JP2011039816A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆるキャンペーン商品を良好に収納することができるとともに、払出指令に応じて1つずつ払い出すことができる自動販売機の商品収納装置を提供すること。
【解決手段】左右に対向した一対の側板間に上下方向に沿って延在する態様で画成され、キャップが着脱可能に取り付けられるキャップ取付部S1から胴体部S3までの間に括れ部分S2を有する商品を横倒し姿勢で順次収納する商品収納通路23と、待機状態においてはペダル部材26aを商品収納通路23に進出移動させて最下位の商品に当接させることにより商品の下方への移動を規制する一方、払出指令が与えられた場合にはペダル部材26aを商品収納通路23から退行移動させて商品を下方へ払い出す払出機構26とを備え、商品収納通路23を上下方向に沿って延在することにより、商品のキャップ取付部S1を収納する域と、商品の胴体部S3を収納する域とを区画する区画板31を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動販売機の商品収納装置に関し、より詳細には、例えばペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に適用される商品収納装置に関するものである。
従来、例えばペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機の商品収納装置として、サーペンタイン式商品収納ラックが知られている。このような商品収納装置は、左右に対向して立設された一対のベース側板の間に複数の円弧状のセグメントが架設されることにより、上下方向に沿って蛇行状に延在する態様で画成された商品収納通路を有している。また、この商品収納装置には、商品収納通路の下方側において最下位にある商品を払い出す払出機構が設けられている。
かかる商品収納装置においては、横倒しの姿勢で投入された商品がセグメントに沿って蛇行状の商品収納通路を転動しながら落下して払出機構の上に一列に積み上げ収納される。そして、商品を販売する場合、払出機構が払出指令に応じて駆動し、最下位の商品を下方に落下させて払い出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−92767号公報
ところで、飲料を収容するペットボトル等の容器は、キャップのような蓋体が着脱可能に取り付けられる蓋取付部から胴体部までの間に括れ部分を有する形態を成しており、胴体部が円柱状等を成している。そして、このような容器に入れられた商品の需要を喚起して購入を促進させるべく、景品類が袋等に入れられて紐等の索状体により容器の括れ部分に取り付けられたいわゆるキャンペーン商品が知られている。
しかしながら、このようなキャンペーン商品を上述したようなサーペンタイン式の商品収納装置に収納しようとした場合、景品類の存在により商品収納通路を転動することが難しいばかりか、横倒しの姿勢を維持することも困難であり、商品詰まり等が生ずる虞れがあった。また、かかる景品類の存在により、払出機構による払い出し動作が阻害される虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、いわゆるキャンペーン商品を良好に収納することができるとともに、払出指令に応じて1つずつ払い出すことができる自動販売機の商品収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機の商品収納装置は、左右に対向した一対の側板間に上下方向に沿って延在する態様で画成され、蓋体が着脱可能に取り付けられる蓋取付部から胴体部までの間に括れ部分を有する商品を横倒し姿勢で順次収納する商品収納通路と、前記商品収納通路に対し進退移動する態様で揺動可能に配設されたペダル部材を備えてなり、待機状態においては前記ペダル部材を前記商品収納通路に進出移動させて最下位の商品に当接させることにより商品の下方への移動を規制する一方、払出指令が与えられた場合には前記ペダル部材を前記商品収納通路から退行移動させて該商品を下方へ払い出す払出機構とを備えた自動販売機の商品収納装置において、前記商品収納通路を上下方向に沿って延在することにより、前記商品の蓋取付部を収納する域と、前記商品の胴体部を収納する域とを区画する区画部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機の商品収納装置は、上述した請求項1において、前記区画部材は、前後一対となる態様で商品収納通路を左右に区画し、かつ互いの間隙が前記商品の括れ部分の幅よりも大きく、かつ前記商品の胴体部の最大幅よりも小さい板状体から構成したものであることを特徴とする。
