JP2011040214A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適な冷却性能を実現するとともに、排出される冷却風による熱害についても十分に対策することができる照明装置を提供する。
【解決手段】HID10を光源として筐体2内に形成された照明光学系と、照明光学系からの照明光を受光するライトガイド50を筐体2に外部接続するライトガイドコネクタ25と、冷却ファン60から圧送される冷却風によって照明光学系を冷却する冷却風通路65とを備えた高圧放電灯装置1であって冷却風通路65を筐体2の外部に連通する排気口63をライトガイドコネクタ25(コネクタ収容部16d)の外周部に配置し、筐体2の外部で排気口63に対向する遮蔽部材64をライトガイドコネクタ25に設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、高圧放電灯で発光した光をライドガイドに供給する照明装置に関する。
従来より、高圧放電灯を光源とする照明装置では、光源の耐久性向上等を目的として、各種冷却機構が提案されている。例えば、特許文献1には、反射鏡で周りが覆われた光源を略箱状の器具本体(筐体)内に配設した照明装置において、光源の近傍で冷却空気を取り込む放熱孔と、放熱孔から取り込んだ冷却空気を強制排気するファンとを器具本体に設けた技術が開示されている。さらに、特許文献1には、光源が破裂した場合にも、破片が放熱孔から器具本体の外部に飛散することを防止するため、放熱孔と光源とを結ぶ直線上の両者間に、ガラス飛散防止部材を介在させた技術が開示されている。
特開2002−208309号公報
ところで、照明装置の光源に高圧放電灯等を用いた場合、一般に、点灯時の光源温度は900℃前後の高温に維持されるため、照明装置から排出される冷却風温度はかなりの高温となる。
従って、この種の照明装置の冷却機構は、冷却風の排出経路等についても十分に考慮して構築する必要がある。特に、照明装置が他の機器と共にシステム化されてラック内に収容される場合等において、十分な冷却効果を得るためには他の機器等に干渉されない冷却風経路を確保する必要があり、さらに、排出される冷却風が他の機器やユーザ等に与える熱害対策等についても十分に考慮する必要がある。
本発明は、好適な冷却性能を実現するとともに、排出される冷却風による熱害についても十分に対策することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明は、高圧放電灯を光源として筐体内に形成された照明光学系と、前記照明光学系からの照明光を受光するライトガイドを前記筐体に外部接続するライトガイドコネクタと、冷却ファンから圧送される冷却風によって前記照明光学系を冷却する冷却風通路と、を備えた照明装置であって、前記冷却風通路を前記筐体の外部に連通する排気口を前記ライトガイドコネクタの外周部に配置し、前記筐体の外部で前記排気口に対向する遮蔽部材を前記ライトガイドコネクタに設けたことを特徴とする。
本発明の照明装置によれば、好適な冷却性能を実現するとともに、排出される冷却風による熱害についても十分に対策することができる。
高圧放電灯装置の要部を示す分解斜視図 高圧放電灯装置の要部を図1のII−II線に沿って一部破砕して示す平面図 高圧放電灯装置の要部を図1のIII−III線に沿って示す要部断面図 操作レバーによるインターロックスイッチがオフされた状態を示す説明図 コネクタの要部を示す分解斜視図 高圧放電灯装置の回路構成図 コネクタ及びインターロックスイッチの動作説明図 図2のVIII−VIII線に沿う要部断面図 ライトガイドコネクタを取り外して高圧放電灯装置の要部を示す斜視図 ライトガイドコネクタを取り外して高圧放電灯の要部を示す縦断面図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1は高圧放電灯装置の要部を示す分解斜視図、図2は高圧放電灯装置の要部を図1のII−II線に沿って一部破砕して示す平面図、図3は高圧放電灯装置の要部を図1のIII−III線に沿って示す要部断面図、図4は操作レバーによるインターロックスイッチがオフされた状態を示す説明図、図5はコネクタの要部を示す分解斜視図、図6は高圧放電灯装置の回路構成図、図7はコネクタ及びインターロックスイッチの動作説明図、図8は図2のVIII−VIII線に沿う要部断面図、図9はライトガイドコネクタを取り外して高圧放電灯装置の要部を示す斜視図、図10はライトガイドコネクタを取り外して高圧放電灯の要部を示す縦断面図である。
