JP2011043498A - 計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指示記号の境界を定めるための目盛りを三次元的に表示する。
【解決手段】観察者から見て、計器盤の第1面上には、複数の指示記号と、複数の目盛りとが視認可能である。計器盤の第2面上には、目盛りのすぐ背面に四角錐台が設けられている。発光ダイオードは、四角錐台の中へ、四角錐台を通る光を供給する。計器盤に装着された反射器ケースは、発光ダイオードの光を四角錐台に向けて指向させる。四角錐台に向けて指向された光は、四角錐台を通り、目盛りを通り、そして目盛りから第1面上に出てゆく。四角錐台に代えて、計器盤に凹部として形成された4つの傾斜し縮小した側面をもつ溝状部分を採用することができる。目盛りは照明され、しかも、三次元的な見え方を呈する。
【選択図】図4

Description

本発明は、計器装置に関する。より具体的には、三次元的な表示が可能な計器装置に関する。さらに具体的には、クラスターパネルの中の計器装置に関する。
この項は、本発明に関連する背景技術を開示するが、それは公知の従来技術として開示されるものではない。車両のクラスターパネルは、複数の計器装置の集合体として構成されている。クラスターパネルには、車両の走行状態、または車両の構成要素の状態に関連する情報が表示される。例えば、この情報には、車両の速度、エンジンの回転数、エンジンの温度、燃料の残量、発電機の出力などが含まれる。車両の計器装置は、情報を表示するために、アナログ式またはデジタル式の読み取り方式を採用している。それらは、車両の製造者またはデザイン上の好みに応じて選定される。アナログ計器は、典型的には、数字などの指示記号と、指示記号の境界を定める目盛りと、目盛りを指示しながら回転する指針とを有する表示面を備えている。
クラスターパネルおよびそれに関連付けられた計器装置を設計するにあたって考慮されるべき事項のひとつは、すべての運転環境下において車両の運転者が計器装置を容易に視認することができ、容易に読み取ることができることである。特に、夜間運転は、数字と指示記号とが速く容易に識別可能な態様で照明されることをクラスターパネルに要求する。クラスターパネルをより速く容易に識別可能にするためのひとつの手法は、三次元的表示面を採用することである。しかし、そのような三次元的表示面は、問題点を有していないわけではなかった。例えば、計器装置の目盛りおよび指示記号は、計器表面より上に突出し、これにより、三次元的な部品の数量のために速く判読することができない計器装置を作り出している。さらに、計器表面を形成するために従来から使われていたプレス成型シートは、鋭い角部や鋭い縁部を作ることができない、それゆえ、照明されたときに、そのような計器表面は期待されたような照明された三次元的な見え方を提供することができない。
上記のような背景から、上記のような問題点を負うことがない装置が求められていた。
本発明のひとつの目的は、計器装置の目盛りを三次元的に表示することができる計器装置を提供することである。
本発明の他の目的は、計器装置の目盛り内に見やすい三次元的な表示を提供することができる計器装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。この項は、本発明に関する概略的な開示を与えるが、その全範囲またはその全特徴の包括的な開示ではない。
車両用クラスターパネルの一部計器としての計器装置は、複数の照明された指示記号と複数の照明された目盛りとをもつ計器盤を採用している。指示記号は、例えば、速度(mph、km/h)を示す数字である。目盛りは、指示記号に対応して設けられる。指示記号と目盛りとは、計器盤の第1面に設けられる。目盛りは、指示記号の径方向外側に設けられる。複数の目盛りと複数の指示記号とは、それぞれが環状または弧状に配列されることができる。計器盤の背面を超えて突出する突出部分が計器盤の第2面から突出している。突出部分は、目盛りのすぐ後ろに位置付けられている。突出部分は、典型的な運転者の視線に関して、目盛りのまさに後ろに位置している。計器装置は、突出部分内に突出部分を通る光を供給する発光ダイオードと、計器盤に直接に搭載された反射器ケースとを備える。反射器ケースは、発光ダイオードからの光を突出部分内に指向させる。反射器ケースは、さらに、まずは反射器ケースに当たって反射した漏洩光または拡散光を突出部分に向けて指向させる。突出部分に指向された光は、突出部分を通り、目盛りを通り、そして、計器盤の第1面へ目盛りから出てゆく。
突出部分は、計器盤の第2面から最も遠い側の面に、複数の鋭い頂点と谷とをさらに採用することができる。突出部分は、計器盤の第1面の目盛りと幾何学的に直接に整列することができる。また、突出部分は、四角錐台の形状を有することができる。さらに、四角錐台は、計器盤の第2面と平行な平面を備えることができる。突出部分の幾何学的形状は、観察者に三次元的な見え方を提示するように、計器盤の表面の透明か半透明な目盛りを通して見ることができる。突出部分は、目盛りのそれぞれの事例に直接に整列して、かつ対応している。すなわち、目盛りの数および突出部分の数が等しい。指示記号と目盛りは計器盤の表面に溝状に形成されることができる。指示記号は数字を含むことができる。計器盤は、単一の成形部品とすることができる。計器盤は、単一の成形部品の一部として、指示記号、目盛りおよび突出部分を備えている。代替的に、計器盤は、複数の部品、例えば2つの部品とすることができる。例えば、計器盤は、複数の指示記号をもつ板状計器盤と、複数の目盛りと突出部分とをもつリング状成型部品とを備えることができる。板状計器盤とリング状成型部品とは互いに組み立て可能である。
他の態様においては、計器装置は、計器盤の第1面上に、複数の照明された指示記号と、複数の照明された目盛りとを備える。複数の目盛りは、複数の指示記号の径方向外側に配置されている。複数の目盛りと複数の指示記号とは、それぞれが環状または弧状に配列されることができる。計器盤の第2面には、溝状部分が一体的に形成される。溝状部分は、溝状部分と目盛りとが直接に整列するように、目盛りのすぐ裏面に形成される。溝状部分内に溝状部分を通る光を供給する発光ダイオードが設けられる。光は、溝状部分を通ると、観察者によって視認されるように、計器盤の第1面へ目盛りから出てゆく。反射器ケースは、計器盤に直接に搭載することができる。反射器ケースは、発光ダイオードからの光を溝状部分に向けて指向させる。
