JP2011037578A - エレベータの着床検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗りかごが接近している階床に関する情報とその階床の基準位置に対する上下方向位置とを同時に検出することができるエレベータの着床検出装置を提供する。
【解決手段】複数のバーコード12a〜12eが上下方向に並設されている、昇降路の各階床にそれぞれ固定されたかご位置検出部材12と、このかご位置検出部材12上の各バーコード12a〜12eの内容を読み取る、乗りかご1に設けられた読取手段11と、この読取手段が読み取った各バーコードの内容とそのバーコードの昇降路内における上下方向位置とを対比させることにより乗りかご1の上下方向位置を判別する判別手段13とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】複数のバーコード12a〜12eが上下方向に並設されている、昇降路の各階床にそれぞれ固定されたかご位置検出部材12と、このかご位置検出部材12上の各バーコード12a〜12eの内容を読み取る、乗りかご1に設けられた読取手段11と、この読取手段が読み取った各バーコードの内容とそのバーコードの昇降路内における上下方向位置とを対比させることにより乗りかご1の上下方向位置を判別する判別手段13とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出する装置に関し、より詳しくは、乗場ホールに着床したことの検出と何階の乗場ホールに着床したかの検出とを同時に行うことができるように改良する技術に関する。
従来、エレベータには乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出する着床検出装置が設けられている(例えば下記特許文献1を参照)。
この着床検出装置について図7を参照しつつ概説すると、乗りかご1のドア敷居2の端部に固定されたかご側ブラケット3には、投光および受光を行う反射型光電センサ4a,4b,4cが上下方向に所定の間隔を開けて取り付けられている。
また、各階床のドア敷居5の端部に固定された乗場側ブラケット6のうち、反射型光電センサ4a,4b,4cに対向する部分6aは、これらの反射型光電センサから投光された光線を反射する反射部材を構成している。
この着床検出装置について図7を参照しつつ概説すると、乗りかご1のドア敷居2の端部に固定されたかご側ブラケット3には、投光および受光を行う反射型光電センサ4a,4b,4cが上下方向に所定の間隔を開けて取り付けられている。
また、各階床のドア敷居5の端部に固定された乗場側ブラケット6のうち、反射型光電センサ4a,4b,4cに対向する部分6aは、これらの反射型光電センサから投光された光線を反射する反射部材を構成している。
これにより、乗りかご1が乗場ホールに着床すると、乗りかご1に設けた反射型光電センサ4a,4b,4cの各投光部から投光された光線が、反射部材6aの表面で反射し、再び反射型光電センサの各受光部に戻るため、乗りかご1が乗場ホールに着床したことを検出することができる。
ところで、上述した従来の着床検出装置は、乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出することはできるが、何階の乗場ホールに着床したかを検出することはできない。
具体的に説明すると、乗りかご1が上昇して反射型光電センサ4a,4b,4cが下方から反射部材6aに接近するときには、図8の(1)に模式的に示したように、まず最初に上段の反射型光電センサ4aが反射部材6aを検出する。
さらに乗りかご1が上昇すると、図8の(2)に示したように上段および中段の反射型光電センサ4a,4bが反射部材6aを検出する。
そして、乗りかご1がさらに上昇すると、図8の(3)に示したように上段、中段および下段の全ての反射型光電センサ4a,4b,4cが反射部材6aを検出する。
次いで、乗りかご1がさらに上昇すると、図9の(4)に示したように中段および下段の反射型光電センサ4b,4cが反射部材6aを検出する。
その後、乗りかご1がさらに上昇すると、図9の(5)に示したように下段の反射型光電センサ4cのみが反射部材6aを検出する。
さらに乗りかご1が上昇すると、図8の(2)に示したように上段および中段の反射型光電センサ4a,4bが反射部材6aを検出する。
そして、乗りかご1がさらに上昇すると、図8の(3)に示したように上段、中段および下段の全ての反射型光電センサ4a,4b,4cが反射部材6aを検出する。
次いで、乗りかご1がさらに上昇すると、図9の(4)に示したように中段および下段の反射型光電センサ4b,4cが反射部材6aを検出する。
その後、乗りかご1がさらに上昇すると、図9の(5)に示したように下段の反射型光電センサ4cのみが反射部材6aを検出する。
