JP2011048094A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色材と磁性粉とを含む現像剤を用いた現像装置において、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所でその色材の濃度を測定する。
【解決手段】回収装置Eの回収路E4は、重力方向とは反対の方向に向けて開口した回収口E5を有している。回収口E5は、現像器Dkに設けられた排出管E1kの管出口E3kとX軸方向に概ね等しい位置に設けられており、さらに現像器Dkが0時の方向に位置する際に管出口E3kとY軸方向にも概ね等しくなる位置に設けられている。管出口E3kから重力方向に向かって排出された現像剤は、回収口E5によって回収され、回収路E4に設けられた磁気方式センサによってトナー濃度を測定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関する。
色材であるトナーと磁性粉であるキャリアを含む現像剤(以降、2成分現像剤と称する)を使用する現像装置においては、現像装置内で2成分現像剤が長期にわたって攪拌されて劣化するのを防止するために、2成分現像剤の供給を受けつつ過剰な2成分現像剤を排出口から排出する方式(以降、トリクル方式と称する)を採るものがある。例えば、特許文献1には、トリクル方式を採る現像装置において、2成分現像剤の補給と排出を高精度で制御する技術が開示されている。
また、複数の現像器が一体的に回転移動しながら感光体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置(以降、ロータリー現像装置と称する)においては、収容する2成分現像剤の混合比を透磁率の変化により測定し、その混合比を制御することによって、画像の濃度を安定させているものがある。例えば、特許文献2には、ロータリー現像装置の現像器の内部に備えられた磁気方式センサが、非接触方式で供給された電力によって駆動され、さらに、このセンサによって測定された2成分現像剤の混合比を遠隔の通信手段によって伝達する技術が開示されている。
特開平01−253769号公報 特開2000−231255号公報
本発明は、色材と磁性粉とを含む現像剤を用いた現像装置において、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所でその色材の濃度を測定することを目的とする。
請求項1に係る発明は、色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する現像器であって、像を保持する像保持体が保持する静電潜像を当該色材によって現像する現像器と、前記現像器に収容された現像剤の一部を通路を介して当該現像器から回収する回収手段と、前記通路を通過する現像剤の磁気特性に応じて、当該現像剤に含まれる色材の濃度を測定する測定手段とを備えることを特徴とした現像装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の構成において、前記現像器は、色材と磁性粉とを含む複数の現像剤をそれぞれ収容する複数の現像器であって、像を保持する像保持体に順次接近するように移動して当該像保持体が保持する静電潜像を、当該静電潜像に対応する色材によってそれぞれ現像する複数の現像器であり、前記通路は、前記複数の現像器が移動した場合であっても位置及び姿勢が変わらず、且つ、当該複数の現像器のうちのいずれか1の現像器に収容されている現像剤の一部が通過する通路であることを特徴とした現像装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の構成において、前記複数の現像器は、有彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する複数の有彩色現像器と、無彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する無彩色現像器とを含み、前記通路は、前記無彩色現像器に収容されている現像剤のみが通ることを特徴とした現像装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の構成において、前記複数の現像器は、1の回転部に支持されており、当該回転部の回転に応じて移動して潜像保持体に順次接近し、前記通路は、開口部を有し、かつ、当該回転部の回転軸線上に当該回転部とは分離して設けられた、回転しない通路であって、前記無彩色現像器が前記回転部の回転に応じて移動して前記開口部と向かい合う位置に至ったときに、当該無彩色現像器に収容されている現像剤の一部が前記開口部を通過して前記通路へと落下することを特徴とした現像装置である。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載の構成において、前記複数の現像器は、有彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する複数の有彩色現像器と、無彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する無彩色現像器とを含み、前記回転部の回転に応じて移動する前記有彩色現像器に対向する位置に設けられ、当該有彩色現像器に収容された現像剤に含まれる色材の濃度を光学特性に応じて測定する有彩色濃度測定手段を備えることを特徴とした現像装置である。
