JP2011044904A - コンテンツ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

コンテンツ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に著作権等を保護することができ、広く一般にコンテンツのデータの一部を共有することができるようにする。
【解決手段】差し替え用データ要求部151は、コンテンツのメタデータから抽出されたSI-EITを含む要求パケットを共有サーバ20に送信させる。差し替え用データ選択部152は、差し替え用データ要求部151の要求に基づいて、共有サーバ20が送信する差し替え用データの一覧を表示してユーザの選択を受け付ける。差し替え用データ取得部153は、選択が受け付けられた差し替え用データを共有サーバ20からダウンロードする。再生・エンコード処理部154は、ダウンロードした差し替え用データを記録部106に記録されているコンテンツのデータと差し替える。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、適切に著作権等を保護することができ、広く一般にコンテンツのデータの一部を共有することができるようにするコンテンツ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
近年、ビデオカメラなどの録画機器を使って録画されたコンテンツは、通信技術の発達、動画共有サイトの普及により、一般に公開され、ネットワークに接続された複数の機器のユーザによって共有することが出来るものとなった。
また、上記のように公開されたコンテンツの映像または音声の一部を、別のユーザが作成した映像または音声と差し替えることにより、新たなコンテンツを作り出すということも可能である。すなわち、録画されたコンテンツを編集、加工するなどして得られた新たなコンテンツを楽しむことも可能となっている。
一方で、テレビ番組などを録画する事が目的であるハードディスクレコーダ、DVDレコーダなどのレコーダにより録画されたコンテンツは、レコーダを購入したユーザ個人で楽しむものである。
近年は、DLNA(Digital Living Network Alliance)などの通信規格の発達により、レコーダだけでなく、PCなどの複数の機器でコンテンツを共有し、楽しむことができるようになった。
しかし、レコーダにより録画されたテレビ番組などのコンテンツを許可なく動画共有サイトなどを通じて公開することは、著作権などを侵害するおそれがある。従って、レコーダにより録画されたテレビ番組などのコンテンツは、家庭内など、限られた空間内でしか共有することができない。
例えば、ビデオレコーダで記録したコンテンツに対して、別のユーザが作成した映像や音声を差し替えるといった楽しみの共有をするためには、著作権保護されたコンテンツを共有するのではなく、差し替えるデータだけを共有するための仕組みが必要である。
番組データを構成する映像データに、予め定められた時間間隔で付加される基準マークを付加し、番組のダイジェストの開始時点又は終了時点を示すタイミング指示データに従って、記録媒体に記録された映像データに付加されている基準マークを取り出して、ダイジェストマークデータを作成することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術により、例えば、ネットワークに接続された複数のユーザによるダイジェストのデータの共有が可能となる。
特開2003−234969号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザが作成したダイジェストマークデータをサーバにアップロードし、それを他のユーザが参照することにより、一人のユーザが作成したダイジェストのデータを他のユーザと共有している。すなわち、例えば、ユーザが個人的に選択した識別子などが他のユーザにより参照されることになる。
このような、識別子は、他のユーザにとって分かり易いものとは言えず、結果として予め決められたグループのユーザなどの間でのみ、データを共有することとなる可能性がある。
また、例えば、スポーツ中継などのコンテンツの場合、複数の放送局で放送されたり、再放送などがされることも多い。このため、差し替えるデータだけを共有する場合、単にタイトルなどの一致だけをもってコンテンツを特定すると、差し替え後のコンテンツを適切に再生することができない可能性がある。従って、差し替えるデータだけを共有するには、差し替えの対象となるコンテンツを正確に特定する必要がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、適切に著作権等を保護することができ、広く一般にコンテンツのデータの一部を共有することができるようにするものである。
本発明の一側面は、録画したコンテンツを記録する記録手段と、前記記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信する第1の要求パケット送信手段と、前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択する差し替え用データ選択手段と、前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信する第2の要求パケット送信手段と、前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替える差し替え手段とを備えるコンテンツ処理装置である。
前記識別情報抽出手段は、前記コンテンツのメタデータから、SI-EIT(Service Information-EventInformation Table)を前記識別子として抽出するようにすることができる。
前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報には、前記第1の要求パケットに含まれる前記SI-EITにより識別されるコンテンツに適用可能な差し替え用データの一覧を表示部に表示するための表示データが含まれ、前記差し替え用データ選択手段は、前記表示部に表示された前記差し替え用データの一覧の中から、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択するようにすることができる。