これにより、従来の着床検出装置は、その作動を図10の表に示したように、全ての反射型光電センサ4a,4b,4cが反射部材6aを検出した(3)の場合が現れたときに、乗りかご1が乗場ホールに着床したことを検出できる。
しかしながら、このような着床検出装置の作動は、各階床にそれぞれ設けられている反射部材6aの全てに対して全く同一である。
したがって、従来の着床検出装置は、乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出することはできるものの、何階の乗場ホールに着床したかを検出することはできない。
しかしながら、このような着床検出装置の作動は、各階床にそれぞれ設けられている反射部材6aの全てに対して全く同一である。
したがって、従来の着床検出装置は、乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出することはできるものの、何階の乗場ホールに着床したかを検出することはできない。
さらに、上述した従来の着床検出装置は、3つの反射型光電センサ4a,4b,4cを用いるものであるため、その構造が複雑で部品点数も多く、その取付けや調整が煩雑である。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことの検出と何階の乗場ホールに着床したかの検出を同時に行うことができるばかりでなく、その構造が簡単で取付けや調整を容易に行うことができるエレベータの着床検出装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出する装置であって、
その表面に複数のバーコードが上下方向に並設されている、昇降路の各階床にそれぞれ固定されたかご位置検出部材と、
前記バーコードの内容を読み取る、前記乗りかごに設けられた読取手段と、
前記読取手段が読み取った各バーコードの内容とそのバーコードの昇降路内における上下方向位置とを対比することにより前記乗りかごの上下方向位置を判別する判別手段と、を備えることを特徴とする。
エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出する装置であって、
その表面に複数のバーコードが上下方向に並設されている、昇降路の各階床にそれぞれ固定されたかご位置検出部材と、
前記バーコードの内容を読み取る、前記乗りかごに設けられた読取手段と、
前記読取手段が読み取った各バーコードの内容とそのバーコードの昇降路内における上下方向位置とを対比することにより前記乗りかごの上下方向位置を判別する判別手段と、を備えることを特徴とする。
すなわち、請求項1に記載したエレベータの着床検出装置においては、各階床毎に個別に固定されている各かご位置検出部材の表面に複数のバーコードが上下方向に並設されているから、乗りかごが昇降して乗場ホールに着床するときに読取手段が読み取るバーコードの内容が逐次変化する。
このとき、読み取ったバーコードの内容に基づいて、そのバーコードの昇降路内における上下方向位置の情報を判別手段が判別することにより、そのバーコードを読み取った時点における乗りかごの上下方向位置情報を即座に検出することができる。
また、各バーコードに、そのかご位置検出部材が固定されている階床に関する情報を含ませておくことにより、乗りかごが着床しようとしている乗場ホールが何階の乗場ホールであるのかを同時に判別することができる。
加えて、乗りかご側に設ける読取手段は一つでよいから、その構造が簡単であり、取付けや調整を容易に行うことができる。
このとき、読み取ったバーコードの内容に基づいて、そのバーコードの昇降路内における上下方向位置の情報を判別手段が判別することにより、そのバーコードを読み取った時点における乗りかごの上下方向位置情報を即座に検出することができる。
また、各バーコードに、そのかご位置検出部材が固定されている階床に関する情報を含ませておくことにより、乗りかごが着床しようとしている乗場ホールが何階の乗場ホールであるのかを同時に判別することができる。
加えて、乗りかご側に設ける読取手段は一つでよいから、その構造が簡単であり、取付けや調整を容易に行うことができる。
また、請求項2に記載した手段は、請求項1に記載したエレベータの着床検出装置において、前記バーコードを水平方向に延びるように配設したことを特徴とする。
すなわち、バーコードを水平方向に延びるように配設することにより、その上下方向の間隔を詰めることができるから、乗りかごの上下方向位置の検出精度をより高めることができる。
すなわち、バーコードを水平方向に延びるように配設することにより、その上下方向の間隔を詰めることができるから、乗りかごの上下方向位置の検出精度をより高めることができる。
また、請求項3に記載した手段は、請求項2に記載したエレベータの着床検出装置において、前記バーコードを上下方向に隙間を開けることなく並設したことを特徴とする。
