JP2011040180A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高いロック機能を備えながら、ロックアームに直接触れずにロック解除できるようにする。
【解決手段】第1ハウジング10は弾性撓み可能なロックアーム13を備え、第2ハウジング20は、両ハウジング10,20の嵌合方向と略直角なロック面27と、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜した解除面37を備える。解除面37がロック位置にある状態で両ハウジング10,20が嵌合すると、ロックアーム13とロック面27の係止により両ハウジング10,20が嵌合状態にロックされる。両ハウジング10,20の嵌合状態で解除面37がロック解除位置へ移動するのに伴い、ロックアーム13と解除面37が対応してロックアーム13とロック面27との係止が解除される。
【選択図】図13

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
弾性撓み可能なロックアームを設けた第1ハウジングと、ロックアームと係止可能なロック部を設けた第2ハウジングとを嵌合し、ロックアームとロック部との係止により両ハウジングを嵌合状態にロックするコネクタでは、両ハウジングが確実に嵌合されるようにするために、ロックアームとロック部が係止したことを作業者が感じ取れるようにすることが必要である。
この対策として、特許文献1のコネクタでは、嵌合時にロックアームが乗り越えるロック部に段差部を形成することにより、両ハウジングが正規嵌合状態に到達したときにロックアームを一気に弾性復帰させ、弾性復帰時に生じる衝突音や衝撃を作業者が感じ取ることができるようにしている。
また、ロックアームを用いて両ハウジングをロックするコネクタの場合、作業者がロックアームを直接操作することができない環境下で使用されることがあり、この場合、手作業によってロックアームをロック解除方向へ撓ませることができない。
この対策として、特許文献1のコネクタでは、ロックアームにおけるロック部との係止部分に、両ハウジングの嵌合方向に対して傾斜した形態であってロックアームを嵌合時と交差する方向へ撓むように誘導する傾斜面を形成し、両ハウジングを引き離すのに伴って、傾斜面の傾斜によりロックアームを弾性撓みさせてロック部から解離させるようになっている。
特開2000−252009号公報
上記のようにロックアームに直接触れずにロック解除可能なコネクタは、ロックアームにおけるロック部との係止部が、両ハウジングの嵌合方向に対して傾斜した傾斜面となっており、このロックアームとロック部との係止形態は、所謂セミロックである。セミロックによる係止構造では高い係止力を期待することができないため、上記のコネクタは、信頼性の高いロック機能が求められる環境下で使用するには不適当である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、信頼性の高いロック機能を備えながら、ロックアームに直接触れずにロック解除することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、弾性撓み可能なロックアームを備えた第1ハウジングと、前記第1ハウジングに対し前記ロックアームの弾性撓み方向と交差する方向に嵌合される第2ハウジングと、前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と略直角なロック面と、前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向に対して傾斜した解除面とを備え、前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方が、前記第2ハウジングに対してロック位置とロック解除位置との間での相対移動を可能とされており、前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方がロック位置にある状態では、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合したときに、前記ロックアームと前記ロック面が係止することにより前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合状態にロックされ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合している状態において、前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方がロック解除位置へ移動するのに伴い、前記ロックアームと前記解除面が対応して前記ロックアームと前記ロック面との係止が解除される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック面が前記第2ハウジングに一体に形成され、前記解除面が前記第2ハウジングに対して相対移動可能とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