JP2011039372A - 一眼レフカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 一眼レフカメラのクイックリターンミラー機構は、作動速度が大きくなり、また繰り返し耐久回数が大きくなると、スタンバイ位置でのミラー角度が初期とずれてしまうという問題がある。
【解決手段】 ミラーの樹脂製保持部材の、規制部材と当接する部分に、金属製部材をインサート成形することで、スタンバイ位置でのミラー角度の初期からのずれを軽減する事が可能になる。
【選択図】 図8
【解決手段】 ミラーの樹脂製保持部材の、規制部材と当接する部分に、金属製部材をインサート成形することで、スタンバイ位置でのミラー角度の初期からのずれを軽減する事が可能になる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、一眼レフカメラにおける、ミラー角度を維持する構成に関するものである。
一眼レフカメラにおいて、クイックリターン方式のミラーを保持する樹脂製保持部材では、樹脂以外の部材を一体的に成形する事で、クイックリターン動作性能を向上させるさまざまな提案がなされてる。
例えば、樹脂製保持部材とサブミラーとを一体的に成形する事で、高速運動が可能になる提案がされている(例えば特許文献1を参照)。
上述の特許文献1におけるカメラは、ミラーの樹脂製保持部材とサブミラーとを一体的に成形する事で、クイックリターン動作性能を向上させる事が可能だが、樹脂製のサブミラーは平面度や反射率が従来のガラス製サブミラーよりも劣り、結果としてオートフォーカス性能が劣ってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来のガラス製ミラーを使用し、且つ高速でクイックリターン動作を繰り返し動作しても観察位置でのミラー角度の変化が少ない一眼レフカメラを提供することを目的としている。
また、前記、樹脂製保持部材に金属部材をインサート成形する再に、樹脂製保持部材内部で金属部材をL字形状にする事で、金属部材の脱落を防止する事が出来る、一眼レフカメラを提供することを目的としている。
更に、前記、樹脂製保持部材にインサート成形する金属部材の材質をステンレス板にする事で、安価で軽量な、一眼レフカメラを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の一眼レフカメラは、
撮影レンズ(2)から入った光を所定方向へ導くミラー(34)と、前記ミラー(34)を保持し、且つ、被写体像を観察する第一の位置と撮影退避位置である第二の位置とを移動可能な樹脂製保持部材(33)と、前記樹脂製保持部材と接触し、所定位置に規制する規制部材(11a)と、を有する一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材(33)の、前記規制部材(11a)と当接する部分に、金属製部材(33b)をインサート成形することを特徴とする。
撮影レンズ(2)から入った光を所定方向へ導くミラー(34)と、前記ミラー(34)を保持し、且つ、被写体像を観察する第一の位置と撮影退避位置である第二の位置とを移動可能な樹脂製保持部材(33)と、前記樹脂製保持部材と接触し、所定位置に規制する規制部材(11a)と、を有する一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材(33)の、前記規制部材(11a)と当接する部分に、金属製部材(33b)をインサート成形することを特徴とする。
また、前記樹脂製保持部材(33)にインサートされている金属製部材(33b)は、前記樹脂製保持部材(33)内部で、L字形状になっている事を特徴とする。
また、前記樹脂製保持部材(33)にインサートされている金属製部材(33b)は、ステンレス板である事を特徴とする。
本発明によれば、撮影レンズから入った光を所定方向へ導くミラーと、前記ミラーを保持し、且つ、被写体像を観察する第一の位置と撮影退避位置である第二の位置とを移動可能な樹脂製保持部材と、前記樹脂製保持部材と接触し、所定位置に規制する規制部材と、を有する一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材の、前記規制部材と当接する部分に、金属製部材をインサート成形することで、繰り返し高速で動作する際の、樹脂製保持部材および樹脂製保持部材に保持されるミラーの第一の位置での角度変化を軽減することが可能である。
(実施例)
本発明による一眼レフカメラの実施の形態について、一眼レフカメラのクリックリターンミラー機構におけるサブミラーホルダーを例にし、図を参照しながら説明する。
本発明による一眼レフカメラの実施の形態について、一眼レフカメラのクリックリターンミラー機構におけるサブミラーホルダーを例にし、図を参照しながら説明する。
図1は、一眼レフカメラの外観正面図である。図2は、一眼レフカメラの中央右断面図である。図3〜図9に、本実施の形態による一眼レフカメラの要部概略を示す。