請求項6に係る発明は、像を保持する像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電させられた前記像保持体に露光を行って静電潜像を形成する静電潜像形成手段と前記静電潜像形成手段によって形成された静電潜像を現像する請求項1〜5のいずれかに記載の現像装置と、前記現像装置の現像によって得られた画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段によって記録媒体に転写された画像を当該記録媒体に定着させる定着手段と、前記測定手段が測定した色材の濃度に応じて、前記現像器に収容される現像剤に含まれる色材の濃度を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の構成において、前記回収手段は、前記現像器から回収した現像剤を回収容器に収容することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の現像装置によれば、色材と磁性粉とを含む現像剤を用いた現像装置において、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所でその色材の濃度を測定することができる。
請求項2に記載の現像装置によれば、複数の現像器が移動する構成であっても、現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所でその色材の濃度を測定することができる。
請求項3に記載の現像装置によれば、有彩色の色材に比べて光学的特性では測定しづらい無彩色の色材の濃度を測定することができる。
請求項4に記載の現像装置によれば、複数の現像器が1の回転部に支持されており、当該回転軸の回転に応じて当該回転部の周りを移動して潜像保持体に順次接近して現像を行う方式の現像装置において、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所で、現像剤に含まれる色材の濃度を測定することができる。
請求項5に記載の現像装置によれば、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所で、現像剤に含まれる有彩色の色材の濃度を測定することができる。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、色材と磁性粉とを含む現像剤を用いた現像装置において、その現像装置が現像剤を収容する空間以外の場所でその色材の濃度を測定することができる。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、回収した現像剤を回収容器に収容することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る画像形成装置1の構造を示す図である。 同実施形態に係る現像部164の構造を示す図である。 同実施形態に係る収容器Cymcと現像器Dymcの正面断面図である。 同実施形態に係る収容器Ckと現像器Dkの正面断面図である。 同実施形態に係る収容器Cymcと現像器Dymcの側面断面図である。 同実施形態に係る収容器Ckと現像器Dkの側面断面図である。 同実施形態に係るプリントを指示された画像形成装置1の動作を説明するフローチャートである。 変形例に係る現像部164hの構造を示す図である。 変形例に係る現像器Dhの側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(1)構成
図1は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、記録媒体の一例である記録用紙に色材の一例であるトナーを用いて画像を形成したり、記録用紙に形成された画像を読み込んだりするために、例えばプリントやスキャン、コピーなどの機能が集約された機器である。画像形成装置1は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、画像読取部15、及び画像形成部16を備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備えており、CPUがROMや記憶部12に記憶されているプログラムを実行することによって画像形成装置1の各部を制御する。記憶部12は、HD(Hard Disk)などの不揮発性の補助記憶装置であり、各種のプログラムやデータを記憶している。操作部13は、電源スイッチや複数のキーを備えており、利用者の操作を受け付けてその操作に応じた信号を制御部11に供給する。表示部14は、VRAM(Video RAM)、液晶ディスプレイ及び液晶駆動回路を備えており、制御部11から供給される情報に基づいて、処理の進行状況や利用者に操作を案内する情報などを表示する。画像読取部15は、CCD(Charge Coupled Device)により構成される光学系部材を備えており、記録用紙に形成されている画像を光学系部材によって読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。画像形成部16は、感光体ドラム161と、帯電部162と、露光部163と、光学方式センサF1及び磁気方式センサF2とを備える現像部164と、転写部165と、定着部166と、用紙供給部167とを備えており、画像読取部15によって生成された画像データや、図示せぬ通信部がホスト装置など外部から受け取った画像データに基づいた画像を記録用紙に形成する。
図2は、画像形成装置1の構造を示す図である。