記解除面のロック位置からロック解除位置への移動方向は、前記第1ハウジングから離間する方向であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、一対の前記解除面が、前記ロック面を挟んで並ぶように配置されており、前記一対の解除面と前記ロック面の並び方向が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と交差し、且つ前記ロックアームの弾性撓み方向と交差する方向とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ロック面は両ハウジングの嵌合方向と略直角なので、ロック面とロックアームとの係止により、両ハウジングは確実に嵌合状態にロックされる。また、ロック面と解除面のうち少なくとも一方をロック解除位置へ移動させれば、ロックアームと両ハウジングの嵌合方向に対して傾斜した解除面とが対応するセミロック状態となるので、ロックアームに直接触れることなくロックを解除できる。
<請求項2の発明>
ロック面は、第2ハウジングに一体に形成されているので、ロック面とロックアームとの係止力が大きくなっても、ロック面は第2ハウジングに対してロックアーム側へ相対移動することがない。したがって、ロック面とロックアームとの係止によるロック機能の信頼性に優れている。
<請求項3の発明>
ロック解除時における解除面の移動方向は、第2ハウジングが第1ハウジングから離間する方向と同じ方向なので、ロック解除の作業と両ハウジングを離脱させる作業をワンアクションで行うことができる。
<請求項4の発明>
ロック解除の際に、ロックアームは、弾性撓みするときに一対の解除面上を摺接するようになっているので、姿勢を傾ける虞がない。したがって、ロックを解除して両ハウジングを離間させる過程では、ロックアームの姿勢の傾きに起因するロックアームとロック面との干渉は発生せず、両ハウジングの離間動作が支障なく行われる。
実施形態1において第2ハウジングに操作部材を組み付けた状態をあらわす背面図 第2ハウジングの平面図 第2ハウジングの側面図 操作部材の平面図 操作部材の背面図 図5のZ−Z線断面図 解除面がロック位置にある状態をあらわす平面図 解除面がロック位置にある状態をあらわす図1のX−X線断面図 解除面がロック位置にある状態をあらわす図1のY−Y線断面図 嵌合された両ハウジングがロックアームとロック面との係止によりロックされている状態をあらわす断面図 解除面がロック解除位置に移動した状態をあらわす平面図 解除面がロック解除位置に移動した状態をあらわす図1のX−X線断面図 解除面をロック解除位置へ移動させてロックアームによるロックを解除した状態をあらわす断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図13を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10と、第1ハウジング10に対し嵌合・離脱が可能な第2ハウジング20と、第2ハウジング20に組み付けられた操作部材30とを備えて構成されている。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、図10及び図13に示すように、端子保持部11から前方へ角筒状のフード部12を延出させた形態である。端子保持部11には、先端に細長いタブを備えた周知形態の雄端子金具(図示省略)が保持されており、タブはフード部12によって包囲されている。フード部12を構成する上面壁の一部は、前方へ片持ち状に延出した形態であって、上下方向(即ち、両ハウジング10,20の嵌合方向と交差する方向)へ弾性撓み可能なロックアーム13となっている。
ロックアーム13は、それ自身の剛性により常には両ハウジング10,20の嵌合方向と略平行なロック姿勢(図10を参照)を保っているが、後端部を支点として上方のロック解除姿勢(図13を参照)へ弾性変位することができる。ロックアーム13には、上下方向(ロックアーム13の弾性撓み方向と概ね同じ方向)に貫通するロック孔14が形成されている。ロック孔14の内面における前端面は、ロックアーム13がロック姿勢にある状態で両ハウジング10,20の嵌合方向と直角をなす係止面15となっている。
第2ハウジング20は、合成樹脂製であり、全体としてブロック状をなす。第2ハウジング20は、フード部12内に進入するようにして第1ハウジング10と嵌合される。第2ハウジング20内には、雄端子金具のタブを挿入させるようになっている周知形態の雌端子金具21が収容されている。端子保持部11の左右両外側面には、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行に前後方向に直線的に延びた形態の一対のガイド溝22が形成されている。ガイド溝22内には、段差状をなす前側係止部23と、前側係止部23よりも後方に位置する後側係止部24とが形成されている。