本発明によれば、区画部材が、商品収納通路を上下方向に沿って延在することにより、商品の蓋取付部を収納する域と、商品の胴体部を収納する域とを区画するので、横倒し姿勢で投入される商品が、景品類が袋等に入れられて紐(索状体)等により容器の括れ部分に取り付けられたいわゆるキャンペーン商品である場合においても、袋に入れられた景品類を蓋取付部とともに収納することができ、胴体部と分離させることができる。これにより、景品類の存在により商品収納通路を転動することが容易となるばかりか、横倒しの姿勢を維持した状態で収納することもでき、商品詰まり等の発生を抑制することができる。また、かかる景品類の存在により、払出機構による払い出し動作が阻害されることも回避することができる。従って、いわゆるキャンペーン商品を良好に収納することができるとともに、払出指令に応じて1つずつ払い出すことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置を適用した自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。 図2は、図1に示した商品収納装置のうち最も前方にある商品収納ラック(フロントラック)の構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示したフロントラックの要部を分解して示す分解斜視図である。 図4は、図1に示した商品収納装置を正面から見た場合を模式的に示す正面図であり、一部内部構造を示している。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置を適用した自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示する自動販売機は、例えばペットボトル入り飲料等の商品、すなわち蓋体であるキャップが着脱可能に取り付けられるキャップ取付部(蓋取付部)S1(図4参照)から胴体部S3(図4参照)までの間に括れ部分S2(図4参照)を有する形態を成す容器に入れられた飲料の商品を冷却、若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1、外扉2及び内扉3を備えている。
本体キャビネット1は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面が開口した箱状に構成したもので、その内部に断熱構造の商品収容庫4を有している。外扉2は、本体キャビネット1の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に配設してある。図には明示していないが、この外扉2の前面には、ディスプレイウィンドウ、商品選択ボタン、紙幣挿入口、硬貨投入口、返却レバー、金額表示器、硬貨返却口、商品取出口2a等々、商品を販売する際に必要となるものが設けてある。内扉3は、商品収容庫4の前面開口を覆うための断熱扉であり、外扉2よりも内方となる位置において開閉可能に配設してある。この内扉3の下方部は、商品を商品収容庫4の外部に搬出するための商品搬出口3aが設けてある。
また、上記自動販売機には、商品収容庫4の内部に商品シュータ5が設けてあり、この商品シュータ5の下方となる領域(以下、「熱交換領域」ともいう。)に温度調節ユニット6が配設してある一方、商品シュータ5よりも上方となる領域(以下、「商品収納領域」ともいう。)に商品収納装置10が配設してある。
商品シュータ5は、商品収納装置10の後述する商品収納通路13から払い出された商品を内扉3の商品搬出口3aに案内するためのプレート状部材であり、前方に向けて漸次下方に傾斜する態様で配設してある。図には明示していないが、この商品シュータ5には、熱交換領域と商品収納領域との間を連通させる通気孔が多数穿設してある。
温度調節ユニット6は、商品収容庫4の内部雰囲気を所望の温度状態に維持するためのもので、蒸発器6a、電熱ヒータ6b及び庫内送風ファン6cを備えて構成してある。蒸発器6aは、図には明示していないが、本体キャビネット1の機械室7に配設された圧縮機、凝縮器及び膨張機構等と冷媒配管を通じて冷凍サイクルを構成している。
この温度調節ユニット6においては、例えば冷凍サイクルを運転した状態で庫内送風ファン6cを駆動すると、蒸発器6aにおいて冷却された空気が商品シュータ5の通気孔を通じて上方に送出され、商品収納領域を低温状態に維持することができる。
