JP2011040801A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来、複数の画像処理エンジンがそれぞれ用いる複数のメモリのサイズが異なる場合、各画像処理エンジンが必ずしもそれぞれのメモリを効率良く利用しているとは言えなかった。
【解決手段】
本発明では、静止画または動画を撮影して画像データを出力する撮像部と、画像データを一時的に記憶する第1記憶部と、画像データを一時的に記憶する前記第1記憶部とは異なる容量の第2記憶部と、前記撮像部が出力する画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じて分配する分配制御部と、前記第1記憶部に記憶された画像データを処理する第1画像処理部と、前記第2記憶部に記憶された画像データを処理する第2画像処理部と、前記第1画像処理部および前記第2画像処理部が処理した画像データを記憶媒体に保存する画像記録部とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の画像処理エンジンを有する電子カメラに関する。
近年、電子カメラの高解像度化や高機能化に伴い、撮影時に複雑な画像処理を高速に行わなければならなくなってきた。そこで、画像処理を高速化するために1枚の撮影画像を複数の領域に分割して複数の画像処理エンジンで並列処理する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−289631号公報
ところが、従来技術では、複数の画像処理エンジンがそれぞれの処理に用いるメモリのサイズが異なる場合、各画像処理エンジンが必ずしもそれぞれのメモリを効率良く利用しているとは言えなかった。例えば、2つの画像処理エンジンがサイズの異なるメモリで、同じアルゴリズムの処理を行う場合、メモリサイズが大きい方の画像処理エンジンはメモリサイズが小さい方の画像処理エンジンの処理速度に合わせて動作させる必要があり、メモリの使い方に無駄が生じるという課題があった。
本発明の目的は、異なるメモリサイズを有する複数の画像処理エンジンを搭載する場合でも、それぞれのメモリを効率よく利用することができる電子カメラを提供することである。
本発明に係る電子カメラは、静止画または動画を撮影して画像データを出力する撮像部と、画像データを一時的に記憶する第1記憶部と、画像データを一時的に記憶する前記第1記憶部とは異なる容量の第2記憶部と、前記撮像部が出力する画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じて分配する分配制御部と、前記第1記憶部に記憶された画像データを処理する第1画像処理部と、前記第2記憶部に記憶された画像データを処理する第2画像処理部と、前記第1画像処理部および前記第2画像処理部が処理した画像データを記憶媒体に保存する画像記録部とを有することを特徴とする。
また、好ましくは、前記分配制御部は、前記撮像部が撮影した1枚の画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じて分割して、それぞれ前記第1記憶部と前記第2記憶部とに記憶することを特徴とする。
また、好ましくは、前記分配制御部は、前記撮像部が時間的に連続して撮影した複数の画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じた枚数比率になるように画像データ単位で分割して、それぞれ前記第1記憶部と前記第2記憶部とに記憶することを特徴とする。
また、好ましくは、動画の撮影中に静止画を撮影してそれぞれの画像データを出力する撮像部と、動画像データを一時的に記憶する第1記憶部と、静止画像データを一時的に記憶する前記第1記憶部とは異なる容量の第2記憶部と、前記第1記憶部に記憶された動画像データを処理する第1画像処理部と、前記第2記憶部に記憶された静止画像データを処理する第2画像処理部と、前記第1画像処理部および前記第2画像処理部が処理した画像データを記憶媒体に保存する画像記録部とを有することを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1記憶部は、前記第2記憶部より記憶容量が少ないことを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1記憶部は、前記第2記憶部より記憶容量が多いことを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1画像処理部の処理速度は、前記第2画像処理部の処理速度と異なることを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1記憶部または前記第2記憶部のうち記憶容量の大きい方を処理する前記第1画像処理部または前記第2画像処理部の処理速度が速いことを特徴とする。
