JP2011042229A - タイヤ用トレッド、タイヤ及びタイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材14にPCT48を一体化するにあたり、PCT48を構成するトレッド本体50の内周面に熱可塑性材料からなる接合層52が接合されている。このため、PCT48に設けた熱可塑性材料からなる接合層52と、熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材14との接合部が熱可塑性材料同士の接合となる。この結果、曲面となっているタイヤ骨格部材14の接合部においても均一で安定した接合面を確保することが可能になる。
【選択図】図3
Description
しかしながら、使用後のゴムはリサイクルの用途に制限があり、焼却してサーマルリサイクルする、破砕して道路の舗装材料として用いる等して処分することが行われていた。
近年では、軽量化やリサイクルのし易さから、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等をタイヤ材料として用いることが求められている。
例えば、特許文献1には、熱可塑性の高分子材料を用いて成形された空気入りタイヤが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、ポリエステル系のエラストマーを金型に注入することにより製造したタイヤ骨格部材(ケース)とゴム製のトレッドとを一体化するにあたり、タイヤの組立て工程において、曲面となっているタイヤ骨格部材の外周上にクッションゴムや接着剤を配置し、その上にトレッドを配置し、さらに、タイヤ骨格部材とトレッドとを加硫によって接合する。このため、接合作業が煩雑になり、タイヤ骨格部材とトレッドとの接合部に均一で安定した接合面を確保することが困難である。この結果、接合強度を確保する点において改良が求められている。
以下に、図面にしたがって本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態のタイヤ12は、従来一般のゴム製の空気入りタイヤと略同様の断面形状を呈している。
タイヤ12は、図1及び図2に示すように、ビードコア20が埋設されてリム18に接触されるタイヤビード部22から、タイヤ径方向外側に延びるタイヤサイド部24を経て、タイヤサイド部24同士を連結するタイヤセンター(クラウン部26)を備え、これらが本体用熱可塑性材料で構成されたタイヤ骨格部材14を備えている。そして、このタイヤ骨格部材14のタイヤ外周面側の位置、すなわちクラウン部26の外側に、ゴム製のトレッド16が貼り付けられて、車両のリム18に装着されるタイヤ12となる。
また、本実施形態のタイヤ骨格部材14では、後述するように、タイヤ骨格部材14が2つの分割体14A、14Bを接合することで構成されており、接合面36が接合用熱可塑性材料38で接合されている。
接合用熱可塑性材料38は、分割体14A、14Bを構成している熱可塑性材料と同種の熱可塑性材料であっても良いが、異種の熱可塑性材料であっても良い。同種の材料とすれば、タイヤ骨格部材14を全体として1つの熱可塑性材料で構成できるので、低コストとなる。また、異種材料とすれば、本体用熱可塑性材料と接合用熱可塑性材料との、それぞれ好ましい特性を有する材料とすることが可能である。
また、熱可塑性樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
シール層28を形成するゴムとしては、従来一般のゴム製の空気入りタイヤのビード部外面に用いられているゴムと同種のゴムを用いることが好ましい。なお、熱可塑性材料のみでリム18との間のシール性が確保できれば、ゴムのシール層28を省略してもよく、また、タイヤ骨格部材14を形成する熱可塑性材料よりもシール性に優れる他の種類の熱可塑性材料を用いてもよい。
クラウン部26のタイヤ径方向外周側にはトレッド16が配置されており、本実施形態では、トレッド16が、トレッド16の外周部を構成するトレッド本体50と、トレッド本体50の内周面に形成された熱可塑性材料からなる接合層52と、を備えている。
図3に示すように、本実施形態では、トレッド本体50と接合層52とを備えた、帯状のタイヤ用トレッドとしてのPCT(Pre−Cured Tread)48を製造し、タイヤ骨格部材14の外周部に接合し、図1に示すトレッド16とする工程を有する製造方法である。
