JP2011045669A - パチンコ発射装置及びそのパチンコ発射装置を備えた遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ発射装置200は、複数の腕状部202,203,204を持つロータ205と、ロータ205の腕状部の数と同数の磁極面を有するヨークから成るステータ206と、ヨークに巻かれたコイルと、を備えたロータリーソレノイドと、ロータ205の回転軸(シャフト201)に施したDカットに嵌合させたハンマー209を備える。ロータ205の回転力が作用するシャフト201における力点とシャフト201の重心とを結ぶ第1直線または該第1直線の延長線が、ハンマー209及びロータ205の合成重心とシャフト201の重心とを結ぶ第2直線または該第2直線の延長線と成す角度を略45°の角度範囲内にした。
【選択図】図15
Description
図1に示すように、遊技機1は、支持体2と、この支持体2に回転可能に枢支された扉体3とを備えている。支持体2は、上板2a、下板2b、側板2c,2dによって四辺を構成する枠体からなる。各板2a〜2dは、変形や歪みが生じにくい木材等を材質とするもので、略長方形状に囲繞空間が形成されるように連結金具によって連結されている。
そして、これら連結金具のうち、上板2aと側板2cとを連結する金具および側板2cと下板2bとを連結する金具には、一対のヒンジ4a,4bが、遊技機1の前面側に突出した位置で対面するように固定されている。
図1および図2からも明らかなように、透過部材保持枠5の上辺5aおよび下辺5bは、支持体2の上板2aおよび下板2bと長さを等しくしており、透過部材保持枠5を閉じて、支持体2および透過部材保持枠5が略平行になったとき(透過部材保持枠5が閉位置にあるとき)に、上辺5aが上板2aに、側辺5c,5dが側板2c,2dに、それらの外周面が面一の状態で重なる。したがって、遊技機1を正面から見たときに、支持体2の上板2aおよび側板2c,2dは、透過部材保持枠5に覆われて見えなくなる。ただし、側辺5c,5dは、側板2c,2dよりも短く形成されており、支持体2の下板2bが遊技機1の正面側に露出する。支持体2の下板2bは、上板2aや側板2c,2dに比べて厚く形成されており、その正面側に装飾部材15が固定されている。
遊技盤17の前面には、複数の釘や風車、遊技球が入球可能な各種の入賞口、演出用の役物等が設けられており、その略中央部分に形成された孔に演出用の液晶表示装置18が固定されている。透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が閉じられて遊技が可能な状態では、遊技盤17に所定の間隔を維持して略平行に透過部材7が対面するとともに、遊技盤17の前面が透過部材7によって覆われる。
また、上記遊技領域26には、複数の一般入賞口32が設けられている。これら各一般入賞口32には、一般入賞口検出SW32aが設けられており、この一般入賞口検出SW32aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。なお、本実施形態では、必要に応じてスイッチを「SW」と表記する。
なお、上記第1始動口30および第2始動口31には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出SW30aおよび第2始動口検出SW31aがそれぞれ設けられており、これら検出SWが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、検出SW30a、31aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
上記大入賞口34のさらに下方、すなわち、遊技領域26の最下部には、一般入賞口32、第1始動口30、第2始動口31、および大入賞口34のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するための排出口35が設けられている。
具体的には、上記遊技領域26の略中央部分には、液晶表示器(LCD)等からなる液晶表示装置18が設けられており、この液晶表示装置18の上方には、演出用役物装置36が設けられている。さらに、遊技盤17の上部位置および下部位置の双方には、演出用照明装置9が設けられている。
上記特別図柄表示装置40,41は、始動口30,31に遊技球が入球することを条件に行われる大当たり抽選の抽選結果を表示するためのものである。つまり、大当たり抽選の抽選結果に対応する特別図柄が複数設定されており、これらの特別図柄表示装置40,41に大当たり抽選の抽選結果に対応する特別図柄を停止表示することによって、抽選結果が遊技者に報知される。特別図柄表示装置40,41は、例えばそれぞれ複数のLEDで構成されており、大当たりに当選した場合には特定の複数のLEDが点灯し、ハズレであった場合にはそれに対応した特定のLEDが1つ点灯する。このようにして点灯することによって表される模様が特別図柄となるが、この特別図柄は、所定時間変動表示された後に、停止表示される。言い換えれば、特別図柄の変動表示が行われると必ず特別図柄の停止表示が行われ、大当たり抽選の抽選結果が報知される。また、本実施形態では、第1特別図柄表示装置40および第2特別図柄表示装置41における特別図柄の表示態様は同一のものとはしていない。すなわち、同じ種類の大当たりであっても、第1特別図柄表示装置40における特別図柄の表示態様と、第2特別図柄表示装置41における特別図柄の表示態様は異なるものとなる。このようにすると、遊技者が特別図柄表示装置40,41のいずれか一方の特別図柄の表示態様を覚えたとしても、他方の表示態様からは大当たり等の種類を把握することができないため、特別図柄の表示態様を分かりにくくできるという効果が得られる。なお、ハズレの場合にも複数のLEDを点灯させるものとすれば、ハズレか大当たりかを見極めにくくすることも可能となる。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1保留表示器43と第2保留表示器44とに表示される。なお、第1保留(U1)が1つの場合には、第1保留表示器43の左側のLEDが点灯し、第1保留(U1)が2つの場合には、第1保留表示器43の2つのLEDが点灯する。また、第1保留(U1)が3つの場合には、第1保留表示器43の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留(U1)が4つの場合には、第1保留表示器22の2つのLEDが点滅する。また、第2保留表示器44においても、上記と同様に第2保留(U2)の留保個数が表示される。