本実施形態において、図1乃至図4に示す照明装置は、例えば、高圧水銀灯等の高圧放電灯を光源とする高圧放電灯装置であり、この高圧放電灯装置1は、例えば、筐体2に外部接続するライトガイド50を通じて照射対象に照明光をスポット照射する。なお、本実施形態のライトガイド50には、例えば、光透過性の液体コアを用いて光を伝送する所謂液体ライトガイド(液体ファイバー)等を好適に採用することが可能である。
図1,6,8に示すように、この高圧放電灯装置1は、例えば、起動時に高電圧の起動パルスを必要とする高圧放電灯(以下、HIDともいう)10と、外部電源51からHID11までの電源供給経路30上に介装される点灯回路31とを有し、これらが筐体2内に収容されて要部が構成されている。
ここで、図3に示すように、本実施形態において、筐体2の内部は、隔壁3によって上下2室に区画されている。そして、筐体2内の上段側に画成された空間が灯室5として構成され、下段側に画成された空間が回路室6として構成されている。
また、筐体2の上部には、灯室5を外部に連通する作業用開口部7が開口され、この作業用開口部7には、当該作業用開口部7を開閉する蓋体8が嵌脱自在に嵌合されている。例えば、図1,3に示すように、本実施形態において、作業用開口部7は、筐体2の上面から左右側面にかけての所定領域を開口するものであり、この作業用開口部7の縁辺部には段部7aが周設されている。そして、蓋体8の内面が段部7aに対して嵌合(外嵌)することにより、蓋体8は作業用開口部7を閉塞する。
なお、後述する光源モジュール10の一連の装脱作業を容易なものとするため、筐体2の左右側壁2bにおいて、作業用開口部7は、光源モジュール10に対応する位置まで深く切り下げられている(図1参照)。
灯室5内には、HID11が収容されている。図1,2、8に示すように、本実施形態において、HID11は、灯室5外において、リフレクタ12及びソケット13と一体にモジュール化されて光源モジュール10を構成する。そして、HID11は光源モジュール10の状態で、作業用開口部7を通じて灯室5内に収容され、光源保持機構15を介して灯室5内に保持されている。
具体的に説明すると、リフレクタ12は、例えば、回転楕円の一部形状をなす反射凹面12aを備えた楕円リフレクタで構成されている。このリフレクタ12の基部にはバルブ挿通孔12bが開口され、このバルブ挿通孔12bには、HID11の先端側が挿入されている。さらに、リフレクタ12の基部にはソケット13が嵌合可能となっており、この嵌合により、ソケット13は、HID11と電気的に接続すると共に、当該HID11をリフレクタ12に保持する。このとき、HID11の発光部11aは、反射凹面12aの内部に臨まされ、当該反射凹面12aの第1焦点F1に位置決めされる。これにより、リフレクタ12は、HID11の発光部11aから放射された光を反射凹面12aで反射し、第2焦点F2に集光する。
光源保持機構15は、例えば、灯室5内の先端側に固設された遮光部材16と、灯室5内の基端側に固設されたシリンダ17とを有する。
遮光部材16は、筐体2の先端部に設けられたライトガイドコネクタ25のライトガイド挿入孔25aと同軸上に光源モジュール10を位置決めするスペーサとしての機能を兼用する。この遮光部材16は、熱伝導性の良好な金属部材で構成され、その基端部には、リフレクタ12の先端部と嵌合可能な段部16aが周設されている。また、段部16aの内周側には、リフレクタ12で適正に集光されることなく放射された余剰光(迷光)を遮光するための遮光面16bが凹設され、さらに、この遮光面16bの底部にはライトガイドコネクタ25に連通する導光孔16cが開口されている。
