JP2011037169A - 印刷装置の印圧計測方法及び装置 - Google Patents

印刷装置の印圧計測方法及び装置 Download PDF

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研吾 松尾
Yasuhiro Arata
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Abstract

【課題】 計測精度を向上させる。
【解決手段】 ジャッキ11により昇降可能なロール保持フレーム5のベアリングハウジング6に、下部ロール12の上方に配した押付側印刷用ロール8のロールシャフト9を、ベアリング10を介し回転自在に保持させる。ベアリングハウジング6におけるベアリング10の上下両側に、圧力計測ユニット16a,16bを与圧をかけた状態で組み込む。各圧力計測ユニット16a,16bをアンプ24を介して計測器25に接続する。ジャッキ11によりロール保持フレーム5と一緒に下降させる押付側印刷用ロール8を下部ロール12に押し付けて印圧を発生させるときに、押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10を介してベアリングハウジング6へ上向きに伝えられる印圧の反力を、上部圧力計測ユニット16aで計測し、その計測値を基に、計測器25で印圧を計測させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置における圧胴、版胴、ブランケット胴等の印刷用ロールを、所要の押付対象物に、上方から所要の印圧で押し付けるように接触させて印刷処理を行う際における上記押付側の印刷用ロールの上記所要の押付対象物に対する印圧を計測するために用いる印刷装置の印圧計測方法及び装置に関するものである。
印刷装置の1つの形式としては、印刷用紙等の印刷対象の表面(印刷面)に、版面を直接接触させて印刷を行う形式のものがあり、このうち、輪転印刷機では、印刷用紙の如き印刷対象の印刷面側に位置する版胴と、非印刷面側に位置する圧胴とによって印刷対象を挟持した状態で版胴と圧胴を共に回転させることで、上記版胴を上記印刷対象の印刷面に密着させて、該版胴に設けてある印刷パターンの上記印刷対象への印刷を実施するようにしてある。
上記輪転印刷機における印刷処理を実施する際、印刷精度を高めるためには、上記版胴を、上記印刷対象を介して圧胴に対し押し付けるように接触させるときの印圧を適切に制御することが重要である。すなわち、印圧分布に差が生じると、せん断力が発生し、このせん断力が印刷ずれの原因となることから、適切な印圧の制御が重要であり、その印圧制御を行うためには、上記輪転印刷機にて印圧を計測することが必要とされる。
又、印刷装置の別の形式のものとしては、版胴又は平板状の版の版面にブランケット胴を接触させて該版面よりブランケット胴の表面に一旦インクを転写(受理)し、次いで、上記ブランケット胴を、平板状の印刷対象、あるいは、該ブランケット胴と圧胴によって挟持した印刷用紙の如き印刷対象の印刷面に押し付けるように接触させることにより、該ブランケット胴の表面のインクを上記印刷対象の印刷面に再転写(印刷)して、印刷を実施するようにしたオフセット印刷機がある。
かかるオフセット印刷機においても、前記した輪転印刷器の場合と同様に、印圧分布の差によるせん断力の発生が印刷ずれの原因となることを防いで印刷精度を高めることができるようにするためには、上記ブランケット胴を上記版面に対し押し付けるように接触させて該版面からブランケット胴への転写(受理)処理を行わせるときの印圧、及び、上記ブランケット胴を上記所要の印刷対象に対し押し付けるように接触させて該ブランケット胴から印刷対象への再転写(印刷)処理を行わせるときの印圧について、それぞれ適切に制御することが重要であり、その印圧制御を行うために、上記オフセット印刷機においても印圧を計測することが必要とされる。
図4は、従来の印刷装置の印圧計測手法の一例として、グラビア輪転印刷機における印圧計測手法の概要を示すもので、回転可能に横置きした版胴aの上側に、圧胴bを平行に配置し、該圧胴bの軸を回転可能に支持する図示しない軸受を、図示しない印刷ユニットのフレームに上下方向に移動可能に保持させると共に、該各軸受の上側にエアシリンダcをそれぞれ取り付けて、該各エアシリンダcにより、上記圧胴bを昇降駆動できるようにし、更に、上記版胴aの軸を回転自在に支持する図示しない軸受を、個別のロードセルdを介してフレーム又はベースプレート等の印刷機械の固定部分eに支持させてなる構成としてある。
かかる構成によれば、上記各エアシリンダcの伸長作動により、押付側の印刷用ロールとなる上記圧胴bを、押付対象物となる上記版胴aに対し印刷用紙(図示せず)を介在させた状態で上方から密着させて印圧を加えた状態で印刷処理を行う際に、上記圧胴bより印圧によって下方へ押圧されることとなる上記版胴aの図示しない軸受を支持する上記各ロードセルdの検出信号に基づいて、上記印圧を計測できるとされている(たとえば、特許文献1参照)。
なお、オフセット印刷機においては、簡易的に、ブランケット胴を版や印刷対象に接触させるときにおける該ブランケット胴の表面に設けてある樹脂体(ブランケット)のつぶれ代を計測し、その寸法変化を印圧と称することが多く行われている。
ところで、近年、金属蒸着膜のエッチング等による微細加工に代えて、導電性ペーストを印刷インクとして用いた印刷技術、たとえば、凹版オフセット印刷技術を用いて基板上に液晶ディスプレイ等の電子回路を印刷して形成する手法が提案されてきている。
