JP2011045979A - 引戸式片開き2枚扉装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 幅方向に移動可能な内扉と外扉を備えた引戸式片開き2枚扉装置において、低コストで操作性が良く、クーラント漏出防止効果の高い引戸式片開き2枚扉装置を提供する。
【解決手段】 外扉4に上縁部から上側に延設した外扉固定片13を備え、内扉5に上縁部から内側に延設した内扉固定片14を備え、機体カバー1の内側に外扉案内機構7,8を取付け、外扉案内機構7,8に外扉懸架部材12を取付け、外扉懸架部材12の下端に外扉固定片13を取付けて外扉4を懸架し、外扉懸架部材12の内側に内扉案内機構9,10を取付け、内扉案内機構9,10に下側へ延ばした内扉懸架部材15を取付け、内扉懸架部材15の下端に内扉固定片14を取付けて内扉4を懸架し、両扉を開いて内扉5が外扉4に重なった際に、内扉5の上面と外扉固定片13と内扉懸架部材15と内扉案内機構9,10とで囲まれた空間A内に可撓性のシート材16を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、工作機械の機体カバーに取付ける扉装置に関するものであって、詳しくは、引戸式片開き2枚扉装置に関する。
従来、工作機械の機体カバーに取付ける引戸式片開き2枚扉装置として、特許文献1に記載のドア装置が知られている。
また、引戸式(片開き、横スライド可能な)扉のクーラント漏防止(冷却液垂れ防止)の構造として、特許文献2に記載の安全扉が開示されている。
特開2006−205337号公報 特開2003−011034号公報
工作機械(マシニングセンタ)の機体カバーは、ワークの出し入れや、メンテナンス用に開口部が設けられ、扉装置で蓋って作業者の安全を確保し、加工時の切屑やクーラントが外へ飛散しないようになっている。
扉装置は、扉に引戸式(横スライド方式)の両開き2枚扉、片開き1枚扉、片開き2枚扉が多く用いられ、この理由は、扉を開いた時に扉に付着したクーラントや切屑が床に落ちるのを防止する為である。
上記扉装置の中でも片開き2枚扉は、両開き2枚扉に比べ、構造が簡単で安価であり、開閉時間が短くできるという利点がある。また、片開き1枚扉よりも開口幅を広くでき、少ない力で操作できる。さらに、収納性が良いので機体をコンパクトにできるといった利点がある。しかしながら一方で、可動部が多いので、両開き2枚扉や片開き1枚扉よりもクーラントが外部へ漏れやすいという欠点がある。
近年のクーラントの高圧化や切削速度の高速化により、切削時におけるクーラントや切屑の飛散が激しく、機体カバーからのクーラント漏出防止を確実に行なうことが求められている。この為、漏れにくい両開き2枚扉が主流になっているが、開口部レイアウトの都合で片開き2枚扉が必要になる場合があり、経済性・機体のコンパクト化にも有利な片開き2枚扉のクーラント漏出防止対策が必要になってきた。
上記特許文献1のドア装置は、レール上に異物が堆積しない構造ではあるが、隙間からクーラント漏れのおそれがある。また、構造が複雑で構成部品が多く高価であるという問題がある。
上記特許文献2は、片開き1枚扉の為、構造が簡単で安価であるが、大型の扉になった場合、操作性に問題がある。
本発明の課題は、従来技術における上記問題点を解決するもので、工作機械の機体カバーに取付ける扉装置において、低コストで操作性が良く、クーラント漏出防止効果の高い引戸式片開き2枚扉装置を提供するものである。
上記課題を解決するために本願の第1の発明は、工作機械の機体カバーの開口部に備えられる扉装置であり、幅方向に移動可能な内扉と外扉を備え、駆動されて開口部の全幅区間を移動した内扉が、外扉の見込み方向内側に重なって開く引戸式片開き2枚扉装置において、外扉に上縁部から上側に延設した外扉固定片を備え、内扉に上縁部から内側に延設した内扉固定片を備え、機体カバー内側に外扉案内機構を取付け、外扉案内機構に外扉懸架部材を取付け、外扉懸架部材の下端に外扉固定片を取付けて外扉を懸架し、外扉懸架部材の内側に内扉案内機構を取付け、内扉案内機構に下側へ延ばした内扉懸架部材を取付け、内扉懸架部材の下端に内扉固定片を取付けて内扉を懸架し、扉を開いて内扉が外扉に重なった際に、内扉上面と外扉固定片と内扉懸架部材と内扉案内機構とで囲まれた空間内に可撓性のシート材を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記シート材は、その両端を夫々第1固定部、第2固定部に固着され、両扉が閉じた状態において、シート材下面と、シート材下面と内扉との接触部と、シート材側面と外扉固定片との接触部と、によって前記空間を塞いでいることを特徴とする。