一方、電熱ヒータ6bに通電した状態で庫内送風ファン6cを駆動すると、電熱ヒータ6bにより加熱された空気が商品シュータ5の通気孔を通じて上方に送出され、商品収納領域を高温状態に維持することができる。
商品収納装置10は、商品収納ラック11a,11b,11cが前後方向に3つ連結されて構成されたものである。これら複数の商品収納ラックのうち、前から2番目にある商品収納ラック11b、並びに最も後方にある商品収納ラック11cは、一対の側板の間にセグメントと称される湾曲形状の案内部材12を前後に間隔をおいて対向配設することによって蛇行状に構成した商品収納通路13を備え、商品収納通路13の内部に上下方向に沿って複数の商品を横倒しの姿勢で収納するものである。商品収納通路13には、上端部にトップトレイ14が必要に応じて設けてある一方、下端部に払出機構15が設けてある。
トップトレイ14は、商品収容庫4の前面開口から投入された商品を商品収納通路13の上端開口に案内するためのプレート状部材であり、商品収納通路13の上端から前方側に向けて漸次上方に傾斜する態様で配設してある。
払出機構15は、通路幅規定板16との間において商品の挙動を制御することにより、販売待機状態においては商品収納通路13に商品を収納する一方、払出指令が与えられた場合には対応する商品を1つずつ商品シュータ5に払い出すように機能するもので、ペダル部材15aとフラッパ部材(図示せず)とを備えて構成してある。ペダル部材15a及びフラッパ部材は、それぞれ商品収納通路13に進退移動する態様で揺動可能に配設してある。ペダル部材15aは、自身が商品収納通路13に進出移動する場合には、商品収納通路13の最下位の商品に当接して商品の下方への移動を規制するものである。フラッパ部材は、自身が商品収納通路13に進出移動する場合には、商品収納通路13の最下位から2番目の商品に当接して該商品の下方への移動を規制するものである。
図2は、図1に示した商品収納装置のうち最も前方にある商品収納ラック(以下、フロントラックとも称する)の構成を示す斜視図であり、図3は、図2に示したフロントラックの要部を分解して示す分解斜視図である。
ここで例示するフロントラック11aは、一対の側板の間に、前後に間隔をおいて対向配置されるセグメントと称される湾曲形状の案内部材21と、鋼板等を横断面コ字状に屈曲して形成された部材同士を相互に対向配置して前後一対となる態様で上下方向に沿って延在する長尺状の追加案内部材22とを隣接して配設することによって形成された商品収納通路23を前後2列備えている。
前後一対の追加案内部材22の上縁及び開口221の下縁には幅方向に複数(本実施の形態では3つ)の調節溝24が形成してあり、これらの調節溝24に規制部材25のフック251が係合して配設してある。上記案内部材21は、図2において右端側の側板と追加案内部材22の右端側の端部(コ字状の脚片)との間に架設してある。
このように前後に対向配置された案内部材21と追加案内部材22とにより構成された商品収納通路23の内部に上下方向に沿って複数の商品を横倒しの姿勢で収納するものである。商品収納通路23の下端部には払出機構26が設けてある。
図2中の符号27は、トップトレイである。トップトレイ27は、商品収容庫4の前面開口から投入された商品を後列の商品収納通路23の上端開口に案内するためのプレート状部材であり、商品収納通路23の上端から前方側に向けて漸次上方に傾斜する態様で配設してある。
払出機構26は、通路幅規定板28との間において商品の挙動を制御することにより、販売待機状態においては商品収納通路23に商品を収納する一方、払出指令が与えられた場合には対応する商品を1つずつ商品シュータ5に払い出すように機能するもので、ペダル部材26aとフラッパ部材(図示せず)とを備えて構成してある。ペダル部材26a及びフラッパ部材は、前後に対向配置された案内部材21と追加案内部材22とにより構成された商品収納通路23のうち、案内部材21のみによって構成される商品収納通路23に進退移動する態様で揺動可能に配設してある。ペダル部材26aは、自身が商品収納通路23に進出移動する場合には、商品収納通路23の最下位の商品に当接して商品の下方への移動を規制するものである。フラッパ部材は、自身が商品収納通路23に進出移動する場合には、商品収納通路23の最下位から2番目の商品に当接して該商品の下方への移動を規制するものである。
このようなフロントラック11aにおいては、区画板31が設けてある。区画板31は、それぞれの追加案内部材22のうち案内部材(セグメント)21に隣接する端部を屈曲させて構成した板状体(つまり、コ字状の脚片のうちの案内部材21に隣接する板状部分)であって、商品収納通路23を左右に区画するものである。