上記液晶ディスプレイ等の電子回路を基板に形成する場合は、電極となる線幅として、たとえば、10μm程度と微細なものが要求されることがある。更に、基板上に複数の電子回路を重ね合わせて形成することがあり、この場合は版を代えて電子回路の重ね刷りを行うことになるが、印刷位置がずれると電子回路の全体構成が崩れてしまうことから、精度は対象によって多少異なるが、上記線幅を10μm程度とするような精密な電子回路の場合には、重ね合わせずれを数μmに抑えることが必要とされることもある。
そのため、上記基板上に電子回路を印刷により形成する場合は、紙等に文字や画像を印刷する通常のオフセット印刷に比して高い印刷精度が要求されることから、この場合は、非常に高精度の印圧の制御調整を行うことが必要になり、よって、印圧の計測も高精度に行うことが求められる。
特開2003−205600号公報
ところが、上記特許文献1に示された印圧計測手法では、印圧を計測するために設けてある各ロードセルdに、初期状態で版胴aの自重による荷重が作用しており、更に、上記版胴aに対し圧胴bを押し付けるように接触させることで生じさせる印圧の計測を行う際には、上記各ロードセルdに、上記版胴aの自重に加えて該版胴aの上に載置される上記圧胴bの自重による荷重を受けた上で、更に加えられる印圧を計測するようになるため、上記各ロードセルdとしては、上記版胴aの自重及び圧胴bの自重による荷重と、印圧の和からなる重負荷に対応する計測範囲を備えたものを用いる必要がある。
そのために、印刷処理の実施に必要とされる印圧が、版胴aや圧胴bの自重による荷重よりも小さい(軽い)場合は、上記各ロードセルdで検出される荷重全体のうち、計測対象となる印圧以外の上記版胴aや圧胴bの自重による荷重が大きな部分を占めるようになることから、上記印圧の計測に実際に用いられるのは上記各ロードセルdの有する計測範囲のうちのかなり狭い範囲のみとなってしまうため、印圧の計測精度が低下(悪化)しているのが実状である。
又、オフセット印刷機にて、ブランケット胴の樹脂体(ブランケット)のつぶれ代を計測して、その寸法変化を印圧と称する手法は、印圧を圧力(荷重)として計測するものではないことから、荷重としての印圧を高精度に計測できるものではない。
しかし、上記従来の印圧計測手法であっても、紙等に文字や画像を印刷する一般的な印刷処理を行う際の印圧の制御調整を行うために要求される程度の印圧の計測精度としては十分であったため、印圧の計測精度の更なる向上化を図る考えは従来特に提案されていないというのが実状である。したがって、従来の印圧計測手法では、たとえば、電子回路を印刷により形成する場合のように線幅が10μm程度の細線を印刷するような精密印刷を実施する際に必要となる非常に高精度の印圧の制御調整を行うための印圧の計測精度を満足させるような高精度の印圧計測を行うことは困難である。
そこで、本発明は、印刷装置における圧胴、版胴、ブランケット胴等の押付側印刷用ロールを、別の印刷用ロールや、平板状の版あるいは印刷対象等の所要の押付対象物に上方から押し付けるように接触させて所要の印圧を作用させた状態で印刷処理を行う際に、上記印圧を、押付対象物の自重の影響を受けることなく高精度で計測でき、更に、上記印圧を上記押付側印刷用ロールの自重による荷重とほぼ同様とする場合であっても該印圧を精度よく計測でき、更には、上記印圧を作用させるときに、押付側印刷用ロールが回転しながら押付対象物と接触することで上記印圧の作用方向と直交する方向へ逃げる力をも計測することができて、印圧の制御調整をより高精度に行うことを可能にして、精密印刷を実施するのに有利なものとすることができる印刷装置の印圧計測方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、押付側印刷用ロールのロールシャフトをベアリングを介して回転自在に保持するベアリングハウジングを備えたロール保持フレームに、ロール押し付け機構により下向きの押し付け力を付与して、該ロール支持フレームと一体に下降させる押付側印刷用ロールを、押付対象物に所要の印圧で上側から接触させるときに、上記押付側印刷用ロールのロールシャフトよりベアリングを介してベアリングハウジングへ上向きに伝えられる上記印圧の反力の荷重を、上記ベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に組み込んだ圧力計測ユニットにより計測し、上記押付側印刷用ロールの押付対象物に対する印圧を計測する印刷装置の印圧計測方法とする。
又、請求項2に対応して、押付対象物の上方に配置した押付側印刷用ロールと、該押付側印刷用ロールのロールシャフトをベアリングを介して回転自在に保持するベアリングハウジングを備えたロール保持フレームと、該ロール保持フレームに下向きの押し付け力を付与するためのロール押し付け機構と、上記ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に組み込んだ圧力計測ユニットとを備え、更に、上記ロール押し付け機構によりロール保持フレームと一体に下向きの押し付け力が付与される押付側印刷用ロールを上記押付対象物に所要の印圧で上側から接触させるときに上記圧力計測ユニットにより計測される上記押付側印刷用ロールのロールシャフトよりベアリングを介してベアリングハウジングへ上向きに伝えられる上記印圧の反力の荷重の計測値を基に上記印圧を計測する機能を有する計測器を備えてなる構成を有する印刷装置の印圧計測装置とする。
更に、上記構成において、ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に圧力計測ユニットを設けることに加えて、該ベアリングの下側にも圧力計測ユニットを組み込むようにした構成とする。