本発明に係る電子カメラは、異なるメモリサイズを有する複数の画像処理エンジンを搭載する場合でも、それぞれのメモリを効率よく利用することができる。
本実施形態に係る電子カメラ101の外観を示す説明図である。 本実施形態に係る電子カメラ101の構成を示すブロック図である。 画像データの処理の流れを説明する機能ブロック図である。 第1ASIC251,第2ASIC252,第1メモリ253,第2メモリ254およびフラッシュメモリ116の接続関係を示すブロック図である。 静止画像の分割例を示す説明図である。 現像処理,圧縮処理および記録処理の流れを示す説明図である。 実際の静止画像の分割範囲を示す説明図である。 静止画連写撮影モード時の分割例を示す説明図である。 動画撮影中の静止画撮影時の様子を示す説明図である。 帯域が確保できない場合の処理の流れを示す説明図である。 帯域が確保できる場合の処理の流れを示す説明図である。
以下、本発明に係る電子カメラ101の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電子カメラ101の構成を示すブロック図である。図1において、電子カメラ101はレンズ交換式の電子カメラで、レンズ鏡筒102と、カメラボディ103とで構成される。カメラボディ103は、電源をオンオフするためのメインSW(スイッチ)104と、撮影者が撮影指示するためのレリーズSW(スイッチ)105などの操作部材や、これらの操作部材の操作に応じて電子カメラ101全体の動作を制御するCPU(カメラマイコン)106などで構成される。
次に、カメラボディ103のハードウェア構成について、図2を用いて詳しく説明する。図2において、カメラボディ103は、メインSW104と、レリーズSW105と、CPU106と、CCD(撮像素子)107と、アナログ信号処理回路108と、A/D変換部109と、ドライバ110と、TG(タイミングジェネレータ)111と、ASIC112と、圧縮処理IC113と、メモリ114と、メモリバッファ115と、フラッシュメモリ116と、表示装置117と、測光装置118と、焦点検出装置119と、ストロボ通信回路120と、レンズ通信回路121と、半押しSW(スイッチ)122と、その他の操作ボタン123とで構成される。尚、図1と同符号のものは同じものを示す。
ここで、図2において、CCD107と、アナログ信号処理回路108と、A/D変換部109と、ドライバ110と、TG111とで構成されるブロックを撮像ブロック200とする。また、ASIC112と、圧縮処理IC113と、CPU106とで構成されるブロックを画像処理ブロック201とする。同様に、メモリ114と、メモリバッファ115とで構成されるブロックをメモリブロック202とし、メインSW104と、レリーズSW105と、半押しSW122と、その他の操作ボタン123とで構成されるブロックを操作ブロック203とする。尚、メモリブロック202において、メモリ114とメモリバッファ115は、1つのメモリで構成しても構わない。但し、後に説明するように、複数の画像処理ブロックに対してそれぞれ物理的に異なるメモリが配置されるものとする。
図2の撮像ブロック200において、レリーズSW105が押下されると、CCD107に入射された被写体光は、CCD107の受光面に二次元状に配置された光電変換部で光量に応じたアナログの電気信号に変換される。そして、CCD107が出力するアナログの電気信号は、アナログ信号処理部108でノイズ除去やゲインコントロールなどが行われ、A/D変換部109に出力される。A/D変換部109は、アナログの電気信号をデジタル信号に変換し、画像処理ブロック201のASIC112に出力する。ここで、ドライバ110はCCD107から撮影された画像データを読み出すための制御信号をCCD107に与える。また、TG111は、CPU106の指令に応じて、ドライバ110,アナログ信号処理回路108およびA/D変換部109が動作するためのタイミング信号を発生する。また、TG111やA/D変換部109は、画像処理ブロック201のCPU106にも接続され、CPU106の指令に応じてCCD107から読み出す解像度などを可変する。