第2ハウジング20の上面には、ロック部25が上方へ突出した形態で一体に形成されている。ロック部25は、幅方向(両ハウジング10,20の嵌合方向と直交する方向であって、ロックアーム13の弾性撓み方向とほぼ直角に交差する方向)において、第2ハウジング20の中央の配置されている。ロック部25の前面(両ハウジング10,20の嵌合時に第1ハウジング10と対向する面)は、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜し、後方に向かって上り勾配となった平面状のガイド斜面26となっている。ロック部25の上面は、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な平面状をなす。ロック部25の後面は、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して直角な平面状のロック面27となっている。ロック部25の左右両外側面は、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な平面状をなす。
操作部材30は、合成樹脂製であり、左右対称な一対の側壁部31と、両側壁部31の上端縁同士を連結した形態の左右対称な形状の上壁部32とを一体に形成したものである。両側壁部31には、その内側面から突出した形態の係止突起33が形成されている。上壁部32には、その前端縁における幅方向中央部分から後方へ略方形に切欠した形態の切欠部34が形成されている。かかる操作部材30は、第2ハウジング20に対しロック位置(図7〜図10を参照)とロック解除位置(図11〜図13を参照)との間で前後方向(両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な方向)への相対移動を可能に組み付けられている。尚、ロック位置とロック解除位置は、後述する解除面37に対しても同義で用いる。
操作部材30を第2ハウジング20に組み付けた状態では、操作部材30の左右両側壁部31が第2ハウジング20の左右両外側面に沿うように位置し、操作部材30の上壁部32が第2ハウジング20の上面に対して上から重なるように(沿うように)位置する。また、切欠部34には、ロック部25の少なくとも一部が進入し、ロック部25が上壁部32よりも上方へ突出した状態となる。
操作部材30がロック位置にある状態では、図8に示すように、係止突起33が前側係止部23に対して前方から係止するとともに、操作部材30の前端が第2ハウジング20のストッパ28に対して後方から当接することにより、操作部材30はロック位置に保持される。この状態から操作部材30に対し前側係止部23と係止突起33との係止力を上回る後方への操作力を付与すると、操作部材30が僅かに弾性変形して前側係止部23と係止突起33との係止が解除され、操作部材30はロック解除位置側(後方)へ相対移動する。操作部材30がロック解除位置にある状態では、図12に示すように、係止突起33が後側係止部24に対して前方から係止することにより、操作部材30は、第2ハウジング20に対し後方への相対移動を規制された状態に保持される。
操作部材30の上壁部32には、その切欠部34の左右両側縁から上方へ突出した形態であって、一対の解除部35が左右対称に形成されている。解除部35は、側方(両ハウジング10,20の嵌合方向と直交し、且つロックアーム13の弾性撓み方向と略直角に交差する方向)から見て台形をなす。解除部35の前面は、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜し、後方に向かって上り勾配となった平面状のガイド斜面3となっている。この解除部35のガイド斜面36の傾斜角度はロック部25のガイド斜面26と同じ角度である。
解除部35の上面は、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な平面状をなす。また、操作部材30を第2ハウジング20に組み付けた状態では、解除部35の上面はロック部25の上面と同じ高さとなる。解除部35の後面は、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜し、前方に向かって上り勾配となった平面状の解除面37となっている。一対の解除部35における互いに対向する側面は、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な平面状をなし、ロック部25の側面に対して接近して対向するように位置している。
操作部材30(解除面37)がロック位置にある状態では、図7,図9,図10に示すように、ロック部25のガイド斜面26と解除部35のガイド斜面36が、前後方向において同じ位置にあり、面一状をなして幅方向(左右方向)に並ぶ。また、前後方向において、解除面37の後端はロック面27と同じ位置にあり、換言すると解除面37はロック面27よりも前方に位置する。
操作部材30がロック解除位置にある状態では、図11,図13に示すように、解除部35のガイド斜面36がロック部25のガイド斜面26よりも後方に位置する。解除部35の上面はロック部25の上面の後端部と対応するように位置し、ロック部25の上面の後端と解除部35の上面の後端とは、前後方向において同じ位置にある。解除面37はその全体がロック面27よりも後方に位置する。