前記差し替え用データの一覧には、それぞれの差し替え用データを特定するID、差し替え用データの作成者、および作成者によるコメントの情報が含まれるようにすることができる。
前記差し替え用データは、他のコンテンツ処理装置において記録された前記コンテンツを再生して生成されたデータであって、前記コンテンツのデータの一部を前記差し替え用データにより差し替えて再生することが可能なデータとされるようにすることができる。
前記差し替え用データは、前記情報処理装置において、前記識別情報に対応付けられた記憶されており、前記第1の要求パケットに含まれる前記識別情報に基づいて検索された前記差し替え用データに関する情報が前記情報処理装置から送信され、差し替え用データ選択手段に供給されるようにすることができる。
本発明の一側面は、録画したコンテンツを記録する記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付け、前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出し、前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信し、前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択し、前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信し、前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替えるステップを含むコンテンツ処理方法である。
本発明の一側面は、コンピュータを、録画したコンテンツを記録する記録手段と、前記記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信する第1の要求パケット送信手段と、前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択する差し替え用データ選択手段と、前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信する第2の要求パケット送信手段と、前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替える差し替え手段とを備えるコンテンツ処理装置として機能させるプログラムである。
本発明の一側面においては、録画したコンテンツを記録する記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択が受け付けられ、前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報が抽出され、前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットが、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信され、前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データが選択され、前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットが、前記情報処理装置に送信され、前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データが、前記コンテンツのデータの一部と差し替えられる。
本発明によれば、Push型NRTサービスを実現することができる。
本発明の一実施の形態に係るコンテンツ差し替えデータ供給システムの構成例を示す図である。 レコーダの構成例を示すブロック図である。 図2の制御部105で実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。 コンテンツのデータの差し替えを説明する図である。 差し替え用データアップロード処理を説明するフローチャートである。 差し替え用データをダウンロードする場合の、レコーダと共有サーバとの処理の流れを説明するアローチャートである。 コンテンツデータ差し替え処理を説明するフローチャートである。 差し替え用データ送信処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ差し替えデータ供給システムの構成例を示す図である。同図に示されるように、コンテンツ差し替えデータ供給システム10においては、レコーダ11、レコーダ12、パーソナルコンピュータ(PC)13、および共有サーバ20がネットワーク30を介して相互に接続されている。
レコーダ11およびレコーダ12は、例えば、ハードディスクレコーダ、DVDレコーダなどとして構成され、ユーザ宅などに設置されている。レコーダ11およびレコーダ12は、例えば、デジタル放送として放送される番組などのコンテンツを録画し、また録画したコンテンツを再生できるようになされている。
共有サーバ20は、例えば、汎用のコンピュータなどにより構成され、内部にプロセッサ、メモリ、記録媒体などを有する構成とされ、ネットワーク30を介して、PC13、レコーダ11、レコーダ12などとの通信を行うことが可能である。共有サーバ20は、例えば、ネットワークを介して接続されるPC13などから送信されたデータを、内部の記録媒体に記録するようになされている。また、共有サーバ20は、記録媒体に記録されたデータを、所定のインデックスなどを用いて検索し、読み出すことができるようになされている。
レコーダ11、レコーダ12、およびPC13は、それぞれ通信機能を有しており、例えば、有線または無線のLANインタフェースなどを介して、インターネットなどのネットワーク30に接続可能となるように構成されている。また、レコーダ11、レコーダ12、およびPC13のそれぞれは、例えば、ネットワーク30を介さずに、家庭内のLANなどによって相互に接続されるようにすることも可能である。
ユーザは、PC13を利用し、例えば、レコーダ12により、録画されたコンテンツのデータをPC13に読み込んで、当該コンテンツの音声のデータを差し替えるための差し替え用データを生成することができる。