次に、図2の画像処理ブロック201において、撮像ブロック200から出力される画像データは、ASIC112で所定の画像処理(例えば、色補間処理,ホワイトバランス処理,ガンマ特性変換処理,輪郭補償処理,色変換処理などの画像前処理)が行われる。この時、メモリブロック202を処理用のバッファとして用いる。その後、圧縮処理IC113は、ASIC112で画像前処理された画像データに対して所定の画像圧縮処理(画像後処理)を行い、メモリブロック202に一時的に記憶する。尚、所定の画像圧縮処理は、例えば、静止画であればJPEG規格に準拠した画像圧縮処理などに対応し、動画であればMPEG規格に準拠した画像圧縮処理などに対応する。その後、CPU106は、メモリブロック202に作成された圧縮画像データを最終的な撮影画像としてフラッシュメモリ116(例えば、メモリカードなど)に記録する。
このようにして、撮像ブロック200のCCD107で撮影される静止画データあるいは動画データは、所定の画像処理や圧縮処理が施されてフラッシュメモリ116に保存される。尚、ASIC112,圧縮処理IC113およびCPU106は、メモリブロック202を構成するメモリ114やメモリバッファ115にデータを書き込んだり読み出すことができるようになっている。また、メモリバッファ115は、CPU106が撮影画像を表示装置117に表示する際のバッファとしても利用される。尚、表示装置117は、液晶モニタなどで構成され、メモリバッファ115に記憶されている画像データを液晶モニタに表示可能な画像信号に変換する表示画像作成回路の機能を含んでいる。
ここで、CPU106について説明する。CPU106は、内部に記憶されたプログラムに従って動作し、電子カメラ101全体の動作を制御する。例えば、操作ブロック203のメインSW104の操作によって、電源のオン/オフを制御し、レリーズSW105の押下(全押しを検出するスイッチ)で撮影を行い、半押しSW122(レリーズSW105と同じボタンの半押し状態を検出するスイッチ)でフォーカス制御や測光などを行う。或いは、その他の操作ボタン123で撮影モード(静止画撮影,静止画連写撮影,動画撮影および動画と静止画の両方の撮影など)の選択、或いはシャッタ優先や絞り優先の設定、ストロボ使用の有無の設定、撮影モード/再生モードの切り替えなどを行う。そして、再生モード時は、フラッシュメモリ116に記憶されている撮影済みの画像データをメモリバッファ115に読み出して表示装置117に表示する。また、CPU106は、レリーズSW105と同じボタンの半押し状態を検出するための半押しSW122の半押し状態を検出すると、測光装置118で被写体の明るさを測定して、撮影時の露出制御を行う。そして、露出不足の場合や強制発光に設定されている場合は、ストロボ通信回路120を介して接続されているストロボ装置を発光させる。さらに、CPU106は、半押しSW122が半押し状態にある場合、焦点検出装置119で焦点位置を求め、レンズ通信回路121を介してレンズ鏡筒102側の制御回路またはフォーカスレンズ駆動回路に指令し、フォーカスレンズ位置を合焦位置に移動する。このようにして、CPU106は、内部に記憶されたプログラムに従って動作し、電子カメラ101全体の動作を制御する。
次に、撮像ブロック200で撮影した画像データの処理の流れについて詳しく説明する。図3は、撮像ブロック200と、画像処理ブロック201と、メモリブロック202とを中心とする画像データの処理の流れを説明するための図である。尚、図3の中で図2と同符号のものは同じものを示す。
図3において、撮像ブロック200で撮影された画像データは、先ずメモリブロック202に入力画像(例えばRAW画像データ)301として取り込まれる。これを受けて、画像処理ブロック201の画像処理部304は、メモリブロック202に取り込まれた入力画像301に対して所定の画像処理(例えば、色補間処理,ホワイトバランス処理,ガンマ特性変換処理,輪郭補償処理,色変換処理などの画像前処理)を行って現像画像302(例えばYCbCrデータ(輝度色差データ)など)を作成し、再びメモリブロック202に一時的に保持する。この後、画像処理ブロック201の圧縮モジュール305は、メモリブロック202に作成された現像画像302に対して所定の画像圧縮処理を行って圧縮画像303を作成しメモリブロック202に一時的に保持する。そして、画像処理ブロック201の記録モジュール306は、メモリブロック202に作成された圧縮画像303の画像データを撮影画像としてフラッシュメモリ116に保存する。