すなわち、複数のバーコードを上下方向に隙間を開けることなく並設すると、乗りかごが昇降しているときに読取手段が読み取るバーコードの内容が、上下方向に隣接する2つのバーコードの境界部分において瞬間的に変化する。
これにより、読み取ったバーコードの内容が変化した時点において、上下方向に隣接する2つのバーコードの上下方向の境界に読取手段が位置していると判別ができるから、昇降路内における乗りかごの上下方向位置をより高い精度で検出することができる。
すなわち、複数のバーコードを上下方向に隙間を開けることなく並設すると、乗りかごが昇降しているときに読取手段が読み取るバーコードの内容が、上下方向に隣接する2つのバーコードの境界部分において瞬間的に変化する。
これにより、読み取ったバーコードの内容が変化した時点において、上下方向に隣接する2つのバーコードの上下方向の境界に読取手段が位置していると判別ができるから、昇降路内における乗りかごの上下方向位置をより高い精度で検出することができる。
本発明によれば、エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことの検出、何階の乗場ホールに着床したかの検出、および乗りかごの上下方向位置の検出を同時に行うことができるばかりでなく、その構造が簡単で取付けや調整を容易に行うことができるエレベータの着床検出装置を提供することができる。
以下、図1〜図6を参照し、本発明のエレベータの着床検出装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1に示した本実施形態のエレベータの着床検出装置100は、図7に示した従来の着床検出装置と同様に、乗りかご1のドア敷居2の端部に固定されたかご側ブラケット3と、各階床のドア敷居5の端部に固定された乗場側ブラケット6とを備えている。
そして、かご側ブラケット3には、次述するバーコードを水平方向にスキャンしてその内容を読み取るバーコードセンサ(読取手段)11が設けられている。
また、各階床の乗場側ブラケット6のうち、バーコードセンサ11に対向する部分6aには、それぞれ水平方向に延びる5つのバーコード12a〜12eが上下方向に隙間を開けることなく並設されているバーコード板12がそれぞれ貼着されている。
そして、かご側ブラケット3には、次述するバーコードを水平方向にスキャンしてその内容を読み取るバーコードセンサ(読取手段)11が設けられている。
また、各階床の乗場側ブラケット6のうち、バーコードセンサ11に対向する部分6aには、それぞれ水平方向に延びる5つのバーコード12a〜12eが上下方向に隙間を開けることなく並設されているバーコード板12がそれぞれ貼着されている。
各バーコード12a〜12eには、そのバーコードが何階の乗場ホールに設けられているかを表す情報と、各階床毎の基準位置に対する各バーコードの上下方向位置(+Z3〜±0〜−Z3)に関する情報とが含まれている。
なお、各階床毎の基準位置とは、乗場ホールの床面と着床した乗りかごの床面とが面一となったときにおけるバーコードセンサ11の上下方向位置である。
なお、各階床毎の基準位置とは、乗場ホールの床面と着床した乗りかごの床面とが面一となったときにおけるバーコードセンサ11の上下方向位置である。
また、図2に示したように、バーコードセンサ11が読み取った各バーコード12a〜12eの内容は、上下方向位置判別手段13に送信される。
上下方向位置判別手段13は、各バーコード12a〜12eの内容とそのバーコードの上下方向位置情報とを対比させたマップを内蔵しており、バーコードセンサ11から各バーコードの内容を受信すると、そのバーコードの昇降路内における上下方向位置情報をエレベータの運行制御装置14に送信する。
すると、運行制御装置14は、各バーコードの昇降路内における上下方向位置情報に基づいて乗りかご1の上下方向位置を算出し、乗りかご1を乗場ホールに着床させるための制御を実行する。
上下方向位置判別手段13は、各バーコード12a〜12eの内容とそのバーコードの上下方向位置情報とを対比させたマップを内蔵しており、バーコードセンサ11から各バーコードの内容を受信すると、そのバーコードの昇降路内における上下方向位置情報をエレベータの運行制御装置14に送信する。
すると、運行制御装置14は、各バーコードの昇降路内における上下方向位置情報に基づいて乗りかご1の上下方向位置を算出し、乗りかご1を乗場ホールに着床させるための制御を実行する。
次に、図3〜図6を参照し、本実施形態のエレベータの着床検出装置100の作動について説明する。
図3に示したように、乗りかご1が上昇してバーコードセンサ11が下方からバーコード板12に接近すると、図3の(1)に示したように、バーコードセンサ11は最も下方にあるバーコード12eの内容を読み取り、その内容を上下方向位置判別手段13に送信する。