例えば、PC13にコンテンツ編集ソフトなどのプログラムをインストールすることで、PC13により、録画されたコンテンツの音声を変更するように編集することができる。編集の際、生成された音声のデータが、差し替え用データとして、ネットワーク30を介して共有サーバ20に送信されることで、アップロードされる。
すなわち、差し替え用データは、コンテンツのデータの一部を、その差し替え用データにより差し替えて再生することが可能なデータとして生成される。
また、PC13は、共有サーバ20にアップロードする差し替え用データに、コンテンツのメタデータから抽出されるSI-EIT(Service Information-EventInformation Table)を付加するようになされている。SI-EITの詳細については後述する。
レコーダ11のユーザは、上述したようにアップロードされた差し替え用データをダウンロードし、レコーダ11により録画されたコンテンツの音声データを差し替えて再生し、コンテンツを楽しむことができる。
図1には、レコーダ11とレコーダ12のみがネットワーク30に接続されているが、実際には、もっと多くのレコーダがネットワーク30に接続される。また、同図には、PC13のみがネットワーク30に接続されているが、実際には、もっと多くのPCがネットワーク30に接続される。
図2は、レコーダの構成例を示すブロック図である。この例では、レコーダ11の構成例として、図2のブロック図を示すが、勿論、同図をレコーダ12に適用することも可能である。
同図に示されるように、レコーダ11は、チューナ101、デコーダ102、エンコーダ103、出力制御部104、制御部105、記録部106、および通信部107が、それぞれバス111に接続されて構成されている。
ここで、制御部105は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有する構成とされ、予め記憶しているプログラムなどのソフトウェアを実行することで、レコーダ11の各部を制御し、各種の処理を実行するようになされている。
チューナ101は、図示せぬアンテナなどを介して受信した電波を復調することで、例えば、MPEG方式で圧縮符号化されたコンテンツのデータを取得し、バス111を介してデコーダ102に出力する。
デコーダ102は、例えば、MPEG方式で圧縮符号化されたコンテンツのデータを復号して得られる画像および音声のデータを、バス111を介して出力制御部104に供給する。
出力制御部104は、画像および音声のデータを、ディスプレイに出力する画像信号、スピーカに出力する音声信号に変換するなどして、ディスプレイおよびスピーカに出力する。なお、ディスプレイ、スピーカは、通常、レコーダ11に接続されるテレビジョン受像機などとされる。
通信部107は、例えば、規格化された有線、無線によるネットワークインタフェースとして構成され、ネットワーク30に接続されるようになされている。
また、コンテンツを録画する場合、チューナ101から出力されるデータは、バス111を介して記録部106に供給される。記録部106は、例えば、ハードディスクドライブ、DVDドライブなどとして構成され、装着された記録媒体にデータを記録するようになされている。なお、コンテンツとともに放送されるEPGなどのデータも、当該コンテンツのメタデータとして記録されるようになされている。
記録部106に記録したコンテンツを再生する場合、例えば、バス111を介して記録部106から読み出したデータがデコーダ102に供給されてデコードされる。そして、バス111を介して出力制御部104に供給され、出力制御部104から画像信号、および音声信号がディスプレイおよびスピーカに出力される。
また、レコーダ11は、ネットワーク30を介してダウンロードした差し替え用データを記録部106に記録されているコンテンツのデータと合成することができるようになされている。例えば、差し替え用データがコンテンツの音声を差し替えるものである場合、記録部106から読み出したデータをデコーダ102でデコードして再生するとともに、通信部107を介してダウンロードした差し替え用データを制御部105で再生する。そして、制御部105が、記録部106から読み出されて再生されたコンテンツのデータのうち、音声のデータを除去し、画像のデータから得られる画像のみを、再生された差し替え用データの音声とともに、エンコーダ103でエンコードさせる。
エンコーダ103でエンコードされたデータは、記録部106に記録される。これにより、コンテンツの音声のみを差し替え用データにより差し替えたコンテンツのデータが生成されて記録されることになる。
図3は、コンテンツのデータの差し替えにおいて、制御部105で実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
差し替え用データ要求部151は、ネットワーク30を介して共有サーバ20に差し替え用データの一覧の取得を要求するようになされている。このとき、差し替え用データ要求部151は、例えば、コンテンツのメタデータから抽出されたSI-EITを含む要求パケットを、ネットワーク30を介して共有サーバ20に送信させる。
SI−EITの詳細については、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD-B10で規定されている。SI−EITには、番組のタイトル、放送日時、放送内容などの、番組に関連する情報が含まれ、主に、EIT[schedule basic]とEIT[schedule extended]がある。
EIT[schedule basic]には、番組のタイトル、ジャンル、放送日時などの簡単な情報が含まれる。EIT[schedule extended]には、番組の出演者、あらすじなどの詳細情報が含まれる。
差し替え用データ要求部151から送信された要求パケットに含まれるSI-EITに基づいて、共有サーバ20は、当該コンテンツの差し替え用データを検索し、検索された差し替え用データの一覧の情報を、ネットワーク30を介してレコーダ11に送信する。
すなわち、共有サーバ20には、各種のコンテンツの差し替え用データがアップロードされて蓄積されているが、それらの差し替え用データがどのコンテンツに適用できるものなのかを特定できるようにする必要がある。このため、上述したように、PC13は、差し替え用データにSI−EITを付加して共有サーバ20にアップロードする。