両ハウジング10,20を嵌合する際には、操作部材30をロック位置に保持しておく。この状態で第2ハウジング20を第1ハウジング10のフード部12内に嵌合すると、その過程では、ロックアーム13の先端がガイド斜面26,36に当接し、それ以降は、嵌合が進むのに伴い、ロックアーム13が、ガイド斜面26,36上を摺接しながら上方へ弾性撓みし、次いで、ロック部25の正面と解除部35の上面を摺接する。
そして、両ハウジング10,20が正規の嵌合状態に到達すると、同時に、ロックアーム13のうちロック孔14よりも前方の前端縁部がロック部25を通過し終わるので、ロックアーム13はそれ自身の弾性復元力により下方へ弾性復帰し、ロック孔14内にロック部25と解除部35が嵌入し、ロック孔14の係止面15がロック面27に対して係止した状態(ロック面27に当接する状態又はロック面27に対して接近して対向する状態)となる。係止面15とロック面27は、いずれも両ハウジング10,20の嵌合方向と直角な平面であるから、確実に係止状態を保ち、この係止作用により両ハウジング10,20が正規の嵌合状態に確実にロックされる。尚、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して斜めをなす解除面37はロック面27よりも前方に位置するので、ロックアーム13(係止面15)と解除面37は接触しない。
また、ロックアーム13が弾性復帰したときには、弾性復帰時の勢いにより、ロックアーム13の前端縁部が操作部材30の上壁部32に衝突し、衝突音が発生するととともに、操作部材30からハウジングに衝撃が伝わる。作業者は、この衝突音と衝撃を感じ取ることにより、両ハウジング10,20が正規の嵌合状態となり、ロックアーム13とロック面27との係止により離脱規制状態にロックされたことを知ることができる。
正規嵌合状態にロックされている両ハウジング10,20を離脱する際には、操作部材30を摘んで第2ハウジング20の後方へ移動させることにより、解除面37を後方へ移動させる。移動を開始した直後、解除面37が係止面15の下端縁に当接し、それ以降は、ロックアーム13は、解除面37の傾斜により係止面15の下端縁を解除面37に摺接させながらロック姿勢からロック解除姿勢への弾性撓みする。そして、操作部材30と解除面37がロック解除位置に到達すると、係止面15の下端縁が解除面37の上端(即ち、ロック部25の上面及び解除部35の上面の後端縁)に到達する。
この後も、操作部材30に対して後方への引張り操作力を付与し続けると、後側係止部24と係止突起33の係止により、第2ハウジング20が操作部材30と一体となって第1ハウジング10から離間する方向への移動を開始する。これ以降は、両ハウジング10,20が離間していくのに伴い、係止面15の下端縁(ロックアーム13)が、ロック部25と解除部35の上面を摺接することによりロック解除姿勢を保ち、その後、ロック部25のガイド斜面26を摺接することによりロック姿勢へ弾性復帰していく。ロックアーム13がロック姿勢に復帰した後は、ロックアーム13の弾性復元力に起因する抵抗が消失するので、両ハウジング10,20を容易に離間させることができる。
上述のように、本実施形態においては、第2ハウジング20に両ハウジング10,20の嵌合方向と略直角なロック面27と、両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜した解除面37とを設け、解除面37を、第2ハウジング20に対してロック位置とロック解除位置との間で相対移動する構成とした上で、解除面37がロック位置にある状態では、ロックアーム13とロック面27が係止することにより両ハウジング10,20を嵌合状態にロックするようにしている。このとき、ロック面27は両ハウジング10,20の嵌合方向と略直角なので、ロック面27とロックアーム13との係止により、両ハウジング10,20は確実に嵌合状態にロックされる。
また、両ハウジング10,20が嵌合している状態において解除面37がロック解除位置へ移動するのに伴い、ロックアーム13と解除面37が対応してロックアーム13とロック面27との係止が解除される構成としている。つまり、解除面37をロック解除位置へ移動させれば、ロックアーム13と両ハウジング10,20の嵌合方向に対して傾斜した解除面37とが対応するセミロック状態となるので、ロックアーム13に直接触れることなくロックを解除することができる。
また、本実施形態では、ロック面27を第2ハウジング20に一体に形成しているので、ロック面27とロックアーム13との係止力が大きくなっても、ロック面27は第2ハウジング20に対してロックアーム13側へ相対移動することがなく、したがって、ロック面27とロックアーム13との係止によるロック機能の信頼性に優れている。
また、解除面37のロック位置からロック解除位置への移動方向は、第1ハウジング10から離間する方向となっている。このように、ロック解除時における解除面37の移動方向(つまり、ロック解除時の操作部材30の移動方向)は、第2ハウジング20が第1ハウジング10から離間する方向と同じ方向となっているので、ロック解除の作業と両ハウジング10,20を離脱させる作業をワンアクションで行うことができる。
