JP2011041964A - 連続鋳造設備の鋳片案内装置 - Google Patents

連続鋳造設備の鋳片案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011041964A
JP2011041964A JP2009192213A JP2009192213A JP2011041964A JP 2011041964 A JP2011041964 A JP 2011041964A JP 2009192213 A JP2009192213 A JP 2009192213A JP 2009192213 A JP2009192213 A JP 2009192213A JP 2011041964 A JP2011041964 A JP 2011041964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
cooling
roll
supply pipe
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009192213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5306107B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawaguchi
浩志 川口
Fumiki Asano
文樹 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009192213A priority Critical patent/JP5306107B2/ja
Publication of JP2011041964A publication Critical patent/JP2011041964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5306107B2 publication Critical patent/JP5306107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】鋳片案内装置において、ストレート型のノズルを用いて鋳片と案内ロールとを確実に冷却する。
【解決手段】本発明の鋳片案内装置1は、鋳片Sを挟み込んで長手方向に案内する案内ロール8と案内ロール8を内周面で支持するフレーム7と案内ロール8を冷却するロール冷却手段10と鋳片Sを冷却する鋳片冷却手段9とを備えている。冷却手段9、10は冷却剤を鋳片S又は案内ロール8に噴霧する複数のストレート型の冷却ノズル18、27とフレーム7の外周面に長手方向に沿って伸びる冷却剤供給管19、28とを備えていて、冷却ノズル18、27はその先端が鋳片Sの幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられ、冷却剤供給管19、28は鋳片Sの幅方向中央を挟んで一方側と他方側とに分かれて配備されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、連続鋳造設備において案内ロールを用いて鋳片を案内する鋳片案内装置であって、特に、案内ロールと鋳片との双方を冷却する手段を備えた鋳片案内装置に関するものである。
近年、連続鋳造設備において鋳片を冷却する際に、冷却による鋳片品質の劣化を起こしにくいという点や制御可能な冷却範囲が広範囲に亘る点から、旧来の水噴霧冷却に替わって例えば特許文献1〜特許文献3のようなミスト噴霧冷却(気水噴霧冷却)が主流に行われるようになっている。
一方、鋳片を案内する案内ロールに対しても、スケールの付着防止やロールの長寿命化の観点から鋳片同様に冷却を行う技術が提案されている。例えば特許文献4には、水噴霧冷却によりロールを効率よく冷却する技術が開示されている。ところが、これらの水噴霧冷却によるロールの冷却においても、鋳片の水噴霧冷却と同様に、ロールに噴霧された水が飛び散って鋳片表面に付着する、あるいはロールに衝突した水が流れ落ちて鋳片表面に付着することにより、鋳片の温度制御に悪影響を与えることがある。
そこで、特許文献5には、これら水噴霧冷却の欠点を回避するために、鋳片を冷却するために噴霧されたミストの一部をロール冷却にも用いて、ミストにより鋳片とロールとの双方を冷却できるようにした鋳片案内装置も開発されている。
特開平6−335756号公報 特開平7−108357号公報 特開2000−254763号公報 特開2002−126859号公報 特開平4−279260号公報
ところで、ミスト噴霧冷却を行う場合は、冷却水を供給する冷却水ヘッダ管と空気を供給する空気ヘッダ管からなる冷却剤供給管と、冷却水をミスト状に噴射するノズルとを設ける必要がある。
ノズルは、冷却水ヘッダ管から供給された冷却水と空気ヘッダ管から供給された空気とを混合する混合部(気水混合部)、ミスト状に噴射するノズル先端部(ノズルチップ)、混合部とノズル先端部とを繋ぐパイプなどから構成される。
ノズルに関しては、案内ロールとフレームと冷却剤供給管との三者の位置関係により、さまざまな形状のものが用いられている。例えば、パイプが直線状に伸びた「ストレート型」のノズル、L字状に曲がった「エルボ型」のノズル、直線状のパイプの一部が傾斜状に曲がった「ベンド型」のノズル、またはパイプを三次元状に複雑に曲げ加工した「三次元曲げ加工型」のノズルなどである。このようなノズルの中でも、噴霧されたミストの分布に偏りが無く、製作が容易で、ノズル先端部の取付位置の精度に優れるなどの点から、ミスト噴霧冷却には混合部とノズル先端部とを繋ぐパイプが直線状の「ストレート型」のノズルを用いるのが最も好ましいとされている。