図4に示すように、PCT製造用金型60は上金型60Uと下金型60Sとで構成されており、これら上金型60Uと下金型60Sとは図4の紙面垂直方向に沿った長尺形状となっている。
従って、PCT製造用金型60内の下金型60S側となる位置に接合層52となる熱可塑性材料62のシートを配置し(敷いておき)、上金型60U側となる位置にトレッド本体50となる未加硫ゴム64を配置し(敷いて)、PCT製造用金型60内で加硫することで最終形状のPCT48を製造する。なお、接合層52となる熱可塑性材料62のシートの配置と未加硫ゴム64の配置の順番は逆でもよい。
この際、PCT48のトレッド本体50に、上金型60Uによって所定のトレッドパターンが形成される。
また、熱可塑性材料62と未加硫ゴム64との間に接着剤からなる接着層66を挟んで(接着剤を1層或いは2層塗布して)、PCT製造用金型60内で加硫することで最終形状のPCT48を製造してもよい。なお、接着剤としては、塩化ゴム系接着剤、フェノール系樹脂接着剤、イソシアネート系接着剤、ハロゲン化ゴム系接着剤、トリアジンチオール系接着剤など、を用いることができる。
また、熱可塑性材料62と未加硫ゴム64との間にクッションゴム(接着用未加硫ゴム)からなる接着層66、又は接着剤とクッションゴム(接着用未加硫ゴム)とからなる接着層66を挟んで配置し、PCT製造用金型60内で加硫することで最終形状のPCT48を製造してもよい。
なお、未加硫ゴム64については、予め必要な幅と厚さに成形されたシート状の未加硫ゴム64をPCT製造用金型60内の下金型60S側となる位置に配置することができる。
帯状PCT48の他の製造方法としては、図5(A)及び図6に示すように、トレッド本体50を成形する第1のトレッド用金型としてのPCT製造用金型70と、最終形状のPCT48を成形する第2のトレッド用金型としてのPCT製造用金型72とを使用してもよい。
即ち、トレッド本体50を成形するPCT製造用金型70は上金型70Uと下金型70Sとで構成されており、これら上金型70Uと下金型70Sとは図5(A)の紙面垂直方向に沿った長尺形状となっている。
従って、PCT製造用金型70内の下金型70S側と上金型70Uとの間にトレッド本体50となる未加硫ゴム74を配置し、又は流し込み、PCT製造用金型70内で加硫することでトレッド本体50を製造する。この際、トレッド本体50の上部には、上金型70Uによって所定のトレッドパターンが形成される。
従って、トレッド本体50の下面側には、下金型70Sの凸部78と凹部80に対応した凹凸が形成される。
なお、図8に示すように、下金型70Sに形成する凸部78の長手方向から見た断面形状は、根元部78Aの幅W1が頂部78Bの幅W2と同じ(W1=W2)矩形状としてもよい。
また、下金型70Sにおける未加硫ゴム74との接合部となる上面に凹凸を設けず平面としてもよい。
さらに、接着層66がクッションゴム(接着用未加硫ゴム)を含む場合には、加硫しきれないクッションゴムをPCT48とタイヤ骨格部材14との接合後、タイヤ全体を金型や加硫缶に入れて加硫してもよい。
即ち、図5(B)に示す接合層52を成形する第1のトレッド用金型71(下金型71Sと上金型71U)と、図6に示す最終形状のPCT48を成形する第2のトレッド用金型72とを使用する。この場合には、第1のトレッド用金型71内に熱可塑性材料76を配置し接合層52を成形し、第1のトレッド用金型71から取り出した接合層52と、トレッド本体50となる未加硫ゴム74とを第2のトレッド用金型72内に配置し、加硫することで最終形状のPCT48を製造することが可能になる。なお、この場合には、第1のトレッド用金型71の下金型71Sをそのまま利用し、上金型71Uを上金型72Uに交換することで最終形状のPCT48を製造することが可能になる。
図3に示すように、本実施形態における帯状PCT48とタイヤ骨格部材14との接合方法は、帯状PCT48の下面(タイヤ骨格部材14の外周部に対向する側)に向けてヒーターとファンからなる加熱装置84で生成した熱風(図3の矢印W)を当て、PCT48の接合層52の下表面を溶融し、タイヤ骨格部材14を矢印A方向に回転させながら、PCT48を巻き付けることでPCT48の接合層52がタイヤ骨格部材14の外周面に接合される。
また、熱風で加熱する代わりに、赤外線を照射して加熱しても良い。また、熱可塑性材料が軟化して互いに接合できれば、熱可塑性材料は必ずしも溶融させなくても良い。
また、PCT48の接合層52の下面と、タイヤ骨格部材14の外周部におけるPCT48の接合層52の溶着予定部位とに熱風を当て、各々の表面のみを溶融してからPCT48の接合層52をタイヤ骨格部材14に溶着しても良い。