更に又、上記各構成において、ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングのロール軸方向と直交する水平方向の両側に圧力計測ユニットを組み込むようにした構成とする。
上述の各構成において、ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの周りに組み込んだ圧力計測ユニットに、与圧を与えるようにした構成とする。
本発明によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)押付側印刷用ロールのロールシャフトをベアリングを介して回転自在に保持するベアリングハウジングを備えたロール保持フレームに、ロール押し付け機構により下向きの押し付け力を付与して、該ロール支持フレームと一体に下降させる押付側印刷用ロールを、押付対象物に所要の印圧で上側から接触させるときに、上記押付側印刷用ロールのロールシャフトよりベアリングを介してベアリングハウジングへ上向きに伝えられる上記印圧の反力の荷重を、上記ベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に組み込んだ圧力計測ユニットにより計測し、上記押付側印刷用ロールの押付対象物に対する印圧を計測するようにする印刷装置の印圧計測方法及び装置としてあるので、ロール押し付け機構により押付側印刷用ロールを押付対象物に押し付けて印圧を発生させるときに、上記圧力計測ユニットより出力される計測値を基に上記印圧を計測することができる。
(2)上記印圧の計測を行う際、上記圧力計測ユニットによる計測値は、押付側印刷用ロールの自重及び下部ロールの自重による影響を受けることがないため、該圧力計測ユニットによる計測値を基に、上記押付側印刷用ロールや下部ロールの自重による荷重よりも小さい(軽い)印圧であっても精度よく計測することができる。
(3)したがって、上記圧力計測ユニットによる計測値を基に計測される印圧に基づいて上記押付側印刷用ロールのロール押し付け機構の制御を行なうようにすることで、上記押付側印刷用ロールの押付対象物に対する印圧の制御調整を精密に行なうことが可能になるため、印圧分布の差によるせん断力の発生を抑えることができて、印刷ずれを防いで印刷精度を高めることができる。これにより、電子回路を印刷により形成する場合のように、たとえば、線幅が10μm程度の細線を印刷するような精密印刷の実施に有利なものとすることができる。
(4)ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に圧力計測ユニットを設けることに加えて、該ベアリングの下側にも圧力計測ユニットを組み込むようにした構成とすることにより、押付側印刷用ロールの自重付近の印圧の計測を良好に行うことが可能になる。
(5)ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングのロール軸方向と直交する水平方向の両側に圧力計測ユニットを組み込むようにした構成とすることにより、所要の印圧を発生させるために上記押付側印刷用ロールにロール押し付け機構より作用させる力が、押付側印刷用ロールが押付対象物の移動に引きずられる等して前後水平方向に逃げるようになる場合は、その前後水平方向に逃げる力を上記ベアリングのロール軸方向と直交する水平方向の両側に設けた圧力計測ユニットで計測することができるため、この前後水平方向に逃げる力の分を追加補正することで、より精密な印圧の制御調整を行うことが可能になる。
(6)ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの周りに組み込んだ圧力計測ユニットに、与圧を与えるようにした構成とすることにより、圧力計測ユニットに荷重が掛からずに計測値がゼロとなる状態を回避することができるため、圧力計測ユニットの内側でベアリングが機械的にがたつく虞を未然に防止できる。
本発明の印刷装置の印圧計測方法及び装置の実施の一形態を示す概略正面図である。 図1の印圧計測装置におけるロール保持フレームのベアリングハウジングの部分を拡大して示す切断側面図である 本発明の実施の他の形態を示す図2に対応する図である。 従来の印刷装置における印圧計測手法の一例として、グラビア輪転印刷機における印圧計測手法の概要を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の印刷装置の印圧計測方法及び装置の実施の一形態として、押付側印刷用ロールと、押付対象物としての下部ロールを備えた形式の輪転印刷機に適用する場合の例を示すもので、以下のようにしてある。
すなわち、印刷装置の架台1上の所要個所に、上下方向に延びる左右一対のコラム3と、水平方向に延びて上記各コラム3の上端部同士を連結する梁部材4とからなる門型のフレーム2を設ける。
更に、所要間隔を隔てて配置した左右一対のベアリングハウジング6を、左右方向に延びる連結部材7で一体に連結してロール保持フレーム5を形成し、該ロール保持フレーム5の上記左右の各ベアリングハウジング6に、水平方向に延びる押付側印刷用ロール8の両端に設けてあるロールシャフト(回転軸)9を、ベアリング10を介して回転自在に保持させる。