例えば、案内ロールの冷却を行わない鋳片冷却のみの場合は、ストレート型のノズルを鋳片案内装置に問題なく組み込むことができる。例えばブルームやビレットなどのように鋳片の幅が狭い場合であれば、ノズルは鋳片の各側面に対して幅方向に1箇所設けられていれば十分である。それゆえ、1本1本のノズルを、その先端部が鋳片の幅方向中央(または、厚み方向中央)を向くように且つ鋳片から距離をあけて取り付ければよい。そして、このような取り付け方のノズルを長手方向に沿って複数並べれば、ストレート型のノズルであっても鋳片案内装置に問題なく組み込むことができる。
この場合、ノズルに空気や冷却水を供給する冷却剤供給管(空気ヘッダ管や冷却水ヘッダ管)は、鋳片案内装置のフレームの外周側を長手方向に沿うように配設されていて、幅方向中央に並んだ複数のノズルの基端側(混合部側)を長手方向に結んでいる。
一方、鋳片の冷却を行わず案内ロール冷却のみの場合も、上記同様にストレート型のノズルを鋳片案内装置に問題なく組み込むことができる。この場合、1本1本のノズルを、そのノズル先端部が案内ロールの幅方向中央を向くように且つ所定の距離をあけて取り付ければよい。
ところが、鋳片冷却および案内ロール冷却の双方をミスト噴霧冷却で行う場合には、鋳片冷却用のノズルと案内ロール冷却用のノズルとが鋳片の幅方向中央に一列に並ぶことになる。そうすると、それぞれのノズルに冷却剤を送る2系統の冷却剤供給管を、フレームの外周側の同位置に配設する必要が発生し、2系統の冷却剤供給管をフレームの外周側に2階建て構造(内外に重なり合う構造)で配備することが考えられる。
その場合、例えば外側の冷却剤供給管にストレート型のノズルを取り付けようとしても、内側の冷却剤供給管が邪魔になってノズルを配備することができないという事態が生じてしまう。
このような冷却剤供給管とノズルとの干渉を回避するためには、鋳片冷却用又は案内ロール冷却用のいずれか一方にエルボ型やベンド型などの非ストレート型のノズルを採用せざるを得ず、鋳片冷却とロール冷却との双方に性能が優れるストレート型のノズルを採用することが困難になる。
また、鋳片冷却用の冷却剤供給管とロール冷却用の冷却剤供給管とが内外に重なり合う構造を採用すると、いずれかの冷却剤供給管がフレームの外周側に大きく飛び出して設けられるため、鋳片案内装置のサイズが大きなものとなってしまう。当然、このような鋳片案内装置を限られたスペースしか許容されない工場内に設置することは好ましいものではない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、鋳片と案内ロールとの双方をストレート型のノズルを用いて確実に冷却することができ、また配管をコンパクトにまとめて設置に大きなスペースを必要としない冷却機能を備えた連続鋳造設備の鋳片案内装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の連続鋳造設備の鋳片案内装置は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明の連続鋳造設備の鋳片案内装置は、連続鋳造設備に備えられた鋳型から引き抜かれた鋳片を挟み込んで長手方向に案内する案内ロールと、この案内ロールを内周面で支持するフレームと、前記案内ロールを冷却するためのロール冷却手段と、前記鋳片を冷却するための鋳片冷却手段とを備えた鋳片案内装置であって、
前記鋳片冷却手段は冷却剤を前記鋳片の側面に噴霧する複数のストレート型の鋳片冷却ノズルとこれらの鋳片冷却ノズルに前記冷却剤を供給すると共に前記フレームの外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備された鋳片冷却剤供給管とを備え、前記ロール冷却手段は前記冷却剤を案内ロールに噴霧する複数のストレート型のロール冷却ノズルとこれらのロール冷却ノズルに前記冷却剤を供給すると共に前記フレームの外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備されたロール冷却剤供給管とを備えていて、前記鋳片冷却ノズルはその基端が前記鋳片冷却剤供給管に連結され且つ先端が前記鋳片の幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられ、前記ロール冷却ノズルはその基端が前記ロール冷却剤供給管に連結され且つ先端が前記案内ロールの幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられており、前記鋳片冷却剤供給管が前記鋳片の幅方向中央を挟んで一方側に配備されると共に前記ロール冷却剤供給管が前記鋳片の他方側に配備されていることを特徴とする。
なお、前記鋳片冷却ノズルとロール冷却ノズルとは長手方向に沿って交互に配置されるのが好ましい。
さらに、前記鋳片冷却剤供給管とロール冷却剤供給管には、それぞれのノズルに冷却水を供給する冷却水ヘッダ管と、それぞれのノズルに空気を供給する空気ヘッダ管とが、2管一体に備えられているのが良い。
なお、前記冷却水ヘッダ管及び空気ヘッダ管は長手方向と垂直な方向に扁平な断面を有する角鋼管から構成されており、前記鋳片冷却剤供給管及びロール冷却剤供給管は前記冷却水ヘッダ管の角鋼管と前記空気ヘッダ管の角鋼管とがそれぞれの長辺側の側面が鋳片側面に対峙するように且つ長辺側の側面が互いに対面し合うように重ね合わされているのが好ましい。
本発明の連続鋳造設備の鋳片案内装置によれば、ノズル先端部の取付位置の精度に優れるストレート型のノズルを用いて鋳片と案内ロールとを確実に冷却でき、配管構造がシンプルであるため設置に大きなスペースを必要とすることもない。