また、レコーダ11のユーザは、差し替え用データを利用してコンテンツを楽しむにあたり、自分が録画したコンテンツを特定して、そのコンテンツに適用できる差し替え用データをダウンロードする必要がある。例えば、レコーダ11のユーザがスポーツ中継番組などを録画し、差し替え用データを利用してコンテンツ(番組)を楽しむ場合、その番組の放送日時、放送局を特定して差し替え用データをダウンロードしなければならない。例えば、スポーツ中継番組などの場合、複数の放送局で中継したり、再放送やダイジェスト放送などがなされる場合があるから、正確にコンテンツを特定しないと、適切な差し替えができないからである。
例えば、レコーダ12によりプロ野球中継などの番組をコンテンツとして録画し、PC13により、プロ野球中継の音声を、ユーザによる独自の実況アナウンスとする差し替え用データが生成された場合を考える。
いまの場合、例えば、図4に示されるように、レコーダ12により録画されたコンテンツ201は、野球の試合を撮影した画像のデータ211と、放送局のアナウンサーなどによる実況アナウンスの音声のデータ221とが組み合わせられたデータであったとする。すなわち、コンテンツ201は、プロ野球中継の番組が録画されて生成されたデータである。
なお、図4において符号201または符号202が付された矩形で示されるものは、コンテンツ全体のデータを表している。そして、各コンテンツの内部に記された符号211が付された矩形が画像のデータを表し、符号221または符号222が付された矩形が音声のデータを表している。例えば、コンテンツ201は、画像のデータ211と音声のデータ221が組み合わせられて構成されたデータであることを表している。
例えば、コンテンツ201の画像のデータ211を再生して表示された映像をみながら、PC13のユーザ自身がした実況アナウンスを録音することで、差し替え用データ222が生成される。差し替え用データ222は、共有サーバ20にアップロードされて、レコーダ11のユーザも利用可能となる。
つまり、差し替え用データ222は、レコーダ12において記録されたコンテンツ201を再生して生成されたデータであるが、他のレコーダで記録されたコンテンツ201にも適用することができる。例えば、レコーダ11において記録されたコンテンツ201の音声のデータを差し替え用データ222により差し替えて再生することも可能である。
レコーダ11では、予めコンテンツ201が録画され、記録部106に記録されている。レコーダ11は、差し替え用データ222を、通信部107を介してダウンロードし、ダウンロードした差し替え用データ222を記録部106に一旦保存する。そして、差し替え用データ222を再生するとともに、コンテンツ201の画像のデータを再生して、それらをエンコードする。
このようにすることで、コンテンツ201の画像のデータ211と、差し替え用データ222を組み合わせたコンテンツ202のデータが生成され、記録部106に記録されることになる。このコンテンツ202を再生することにより、レコーダ11のユーザは、野球の試合を撮影した画像のデータ211から得られる映像に、PC13のユーザによる独自の実況アナウンスの音声を組み合わせたコンテンツを楽しむことができる。
ここで、例えば、同じ野球の試合を放送する別のコンテンツがあった場合、そのコンテンツに差し替え用データ222を組み合わせたとしても、コンテンツを楽しむことはできない場合がある。例えば、同じ試合であっても、放送局が異なる場合、CMのタイミングが異なったり、撮影された映像が野手中心であったり、投手中心であったりするから、PC13のユーザによる独自の実況アナウンスの音声を組み合わせても、所望の効果が得られないことがある。また、同じ放送局で放送された同じ試合であっても、再放送やダイジェスト放送などの場合、それぞれCMのタイミングが異なったり、時間の経過に伴う試合の進行状況が異なったりする。このような場合も、やはりPC13のユーザによる独自の実況アナウンスの音声を組み合わせても、所望の効果が得られないことがある。
そこで、本発明においては、SI−EITに基づいてコンテンツを特定する。これにより、例えば、コンテンツ201のための差し替え用データとして生成された差し替え用データ222を特定してダウンロードすることが可能となる。
図3に戻って、差し替え用データ選択部152は、差し替え用データ要求部151の要求に基づいて、共有サーバ20が送信する情報から得られた差し替え用データの一覧を、ディスプレイに表示するなどしてユーザの選択を促す。そして、ユーザによる差し替え用データの選択を受け付ける。
差し替え用データ取得部153は、差し替え用データ選択部152により選択が受け付けられた差し替え用データを共有サーバ20からダウンロードする。ダウンロードした差し替え用データは、例えば、記録部106に一旦記録される。
再生・エンコード処理部154は、ダウンロードした差し替え用データを記録部106に記録されているコンテンツのデータと差し替える(または合成する)。例えば、共有サーバ20から差し替え用データ222をダウンロードした場合、記録部106から読み出したコンテンツ201のデータをデコーダ102でデコードして再生するとともに、差し替え用データ222を再生する。そして、再生されたコンテンツ201のデータのうち、音声のデータ221を除去し、画像のデータ211から得られる画像のみを、再生された差し替え用データ222の音声とともに、エンコーダ103でエンコードする。これにより、コンテンツ202のデータが生成されることになる。
再生・エンコード処理部154の処理を経て生成された新たなコンテンツ202のデータは、記録部106に記録される。
このようにすることで、例えば、レコーダにより録画されたテレビ番組などのコンテンツを許可なく動画共有サイトなどを通じて公開することなく、録画されたコンテンツを編集、加工するなどして得られた新たなコンテンツを楽しむことができる。その結果、適切に著作権等を保護することができ、広く一般にコンテンツの一部のデータを共有することができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、差し替え用データアップロード処理の例について説明する。この処理は、例えば、図1のPC13のユーザが、レコーダ12で録画したコンテンツ201についての図4の差し替え用データ222を生成し、差し替え用データ222を共有サーバ20にアップロードするとき実行される。