上記ロール保持フレーム5は、上記門型フレーム2の内側の所要高さ位置に配置して、該門型フレーム2の各コラム3に図示しない上下方向のリニアガイド機構を介して上下方向移動可能に取り付ける。更に、上記門型フレーム2の梁部材4において、上記押付側印刷用ロール8の軸心方向両端部と対応する上記ロール保持フレーム5の左右方向の両端部、たとえば、該ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6の上方となる個所に、ロール押し付け機構としてのジャッキ11を、下向きにそれぞれ設置すると共に、該各ジャッキ11の作動ロッドの下端部を、上記ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6の上側にそれぞれ連結する。
上記押付側印刷用ロール8の直下位置には、押付対象物として、たとえば、下部ロール12を平行に配置して、その軸心方向両端部のロールシャフト(回転軸)13を、上記架台1上に設けたブラケット14に回転自在に支持させる。これにより、上記各ジャッキ11を収縮作動させた状態では、上記ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6と一体に上記押付側印刷用ロール8を、上記下部ロール12より所要寸法上方に離反する位置まで上昇させることで、上記押付側印刷用ロール8と上記下部ロール12との間に通して配置する印刷対象としての図示しない印刷用紙を、上記押付側印刷用ロール8より離反させることができるようにして、印刷処理を停止させることができるようにしてある。
一方、上記各ジャッキ11を伸長作動させると、上記ロール保持フレーム5と一体に上記押付側印刷用ロール8を、上記下部ロール12の上側に、上記印刷対象としての図示しない印刷用紙を介在させた状態で接する位置まで下降させることができるようにしてあり、この状態から、上記各ジャッキ11の伸長作動を更に行わせることで、該各ジャッキ11の伸長作動力により上記ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6を介し上記押付側印刷用ロール8に下向きの押し付け力を作用させることで、該押し付け力により下向きに付勢される上記押付側印刷用ロール8を、上記下部ロール12へ押し付けるようにして所要の印圧を発生させることができるようにしてある。
更に、図2に示すように、上記ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6内にて、上記押付側印刷用ロール8のロールシャフト9を回転自在に保持するベアリング10の周りに、該ベアリング10を保護するためのベアリングガードリング15を一体に取り付けると共に、該ベアリングガードリング15の上端部の上側と下端部の下側に、上部圧力計測ユニット16aと下部圧力計測ユニット16bをそれぞれ組み込んだ構成とする。
詳述すると、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bは、上記ベアリングハウジング6の中心寄りに配置される一端側から、ベアリングハウジング6の外周寄りに配置される他端側へ、一端部に上記ベアリングガードリング15の外周面に沿って湾曲する嵌め合い面を備えた金属製の内周側部材17と、圧電素子18と、金属製の外周側部材19とを順に一列に配置して、該各部材17と18と19を一体に連結してなる構成としてある。これにより、該各圧力計測ユニット16a,16bでは、上記内周側部材17と圧電素子18と外周側部材19を配列した方向の両側から圧力が作用すると、該作用する圧力の大きさに応じた電圧を上記圧電素子18より出力できるようにしてある。
更に、上記ロール保持フレーム5の左右の各ベアリングハウジング6の中央部に上記ベアリング10及びベアリングガードリング15を収納するために設けてある円筒状のベアリング収納部20の上端部と下端部に、上向きに所要の深さ寸法を有する上部計測ユニット装着穴21aと下向きに所要の深さ寸法を有する下部計測ユニット装着穴21bをそれぞれ設けて、該上部と下部の各計測ユニット装着穴21a,21bに、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bをそれぞれ挿入して装着する。且つ上記押付側印刷用ロール8の各ロールシャフト9を保持する各ベアリング10とその外周に取り付けた上記各ベアリングガードリング15を、上記左右の各ベアリングハウジング6のベアリング収納部20の内側に配置すると共に、上記各計測ユニット装着穴21aと21bにそれぞれ装着した上記上部と下部の各圧力計測ユニット16aと16bにおける内周側部材17の嵌め合い面同士の間(内側)に、上記各ベアリングガードリング15の上端部と下端部の外周面をそれぞれ密着させて保持させた構成としてある。なお、上記各ベアリングハウジング6のベアリング収納部20の内径寸法は、上記各ベアリングガードリング15の外径寸法よりもやや大きな径となるようにしてある。これにより、上記押付側印刷用ロール8の各ロールシャフト9より各ベアリング10を経て上記各ベアリングガードリング15に作用する上向きの荷重は、上記上部圧力計測ユニット16aを介して対応するベアリングハウジング6へ伝えると同時に、該上向きの荷重の大きさを上記上部圧力計測ユニット16aで計測できるようにしてある。又、上記押付側印刷用ロール8の各ロールシャフト9より各ベアリング10を経て上記各ベアリングガードリング15に作用する下向きの荷重は、上記下部圧力計測ユニット16bを介して対応するベアリングハウジング6へ伝えると同時に、該下向きの荷重の大きさを上記下部圧力計測ユニット16bで計測できるようにしてある。