本発明の鋳片案内装置が設けられた連続鋳造設備の側面図である。 図1のA部分(鋳片案内装置)の正面図である。 図2の要部拡大図である。 図3のB−B線断面図である。 (a)は冷却剤供給管及び空気供給管の正面図、(b)は同側面図である。 図5のD−D線断面図である。 ロール冷却手段と鋳片冷却手段とのノズル取り付け位置を比較して示した図である。
以下、本発明に係る鋳片案内装置の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1は、本発明の鋳片案内装置1が設けられた連続鋳造設備2を示している。
連続鋳造設備2は、ブルームやビレットなどの鋳片Sを連続的に鋳造する設備であって、取鍋3から供給される溶鋼を一時的に貯留するタンディッシュ4と、このタンディッシュ4からの溶鋼が供給される鋳型5と、鋳型5の下部に鋳造方向(長手方向)に沿って設けられた鋳片案内装置1とを有している。
タンディッシュ4は、全体として有底箱形となっており、タンディッシュ4の底部に浸漬ノズル6が設けられている。浸漬ノズル6は、図示しないスライドバルブ或いはストッパーの開閉によりタンディッシュ4から鋳型5への溶鋼の注入を停止又は再開できるようになっている。
図1〜図4に示すように、鋳片案内装置1は、鋳型5から引き抜かれた鋳片Sを挟み込んで鋳片Sを長手方向に沿って案内するものであり、案内と同時に鋳片の冷却も行っている。
鋳片案内装置1は鋳片Sを囲むように鋳片Sの周りに配置されたフレーム7を備えており、このフレーム7には鋳片Sを挟み込んで案内する複数の案内ロール8と、鋳片Sを冷却するための鋳片冷却手段9と、案内ロール8を冷却するためのロール冷却手段10と、が備えられている。
図1に示すように、鋳片Sは、鋳型5で連続して鋳造されることにより長尺に形成されており、鋳型5の形状に合わせて切断面(長手方向に対して垂直な方向に切断した断面)が略矩形状に形成されている。
なお、本明細書においては、この鋳片Sの4つの側面のうち、相対的に表面積が大きい面(図4の上下面)を広面11と呼び、表面積が小さい面(図4の左右側面)を狭面12と呼ぶ。また、図4の紙面における左右方向を鋳片案内装置1を説明する際の幅方向(左右方向)と、また図4の紙面の上下方向を厚み方向(上下方向)と呼ぶ。さらに、図4の紙面において鋳片Sから離れる方向を鋳片案内装置1を説明する際の外側と、近づく方向を内側と呼ぶ。
図2及び図3に示すように、フレーム7は、長手方向に沿って長尺状に形成された第1フレーム13と、幅方向又は厚み方向に沿って長尺状に形成された第2フレーム14とを井桁状に組み合わせた(組み木状とした)上で溶接することで、長手方向に長尺で内部が中空とされた構造物として形成されている。
第1フレーム13は、鋳片Sの広面11側及び狭面12側のそれぞれにおいて、互いに平行に2本ずつ設けられた角鋼材から構成されている。この各側面に設けられた2本の第1フレーム13は鋳片Sの幅方向中央または鋳片Sの厚み方向中央を挟んで対称となる位置に配備されており、それぞれの第1フレーム13の内周側には案内ロール8を回転自在に支持する軸受部15が取り付けられている。
第2フレーム14は、幅方向又は厚み方向に沿って取り付けられた角鋼材で構成され、この角鋼材は略コ字状の断面を備えたものとなっている。第2フレーム14は、各側面に設けられた2本の第1フレーム13のそれぞれと垂直に交差するように取り付けられており、長手方向に案内ロール数本分(本実施形態では案内ロール3〜4本分)の間隔をあけて配備されている。
図4に示すように、案内ロール8は、鋳片Sを厚み方向に沿って挟み込む1組の広面案内ロール16と、鋳片Sを幅方向に沿って挟み込む1組の狭面案内ロール17とを備えている。広面案内ロール16及び狭面案内ロール17は、鋳片Sの広面11に接触する広面案内ロール16の方が狭面12に接触する狭面案内ロール17よりロール幅が長くなるように形成されている。
広面案内ロール16は、幅方向を向く軸回りに回動自在となるように、広面11側に配置された第1フレーム13の内周側の軸受部15に支持されている。狭面案内ロール17は、厚み方向を向く軸回りに回動自在となるように、狭面12側に配置された第1フレーム13の内周側の軸受部15に支持されている。広面案内ロール16及び狭面案内ロール17は、鋳型5からの本数(長手方向の位置)が同じロール間ではいずれのロール径も同じであり、鋳片Sを4方向からほぼ同じ面圧で押さえ込める構成となっている。
広面案内ロール16及び狭面案内ロール17は、長手方向に沿って鋳型5から離れるに連れてロール径が徐々に大きくなるように形成されている。本実施形態では、広面案内ロール16及び狭面案内ロール17は、鋳型5から4本目までが小径ロールとされており、5本目以降が小径ロールよりロール径の大きな大径ロールとされている。このように長手方向に沿ってロール径を大きくすることにより、案内ロール8は、シェルの凝固が進んだ硬質の鋳片Sであっても強固な力で確実に押さえ込める構成となっている。
次に、本願発明の特徴的な構成である「鋳片と案内ロールを冷却する手段」、すなわち、鋳片冷却手段9とロール冷却手段10とについて詳しく説明する。
本発明の鋳片冷却手段9は、冷却剤を鋳片Sの側面に噴霧する複数のストレート型の鋳片冷却ノズル18と、これらの鋳片冷却ノズル18に冷却剤を供給すると共にフレーム7の外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備された鋳片冷却剤供給管19とを備えている。また、本発明のロール冷却手段10は、冷却剤を案内ロール8に噴霧する複数のストレート型のロール冷却ノズル27とこれらのロール冷却ノズル27に冷却剤を供給すると共にフレーム7の外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備されたロール冷却剤供給管28とを備えている。