ここで、この明細書において、左側とは、自動販売機(商品収納装置10)を正面から見た場合の左方を示し、右側とは、自動販売機(商品収納装置10)を正面から見た場合の右方を示すものとする。
この区画板31は、前方側の追加案内部材22の端部を屈曲させたものと、後方側の追加案内部材22の端部を屈曲させたものとから構成してあり、これにより互いの間に間隙31Sが形成してあり、該間隙31Sは、対象商品(ペットボトル入り飲料)の括れ部分S2の幅よりも大きく、かつ前記商品の胴体部S3の最大幅よりも小さい大きさに調整してある。
また、前後の追加案内部材22の調節溝24にフック251を係合させて配置された前後の規制部材25の相互間の間隙も上記間隙31Sと略同一に定めてある。尚、以下の説明では、規制部材25を装着していない場合について述べた後に、規制部材25を装着した場合について説明する。
前方より該間隙31Sに該商品の括れ部分S2が挿通する態様で該商品が横倒し姿勢で投入されると、図4に示すように、区画板31の左方側に商品のキャップ取付部S1が位置し、区画板31の右方側に商品の胴体部S3が位置した状態で収納される。つまり、区画板31は、商品収納通路23を上下方向に沿って延在することにより、商品のキャップ取付部S1を収納する域と、商品の胴体部S3を収納する域とを区画する区画部材を構成している。
特に、図4に示すように、横倒し姿勢で投入される商品が、景品類が袋F等に入れられて紐(索状体:図示せず)等により容器の括れ部分S2に取り付けられたいわゆるキャンペーン商品である場合においても、袋Fに入れられた景品類をキャップ取付部S1とともに、区画板31の左方側に収納することができ、案内部材21により画成された商品収納通路23に収納される胴体部S3と分離させることができる。
以上のような構成を有する商品収納装置10は、次のようにして商品を収納し、かつ払い出すことができる。前提として、払出機構26を構成するペダル部材26aが商品収納通路23に進出移動しているとともに、フラッパ部材が商品収納通路23より退行移動しているものとする。
自動販売機の外扉2及び内扉3が開成された状態において、商品(ペットボトル入り飲料)の括れ部分S2が前後一対となる区画板31の間隙31Sに挿通する態様で商品が横倒し姿勢で前方より投入されると、該商品は、キャップ取付部S1が区画板31の左方側に位置し、胴体部S3が区画板31の右方側に位置した状態で商品収納通路23を転動し、商品収納通路23に進出移動するペダル部材26aにより下方への移動が規制されて商品収納通路23に順次収納される(図4参照)。
その後に外扉2及び内扉3が閉成されると販売待機状態となる。この販売待機状態において払出指令が与えられると、図示せぬアクチュエータの駆動によりフラッパ部材が商品収納通路23に進出移動し、最下位から2番目の商品に当接することにより該商品及びこの商品よりも上方にある商品の下方への移動が規制される。そしてペダル部材26aが下方に向けて揺動して商品収納通路23から退行移動し、最下位の商品を下方へ払い出す。払い出された商品は、商品シュータ5を転動し、商品搬出口3aを通過して商品取出口2aに至り、取り出し可能状態になる。
該商品の払い出しを行った後、ペダル部材26aが商品収納通路23に進出移動する一方、フラッパ部材が商品収納通路23から退行移動することにより、上述した販売待機状態に復帰する。
以上説明したように、本実施の形態である商品収納装置10によれば、前後一対となる態様で商品収納通路23を左右に区画する区画板31が、商品のキャップ取付部S1を収納する域と、商品の胴体部S3を収納する域とを区画するので、横倒し姿勢で投入される商品が、景品類が袋F等に入れられて紐(索状体)等により容器の括れ部分S2に取り付けられたいわゆるキャンペーン商品である場合においても、袋Fに入れられた景品類をキャップ取付部S1とともに、区画板31の左方側に収納することができ、案内部材21のみにより画成された商品収納通路23に収納される胴体部S3と分離させることができる。これにより、景品類の存在により商品収納通路23を転動することが容易となるばかりか、横倒しの姿勢を維持した状態で収納することもでき、商品詰まり等の発生を抑制することができる。また、かかる景品類の存在により、払出機構26による払い出し動作が阻害されることも回避することができる。従って、いわゆるキャンペーン商品を良好に収納することができるとともに、払出指令に応じて1つずつ払い出すことができる。