高確率状態表示装置46はLEDで構成されており、モーニング(電源復旧時)において当該電源切断前に後述する高確率状態であることを条件に点灯する。一方、時短状態表示装置47もLEDで構成されているが、こちらはモーニング時に限らず電源が投入されていれば時短状態であることを条件に点灯する。
なお、RTC101eは、主制御基板101上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。また、RTC101eを設けずに、バックアップRAMとしての機能を有するメインRAM101cに設けたカウンタを、所定時間ごと(例えば4ms毎)にカウントアップすることによって時間を計時してもよい。
例えば、主制御基板101から受信したコマンドに基づいて演出モードを決定するための演出モード決定テーブル(図示しない)等がサブROM102bに記憶されている。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板103に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板106に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
ここで、発射用ソレノイド4aに印加するパルス電圧の回数は、発射制御基板106に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射用ソレノイド4aにパルス電圧が1回印加される毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。
なお、本実施形態では、タッチセンサ3bからのタッチセンサ信号は、発射制御基板106が払出制御基板103と主制御基板101とを介して、演出制御基板102に送信されるようになっている。
すなわち、演出図柄画像やキャラクター画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAMに記憶させる。
シャフト201の重心G1は、図14(a)に示すように円弧部分と平坦部分とからなるD形状円の重心として求められる。シャフト201はコイル208に電圧を印加したときに、図中においては時計回り方向に回転するが、このときの回転により働く力はシャフト201の円弧部分に比べて平坦部分に働く力が大きくなる。これは、平坦部分には円弧部分に比べて回転力(図中で白抜き矢印で示す)の反作用による力(反作用力)が大きく働くためである。特に、この場合、時計回り方向に回転するため、平坦部分においてもR1に近づくほど上記反作用力が大きくなり、R1が最も反作用力の大きくなる箇所(点)となる。このことから、R1はシャフト201を回転させたときの力点になるということがいえる。
図15(a)は、ロータ205及びハンマー209にシャフト201を嵌合させたときの部分拡大図である。図中において、それぞれの重心G1、G2及びG3の位置から、これらの合成重心G4(以下、単に「重心G4」という)が求められる。この重心G4は、シャフト201の重心G1と力点R1とを結ぶ線分G1R1の延長線上に位置している。言い換えれば線分G1G4は力点R1を通る直線ということになる。なお、線分G1R1が本実施形態における第1直線を構成し、線分G1G4が本実施形態における第2直線を構成する。
3a 発射ボリューム
4a 発射用ソレノイド
10 操作ハンドル
21 スピーカ部
200 パチンコ発射装置
201 シャフト(回転軸)
202 腕状部
203 腕状部
204 腕状部
205 ロータ
206 ステータ
207 コア
208 コイル
209 ハンマー
249 発射時ストッパ
251 磁石
257 ボルト
258 ビス
259 弾性体のリング
260 エラストマーからなるリング
261 待機時ストッパ
G1 シャフト201の重心
G2 ロータ205の重心
G3 ハンマー209の重心
G4 ロータ205とハンマー209の合成重心
HK ハンマー209の嵌合孔
LK ロータ205の嵌合孔
R1 力点
Claims (5)
- 3つの腕状部が形成され、該3つの腕状部が略180°の角度範囲内にあると共に、それぞれの前記腕状部が磁性体から成るロータと、
磁極面を有するコアと、該コアの上方と下方にアーム部によって連結された、それぞれ磁極面を有するヨークから成るステータと、
前記コアに巻かれたコイルと、を備えたロータリーソレノイドと、
遊技球を打球する打球部、該打球部とは別の先端部を両端とする略L字形状を成すハンマーとを備え、
前記ステータは、前記コアと前記ヨークの長さ方向が略水平方向になるように設置され、
前記ロータの回転軸の小径部(の先端)は、円弧部分と平坦部分を有するDカット形状を成していると共に、
前記ハンマーには、前記Dカット形状を成す前記小径部(の先端)を嵌合させるための略D字形状の嵌合孔が設けられており、
前記コイルに電圧を印加し励磁したときに、前記コアの前記磁極面と前記コアの上方と下方の前記ヨークのそれぞれの磁極面に、前記3つの腕状部のそれぞれの端面が対面するように前記ロータが回転したときに、前記回転軸のDカットの円弧部分と平坦部分の境界部を該ロータの回転力が作用する力点として前記ハンマーが回転移動することにより前記打球部が遊技球を打球し、
前記回転軸の重心と前記力点を結ぶ第1直線または該第1直線の延長線上に、前記ハンマー及び前記ロータの合成重心が位置するように設けられてなる、または、前記回転軸と前記合成重心とを結ぶ第2直線または該第2直線の延長線が、前記第1直線または該第1直線の延長線と成す角度が略45°の角度範囲内に設けられてなることを特徴とするパチンコ発射装置。 - 前記パチンコ発射装置において、
前記コイルに印加した電圧をオフし消磁したときに、前記ハンマーの自重及び前記ロータの3つの腕状部による重量バランスの崩れにより、前記ハンマー及び前記ロータが待機位置に戻ることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ発射装置。 - 前記ハンマーの重心は、
該ハンマーの重心と前記回転軸とを結ぶ第3直線または該第3直線の延長線が、前記第1直線または該第1直線の延長線と成す角度が略45°の角度範囲内に設けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ発射装置。 - 前記ロータの重心は、
該ロータの重心と前記回転軸とを結ぶ第4直線または該第4直線の延長線が、前記第1直線または該第1直線の延長線と成す角度が略45°の角度範囲内に設けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ発射装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパチンコ発射装置を備えることを特徴とする遊技機。
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