JP2011038411A - 可変容量圧縮機用制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に高負荷時において可変容量圧縮機を速やかに起動可能な制御弁を提供する。
【解決手段】本発明のある態様の制御弁101においては、作動ロッド119とシャフト136とが弾性部材などを介することなくハウジング181を介して剛に連結され、ソレノイド力がそのまま主弁の弁体18に伝達される。このため、ソレノイド103がオフからオンに切り替えられて起動電流が供給されたときに、主弁を速やかに閉じることができる。また、特に夏場などの高負荷時においては圧縮機起動時の吸入圧力Psが高いため、副弁の開弁状態を維持できる。つまり、圧縮機起動時に主弁が閉じると同時に副弁を開弁状態とできるため、クランク室への冷媒の導入を規制すると同時にクランク室から冷媒を排出することができ、圧縮機を速やかに起動させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用空調装置の冷凍サイクルを構成する可変容量圧縮機の吐出容量を制御するのに好適な制御弁に関する。
自動車用空調装置は、一般に、その冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する圧縮機、そのガス冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された液冷媒を断熱膨張させることで低温・低圧の冷媒にする膨張装置、その冷媒を蒸発させることにより車室内空気との熱交換を行う蒸発器等を備えている。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻され、冷凍サイクルを循環する。
この圧縮機としては、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられている。この圧縮機は、エンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。このクランク室内の圧力(以下「クランク圧力」という)Pcは、圧縮機の吐出室とクランク室との間、またはクランク室と吸入室との間に設けられた可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」ともいう)により制御される。
このような制御弁として、例えば吸入圧力Psに応じてクランク室への冷媒の導入量を調整することにより、クランク圧力Pcを制御するものがある(例えば特許文献1参照)。この制御弁は、吸入圧力Psを感知して変位する感圧部と、感圧部の駆動力を受けて吐出室からクランク室へ通じる通路を開閉制御する弁部と、感圧部の設定値を外部電流によって可変できるソレノイドとを備える。このような制御弁は、吸入圧力Psが外部電流により設定された設定圧力に保持されるように弁部を開閉する。一般に、吸入圧力Psは蒸発器出口の冷媒温度に比例するため、その設定圧力を所定値以上に保持することにより、蒸発器の凍結等を防止できる。また、車両のエンジン負荷が大きいときにはソレノイドをオフにすることで弁部を全開状態とし、クランク圧力Pcを高くして揺動板を回転軸に対してほぼ直角にすることで、圧縮機を最小容量で運転させることができる。
特開2008−45526号公報
ところで、このような制御弁は、その定常制御状態においては上述のように吸入圧力Psが設定圧力となるよう安定した制御を行うが、車両搭乗者に空調装置の利きが良いと感じさせるためには、特に圧縮機の起動時の応答性を高める必要がある。特に、夏場など冷凍負荷の大きい環境下においてはなおさらである。一方、そのような高い応答性を実現するための制御弁を簡易な構成にて低コストに実現したいという要請もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、特に高負荷時において可変容量圧縮機を速やかに起動可能な制御弁を提供することを目的とする。
本発明のある態様の可変容量圧縮機用制御弁は、吸入室から導入された冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を制御することにより変化させるものである。この可変容量圧縮機用制御弁は、吸入室に連通する吸入室連通ポート、吐出室に連通する吐出室連通ポート、およびクランク室に連通するクランク室連通ポートが設けられたボディと、吐出室連通ポートとクランク室連通ポートとを連通させる主通路に設けられた主弁と、クランク室連通ポートと吸入室連通ポートとを連通させる副通路に設けられた副弁と、供給電流に応じて主弁の閉弁方向のソレノイド力を付与可能なソレノイドと、吸入室連通ポートに連通する圧力室と、圧力室の圧力を感知し、圧力室の圧力がソレノイドへの供給電流により設定される第1設定圧力に維持されるようソレノイド力に対抗する力を発生させて主弁の開度を調整する一方、圧力室の圧力が第1設定圧力よりも高い予め定める第2設定圧力よりも高くなったときに副弁を開弁させる感圧部と、を備える。