用紙供給部167は、記録用紙を収容する用紙供給源167aと、用紙供給源167aから図中の点線によって示される搬送路Sを経由して記録用紙を搬送するための搬送手段を有している。搬送手段は、記録用紙を搬送するために搬送ロールやレジストロールを備えている。感光体ドラム161は、像を保持する像保持体の一例であり、導電性のドラム基体と、このドラム基体の表面にOPC(Organic Photo Conductor:有機電子写真用感光体)を形成した光導電膜とを備えた、主走査方向が長手方向となる筒状の部材である。なお、主走査方向とは、露光部163がポリゴンミラーの回転に伴って露光走査を行うときの走査方向であり、記録用紙の搬送方向(副走査方向)と交差する方向である。感光体ドラム161は、中間転写ベルトと接触した状態を保ちながら、ドラム基体の中心を回転軸として、図中矢印aの方向に予め決められた周速度で回転する。帯電部162は、その表面が感光体ドラム161の表面に接触した帯電部材であり、感光体ドラム161の回転に従って回転しつつ、感光体ドラム161の表面を予め決められた極性・電位に帯電させる帯電手段の一例として機能する。露光部163は、レーザ発光源やポリゴンミラー等を備え、感光体ドラム161の周面に向けて画像変調されたレーザ光を照射して静電潜像を形成する静電潜像形成手段の一例として機能する。なお、静電潜像とは、露光された領域の電位と露光されていない領域の電位との差によって形成される潜像である。
転写部165は、転写手段の一例であり、中間転写ベルト165a、支持ロール165b、一次転写ロール165c、二次転写ロール165d及び対向ロール165eを備えている。中間転写ベルト165aは、無端のベルト部材であり、その内周面を複数の支持ロール165bと一次転写ロール165cと二次転写ロール165dとによって張架された状態で、矢印c方向に周回移動させられる。一次転写ロール165cは、中間転写ベルト165aを挟んで感光体ドラム161と対向した位置に備えられ、感光体ドラム161表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト165aの外周面に一次転写する。二次転写ロール165dは、対向ロール165eとの間で中間転写ベルトを挟み込む領域において、中間転写ベルト165aの外周面に転写されているトナー像を記録用紙に二次転写する。定着部166は、定着手段の一例であり、搬送路Sを挟んで互いに対向する加熱ロール166a及び加圧ロール166bを備えている。定着部166は、トナー像が二次転写された記録用紙に対し、加熱ロール166a及び加圧ロール166bによって圧力と熱を加えることによってトナー像を記録用紙に定着させる。
図3は、現像部164の構造を示す図である。
ここで、利用者が画像形成装置1を正面から見たときの前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。そして、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、X軸正方向、X軸負方向、Y軸正方向、Y軸負方向、Z軸正方向、Z軸負方向、という。X軸方向は、画像形成装置1における主走査方向であり、Y軸方向は、画像形成装置1における副走査方向であり、Z軸方向は重力方向である。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう方向の矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう方向の矢印を意味する。また、以降の説明において「X」時の方向とは、現像部164の回転軸D12を中心として対象部材を見たときの方向を、時計の時針の向きで表現したものである。例えば、図3の現像器Dkは、0時の方向に位置する。
現像部164は、ポリエステル樹脂をベースとして染料または顔料を含むトナーと、磁性粉の一例であるキャリアとを有する2成分現像剤を用い、複数の現像器が回転軸D12を中心として一体的に回転移動しながら感光体ドラム161の表面に保持された静電潜像を現像する現像装置(以降、ロータリー現像装置と称する)である。なお、以下において、トナーとキャリアとを有する2成分現像剤に対するトナーの量の割合をトナー濃度と称する。回転軸D12の周囲には、90度ずつの間隔をおいてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーを収容する収容器Cy,Cm,Cc,Ckを備える現像器Dy,Dm,Dc,Dkが配置されている。つまり、現像器Dy,Dm,Dcは、有彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する有彩色現像器の一例であり、現像器Dkは、無彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する無彩色現像器の一例である。現像器Dy,Dm,Dc,Dkは、回転軸D12を中心として図中矢印bの方向に回転することで、感光体ドラム161と対向する予め決められた現像位置Pに順次移動して感光体ドラム161に順次接近し、感光体ドラム161上に形成された静電潜像を現像する。現像器Dy,Dm,Dcの内部のトナー濃度は、各現像器に対向する位置に配置され、光学的特性の変化を測定するセンサ(以降、光学方式センサF1と称する)によって測定される。光学方式センサは、各現像器Dy,Dm,Dcの現像剤収容空間に露出している必要はなく、例えば光の透過率が閾値以上の透明部材を介して現像剤収容空間をセンシングすることも可能であるから、各現像器Dy,Dm,Dcの現像剤収容空間から離れた位置からでも、現像剤中のトナー濃度を測定し得る。よって、光学方式センサは、これらの現像器Dy,Dm,Dcとは別体の構成としてもよい。しかし、光学方式センサは、キャリアとトナーが同系色である場合には光学的特性の変化を測定し難いから、共に無彩色であるキャリアとブラックのトナーを内蔵する現像器Dkのトナー濃度を測定することが出来ない。したがって、現像器Dkの内部のトナー濃度は、キャリアの量に応じて変化する磁気特性の一例である透磁率を測定するセンサ(以降、磁気方式センサと称する)を用いて測定される。磁気方式センサの検出面は、現像剤が収容されている空間に対して露出していなければならないが、本実施形態に係る磁気方式センサF2は、回転軸D12からみてX軸の負方向の位置において、現像器Dkから不要なトナーを回収するために設けられた回収装置Eの内部に備えられている。したがって、収容器Cy,Cm,Cc及び現像器Dy,Dm,Dcと、収容器Ck及び現像器Dkとは、トナー濃度の測定方法の違いによって構成が一部異なる。