溝状部分における計器盤の厚さは、指示記号における計器盤の厚さより小さくすることができる。突出部分をもつ計器盤またはリング状の目盛り部分のうち、突出部分が設けられた位置の厚さは、指示記号が設けられた位置の厚さよりも厚くすることができる。溝状部分は、目盛りのそれぞれの事例に直接に整列して、かつ対応している。すなわち、目盛りの数および溝状部分の数が等しい。計器盤は、単一の成形部品とすることができる。計器盤は、単一の成形部品の中に、指示記号、目盛りおよび突出部分を位置付けている。代替的に、計器盤は、複数の部品、例えば2つの部品とすることができる。例えば、計器盤は、複数の指示記号をもつ板状計器盤と、複数の目盛りと溝状部分とをもつリング状成型部品とを備えることができる。板状計器盤とリング状成型部品とは互いに組み立て可能である。溝状部分は、平面において終端されることができる。この平面は、計器盤の第2面と平行とすることができる。
この発明を適用可能な分野はここでの開示によって明らかにされる。この発明の概要における説明と具体的な例示とは、具体的な説明を与える用途だけを意図したものであって、本発明の技術的範囲を限定することを意図したものではない。
図1は、車両のダッシュパネルにおける計器装置の位置を示す車両内部の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る計器装置の表面の平面図である。 図3は、図2の表面におけるひとつの目盛りの拡大平面図であって、正面から見た場合に目盛りに表れる三次元的模様を示している。 図4は、本発明の第1実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図5は、図4に図示された突出部分の斜視図である。 図6は、図4に図示された突出部分の拡大平面図である。 図7は、第1実施形態の変形例を示す突出部分の正面図である。 図8は、図7に図示された突出部分の側面図である。 図9は、図7に図示された突出部分の平面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図12は、本発明の第4実施形態に係る計器装置の表面の平面図である。 図13は、本発明の第5実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図14は、本発明の第6実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図15は、本発明の第7実施形態に係る計器装置の部分断面図である。 図16は、本発明の第8実施形態に係る計器装置の部分断面図である。
ここに説明された図面は、選択された実施形態を図示するためだけのものであって、すべての実用的な可能性を示すものではない。そして、ここに説明された図面は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1において、車両10は車室内の前方にダッシュパネル12を有する。ダッシュパネル12は、クラスターパネル14を有する。ダッシュパネル12とクラスターパネル14とは、車両10の車室18内の運転席16の前方に配置されている。クラスターパネル14の一部として、指針指示型の計器装置20が設けられている。計器装置20は、ゲージ、メータ、あるいは表示盤とも呼ばれる。計器装置20は他の複数の機能によって例示されうることが認識されるべきである。例えば、回転数計、燃料計、温度計、油圧計などとして例示することができる。この説明の用途においては、計器装置20は速度計として例示される。
図2において、計器装置20は、観察者によって観察される表面22と、指針24と、計器装置20の外周縁を規定するハウジング26とを備える。表面は、第1面とも呼ばれる。表面22の外周の部分において、しかし、ハウジング26によって提供される境界の内側において、複数の指示記号の環状列が設けられている。指示記号の一例は、数字記号である。指示記号は、主指示記号28と、副指示記号30とを含む。車両の速度に関してその国で選定された単位がmph(マイル毎時)である場合には、主指示記号28は、mphを示す。同様に、車両の速度に関して選定された補助単位がkm/h(キロメートル毎時)である場合には、計器装置20は、km/hを示す副指示記号30も有することができる。
図示されるように、主指示記号28と副指示記号30とは、複数の目盛りを用いて表面板の上において画定されている。すなわち、それぞれの指示記号が示す指針の位置が目盛りによって特定されている。具体的には、比較的大きい大目盛り34が主指示記号28に対応して設けられている。さらに、目立たない小目盛り32を隣接する2つの大目盛り34の間に設けることができる。例えば、大目盛り34は、表面22上においてゼロから160mphまでの間の速度を10mph毎または20mph毎に画定するために用いられている。同様に、km/hを計測単位として採用する国においては、大目盛り34は、表面22上においてゼロから240km/hまでの間の速度を10km/h毎または20km/h毎に画定するために用いられる。小目盛り32は、大目盛り34によって画定されていない中間の速度を画定するために用いられる。
図3は、大目盛り34の代表的な三次元的な見え方を示している。三次元的な見え方は、立体的な見え方とも呼ぶことができる。また、三次元的な見え方は、ほぼ平面と見ることのできる計器盤100上に、観察者の注意を引く程度の立体感を与える。ののその大目盛り34は、表面22上の速度140に対応付けられた目盛りである。図示の例においては、特定のひとつの大目盛り34が例示されている。しかし、他の大目盛り34はもちろん、複数の副目盛り32も、この実施形態または他の実施形態で説明された構成を備えることにより、三次元的な見え方をもつように構成されることができる。すなわち、複数の目盛りの少なくとも一部またはすべてに、この実施形態または他の実施形態で説明された構成を設けることができる。また、同様に、他の実施形態の目盛りの一部またはすべてに関しても、この実施形態または他の実施形態で説明された構成を設けることができる。
