JP2011036454A - ストレッチ椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】腰部と脇腹と肩部とを同時にストレッチ運動できるストレッチ椅子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のストレッチ椅子は、脚部により支持され、使用者が着座する着座部と、前記着座部の両側に配設された肘掛部と、前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て部とを備える。前記着座部には、使用者が前記着座部を左右に回動させることが可能である着座部回動機構を介して、前記脚部に支持され、前記肘掛部は、前記着座部回動機構の回動と連動して前記肘掛部が上下動するような肘掛部上下動機構を介して前記脚部に支持される。よって、前記着座部を左右に回動すると、前記肘掛部が、前記着座部の回動と連動して上下動し、使用者が腰部のストレッチ運動と同時に肩を上下させるストレッチ運動と脇腹を伸ばすストレッチ運動を行うことが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腰部と脇腹と肩部とを同時にストレッチすることのできるストレッチ椅子に関する。
一般に、デスクワーク時に用いる事務用椅子は、高さを調整する機構やリクライニング機構が設けられており、デスクワーク中の姿勢をある程度調整することができ、そのことにより業務中に適切な姿勢をとることができる。しかし、デスクワークを長時間続けると、同一の姿勢を保ち続けることになり、それが原因となって血行不良が発生し、腰痛、肩こり等を引き起こすことがあり、適宜適切な運動を行わないと業務効率に影響を生じることがあった。
これらの問題を解決するため、特許文献1には、背もたれとシートとを異なる方向に回転可能とすることでツイスト運動具としての機能が提供された事務用椅子により、腰部の運動が可能となる提案が例示されている。
また、特許文献2には、例えば、左腕側の肘掛部を移動させた場合に、連動して背当て部の左端が後退するような構造となっているストレッチ椅子により、脇腹部のストレッチ運動が可能となる提案が例示されている。
また、特許文献3には、肩関節の上げ下げ運動により肩こりをほぐす効果が得られる肩こり症治療機が提案されている。
実用新案登録第3051291号公報 特開2003−126292号公報 実用新案登録第3103247号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に示された提案は、いずれも身体中の一箇所に対するストレッチ等の運動を可能とするものであり、デスクワークを行いながら、複数の箇所に対して同時のストレッチ等の運動を可能とするものではなく、同一の姿勢を保ち続けることによる血行不良の発生に伴う腰痛、肩こり等を一度に解消できる運動を行うことはできなかった。
本発明は、腰部と脇腹と肩部とについて、同時にストレッチ運動を行うことを可能とするストレッチ椅子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明のストレッチ椅子は、脚部により支持され、使用者が着座する着座部と、前記着座部の両側に配設された肘掛部と、前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て部とを備えたストレッチ椅子において、前記背当て部は前記脚部によって支持され、前記着座部は、使用者が前記着座部を左右に回動させることが可能なように着座部回動機構を介して、前記脚部によって支持され、前記肘掛部は、前記着座部回動機構の回動と連動して前記肘掛部が上下動するような肘掛部上下動機構を介して前記脚部に支持されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記肘掛部上下動機構は、前記着座部の前方側が回動している方向と同じ側に配設されている肘掛部が下向きに動作し、前記着座部の前方側が回動している方向と反対側に配設されている肘掛部が上向きに作動するような機構であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1乃至2に記載の発明の構成に加え、前記肘掛部上下動機構は、前記着座部回動機構の回動と連動して回動するピニオンギアと、前記ピニオンギアと噛み合うラックギアとからなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1乃至3に記載の発明の構成に加え、前記着座部が回動している間は共動して作動するバイブレーション機構を前記着座部に設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のストレッチ椅子は、脚部により支持され、使用者が着座する着座部と、前記着座部の両側に配設された肘掛部と、前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て部とを備えたストレッチ椅子において、前記背当て部は前記脚部によって支持され、前記着座部は、使用者が前記着座部を左右に回動させることが可能なように着座部回動機構を介して、前記脚部によって支持され、前記肘掛部は、前記着座部回動機構の回動と連動して前記肘掛部が上下動するような肘掛部上下動機構を介して前記脚部に支持されている。前記着座部を左右に回動可能とすることで、使用者が腰部のストレッチ運動を行うことが可能となる。また、前記肘掛部が、前記着座部の回動と連動して上下動することにより、使用者が腰部のストレッチ運動と同時に脇腹を伸ばすストレッチ運動を行うことが可能となる。また、脇腹を伸ばすストレッチ運動と同時に、肩を上下させることが可能となり、肩のストレッチ運動を行うことが可能となる。よって、使用者が、腰部と脇腹と肩部とについて同時にストレッチ運動を行うことのできるストレッチ椅子を得ることができる。
請求項2に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1に記載の発明の効果に加え、前記肘掛部上下動機構が、前記着座部の前方側が回動している方向と同じ側に配設されている肘掛部が下向きに動作し、前記着座部の前方側が回動している方向と反対側に配設されている肘掛部が上向きに作動するような機構であることにより、脇腹のストレッチ運動をより効果的に行うことのできるストレッチ椅子を得ることができる。