以降、収容器Cy,Cm,Cc,Ckと現像器Dy,Dm,Dc,Dkを特に区別して説明する必要の無い場合には、収容器Cと現像器Dと称する。更に、各符号の末尾にy,m,c,kの文字がふられた部材は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応していることを意味しており、収容器Cy,Cm,Cc,Ckと現像器Dy,Dm,Dc,Dkを構成することを示している。また、収容器Cy,Cm,Ccと現像器Dy,Dm,Dcを特に区別して説明する必要の無い場合には、収容器Cymcと現像器Dymcと称する。また、以下の図4から図7の説明において各収容器Cと現像器Dは、感光体ドラム161と対向した現像位置Pに位置している状態とする。
図4は、画像形成装置1を正面側から見たときの、収容器Cymcと現像器Dymcの正面断面図であり、図5は、収容器Ckと現像器Dkの正面断面図である。
まず、収容器Cymcと収容器Ck、及び現像器Dymcと現像器Dkにおいて、共通する構成について説明する。収容器Cは、現像部164に着脱自在な部材であり、各色のトナーを収容した筒状の筐体C1と、その筐体C1内に収容された搬送具C2とを備えている。筐体C1はX軸方向に長手方向を有する部材であり、搬送具C2は、例えば針金を筐体C1の内径に合わせて、X軸方向に螺旋状に延びるように巻いたものである。搬送具C2は、図中矢印iの方向に回転させられることにより、筐体C1に収容されているトナーを、その筐体C1の端部に設けられた開口部である排出口C3へと攪拌しながら搬送する。収容器Cの排出口C3から排出されたトナーは、現像器Dの調整室D1に補給されることになる。
現像器Dの調整室D1は、X軸方向に長手方向を有する筒状に形成されている。調整室D1においては、収容器Cの排出口C3に通じる調整室入口D3と、現像室D2に通じる調整室出口D4とが、調整室D1の長手方向の両端に形成され、その内部に搬送部材である補給スクリューD5が設けられている。補給スクリューD5は、図中矢印eの方向に回転させられると調整室D1内のトナーを調整室入口D3から調整室出口D4に向けて搬送するための螺旋形状の羽根を有している。調整室D1内に十分なトナーが存在している場合において、補給スクリューD5は、1回転すると調整室D1から現像室D2に対して予め決められた量のトナーを補給する。
以上説明した構成において、制御部11,筐体C1、搬送具C2、調整室D1及び補給スクリューD5は、送出手段の一例として機能する。また、制御部11は、搬送具C2や補給スクリューD5などの回転部材の回転速度や回転時間といった現像器Dに収容された現像剤に含まれるトナー濃度に影響を与える要素を制御する。これにより、現像器に収容される現像剤に含まれるトナーの濃度が制御されるから、制御部11は、現像器内の現像剤中のトナー濃度を制御する制御手段の一例として機能する。
現像器Dの現像室D2には、調整室D1からトナーが補給され、図示せぬ供給源からキャリアが供給される。現像室D2には主走査方向に延びる隔壁D11が設けられており、隔壁D11によって、現像室D2が第1の現像室D9と第2の現像室D10とに区分されている。ただし、隔壁D11において長手方向の一方の端部と他方の端部には、それぞれ孔が設けられており、この孔によって、第1の現像室D9と第2の現像室D10とが通じている。第1の現像室D9には、主走査方向に長手方向を有する第1の攪拌スクリューD6が設けられている。第1の攪拌スクリューD6は、図中矢印fの方向に回転することで、第1の現像室D9内のトナーとキャリア(以下、現像剤と総称する)をX軸の正方向に搬送する搬送部材である。また、第2の現像室D10には、主走査方向に長手方向を有する第2の攪拌スクリューD7が設けられている。第2の攪拌スクリューD7は、図中矢印gの方向に回転することで、第2の現像室D10内の現像剤をX軸の負方向に搬送する搬送部材である。つまり、第1の攪拌スクリューD6と第2の攪拌スクリューD7とは、それぞれ反対方向に現像剤を搬送するように構成されていることで、現像剤を現像室D2に中で循環させるように設けられている。また、第1の攪拌スクリューD6と第2の攪拌スクリューD7は、現像剤を搬送しながら攪拌することで、現像剤を帯電させる。現像ロールD8は、内部に固定した状態で配置されたマグネットロールと、そのマグネットロールの外周に回転自在に設けられた現像スリーブとから構成されている。また、現像ロールD8は、マグネットロールの磁気吸引力によって現像剤を表面に吸着するとともに、感光体ドラム161の表面に形成された静電潜像に対応する領域にトナーを付着させることで現像を行う。回収装置Eは、回収手段の一例であり、トナーと共に攪拌され続けることで帯電性能が低下したキャリアや収容器Cから補給されたトナーにより過剰となった現像剤を現像器Dの現像室D2から回収し排出する目的で設けられている。回収装置Eは、収容器Cymcと収容器Ck、及び現像器Dymcと現像器Dkとにおいて構成が異なる。次に、それぞれの構成の相違について説明する。
図6は、収容器Cymcと現像器Dymcの側面断面図であり、図7は、収容器Ckと現像器Dkの側面断面図である。