上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12eが、例えば「10階」の基準位置に対して「−Z3〜−Z2」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z3〜−Z2」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12eが、例えば「10階」の基準位置に対して「−Z3〜−Z2」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z3〜−Z2」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
乗りかご1がさらに上昇すると、図3の(2)示したように、バーコードセンサ11は下から2番目にあるバーコード12dの内容を読み取り、その内容を上下方向位置判別手段13に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12dが「10階」の基準位置に対し「て−Z2〜−Z1」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z2〜−Z1」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12dが「10階」の基準位置に対し「て−Z2〜−Z1」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z2〜−Z1」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
乗りかご1がさらに上昇すると、図4の(3)に示したように、バーコードセンサ11は上下方向の中央にあるバーコード12cの内容を読み取り、その内容を上下方向位置判別手段13に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12cが「10階」の基準位置に対して「−Z1〜+Z1」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z1〜+Z1」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12cが「10階」の基準位置に対して「−Z1〜+Z1」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「−Z1〜+Z1」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
乗りかご1がさらに上昇すると、図4の(4)に示したように、バーコードセンサ11は上方から2番目にあるバーコード12bの内容を読み取り、その内容を上下方向位置判別手段13に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12bが「10階」の基準位置に対して「+Z1〜+Z2」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「+Z1〜+Z2」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12bが「10階」の基準位置に対して「+Z1〜+Z2」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「+Z1〜+Z2」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
さらに乗りかご1が上昇すると、図4の(5)に示したように、バーコードセンサ11は最も上方にあるバーコード12aの内容を読み取り、その内容を上下方向位置判別手段13に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12aが「10階」の基準位置に対して「+Z2〜+Z3」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「+Z2〜+Z3」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
すると、上下方向位置判別手段13は、受信したバーコードの内容を内蔵しているマップと対比することにより、このバーコード12aが「10階」の基準位置に対して「+Z2〜+Z3」の範囲に設けられていることを判別する。
そして、上下方向位置判別手段13は、「10階」という階床情報と「+Z2〜+Z3」という上下方向位置情報を運行制御装置14に送信する。
すなわち、本実施形態のエレベータの着床検出装置100は、その作動を図6の表にまとめたように、バーコードセンサ11が各バーコード12a〜12eのいずれに対向していても、バーコードセンサ11、したがって乗りかご1の上下方向位置を確実に検出することができる
一方、運行制御装置14は、上下方向位置判別手段13から「階床情報」を受信すると、その階床が乗りかご1を着床させるべき階床であるか否かを判別する。