1はカメラ、2は撮影レンズ、3はクイックリターンミラーユニット、4はミラーボックス、5はシャッターボタン、6は位相差オートフォーカス用のAFセンサーユニット、7は被写体像を観察する為の光学式ファインダーユニット、8はシャッター幕、9はCMOSセンサーやCCDセンサーなどの撮像素子とその保持部材や各種フィルターなどにより構成される撮像装置、10はバックライト照明付き液晶などの外部表示装置、θは撮影レンズ光軸とAFセンサーユニットへの撮影像の光軸との成す角度である。
次に、本発明の実施の形態の作動を、一眼レフカメラにおける、クイックリターンミラー機構のサブミラーを例にし、図1〜図9を用いて説明する。
図2は、撮影を行う前のスタンバイ状態、すなわち被写体像を観察する第一の位置を示している。図2の状態からシャッターボタン5が押されると、所定のシーケンスを経て、クイックリターンミラーユニット3はミラーアップ位置すなわち撮影退避位置である第二の位置へ移動し、且つ、シャッター幕8は、所定のシャッター秒時で露光を完了しミラーはスタンバイ状態に復帰する。
次に、図3は、スタンバイ状態でのクイックリターンミラーユニット3の断面状態を示している。クイックリターンミラーユニット3は、メインミラーホルダー31、メインミラー32、樹脂製保持部材33、ミラー34で構成される。
尚、本発明の実施の形態をサブミラーを例とする為、後述では、前記樹脂製保持部材33をサブミラーホルダー33及び前記ミラー34をサブミラー34とする。
メインミラー32は、メインミラーホルダー31に、サブミラー34は、サブミラーホルダー33に、それぞれ例えば接着材などにより固定されている。
図4は、スタンバイ状態でのクイックリターンミラーユニット3の右側面状態を示している。メインミラーホルダー31は、軸31aが図5に示す様にミラーボックス4に対して回転可能な状態に勘合している。また、サブミラーホルダー33の穴33aは、メインミラーホルダー31の軸31bに、回転可能な状態に勘合している。
図6は、スタンバイ状態でのクイックリターンミラーユニット3と、サブミラー角度調整ユニット11の後方斜視図を示している。尚、ミラーボックス4が、クイックリターンミラーユニット3とサブミラー角度調整ユニット11との間に介在するが、説明の為に図6からは削除している。サブミラーホルダー33は、図中に無いスプリングの力により、サブミラー角度調整ユニット11に固定されている、規制部材11aに当接する事により角度θを保証されている。サブミラーホルダー33の角度θは、AFセンサーユニット6に撮影レンズ2を通った被写体像を正確な角度θで導く為に、カメラの組立て工程内で、サブミラー角度調整ユニット11により角度調整を行う事は公知である。
図7は、クイックリターンミラーユニット3のミラーアップ状態(a)、ミラーアップからミラーダウン中のミラーダウン完了直前の状態(b)、スタンバイ状態(c)の左側面状態を示している。カメラの撮影動作として、前述の通り、スタンバイ状態(c)から、シャッターボタン5が押されると、所定のシーケンスを経て、クイックリターンミラーユニット3はミラーアップ状態(a)に移動し、且つ、シャッター幕8は、所定のシャッター秒時で露光を完了し、クイックリターンミラーユニット3はスタンバイ状態(c)に復帰する。その際に、サブミラーホルダー33は、規制部材11aに衝突した後、停止する。繰り返し撮影動作を行うと、サブミラーホルダー33が規制部材11aに繰り返し衝突する事でサブミラーホルダー33が樹脂製である為に、規制部材11aとの衝突により磨耗する。サブミラーホルダー33の規制部材11aとの当接面が磨耗することで、スタンバイ状態(a)でのサブミラー角度θが、カメラの組立て工程内で角度調整された角度からずれてしまう。その結果として、AFセンサーユニットが捕える被写体像がずれてしまい、オートフォーカス性能が低下する問題があった。
本発明では、図8に示す様に、樹脂製のサブミラーホルダー33の規制部材11aとの当接面に金属製部材33bをインサート成形することで、サブミラーホルダー33の磨耗を防止し、カメラの組立て工程内で角度調整された角度θを維持する事が可能である。結果として、AFセンサーユニット6への撮影像が、繰り返し撮影動作を行っても変化せずにオートフォーカス性能が維持可能となる。
次に、サブミラーホルダー33にインサートされている金属製部材33bは、前記サブミラーホルダー33内部で、L字形状になっている事を特徴とする一眼レフカメラについて、図9を参照しながら説明する。
前述の実施の形態について、サブミラーホルダー33の規制部材11aに繰り返し衝突する当接面に金属製部材33bがインサート成形されている。図9の断面A−Aで示す通り、金属製部材33bがサブミラーホルダー33の内部で、L字形状になっている事で、金属製部材33bが樹脂製のサブミラーホルダー33から脱落する事を防止する効果及び当接面方向に浮いてしまう事を抑える効果が得られる。
次に、サブミラーホルダー33にインサートされている金属製部材33bは、ステンレス板である事を特徴とする一眼について、図9を参照しながら説明する。