上記各ベアリングハウジング6に設けた上部と下部の各計測ユニット装着穴21a,21bの奥側の端部には、該各ベアリングハウジング6の外面に貫通するねじ穴22をそれぞれ設け、該各ねじ穴22に外側よりボルト23をそれぞれ螺着させて、該各ボルト23の先端部が上記上部と下部の各計測ユニット装着穴21a,21bに装着してある上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bの外周側部材19の他端面に突き当たるようにし、更にこの状態から、上記各ボルト23をそれぞれ所要量締め込むことで、上記各計測ユニット装着穴21aと21bにそれぞれ装着し且つ内周側部材17の嵌め合い面を上記ベアリングガードリング15の外周面に密着させてある上記上部と下部の各圧力計測ユニット16aと16bに、所要の予圧を与えるようにしてある。これにより、上記押付側印刷用ロール8を上記下部ロール12の上側に印刷対象としての図示しない印刷用紙を介在させた状態で接触させて該押付側印刷用ロール8の自重とそのロールシャフト9の外周に配された上記ベアリング10及び各ベアリングガードリング15の自重が上記下部ロール12によってちょうど支持された状態となる場合であっても、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16aと16bに、ある程度の荷重が作用するようにしてある。よって、上記各圧力計測ユニット16aと16bの計測値が同時にゼロとなる状態を回避することで、該各圧力計測ユニット16aと16bの間で上記ベアリングガードリング15が上下方向に機械的にがたつく虞が生じないようにしてある。
上記各圧力計測ユニット16a,16bは、図1に示すように、チャージアンプ等のアンプ24を介し計測器25に接続して、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16aと16bより作用する荷重の大きさに応じてそれぞれ出力される電圧を、上記アンプ24により増幅して上記計測器25に入力させるようにする。
上記計測器25は、上記上部圧力計測ユニット16aにより計測される上向きの荷重と、上記下部圧力計測ユニット16bにより計測される下向きの荷重について、上記押付側印刷用ロール8の自重とそのロールシャフト9の外周に配された上記ベアリング10及び各ベアリングガードリング15の自重が上記下部ロール12によってちょうど支持された状態を基準として較正することで、上記押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を介してロール保持フレーム5に作用する上下方向の荷重を求めることができるようにしてある。
更に又、図2に示すように、上記各ベアリングハウジング6のベアリング収納部20におけるロール軸方向と直交する前後方向の両端部に、横向きに所要の深さ寸法を有する計測ユニット装着穴26a,26bをそれぞれ設け、該各計測ユニット装着穴26a,26bに、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bと同様の内周側部材17と圧電素子18と外周側部材19からなる構成を有する水平方向圧力計測ユニット27a,27bをそれぞれ挿入して装着して、該各水平方向圧力計測ユニット27a,27bの内周側部材17の嵌め合い面同士の間(内側)に、上記各ベアリングガードリング15の前後両端部の外周面をそれぞれ密着させて保持させた構成としてある。これにより、上記押付側印刷用ロール8の各ロールシャフト9より各ベアリング10を経て上記各ベアリングガードリング15に作用する前後水平方向の荷重を、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bを介して対応するベアリングハウジング6へ伝えるときに、該荷重の大きさを各水平方向圧力計測ユニット27a,27bで計測できるようにしてある。
なお、上記各ベアリングハウジング6に設けた前後の各計測ユニット装着穴26a,26bにも、上記上部と下部の各計測ユニット装着穴21a,21bと同様のねじ穴22をそれぞれ設けると共に、該各ねじ穴22に、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bに与圧を付与するためのボルト23が取り付けてある。これにより、上記押付側印刷用ロール8が前後方向の中立状態になる場合であっても、上記前後の各水平方向圧力計測ユニット27aと27bに、ある程度の荷重が作用するようにして、上記各水平方向圧力計測ユニット27aと27bの計測値が同時にゼロとなる状態を回避することで、該各水平方向圧力計測ユニット27aと27bの間で上記ベアリングガードリング15が前後方向に機械的にがたつく虞が生じないようにしてある。
なお、図示してないが、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bは、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bと同様に、チャージアンプ等のアンプ24を介し計測器25に接続して、上記各水平方向圧力計測ユニット27aと27bより作用する荷重の大きさに応じてそれぞれ出力される電圧を、上記アンプ24により増幅して上記計測器25に入力させるようにしてあり、上記計測器25にて、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bにより計測される前後方向の荷重を、該各水平方向圧力計測ユニット27a,27bに付与した与圧で較正することで、上記押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を介してロール保持フレーム5に作用する前後方向の荷重を求めることができるようにしてあるものとする。