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記シート材の第1固定部は、外扉の扉幅方向中央よりも扉閉塞側で、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、前記シート材の第2固定部は、内扉固定片上で、扉開口側の隅角に設けられ、第1固定部と第2固定部は、空間内において上下に対峙するように配設され、前記隅角がシート材下面と内扉との接触部であることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜3の何れか1つの発明において、前記シート材は両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、第1固定部から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部に扉閉塞側に端部を向けて固定され、シート材の長さは、円弧の下端が前記接触部よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、両扉が開いた状態において、第2固定部から扉開口側上方に円弧を描いて立上り、扉閉塞側下方に湾曲し、円弧と第1固定部との間で弛みができる長さになっており、内扉が外扉に対して相対移動する際に、シート材下面が内扉の前記接触部で押されても上方に逃げうる長さになっていることを特徴とする。
第5の発明は、第1または2の発明において、前記シート材の第1固定部が外扉の扉開放側の内側面に設けられ、第2固定部が外扉懸架部材に設けられ、第2固定部は、両扉が閉じた状態において、内扉の扉幅方向中央よりもやや外扉側にあり、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、内扉には、シート材の接触面と接触面から続くシート材下面の案内面が設けられ、シート材は、両扉が閉じた状態において、第1固定部と接触面との間で自重によって扉開放側に垂れ下がっており、この垂れ下がりで接触面が空間を塞いでいることを特徴とする。
第6の発明は、第1または2の発明において、前記シート材の第1固定部と第2固定部が、夫々外扉懸架部材に設けられ、第1固定部は、外扉の扉幅方向中央の扉閉塞側にあり、第2固定部は、両扉が閉じた状態において、内扉の扉幅方向中央よりも外扉側にあり、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、内扉には、シート材の接触面と接触面から続くシート材下面の案内面が設けられ、シート材は両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、第1固定部から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部に扉閉塞側に端部を向けて固定され、シート材の長さは、円弧の下端が接触面よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、この垂れ下がりで接触面が空間を塞いでいることを特徴とする。
これらにより、クーラントが漏れやすい内扉と外扉の隙間を可撓性のシート材を使った簡単な方法で塞ぐことができる。
本発明の引戸式片開き2枚扉装置によれば、機体カバーからのクーラント漏出を確実に防止することができる。また、簡単な構造で部品点数が少ないので低コストである。さらに、扉単体を軽量化できるので少ない動力で駆動できて経済的である。
本発明の引戸式片開き2枚扉装置を備えた工作機械の機体カバー斜視図である。 本発明の引戸式片開き2枚扉装置を備えた工作機械の機体カバー側面図である。 図2のIII−III断面図で、扉の全閉状態を示した図である。(実施例1) 図3のA部拡大図である。(実施例1) 図3のV−V断面図である。(実施例1) 図2のIII−III断面図で、扉の全開状態を示した図である。(実施例1) 図6のB部拡大図である。(実施例1) 外扉の正面図と側面図である。(実施例1) 内扉の正面図と側面図である。(実施例1) 実施例2の要部拡大図である。 実施例2の要部拡大図である。 実施例3の要部拡大図である。
本発明の引戸式片開き2枚扉装置の実施形態である実施例1〜3を説明する。尚、以降の説明では、扉が開閉移動する方向を「幅方向」と称し、図3における幅方向の左側を「扉開口側」、右側を「扉閉塞側」と称する。
一方、幅方向に対し直交する方向を「見込み方向」と称し、図5における左側を「内側」、右側を「外側」と称する。
まず実施例1〜3に共通する機体カバーの構成について図1,2を参照しながら説明する。図1に示す工作機械の機体カバー1は、ワークの出し入れや、メンテナンスを行う為の開口部2が設けてある。そして、その開口部2には、クーラントや切屑が機外に出ないように扉装置やカバーが備えられている。機体カバー1の正面には、幅方向に移動可能な外扉4と内扉5とを備え、手動または駆動装置6によって駆動されて開口部2の全幅区間を移動した内扉5が外扉4の見込み方向内側に重なって開口する引戸式片開き2枚扉装置3が、ワークの出し入れを行う為の正面扉に採用されている。