前述の実施の形態について、金属製部材33bは、ステンレス板であり、L字にプレス加工により製作されたものである。ステンレス板をプレス加工で製作する事により安価である。また軽量である事で、クイックリターンミラーユニットの作動イナーシャを抑える効果が得られる。
尚、本発明による一眼レフカメラの実施の形態について、一眼レフカメラのクリックリターンミラー機構におけるサブミラーホルダーを例に説明をしたが、例えばメインミラーホルダーにおいても、実施することが可能で、例えば被写体像を観察する際のずれを防止する効果が得られる。
1 カメラ本体
2 撮影レンズ
3 クイックリターンミラーユニット
4 ミラーボックス
5 シャッターボタン
6 AFセンサーユニット
7 光学式ファインダーユニット
8 シャッター幕
9 CMOSセンサーやCCDセンサーなどの撮像素子とその保持部材や各種フィルターなどにより構成される撮像装置
11 サブミラー角度調整ユニット
11a 規制部材
31 メインミラーホルダー
32 メインミラー
33 樹脂製保持部材(サブミラーホルダー)
33b 金属製部材
34 ミラー(サブミラー)
θ 撮影レンズ光軸とAFセンサーユニットへの撮影像の光軸との成す角度
2 撮影レンズ
3 クイックリターンミラーユニット
4 ミラーボックス
5 シャッターボタン
6 AFセンサーユニット
7 光学式ファインダーユニット
8 シャッター幕
9 CMOSセンサーやCCDセンサーなどの撮像素子とその保持部材や各種フィルターなどにより構成される撮像装置
11 サブミラー角度調整ユニット
11a 規制部材
31 メインミラーホルダー
32 メインミラー
33 樹脂製保持部材(サブミラーホルダー)
33b 金属製部材
34 ミラー(サブミラー)
θ 撮影レンズ光軸とAFセンサーユニットへの撮影像の光軸との成す角度
Claims (3)
- 撮影レンズ(2)から入った光を所定方向へ導くミラー(34)と、前記ミラー(34)を保持し、且つ、被写体像を観察する第一の位置と撮影退避位置である第二の位置とを移動可能な樹脂製保持部材(33)と、前記樹脂製保持部材と接触し、所定位置に規制する規制部材(11a)と、を有する一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材(33)の、前記規制部材(11a)と当接する部分に、金属製部材(33b)をインサート成形することを特徴とする一眼レフカメラ。
- 請求項1に記載の一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材(33)にインサートされている金属製部材(33b)は、前記樹脂製保持部材(33)内部で、L字形状になっている事を特徴とする一眼レフカメラ。
- 請求項1及び請求項2に記載の一眼レフカメラにおいて、前記樹脂製保持部材(33)にインサートされている金属製部材(33b)は、ステンレス板である事を特徴とする一眼レフカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188300A JP2011039372A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | 一眼レフカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188300A JP2011039372A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | 一眼レフカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011039372A true JP2011039372A (ja) | 2011-02-24 |
Family
ID=43767198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009188300A Pending JP2011039372A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | 一眼レフカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011039372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164504A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Nikon Corp | カメラボディ |
-
2009
- 2009-08-17 JP JP2009188300A patent/JP2011039372A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013164504A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Nikon Corp | カメラボディ |
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