鋳片冷却ノズル18はその基端が鋳片冷却剤供給管19に連結され且つ先端が鋳片Sの幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられており、ロール冷却ノズル27はその基端がロール冷却剤供給管28に連結され且つ先端が案内ロール8の幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられている。
そして、本発明の鋳片案内装置1は、この鋳片冷却剤供給管19が鋳片Sの幅方向中央を挟んで一方側に配備されると共にロール冷却剤供給管28が鋳片Sの他方側に配備されていることを特徴とするものである。
なお、鋳片冷却手段9やロール冷却手段10は鋳片Sの各面(広面11及び狭面12)のそれぞれに対して同じように配備されているため、以降の説明では広面11側に設けられたもの(図2の正面に見えるもの)を例示して本発明の鋳片冷却手段9及びロール冷却手段10を説明する。また、鋳片冷却手段9とロール冷却手段10とには後述する冷却水ヘッダ管20及び空気ヘッダ管21のようにそれぞれに共通して設けられる部材が存在する場合がある。そこで、以降の説明では、例えば鋳片冷却手段9に設けられる冷却水ヘッダ管については冷却水ヘッダ管20aというように、またロール冷却手段10に設けられる冷却水ヘッダ管については冷却水ヘッダ管20bというように、符号末尾にa又はbを付して鋳片冷却手段9及びロール冷却手段10を説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、鋳片冷却手段9は、冷却剤を鋳片Sの側面に噴霧する複数のストレート型の鋳片冷却ノズル18と、これらの鋳片冷却ノズル18に冷却剤を供給する鋳片冷却剤供給管19とを備えている。この鋳片冷却手段9に用いられる冷却剤は、冷却水のミストであり、冷却水と空気とが所定の混合率で混合されたものを霧化したものである。
鋳片冷却剤供給管19は、鋳片冷却ノズル18に冷却水を供給する冷却水ヘッダ管20aと、鋳片冷却ノズル18に空気を供給する空気ヘッダ管21aとが、2管一体に備えられている。これらの冷却水ヘッダ管20a及び空気ヘッダ管21aは、いずれも内部が中空とされた角鋼管で形成されており、それぞれ角鋼管が複数の鋳片冷却ノズル18に冷却剤を供給できるように長手方向に沿って配置されており、冷却水や空気を複数の鋳片冷却ノズル18のそれぞれに移送できるようになっている。
冷却水ヘッダ管20a及び空気ヘッダ管21aを構成する角鋼管は、長手方向と垂直な断面が扁平な略長方形状に形成されており、長辺側の側面が短辺側の側面より広くなるようになっている。これらの角鋼管はそれぞれの長辺側の側面を鋳片Sの側面に対峙させて(それぞれの長辺側の側面を鋳片S側に向けて)且つ長辺側の側面が角鋼管同士で互いに対面し合うように重なり合って配置されており、十分な流路面積を確保しつつも鋳片冷却剤供給管19がフレーム7から外側に向かって大きく突出しないようになっている。なお、本実施形態の鋳片冷却剤供給管19では、鋳片Sに近い側の角鋼管が冷却水ヘッダ管20aとされ、鋳片Sから遠い側の角鋼管が空気ヘッダ管21aとされている。
冷却水ヘッダ管20a及び空気ヘッダ管21aは、長手方向の両端側にフレーム7への取り付けを可能とする取付部材22aを備えている。この取付部材22aは、一端がヘッダ管20a、21aに溶接等により接合されており、他端がフレーム7の第1フレーム13表面にボルトなどを用いて係合されており、冷却水ヘッダ管20a及び空気ヘッダ管21aの双方を2管一体でフレーム7に固定できるようになっている。
鋳片冷却剤供給管19の側方(鋳片Sの幅方向中央を通る中心線Cから遠い側、幅方向内側)には、冷却水ヘッダ管20aと空気ヘッダ管21aとの双方に直交するように鋳片冷却ノズル18が長手方向に間隔をあけて複数(本実施形態の場合では6本)配備されている。
なお、この鋳片冷却ノズル18及び後述するロール冷却ノズル27の取り付け間隔や配置は本発明の特徴であるため、これらの特徴については後ほど詳しく説明する。
図6に実線で示すように、鋳片冷却ノズル18は、鋳片冷却剤供給管19から供給された空気と冷却水とを所定の混合率で混合してミストを発生させる混合部23aと、混合部23aで発生したミストをノズル先端部24aに送るパイプ25aと、パイプ25aにより送られてきたミストを所定の噴射角度(幅方向の角度・鋳片流れ方向の厚み角度)や分布で噴霧するノズル先端部24a(ノズルチップ26a)とを備えている。鋳片冷却剤供給管19の幅方向左端(鋳片Sの幅方向中央を通る中心線Cから遠い側、幅方向外側)には板状に形成された供給管取付部材29aが複数の鋳片冷却ノズル18に対応してそれぞれ設けられている。この供給管取付部材29aは冷却水ヘッダ管20aと空気ヘッダ管21aとを一体に連結すると共に、鋳片冷却ノズル18との間に設けられた供給管取付ボルト32aを介して鋳片冷却剤供給管19に鋳片冷却ノズル18を固定している。
混合部23aは、冷却水ヘッダ管20a及び空気ヘッダ管21aに隣接して設けられており、空気ヘッダ管21aから空気を、また冷却水ヘッダ管20aからは冷却水を内部に供給できるようになっている。混合部23aは、内部に供給された空気に冷却水ヘッダ管20aからの冷却水を混合してミスト(冷却水の微粒子)を生成できるようになっている。混合部23aの内部で生成されたミストは、パイプ25に送られる。
パイプ25aは、ステンレス製のストレートチューブであり、混合部23aで生成されたミストを内部に収容して移送できるようになっている。パイプ25aは、鋳片Sの側面を基準とする法線方向に管軸が向くように取り付けられている。