28は上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bの各外周側部材19の他端部に設けた溝であり、該溝28にそれぞれ対応する与圧付与用のボルト23の先端部を受けて位置決めすることができるようにしてある。又、29は上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bの与圧付与用のボルト23に取り付けた緩み止めナットであり、上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bへ所要の与圧を付与した時点でそれぞれ対応するボルト23に該緩み止めナット29を締め込むことで、上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bへ付与した与圧を保持できるようにしてある。
以上の構成としてある本発明の印刷装置の印圧計測装置を装備した印刷装置にて、上記各ジャッキ11を収縮作動させて、ロール保持フレーム5に保持した上記押付側印刷用ロール8を、上記下部ロール12の上方における該下部ロール12より所要寸法離反した位置まで引き上げて印刷処理を停止している状態のときには、上記下部圧力計測ユニット16bに、上記ロール保持フレーム5に吊り下げられる押付側印刷用ロール8の自重と、そのロールシャフト9の外周のベアリング10及びベアリングガードリング15の自重による荷重が与圧分の荷重が足された状態で作用するようになる。よって、上記計測器25では、較正により与圧分の荷重が除かれることで、上記押付側印刷用ロール8とベアリング10とベアリングガードリング15の自重分のみの荷重が計測されるようになる。
この状態で、上記各ジャッキ11を伸長作動させて、ロール保持フレーム5に保持した押付側印刷用ロール8を下降させ、該下降する押付側印刷用ロール8が上記下部ロール12の上側に図示しない印刷用紙を介在した状態で接するようになると、上記押付側印刷用ロール8とベアリング10とベアリングガードリング15の自重分が、上記下部ロール12に徐々に受けられるようになるため、上記下部圧力計測ユニット16bに作用していた荷重が徐々に減少し、上記各ジャッキ11の伸長作動に伴って上記押付側印刷用ロール8とベアリング10とベアリングガードリング15の自重分がすべて上記下部ロール12に受けられて支持されるようになる時点で、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bの間で、上記ベアリングガードリング15が上下方向の中立位置に配置されるようになる。この場合であっても、上記したように上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bには予め所要の与圧が付与してあるため、それぞれの計測値が同時にゼロとなることはないが、上記計測器25では、上記上部と下部の各圧力計測ユニット16a,16bの計測値を該各圧力計測ユニット16a,16bに予め付与してある与圧で較正することで、上記押付側印刷用ロール8が、その自重とベアリング10及びベアリングガードリング15の自重分による荷重のみで上記下部ロール12に支持されている状態、すなわち、上記各ジャッキ11の伸長作動力によって作用させる印圧がゼロの状態が計測されるようになる。
その後、上記各ジャッキ11を更に伸長作動させて、上記下部ロール12に図示しない印刷用紙を介して接触している上記押付側印刷用ロール8を、ロール保持フレーム5と一緒に下向きに付勢すると、該押付側印刷用ロール8が下向きの押し付け力により上記下部ロール12へ押し付けられることで印圧が発生する。
この際、上記ロール保持フレーム5の各ベアリングハウジング6は上記各ジャッキ11により上下方向の位置が保持されるため、上記押付側印刷用ロール8より上記下部ロール12に対して作用させる印圧の反力が、上記押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を経て、上部圧力計測ユニット16aに上向きの荷重として与圧分の荷重が足された状態で作用するようになる。よって、上記計測器25では、較正により与圧分の荷重が除かれることで、上記押付側印刷用ロール8より下部ロール12へ作用させている印圧の荷重が計測されるようになる。
更に、上記押付側印刷用ロール8を回転させた状態で図示しない印刷用紙を介して下部ロール12と所要の印圧で接触させて印刷処理を行う際に、押付側印刷用ロール8と上記下部ロール12との回転速度に差が生じる等して、押付側印刷用ロール8の周速と上記図示しない印刷用紙の移動速度に差が生じると、上記押付側印刷用ロール8には、前後水平方向に上記印刷用紙に引きずられる力が作用するようになるが、このような前後水平方向の力が押付側印刷用ロール8に作用する場合は、該押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を経て、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bに、前後水平方向の荷重として与圧分の荷重が足された状態で作用するようになる。よって、上記計測器25では、上記各水平方向圧力計測ユニット27a,27bの計測値より較正により与圧分の荷重が除かれることで、上記押付側印刷用ロール8に作用している前後水平方向の荷重が計測されるようになる。
このように、本発明の印刷装置の印圧計測方法及び装置によれば、上記各ジャッキ11の作動により上記押付側印刷用ロール8を下部ロール12に印刷対象となる図示しない印刷用紙を介在させた状態で押し付けて印圧を発生させるときに、上記上部計測ユニット16aより出力される計測値を基に上記印圧を計測することができる。