ここで、キャンペーン商品に付属する景品類は多種多様でその大きさも異なることから、区画板31により画成された商品のキャップ取付部S1を収納する空間に対して付属の景品類を占める割合が小さい場合には、付属の景品類の可動領域が大きくなることから付属の景品類同士が絡まるような不測の事態を惹起する虞れがある。
そこで、本実施の形態においては、前後の追加案内部材22に規制部材25を装着し、区画板31により画成された商品のキャップ取付部S1を収納する空間を狭めることができるように構成してある。すなわち、追加案内部材22に装着された規制部材25の係合位置を調整することにより、付属の景品類の大きさに応じてキャップ取付部S1を収納する空間を調節して付属の景品類の挙動を規制している。これにより付属の景品類の不測の事態を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、商品収納通路23を上下方向に沿って延在する区画板31により、商品収納通路23を左右に区画して、商品のキャップ取付部S1を収納する域と、商品の胴体部S3を収納する域とを区画するようにしたが、本発明では、商品の胴体部のみを収納する域に隣接する態様で該商品の蓋取付部を収納する域を該区画部材を境界として追加するようにしても構わない。このような構成によってもいわゆるキャンペーン商品を良好に収納することができるとともに、払出指令に応じて1つずつ払い出すことができる。
また上述した実施の形態では、前後一対となる態様で商品収納通路23を左右に区画し、かつ互いの間隙31Sが商品の括れ部分S2の幅よりも大きく、かつ商品の胴体部S3の最大幅よりも小さい区画板31から構成した区画部材を例示したが、本発明では、区画部材は、商品の括れ部分の幅よりも大きく、かつ商品の胴体部の最大幅よりも小さいスリットが自身の延在方向に沿って全域に亘って形成された板状体から構成したものであっても構わない。
また上述した実施の形態では、フロントラック11aに本発明の特徴的な構成、すなわち区画板31を配設して商品収納通路23を左右に区画するようにしたが、本発明においては、前から2番目の商品収納ラック11bや最も後方側にある商品収納ラック11cにフロントラック11aと同様の構成を採用しても構わない。
以上のように、本発明に係る商品収納装置は、例えばペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に適している。
1 本体キャビネット
2 外扉
3 内扉
4 商品収容庫
5 商品シュータ
6 温度調節ユニット
6a 蒸発器
6b 電熱ヒータ
6c 庫内送風ファン
10 商品収納装置
11a 商品収納ラック(フロントラック)
12 案内部材
13 商品収納通路
14 トップトレイ
15 払出機構
15a ペダル部材
21 案内部材
22 追加案内部材
221 開口
23 商品収納通路
24 調節溝
25 規制部材
251 フック
26 払出機構
26a ペダル部材
27 トップトレイ
31 区画板
31S 間隙
F 袋
S1 キャップ取付部
S3 胴体部
S2 括れ部分

Claims (2)

  1. 左右に対向した一対の側板間に上下方向に沿って延在する態様で画成され、蓋体が着脱可能に取り付けられる蓋取付部から胴体部までの間に括れ部分を有する商品を横倒し姿勢で順次収納する商品収納通路と、
    前記商品収納通路に対し進退移動する態様で揺動可能に配設されたペダル部材を備えてなり、待機状態においては前記ペダル部材を前記商品収納通路に進出移動させて最下位の商品に当接させることにより商品の下方への移動を規制する一方、払出指令が与えられた場合には前記ペダル部材を前記商品収納通路から退行移動させて該商品を下方へ払い出す払出機構と
    を備えた自動販売機の商品収納装置において、
    前記商品収納通路を上下方向に沿って延在することにより、前記商品の蓋取付部を収納する域と、前記商品の胴体部を収納する域とを区画する区画部材を備えたことを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
  2. 前記区画部材は、前後一対となる態様で商品収納通路を左右に区画し、かつ互いの間隙が前記商品の括れ部分の幅よりも大きく、かつ前記商品の胴体部の最大幅よりも小さい板状体から構成したものであることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置。
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