このようにパイプにストレートチューブを用いたノズルを本発明ではストレート型という。ストレート型のノズルには、パイプが直線状のもの以外にも、噴霧するミストの分布に影響しない程度に折れ曲がったものや湾曲したものが含まれる。
鋳片冷却ノズル18にこのようなストレート型のノズルを用いる理由は以下の通りである。すなわち、エルボ型やベンド型などのノズルに用いられる湾曲したチューブの場合では、チューブの湾曲した部分を通過する際に混合部23aで生成されたミストに大きな遠心力が加わって、ミスト分布特性に影響を与える可能性がある。特に、チューブの湾曲した部分がノズルチップに近く、遠心力が鋳片Sの幅方向に沿って作用する場合には、ミストの分布に偏りが生じる可能性が高い。しかし、湾曲した部分がないストレートチューブの場合では、パイプ25a内を移送されるミストに余計な遠心力が加わる虞がないため、ノズル先端部24aからミストを均一な分布で噴射(噴霧)することが可能となる。
ノズル先端部24aには、ミストを鋳片S側に向かって噴射するノズルチップ26aが取り付けられている。このノズルチップ26aには、鋳片S側に向かって開口すると共にノズル内外に連通した細孔(図示略)が形成されている。この細孔は、ミストが所定の噴射角度で広がるように所定の開口形状に調整されている。
ロール冷却手段10は、鋳片冷却手段9と同様に、冷却剤を案内ロール8に噴霧する複数のストレート型のロール冷却ノズル27と、これらのロール冷却ノズル27に冷却剤を供給するロール冷却剤供給管28とを備えている。
ロール冷却ノズル27及びロール冷却剤供給管28は、先に説明した鋳片冷却ノズル18及び鋳片冷却剤供給管19に対して、ロール冷却剤供給管28の長手方向に沿った長さ、ロール冷却剤供給管28に対するロール冷却ノズル27の取付位置、ロール冷却ノズル27のパイプ25bの長さ、ノズル先端部24bに取り付けられるノズルチップ26bなどが異なっているが、それ以外については同じ構造を備えている。
図7に示すように、ロール冷却剤供給管28は、鋳片冷却剤供給管19と同じように空気ヘッダ管21b、冷却水ヘッダ管20b、取付部材22bを備えているが、長手方向の長さが鋳片冷却剤供給管19より長く形成されており、鋳片冷却剤供給管19より多数のノズルに対して冷却剤を供給できるようになっている。このように鋳片冷却剤供給管19をロール冷却剤供給管28より長手方向に短くしているのは次のような理由からである。
すなわち、鋳片冷却剤供給管19の1管当たりの長さを短くして長手方向に複数の鋳片冷却剤供給管19を配備すれば、長手方向に並んだ複数の鋳片冷却ノズル18が鋳片冷却剤供給管19毎に長手方向にいくつかのゾーンに分割され、それぞれゾーンの鋳片冷却ノズル18を独立に制御することができる。その結果、例えば上流側の鋳片冷却ノズル18の冷却強さを下流側の鋳片冷却ノズル18より強くして、鋳片Sの上流側を下流側より強く冷却することが可能となる。
なお、本実施形態では、ロール冷却は鋳片冷却ほどゾーンを細分化して制御する必要がないのでロール冷却剤供給管28は複数のゾーンに分割されていないものを例示しているが、ロール冷却剤供給管28を複数のゾーンに分割しても良い。
図6に点線で示すように、ロール冷却ノズル27のパイプ25bは、冷却対象である案内ロール8の外周面がロール径の分だけ鋳片Sの側面よりノズルに近い位置にあるため、鋳片冷却ノズル18より短い長さに形成されている。
また、鋳片冷却ノズル18のノズルチップ26aが鋳片Sの側面における鋳片の流れ方向に対して広い範囲を冷却できるように広い噴射角度でミストを噴霧できるように形成されていたのに対して、ロール冷却ノズル27のノズル先端部24bに設けられたノズルチップ26bでは、鋳片の流れ方向に対する噴射角度が鋳片冷却ノズル18より小さいものが使用されている。
ところで、鋳片冷却ノズル18とロール冷却ノズル27とを幅方向中央に集中して配備すると、これらのノズルに冷却剤を供給する鋳片冷却剤供給管19とロール冷却剤供給管28とが互いに位置的に干渉する。
そこで、本発明の鋳片案内装置1では、鋳片冷却剤供給管19とロール冷却剤供給管28との位置的な干渉を回避するために、鋳片冷却剤供給管19を鋳片Sの幅方向中央を挟んで一方側に配備すると共に、ロール冷却剤供給管28を鋳片Sの幅方向中央を挟んだ他方側に配備している。
すなわち、図2に示すように、鋳片冷却手段9の鋳片冷却剤供給管19は鋳片Sの幅方向中央を通る中心線Cより左側にオフセットした位置に配備されており、またロール冷却手段10のロール冷却剤供給管28は鋳片Sの幅方向中央を通る中心線Cより右側にオフセットした位置に配備されている。それゆえ、鋳片冷却剤供給管19とロール冷却剤供給管28とが位置的に干渉することはない。
また、鋳片冷却剤供給管19の左側(幅方向外側)には冷却剤を供給元から鋳片冷却剤供給管19に供給する元配管30が設けられており、ロール冷却剤供給管28の右側(外側)には冷却剤を供給元からロール冷却剤供給管28に供給する元配管31が設けられている。鋳片冷却剤供給管19に設けられた元配管30は鋳片冷却剤供給管19からさらに左側に伸びており、ロール冷却剤供給管28に設けられた元配管31はロール冷却剤供給管28からさらに右側に伸びている。それゆえ、これらの元配管30、31が鋳片冷却剤供給管19やロール冷却剤供給管28に位置的に干渉することもない。
そして、鋳片冷却剤供給管19についてはその右側(中心線Cに近い側、幅方向内側)に鋳片冷却ノズル18が、またロール冷却剤供給管28についてはその左側(中心線Cに近い側、幅方向内側)にロール冷却ノズル27が取り付けられており、鋳片冷却剤供給管19に対する鋳片冷却ノズル18の取付側とロール冷却剤供給管28に対するロール冷却ノズル27の取付側とは左右で勝手反対となっている。このように鋳片冷却ノズル18とロール冷却ノズル27との取付側を互いに勝手反対とすれば、冷却ノズル18とロール冷却ノズル27とを鋳片Sの幅方向中央を通る中心線Cに沿って配置することが可能となり、それぞれのノズルから鋳片S及び案内ロール8の中央にミストを噴射してこれらを確実に冷却することが可能となる。