そして、段部16aにリフレクタ12が適正に嵌合されると、遮光部材16は、ライトガイド挿入孔25aの光軸に光軸Oを一致させると共に、ライトガイドコネクタ25に挿入されたライトガイド50の入射面に対して第2焦点F2を一致させる位置に、リフレクタ12を位置決めする。
ここで、図8乃至図10に示すように、本実施形態において、ライトガイドコネクタ25は、遮光部材16を介して筐体2に着脱自在(交換可能)に保持されている。
具体的に説明すると、遮光面6bよりも先端側において、遮光部材16には、ライトガイドコネクタ25を収容するコネクタ収容部16dが一体形成されている。このコネクタ収容部16dは導光孔16cと同心の略円筒形状をなす部材で構成され、先端側が筐体2の外部に開放されるとともに、基端側が導光孔16cを介して遮光面16b側と連通されている。
一方、ライトガイドコネクタ25は、コネクタ収容部16d内に収容可能な略円柱形状をなす熱伝導性の良好な金属部材で構成され、その中心部にライトガイド挿入孔25aが設けられている。
また、ライトガイドコネクタ25の外周部中途には、キャビティ25bが凹設されている。このキャビティ25bは、コネクタ収容部16d内にライトガイドコネクタ25を挿入した際にコネクタ収容部16dとの間に閉空間を形成するための凹部であり、このキャビティ25bには、ライトガイド挿入孔25aの中途が連通されている。
また、キャビティ25b内には、連通されたライトガイド挿入孔25aの中途を開閉するシャッタ25cが設けられている。このシャッタ25cは、例えば、ライトガイド挿入孔25aの中途に当接する板バネ等で構成され、その弾性変形により、ライトガイド50の挿入を許容する(図8参照)。一方、ライトガイドコネクタ25からライトガイド50が抜去された際には、ライトガイド挿入孔25aの中途に当接されることにより、当該ライトガイド挿入孔25aを遮光する(図10参照)。
また、ライトガイドコネクタ25の上部前端部には、基部側に突出する突片25dが設けられている。この突片25dは、ライトガイドコネクタ25を遮光部材16に締結固定するためのもので、突片25dの先端部には、筐体2の段部7aの直下に位置するネジ孔25eが設けられている。図8乃至図10に示すように、ネジ孔25eには段部7aを貫通するネジ23が挿通され、このネジ23を介して、突片25dは遮光部材16に締結される。これにより、作業用開口部7が蓋体8によって閉塞されているとき、ネジ23の頭部は蓋体8によって覆われた状態となり、ライトガイドコネクタ25の取り外し作業が不能となる。
シリンダ17は、例えば、ライトガイドコネクタ25(ライトガイド挿入孔25a)と同軸上に配設された円筒部材で構成されている。このシリンダ17内には円柱状のピストン19が摺動可能に収容され、このピストン19の先端部から延出するロッド19aの先端部には、ソケット13を保持するためのソケットホルダ20が設けられている。
また、ソケットホルダ20とシリンダ17との間にはスプリング21が介装され、このスプリング21によって、ソケットホルダ20は、遮光部材16側に付勢されている。
また、シリンダ17の周部にはガイド孔18が設けられ、このガイド孔18には、ピストン19に固設された操作レバー19bが貫通されている。ここで、ガイド孔18は、シリンダ17の上部で、略光軸O方向に沿って前後に延在する前後方向孔部18aと、この前後方向孔部18aの各端部からシリンダ17の周方向に延在する周方向孔部18b,18cとを備えたクランク状のガイド孔で構成されている。
そして、操作レバー19bが前後方向孔部18aの先端部まで操作されると、ソケットホルダ20は、遮光部材16との間に光源モジュール10を保持(挟持)可能な位置まで進出される。そして、前後方向孔部18aの先端部において、操作レバー19bが周方向孔部18bにガイドされて倒伏されると、ソケットホルダ20は、光源モジュール10を保持可能な進出位置に維持される。一方、スプリング21の付勢力に抗して、操作レバー19bが前後方向孔部18aの基端部まで操作されると、ソケットホルダ20は、光源モジュール10の保持を解放する位置まで退避される。そして、前後方向孔部18aの基端部において、操作レバー19bが周方向孔部18cに沿って倒伏されると、ソケットホルダ20は、光源モジュール10の保持を解放する退避位置に維持される。