図6の回収装置Eymcは、現像室D2内の現像剤を回収するための管入口E2ymcと、その現像剤を収容器Cymcに排出するための管出口E3ymcと、管入口E2ymcと管出口E3ymcとを通じさせる排出管E1ymcとを備えている。排出管E1ymcの一端である管入口E2ymcは、現像室D2の内部のX軸正方向の端部に設けられている。管入口E2ymcは、第1の攪拌スクリューD6及び第2の攪拌スクリューD7によって循環搬送される現像剤の少なくとも一部を掬い取って回収する為に、Y軸正方向に開口部を向けた状態で設けられている。一方、排出管E1ymcの他端である管出口E3ymcは、管入口E2ymcから回収された現像剤を収容器Cymcの内部に排出する為に、収容器Cymcの筐体C1ymcに設けられている(図4、図6参照)。
収容器Cymcには、第1の収容室C4ymcと、第2の収容室C5ymcとが設けられている。第1の収容室C4ymcには、現像器Dymcに補給するためのトナーが収容されている。また、第2の収容室C5ymcには、排出管E1ymcの一端である管出口E3ymcが設けられており、現像器Dymcから回収された現像剤が収容される。第1の収容室C4ymcと第2の収容室C5ymcとは、直接には通じておらず、現像器Dymcを通じてのみこれらの収容室間で現像剤が移動させられる。
図7(a)の回収装置Ekは、図6の回収装置Eymcと比較して、排出管E1kの形状が異なるとともに、現像室D2から回収した現像剤を図7(b)に示す回収路E4に排出させる点で異なる。まず、図7(a)の回収装置Ekは、現像室D2内の現像剤を回収するための管入口E2kと、その現像剤を回収路E4に排出させるための管出口E3kと、管入口E2kと管出口E3kとを通じさせる排出管E1kとを備えている。排出管E1kの一端である管入口E2kは、現像室D2の内部のX軸正方向の端部に設けられている。管入口E2kは、第1の攪拌スクリューD6及び第2の攪拌スクリューD7によって循環搬送される現像剤の少なくとも一部を掬い取って回収する為に、Y軸正方向に開口部を向けた状態で設けられている。一方、排出管E1kの他端である管出口E3kは、現像部164が回転することによって現像器Dkが0時の方向に位置した際に、重力方向に向かって開口する姿勢となるような位置に設けられている(図5、図7参照)。
図7(b)に示す回収路E4は、現像部164全体の回転軸D12をX軸方向に延長した位置に、つまり、回転軸D12の軸線上に、現像部164が回転軸D12を中心に回転したとしてもそれに従属して回転しないように、回転軸D12とは分離した状態で、固定して設けられている。つまり、回収路E4は、現像部164の各現像器が移動した場合であっても、位置及び姿勢が変わらないような現像剤の通路である。回収路E4は、重力方向とは反対の方向(Z軸の正方向)に向けて開口した回収口E5を有している。回収口E5は、排出管E1kの一端である管出口E3kとX軸方向に概ね等しい位置に設けられており、さらに現像器Dkが0時の方向に位置する際に管出口E3kとY軸方向にも概ね等しくなる位置に設けられている。つまり、回収口E5と管出口E3kとがX軸方向とY軸方向とに概ね等しくなる位置移動した場合においては、管出口E3kから重力方向に向かって排出された現像剤が、回収口E5によって受け止められて回収されることとなる。また、回収口E5と通じる回収路E4には、X軸の正方向へと現像剤を搬送する為の搬送スクリューE6と、磁性粉であるキャリアの量に応じて透磁率が変化するのを測定する測定手段の一例として機能する磁気方式センサF2が設けられている。なお、X軸の正方向へと搬送された現像剤は、回収容器E7に回収される。
以上のようにブラック(K)のトナー濃度を測定する磁気方式センサF2が、回収装置Ekの内部に設けられる理由について説明する。磁気方式センサは、現像剤に直接接触して電気的な計測を行うことで透磁率を測定するから、その検出面が現像剤の収容空間に露出して現像剤に直接接触する位置に設けられる必要があるが、ロータリー現像装置においては、現像器が回転軸の回転に伴って回転軸の周囲を移動する。このため、現像器の内部に磁気方式センサを設けようとした場合、その磁気方式センサに対して電力を供給したり、磁気方式センサから透磁率の測定結果を取得したりするための機構として、現像器の移動を阻害しないような複雑な構成のものを採用しなければならない。これに対し、本実施形態の現像装置のように、現像器Dkが回転軸D12を中心に回転移動したとしてもその回転移動に従属して回転しないように固定されている回収装置Ekの回収路E4に磁気方式センサF2を設けるようにすると、電力の供給や、測定結果を取得するための機構が上記の場合に比較して複雑にならない。
一方、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー濃度を測定する光学方式センサF1は、各現像器に対向する位置に配置しておけばよく、磁気方式センサF2のように現像剤に直接接触する位置に設ける必要がない。
(2)動作
図8は、プリントを指示された画像形成装置1の動作を説明するフローチャートである。
画像形成装置1の制御部11は、プリントの指示がされたか否かを判断しており(ステップS81)、プリントの指示を検知するまでステップS81の処理を繰り返す(ステップS81;NO)。ここで、利用者は、操作部13を操作して、画像データのプリントを指示すると、制御部11は、プリントの指示を検知し(ステップS81;YES)、画像形成部16を制御して画像データに応じた画像を記録用紙に形成させる(ステップS82)。ステップS82の処理において制御部11は、回転軸D12を中心として各現像器Dを一体的に回転移動させながら、各現像器Dに、感光体ドラム161の表面に形成された静電潜像を現像させる。なお、現像器Dymcと現像器Dkでは、ステップS82の処理以降の動作が異なるからそれぞれについて分けて説明する。