ステップS21において、レコーダ12は、放送される番組などのコンテンツを録画する。このとき、例えば、コンテンツ201のデータがレコーダ12の記録部106に記録される。
ステップS22において、PC13により差し替え用データが生成される。このとき、例えば、レコーダ12に記録されたコンテンツ201のデータがPC13により読み込まれ、コンテンツ編集ソフトなどを用いて差し替え用データ222が生成される。
ここでは、ステップS21とステップS22において、コンテンツ201の録画、および差し替え用データ222の生成がなされる場合の例について説明したが、実際には、より多くのコンテンツが録画され、より多くの差し替え用データが生成される。例えば、コンテンツ201の差し替え用データとして、差し替え用データ222以外にも差し替え用データが生成される場合がある。また、コンテンツ201以外のコンテンツが録画され、そのコンテンツの差し替え用データが複数生成される場合もある。
ステップS23において、PC13における、アップロードの対象となる差し替え用データの選択がなされる。差し替え用データの選択は、例えば、PC13のユーザの操作などによりなされる。いまの場合、例えば、差し替え用データ222が選択されたものとする。
ステップS24において、ステップS23で選択された差し替え用データは著作権保護対象か否かが判定される。例えば、デジタルコピー制御記述子の内容をチェックすることにより、選択されたデータが著作権保護対象であるか否かが判定される。
なお、ステップS23で差し替え用データが選択された場合、通常、ステップS24の判定を行なわずにアップロードしても問題ない。しかし、ステップS23で、誤ってコンテンツのデータが選択された場合などは、アップロードの際にステップS24の判定がなされることにより、不適切なアップロードが抑制されることになる。
ステップS24において、選択された差し替え用データは著作権保護対象ではないと判定された場合、処理は、ステップS25に進む。
ステップS25において、PC13は、差し替え用データに対応するコンテンツを特定する。例えば、ステップS23で選択された差し替え用データが、差し替え用データ222であった場合、その差し替え用データに対応するコンテンツ201のデータが、ステップS25で特定されることになる。差し替え用データに対応するコンテンツの特定は、ユーザの指定などに基づいて行なわれるようにしてもよいし、差し替え用データに含まれる情報などに基づいて、自動的に特定されるようにしてもよい。
ステップS26において、PC13は、ステップS25で特定されたコンテンツのメタデータからSI−EITを抽出する。上述したように、レコーダにおいてコンテンツが録画される際に、コンテンツとともに放送されるEPGなどのデータも、当該コンテンツのメタデータとして記録されるようになされている。そして、ステップS25で特定されたコンテンツのメタデータからSI-EITが抽出されるのである。
ステップS27において、PC13は、ステップS23の処理で選択された差し替え用データおよびステップS26の処理で抽出されたSI−EITを、共有サーバ20に送信する。
これにより、共有サーバ20により、ステップS27で送信されたデータが受信され、例えば、コンテンツ201に付加されたメタデータから抽出されたSI−EITに対応付けられて、差し替え用データ222が記憶されることになる。すなわち、共有サーバ20においては、SI−EITをインデックスとして差し替え用データを検索することが可能となる。
なお、ステップS24において、選択された差し替え用データは著作権保護対象であると判定された場合、処理は、ステップS28に進み、エラー処理が実行された後、差し替え用データアップロード処理が終了する。
このようにして、差し替え用データアップロード処理が実行される。
図6は、図5の処理によりアップロードされた差し替え用データをダウンロードする場合の、レコーダと共有サーバとの処理の流れを説明するアローチャートである。ここでは、レコーダ11が共有サーバ20から差し替え用データをダウンロードする場合の例について説明する。
ステップS51において、レコーダ11は、差し替えの対象となるコンテンツを選択する。例えば、レコーダ11のユーザが、コンテンツ201について差し替え用データを利用して楽しみたいと考えた場合、コンテンツ201が差し替え対象となるコンテンツとして選択される。
ステップS52において、レコーダ11は、ステップS51で選択されたコンテンツの差し替え用データの一覧の取得要求を共有サーバ20に送信する。このとき、例えば、コンテンツ201のメタデータから抽出されたSI−EITを含む要求パケットが、ネットワーク30を介して共有サーバ20に送信される。ステップS71において、共有サーバ20によりこれが受信される。
ステップS72において、共有サーバ20は、ステップS71で受信した取得要求に対応する差し替え用データの一覧を生成する。このとき、共有サーバ20は、例えば、コンテンツ201の差し替え用データとして生成された差し替え用データの一覧を、レコーダ11のディスプレイなどに表示されるための表示データを生成する。
ステップS73において、共有サーバ20は、ステップS72で生成された表示データを、ネットワーク30を介してレコーダ11に送信し、ステップS53で、レコーダ11によりこれが受信される。
ステップS54において、レコーダ11は、ステップS53で受信した表示データに基づいて、例えば、コンテンツ201の差し替え用データとして生成された差し替え用データの一覧を、テレビジョン受像機の画面などに表示させ、ユーザによる選択を受け付ける。
なお、ここで表示される差し替え用データの一覧には、例えば、個々の差し替え用データを特定するID、差し替え用データの作成者、作成者によるコメントなどの情報が含まれる。ユーザは、表示された差し替え用データの一覧を見ながら、ダウンロードした差し替え用データを選択する。例えば、レコーダ11のユーザは、差し替え用データ222を選択する。