一方、鋳片冷却ノズル18は長手方向に並んだ案内ロール8の間に配置されると共にこれらのロール8の間から挿し込まれたノズル先端部24aより鋳片Sにミストを噴射する構成となっているのに対して、ロール冷却ノズル27は鋳片冷却ノズル18の間に設けられると共に案内ロール8の外周面からの距離が一定になる位置にそれぞれ取り付けられたノズル先端部24bから案内ロール8にミストを噴射する構成となっているため、鋳片冷却ノズル18の取付位置とロール冷却ノズル27の取付位置とは長手方向に互いにずれることになる。つまり、鋳片冷却ノズル18とロール冷却ノズル27とは長手方向に交互にそれぞれのノズルが配置される千鳥配置となっており、これらのノズル同士が長手方向に位置的な干渉を起こすこともない。
なお、鋳片冷却ノズル18とロール冷却ノズル27とは、フレーム7の外側から内側の鋳片Sに向かってフレーム7を横切るように伸びているため、これらのノズルの中には幅方向又は厚み方向に沿って取り付けられた第2フレーム14と交差するものが存在する。そこで、本発明の第2フレーム14には、鋳片冷却ノズル18又はロール冷却ノズル27と交差する位置に円形又は半円形に切り欠かれたノズル挿入口33が形成されている。このようなノズル挿入口33を第2フレーム14に形成すれば、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27のノズル先端部24をノズル挿入口33に挿し込んで鋳片Sや案内ロール8に接近させることが可能となり、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27と第2フレーム14とが位置的に干渉を起こすこともない。
つまり、上述の鋳片案内装置1は、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27は鋳片Sの幅方向中央(又は厚み方向中央)に集中的に配置されているが、これらのノズル18、27に冷却剤を供給する冷却剤供給管19、28や元配管30、31などの供給配管はノズル18、27の右側と左側とに別々にまとめられており、鋳片冷却ノズル18及びロール冷却ノズル27も取付側が互いに左右で勝手反対であると共に長手方向に千鳥配置となっているといった互いの位置的な干渉を回避する配置が採用されているため、配管構造がコンパクトになり、設置スペースに余裕がないような狭小エリアにも容易に設置することが可能となる。
また、上述の鋳片案内装置1では、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27同士が互い干渉し合わない配置(千鳥配置)となっており、また冷却剤供給管19、28同士や元配管30、31同士も互いに干渉し合わない配置であるため、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27のいずれにもエルボ型やベンド型などのノズルを用いる必要がない。それゆえ、上述の鋳片案内装置1では、これらのノズル18、27の双方にストレート型のノズルを用いることができるため、ミストを偏り無く噴霧し、ノズルの製作も容易に行え、またノズル(ノズル先端部24)を精度良く取り付けることも可能となる。
なお、図7に示すように、複数の鋳片冷却剤供給管19のうち、最も上流側に設けられる鋳片冷却剤供給管19については、鋳片冷却剤供給管19の上端近傍に上流側に隣接するロールスタンドや鋳型5が接近するため、これらとの位置的な干渉から鋳片冷却剤供給管19の上端を十分に上方まで伸ばすことができない場合がある。このような場合は、鋳片冷却剤供給管19の最も上流側に取り付けられる鋳片冷却ノズル18に上方に向かってくの字状に折れ曲がったパイプ25aを備えたものを用いることができ、図7の(E)に示すようにストレートのパイプ25aを備えたものであっても、パイプ25aを上方に向かって傾斜するように取り付けることもできる。
なお、最も下流側に設けられる鋳片冷却剤供給管19についても、ロールスタンドとの位置的な干渉が問題となる場合がある。あるいは最も上流側や下流側以外の鋳片冷却剤供給管19であっても、フレーム7や他の部材との位置的な干渉が問題となる場合がある。このような場合にも、くの字状に折れ曲がったパイプ25aを備えたものを用いても良いし、パイプ25aを上方あるいは下方に向かって傾斜するように取り付けても良い。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。
上記実施形態では、最も上流側に設けられる鋳片冷却剤供給管19に取り付けられるものを除き、全ての鋳片冷却ノズル18及びロール冷却ノズル27がストレート型のノズルとされたものを例示した。しかし、鋳片冷却ノズル18及びロール冷却ノズル27の一部には、エルボ型やベンド型などの非ストレート型のノズルを用いても良い。
例えば、上記実施形態では冷却水と空気とを混合して生成されるミストを用いて鋳片Sや案内ロール8を冷却する鋳片案内装置1を例示した。しかし、鋳片案内装置1は、冷却剤として冷却水だけを用いて鋳片Sや案内ロール8を冷却するものであっても良い。
この場合、鋳片冷却剤供給管19やロール冷却剤供給管28には冷却水ヘッダ管20aのみが備えられ、鋳片冷却ノズル18やロール冷却ノズル27には冷却水を散水するスプレーノズルを用いることもできる。
本実施形態では、ブルーム、ビレットを鋳片Sとして鋳造する連続鋳造設備に設けられた鋳片案内装置1を例示したが、本発明の鋳片案内装置1に設けられる冷却手段の構造は、スラブなどを鋳造する連続鋳造設備の鋳片案内装置にも採用可能である。