機体カバー1には、扉の開閉を自動で行う為の駆動装置6が取付けられている。駆動装置6の駆動源には、図示しないエアシリンダが用いられている。
機体カバー1の正面右側は、図示しない操作盤の取付けスペース、左側が扉の収納スペースになっており、引戸式片開き2枚扉装置3を採用することで扉収納部と操作盤との干渉を防ぎ、機体カバー1の幅方向の寸法を小さくすることが可能となっている。
では、実施例1を、図3〜9を参照しながら、まずその構成について説明する。引戸式片開き2枚扉装置3の外扉4は、図5,8に示すように上縁部から上側に延びた外扉固定片13を備えている。一方の内扉5は、図5,9に示すように上縁部から内側に延びた内扉固定片14を備えている。
外扉4と内扉5は、直動案内機構であるガイドブロック7,8とガイドレール9,10によって、夫々扉上部が案内・支持されて幅方向に移動可能になっている。このガイドレールとガイドブロックが本発明の外扉4および内扉5の案内機構である。
外扉用ガイドレール9は、機体カバー1の上部内側壁面11に、その上面9aがカバー内側に向くように取付けられ、外扉用ガイドブロック7が摺動自在に嵌合されている。外扉用ガイドブロック7の部材取付面7aは、カバー内側に向いた垂直面で、幅方向に長い外扉懸架部材12が取付けられている。外扉懸架部材12は、内扉5が開口部2の全幅区間を移動できる長さの内扉用ガイドレール10を取付けられるように、その幅方向長さが開口部長さに略等しくなっている。図8は、外扉懸架部材12に外扉4と内扉5の案内機構(内扉用ガイドブロック8とガイドレール10)を取付けた状態を表している。
外扉懸架部材12の断面形状は、外扉用ガイドブロック7の部材取付面7aの下方でカバー外側方向に曲げられて水平部12aが形成され、その先はさらに下方に曲げられて下垂部12bが形成されている。一方、部材取付面7aの上方は、カバー内側方向に曲げられて全体として略M字状を成し、下垂部12bに外扉固定片13が螺着され外扉4が懸架されている。
外扉懸架部材12の内側面12cには、内扉用ガイドレール10が外扉用ガイドレール9と同じ向きで、かつ上下方向に同じ高さで取付けられ、内扉用ガイドブロック8も外扉用と同様に内扉用ガイドレール10に嵌合されている。内扉用ガイドブロック8の部材取付面8aには、内扉用ガイドブロック8から下側へ延びる内扉懸架部材15が取付けられている。内扉懸架部材15は下端が機体カバー外側方向に曲げられた断面L字状のプレートで、下端に内扉固定片14が螺着され内扉5が懸架されている。
内扉固定片14は、内扉上縁部がカバー内側に水平に延びた形状であり、一方の外扉固定片13は、外扉上縁部より上側に延びている。よって図7のように扉を全開状態として、内扉5が外扉4に重なった際に、内扉5の上面と外扉固定片13と内扉懸架部材15と内扉案内機構の内扉用ガイドブロック8とで囲まれた空間Aができるようになっている。この空間Aは、内扉5が外扉4に対し相対移動させる為に必用であって、片開き2枚扉装置におけるクーラント外部漏れの要因となっている。
空間A内には、空間内側の見込み方向寸法よりわずかに短い幅の可撓性のシート材16が、その両端を夫々第1固定部17、第2固定部18に固着されている。そしてシート材16は、両扉が閉じた状態において、シート材16の下面と、シート材16の下面と内扉4との接触部19、およびシート材16の側面と外扉固定片13の内側面との接触部とによって空間Aを塞いでいる。また、シート材16は、内扉5の移動時においてもシート材16の側面が、外扉固定片13の内側面に接触するように設けられている。
本発明の実施例1では、シート材16の第1固定部17は、図4,5に示すように、外扉5の扉幅方向中央よりも扉閉塞側で、内扉用ガイドブロック8の下側の外扉懸架部材12に見込み方向内側へ突設されたシート材取付片20に設けられている。シート材取付片20はビーム12の水平部12a下面にプレートを溶接して形成されている。
一方のシート材16の第2固定部18は、内扉固定片14上で、扉開口側の隅角に設けられ、シート材16の第1固定部17と第2固定部18は、空間A内において上下に対峙するように配設されている。本発明の実施例1によれば、上記隅角がシート材16の下面と内扉4との接触部19である。
シート材16の両端部は、押え板22で押えられ、押え板22と共にボルト23で第1・第2の各固定部に螺着されている。
シート材16は、第1・第2の各固定部における側面の見込み方向の出入が同面に取付けられており、シート材16の中間部が空間A内を捩れることなく移動可能になっている。