また、左右一対の解除面37が、1つのロック面27を挟んで並ぶように配置されており、この一対の解除面37とロック面27の並び方向は、両ハウジング10,20の嵌合方向(前後方向)と交差し、且つロックアーム13の弾性撓み方向(上下方向)と交差する左右方向(幅方向)とされている。この構成によれば、ロック解除の際に、ロックアーム13は、弾性撓みするときに一対の解除面37上を摺接することになるので、姿勢を左右に傾ける虞がない。したがって、ロックを解除して両ハウジング10,20を離間させる過程では、ロックアーム13の姿勢の傾きに起因するロックアーム13とロック面27との干渉は発生せず、両ハウジング10,20の離間動作が支障なく行われる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ロック解除時に解除面を後方(第1ハウジングから離間する方向)へ移動させるようにしたが、ロック解除時における解除面の移動方向は、ロックアームの弾性撓み方向と交差する方向であれば、前方又は左右方向のいずれの方向であってもよい。
(2)上記実施形態では、ロック解除時に解除面のみを移動させたが、解除面を移動させずにロック面のみを移動させてもよく、解除面とロック面の両方を移動させてもよい。この場合、ロック解除時のロック面の移動方向は、後方(ロック面に突き当たるので移動できない方向)以外の全方向が可能である。また、ロック面のみを移動させた場合には、ロックアームが弾性撓みせずに解除面と対応し、ロックアームと解除面がセミロック状態となるので、両ハウジングを引き離すようにすれば、ロックアームが解除面に摺接しながらロック解除方向へ弾性撓みする。
(3)上記実施形態では、一対の解除面が1つのロック面を挟むように配置したが、一対のロック面が1つの解除面を挟む配置、1つの解除面と1つのロック面が並ぶ配置、複数の解除面と複数のロック面が交互に並ぶ配置など、解除面とロック面の数と位置関係は、任意に設定することが可能である。
10…第1ハウジング
13…ロックアーム
20…第2ハウジング
27…ロック面
37…解除面

Claims (4)

  1. 弾性撓み可能なロックアームを備えた第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対し前記ロックアームの弾性撓み方向と交差する方向に嵌合される第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と略直角なロック面と、
    前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向に対して傾斜した解除面とを備え、
    前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方が、前記第2ハウジングに対してロック位置とロック解除位置との間での相対移動を可能とされており、
    前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方がロック位置にある状態では、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合したときに、前記ロックアームと前記ロック面が係止することにより前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合状態にロックされ、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合している状態において、前記ロック面と前記解除面のうち少なくとも一方がロック解除位置へ移動するのに伴い、前記ロックアームと前記解除面が対応して前記ロックアームと前記ロック面との係止が解除される構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック面が前記第2ハウジングに一体に形成され、
    前記解除面が前記第2ハウジングに対して相対移動可能とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記解除面のロック位置からロック解除位置への移動方向は、前記第1ハウジングから離間する方向であることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 一対の前記解除面が、前記ロック面を挟んで並ぶように配置されており、
    前記一対の解除面と前記ロック面の並び方向が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と交差し、且つ前記ロックアームの弾性撓み方向と交差する方向とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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