ここで、「第1設定圧力」は、当該制御弁が組み込まれる圧縮機が適用される冷凍サイクルの低圧側の温度を規定するものであってよく、ソレノイドへの供給電流値を変更することにより変化させることができるものでもよい。具体的には、その冷凍サイクルに設けられる蒸発器が凍結しない程度の温度を保持できるよう設定された圧力であってもよい。「第2設定圧力」は、所定の高負荷時における制御弁の起動時(ソレノイドに起動電流が供給されたとき)に副弁を開弁させることができるよう、その感圧部の機械的構造(受圧部の構造)や動作に基づいて決まる値でもよい。例えば、一般に空調装置が多用される夏場などの高負荷時に開弁可能な値であってもよい。
この態様によると、圧力室の圧力が第2設定圧力よりも高い高負荷時にソレノイドがオフからオンに切り替えられて起動電流が供給されると、主弁を速やかに閉じるとともに副弁を開弁状態とすることができる。その結果、クランク室への冷媒の導入を規制すると同時にクランク室から冷媒を排出することができ、可変容量圧縮機を速やかに起動させることができる。
本発明によれば、特に高負荷時において可変容量圧縮機を速やかに起動可能な制御弁を提供することができる。
実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
図1は、実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
本実施の形態の制御弁101は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される図示しない可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)を制御する制御弁(電磁弁)として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器(外部熱交換器)にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。圧縮機は、自動車のエンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。制御弁101は、その圧縮機の吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御することで揺動板の角度、ひいてはその圧縮機の吐出容量を変化させる。
制御弁101は、圧縮機の吸入圧力Psを設定圧力に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。制御弁101は、吐出冷媒の一部をクランク室へ導入するための冷媒通路を開閉する弁部を含む弁本体102と、その弁部の開度を調整してクランク室へ導入する冷媒流量を制御するソレノイド103とを一体に組み付けて構成される。弁本体102は、段付円筒状のボディ105、ボディ105の内部に設けられた弁部、ボディ105の内部に設けられて弁部を開閉するための駆動力を発生するパワーエレメント104(「感圧部」に該当する)等を備えている。ボディ105とソレノイド103とは接続部材106を介して接続固定されている。なお、ボディ105と接続部材106とを合わせたものを制御弁101のボディと捉えることもできる。
ボディ105の側部には、圧縮機の吐出室に連通して吐出圧力Pdを受けるポート11(「吐出室連通ポート」に該当する)が設けられている。ポート11には、ボディ105の内部へのごみ等の侵入を抑制するためのフィルタ12が取り付けられている。ポート11は、ボディ105の上部に設けられたポート13(「クランク室連通ポート」に該当する)と内部で連通している。ポート13は、圧縮機のクランク室に連通し、主弁を経由した冷媒をクランク室へ向けて導出する一方、圧縮機の起動時にはクランク室から排出された冷媒を導入する。このとき導入された冷媒は、副弁を介して吸入室へ導出される。ボディ105の下端開口部は、ソレノイド103との間に形成された空間を介して圧縮機の吸入室に連通する。ボディ105の下端部の側部には、圧縮機の吸入室に連通して吸入圧力Psを受けるポート26(「吸入室連通ポート」に該当する)が形成されている。