更に、上記印圧の計測を行う際、上記上部計測ユニット16aによる計測値は、上記押付側印刷用ロール8の自重及び下部ロール12の自重による影響を受けることがなく、更には、印圧がゼロの場合であっても、上記上部計測ユニット16aが与圧による所要の計測値を出力するようにしてあるため、上記押付側印刷用ロール8や下部ロール12の自重による荷重よりも小さい(軽い)印圧であっても精度よく計測することができる。
したがって、図1に二点鎖線で示す如く、上記計測器25より入力される印圧の計測値を基に、上記押付側印刷用ロール8のロール押し付け機構となるジャッキ11に制御指令を与えるジャッキ制御装置30を設けた構成とすることにより、上記押付側印刷用ロール8の下部ロール12に対する印圧の制御調整を従来に比してより精密に行うことが可能になるため、印刷精度を高めることができて、電子回路を印刷により形成する場合のように、たとえば、線幅が10μm程度の細線を印刷するような精密印刷の実施に有利なものとすることができる。
しかも、印刷処理時に、所要の印圧を発生させるために上記押付側印刷用ロール8に各ジャッキ11より作用させる力が、押付側印刷用ロール8が印刷用紙に引きずられる等の現象に起因して前後水平方向に逃げるようになる場合は、その前後水平方向に逃げる力を各水平方向圧力計測ユニット27a,27bで計測することができるため、この前後水平方向に逃げる力の分を追加補正することで、より精密な印圧の制御調整を行うことができる。
次に、図3は本発明の実施の他の形態として図1及び図2の実施の形態の応用例を示すもので、図1及び図2に示したと同様の構成において、各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bを、内周側部材17と圧電素子18と外周側部材とからなる構成とすることに代えて、各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bを、ベアリングハウジング6の中心寄りに配置される一端部とベアリングハウジング6の外周寄りに配置される他端部との間に断面積が予め正確に分かる中間部を備えた構成としてある計測用構造体31と、該計測用構造体31の中間部の側面に取り付けて該中間部に生じる歪変形の歪量(変形量)を検出して電位あるいは電荷に変換するための歪みゲージ32とからなる構成としたものである。
更に、図示してないが、上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bの各歪みゲージ32を、図1に示したと同様のチャージアンプ等のアンプ24を介し計測器25に接続して、上記各歪みゲージ32より対応する計測用構造体31の中間部の歪変形の歪量に応じて出力される電位あるいは電荷を、上記アンプ24により増幅し電圧にして上記計測器25に入力させる構成としてあるものとする。
その他の構成は図1及び図2に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
本実施の形態によれば、ベアリングハウジング6に取り付けてある上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bに、押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を介して荷重が作用すると、計測用構造体31の断面形状が正確に分かっている中間部に、作用する荷重の大きさに応じた圧縮方向の歪みが生じ、歪みゲージ32より上記中間部に生じた歪量に応じた電位あるいは電荷が出力されるようになることから、上記計測器25では、上記各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bに作用した荷重の大きさを計測できるようになる。
したがって本実施の形態によっても、上記各圧力計測ユニット16aと16b及び27aと27bに、押付側印刷用ロール8のロールシャフト9よりベアリング10とベアリングガードリング15を介して作用する上下方向及び前後水平方向の荷重を計測できるため、図1及び図2の実子の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、押付側印刷用ロール8を、下向きに付勢した状態で、その下方に配置した押付対象物としての下部ロール12に図示しない印刷用紙を介して上方から接触させる場合の適用例を示したが、押付側印刷用ロール8は、印刷装置で印刷処理時に使用するロールであれば、版胴、圧胴、ブランケット胴のいずれであってもよい。
よって、押付側印刷用ロール8を版胴として、その下方に配置した押付対象物となる圧胴に印刷用紙等の印刷対象を介在させた状態で接触させる場合や、押付対象物としてのブランケット胴に直接接触させる場合や、押付対象物として平板状の印刷対象に直接接触させる場合に適用してよい。
又、押付側印刷用ロール8を圧胴として、その下方に配置した押付対象物となる版胴やブランケット胴に印刷用紙等の印刷対象を介して上方より接触させる場合に適用してもよい。
更に、押付側印刷用ロール8をブランケット胴として、その下方に配置した押付対象物となる版胴に上方より直接接触させる場合、押付対象物となる圧胴に印刷用紙等の印刷対象を介して上方より接触させる場合、更には、押付対象物となる平板状の版や印刷対象に上方より直接接触させる場合に適用してもよい。
更に又、印刷装置にて、押付側印刷用ロール8を、その下方に配置してある所要の押付対象物に印圧を作用させながら押し付けるように接触させて印刷処理を実施する場合であれば、押付側印刷用ロール8と押付対象物の組み合わせはいかなるものであってもよい。