ここで、図3,4に示すように、蓋体8の内面には、操作レバー19bと干渉する干渉部材8aが設けられている。この干渉部材8aは、操作レバー19bが前後方向孔部18a上に位置して起立状態にあるとき、当該操作レバー19bと干渉するよう設定されており、この操作レバー19bとの干渉により、蓋体8が適正な嵌合位置に嵌合することを阻害する(図4参照)。一方、干渉部材8aは、操作レバー19bが周方向孔部18b,18c上に位置して倒伏状態にあるとき、当該操作レバー19bとの干渉を回避するよう設定されており、蓋体8が適正な嵌合位置に嵌合することを許容する。
回路室6内には、点灯回路31が収容されている。図6,8に示すように、この点灯回路31は、外部電源51からの電力供給を受け、HID11起動時に高電圧の起動パルスを発生するイグナイタ回路32と、HID11起動後(点灯後)の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路33と、を有する。そして、点灯回路31は、インターロックスイッチ35を介して外部電源51に接続されているとともに、電源供給経路30上に介在するコネクタ36を介してHID11に接続されている。
図1乃至図4に示すように、インターロックスイッチ35は、灯室5内に配設され、蓋体8に固設された押圧部材8bと共にインターロック機構34を構成する。具体的に説明すると、インターロックスイッチ35は、頂部にプッシュボタン35aを備えた常開のプッシュ式スイッチで構成されている。このインターロックスイッチ35は、プッシュボタン35aが筐体2の側壁2b近傍で作業用開口部7に臨まされる位置において、隔壁3上に固設されている。そして、インターロックスイッチ35は、プッシュボタン35aが押圧されたときオンされ、外部電源51側と点灯回路31側とを電気的に接続する。その一方で、インターロックスイッチ35は、プッシュボタン35aの押圧が解除されたときオフされ、外部電源51側と点灯回路31側との電気的な接続を遮断する。
押圧部材8bは、例えば、略逆L字状に折曲された板状部材で構成されている。この押圧部材8bは、蓋体8が作業用開口部7に対して適正に嵌合されているときプッシュボタン35aを押圧するよう位置決めされた状態で、蓋体8に固設されている。
図1乃至図4に示すように、コネクタ36は、灯室5内に配設されている。このコネクタ36は、灯室5内に固設された固定側コネクタ部36aと、この固定側コネクタ部36aに嵌脱自在な可動側コネクタ部36bとを有して構成されている。固定側コネクタ部36aは点灯回路31側と電気的に接続され、可動側コネクタ部36bはソケット13を介してHID11側と電気的に接続されている。そして、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aに嵌合されることにより、HID11は点灯回路31と電気的に接続される。
ここで、固定側コネクタ部36aは、例えば、筐体2の側壁2b近傍で作業用開口部7に臨まれる位置において、隔壁3上に固設されている。図5に示すように、この固定側コネクタ部36aには、可動側コネクタ部36bとの嵌合状態を係止によって維持するための係止部材37が併設されている。
この係止部材37は、筐体2の側壁2bと固定側コネクタ部36aとの間に立設された可撓性柱部37aを有する。この可撓性柱部37aは、固定側コネクタ部36aと嵌合された状態の可動側コネクタ部36bよりも上方に突出する位置まで延設され、その上端部には固定側コネクタ部36a側に突出する係止爪37bが設けられている。
この係止爪37bは、固定側コネクタ部36aに対する可動側コネクタ部36bの嵌脱経路上に突出されている。これにより、係止爪37bは、固定側コネクタ部36aとの嵌脱作業時において可動側コネクタ部36bの側面に押圧され、可撓性柱部37aを側壁2b側に弾性変形させる。一方、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aとの適正な嵌合位置に嵌合されると、係止爪37bは、可動側コネクタ部36bの肩部に係止される。このとき、可撓性柱部37aは、変形状態から復元される。勿論、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aと完全に離間し、嵌脱経路から逸脱した場合にも、可撓性柱部37aは変形状態から復元される。