本実施形態では、第2フレーム14を円形又は半円形に切り欠いたノズル挿入口33を例示したが、ノズル挿入口33としては第2フレーム14を例えば長円形や矩形などのように円形や半円形以外の形状に切り欠いたものを用いることもできる。
1 鋳片案内装置
2 連続鋳造設備
3 取鍋
4 タンディッシュ
5 連続鋳造用鋳型
6 浸漬ノズル
7 フレーム
8 案内ロール
9 鋳片冷却手段
10 ロール冷却手段
11 広面
12 狭面
13 第1フレーム
14 第2フレーム
15 軸受部
16 広面案内ロール
17 狭面案内ロール
18 鋳片冷却ノズル
19 鋳片冷却剤供給管
20 冷却水ヘッダ管
21 空気ヘッダ管
22 取付部材
23 混合部
24 ノズル先端部
25 パイプ
26 ノズルチップ
27 ロール冷却ノズル
28 ロール冷却剤供給管
29 供給管取付部材
30 鋳片冷却用の元配管
31 ロール冷却用の元配管
32 供給管取付ボルト
33 ノズル挿入口
C 中心線
S 鋳片

Claims (4)

  1. 連続鋳造設備に備えられた鋳型から引き抜かれた鋳片を挟み込んで長手方向に案内する案内ロールと、この案内ロールを内周面で支持するフレームと、前記案内ロールを冷却するためのロール冷却手段と、前記鋳片を冷却するための鋳片冷却手段とを備えた鋳片案内装置であって、
    前記鋳片冷却手段は、冷却剤を前記鋳片の側面に噴霧する複数のストレート型の鋳片冷却ノズルと、これらの鋳片冷却ノズルに前記冷却剤を供給すると共に前記フレームの外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備された鋳片冷却剤供給管とを備え、
    前記ロール冷却手段は、前記冷却剤を案内ロールに噴霧する複数のストレート型のロール冷却ノズルと、これらのロール冷却ノズルに前記冷却剤を供給すると共に前記フレームの外周面に長手方向に沿って伸びるよう配備されたロール冷却剤供給管とを備えていて、
    前記鋳片冷却ノズルは、その基端が前記鋳片冷却剤供給管に連結され且つ先端が前記鋳片の幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられ、
    前記ロール冷却ノズルは、その基端が前記ロール冷却剤供給管に連結され且つ先端が前記案内ロールの幅方向中央を向くように長手方向に並んでそれぞれ取り付けられており、
    前記鋳片冷却剤供給管が前記鋳片の幅方向中央を挟んで一方側に配備されると共に、前記ロール冷却剤供給管が前記鋳片の他方側に配備されていることを特徴とする連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  2. 前記鋳片冷却ノズルとロール冷却ノズルとが長手方向に沿って交互に配置されることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  3. 前記鋳片冷却剤供給管とロール冷却剤供給管には、それぞれのノズルに冷却水を供給する冷却水ヘッダ管と、それぞれのノズルに空気を供給する空気ヘッダ管とが、2管一体に備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
  4. 前記冷却水ヘッダ管及び空気ヘッダ管は、長手方向と垂直な方向に扁平な断面を有する角鋼管から構成されており、
    前記鋳片冷却剤供給管及びロール冷却剤供給管は、前記冷却水ヘッダ管の角鋼管と前記空気ヘッダ管の角鋼管とが、それぞれの長辺側の側面が鋳片側面に対峙するように且つ長辺側の側面が互いに対面し合うように重ね合わされていることを特徴とする請求項3に記載の連続鋳造設備の鋳片案内装置。
JP2009192213A 2009-08-21 2009-08-21 連続鋳造設備の鋳片案内装置 Active JP5306107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009192213A JP5306107B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 連続鋳造設備の鋳片案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009192213A JP5306107B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 連続鋳造設備の鋳片案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011041964A true JP2011041964A (ja) 2011-03-03
JP5306107B2 JP5306107B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=43829796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009192213A Active JP5306107B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 連続鋳造設備の鋳片案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5306107B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950264A (zh) * 2011-08-31 2013-03-06 扬州宏诚冶金设备有限公司 一种连铸用气-水喷淋装置