図4において、三次元的な特徴的な見え方を提供する計器装置の成型部品である計器盤100を説明する。計器盤100は、単一部品である。計器盤100は、単一の成型部品である。計器盤100は、基板部分102と表面22とを有する。基板部分102は、成形型の中で、樹脂から成形される。基板部分102は、例えば、ポリカーボネートまたはアクリルによって成形されているが、それらに限定されない。基板部分102に使用される材料は、熱成形工程によって成形することができ、光に対する高い透過性を持つことが望ましい。より望ましくは、光を完全に透過する材料、すなわち透明と呼べる材料であることが望ましい。さらに、基板部分102に使用される材料は、光を透過させることができる領域をなお残しながら、インクによって塗装可能であるか、または表面22に着色するために塗装可能であることが望ましい。すべての実施形態において、表面は、黒などの暗い色インクによって塗装されている。この塗装は、小目盛り32、大目盛り34、および主指示記号28の部分を除いて、厚さ104を完全に透過する光の経路を遮断する。
小目盛り32、大目盛り34、および主指示記号28の部分は、対応付けて配置された光源、例えば発光ダイオード(LED)106などによって照明される。目盛り32、34は、対応する指示記号28の径方向外側に位置付けられている。指針によって指示される計器装置20の中心部、すなわち指針24が回転可能に支持された回転中心部を中心として、目盛り32、34は、対応する指示記号28の径方向外側に位置付けられている。複数の指示記号28は、指針24の回転中心の周りに、環状に配列されている。同様に、目盛り32、34も、指針24の回転中心の周りに、環状に配列されている。
基板部分102に隣接したLED106からの光を指向させるために、反射器ケース108が基板部分102に直接に搭載されているか、または組み立てられている。反射器ケース108の基板部分102への搭載は、互いに引っ掛りあうスナップフィット式の係合構造、または広く知られたねじ等の締結手段によって提供されている。反射器ケース108の基板部分102への搭載は、基板部分102と反射器ケース108との間に隙間105を形成するようになされる。さらに、反射器ケース108の基板部分102への搭載は、反射器ケース108の開口部110を通過して、および/または反射器ケース108の開口部110内に、LED106が突出することを許容するようになされる。図示されるように、LED106は、プリント回路板(PCB)112に搭載されることができる。LED106が光を発生するとき、反射器ケース108は光線114、116、118、120などの光線を収容し、それらの光線を反射する。反射器ケース108は、光線を、基板部分102の光透過部分に指向させる。基板部分102の光透過部分は、例えば、指示記号28および目盛り32、34を含む。よって、光は、指示記号28および目盛り32、34通して出射する。光線118、120は、120mphの指示記号28を画定する大目盛り34を透過する前に、基板部分102の突出部分122に入射し、突出部分122内を通過しなければならない。LED106は、突出部分122内に突出部分122を通る光を供給する。
突出部分122は、基板部分102の背面128から離れるように後方へ向けて突出している。背面128は、第2面とも呼ばれる。背面128は、指示記号28と目盛り32、34とに対して反対側の面である。突出部分122は、大目盛り34に直接に整列している。大目盛り34が観察者によって見られたときに、表面22の正面において観察者が見るものに突出部分122の形状が影響するほどに、突出部分122は、大目盛り34に直接に整列している。さらに、計器装置20のすべての目盛りのそれぞれに対応して、独立した突出部分122が設けられている。それらの独立した突出部分122も、後方に向けて突出している。すなわち、突出部分122は、互いに分離された複数の突出部分122である。複数の突出部分122は、例えば360度にわたって連続する一連のものではない。複数の突出部分122は、背面128に形成された環状の突出部分ではない。より具体的には、突出部分122は、四角錐台の形状をもっている。この突出部分122は、基板部分102の一体的な一部として成型されている。
図5および図6は、説明のために基板部分102から分離された突出部分122の外観を示している。従って、成型部品としての計器盤100の表面22を見る観察者には、図3に描かれるような大目盛り34が見える。この観察者にとっては、突出部分122は四角錐台の形状である。その四角錐台は、2つの平行な四角形のうちの大きいほうを突出部分122の基礎に位置付けて作られている。つまり、突出部分122の大きいほうの四角形領域124は、基板部分102の背面128の一部である。また、突出部分122の小さいほうの四角形領域である平面126は、基板部分102の背面128から所定距離だけ離れて広がっている。ただし、平面126は、基板部分102の背面128と平行である。突出部分122を形成している面のバランスは、複数の斜めの対によって提供されている。つまり、面130と面132とは突出部分122の対向する側面を提供するとともに、それらは斜めの面である。同様に、面134と面136とは突出部分122の対向する側面を提供するとともに、それらは斜めの面である。
言い換えると、突出部分122は、多面体を構成する複数の面を含む多面体部分とも呼ぶことができる。この多面体部分は、凸状または凹状に形成することができる。多面体部分の一例が、四角錐台である。四角錐台に代えて、種々の多面体の一部形状を利用することができる。その一例は、後述する変形例および他の実施形態にも示されている。多面体部分は、光源であるLED106からの光を受けて異なる見え方を提供する複数の面を有する。
突出部分122は、表面22より後方へ向けて突出していることはもちろん、計器盤102の背面128より後方へ向けて突出している。よって、突出部分122が目盛り34を通して視認されるとき、突出部分122は表面22より後方へ延びる像を形成することはもちろん、指示記号28内に視認されることがある背面128よりもさらに後方へ延びる像を形成する。