さらに、可撓性柱部37aの上端部には、側壁2b側に突出する干渉部材38が設けられている。ここで、この干渉部材38に対応し、側壁2bには、作業用開口部7に連続する切欠部7bが形成されている。干渉部材38は、可撓性柱部37aの変形状態に応じて変位することにより、切欠部7bに対して進退移動する。そして、干渉部材38は、可撓性柱部37aの弾性変形に伴い、切欠部7b内に侵入されて蓋体8と干渉することにより、当該蓋体8が筐体2との適正な嵌合位置に嵌合することを阻害する。
次に、上述の構成によるインターロック機構34及び干渉部材38の作用について、図7を参照して説明する。
図7(a)に示すように、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aに対して完全に離脱しているとき、すなわち、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aの係脱経路から逸脱しているとき、係止部材37の可撓性柱部37aは弾性変形されることなく側壁2bに沿って起立されている。従って、干渉部材38は、切欠部7bから退避されている。このような場合、蓋体8は作業用開口部7に対して適正な嵌合位置に嵌合することが可能となり、この嵌合が成立すると、押圧部材8bによってプッシュボタン35aが押圧され、インターロックスイッチ35がオンする。これにより、外部電源51側と点灯回路31側とが電気的に接続される。但し、図7(a)の例では、固定側コネクタ部36aと可動側コネクタ部36bとの嵌合が成立していないので、HID11が点灯されることはない。
図7(b)に示すように、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aの嵌脱経路上に位置するとき、すなわち、固定側コネクタ部36aとの嵌脱経路上において可動側コネクタ部36bが適正な嵌合位置よりも離脱側に位置するとき、可撓性柱部37aは係止爪37bを通じて可動側コネクタ部36bの側面に押圧され、側壁2b側に弾性変形されている。これに伴い、干渉部材38は、側壁2b側に変位され、切欠部7b内に侵入される。このような場合、蓋体8は作業用開口部7に対して適正な嵌合位置に嵌合することが不能となる。従って、仮に、作業用開口部7に対する蓋体8の嵌合作業が行われた場合にも、適正な嵌合位置での嵌合が成立しないため、押圧部材8bによってプッシュボタン35aが押圧されず、インターロックスイッチ35がオフする。すなわち、コネクタ36が不正嵌合等されている場合には、インターロックスイッチ35のオフ状態が維持される。これにより、点灯回路31の作動が禁止される。従って、イグナイタ回路32及びバラスト回路33による高電圧パルスの発生及び電力供給が禁止され、コネクタ36におけるアーク放電の発生等が的確に回避される。
図7(c)に示すように、可動側コネクタ部36bが固定側コネクタ部36aとの適正な嵌合位置に嵌合されているとき、係止爪37bは可動側コネクタ部36bの肩部に係止されることにより、可動側コネクタ部36bの側面による押圧から解放される。これにより、可撓性柱部37aは、弾性変形された状態から側壁2bに沿う起立状態へと復元されている。従って、干渉部材38は、切欠部7bから退避されている。このような場合、蓋体8は作業用開口部7に対して適正な嵌合位置に嵌合することが可能となり、この嵌合が成立すると、押圧部材8bによってプッシュボタン35aが押圧され、インターロックスイッチ35がオンする。これにより、外部電源51側と点灯回路31側とが電気的に接続され、HID11を点灯させることが可能となる。すなわち、HID11に対し、イグナイタ回路32及びバラスト回路33による高電圧パルスの発生及び電力供給が許容される。
なお、図示しないが、蓋体8が離脱されて作業用開口部7が開放されている場合、プッシュボタン35aが押圧されることはなく、インターロックスイッチ35のオフ状態が維持される。従って、ユーザがHID11の交換作業等を行う場合にも、外部電源51側と点灯回路31側との電気的な接続が遮断される。
