定着条件
や定着時間などの定着条件を適正なになるように変更す
るものである。複写機の作動時に、図3に示す主制御部
100のCPU101は、予めROMに書き込まれたデ
ータテーブルを参照する。このデータテーブルには、転
写紙の特性に対応する適正な定着条件、又は、適正な定
着条件を実現するための各種プロセス条件が書き込まれ
ている。参照したデータに基づいて複写機を動作すべ
く、定着条件の設定値を変更する。この定着条件の設定
値は、CPU101からカウンタ回路112を介して送
られてくるPWM信号に基づいて定着パワーパック12
8の出力を制御することにより変更することができる。
【0082】以上のように、本実施形態は、転写紙の特
性に応じて定着条件を適正になるように変更することに
より、定着温度が低いことや定着時間が短いことに起因
する定着不良や、定着温度が高いことや定着時間が長い
ことに起因する転写紙の損傷を防止できる。
【0083】以上のように、本実施形態においては、上
記転写紙特性検知手段により識別された転写紙特性に応
じて、画像品質を左右するプロセス条件としての感光体
ドラム30Y上の現像液の膜厚、トナー付着量、定着温
度を適正になるように変更することにより、転写紙特性
に依らず良好な画像を得ることができる。なお、これら
のプロセス条件に加え、転写条件も転写紙の特性に応じ
て適正になるように変更することにより、一層画像品質
を向上させることができる。
【0084】
【発明の効果】請求項1乃至10の発明によれば、画像
品質を左右するプロセス条件を転写材の特性に応じて最
適になるように変更することにより、転写材に依らず良
好な画像を得ることができるという優れた効果がある。
【0085】特に、請求項2の発明によれば、潜像担持
体上の現像液の膜厚を転写材の特性に応じて適正になる
ように変更することにより、現像液の膜厚が厚いことに
起因する画像流れや、該膜厚が薄いことに起因する転写
不良による画像濃度の低下を防止できるという優れた効
果がある。
【0086】特に、請求項3の発明によれば、新たな装
置を用いることなく簡易に、潜像担持体上の現像液の膜
厚を転写材の特性に応じて適正になるように変更できる
という優れた効果がある。
【0087】特に、請求項4の発明によれば、潜像担持
体上のトナー付着量を転写材の特性に応じて適正になる
ように変更することにより、トナー付着量が多いことに
起因する地汚れや、該付着量が少ないことに起因する画
像濃度の低下を防止できるという優れた効果がある。
【0088】特に、請求項5の発明によれば、新たな装
置を用いることなく簡易に、潜像担持体上のトナー付着
量を転写材の特性に応じて適正になるように変更できる
という優れた効果がある。
【0089】特に、請求項6の発明によれば、定着条件
を転写材の特性に応じて適正になるように変更すること
により、定着温度が低いことや定着時間が短いことに起
因する定着不良や、定着温度が高いことや定着時間が長
いことに起因する転写紙の損傷を防止できるという優れ
た効果がある。
【0090】特に、請求項7の発明によれば、転写紙が
外部環境の影響を受けにくくなり、プロセス条件の変更
幅を縮小できるという優れた効果がある。
【0091】特に、請求項8の発明によれば、簡易に転
写材の特性を検知できるという優れた効果がある。
【0092】特に、請求項9の発明によれば、上記膜厚
検出手段によって潜像担持体上の現像液の膜厚にフィー
ドバックをかけることにより、常に適正な膜厚を維持で
きるという優れた効果がある。
【0093】特に、請求項10の発明によれば、簡易
に、潜像担持体上の現像液の膜厚を検出できるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】同複写機のイエロートナー像形成部を示す正面
図。
【図3】同複写機のイエロートナー像形成部の制御系の
ブロック図。
【図4】(a)、(b)は転写紙特性検知手段の説明
図。
【図5】リバースローラの回転数と感光体ドラム上の現
像液の膜厚との関係を示すグラフ。
【図6】(a)は感光体ドラム上の現像液の膜厚検出手
段の一実施形態。(b)は感光体ドラム上の現像液の膜
厚検出手段の他の実施形態。
【符号の説明】
1 転写ベルト 5 転写紙 30 感光体ドラム 31 帯電装置 32 露光装置 33 現像装置 34 転写装置 37 現像ローラ 38 リバースローラ 39 セットローラ 40 ケース 48 定着装置 100 主制御部 Y イエロートナー像形成部 M マゼンダトナー像形成部 C シアントナー像形成部 B ブラックトナー像形成部 70 用紙カセット 71 包装 72 マーク 73 窓 74 検知器 80、82 光源 81、83 受光部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像が形成された該潜像担持体の表面に、
    現像装置により現像液を供給して該潜像を顕像化した後
    に、転写電界を用いる静電転写方式の転写装置により該
    顕像を転写材に転写する湿式画像形成装置において、 上記転写材の特性に応じて、画像品質を左右するプロセ
    ス条件を変更するプロセス条件変更手段を設けたことを
    特徴とする湿式画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記プロセス条件変更手段として、上記現像装置により
    潜像担持体上に供給され、且つ、上記転写装置による転
    写材への転写位置に移動してくる潜像担持体上の現像液
    の膜厚を変更する膜厚変更手段を設けたことを特徴とす
    る湿式画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の湿式画像形成装置において、 上記潜像担持体上の過剰な現像液を除去するリバースロ
    ーラを該潜像担持体に対向する位置に設け、上記膜厚変
    更手段を、該リバースローラの回転速度を制御するよう
    に構成したことを特徴とする湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記プロセス条件変更手段として、潜像担持体上のトナ
    ー付着量を変更するトナー付着量変更手段を設けたこと
    を特徴とする湿式画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の湿式画像形成装置において、 上記潜像担持体上に現像液を供給する現像ローラを設
    け、上記トナー付着量制御手段を、該現像ローラの回転
    速度を制御するように構成したことを特徴とする湿式画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記プロセス条件変更手段として、転写材に転写された
    顕像を該転写材に定着する定着条件を変更する定着条件
    変更手段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記転写材を給紙機構が作用するのに必要な部分だけ包
    装から露呈させた状態で、包装ごと給紙装置内に収納す
    ることを特徴とする湿式画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記転写材の特性を検知する転写材特性検知手段とし
    て、上記転写材の包装に、該転写材の特性又は該転写材
    の特性に応じたプロセス条件を記号化したマークを設け
    たことを特徴とする湿式画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項2の湿式画像形成装置において、 上記潜像担持体上の現像液の膜厚を検出する膜厚検出手
    段を設け、上記膜厚変更手段を、該膜厚検出手段による
    検出値に基づいてフィードバック制御を行うように構成
    したことを特徴とする湿式画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9の湿式画像形成装置において、 上記膜厚検出手段を、上記潜像担持体表面上の現像液の
    膜厚に応じて変化する透過光位置を検出するように構成
    したことを特徴とする湿式画像形成装置。
JP8218037A 1996-07-30 1996-07-30 湿式画像形成装置 Withdrawn JPH1048960A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414384B1 (ko) * 2000-03-30 2004-01-07 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 액체전자사진영상시스템들의 현상장치
JP2009265455A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Hitachi Ltd 導電パターン形成装置
JP2011048263A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Kyocera Mita Corp 現像装置及び該装置を搭載した画像形成装置

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