そして「10階」が乗りかご1を着床させる階床である場合には、上下方向位置判別手段13から逐次受信する上下方向位置情報に基づいて、乗りかご1を「10階」に着床させるための着床制御を開始する。
そして「10階」が乗りかご1を着床させる階床である場合には、上下方向位置判別手段13から逐次受信する上下方向位置情報に基づいて、乗りかご1を「10階」に着床させるための着床制御を開始する。
他方、運行制御装置14は、上下方向位置判別手段13から順次受信する「上下方向位置情報」に基づいて、乗りかご1の「10階」の基準位置に対する上下方向の相対位置を算出する。
このとき、上下方向位置判別手段13から受信する「上下方向位置情報」の内容が変化した時点は、読取手段11が上下方向に隣接する2つのバーコードの境界部分を通過した時点であるから、読取手段11の上下方向位置、したがって乗りかご1の上下方向位置をより正確に検出することができる。
したがって、運行制御装置14は、乗りかご1の上下方向位置を正確に把握しつつ、「10階」に着床させるための制御を迅速にかつ正確に行うことができる。
このとき、上下方向位置判別手段13から受信する「上下方向位置情報」の内容が変化した時点は、読取手段11が上下方向に隣接する2つのバーコードの境界部分を通過した時点であるから、読取手段11の上下方向位置、したがって乗りかご1の上下方向位置をより正確に検出することができる。
したがって、運行制御装置14は、乗りかご1の上下方向位置を正確に把握しつつ、「10階」に着床させるための制御を迅速にかつ正確に行うことができる。
すなわち、本実施形態のエレベータの着床検出装置100は、各階床にそれぞれ設けたバーコード板12上の各バーコード12a〜12eを、乗りかご1に設けた単一のバーコードセンサ11で読み取ることにより、昇降している乗りかご1がどの階床に接近しつつあるかの検出、その階床の基準位置に対する乗りかご1の上下方向の相対位置の検出、したがって乗りかご1が乗場ホールに着床したことの検出を同時に実行することができる。
また、検出に用いるセンサが一つであるため、その構造が簡単であり、取付けや調整を容易に行うことができる。
また、検出に用いるセンサが一つであるため、その構造が簡単であり、取付けや調整を容易に行うことができる。
以上、本発明に係るエレベータの着床検出装置の一実施形態について詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては各バーコードが水平方向に延びるように並設しているが、バーコードの全長や、バーコードセンサがバーコードを読み取る速度によっては各バーコードを縦方向に延びるように並設することもできる。
さらに、上下方向に隣接する2つのバーコードの間に隙間を設けた場合には、上下方向位置の検出精度が低下するとともに判別のためのロジックが複雑になるが、その様に構成することもまた可能である。
例えば、上述した実施形態においては各バーコードが水平方向に延びるように並設しているが、バーコードの全長や、バーコードセンサがバーコードを読み取る速度によっては各バーコードを縦方向に延びるように並設することもできる。
さらに、上下方向に隣接する2つのバーコードの間に隙間を設けた場合には、上下方向位置の検出精度が低下するとともに判別のためのロジックが複雑になるが、その様に構成することもまた可能である。
1 乗りかご
2 かご側のドア敷居
3 かご側ブラケット
4 反射型光電センサ
5 乗場側のドア敷居
6 乗場側ブラケット
11 バーコードセンサ(読取手段)
12 バーコード板(かご位置検出部材)
13 上下方向位置判別手段
14 運行制御装置
100 一実施形態の着床検出装置
2 かご側のドア敷居
3 かご側ブラケット
4 反射型光電センサ
5 乗場側のドア敷居
6 乗場側ブラケット
11 バーコードセンサ(読取手段)
12 バーコード板(かご位置検出部材)
13 上下方向位置判別手段
14 運行制御装置
100 一実施形態の着床検出装置
Claims (3)
- エレベータの乗りかごが乗場ホールに着床したことを検出する装置であって、
その表面に複数のバーコードが上下方向に並設されている、昇降路の各階床にそれぞれ固定されたかご位置検出部材と、
前記バーコードの内容を読み取る、前記乗りかごに設けられた読取手段と、
前記読取手段が読み取った各バーコードの内容とそのバーコードの昇降路内における上下方向位置とを対比することにより前記乗りかごの上下方向位置を判別する判別手段と、を備えることを特徴とするエレベータの着床検出装置。 - 前記バーコードは水平方向に延びるように配設されていることを特徴とする請求項1に記載したエレベータの着床検出装置。
- 前記バーコードが上下方向に隙間を開けることなく並設されていることを特徴とする請求項2に記載したエレベータの着床検出装置。
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