ここで、図3に示した画像処理部304,圧縮モジュール305および記録モジュール306は、基本的にはそれぞれ図2のASIC112,圧縮処理IC113およびCPU106に対応するが、実際にはCPU106が処理パラメータの指定やデータの入出力などを制御するので、画像処理ブロック201を構成するASIC112,圧縮処理IC113およびCPU106の複合処理によって実現される。尚、本実施形態では、処理の高速化のためにこのような複合処理を2つの画像処理ブロックで分担して処理することが特徴である。
次に、本実施形態の特徴が分かり易いように、図3に示した画像処理部304,圧縮モジュール305および記録モジュール306が行う処理を2つの画像処理ブロックで分担して処理する場合について詳しく説明する。図4は、撮像ブロック200で撮影した画像データを2つの画像処理ブロック(第1ASIC251(画像処理部1)と第2ASIC252(画像処理部2))で分担して処理し、画像圧縮処理後の最終的な画像データが第1ASIC251からフラッシュメモリ116に保存する構成を描いた図である。尚、図4において、第1ASIC251は第1ASIC251用の第1メモリ253を有し、第2ASIC252は第2ASIC252用の第2メモリ254を有している。特に、第1メモリ253の記憶容量と第2メモリ254の記憶容量とは異なり、例えば、第1メモリ253の記憶容量は第2メモリ254の記憶容量の2倍の記憶容量があるものとする。また、第1ASIC251の処理速度と第2ASIC252の処理速度とは異なり、例えば、第1ASIC251の処理速度は第2ASIC252の処理速度の2倍の処理速度があるものとする。
尚、図4において、第1ASIC251は、図3の画像処理部304,圧縮モジュール305および記録モジュール306の処理の一部分を担当し、第2ASIC252は、図3の画像処理部304,圧縮モジュール305および記録モジュール306の残りの処理を担当するものとする。そして、第1ASIC251および第2ASIC252への処理の割り当ては、CPU106が行うものとする。例えば、CPU106は、その他の操作ボタン123で選択された撮影モード(静止画撮影,静止画連写撮影,動画/静止画の両方の撮影など)に応じて、第1ASIC251と第2ASIC252とに処理を分割して割り当てる。ここで、第1ASIC251に接続される第1メモリ253と、第2ASIC252に接続される第2メモリ254とは、ハード的に別の回路で構成されるものとする。また、第1ASIC251と第2ASIC252は、先に説明した物理的なASIC112に対応するわけではなく、ASIC112と圧縮処理IC113とCPU106とで構成される概念的な第1画像処理部と第2画像処理部に対応する。
[静止画撮影モード(1枚の静止画を撮影するモード)の場合]
例えば、静止画撮影モードが選択されている場合は、図5に示すように、1枚の静止画の入力画像を2分割して2/3の画像データを第1メモリ253に取り込み、1/3の画像データを第2メモリ254に取り込む。例えば、第1メモリ253の記憶容量が第2メモリ254の記憶容量の2倍で、第1ASIC251の処理速度は第2ASIC252の処理速度の2倍である場合、1つの静止画像を処理する時間は図6のように考えることができる。図6は、第1ASIC251と第2ASIC252が行う処理と処理時間の関係を示した図で、横軸は時間の流れを示し、左の処理ブロックから順に現像処理、圧縮処理、記録処理が行われる。また、各ブロックの面積は処理量を視覚的に示したもので、面積が大きいブロック(縦幅の広いブロック)は面積が小さいブロック(縦幅の狭いブロック)よりも処理量が多いことを示している。例えば、現像処理および圧縮処理において、第1メモリ253に取り込まれる画像データは第2メモリ254に取り込まれる画像データの2倍なので処理量は多いが、一方、第1ASIC251は第2ASIC252よりも2倍の処理速度なので2倍の量の画像データを処理できる。この結果、第1メモリ253と第2メモリ254に取り込まれた1枚の静止画像データは、第1ASIC251と第2ASIC252がタイミングT0で同時に現像処理を開始してタイミングT1で同時に現像処理を終了し、同様にタイミングT1で同時に圧縮処理を開始してタイミングT2で同時に圧縮処理を終了することができる。尚、分かり易いように、同時という表現を用いたが、実際には回路構成などによってデータの入出力タイミングなどが多少前後するので完全に同時にはならない場合もある。また、現像処理の終了タイミングT1と圧縮処理の開始タイミングT1についても同時であるが、実際にはパラメータの読み込みなどで多少の時間が必要な場合もある。