また、図8乃至図10に示すように、ライトガイドコネクタ25のコネクタ収容部16d内への装着を締結によって保持するネジ23の頭部は、蓋体8が離脱されて作業用開口部7が開放されている場合に限り外部に露呈される。この場合、上述のように作業用開口部7の開放に連動してインターロックスイッチ35のオフ状態が維持されている。従って、ライトガイドコネクタ25の取り外し(交換)作業時にも、外部電源51側と点灯回路31側との電気的な接続が遮断されてHID11が的確に消灯される。
ここで、上述のように、光源保持機構15の操作レバー19bが前後方向孔部18a上で起立状態にある場合には、操作レバー19bが蓋体8の干渉部材8aと干渉する構成とすることにより、光源モジュール10が灯室5内の適正な保持位置に保持されていない場合にも、インターロックスイッチ35のオフ状態が維持される(図4参照)。従って、HID11が適正な保持位置に保持されていない場合には、外部電源51側と点灯回路31側との電気的な接続が遮断される。
このような構成によれば、筐体2に開口する作業用開口部7に対し適正な嵌合位置に蓋体8が嵌合されていないときHID11への電源供給経路30を遮断するインターロック機構34と、筐体2に固設された固定側コネクタ部36aと当該固定側コネクタ部36aに嵌脱自在な可動側コネクタ部36bとを有して電源供給経路30上に介在するコネクタ36と、固定側コネクタ部36aとの嵌脱経路上において可動側コネクタ部36bが適正な嵌合位置よりも離脱側に位置するとき、可動側コネクタ部36bによって変位して作業用開口部7に対する蓋体8の嵌合を干渉する干渉部材とを設けたことにより、単一のインターロック機構34により、作業用開口部7が開放されているときは勿論のこと、コネクタ36の不正接続時においても高電圧の起動パルスの発生及び電力供給を的確に禁止することができる。
この場合において、固定側コネクタ部36aとの適正な嵌合位置に位置するときの可動側コネクタ部36bを係止する係止部材37と一体に干渉部材38を変位させることにより、部品点数の増加等を招くことなく、簡単な構成で干渉部材38を変位させることができる。
さらに、HID11を筐体2内に保持する光源保持機構15によってHID11(光源モジュール10)が適正な保持位置に保持されていない場合には、蓋体8との干渉によってHID11の点灯を禁止することにより、HID11を常に適正な保持位置にて点灯させることができる。
次に、このような高圧放電灯装置1の照明光学系を冷却する冷却機構について説明する。本実施形態において、この冷却機構は、主としてHID10、リフレクタ12、遮光面16bを中心とする遮光部材16の要部、及び、ライトガイドコネクタ25等の照明光学系上の要冷却部を冷却する強制空冷式の冷却機構である。
具体的に説明すると、本実施形態において、筐体2内を灯室5と回路室6とで上下に区画する隔壁3には、リフレクタ12の先端部及び遮光部材16に対応する開口部61が設けられている。さらに、回路室6側において、隔壁3には、冷却風を回路室6側から灯室5側に圧送する冷却ファン60が、開口部61に対応して固設されている。
また、筐体2の底面2cには外部から冷却風を取り込むための吸気口62が設けられている。さらに、筐体2の前面2dには、冷却ファン60の駆動時に開口部61を通じて回路室6側から圧送される冷却風を排出するための排気口63が設けられ、これにより、灯室5内の開口部61から排気口63にかけての領域に、冷却風通路65が形成されている。
ここで、図8に示すように、本実施形態において、筐体2の底面2cは脚部を介して床面から所定高さフローティングされており、吸気口62は、例えば、フローティングされた底面2cの広範な領域に渡って開口するメッシュ状の開口部で構成されている。
また、排気口63は、ライトガイドコネクタ25の外周部、より具体的には、コネクタ収容部16dの外周に沿って開口された略円環状の開口部で構成されている(図9参照)。