ボディ105内のポート11とポート13とを連通する冷媒通路(主通路)には弁孔16が形成され、その弁孔16のポート11側の開口端部に弁座17(主弁座)が形成されている。また、ボディ105には、円筒状の弁形成部材115が軸線方向に変位可能に設けられている。弁形成部材115は、その上端部が縮径されて弁孔16に挿通され、その縮径部の基端部により弁体18(主弁体)が形成されている。すなわち、弁体18は、弁形成部材115の一部として形成され、弁座17にポート11側から接離可能に対向するように配置されている。弁形成部材115の内部通路は、ポート13とポート26とを連通させる冷媒通路(副通路)を形成する。
弁形成部材115は、ボディ105の中央部に設けられたガイド孔24に摺動可能な摺動部と、弁孔16の上端部に摺動可能な摺動部を有し、これらの摺動部がガイドされることで軸線方向に動作する。弁形成部材115の縮径部には、内外を連通する連通孔116が設けられている。弁座17はテーパ面をなし、弁体18の先端外周縁部が弁座17に着脱することによって主弁(第1の弁部)を開閉し、吐出室からクランク室へ流れる冷媒流量を調整する。
ボディ105は、その下半部の内径が複数段に拡径されており、その下半部の軸線方向中央付近に円板状のストッパ123が圧入されている。ストッパ123の中央部には、段付円筒状の弁座形成部材120が加締接合されている。弁座形成部材120には、円柱状の作動ロッド119が軸線方向に摺動可能に挿通されている。弁座形成部材120は、ストッパ123の上面に当接するように配設され、その上端部には半径方向外向きに延出するフランジ部が設けられている。このフランジ部の下面により弁座20(副弁座)が形成されている。また、そのフランジ部を外側から囲むように段付円筒状の弁体形成部材122が配設されている。
弁体形成部材122は、その上端部が弁形成部材115の下端部に摺動可能に支持され、下端部には半径方向内向きに延出するフランジ部が設けられている。このフランジ部により弁体21(副弁体)が形成されている。弁体21は、下方から弁座20に着脱して第1の副弁(第2の弁部)を開閉し、クランク室から吸入室へリリーフする冷媒流量を調整する。 接続部材106は有底段付円筒状をなし、その拡径された上半部にボディ105の下端部が内挿されるように圧入され、底部にソレノイド103が接続されている。ボディ105、接続部材106およびソレノイド103により囲まれる内部空間は、吸入圧力Psが導入される圧力室28を形成する。圧力室28には、吸入圧力Psを感知して軸線方向に動作するパワーエレメント104が配置されている。
一方、ソレノイド103は、ヨークとしても機能する有底円筒状のケース130と、ケース130に対して固定された有底円筒状のスリーブ131と、ケース130に固定されるとともにスリーブ131の開口部側である上半部に内挿された円筒状のコア32と、スリーブ131の底部側である下半部に収容されてコア32と軸線方向に対向配置された円柱状のプランジャ133と、外部からの供給電流により磁気回路を生成する電磁コイル34と、ケース130の下端開口部を封止するように設けられた端部部材135とを備えている。接続部材106の底部とケース130の底部とが突き合わされ、その底部中央を貫通するように挿通孔29が形成されている。そして、コア32の上端部がその挿通孔29に挿通されて外方に加締められることにより、接続部材106とケース130とを内方から挟み込むように連結固定している。
コア32の中央を軸線方向に貫通するように、長尺柱状のシャフト136が挿通されている。シャフト136は、その下端部がプランジャ133の上端部に同軸状に圧入されている。コア32とシャフト136との間隙には、圧力室28と連通する冷媒通路が形成されている。プランジャ133の外周面の所定箇所には軸線方向に沿った溝部137が形成されている。コア32とシャフト136との間隙を通過した吸入圧力Psの冷媒は、さらにその溝部137とスリーブ131との間に形成された通路を通ってプランジャ133の下部、つまり背圧室39に導入される。シャフト136は、その上端部がパワーエレメント104に連結されており、ソレノイド力をパワーエレメント104を介して作動ロッド119に伝達する。
スリーブ131は、非磁性材料からなり、その底部中央部が上方にやや凸となり、プランジャ133を下方から支持できるように構成されている。また、スリーブ131には円筒状のボビン41が外挿されており、そのボビン41に電磁コイル34が巻回されている。このボビン41に電磁コイル34が巻回されたコイル組立体とケース130との間には、樹脂材からなる段付円筒状の熱伝達部材134が介装されている。熱伝達部材134は、電磁コイル34で発生した熱をケース130に伝達してその放熱効率を高める。コア32の上端部外周面、スリーブ131の上端面、およびケース130の底部内面により囲まれた空間にはシールリング47が介装され、ソレノイド103の内外のシールを確保している。