次に、タイミングT2からタイミングT4までの記録処理は、現像処理や圧縮処理とは異なり、第1メモリ253と第2メモリ254に記憶されている圧縮処理後のデータを順番に読み出してフラッシュメモリ116に保存する。これは、例えば図4において、フラッシュメモリ116は第1ASIC251にのみ接続されているので、第2メモリ254の画像データを記録する際にも第1ASIC251を経由して処理されるからである。尚、実際には、第2メモリ254の画像データは、第1ASIC251と第2ASIC252の間の通信回路250を介して転送され、第1ASIC251は一旦第1メモリ253にバッファリングしてからフラッシュメモリ116に保存する。ここで、通信回路250は、第1ASIC251と第2ASIC252との間でデータを転送するための専用の回路である。このようにして、図6に示すように、現像処理,圧縮処理および記録処理が順番に行われて最終的な撮影画像がフラッシュメモリ116に保存される。ここで、タイミングT2からタイミングT4までの記録処理において、第1メモリ253の画像データと第2メモリ254の画像データとの間にリスタートマーカを配置しても構わない。リスタートマーカは、画像データ間の区切りを示す所定のコードで、データエラーなどが生じた場合でも画像の一部を復元することができる。
尚、図5の説明では、1枚の画像データAの2/3を画像データA1として第1メモリ253に取り込み、1/3を画像データA2として第2メモリ254に取り込むようにしたが、実際には、補間処理などの画像処理を行う際にデータ欠損などの不具合が生じないように、図7に示すように、画像データA1と画像データA2を少しオーバーラップして第1メモリ253と第2メモリ254にそれぞれ取り込む。図7(a)において、画像データA1を第1メモリ253に取り込む際に画像データA1に連続する画像データA2の最初の一部(画像データΔA2)を含めた画像データ(A1+ΔA2)を第1メモリ253に取り込む。同様に、図7(b)において、画像データA2を第2メモリ254に取り込む際に画像データA2の前に連続する画像データA1の最後の一部(画像データΔA1)を含めた画像データ(ΔA1+A2)を第2メモリ254に取り込む。
尚、第1メモリ253の記憶容量が第2メモリ254の記憶容量の2倍である場合として説明したが、3倍や4倍など記憶容量が異なる場合であれば同様に適応可能である。また、第1ASIC251の処理速度は第2ASIC252の処理速度の2倍としたが、各ASICの処理速度は1枚の画像を撮影間隔時間内に処理できる能力があれば十分である。本実施形態に係る電子カメラの特徴は、2つのメモリの記憶容量の比率に応じて1枚の画像データを分ける比率を決めることにある。尚、1枚の画像データを分ける比率の決定は、図2のCPU106によって行われる。
このように、第1メモリ253および第2メモリ254の記憶容量に応じて、1枚の静止画の画像データを分けるので、第1メモリ253および第2メモリ254の記憶容量を有効に利用することができる。
[静止画連写撮影モード(複数の静止画を連続して撮影するモード)の場合]
静止画連写撮影モードが選択されている場合は、図4において、連写される画像フレーム単位で第1メモリ253と第2メモリ254とに分けて取り込み、第1メモリ253に取り込まれた画像フレームは第1ASIC251が処理し、第2メモリ254に取り込まれた画像フレームは第2ASIC252が処理する。例えば、図8に示すように6枚の画像フレームが時間tに従って連写撮影される場合、フレーム1およびフレーム2を第1メモリ253に取り込んだ後、フレーム3は第2メモリ254に取り込む。そして、次のフレーム4およびフレーム5を第1メモリ253に取り込んだ後、フレーム6は第2メモリ254に取り込む。