CN103128237A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 中冶赛迪工程技术股份有限公司 一种特厚板坯连铸机及其用于生产特厚板坯的方法
CN104858384A (zh) * 2015-06-01 2015-08-26 中冶京诚工程技术有限公司 棘轮式铸坯导向装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589265U (ja) * 1981-07-07 1983-01-21 川崎製鉄株式会社 連続鋳造鋳片の冷却スプレ−ノズル
JPS58194853U (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 三菱重工業株式会社 連鋳設備における二次冷却装置
JPS61154749A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造用冷却スプレ−ノズル
JP2000343189A (ja) * 1999-05-31 2000-12-12 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造機サポートロールの冷却方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589265U (ja) * 1981-07-07 1983-01-21 川崎製鉄株式会社 連続鋳造鋳片の冷却スプレ−ノズル
JPS58194853U (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 三菱重工業株式会社 連鋳設備における二次冷却装置
JPS61154749A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造用冷却スプレ−ノズル
JP2000343189A (ja) * 1999-05-31 2000-12-12 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造機サポートロールの冷却方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950264A (zh) * 2011-08-31 2013-03-06 扬州宏诚冶金设备有限公司 一种连铸用气-水喷淋装置
CN103128237A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 中冶赛迪工程技术股份有限公司 一种特厚板坯连铸机及其用于生产特厚板坯的方法
WO2013078984A1 (zh) * 2011-12-02 2013-06-06 中冶赛迪工程技术股份有限公司 一种特厚板坯连铸机及其用于生产特厚板坯的方法
CN103128237B (zh) * 2011-12-02 2014-08-06 中冶赛迪工程技术股份有限公司 一种特厚板坯连铸机及其用于生产特厚板坯的方法
CN104858384A (zh) * 2015-06-01 2015-08-26 中冶京诚工程技术有限公司 棘轮式铸坯导向装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5306107B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5598614B2 (ja) 連続鋳造機の二次冷却装置及び二次冷却方法
JP5306107B2 (ja) 連続鋳造設備の鋳片案内装置
JP2009255127A (ja) 連続鋳造鋳片の冷却方法及び冷却設備
JP2006175488A (ja) 双ロール式連続鋳造機及び双ロール式連続鋳造方法
JP2008200704A (ja) 連続鋳造機における鋳片冷却方法
US11045867B2 (en) Continuous casting mold, continuous casting device, and continuous casting method
JP2007007495A (ja) スプレーノズル
KR101111737B1 (ko) 몰드 플레이트, 몰드 플레이트 어셈블리 및 주조용 몰드
KR100831350B1 (ko) 플럭스 공급장치
KR20210009180A (ko) 롤러 장치 및 주조 설비
CN102176991A (zh) 双辊铸造机
KR101277174B1 (ko) 이강종 강랭장치
JP4858113B2 (ja) 鋼板の冷却設備および冷却方法
JP2004074186A (ja) ピンチロールの潤滑ミストスプレー装置
JPH0327714Y2 (ja)
JPH10249428A (ja) 鋼板の冷却装置
JPH0994633A (ja) 連続鋳造機におけるツインキャスト冷却方法
JP2010221237A (ja) 連続鋳造機鋳型直下の鋳片支持装置
JPH0353062B2 (ja)
JPH079100A (ja) 連続鋳造の二次冷却方法
JP2000061586A (ja) 連続鋳造装置
JPS58184048A (ja) 連続鋳造設備におけるツインキャスト冷却方法
KR101062529B1 (ko) 금속 스트랜드를 이송 및 냉각하는 장치
KR20090005733U (ko) 연속 주조기용 냉각장치
JP4862718B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド装置および連続鋳造鋳片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5306107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150