ステップS55において、レコーダ11は、ステップS54で選択された差し替え用データの取得要求を共有サーバ20へ送信する。このとき、例えば、差し替え用データ222のIDを含む要求パケットが、ネットワーク30を介して共有サーバ20に送信され、ステップS74で、共有サーバ20によりこれが受信される。
ステップS75において、共有サーバ20は、ステップS74で受信したパケットに含まれるIDに対応する差し替え用データを、レコーダ11に送信する。このとき、例えば、差し替え用データ222がネットワーク30を介して、レコーダ11に送信され、ステップS56で、レコーダ11によりこれが受信される。
レコーダ11と共有サーバ20との間で、このような処理が実行されることで、差し替え用データがダウンロードされる。
次に、図7のフローチャートを参照して、レコーダによるコンテンツデータ差し替え処理について説明する。この処理は、例えば、レコーダ11のユーザが、レコーダ11で録画したコンテンツの音声を差し替えて楽しむために実行される。
ステップS101において、レコーダ11は、コンテンツを録画する。このとき、例えば、コンテンツ201を含むコンテンツが録画され、記録部106にそれらのコンテンツのデータが記録される。
なお、ステップS101の処理は、図7の処理に先立って実行されているようにしてもよい。
ステップS102において、レコーダ11では、差し替え対象のコンテンツが選択される。このとき、ステップS101の処理で録画され、蓄積されているコンテンツの中から、差し替え対象のコンテンツがユーザにより選択される。例えば、コンテンツ201が差し替え対象のコンテンツとして選択される。なお、この選択は、図6のステップS51に対応する処理となる。
ステップS103において、レコーダ11の差し替え用データ要求部151は、コンテンツのメタデータからSI-EITを抽出する。
ステップS104において、差し替え用データ要求部151は、ステップS103の処理で抽出されたSI-EIT含む要求パケットを、一覧取得要求としてネットワーク30を介して共有サーバ20に送信させる。なお、この処理は、図6のステップS52に対応する処理となる。
ステップS105において、差し替え用データ選択部152は、共有サーバ20から送信されてきた差し替え用データの一覧の表示データを受信したか否かを判定し、受信したと判定されるまで待機する。ステップS105において、差し替え用データの一覧の表示データを受信したと判定された場合、処理は、ステップS106に進む。
ステップS106において、差し替え用データ選択部152は、共有サーバ20から受信した表示データに基づいて、差し替え用データの一覧を、例えば、テレビジョン受像機の画面に表示させる。
ステップS107において、差し替え用データ選択部152は、差し替え用データが選択されたか否かを判定し、選択されたと判定されるまで待機する。ここで表示される差し替え用データの一覧には、例えば、個々の差し替え用データを特定するID、差し替え用データの作成者、作成者によるコメントなどの情報が含まれる。ユーザは、表示された差し替え用データの一覧を見ながら、ダウンロードした差し替え用データを選択する。例えば、レコーダ11のユーザは、差し替え用データ222を選択する。なお、この選択は、図6のステップS54に対応する処理となる。
ステップS107において、差し替え用データが選択されたと判定された場合、処理は、ステップS108に進む。例えば、レコーダ11のユーザが、差し替え用データ222を選択することにより、処理は、ステップS108に進む。
ステップS108において、差し替え用データ取得部153は、ステップS107で選択されたと判定された差し替え用データの取得要求を共有サーバ20へ送信する。このとき、例えば、差し替え用データ222のIDを含む要求パケットが、ネットワーク30を介して共有サーバ20に送信される。なお、この処理は、図6のステップS55に対応する処理となる。
ステップS109において、差し替え用データ取得部153は、ステップS108で送信した要求に対応して、共有サーバ20から送信された差し替え用データ222を受信したか否かを判定し、受信したと判定されるまで待機する。
ステップS109において、共有サーバ20から送信された差し替え用データ222を受信したと判定された場合、処理は、ステップS110に進む。なお、この受信は、図6のステップS56に対応する処理となる。
ステップS110において、再生・エンコード処理部154は、ステップS109の処理で受信したと判定された差し替え用データを記録部106に記録されているコンテンツのデータと差し替える(または合成する)ことで、データの差し替え処理を実行する。
例えば、共有サーバ20から差し替え用データ222をダウンロードした場合、記録部106から読み出したコンテンツ201のデータをデコーダ102でデコードして再生するとともに、差し替え用データ222を再生する。そして、再生されたコンテンツ201のデータのうち、音声のデータ221を除去し、データ211から得られた画像のみを、再生された差し替え用データ222の音声とともに、エンコーダ103でエンコードする。ステップS110において、再生・エンコード処理部154は、このようなデータの差し替え処理の実行を制御する。
ステップS110での再生・エンコード処理部154の処理を経て生成された新たなコンテンツ202のデータは、記録部106に記録される。
このようにして、コンテンツデータ差し替え処理が実行される。
次に、図8のフローチャートを参照して、共有サーバ20による差し替え用データ送信処理の例について説明する。
ステップS121において、共有サーバ20は、レコーダから送信された差し替え用データの取得要求を受信したか否かを判定する。図7のステップS108の処理で送信された差し替え用データの取得要求を受信した場合、ステップS121では、レコーダ11から送信された差し替え用データの取得要求を受信したと判定される。なお、この受信は、図6のステップS74に対応する処理となる。
ステップS121において、レコーダから送信された差し替え用データの取得要求を受信しなかったと判定された場合、処理は、ステップS122に進む。
ステップS122において、共有サーバ20は、レコーダから送信された一覧取得要求を受信したか否かを判定する。図7のステップS104で送信された一覧取得要求を受信した場合、ステップS122では、レコーダから送信された一覧取得要求を受信したと判定される。なお、この受信は、図6のステップS71に対応する処理となる。