第1メモリ253に取り込まれたフレーム1,2,4および5は第1ASIC251が現像処理と圧縮処理を行い、第2メモリ254に取り込まれたフレーム3および6は第2ASIC252が現像処理と圧縮処理を行う。この場合においても、先の図6で説明した場合と同様に、第1ASIC251がフレーム1,2の現像処理および圧縮処理を行う時間に、第2ASIC252はフレーム3の現像処理および圧縮処理を行うことができる。そして、記録処理は3フレーム毎に行われ、フレーム1,2,3がフラッシュメモリ116に保存される。その後のフレーム3,4,5についても同様に3フレーム単位で処理される。これを一般式で表現すると、第1ASIC251および第1メモリ253は(3×N+1)番目のフレームと(3×N+2)番目のフレームを処理し、第2ASIC252および第2メモリ254は(3×N+3)番目のフレームを処理する。ここで、Nは0,1,2,・・・の整数である。尚、静止画撮影モードの例と同様に、第1メモリ253の記憶容量が第2メモリ254の記憶容量の2倍で、第1ASIC251の処理速度は第2ASIC252の処理速度の2倍である場合が最適であるが、各ASICの処理速度は、フレームレート時間内に1フレームの画像を処理できる能力があれば十分である。本実施形態に係る電子カメラの特徴は、2つのメモリの記憶容量の比率に応じて分配する画像のフレーム数を決めることにある。尚、分配するフレーム数の決定は、図2のCPU106によって行われる。
このように、第1メモリ253および第2メモリ254の記憶容量に応じて、処理する画像フレームを分けるので、第1メモリ253および第2メモリ254を有効に利用することができる。
[動画/静止画撮影モードの場合]
動画/静止画撮影モードは、図9に示すように、動画撮影中にレリーズSW105が押下されると静止画を撮影可能な撮影モードである。ここで、フラッシュメモリ116に記憶するためのデータ転送帯域が十分に確保されていない場合(動画データと静止画データの両方を転送できない場合)と、十分に確保されている場合(動画データと静止画データの両方を転送できる場合)とに分けて説明する。
(帯域が十分に確保されていない場合)
帯域が十分に確保されていない場合は、図4において、動画処理を第1ASIC251が行い、静止画処理を第2ASIC252が行う。ここで、第1メモリ253と第2メモリ254の記憶容量は、先に図4で説明した場合と異なり、第2メモリ254の記憶容量は第1メモリ253の記憶容量より大きいものとする。また、第1ASIC251の処理速度と第2ASIC252の処理速度は、動画処理または静止画処理を行うのに十分な処理速度であれば、同じ処理速度でも異なる処理速度でも構わない。
図9の場合、動画データは記憶容量の少ない第1メモリ253に取り込まれ、第1メモリ253が接続されている第1ASIC251が現像処理や圧縮処理(例えば、MPEG規格に基づく処理)を行った後、フラッシュメモリ116に動画データを保存する。尚、動画なので、撮影中は現像処理,圧縮処理および記録処理が平行して第1ASIC251によって行われる。
一方、図9において、動画撮影中にレリーズSW105が押下されると、所定の画像サイズ(例えば1600×1200画素)で静止画像401,402が撮影され、第2メモリ254に取り込まれる。ところが、フラッシュメモリ116にデータ転送する帯域が動画データに占有されているため、第2ASIC252は第2メモリ254に取り込まれた静止画像401,402の現像処理,圧縮処理および記録処理を行ってフラッシュメモリ116に保存することができない。このため、第2ASIC252は、第2メモリ254に取り込まれた静止画像401,402の現像処理,圧縮処理および記録処理を行わず入力画像のまま第2メモリ254に保持する。そして、図9において、動画撮影の終了後に第2ASIC252は第2メモリ254に蓄積された静止画の現像処理,圧縮処理および記録処理を行って、通信回路250および第1ASIC251を介して撮影画像をフラッシュメモリ116に保存する。
ここで、上記の場合の動画データの流れと静止画データの流れを図10に示す。図10(a)において、動画データは第1メモリ253を用いて第1ASIC251で処理され、フラッシュメモリ116に逐次保存される。一方、静止画データは、図10(a)で動画処理が行われている間は、第2メモリ254に一旦蓄積される。そして、動画処理終了後、図10(b)に示すように、第2ASIC252は第2メモリ254に蓄積されている静止画データを処理し、通信回路250および第1ASIC251を介してフラッシュメモリ116に保存する。