ケース130の下端部は拡径され、半径方向外向きに突出した拡径部40となっており、その内方に円板状のカラー142が配設されている。カラー142は、その拡径部40の下端部が内方に加締められることによりケース130に固定されている。カラー142は、磁性材料からなり、ケース130とともに磁気回路を構成する。カラー142の底部中央には挿通孔43が設けられ、スリーブ131の下端部がその挿通孔43を介して露出している。ボビン41からは電磁コイル34につながる一対の接続端子44が延出し、それぞれカラー142および端部部材135を貫通して外部に引き出されている。同図には説明の便宜上、その一対の片方のみが表示されている。
端部部材135は、ケース130に内包されるソレノイド103内の構造物全体を下方から封止するように取り付けられている。端部部材135からは接続端子44の先端部が引き出されており、図示しない外部電源に接続される。なお、端部部材135を形成する樹脂材としては、例えばガラスを含有した66ナイロン等のように適度な硬さと弾性を有するものが好ましい。一定以上の取付精度を確保するために、ゴムよりも硬度の高いものであるのが好ましい。
端部部材135の上端外周面とケース130の下端内周面との間に比較的小さなOリング48が介装されている。また、ケース130の拡径部の上方には、Oリング49がケース130に外挿されるように取り付けられている。Oリング49は、Oリング48よりも大きく、図示しない圧縮機のハウジングに設けられた取付孔に制御弁101が取り付けられた際に、その取付孔とケース130との間に介装されるように配置され、外部からハウジング内部への異物の侵入を規制する。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。
ボディ105の外周部のポート11が含まれる位置には、ボディ105の内方に向かって段階的に幅が大きくなる溝状の嵌合部159が形成され、その嵌合部159に環状のフィルタ12が嵌着されている。すなわち、嵌合部159は、小幅部160と、その小幅部160より幅が大きい大幅部162とからなる。本実施の形態では、この嵌合部159を旋盤による切削加工により成形する。具体的には、ボディ105のポート11が含まれる位置にT字状の先端形状を有するバイトを突き当てるようにして、まず小幅部160と同幅で大幅部162と同じ深さの溝部を形成し、その溝部の形成後にそのままバイトをボディ105の上方および下方に所定量ずつずらして切削を進める。その後、バイトを上下方向の元の位置に戻してから退避させることにより、図示のような段付溝が形成される。
このようにして嵌合部159が形成された後、フィルタ12を挿入嵌合させる。フィルタ12は、長尺帯状の金属メッシュをその長手方向に丸めてその両端部を所定量オーバラップさせ、そのオーバラップ部にスポット溶接を施すことにより環状に形成されている。フィルタ12は、図示のように大幅部162の幅よりも大きな幅を有するため、その上下端がそれぞれ折り曲げられた状態で嵌合部159に嵌合状態で組み付けられる。このため、フィルタ12の脱落は確実に防止されている。
弁形成部材115は、有底円筒状をなし、その底部に内外を連通する連通孔140が設けられている。弁形成部材115の下端部と、弁体形成部材122と、弁座形成部材120とにより囲まれた空間は、連通孔140を介してポート13に連通し、クランク圧力Pcが満たされる圧力室150を形成する。弁形成部材115の下部には凹溝が周設され、その凹溝とボディ105との間には、弁形成部材115を主弁の開弁方向に付勢するスプリング75が介装されている。作動ロッド119は、弁座形成部材120を軸線方向に貫通し、その一端側が圧力室150に延出して弁形成部材115に連結され、他端側が圧力室28に延出してパワーエレメント104に連結されている。
なお、本実施の形態では省略したが、変形例においては、ボディ105と弁形成部材115との間にシール部材を設け、ポート11から導入された吐出冷媒が圧力室28へ漏れることを規制するようにしてもよい。例えば、ガイド孔24のポート11側の開口端部に薄膜シート状(リング状)のパッキンを設けてもよい。そのパッキンに前後差圧が作用したときにセルフシール作用によりその内周部が弁形成部材115の摺動面に圧着するように構成してもよい。
パワーエレメント104は、作動ロッド119とシャフト136との間に介装されて弁部の開閉方向に変位可能に支持された中空のハウジング181と、ハウジング181内に密閉された基準圧力室Sを形成するように支持された感圧部材182と、感圧部材182の上端部に連結された反力伝達部材169とを備えている。ハウジング181は、ステンレス鋼板をプレス成形して得られた有底円筒状の第1ハウジング184と第2ハウジング185を、それらの開口部を突き合わせるように接合して形成され、内部に感圧部材182および反力伝達部材169の収容空間を形成する。