また、このような排気口63に対応して、ライトガイドコネクタ25の先端部には、外周方向に突出するフランジ状の遮蔽部材64が設けられている(図1,2,8〜10参照)。この遮蔽部材64は、排気口63の外径よりも大径の略円板状の部材で構成されれ、排気口63よりも前方に所定間隔離間した状態で、当該排気口63に対向配置されている。
また、HID10に対する好適な冷却を実現するため、リフレクタ12の先端側上部及び下部には、冷却ファン60からの冷却風をリフレクタ12内に直接流通させるための通気口68が開口されている。
また、リフレクタ12内でのHID10の冷却によって高温まで昇温された冷却風を隔離してライトガイドコネクタ25等の冷却効率を向上するため、冷却風通路65内は、高温側冷却風通路66と低温側冷却風通路67とに区画されている。
具体的に説明すると、遮光部材16には、冷却ファン60を中心として当該冷却ファン60直下流で冷却風通路65内を前後に区画する第1の通路内隔壁70(図8参照)と、第1の通路内隔壁70よりも前方で冷却風通路65を上下に区画する第2の通路内隔壁71(図9参照)とが一体形成されている。そして、冷却風通路65内において、第1の通路内隔壁70よりも後方の領域及び第2の通路内隔壁71よりも上方の領域が、主としてHID10を冷却する高温側冷却風通路66として画成されている。一方、冷却風通路65内において、第1の通路内隔壁70よりも前方の領域及び、第2の通路内隔壁71よりも下方の領域が、主としてライトガイドコネクタ25等を冷却する低温側冷却風通路67として画成されている。
なお、本実施形態において、図8に示すように、第1の通路内隔壁70の下端部は隔壁3と一体形成されている。すなわち、隔壁3は第1の通路内隔壁70を介して遮光部材16と一体形成されている。そして、このように冷却ファン60を支持する隔壁3が重量物である遮光部材16と一体形成されることにより、冷却ファン60の制振性が図られている。
このような実施形態によれば、冷却風通路65を筐体2の外部に連通する排気口63をライトガイドコネクタ25(コネクタ収容部16d)の外周部に配置し、筐体2の外部で排気口63に対向する遮蔽部材64をライトガイドコネクタ25に設けたことにより、好適な冷却性能を実現するとともに、排出される冷却風による熱害についても十分に対策することができる。
すなわち、筐体2の外部において、ライトガイドコネクタ25側には、ライトガイド50を湾曲等させるための取り回し用のスペースが確保される必要があり、このように高圧放電灯装置1の使用時にスペースの確保が必須となる部位に排気口63を設けたことにより、他の機器等によって排気口63が塞がれる等の不具合を的確に防止することができる。また、排気口63に遮蔽部材64を対向配置することにより、ライトガイド50等が排気口63からの熱風に曝されることを的確に防止することができ、ライトガイド50として所謂液体ライトガイドを採用した場合にも、熱害によるライドガイド50の性能劣化等を的確に防止することができる。しかも、排気口63から排気された冷却風は、遮蔽部材64によってライトガイドコネクタ25の周方向に広く拡散されるため、高温に昇温された冷却風が一極集中する等の不具合を的確に防止することができる。さらに、排気口63に遮蔽部材64を対向配置することにより、筐体2内から排気口63を介して漏出する余剰光(迷光)等を的確に遮光することができる。
また、冷却風通路65を、高温側冷却風通路66と冷温側冷却風通路67とに分割することにより、例えば、850℃〜900℃の高温に維持する必要があるHID10の冷却と、70℃程度の低温に冷却する必要があるライトガイドコネクタ25等の冷却を、単一の冷却ファン60によって効率良く行うことができる。
この場合において、冷却風通路65を区画する通路内隔壁(第1,第2の通路内隔壁70,71)を遮光部材16に一体形成することにより、冷却風通路65を区画する場合にも部品点数の増加を抑制することができる。しかも、第1,第2の通路内隔壁70,71は、冷却風に曝されることにより、遮光部材16等の冷却効率の向上にも寄与することができる。
また、冷却ファン60を隔壁3に固設して筐体2内に配設したことにより、冷却ファンを吸気口或いは排気口等に設けた構成に比べ、静粛性を向上することができ、しかも、冷却ファンを通じた筐体外部への光漏れ等に対する対策を省略して構造を簡素化することができる。