まず、図3,4を用いて現像器Dymcの動作について説明する。
制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dymcを9時の方向の現像位置Pに移動させる。そして、制御部11は、現像器Dymcを制御して、感光体ドラム161の表面に形成された静電潜像を現像させる。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dymcを9時の方向から6時の方向に移動させる。この間に、現像室D2ymcにおける余剰分の現像剤が、現像器Dymcに設けられた回収装置Eymcによって掬い取られて管入口E2ymcから排出管E1ymcへと流入する。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dymcを6時の方向から3時の方向に移動させる。この間に、排出管E1ymcの内部の現像剤が、重力の作用によって管出口E3ymcから6時の方向へと流出し、更に第2の収容室C5ymcに収容される。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dymcを3時の方向から9時の方向に移動させる。この間に、制御部11は、第1の攪拌スクリューD6及び第2の攪拌スクリューD7の回転を制御して、現像器Dymcの回転に伴って第1の現像室D9に溜まった現像剤を第2の現像室D10ymcとの間で循環搬送させる。
図8の説明に戻る。次に、制御部11は、各現像器Dymc内のトナーの濃度を測定するタイミングが否かを判断する(ステップS83)。予め決められたタイミングとは、予め決められた時間毎でもよいし、記録用紙に画像を形成する毎でもよい。制御部11が、トナーの濃度を測定するタイミングではないと判断すると(ステップS83;NO)、以降のステップS84〜ステップS86の処理を実施せずに処理を終了する。一方、制御部11が、トナーの濃度を測定するタイミングであると判断した場合には(ステップS83;YES)、現像室D2内のトナーの濃度を測定する(ステップS84)。まず、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dymcを光学方式センサF1に対向する0時の方向の位置に移動させる。次に、制御部11は、光学方式センサF1を制御して、各現像室D2ymc内の光学的特性の変化を測定させることにより各現像室D2ymc内のトナーの濃度を算出する。制御部11は、ステップS84で測定した各現像室D2ymc内のトナーの濃度と記憶部12に予め記憶されているトナーの濃度の閾値とを比較することにより、現像室D2ymcにトナーの補給が必要か否かを判断する(ステップS85)。制御部11が、現像室D2ymc内のトナーの濃度がトナーの濃度の閾値以上であり、現像室D2ymcにトナーの補給が必要では無いと判断すると(ステップS85;NO)、以降のステップS86の処理を実施せずに処理を終了する。一方、制御部11は、現像室D2ymc内のトナーの濃度がトナーの濃度の閾値未満であり、現像室D2ymcにトナーの補給が必要であると判断すると(ステップS85;YES)、収容器Cymc内の搬送具C2及び調整室D1ymc内の補給スクリューD5ymcの回転を制御することで、収容器Cymcのトナーを現像室D2ymcへと補給させる(ステップS86)。
次に、図3,5を用いて現像器Dkの動作について説明する。
制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dkを9時の方向の現像位置Pに移動させる。そして、制御部11は、現像器Dkを制御して、感光体ドラム161の表面に形成された静電潜像を現像させる。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dkを9時の方向から6時の方向に移動させる。この間に、現像室D2kにおける余剰分の現像剤が、現像器Dkに設けられた回収装置Ekによって掬い取られて管入口E2kから排出管E1kへと流入する。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dkを6時の方向から0時の方向に移動させる。この間に、排出管E1kの内部の現像剤が、重力の作用によって管出口E3kから6時の方向へと流出し、更に回収口E5から回収路E4に回収される。次に、制御部11は、回転軸D12を回転させることで、現像器Dkを0時の方向から9時の方向に移動させる。この間に、制御部11は、第1の攪拌スクリューD6及び第2の攪拌スクリューD7の回転を制御することで、現像器Dkの回転に伴って第1の現像室D9に溜まった現像剤を第2の現像室D10kとの間で循環搬送させる。
次に、制御部11は、現像室D2k内のトナーの濃度を測定するタイミングが否かを判断する(ステップS83)。制御部11が、トナーの濃度を測定するタイミングではないと判断すると(ステップS83;NO)、以降のステップS84〜ステップS86の処理を実施せずに処理を終了する。一方、制御部11が、トナーの濃度を測定するタイミングであると判断した場合には(ステップS83;YES)、現像室D2k内のトナーの濃度を測定する(ステップS84)。まず、制御部11は、回収路E4内の搬送スクリューE6の回転を制御することで、回収路E4内の現像剤をX軸の正方向へと搬送させる。そして、制御部11は、磁気方式センサF2を制御して、回収路E4内の透磁率の変化を測定させることにより回収路E4内のトナーの濃度を算出する。