突出部分122の三次元的な形状が、大目盛り34の範囲内において視認されるように、突出部分122は大目盛り34に直接に整列して配置されている。より具体的には、突出部分122は、大目盛り34の直下にだけ設けられている。突出部分122は、大目盛り34の長方形の形状に対応した範囲に設けられている。突出部分122は、その少なくともひとつの面が、望ましくは複数の面が、大目盛り34内において観察者によって視認されるように大目盛り34の直下に配置される。突出部分122の頂に形成された平面126が、大目盛り34を通して表面22側から観察者によって視認できるように、突出部分122は大目盛り34に整列している。また、突出部分122の頂の平面126ばかりでなく、突出部分122を区画する側面、すなわち4つの傾斜面130、132、134、136が大目盛り34を通して表面22側から観察者によって視認できるように、突出部分122は大目盛り34に整列している。言い換えると、突出部分122の頂面を区画する複数の辺と、頂面に向かって延びる複数の辺とが、大目盛り34を通して表面22側から観察者によって視認できるように、突出部分122は大目盛り34に整列している。一方で、突出部分122を形成する大きいほうの四角形領域124を区画する4辺は、大目盛り34からは見えないように配置されている。四角形領域124を区画する4辺は、大目盛り34の縁と同じ位置か、または大目盛り34よりも外側に位置付けられている。
(変形例)
図7において、先行する実施形態の突出部分122の変形例が、突出部分138として図示されている。突出部分138は、基板部分102から最も遠い一連の複数の頂部分140と基板部分102に比較的近い一連の複数の谷部分142とを有するように構成されている。すなわち、突出部分138は、計器盤100の表面22から見て、背面(第2面)128よりもさらに遠い、最も遠い側の面に、複数の尖った頂点140と谷142とを備える。
図8は、図7に図示された突出部分の側面図である。そこには、頂部分140と谷部分142との並ぶ方向に沿って見た形状が図示されている。そこには、複数の頂部分140と複数の谷部分142とで形成された領域の両端の縁部144が図示されている。
図9は、図7に図示された突出部分の平面図である。平面図は、観察者から見た状態が、すなわち表面22から見た形状を示している。言い換えると、表面22から、頂部分140の高さ方向、すなわち谷部分142の深さ方向に沿って見た形状が図示されている。したがって、頂部分140は、観察者から離れる方向に向けて突出している。また、頂部分140が形成する稜線と、谷部分142が形成する谷筋とは、かくれ線によって図示されている。
図7−9に図示された実施形態の突出部分138によると、突出部分138が照明されているときも、照明されていないときも、観察者に対して、大目盛り34が模様をもつような見え方、または大目盛り34内が粗く削られたような見え方を与えることができる。
加えて、頂部分140と谷部分142とは、LED106からの光をより良く捕え引き込むような傾斜面を突出部分138に与える。例えば、光線118,129は突出部分138の面146に90度の入射角で、または90度に近い入射角で入射する。それらの入射角は、図4に図示された突出部分122の最も小さい平面126への入射角よりも好ましい。頂部分140と谷部分142との間に設けられた面146によって、光は突出部分138内に取り込まれやすくなる。この結果、光は、観察者が表面22を見ているときに、観察者の目に届きやすくなる。このように、突出部分138は、突出部分122と平面126に比べて有利な点を有している。突出部分138とその平面126は、LED106からの光を反射しやすいともいうことができる。このように、LEDの配置構成にかかわらず、突出部分138は観察者に対してより明るい見え方を提供することができる。
(第2実施形態)
図10において、成型部品である計器盤200の他の実施形態が図示されている。基板部分202を除いて、図10に図示された構成要素の配置、構成、およびバランスは、図4に図示されたものと同じである。そこで、構成上の相違点と、基板部分202がもつ有利な効果とを中心に説明してゆくこととする。
基板部分202の背面128には、LED106からの光を捕える溝状部分204が設けられている。溝状部分204は、表面22を見ている観察者に対して、図3に図示されたような大目盛り34の見え方を提供する。より具体的には、構成的な面からは、溝状部分204は、その上から見たときに、図6に図示されるような見え方を呈する。溝状部分204は、底面と、傾斜した4つの側面とを有している。先行する実施形態における突出部分122に代えて、この実施形態では、背面128から基板部分202内に向けて凹状に形成された溝状部分204が設けられている。先行する実施形態における背面128から離れる方向に向けて突出し傾斜した複数の面に代えて、背面128内に陥入して形成された凹部を区画する4つの傾斜した面が設けられている。4つの傾斜した面は、四角形の底面206に向けて収束している。溝状部分206は、背面128から凹んでいる。よって、溝状部分206は、目盛り34から視認されたときに、表面22より後方へ突出するかのような像を形成することはもちろん、指示記号28から視認されることがある背面128を越えてさらに後方へ突出するかのような像を形成する。
溝状部分204をもつ計器盤200の利点は、図4のような突出部分122をもつ基板部分102が採用される場合に比べて、計器盤200は少ない材料量によって成型することができ、かつ計器盤200は小さい空間を占めるということである。言い換えると、基板部分202の全体の厚さは、厚さ104内に抑えることができる。一方で、基板部分102の厚さは、厚さ104内に抑えることができない。基板部分102の厚さは、背面128から小さい四角形の平面126が突出する距離だけ大きくなってしまう。
(第3実施形態)