ステップS122において、レコーダから送信された一覧取得要求を受信しなかったと判定された場合、処理は、ステップS121に戻る。
一方、ステップS122において、レコーダから送信された一覧取得要求を受信したと判定された場合、処理は、ステップS123に進む。
ステップS123において、共有サーバ20は、ステップS122で受信したと判定された一覧取得要求に含まれるSI−EITを抽出する。そして、そのSI−EITに対応付けられて記憶されている差し替え用データを検索して特定する。
上述したように、PC13などからアップロードされた差し替え用データは、コンテンツに付加されたメタデータから抽出されたSI−EITに対応付けられて記憶される。すなわち、共有サーバ20においては、SI−EITをインデックスとして差し替え用データを検索することが可能である。
例えば、受信した一覧取得要求に含まれるSI−EITが、コンテンツ201のメタデータから抽出されたものであった場合、ステップS123では、コンテンツ201の差し替え用データとして生成された差し替え用データが特定される。
ステップS124において、共有サーバ20は、ステップS123で特定された差し替え用データの一覧の表示データを生成する。このとき、例えば、個々の差し替え用データを特定するID、差し替え用データの作成者、作成者によるコメントなどが含む情報の一覧を表示させる表示データが生成される。なお、この処理は、図6のステップS72に対応する処理となる。
ステップS125において、共有サーバ20は、ステップS124の処理で生成された差し替え用データの一覧の表示データを、ネットワーク30を介して、レコーダに送信する。なお、この処理は、図6のステップS73に対応する処理となる。
例えば、ステップS125で送信された差し替え用データの一覧の表示データは、レコーダ11により受信され、図7のステップS105の処理で、受信したと判定されることになる。
一方、ステップS121において、レコーダから送信された差し替え用データの取得要求を受信したと判定された場合、処理は、ステップS126に進む。
ステップS126において、共有サーバ20は、要求された差し替え用データを、ネットワーク30を介して、レコーダに送信する。例えば、レコーダ11のユーザが、差し替え用データ222を選択した場合、図7のステップS108では、差し替え用データ222のIDを含む要求パケットが、共有サーバ20に送信される。共有サーバ20は、この要求パケットに含まれるIDに基づいて、レコーダ11に送信する差し替え用データを特定する。
すなわち、いまの場合、共有サーバ20に記憶されていた差し替え用データ222が、ステップS126でレコーダ11に送信されることになる。なお、この処理は、図6のステップS75に対応する処理となる。
ステップS126で送信された差し替え用データ222は、レコーダ11により受信され、図7のステップS109で、受信したと判定されることになる。
ステップS125またはステップS126の処理の後、処理は、ステップS121に戻る。
このようにして、差し替え用データ送信処理が実行される。
本発明においては、上述したように、SI−EITを識別子として用い、コンテンツまたは差し替え用データを特定するようにしたので、不特定多数のユーザなどの間でも、差し替え用データを共有するが可能となる。
また、例えば、スポーツ中継などのコンテンツの場合、同じ競技や試合の様子などが複数の放送局で放送されたり、再放送などがされたりすることも多い。このため、差し替えるデータだけを共有する場合、単にタイトルなどの一致だけをもってコンテンツを特定すると、差し替え後のコンテンツを適切に再生することができない可能性がある。本発明では、上述のように、SI−EITを識別子として用い、コンテンツまたは差し替え用データを特定するようにしたので、差し替えの対象となるコンテンツを正確に特定することができる。
このように、本発明によれば、適切に著作権等を保護することができ、広く一般にコンテンツのデータの一部を共有することが可能となる。
以上においては、主に、コンテンツの音声のデータを差し替えるための差し替え用データが共有される場合の例について説明したが、例えば、コンテンツのプレイリストが差し替え用データとともに共有されるようにしてもよい。プレイリストは、コンテンツを再生するための再生リストであり、プレイリストによって、再生されるコンテンツのシーンや順序などをユーザが指定することができる。
例えば、このようなプレイリストを用いて、コンテンツ201の音声のデータを、差し替え用データ222に差し替えて再生することで、より独自性の高いコンテンツを楽しむことができる。例えば、プロ野球中継の番組であるコンテンツ201の中から、ホームランのシーン、ファインプレイのシーンのみを再生するプレイリストを生成し、そのプレイリストで再生された画像に合わせて、差し替え用データ222の音声が再生されるようにしてもよい。これにより、例えば、名場面集のようなコンテンツを、独自のアナウンスの音声を含めて生成することができる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータにネットワークや記録媒体からインストールされる。また、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図9に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図9において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707が接続されている。また、入出力インタフェース705には、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着されている。そして、それらのリムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図9に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理は、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 コンテンツ差し替えデータ供給システム, 11 レコーダ, 12 レコーダ, 13 PC, 101 チューナ, 102 デコーダ, 103 エンコーダ, 104 出力制御部, 105 制御部, 106 記録部, 107 通信制御部, 151 差し替え用データ要求部, 152 差し替え用データ選択部, 153 差し替え用データ取得部, 154 再生・エンコード処理部