第1ハウジング184は、その底部中央に上方に突出した嵌合凸部186が設けられ、その嵌合凸部186にシャフト136の上端部を収容するようにしてシャフト136に連結されている。第1ハウジング184は、その側面が周方向に波形状となっており、その波形状の外側頂点部において接続部材106に摺動可能に支持されている。第2ハウジング185は、その下端部が第1ハウジング184の上端部に接合(溶接)されている。第2ハウジング185は、その底部中央にて作動ロッド119を下方から支持している。第2ハウジング185の上端外周縁には、反力伝達部材169の一部を露出させる複数の挿通孔90がそれぞれ設けられている。
感圧部材182は、上下(弁部の開閉方向)に対向する一対のダイヤフラム191,192と、その一対のダイヤフラムに挟まれるガイド部材188と、その一対のダイヤフラムのそれぞれに接合された一対のストッパ部材193,194と、その一対のストッパ部材の間に介装されたスプリング195を含んで構成される。ダイヤフラム191、192はともに薄膜円板状の金属ダイヤフラムからなり、円筒状のガイド部材188の上端開口部、下端開口部をそれぞれ封止するように装着されている。すなわち、ガイド部材188とリング部材96との間にダイヤフラム191の外周縁部が挟まれるようにして外周溶接を施し、ガイド部材188とリング部材97との間にダイヤフラム192の外周縁部が挟まれるようにして外周溶接を施すことにより密閉された基準圧力室Sが形成されている。この溶接は真空雰囲気内で行われるため、基準圧力室Sは真空状態となっているが、基準圧力室S内に大気等を満たすようにしてもよい。
ストッパ部材193は段付円柱状をなし、その上面がダイヤフラム191の下面中央に接合されている。ストッパ部材193の上端部には半径方向外向きに延出するフランジ部145が設けられている。一方、ストッパ部材194も段付円柱状をなし、その下面がダイヤフラム192の上面中央に接合されている。ストッパ部材194の下端部には半径方向外向きに延出するフランジ部146が設けられている。スプリング195は、フランジ部145とフランジ部146との間に介装され、ストッパ部材193とストッパ部材194とを互いに離間させる方向に付勢している。このため、感圧部材182は、圧力室28の吸入圧力Psと基準圧力室Sの基準圧力との差圧に応じて軸線方向(弁部の開閉方向)に伸長または収縮する。ただし、その差圧が大きくなっても感圧部材182が所定量収縮すると、ストッパ部材193とストッパ部材194の互いの先端面が当接して係止されるため、その収縮が規制される。
スプリング195は、隣接するコイルが密着したときの密着高さが、各コイルの厚みの合計よりも小さくなる圧縮コイルスプリングからなる。すなわち、スプリング195は、隣接するコイルの外径が徐々に変化し、軸線方向の端部よりも中央部の外径が大きな樽型形状をなすように形成され、その一端部がストッパ部材193を支持軸として支持され、他端部がストッパ部材194を支持軸として支持されるように組み付けられている。このように、樽形の圧縮コイルスプリングを採用することにより、スプリング195をその荷重の大きさに比してコンパクトに形成することができる。
反力伝達部材169は、円板状をなし、その外周縁部からハウジング181を貫通して上方に延びる3つの脚部70を有する(同図には1つのみ表示)。反力伝達部材169の中央位置は、感圧部材182の上端中央に接合されるよう凹形状に形成されている。すなわち、その凹形状とストッパ部材193とによりダイヤフラム191の中央部が挟まれるように固定されている。反力伝達部材169と第2ハウジング185との間には、両者を離間する方向に付勢するスプリング79が介装されている。
ストッパ123の脚部70に対向する位置には挿通孔128が設けられており、脚部70の上端部はこの挿通孔128を貫通してその上部の空間に延出している。弁座形成部材120は、このように延出した3つの脚部70の内方に圧入され、脚部70と一体動作するように構成されている。したがって、脚部70は、図示のように弁体21が弁座20に着座して第1の副弁が閉じた状態になると、それより上方へ変位することはない。