図11において、成型部品である計器盤300が図示されている。計器盤300においては、目盛り304と指示記号306とが基板部分302の表面22から凹状に形成されている。目盛り304および指示記号306は計器盤300に関する例として示されている。表面22上に設けられる他の目盛りおよび指示記号も、同じ態様をもって成型され、構成されている。指示記号306および指示記号306を画定する目盛り304は、計器盤300にさらに他の三次元的特徴を与えるために、表面22から内部に向けて凹状あるいは溝状と呼びうる形状に成型されている。目盛り304のための溝状部分308は、底面と、4つの側面とによって形成されている。4つの側面は、互いに対向する2つの側面の対を、2対だけ提供する。それら4つの側面は、表面22の面に対してほぼ垂直である。それら4つの側面は、表面22の面に対してほぼ垂直な角を形成するように交差している。2対の対向側面のそれぞれは、表面22の面に対してほぼ90度の角度をなしている。代替的に、溝状部分308は、2対の傾斜した対向側面によって形成することができる。2対の傾斜した対向側面のそれぞれは、表面22の面に対して90度ではない角度をなしている。基板部分302は透明か半透明の光を透過する樹脂材料によって形成されているから、溝状部分308を形成する複数の面は、表面22の見え方に深さを与え、表面22の見え方を向上させる。特に、目盛り304がLED106によって照明されたときに、その効果が顕著となる。表面22は、インクによって塗装されているが、溝状部分308の複数の面は塗装されていない。溝状部分308の複数の面においては、依然として透明性または半透明性が維持されている。よって、観察者によって表面22が見られるときに、計器盤300の三次元的な見え方がさらに向上される。さらに、観察者が目盛り304を見るとき、図3に図示された三次元的形状も観察される。
(第4実施形態)
図12において、本発明の他の実施形態が図示に基づいて説明される。計器装置400は、表面402と、指針404と、ハウジング406とを有する。ハウジング406は、表面402の外周縁を規定している。表面402の外周の部分において、しかし、ハウジング406によって提供される境界の内側において、選定された速度上昇分ごとの主要な速度上昇を示すために、一連の主指示記号408が設けられている。車両の速度を計測するために選定された単位がmphである場合、速度の主要なステップは時間当たり5マイルごと、10マイルごと、または20マイルごとに設定することができる。図12に描かれるように、0、20、40、60などのような主要なステップを採用することができる。同様に、計器装置400は、主指示記号408間の速度を示す副指示記号を有していてもよい。同様に、計器装置400は、車両の速度を計測するために選定された補助単位がkm/hである場合、km/hを単位とする副指示記号を、追加的に有していてもよい。
図12に描かれるように、主指示記号408の位置は、目盛りを使用することによって、表面402の上において画定することができる。複数の目立たない小目盛り412が、2つの主要な大目盛り414の間に設けられている。主要な大目盛り414は、観察者から見た視覚上の大きさが、小目盛り412より大きい。例えば、大目盛り414は、表面402上においてゼロから160mphまでの間の速度を20mph毎に画定するために用いられている。同様に、km/hを計測単位として採用する国においては、大目盛り414は、表面402上においてゼロから240km/hまでの間の速度を20km/h毎に画定するために用いられる。小目盛り412は、大目盛り414によって画定されていない速度を画定するために用いられる。
表面402には、指針404の回転中心の周りに、複数の環状の模様が現れている。環状の模様は、円形である。環状の模様は弧状に形成されてもよい。これらの環状の模様は、表面402を提供する複数の環状平面によって提供されている。複数の環状平面は、径方向に隣り合う2つの環状平面の観察者からの距離が互いに異なるように配置される。言い換えると、複数の環状平面が、段階的に配置されることによって環状の模様が形成されている。複数の指示記号408は、指針404の回転中心の周りに、環状に配列されている。同様に、目盛り412、414も、指針404の回転中心の周りに、環状に配列されている。
(第5実施形態)
図13において、本発明のさらに他の実施形態が図示されている。より具体的には、図13は、図12に図示された計器装置400の部分断面図を示している。他の図と同様に、計器盤の一部が斜視図として図示されている。計器盤は、リング状の成型部品であるリング部材500と、板状計器盤502とを組み合わせて構成されている。これらは接続されている。よって、計器盤を構成するために2つの部品が組み合わせられている。部品のひとつは、複数の数字からなる指示記号をもつ板状計器盤502である。部品のひとつは、指示記号を画定する複数の目盛りをもつリング部材500である。板状計器盤502とリング部材500とは、組み立て可能である。リング部材500と板状計器盤502とが構成する計器盤の第1面には、板状計器盤502によって、指示記号408をもつ表面部分が提供されている。計器盤の第1面には、リング部材500によって、指示記号408の径方向外側に位置する目盛り508をもつリング状の目盛り部分が提供されている。リング状の目盛り部分は、表面部分に対して、90度の関係にない。リング部分500が提供する目盛り部分面と、板状計器盤502が提供する表面部分面とは、わずかな高さの差を有しているが、ほぼ同じ高さに位置している。しかも、目盛り部分面と表面部分面とは、互いに90度の角度関係にはなく、わずかな傾斜関係にあるいか、またはほぼ平行な関係にある。よって、目盛り部分面と表面部分面とによって奏される三次元的な見え方はそれほど顕著なものではない。しかし、目盛り部分面に開設された目盛り508内に見える形状は、上記のような計器盤の第1面の配置にもかかわらず、顕著な三次元的な見え方を提供する。
板状計器盤502とリング部材500とは、従来から知られた手段によって接続することができる。例えば、ねじなどの締結部材を用いることができる。また、接着剤などの接着手段を用いてもよい。さらに、リング部材500と板状計器盤502との素早い連結を可能とするスナップフィットと呼ばれる係合部分を用いてもよい。板状計器盤502の表面22はインク層によって塗装されている。例えば、黒いインク層によって塗装されている。塗装は、板状計器盤502の光を透過させるべき部分を除いて施されている。例えば、指示記号が存在する部分、より具体的には主指示記号408が位置付けられた部分は、塗装されていない。