Claims (9)

  1. 録画したコンテンツを記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
    前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信する第1の要求パケット送信手段と、
    前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択する差し替え用データ選択手段と、
    前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信する第2の要求パケット送信手段と、
    前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替える差し替え手段と
    を備えるコンテンツ処理装置。
  2. 前記識別情報抽出手段は、
    前記コンテンツのメタデータから、SI-EIT(Service Information-EventInformation Table)を前記識別子として抽出する
    請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  3. 前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報には、前記第1の要求パケットに含まれる前記SI-EITにより識別されるコンテンツに適用可能な差し替え用データの一覧を表示部に表示するための表示データが含まれ、
    前記差し替え用データ選択手段は、
    前記表示部に表示された前記差し替え用データの一覧の中から、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択する
    請求項2に記載のコンテンツ処理装置。
  4. 前記差し替え用データの一覧には、
    それぞれの差し替え用データを特定するID、差し替え用データの作成者、および作成者によるコメントの情報が含まれる
    請求項3に記載のコンテンツ処理装置。
  5. 前記差し替え用データは、他のコンテンツ処理装置において記録された前記コンテンツを再生して生成されたデータであって、前記コンテンツのデータの一部を前記差し替え用データにより差し替えて再生することが可能なデータとされる
    請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  6. 前記差し替え用データは、前記情報処理装置において、前記識別情報に対応付けられた記憶されており、
    前記第1の要求パケットに含まれる前記識別情報に基づいて検索された前記差し替え用データに関する情報が前記情報処理装置から送信され、差し替え用データ選択手段に供給される
    請求項5に記載のコンテンツ処理装置。
  7. 録画したコンテンツを記録する記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付け、
    前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出し、
    前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信し、
    前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択し、
    前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信し、
    前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替えるステップ
    を含むコンテンツ処理方法。
  8. コンピュータを、
    録画したコンテンツを記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されたコンテンツのうち、データの差し替えの対象となるコンテンツの選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択が受け付けられたコンテンツのメタデータから識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
    前記抽出された識別情報を含む第1の要求パケットを、ネットワークを介して接続される情報処理装置に送信する第1の要求パケット送信手段と、
    前記第1の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された情報に基づいて、前記コンテンツに適用する差し替え用データを選択する差し替え用データ選択手段と、
    前記選択された差し替え用データを特定する情報を含む第2の要求パケットを、前記情報処理装置に送信する第2の要求パケット送信手段と、
    前記第2の要求パケットに対応して前記情報処理装置から送信された前記差し替え用データを、前記コンテンツのデータの一部と差し替える差し替え手段とを備えるコンテンツ処理装置として機能させる
    プログラム。
  9. 請求項10に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145301A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 パイオニア株式会社 コンテンツ情報処理装置及びコンテンツ情報処理方法
JP2015058072A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社バンダイナムコゲームス ゲームシステム、サーバシステム及びプログラム

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