また、再生タイヤで用いられるPCTの台タイヤへの接合に用いられる加硫缶による加熱によってPCT48の接合層52とタイヤ骨格部材14を溶着しても良い。
また、PCT48の長手方向両端部48Aの接合方法は、図10に示すように、タイヤ骨格部材14の半径方向に沿って平行配置された垂直端面同士の間に未加硫ゴム86を充填した状態で加硫する方法で接合する。
上記説明から分かるように、本実施形態のタイヤ12ではその製造過程において、熱可塑性材料からなる(で形成された)タイヤ骨格部材14にPCT48を一体化するにあたり、PCT48を構成するトレッド本体50の内周面に熱可塑性材料からなる接合層52が接合されている。このため、トレッド本体50の内周面に設けた接合層52と、熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材14との接合部が熱可塑性材料同士の接合となる。この結果、曲面となっているPCT48とタイヤ骨格部材14の接合部においても均一で安定した接合面を確保することが可能になり、タイヤ骨格部材14とトレッド16との接合強度を十分確保できる。
即ち、材質の違いによって互いに接合し難いPCT48のトレッド本体50と接合層52とは、PCT製造用金型60又はPCT製造用金型70、72を使用し平面状態で接合することで、均一で安定した接合面を確保することができると共に、曲面となっているタイヤ骨格部材14とPCT48との接合部においては、熱可塑性材料同士の接合とすることで、均一で安定した接合面を確保することができる。
また、本実施形態では、タイヤ骨格部材14とPCT48とを接合する際に、従来必要とされていたタイヤ12の全体を加硫するための大型で高価な加硫装置が必要ない。また、サイズに応じて金型を用意する必要がない。
以下に、図面にしたがって本発明の第2の実施形態を説明する。
図12及び図13に示すように、本実施形態は、図1に示すタイヤ12を製造する際に、環状(円環状)のタイヤ用トレッドとしてのPCT90をタイヤ骨格部材14の外周部に接合する工程を有するものである。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態のPCT製造用金型92は、複数(本実施形態では合計で2つ)の外金型部材92Sと、複数(本実施形態では合計で8つ)の内金型部材92Uとで構成されている。
図14及び図15に示すように、PCT90はトレッド本体91と接合層93とを有している。また、PCT製造用金型92の外金型部材92Sはタイヤ外周側から、PCT90のトレッド本体部91を隙間無く覆うことができる。
なお、図示を省略したが、外金型部材92Sのそれぞれにおける、PCT90のトレッド本体91との接触面には、所定のトレッドパターンを形成するための凹凸が形成されている。
従って、図14に示すように、PCT製造用金型92の外金型部材92Sの内周部に、PCT90のトレッド本体91を形成する予め円環状につないだ未加硫ゴムを配置すると共に、この未加硫ゴムの内周面に接合層93を形成する熱可塑性材料を配置(例えば、溶融した熱可塑性材料をコーティング)し、外金型部材92Sと内金型部材92Uとで挟んで加硫し、環状のPCT90を製造する。なお、熱可塑性材料と未加硫ゴムとの間に接着剤と接着用未加硫ゴムとの少なくとも一方からなる接着層を挟んでもよい。
また、第1のトレッド用金型で環状のトレッド本体91のみを形成し、その後、第2のトレッド用金型でトレッド本体91と接合層93とを有する環状のPCT90を形成してもよい。この場合、外金型部材92Sはそのままで内金型部材94、96のみを交換してもよい。この際、第1のトレッド用金型で環状のトレッド本体91の内周部に複数の凹凸を形成し、第2のトレッド用金型内ではこれらの凹部に熱可塑性材料が結合し(噛み込まれ)、所謂、アンカー効果によってトレッド本体91と接合層93とが流動後接合(結合)されるようにしてもよい。
また、第1のトレッド用金型で環状の接合層93のみを形成し、その後、第2のトレッド用金型でトレッド本体91と接合層93とを有する環状のPCT90を形成してもよい。この場合、外金型部材92Sのみを交換してもよい。この際、第1のトレッド用金型で熱可塑性材料76からなる環状の接合層93の外周部に複数の凹凸を形成し、第2のトレッド用金型内ではこれらの凹部にトレッド本体91となるゴムが流動後結合し(噛み込まれ)、所謂、アンカー効果によってトレッド本体91と接合層93とが接合(結合)されるようにしてもよい。