リング部材500は、計器装置400の複数の部品からは独立した部品として樹脂によって成型されている。リング部材500を他の部品から独立した分離部品として成型することの利点は、リング部材500に対して異なる板状計器盤502を組み合わせることができることである。言い換えると、異なる板状計器盤502を選択的に採用可能である。例えば、計器装置が使用される国において要求される計測単位(mph、km/hなど)に応じて、製造工程において板状計器盤502を選択することができる。
図13は、リング部材500から離れるように後方へ突出する突出部分504をもつリング部材500を図示している。より具体的には、突出部分504は、板状計器盤502の穴または開口506を貫通して突出する。穴または開口506は、目盛り508の直接的な背後に設けられている。数字120の指示記号408を画定する目盛り508を光線510、512が通過する前に、光線510、512は、突出部分504を通過しなければならない。突出部分504は、リング部材500の背面514から離れるように後方に向けて突出している。突出部分504は、四角錐台の形状を有しており、リング部材500の一部として一体的に成型されている。
図13の突出部分504は、すでに詳細に説明された図4の突出部分122と同様のものである。突出部分504は、リング部材500の背面を越えて後方へ突出することはもちろん、板状計器盤502を越えて後方へ突出している。板状計器盤502とリング部材500とから構成された計器盤の表面22を見る観察者が目盛り508を見ると、図3に図示されたような三次元的な見え方が得られる。突出部分504が四角錐台の形状をもつことによって、三次元的な見え方を提供することができる。突出部分504は、平行な2つの四角形の面のうち、大きいほうの面を突出部分504の基部に位置付けて構成されている。突出部分504と同様の四角錐台の詳細な説明については、図4、5、および6に関連する説明を参照することができる。
(第6実施形態)
図14において、さらに他の実施形態が図示されている。計器盤は、リング状の成型部品であるリング部材600を備える。リング部材600は、板状の計器盤502とは分離した部品である。リング部材600は、樹脂を成型して製造されている。リング部材600の背面602には、LED106からの光を捕える溝状部分604が設けられている。溝状部分604は、表面22を見ている観察者に対して、照明された大目盛り34の見え方を提供する。より具体的には、目盛り606を通して前面から見ている観察者に対して、溝状部分604は、図6に図示された傾斜した面130、132、134、および136を伴って、図3に図示されるような見え方を提供する。つまり、溝状部分604の底面である四角形部分608は、背面602から所定距離だけ離れるように、リング部材600内に向けて凹状に成型されている。リング部材600の前面610と四角形部分608との間の距離は、前面610と背面602との間の距離より短い。よって、前面610への近さは、背面602よりも四角形部分608のほうが近いといえる。背面602は、板状計器盤502の表面22上に一致している。背面602からの溝状部分604の凹み量は、板状計器盤502の厚さよりも十分に大きい。よって、溝状部分604は、目盛り606から視認されたときに、リング部材600の背面602を越えて後方へ突出するかのような像を形成することはもちろん、板状計器盤502を越えて後方へ突出するかのような像を形成する。
溝状部分604が成型されたリング部材600を備える計器盤の利点は、少ない材料によって成型された軽く明るい部分は、配置空間も小さくてすむということである。少なくとも図13に図示され説明された突出部分504をリング部材600に成型した場合より、材料量を少なくすることができ、配置空間を小さくすることができる。言い換えると、リング部材600の全体の厚さは、厚さ612内に抑えることができる。一方で、リング部材500の厚さは、厚さ612内に抑えることができない。リング部材500の厚さは、背面514から突出部分504が突出する距離だけ大きくなってしまう。リング部材600を除いて、図14に図示された構成部品の配置とバランスとは、図13に図示されたものと同じである。
(第7実施形態)
図15において、さらに他の実施形態が図示されている。計器盤は、リング状の成型部品であるリング部材700を備える。リング部材700は、板状計器盤702と締結されている。板状計器盤702とリング部材700とは、従来から知られた手段によって接続することができる。例えば、ねじなどの締結部材を用いることができる。また、接着剤などの接着手段を用いてもよい。さらに、リング部材700と板状計器盤702との素早い連結を可能とするスナップフィットと呼ばれる係合部分を用いてもよい。板状計器盤702の表面22はインク層によって塗装されている。例えば、黒いインク層によって塗装されている。塗装は、板状計器盤702の光を透過させるべき部分を除いて施されている。例えば、指示記号が存在する部分、より具体的には主指示記号408が位置付けられた部分は、塗装されていない。
リング部材700は、図示された複数の部品からは独立した部品として透明な、または半透明な樹脂によって成型されている。リング部材700を他の部品から独立した分離部品として成型することの利点は、リング部材700に対して異なる板状計器盤702を組み合わせることができることである。言い換えると、異なる板状計器盤702を選択的に採用可能である。例えば、計器装置が使用される国において要求される計測単位(mph、km/hなど)に応じて、製造工程において板状計器盤702を選択することができる。