このような構成において、制御弁101の定常制御中に圧力室28内の吸入圧力Psが所定の設定圧力Psetよりも低くなると、感圧部材182が伸長方向に変形する。このとき、第1の副弁が閉弁状態にあるため、反力伝達部材169が感圧部材182の上方への変位を規制するため、感圧部材182は相対的に下方に変位する。すなわち、反力伝達部材169に作用する弁座形成部材120からの反力が、感圧部材182およびハウジング181を介してシャフト136に伝達され、ソレノイド103によるソレノイド力を低減する方向の力が作用する。この設定圧力Psetは、基本的にはスプリング195のばね荷重によって予め調整され、蒸発器内の温度と吸入圧力Psとの関係から、蒸発器の凍結を防止できる圧力値として設定されている。設定圧力Psetは、ソレノイド103への供給電流(設定電流)を変えることにより変化させることができる。
本実施の形態においては、主弁の有効受圧径A(弁孔16の開口端部の内径)と、ガイド孔24の内径Bと、作動ロッド119の弁体形成部材122との摺動部の外径Cと、第1の副弁の有効受圧径D(弁座20の外径)とが実質的に等しく形成されている。したがって、作動ロッド119に作用する吐出圧力Pdによる力、およびクランク圧力Pcによる力はキャンセルされる。また、弁体形成部材122に作用する吸入圧力Psによる力もキャンセルされる。このため、圧縮機の制御状態においては、弁体18は、ソレノイド103による閉弁方向のソレノイド力、スプリング75による開弁方向の力、およびパワーエレメント104による開弁方向の反力に基づいて開閉動作することになる。一方、スプリング195の荷重がスプリング79の荷重よりも相当大きく設定されている。このため、制御弁101の定常制御状態において第1の副弁の閉弁状態を保持することができる。
次に、制御弁の動作について説明する。
図3〜図6は、制御弁の動作を表す図であり、図2に対応する。既に説明した図2は、制御弁の最大容量運転状態を示している。図3は、自動車用空調装置が動作していないときの状態を示している。図4は、制御弁のブリード機能を動作させたときの状態を示している。図5は、比較的安定した制御状態を示している。図6は、定常状態からソレノイドがオフにされたときの状態を示している。以下においては、図1に基づき、適宜図2〜図6を参照しつつ説明する。
制御弁101において、ソレノイド103が非通電のとき、つまり自動車用空調装置が動作していないときには、コア32とプランジャ133との間に吸引力が作用しない。また、スプリング75が作動ロッド119およびパワーエレメント104を介してシャフト136を下方に付勢しているため、弁体18が弁座17から離間して主弁が全開状態となる。このとき、圧縮機の吐出室からポート11に導入された吐出圧力Pdの冷媒は、全開状態の主弁を通過し、ポート13からクランク室へと流れることになる。したがって、クランク圧力Pcが高くなり、圧縮機は最小容量運転を行うようになる。
また、図3に示すように、この場合には吸入圧力Psが比較的高いので、感圧部材182が収縮した状態となる。このとき、ソレノイド力が作用しないため、パワーエレメント104が下死点に変位し、その結果、弁体21が弁座20から離間して第1の副弁が開放された状態となる。また、弁体形成部材122が弁座形成部材120から離間した状態となるため、パワーエレメント104は作動ロッド119とシャフト136との間に介装されてはいるが、実質的に機能しない。一方、弁形成部材115が全開状態で下死点へ変位して図示のように弁座形成部材120に当接した状態となり、作動ロッド119の下端部は封止される。すなわち、作動ロッド119の下端面と弁座形成部材120の上端面によって第2の副弁が閉じられることになり、それによってポート13を介したクランク室からの冷媒の導出が規制されるため、最小容量運転状態は維持される。すなわちこの場合、弁形成部材115の下端部が弁体210(第2の副弁体)を構成し、弁座形成部材120の上端面が弁座212(第2の副弁座)を構成する。弁体210が上方から弁座212に着座して第2の副弁(第3の弁部)を閉じることになる。
一方、自動車用空調装置の起動時など、ソレノイド103の電磁コイル34に最大の制御電流が供給されると、プランジャ133は、コア32に最大の吸引力で吸引される。このとき、図4に示すように、ソレノイド力がパワーエレメント104を介して作動ロッド119にそのまま伝達されて弁体18が弁座17に着座して主弁が閉じられる。このとき、作動ロッド119が下死点から上昇するため、上述した第2の副弁は開放される。一方、夏場などの高負荷時における圧縮機の起動直後は吸入圧力Psが高く感圧部材182が収縮状態にあるため、弁体21が弁座20から離間する第1の副弁の開放状態が維持される。
なお、本実施の形態では、このように感圧部材182を収縮状態とできる吸入圧力Psとして、空調装置が多用される夏場などの所定の高負荷時に開弁可能な値を設定している。本実施の形態におけるその設定値は、ダイヤフラム191およびダイヤフラム192の有効受圧面積と吸入圧力Ps(正確には吸入圧力Psと基準圧力室Sの基準圧力との差圧)とにより算出される荷重にスプリング79の荷重を加えた感圧部材182の収縮方向の荷重が、スプリング195による感圧部材182の伸張方向の荷重に打ち勝つことができる吸入圧力Psとなっている。