なお、PCT90の外周部には、外金型部材92Sによって所定のトレッドパターンが形成される。
本実施形態における環状PCT90とタイヤ骨格部材14との接合方法では、図12及び図13に示すように、環状PCT90治具100によって拡径し、拡径したPCT90の内周側に、タイヤ骨格部材14を配置する。
具体的に説明すると、治具100は円盤状の台座101の上面に、複数(本実施形態では合計で8つ)の移動ブロック102を備えている。これらの移動ブロック102は、シリンダ等の移動手段(図示省略)で台座101の内周方向(図12の矢印E方向)と外周方向(図12の矢印F方向)へ移動される。また、各移動ブロック102には、それぞれ複数(本実施形態では合計で2本)のピン104が立設されている。
従って、環状PCT90を全てのピン104の外周側に配置し、各移動ブロックを外周方向(図12の矢印F方向)へ移動することでPCT90を拡径する。その後、環状PCT90の内周面(タイヤ骨格部材14の外周部に対向する側)に加熱装置(図示省略)で生成した熱風を当て、PCT90の接合層93の内周面を溶融すると共に、タイヤ骨格部材14を拡径されたPCT90の内周側に配置する。
なお、タイヤ骨格部材14は、各移動ブロック102に設けたピン104と、台座101の内周部における円形に沿った位置に立設された複数のピン106との間に配置する。
なお、環状PCT90の内周面を熱風で加熱する代わりに、赤外線を照射して加熱しても良い。なお、熱可塑性材料が軟化して互いに接合できれば、熱可塑性材料は必ずしも溶融させなくても良い。
また、PCT90の接合層93の内周面と、タイヤ骨格部材14の外周部におけるPCT90の接合層93の溶着予定部位とに熱風を当て、各々の表面のみを溶融してからPCT90の接合層93をタイヤ骨格部材14に溶着しても良い。また、再生タイヤで用いられるPCTの台タイヤへの接合に用いられる加硫缶による加熱によってPCT90の接合層93とタイヤ骨格部材14を溶着しても良い。
上記説明から分かるように、本実施形態のタイヤ12ではその製造過程において、熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材14にPCT90を一体化するにあたり、PCT90を構成するトレッド本体91の内周面に熱可塑性材料からなる接合層93が接合されている。このため、PCT90に設けた接合層93と、熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材14との接合部が熱可塑性材料同士の接合となる。この結果、曲面となっているタイヤ骨格部材14の接合部においても均一で安定した接合面を確保することが可能になり、タイヤ骨格部材14とトレッド16との接合強度を十分確保できる。
また、本実施形態では、タイヤ骨格部材14とPCT90とを接合する際に、従来必要とされていたタイヤ12の全体を加硫するための大型で高価な加硫装置が必要ない。また、サイズに応じて金型を用意する必要がない。
上記実施形態のタイヤ12は、チューブレスタイプのタイヤであったが、図17に示すように、本実施形態のタイヤ112は、熱可塑性材料からなる円環状とされた中空のチューブ120をタイヤ幅方向に複数本(本実施形態では3本)配置し、それらの外周部分に、トレッド16の外周部を構成するベルト122を埋設したトレッド本体50と、トレッド本体50の内周面に形成された熱可塑性材料からなる接合層52と、を備えたトレッド16が接合された構成であり、チューブ120に係合する凹部を備えたリム124に装着されるものである。なお、このタイヤ112にはビードコアは設けられていない。
また、タイヤ132は、図19に示すように、1本のチューブ130(2つのチューブ半体130Aからなる)を用い、そのチューブ130の外周部分に、トレッド16の外周部を構成するベルト122を埋設したトレッド本体50と、トレッド本体50の内周面に形成された熱可塑性材料からなる接合層52と、を備えたトレッド16が接合された構成とすることもできる。
また、上記各実施形態では、加硫済み(トレッドパターンも形成されている)のPCT48、90をタイヤ骨格部材に接合する場合のタイヤ製造方法を挙げているが、半加硫状態のトレッドをタイヤ骨格部材に接着する接着してもよい。
なお、ゴム製のトレッド16の代わりに、タイヤ骨格部材を形成する熱可塑性材料よりも耐摩耗性に優れる他の種類の熱可塑性材料で形成したトレッドを用いてもよい。