印刷対象は印刷用紙以外のものであってもよい。
各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bとしてロードセルを用いるようにしてもよい。
各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bをベアリングガードリング15の外側の上下前後の所定の位置に配置した状態でベアリングハウジング6に組み込むことができるようにしてあれば、該各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bのベアリングハウジング6への取付構造は、該ベアリングハウジング6におけるベアリング収納部20の上下前後の各位置に設けた各計測ユニット装着穴21a,21b,26a,26bに挿入して装着する以外のいかなる形式の取付構造を採用してもよい。
押付側印刷用ロール8に作用する前後水平方向の荷重を計測する必要がない場合は、各水平方向圧力計測ユニット27a,27bは省略した構成としてもよい。
又、印刷処理を実施する際に押付側印刷用ロール8を押付対象となる下部ロール12に押し付けることで発生させる印圧が、上記押付側印刷用ロール8の自重よりも大幅に大きい場合は、下部圧力計測ユニット16bを省略した構成としてもよい。
各圧力計測ユニット16a,16b,27a,27bの外形は押付側印刷用ロール8のロールシャフト9の径寸法や、ロール保持フレーム5の各ベアリングハウジング6のサイズ等に応じて適宜変更してもよい。
ロール保持フレーム5は、その左右両端部に一対のベアリングハウジング6を備えていれば図示した以外の構成としてもよい。又、上記押付側印刷用ロール8の形式に応じて、上記ロール保持フレーム5に、上記押付側印刷用ロール8を回転駆動するための駆動機構を備えるようにしてもよい。
押付側印刷用ロール8を所要の押付対象物に押し付けるためのロール押し付け機構としては、ロール保持フレーム5の各ベアリングハウジング6の上側に個別に取り付けたジャッキ11を例示したが、上記押付側印刷用ロール8を所定の昇降範囲で昇降させることができると共に、該押付側印刷用ロール8を所要の押付対象物に対し所要の印圧で密着させることができるようにしてあれば、ジャッキ11の設置個所や設置数は適宜変更してもよく、更には、ジャッキ以外のいかなる形式のロール押し付け機構を採用してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
5 ロール保持フレーム
6 ベアリングハウジング
8 押付側印刷用ロール
9 ロールシャフト
10 ベアリング
11 ジャッキ(ロール押し付け機構)
12 下部ロール(押付対象物)
16a 上部圧力計測ユニット(圧力計測ユニット)
16b 上部圧力計測ユニット(圧力計測ユニット)
25 計測器
27a 上部圧力計測ユニット(圧力計測ユニット)
27a 上部圧力計測ユニット(圧力計測ユニット)

Claims (5)

  1. 押付側印刷用ロールのロールシャフトをベアリングを介して回転自在に保持するベアリングハウジングを備えたロール保持フレームに、ロール押し付け機構により下向きの押し付け力を付与して、該ロール支持フレームと一体に下降させる押付側印刷用ロールを、押付対象物に所要の印圧で上側から接触させるときに、上記押付側印刷用ロールのロールシャフトよりベアリングを介してベアリングハウジングへ上向きに伝えられる上記印圧の反力の荷重を、上記ベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に組み込んだ圧力計測ユニットにより計測し、上記押付側印刷用ロールの押付対象物に対する印圧を計測することを特徴とする印刷装置の印圧計測方法。
  2. 押付対象物の上方に配置した押付側印刷用ロールと、該押付側印刷用ロールのロールシャフトをベアリングを介して回転自在に保持するベアリングハウジングを備えたロール保持フレームと、該ロール保持フレームに下向きの押し付け力を付与するためのロール押し付け機構と、上記ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に組み込んだ圧力計測ユニットとを備え、更に、上記ロール押し付け機構によりロール保持フレームと一体に下向きの押し付け力が付与される押付側印刷用ロールを上記押付対象物に所要の印圧で上側から接触させるときに上記圧力計測ユニットにより計測される上記押付側印刷用ロールのロールシャフトよりベアリングを介してベアリングハウジングへ上向きに伝えられる上記印圧の反力の荷重の計測値を基に上記印圧を計測する機能を有する計測器を備えてなる構成を有することを特徴とする印刷装置の印圧計測装置。
  3. ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの上側に圧力計測ユニットを設けることに加えて、該ベアリングの下側にも圧力計測ユニットを組み込むようにした請求項2記載の印刷装置の印圧計測装置。
  4. ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングのロール軸方向と直交する水平方向の両側に圧力計測ユニットを組み込むようにした請求項2又は3記載の印刷装置の印圧計測装置。
  5. ロール保持フレームのベアリングハウジングにおけるベアリングの周りに組み込んだ圧力計測ユニットに、与圧を与えるようにした請求項2、3又は4記載の印刷装置の印圧計測装置。
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