このように、動画撮影中に静止画を撮影可能な撮影モードで、それぞれの画像データをフラッシュメモリ116に転送する帯域が十分に確保されていない場合は、第1メモリ253と第2メモリ254のうち記憶容量の少ない方(上記の例では第1メモリ253)で動画データを処理しながら、記憶容量の多い方(上記の例では第2メモリ254)で静止画データを蓄積する。そして、動画撮影の終了後に、記憶容量の多い方に蓄積されていた静止画データを一括して処理し、フラッシュメモリ116に転送して保存する。このように、第1メモリ253および第2メモリ254の記憶容量に応じてメモリを有効に利用し、且つコマ落ちのない動画撮影を行いながら静止画撮影を行うことができる。
(帯域が十分に確保されている場合)
帯域が十分に確保されている場合は、図4において、静止画処理を第1ASIC251が行い、動画処理を第2ASIC252が行う。ここで、第1メモリ253と第2メモリ254の記憶容量は、図10の場合とは異なり、第1メモリ253の記憶容量は第2メモリ254の記憶容量より大きいものとする。また、第1ASIC251の処理速度と第2ASIC252の処理速度は、動画処理または静止画処理を行うのに十分な処理速度であれば、同じ処理速度でも異なる処理速度でも構わない。
図10の場合、動画データは記憶容量の多い第2メモリ254に取り込まれ、第2メモリ254が接続されている第2ASIC252が現像処理や圧縮処理(例えば、MPEG規格に基づく処理)を行う。そして、第2ASIC252は、処理した動画データを通信回路250および第1ASIC251を介してフラッシュメモリ116に保存する。尚、動画なので、第2ASIC252は、撮影中、現像処理,圧縮処理および記録処理を逐次実行する。一方、図10において、動画撮影中にレリーズSW105が押下(全押し)されると、静止画撮影が行われ、撮影された静止画データは記憶容量の少ない第1メモリ253に取り込まれる。そして、第1メモリ253が接続されている第1ASIC251が現像処理や圧縮処理(例えば、JPEG規格に基づく処理)を行い、フラッシュメモリ116に処理後の静止画データを保存する。図10の場合、画像データをフラッシュメモリ116に転送する帯域が十分に確保されているので、第2ASIC252から通信回路250を介して送られてくる動画データをフラッシュメモリ116に保存しながら、第1ASIC251が処理した静止画データをフラッシュメモリ116に保存することができる。尚、動画データは記憶容量の多い第2メモリ254に取り込まれるので、静止画データをフラッシュメモリ116に保存する処理によって動画データの保存が遅れたとしても、動画データを破棄せずに第2メモリ254で待機させることができるので、動画のコマ落ちを回避することができる。
このように、動画撮影中に静止画を撮影可能な撮影モードで、画像データをフラッシュメモリ116に転送する帯域が十分に確保されている場合は、第1メモリ253と第2メモリ254のうち記憶容量の少ない方(上記の例では第1メモリ253)で静止画データを処理し、記憶容量の多い方(上記の例では第2メモリ254)で動画データを処理することによって、第1メモリ253および第2メモリ254の記憶容量に応じてメモリ容量を有効に利用し、且つコマ落ちのない動画撮影を行いながら静止画撮影を行うことができる。
以上、本発明に係る電子カメラについて、各実施形態で例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101・・・電子カメラ 102・・・レンズ鏡筒
103・・・カメラボディ 104・・・メインSW
105・・・レリーズSW 106・・・CPU
107・・・CCD 108・・・アナログ信号処理回路
109・・・A/D変換部 110・・・ドライバ
111・・・TG 112・・・ASIC
113・・・圧縮処理IC 114・・・メモリ
115・・・メモリバッファ 116・・・フラッシュメモリ
117・・・表示装置 118・・・測光装置
119・・・焦点検出装置 120・・・ストロボ通信回路
121・・・レンズ通信回路 122・・・半押しSW
123・・・その他の操作ボタン
200・・・撮像ブロック 201・・・画像処理ブロック
202・・・メモリブロック 203・・・操作ブロック
250・・・通信回路