すなわち、ソレノイド103に起動電流を供給することで主弁を閉じてクランク室への吐出冷媒の導入を規制する一方、副弁を開弁状態とするため、クランク室内の冷媒を吸入室に速やかにリリーフさせる。本実施の形態では、圧縮機に形成された減圧通路(クランク室と吸入室とをつなぐオリフィス等)を介してもクランク室の減圧が行われるが、このように副弁を速やかに開弁させてその減圧応答性を最大限に高めることができ、圧縮機を速やかに起動させることができる。この状態から、吸入圧力Psが低下すると、図2に示したように、主弁および副弁の双方が閉じた最大容量運転状態となる。
ここで、ソレノイド103に供給される電流値が所定値に設定された制御状態にあるときには、吸入圧力Psもある程度低い状態にあるため、図5に示すように、弁体21が弁座20に着座して第1の副弁を閉じた状態で、弁体18が動作して主弁を開閉する。このとき、弁体18は、スプリング75による開弁方向の力と、ソレノイド103による閉弁方向のソレノイド力と、吸入圧力Psにより動作するパワーエレメント104によるソレノイド力を低減する方向の力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。
そして、たとえば冷凍負荷が大きくなり吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも高くなると、感圧部材182が縮小するため、パワーエレメント104ひいては弁体18が相対的に上方(閉弁方向)へ変位する。その結果、主弁の弁開度が小さくなり、圧縮機は吐出容量を増やすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが低下する方向に変化する。逆に、冷凍負荷が小さくなって吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも低くなると、感圧部材182が伸長する。その結果、反力伝達部材169の反力がシャフト136に対してソレノイド力を低減させる方向に作用する。この結果、弁体18への閉弁方向の力が低減されて主弁の弁開度が大きくなり、圧縮機は吐出容量を減らすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが設定圧力Psetに維持され、過剰冷房が防止される。
このように制御弁101が定常的な制御状態にあるときに自動車用空調装置による負荷を低減するなどのためにソレノイド103がオフにされると、コア32とプランジャ133との間の吸引力がなくなり、図6に示すように、弁体18が弁座17から離間して主弁が全開状態となる。その結果、圧縮機は最小容量運転を行うようになる。この最小容量運転移行直後はそれ以前の定常制御によって吸入圧力Psが比較的低くされているため、感圧部材182は伸長した状態となっている。このとき、ソレノイド力が作用しないため、パワーエレメント104が下死点に変位し、その結果、弁体21が弁座20から離間して第1の副弁が開放された状態となる。また、弁体形成部材122が弁座形成部材120から離間した状態となるため、パワーエレメント104は作動ロッド119とシャフト136との間に介装されてはいるが、実質的に機能しない。一方、弁形成部材115が全開状態で下死点へ変位して図示のように弁座形成部材120に当接した状態となり、作動ロッド119の下端部は封止される。すなわち、第2の副弁が閉じられることになり、それによってポート13を介したクランク室からの冷媒の導出が規制されるため、最小容量運転状態は維持される。
以上に説明したように、本実施の形態の制御弁101においては、作動ロッド119とシャフト136とが弾性部材などを介することなくハウジング181を介して剛に連結され、ソレノイド力がそのまま主弁の弁体18に伝達される。このため、ソレノイド103がオフからオンに切り替えられて起動電流が供給されたときに、主弁を速やかに閉じることができる。また、特に夏場などの高負荷時においては圧縮機起動時の吸入圧力Psが高いため、副弁の開弁状態を維持できる。つまり、主弁が閉じると同時に副弁を開弁状態とできるため、クランク室への冷媒の導入を規制すると同時にクランク室から冷媒を排出することができ、圧縮機を速やかに起動させることができる。また、作動ロッド119がソレノイド103により直接的に駆動されるため、仮にポート11を通過した異物がボディ105と弁形成部材115との間隙に侵入したとしても、制御弁101の駆動時に作動ロッド119が大きく変位することにより、その異物を間隙から掻き出すことができる。このため、ガイド孔24のポート11側の開口部にシール部材を配置しなくとも、異物の噛み込みの発生を防止または抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