また、冷却風通路65に冷却風を導入するための吸気口62を筐体2の底面2cに開口したことにより、吸気口62を通じた光漏れ対策等についても簡素化することができる。しかも、本実施形態において、筐体2の底面側には回路室6が形成されており、吸気口62から筐体2内に導入された冷却風は回路室6を流通した後に冷却風通路65に導かれる構成であるため、イグナイタ回路32やバラスト回路33等の点灯回路31についても、併せて冷却することができる。
1…高圧放電灯装置、2…筐体、2b…側壁、2c…底面、2d…前面、3…隔壁、5…灯室、6…回路室、6b…遮光面、7…作業用開口部、7a…段部、7b…切欠部、8…蓋体、8a…干渉部材、8b…押圧部材、10…光源モジュール、11a…発光部、12…リフレクタ、12a…反射凹面、12b…バルブ挿通孔、13…ソケット、15…光源保持機構、16…遮光部材、16a…段部、16b…遮光面、16c…導光孔、16d…コネクタ収容部、17…シリンダ、18…ガイド孔、18a…前後方向孔部、18b…周方向孔部、18c…周方向孔部、19…ピストン、19a…ロッド、19b…操作レバー、20…ソケットホルダ、21…スプリング、23…ネジ、25…ライトガイドコネクタ、25a…ライトガイド挿入孔、25b…キャビティ、25c…シャッタ、25d…突片、25e…ネジ孔、30…電源供給経路、31…点灯回路、32…イグナイタ回路、33…バラスト回路、34…インターロック機構、35…インターロックスイッチ、35a…プッシュボタン、36…コネクタ、36a…固定側コネクタ部、36b…可動側コネクタ部、37…係止部材、37a…可撓性柱部、37b…係止爪、38…干渉部材、50…ライトガイド、51…外部電源、60…冷却ファン、61…開口部、62…吸気口、63…排気口、64…遮蔽部材、65…冷却風通路、66…高温側冷却風通路、67…低温側冷却風通路、68…通気口、70…第1の通路内隔壁、71…第2の通路内隔壁

Claims (5)

  1. 高圧放電灯を光源として筐体内に形成された照明光学系と、
    前記照明光学系からの照明光を受光するライトガイドを前記筐体に外部接続するライトガイドコネクタと、
    冷却ファンから圧送される冷却風によって前記照明光学系を冷却する冷却風通路と、を備えた照明装置であって、
    前記冷却風通路を前記筐体の外部に連通する排気口を前記ライトガイドコネクタの外周部に配置し、
    前記筐体の外部で前記排気口に対向する遮蔽部材を前記ライトガイドコネクタに設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記冷却風通路は、前記高圧放電灯を冷却する高温側冷却風通路と、前記高圧放電灯からの光を前記ライトガイドコネクタに導く導光路を冷却する低温側冷却風通路とに分割形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記導光路は余剰光を遮光する金属製の遮光部材を有し、当該遮光部材に一体形成した通路内隔壁により、前記高温側冷却風通路と前記低温側冷却風通路とを区画したことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  4. 前記筐体内を、前記照明光学系を収容する灯室と、前記光源の点灯回路を収容する回路室とに区画する隔壁を有し、
    前記冷却ファンを、前記筐体内で前記隔壁に固設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記冷却風通路に冷却風を導入する吸気口を前記筐体の底面に開口したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014026015A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Hitachi High-Technologies Corp 蛍光顕微鏡

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