251・・・第1ASIC 252・・・第2ASIC
253・・・第1メモリ 254・・・第2メモリ
301・・・入力画像 302・・・現像画像
303・・・圧縮画像 304・・・の画像処理部
305・・・圧縮モジュール 306・・・記録モジュール
401,402・・・静止画像

Claims (8)

  1. 静止画または動画を撮影して画像データを出力する撮像部と、
    画像データを一時的に記憶する第1記憶部と、
    画像データを一時的に記憶する前記第1記憶部とは異なる容量の第2記憶部と、
    前記撮像部が出力する画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じて分配する分配制御部と、
    前記第1記憶部に記憶された画像データを処理する第1画像処理部と、
    前記第2記憶部に記憶された画像データを処理する第2画像処理部と、
    前記第1画像処理部および前記第2画像処理部が処理した画像データを記憶媒体に保存する画像記録部と
    を有することを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記分配制御部は、前記撮像部が撮影した1枚の画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じて分割して、それぞれ前記第1記憶部と前記第2記憶部とに記憶することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記分配制御部は、前記撮像部が時間的に連続して撮影した複数の画像データを前記第1記憶部と前記第2記憶部の記憶容量比率に応じた枚数比率になるように画像データ単位で分割して、それぞれ前記第1記憶部と前記第2記憶部とに記憶することを特徴とする電子カメラ。
  4. 動画の撮影中に静止画を撮影してそれぞれの画像データを出力する撮像部と、
    動画像データを一時的に記憶する第1記憶部と、
    静止画像データを一時的に記憶する前記第1記憶部とは異なる容量の第2記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された動画像データを処理する第1画像処理部と、
    前記第2記憶部に記憶された静止画像データを処理する第2画像処理部と、
    前記第1画像処理部および前記第2画像処理部が処理した画像データを記憶媒体に保存する画像記録部と
    を有することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項4に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1記憶部は、前記第2記憶部より記憶容量が少ないことを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項4に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1記憶部は、前記第2記憶部より記憶容量が多いことを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1画像処理部の処理速度は、前記第2画像処理部の処理速度と異なることを特徴とする電子カメラ。
  8. 請求項7に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1記憶部または前記第2記憶部のうち記憶容量の大きい方を処理する前記第1画像処理部または前記第2画像処理部の処理速度が速いことを特徴とする電子カメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014017641A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Nikon Corp 電子カメラ及び画像処理装置
JP2017204783A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2018515945A (ja) * 2015-03-27 2018-06-14 インテル・コーポレーション カメラデバイスのイメージセンサへのユーザアクセスを制御するための技術

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