16 弁孔、 17 弁座、 18 弁体、 20 弁座、 21 弁体、 24 ガイド孔、 28 圧力室、 101 制御弁、 102 弁本体、 103 ソレノイド、 104 パワーエレメント、 105 ボディ、 115 弁形成部材、 119 作動ロッド、 120 弁座形成部材、 122 弁体形成部材、 136 シャフト、 169 反力伝達部材、 181 ハウジング、 182 感圧部材。

Claims (4)

  1. 吸入室から導入された冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、前記吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を制御することにより変化させる可変容量圧縮機用制御弁において、
    前記吸入室に連通する吸入室連通ポート、前記吐出室に連通する吐出室連通ポート、および前記クランク室に連通するクランク室連通ポートが設けられたボディと、
    前記吐出室連通ポートと前記クランク室連通ポートとを連通させる主通路に設けられた主弁と、
    前記クランク室連通ポートと前記吸入室連通ポートとを連通させる副通路に設けられた副弁と、
    供給電流に応じて前記主弁の閉弁方向のソレノイド力を付与可能なソレノイドと、
    前記吸入室連通ポートに連通する圧力室と、
    前記圧力室の圧力を感知し、前記圧力室の圧力が前記ソレノイドへの供給電流により設定される第1設定圧力に維持されるよう前記ソレノイド力に対抗する力を発生させて前記主弁の開度を調整する一方、前記圧力室の圧力が前記第1設定圧力よりも高い予め定める第2設定圧力よりも高くなったときに前記副弁を開弁させる感圧部と、
    を備えることを特徴とする可変容量圧縮機用制御弁。
  2. 前記ボディに対して固定される一方、前記主通路の所定位置に配設された主弁座と、
    前記副通路を形成する一方、前記ボディに対して変位可能に設けられた弁形成部材と、
    前記弁形成部材に一体形成され、前記主弁座に着脱して前記主弁を開閉する主弁体と、
    前記ボディに対して固定される一方、前記副通路の所定位置に配設された副弁座と、
    前記副弁座に着脱して前記副弁を開閉する副弁体と、
    を備え、
    前記感圧部は、前記圧力室の圧力が前記第2設定圧力よりも高くなったときに前記副弁体を前記副弁座から離間させることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  3. 前記ソレノイドに連結されたシャフトと、
    前記弁形成部材に連結された作動ロッドと、
    をさらに備え、
    前記圧力室が、前記ボディと前記ソレノイドとの間に形成され、
    前記感圧部は、
    前記圧力室内で前記作動ロッドと前記シャフトとの間に挟まれつつ変位可能に支持されたハウジングと、
    前記ハウジング内に密閉された基準圧力室を形成するように支持され、前記圧力室の圧力に応じて前記シャフトの軸線方向に変形する可撓性部材と、
    前記可撓性部材の前記シャフトと反対側に接続されるとともに前記ハウジングの外部に延出する脚部を有し、その脚部の延出部に前記副弁体が一体に設けられ、常には前記可撓性部材により前記副弁座側に付勢されて前記副弁の閉弁状態を保持するとともに、前記副弁体が前記副弁座を押圧する反力によって前記シャフトに前記ソレノイド力に対抗する力を付与する一方、前記圧力室の圧力が前記第2設定圧力よりも高くなったときには、前記可撓性部材が前記シャフト側に変位することにより、前記副弁体を前記副弁座から離間させて前記副弁を開弁させる反力伝達部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  4. 前記ボディに対して固定される一方、前記副通路の前記副弁座と異なる位置に配設された第2の副弁座と、
    前記弁形成部材に一体形成され、前記第2の副弁座に着脱して前記副通路に設けられた第2の副弁を開閉する第2の副弁体と、
    をさらに備え、
    前記ソレノイドがオフにされたときに、前記第2の副弁体が前記第2の副弁座に着座して前記第2の副弁を閉じるように動作することを特徴とする請求項3に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
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