シート材16は図4示すように両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部17に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、第1固定部17から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部18に扉閉塞側に端部を向けて固定されている。そして、シート材16の長さは、円弧の下端が接触部19よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、この垂れ下がりで接触部19との接触がより強まることになる。
また、シート材16は図6,7に示すように両扉が開いた状態において、第2固定部18から扉開口側上方に円弧を描いて立上り、扉閉塞側下方に湾曲し、円弧と第1固定部17との間で弛みができる長さになっている。さらに、内扉4が外扉5に対して相対移動する際に、シート材16の下面が内扉4の接触部19(隅角)で押されても上方に逃げうる長さになっている。
次に実施例1の作用効果について説明する。
上記の様に構成された引戸式片開き2枚扉装置は、両扉が閉じた状態において、シート材16の下面と、シート材16の下面と内扉4との接触部19、およびシート材16の側面と外扉固定片13の内側面との接触部により、空間Aを塞いでいる。また、シート材16の円弧下端の垂れ下がりによって、シート材16に付着したクーラントの滴の扉閉塞側への移動を防止している。
また両扉が開いた状態においては、シート材16の弛みによって、シート材16に付着したクーラントの滴の扉閉塞側への移動を防止している。
上記作用により、空間Aからのクーラントが機体外へ漏出するのを防ぐことができる。また、簡単な構造で部品点数が少ないので低コストである。さらに、シート材を使用することで装置を軽量化できるので手動時の操作性が良いといった効果が期待できる。特に両開き2枚扉、片開き1枚扉に比べ手動時の操作性が良い。
続いて実施例2について図10,11を参照しながら説明する。ここでは、実施例1と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8の実施例2は、シート材16の両端とも外扉に固着した実施の形態で、シート材16の第1固定部17が外扉4の扉開放側の内側面に設けられ、第2固定部18が内扉案内機構12に設けられている。第2固定部18は、両扉が閉じた状態において、内扉5の扉幅方向中央よりもやや外扉側にあり、内扉用ガイドブロック8の下側の外扉懸架部材12に見込み方向内側へ突設されたシート材取付片20に設けられている。シート材取付片20は、外扉懸架部材12の水平部12a下面にプレートを溶接して形成されている。
内扉4には、シート材16の接触面19と接触面19から続くシート材16の下面の案内面31が設けられている。
シート材16は、図10に示すように両扉が閉じた状態において、第1固定部17と接触面19との間で自重によって扉開放側に垂れ下がっており、この垂れ下がりで接触面19が空間Aを塞いでいる。接触面19は、移動中にシート材16をしごいてシート材16の下面に付着した滴を除去する。
続いて実施例3について図12を参照しながら説明する。ここでも、実施例1および実施例2と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9の実施例3も実施例2と同じくシート材16の両端とも外扉に固着した実施の形態で、シート材16の第1固定部17、第2固定部18とも内扉案内機構12に設けられている。第1固定部17は、外扉4の扉幅方向中央のやや扉閉塞側にあり、第2固定部18は、両扉が閉じた状態において、内扉5の扉幅方向中央よりもやや外扉側にあり、内扉用ガイドブロック8の下側の外扉懸架部材12に見込み方向内側へ突設されたシート材取付片20に設けられている。シート材取付片20は、外扉懸架部材12の水平部12a下面にプレートを溶接して形成されている。
内扉5には、実施例2と同様にシート材16の接触面19と接触面19から続くシート材16の下面の案内面31が設けられている。
シート材16は、図12に示すように両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部17に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、第1固定部17から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部18に扉閉塞側に端部を向けて固定されている。そして、シート材16の長さは、円弧の下端が接触面19よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、この垂れ下がりで接触面19が空間Aを塞いでいる。接触面19は、移動中にシート材16をしごいてシート材16の下面に付着した滴を除去する。
実施例2,3は、シート材の第1,第2固定部が外扉に固定なので、実施例1に比べて施工性がよいといった効果が期待できる。