図15は、リング部材700から離れるように後方へ突出する突出部分704をもつリング部材700を図示している。より具体的には、突出部分704は、板状計器盤702の穴または開口706を貫通して突出する。穴または開口706は、目盛り708の直接的な背後に設けられている。数字120の指示記号408を画定する目盛り708を光線710、712が通過する前に、光線710、712は、突出部分704を通過しなければならない。突出部分704は、リング部材700の背面714から離れるように後方に向けて突出している。突出部分704は、四角錐台の形状を有しており、リング部材700の一部として一体的に成型されている。
図15の突出部分704は、すでに詳細に説明された図4の突出部分122、および図13の突出部分504と同様のものである。板状計器盤702とリング部材700とから構成された計器盤の表面22を見る観察者が目盛り708を見ると、図3に図示されたような三次元的な見え方が得られる。突出部分704が四角錐台の形状をもつことによって、三次元的な見え方を提供することができる。突出部分704は、平行な2つの四角形の面のうち、大きいほうの面を突出部分704の基部に位置付け、一体的に成型して構成されている。つまり、突出部分704が突出する基部は、リング部材700の背面714と一体的な部分である。突出部分704と同様の四角錐台の詳細な説明については、図4、5、および6に関連する説明を参照することができる。
図15のリング部材700の他の特徴は、リング部材700内へ向けて凹状に形成された溝状の目盛り708である。目盛り708は、リング部材700内へ向けて凹状に形成される目盛りの一例として示されたものである。他の目盛りについても、同様に、リング部材700内へ向けて凹状に形成されてもよい。目盛り708は、リング部材700に三次元的な特徴をさらに付加するために、リング部材700内に向けて凹状に形成されている。目盛り708のための溝状部分716は、底面と、4つの側面とによって形成されている。4つの側面は、互いに対向する2つの側面の対を、2対だけ提供する。それら4つの側面は、表面22の面に対してほぼ垂直である。それら4つの側面は、表面22の面に対して鋭い角を形成するように交差している。2対の対向側面のそれぞれは、表面22の面に対してほぼ90度の角度をなしている。
代替的に、目盛り708の溝状部分716は、2対の対向する傾斜した面によって形成することができる。傾斜した表面はそれぞれ、表面22に対して90度ではない角度をなす。リング部材700は透明か半透明の光を透過する樹脂材料によって形成されているから、溝状部分716を形成する複数の面は、それが表面22に対して傾斜していても、垂直であっても、表面22の見え方に深さを与え、表面22の見え方および目盛り708の見え方を向上させる。特に、目盛り708がLED106によって照明されたときに、その効果が顕著となる。
リング部材708の表面718と表面22とは、インクによって塗装されているが、溝状部分716の複数の面は塗装されていない。溝状部分716の複数の面においては、光を観察者の目に向けて反射したり、あるいは光を観察者の目に向けて透過させたりするために、依然として透明性または半透明性が維持されている。よって、観察者によってリング部材700が見られるときに、リング部材700の三次元的な見え方がさらに向上される。
(第8実施形態)
図16において、本発明の他の実施形態が図示に基づいて説明される。図16は、インサート成型部品である計器盤800を図示している。インサート成型部品は、膜部材または板部材と呼ぶことのできる板状部材802と、リング部材804との組み合わせである。板状部材802は、樹脂成型部品であるリング部材804を成型する際にインサート成型される。他の実施形態と同様に、計器盤800の表面22から後方へ向けて離れるように突出部分806が突出している。突出部分806が形成された位置の計器盤800の厚さは、計器盤800の他の部分、例えば表面22の領域の厚さ808よりも厚くされている。
板状部材802は、成型工程において、成型部品であるリング部材804に熱的に接合され、および/または、押し付けられて一体化された単一の部品を形成する。
計器盤800の利点は、成型部品であるリング部材804に表面22をもつ板部材を接合するために必要される締結部材や接着材を用いる必要がないことである。突出部分806は、目盛り810の直接的な背後に、または目盛り810の直下に配置されている。このような配置は、照明された目盛り810の正面が観察者によって見られたときに、目盛り810に三次元的な見え方を与える。なお、目盛り810は、LED106によって照明されることがある。
観察者が目盛り810を見る方向に関して、第1の目盛り端部814は、突出部分806の第1谷部816に整列している。第2の目盛り端部818は、突出部分806の第2谷部820に整列している。突出部分806を形成する四角錐台の小さいほうの四角形の平面830は、第1短辺822、第2短辺824、第1長辺826、および第2長辺828によって区画されている。それらの辺822、824、826、および828は、観察者が目盛り810を見る方向に関して、目盛り810の範囲内に位置付けられている。
また、それらの辺822、824、826、および828は、観察者が目盛り810を正面から見たときに、目盛り810に三次元的な見え方を与える。目盛り810の三次元的な見え方の一例は、図3に示されている。図16に関連した上記の説明は、目盛り810と、それに関連付けられた突出部分806とに焦点を当てたものであったが、その説明は、表面838において視認することができる他のすべての目盛り832、834、および836にも適用可能である。
以上に述べた実施形態の説明は、図示と説明のために与えられたものである。そこには、発明を限定する意図や、網羅的にする意図はない。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、その特定の実施形態に限定されない。しかし、具体的に図示され説明されていない限り、適用可能であれば、それらは互いに入れ替え可能であり、特定の選ばれた実施形態において利用可能である。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、多くの手法に変形可能でもある。それらの変形例は本発明からの派生物として考慮されるべきではなく、すべてのそれらの変形例は本発明の技術的範囲に属するべきものとして意図されている。