ここでは回収路E4内のトナーの濃度が測定されることになるが、現像室D2において余剰となった現像剤がそのまま回収路E4に回収されていることから、回収路E4内のトナーの測定濃度は、現像室D2内のトナー濃度に概ね等しい。次に、制御部11は、ステップS84で測定した現像室D2k内のトナーの濃度と記憶部12に予め記憶されているトナーの濃度の閾値とを比較することにより、現像室D2kにトナーの補給が必要か否かを判断する(ステップS85)。制御部11は、現像室D2k内のトナーの濃度がトナーの濃度の閾値以上であり、現像室D2kにトナーの補給が必要では無いと判断すると(ステップS85;NO)、以降のステップS86の処理を実施せずに処理を終了する。一方、制御部11は、現像室D2k内のトナーの濃度がトナーの濃度の閾値未満であり、現像室D2kにトナーの補給が必要であると判断すると(ステップS85;YES)、収容器Ck内の搬送具C2k及び調整室D1k内の補給スクリューD5kの回転を制御することで、収容器Ckのトナーを現像室D2kへと補給させる(ステップS86)。
以上の実施形態によれば、制御部11は、回収路E4内に設けられた磁気方式センサF2を制御することによって、現像室D2kにおけるトナーの濃度を算出する。したがって、無彩色の2成分現像剤を用いた現像器において、現像器の現像室に磁気方式センサを配置しなくても、現像室に収容されたトナーの濃度が測定される。
(3)変形例
(3−1)変形例1
上記実施形態において、回転軸D12の周囲には、90度ずつの角間隔をおいて各色のトナーを封入した収容器Cy,Cm,Cc,Ckを備える現像器Dy,Dm,Dc,Dkが配置されているものとした。また、回収装置Eymcは、現像器Dymcの現像室D2ymcから余剰分の現像剤を回収して収容器Cymcの第2の収容室C5ymcに排出した。しかし、収容器Cの配置、及び回収した現像剤の排出方法は、これに限らない。
図9は、変形例に係る現像部164hの正面図である。
現像部164hは、複数の現像器が回転板D13に備えられており、回転板D13の中心を回転軸として一体的に回転移動しながら感光体の表面に形成された静電潜像を2成分現像剤で現像するロータリー現像装置である。現像部164hには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが調整室D1hに設けられた補給スクリューD5hによって補給される現像器Dyh,Dmh,Dch,Dkhが配置されている。したがって、現像器Dymchは、収容器Cからではなく、図示せぬトナー補給源からトナーを調整室D1hに補給される点で、上記実施形態の現像器Dと相違する。また、YMCのトナーを有する現像器Dymchに設けられた回収装置Eymchは、回収した現像剤を、上記実施形態においてKのトナーを有する現像器Dkに設けられた回収装置Ekと同様に回収路E4hに排出する点においても相違する。
図10は、変形例に係る現像器Dhの側面断面図である。
図10(a)は、現像器Dkhの側面断面図であり、図10(b)は、現像器Dymchの側面断面図である。回収装置Ekと回収装置Eymchとでは、それぞれ現像剤を回収路E4hに排出するX軸方向における位置が異なる。本変形例においては、X軸の正方向に向かって回収装置Eymchの管出口E3ymch、回収装置Ekの管出口E3kの順に設けられている。
図10(c)は、回収路E4hを示す図である。回収路E4hは、現像器Dkhから排出される現像剤を回収する回収路E41hと、現像器Dymckから排出される現像剤を回収する回収路E42hとを有している。現像器Dkhから排出される現像剤を回収する回収路E41hに関しては、上記本実施形態で説明した回収路E4の構成と相違がないから説明を省略する。また、回収路E42hは、現像部164が回転軸D12を中心に回転したとしても従属して回転しないように固定して設けられており、重力方向とは反対の方向(Z軸の正方向)に向けて開口した回収口E52hを有している。また、回収口E52hは、管出口E3ymchとX軸方向に概ね等しい位置に設けられており、さらに現像器Dymchが0時の方向に位置する際に管出口E3ymchとY軸方向にも概ね等しくなる位置に設けられている。したがって、管出口E3ymchから重力方向に向かって排出された現像剤は、回収口E52hによって受け止められて回収されることとなる。また、回収口E52hと通じる回収路E42hには、X軸の負方向へと現像剤を搬送する為の搬送スクリューE62hが設けられている。なお、X軸の負方向へと搬送された現像剤は、回収容器E72hに回収される。
以上の変形例によれば、収容器を備えない無彩色の2成分現像剤を用いた現像器の現像室に磁気方式センサを配置しなくても、現像室に収容されたトナーの濃度が測定される。
(3−2)変形例2
上記実施形態において、現像剤を搬送する部材としては、搬送具C2、補給スクリューD5、第1の攪拌スクリューD6、第2の攪拌スクリューD7、及び搬送スクリューE6を用いた。しかし、現像剤を搬送する部材としては、制御部11からの制御に対応して現像剤の搬送を可能とする部材であれば特に限定されない。
(3−3)変形例3
上記実施形態では、現像器Dkが収容しているブラックの現像剤を回収する通路に磁気方式センサを設けていたが、磁気方式センサが設けられた通路を通過する現像剤はブラックの現像剤に限らず、透磁率で測定可能なものであれば、その他の色の現像剤であってもよい。要するに、複数の現像器のうちの少なくともいずれか1の現像器に収容されている現像剤の一部を回収する通路に磁気方式センサが設けられていればよい。なお、複数の現像器に収容されている現像剤を回収する通路に磁気方式センサが設ける場合には、例えば、図7(a)に示したような、回転軸D12の軸線上にあるような回収機構をその軸線方向に複数個並べるようにすればよい。例えば、図10に示した如くである。
(3−4)変形例4