1 機体カバー
2 開口部
3 引戸式片開き2枚扉装置
4 外扉
5 内扉
7 外扉用ガイドブロック(外扉案内機構)
8 内扉用ガイドブロック(外扉案内機構)
9 外扉用ガイドレール(内扉案内機構)
10 内扉用ガイドレール(内扉案内機構)
12 外扉懸架部材
13 外扉固定片
14 内扉固定片
15 内扉懸架部材
16 シート材
17 第1固定部
18 第2固定部
19 接触部(隅角)
31 案内面
A 空間

Claims (6)

  1. 工作機械の機体カバーの開口部に備えられる扉装置であり、幅方向に移動可能な内扉と外扉を備え、駆動されて開口部の全幅区間を移動した内扉が、外扉の見込み方向内側に重なって開く引戸式片開き2枚扉装置において、
    外扉に上縁部から上側に延設した外扉固定片を備え、内扉に上縁部から内側に延設した内扉固定片を備え、
    機体カバー内側に外扉案内機構を取付け、外扉案内機構に外扉懸架部材を取付け、外扉懸架部材の下端に外扉固定片を取付けて外扉を懸架し、外扉懸架部材の内側に内扉案内機構を取付け、内扉案内機構に下側へ延ばした内扉懸架部材を取付け、内扉懸架部材の下端に内扉固定片を取付けて内扉を懸架し、
    扉を開いて内扉が外扉に重なった際に、内扉上面と外扉固定片と内扉懸架部材と内扉案内機構とで囲まれた空間内に可撓性のシート材を備えたことを特徴とする引戸式片開き2枚扉装置。
  2. 前記シート材は、その両端を夫々第1固定部、第2固定部に固着され、両扉が閉じた状態において、シート材下面と、シート材下面と内扉との接触部と、シート材側面と外扉固定片との接触部と、によって前記空間を塞いでいることを特徴とする請求項1記載の引戸式片開き2枚扉装置。
  3. 前記シート材の第1固定部は、外扉の扉幅方向中央よりも扉閉塞側で、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、
    前記シート材の第2固定部は、内扉固定片上で、扉開口側の隅角に設けられ、第1固定部と第2固定部は、空間内において上下に対峙するように配設され、
    前記隅角がシート材下面と内扉との接触部であることを特徴とする請求項1または2記載の引戸式片開き2枚扉装置。
  4. 前記シート材は両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、第1固定部から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部に扉閉塞側に端部を向けて固定され、シート材の長さは、円弧の下端が前記接触部よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、
    両扉が開いた状態において、第2固定部から扉開口側上方に円弧を描いて立上り、扉閉塞側下方に湾曲し、円弧と第1固定部との間で弛みができる長さになっており、内扉が外扉に対して相対移動する際に、シート材下面が内扉の前記接触部で押されても上方に逃げうる長さになっていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の引戸式片開き2枚扉装置。
  5. 前記シート材の第1固定部が外扉の扉開放側の内側面に設けられ、第2固定部が外扉懸架部材に設けられ、第2固定部は、両扉が閉じた状態において、内扉の扉幅方向中央よりもやや外扉側にあり、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、
    内扉には、シート材の接触面と接触面から続くシート材下面の案内面が設けられ、シート材は、両扉が閉じた状態において、第1固定部と接触面との間で自重によって扉開放側に垂れ下がっており、この垂れ下がりで接触面が空間を塞いでいることを特徴とする請求項1または2記載の引戸式片開き2枚扉装置。
  6. 前記シート材の第1固定部と第2固定部が、夫々外扉懸架部材に設けられ、第1固定部は、外扉の扉幅方向中央の扉閉塞側にあり、第2固定部は、両扉が閉じた状態において、内扉の扉幅方向中央よりも外扉側にあり、内扉案内機構の下側の外扉懸架部材に見込み方向内側へ突設され、
    内扉には、シート材の接触面と接触面から続くシート材下面の案内面が設けられ、シート材は両扉が閉じた状態において、一端が第1固定部に扉閉塞側へ端部を向けて固定され、
    第1固定部から扉開口側下方に円弧を描いて180度反転し、他端が第2固定部に扉閉塞側に端部を向けて固定され、シート材の長さは、円弧の下端が接触面よりも自重で下方に垂れ下がるような長さになっており、この垂れ下がりで接触面が空間を塞いでいることを特徴とする請求項1または2記載の引戸式片開き2枚扉装置。
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