10 車両、12 ダッシュパネル、14 クラスターパネル、16 運転席、18 車室、20 計器装置、22 表面、24 指針、26 ハウジング、28 主指示記号、30 副指示記号、32 小目盛り、34 大目盛り、100 計器盤、102 基板部分、106 発光ダイオード、122 突出部分、背面 128、138 突出部分、200 計器盤、202 基板部分、204 溝状部分、300 計器盤、302 基板部分、308 溝状部分、400 計器装置、402 表面、404 指針、406 ハウジング、500 リング部材、502 板状計器盤、504 突出部分、600 リング部材、602 リング部材、604 溝状部分、700 リング部材、702 板状計器盤、704 突出部分、716 溝状部分、800 計器盤、802 板状部材、804 リング部材、806 突出部分。

Claims (20)

  1. 複数の指示記号と、前記指示記号の径方向外側に設けられた複数の目盛りとを第1面に有する計器盤と、
    前記計器盤の第2面から突出する突出部分と、
    前記突出部分内に前記突出部分を通る光を供給する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードからの光を前記突出部分内に指向させる前記計器盤に直接に搭載された反射器ケースと、
    前記突出部分に指向された光は、前記突出部分を通り、前記目盛りを通り、そして、前記計器盤の前記第1面へ前記目盛りから出ることを特徴とする計器装置。
  2. 前記突出部分は、前記計器盤の前記第2面から最も遠い側の面に、複数の尖った頂点と谷とを備えることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記突出部分は、前記計器盤の前記第1面にある前記目盛りに直接に整列していることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  4. 前記突出部分は、四角錐台の形状であることを特徴とする請求項3に記載の計器装置。
  5. 前記指示記号は、数字記号を含み、前記数字記号と前記目盛りとは、前記計器盤に溝状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の計器装置。
  6. 前記計器盤は、前記指示記号と前記目盛りと前記突出部分とを有する単一の成型部品であることを特徴とする請求項5に記載の計器装置。
  7. 前記計器盤は、
    複数の前記指示記号をもつ板状計器盤と、
    複数の前記目盛りと前記突出部分とをもつリング状成型部品とを含む複数の部品を備え、
    前記板状計器盤と前記リング状成型部品とは組み立て可能であることを特徴とする請求項5に記載の計器装置。
  8. 前記突出部分は、前記計器盤の前記第2面と平行な平面をもつ四角錐台の形状であることを特徴とする請求項7に記載の計器装置。
  9. 複数の指示記号と、前記指示記号の径方向外側に設けられた複数の目盛りとを第1面に有する計器盤と、
    前記指示記号と前記目盛りとの反対側である前記計器盤の第2面に一体的に成型された溝状部分と、
    前記溝状部分内に前記溝状部分を通る光を供給する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードからの光を前記溝状部分内に指向させる前記計器盤に直接に搭載された反射器ケースと、
    前記溝状部分に指向された光は、前記溝状部分を通り、そして、前記計器盤の前記第1面へ前記目盛りから出ることを特徴とする計器装置。
  10. 前記溝状部分における前記計器盤の厚さは、前記指示記号における前記計器盤の厚さより小さいことを特徴とする請求項9に記載の計器装置。
  11. 前記溝状部分は、前記目盛りに直接に整列していることを特徴とする請求項10に記載の計器装置。
  12. 前記計器盤は、前記指示記号と前記目盛りと前記突出部分とが内部に位置付けられた単一の成型部品であることを特徴とする請求項11に記載の計器装置。
  13. 前記計器盤は、
    複数の前記指示記号をもつ板状計器盤と、
    複数の前記目盛りと前記溝状部分とをもつリング状成型部品とを含む複数の部品を備え、
    前記板状計器盤と前記リング状成型部品とは組み立て可能であることを特徴とする請求項11に記載の計器装置。
  14. 前記溝状部分は、前記計器盤の前記第2面と平行な平面をもつことを特徴とする請求項9に記載の計器装置。
  15. 単一部品の計器盤をもつ計器装置において、
    前記計器盤の第1面に指示記号をもつ表面部分と、
    前記指示記号の径方向外側に位置する目盛りを前記計器盤の前記第1面にもつリング状の目盛り部分と、
    前記計器盤の前記第2面から突出し、前記目盛りに直接に整列している突出部分と、
    前記突出部分内にそこを通る光を供給する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードからの光を前記突出部分内に指向させる前記計器盤に直接に搭載された反射器ケースと、
    前記突出部分に指向された光は、前記突出部分を通り、前記目盛りを通り、そして、前記計器盤の前記第1面へ前記目盛りから出ることを特徴とする計器装置。
  16. 前記リング状の目盛り部分は、前記表面部分に対して、90度の関係にないことを特徴とする請求項15に記載の計器装置。
  17. 前記突出部分は、前記計器盤の前記第1面の前記目盛りに直接に整列していることを特徴とする請求項16に記載の計器装置。
  18. 前記突出部分は、四角錐台の形状であることを特徴とする請求項17に記載の計器装置。
  19. 前記指示記号と前記目盛りとは前記計器盤に溝状に形成されていることを特徴とする請求項18に記載の計器装置。
  20. 前記計器盤は、単一の成型部品であり、
    前記突出部分は、前記計器盤の前記第2面と平行な平面をもつ四角錐台の形状であることを特徴とする請求項7に記載の計器装置。
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