また、タイヤ骨格部材(例えば、タイヤビード部22、タイヤサイド部24、クラウン部26等)に、補強材(高分子材料や金属製の繊維、コード、不織布、織布等)を埋設配置し、補強材でタイヤ骨格部材を補強してもよい。
また、上記実施形態で説明した製造工程の順番は一例であり、各工程の順番を適宜変更してもよい。
14 タイヤ骨格部材
16 トレッド
18 リム
20 ビードコア
22 タイヤビード部
24 タイヤサイド部
26 クラウン部
32 補強コード層
34 補強コード
36 接合面
38 接合用熱可塑性材料
48 帯状PCT(タイヤ用トレッド)
50 トレッド本体
52 接合層
60 PCT製造用金型
62 熱可塑性材料
64 未加硫ゴム
66 接着層
70 PCT製造用金型(第1のトレッド用金型)
72 PCT製造用金型(第2のトレッド用金型)
74 トレッド本体
76 熱可塑性材料
78 凸部
80 凹部
84 加熱装置
86 未加硫ゴム
90 環状のPCT(タイヤ用トレッド)
91 トレッド本体
93 接合層
92 PCT製造用金型
94 内金型部材
96 内金型部材
100 治具
112 タイヤ
114 タイヤ骨格部材
120 チューブ
130 チューブ
Claims (9)
- トレッド本体の内周面に熱可塑性材料からなる接合層を有するタイヤ用トレッド。
- 熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材と、
前記タイヤ骨格部材の外周面側の位置に設けられたトレッド本体と、
熱可塑性材料からなり前記トレッド本体の内周面に形成され、前記タイヤ骨格部材の外周部と接合された接合層と、
を有するタイヤ。 - トレッド用金型内に熱可塑性材料と未加硫ゴムとを配置し、加硫することでトレッド本体の内周面に熱可塑性材料からなる接合層が形成されたタイヤ用トレッドを製造する工程と、
前記タイヤ用トレッドを熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材の外周部に接合する工程と、
を含むタイヤの製造方法。 - 第1のトレッド用金型内に未加硫ゴムを配置し、加硫することでトレッド本体を製造する工程と、
第2のトレッド用金型内に熱可塑性材料と前記トレッド本体とを配置し、加硫することで前記トレッド本体の内周面に前記熱可塑性材料からなる接合層が形成されたタイヤ用トレッドを製造する工程と、
前記タイヤ用トレッドを熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材の外周部に接合する工程と、
を含むタイヤの製造方法。 - 第1のトレッド用金型内に熱可塑性材料を配置し、熱可塑性材料からなる接合層を製造する工程と、
第2のトレッド用金型内にトレッド本体となる未加硫ゴムと前記接合層とを配置し、加硫することで前記トレッド本体の内周面に前記接合層が形成されたタイヤ用トレッドを製造する工程と、
前記タイヤ用トレッドを熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材の外周部に接合する工程と、
を含むタイヤの製造方法。 - 前記熱可塑性材料と前記トレッド本体の間に接着剤を塗布した請求項3〜5の何れか1項に記載のタイヤの製造方法。
- 前記熱可塑性材料と前記トレッド本体の間に接着用未加硫ゴムを配置した請求項3〜5の何れか1項に記載のタイヤ用の製造方法。
- 第1のトレッド用金型内に未加硫ゴムを配置し、加硫することで内周面側に凹凸を有するトレッド本体を形成する工程と、
第2のトレッド用金型内に熱可塑性材料と前記トレッド本体とを配置し、加硫することで前記トレッド本体の凹凸と前記熱可塑性材料とを接合させトレッド本体の内周面に熱可塑性材料からなる接合層が形成されたタイヤ用トレッドを製造する工程と、
前記タイヤ用トレッドを熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材の外周部に接合する工程と、
を含むタイヤの製造方法。 - 第1のトレッド用金型内に熱可塑性材料を配置し、外周面側に凹凸を有する接合層を形成する工程と、
第2のトレッド用金型内にトレッド本体となる未加硫ゴムと前記接合層とを配置し、加硫することで前記接合層の凹凸と前記未加硫ゴムとを接合させトレッド本体の内周面に熱可塑性材料からなる接合層が形成されたタイヤ用トレッドを製造する工程と、
前記タイヤ用トレッドを熱可塑性材料からなるタイヤ骨格部材の外周部に接合する工程と、
を含むタイヤの製造方法。
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