上記実施形態では、回収路E4は、開口部である回収口E5を有し、回転軸D12の軸線上に設けられており、現像器Dkが回転軸D12の周りを移動して回収口E5と向かい合う位置に至ったときに、ブラックの現像剤が回収口E5を通過して回収路E4へと落下するような構成であった。回収路の構成は、上記の例に限らず、要するに、現像器が移動した場合であっても位置及び姿勢が変わらないような通路であればよい。
(3−5)変形例5
上記実施形態においては、現像器Dには、収容器Cから色材としてのトナーが供給され、図示せぬ供給源から磁性粉としてのキャリアが供給される構成とした。しかし、収容器Cが、トナーだけでなくキャリアを収容しており、これらを現像器Dに対して供給するようにしてもよい。
1…画像形成装置、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…画像読取部、16…画像形成部、161…感光体ドラム、162…帯電部、163…露光部、164…現像部、C…収容器、C1…筐体、C2…搬送具、C3…排出口、C4…第1の収容室、C5…第2の収容室、D…現像器、D1…調整室、D2…現像室、D3…調整室入口、D4…調整室出口、D5…補給スクリュー、D6…第1の攪拌スクリュー、D7…第2の攪拌スクリュー、D8…現像ロール、D9…第1の現像室、D10…第2の現像室、D11…隔壁、D12…回転軸、E…回収装置、E1…排出管、E2…管入口、E3…管出口、E4…回収路、E5…回収口、E6…搬送スクリュー、E7…回収容器、F1…光学方式センサ、F2…磁気方式センサ、165…転写部、165a…中間転写ベルト、165b…支持ロール、165c…一次転写ロール、165d…二次転写ロール、165e…対向ロール、166…定着部、166a…加熱ロール、166b…加圧ロール、167…用紙供給部、167a…用紙供給源、S…搬送路。

Claims (7)

  1. 色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する現像器であって、像を保持する像保持体が保持する静電潜像を当該色材によって現像する現像器と、
    前記現像器に収容された現像剤の一部を通路を介して当該現像器から回収する回収手段と、
    前記通路を通過する現像剤の磁気特性に応じて、当該現像剤に含まれる色材の濃度を測定する測定手段と
    を備えることを特徴とした現像装置。
  2. 前記現像器は、色材と磁性粉とを含む複数の現像剤をそれぞれ収容する複数の現像器であって、像を保持する像保持体に順次接近するように移動して当該像保持体が保持する静電潜像を、当該静電潜像に対応する色材によってそれぞれ現像する複数の現像器であり、
    前記通路は、前記複数の現像器が移動した場合であっても位置及び姿勢が変わらず、且つ、当該複数の現像器のうちのいずれか1の現像器に収容されている現像剤の一部が通過する通路である
    ことを特徴とした請求項1記載の現像装置。
  3. 前記複数の現像器は、有彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する複数の有彩色現像器と、無彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する無彩色現像器とを含み、
    前記通路は、前記無彩色現像器に収容されている現像剤のみが通る
    ことを特徴とした請求項2記載の現像装置。
  4. 前記複数の現像器は、1の回転部に支持されており、当該回転部の回転に応じて移動して潜像保持体に順次接近し、
    前記通路は、開口部を有し、かつ、当該回転部の回転軸線上に当該回転部とは分離して設けられた、回転しない通路であって、
    前記無彩色現像器が前記回転部の回転に応じて移動して前記開口部と向かい合う位置に至ったときに、当該無彩色現像器に収容されている現像剤の一部が前記開口部を通過して前記通路へと落下する
    ことを特徴とした請求項3記載の現像装置。
  5. 前記複数の現像器は、有彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する複数の有彩色現像器と、無彩色の色材と磁性粉とを含む現像剤を収容する無彩色現像器とを含み、
    移動する前記有彩色現像器に対向する位置に設けられ、当該有彩色現像器に収容された現像剤に含まれる色材の濃度を光学特性に応じて測定する有彩色濃度測定手段を備える
    ことを特徴とした請求項3又は4に記載の現像装置。
  6. 像を保持する像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電させられた前記像保持体に露光を行って静電潜像を形成する静電潜像形成手段と
    前記静電潜像形成手段によって形成された静電潜像を現像する請求項1〜5のいずれかに記載の現像装置と、
    前記現像装置の現像によって得られた画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって記録媒体に転写された画像を当該記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記測定手段が測定した色材の濃度に応じて、前記現像器に収容される現像剤に含まれる色材の濃度を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記回収手段は、前記現像器から回収した現像剤を回収容器に収容する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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