請求項3に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1乃至2に記載の発明の効果に加え、前記肘掛部上下動機構が、前記着座部回動機構の回動と連動して回動するピニオンギアと、前記ピニオンギアと噛み合うラックギアとからなるため、より簡単な構造のストレッチ椅子を得ることができる。
請求項4に係る発明のストレッチ椅子は、請求項1乃至3に記載の発明の効果に加え、前記着座部が回動している間は共動して作動するバイブレーション機構を前記着座部に設けたことにより、血行を促進する効果のあるストレッチ椅子を得ることができる。
第1実施形態のストレッチ椅子の斜視図である。 第1実施形態のストレッチ椅子の前面図である。 第1実施形態のストレッチ椅子の側面図である。 第1実施形態のストレッチ椅子の、肘掛部の拡大図である。 第1実施形態のストレッチ椅子の、着座部の回動と肘掛部の上下動の関係を示す図である。 第1実施形態のストレッチ椅子の、着座部の回動と肘掛部の上下動の関係を示す図である。 第2実施形態のストレッチ椅子の斜視図である。 第2実施形態のストレッチ椅子の肘掛部の拡大図である。 第2実施形態のストレッチ椅子の、着座部の回動と肘掛部の上下動の関係を示す図である。 第2実施形態のストレッチ椅子の、着座部の回動と肘掛部の上下動の関係を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明のストレッチ椅子について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一具体例である、第1実施形態のストレッチ椅子1の概略を示す斜視図である。また、図2は、第1実施形態のストレッチ椅子1の前面図であり、図3は第1実施形態のストレッチ椅子1の側面図である。また、図4は、第1実施形態のストレッチ椅子1の肘掛部12の拡大図である。
なお、以降の説明にて、使用者がストレッチ椅子1に着座した場合に向くと想定される方向を前方、その反対方向を後方、使用者の左側を左方、右側を右方、図面上側を上方、その反対方向を下方と定義して説明する(図1の矢印50にて示す)。
ストレッチ椅子1は、図1乃至図3に示す通り、着座部11と、着座部11の左右に配設されている肘掛部12(着座部11の左側12L、右側12R)と、着座部11の後方に配設されている背当て部13を備えている。着座部11の下方には着座部回動機構14が、脚部15との間に設けられている。
前記脚部15は、着座部支持部15a、背当て支持固定部15b、脚15c、キャスター部15dを有する。前記着座部支持部15aは円柱状に形成され、中心が上下方向に延びるように形成されている。その内部には円柱状の空間15eが形成され、空間15eは上方が開放されている。前記着座部支持部15aの外周部には背当て支持部固定部15bが固定されており、背当て支持部固定部15bの外周部には背当て支持部16の下端部分が固定されている。前記着座部支持部15aの下端には、脚15cが水平方向でかつ放射状に延出して設けられ、その各脚15cの先端下側にはキャスター15dがそれぞれ回転可能に設けられている。なお、脚15cは図1の例では4本設けられているが、これには限定されず、例えば5本であってもよい。
前記着座部回動機構14は、歯車部14aと、支持部14bとから構成される。前記歯車部14aは、円盤形状をなし、その外周面には平歯車が形成されている。前記歯車部14aの下面中心部からは、円柱形状をなす前記支持部14bが下方に延びるように形成され、その直径は前記空間15eの内径よりもやや小さく形成されている。よって、支持部14bを空間15eに挿入することで、前記歯車部14aは、脚部15により水平な平面内で回動可能に支持される。
前記着座部11は、前記着座部回動機構14の歯車部14aの上面に固定されており、ストレッチ椅子1の使用者が着座する部位である。その形状は平板状であり、一般的な事務椅子等で用いられる四角形状のものが例示されるが、それには限定されない。前記着座部11が歯車部14aの上面に固定された状態において、前記歯車部14aの直径は、少なくとも前記着座部11の左右両側において着座部11よりも外側にはみ出す大きさに設定されており、また、少なくとも着座部11の前側においては、着座部11よりも外側にはみ出さないことが望ましい。本実施形態においては、着座部11の前後両側において歯車部14aが着座部11よりもはみ出さないように、着座部11の前後方向の長さ、及び歯車部14aの直径が設定されている。なお、支持部14bと空間15eには、歯車部14a及び歯車部14aの上面に固定されている着座部11が左右両方向に90度以上回動しないような、図示しないストッパーが設けられている。
前記背当て支持部16は、脚部15の背当て支持固定部15bから後方の斜め上方に延出し、さらに上方に延出して設けられ、その上端部には背当て部13が取り付けられている。また、前記背当て支持部16の中間部分からは、前記着座部11の後ろ側及び左右両側に沿って延出する肘掛支持部17が略水平に延びている。
前記背当て部13は四角形の平板状をしており、背当て支持部16の上端部に固定されて着座部11の後方に設けられる。背当て部13は背当て支持部16を通じて脚部15に固定されており、着座部11とは直接接続はされておらず、着座部11の回動と連動して動作しない。背当て部13の形状は、四角形には限定されず、例えば角部は丸みを帯びた形状になっていてもよい。
肘掛部12は、図1乃至図4に示す通り、肘掛120と肘掛部上下動機構121及び肘掛回動防止部124とから構成されている。肘掛部上下動機構121は、前記着座部11の左右両側に設けられている前記肘掛支持部17の上側に設置され、前記肘掛支持部17に垂直な軸線を中心に回動自在に軸支された回動部122と、回動部122の上方に設けられる上下動部123とからなる。回動部122は、歯車部122aとネジ部122bとから構成されている。歯車部122aは、円盤形状をなし、その外周面には平歯車が形成され、着座部回動機構14の歯車部14aと互いに歯をかみ合う位置に配設されている。着座部11の回動は着座部回動機構14の歯車部14aと歯車部122aを経て回動部122に伝達される。ネジ部122bは、歯車部122aの上方に歯車部122aと一体に構成される。ネジ部122bは前記歯車部122aの上面から上方に延びる円柱状の形状で、その中心は歯車部122aと同一となるように形成され、その表面にはおねじのネジ山が形成される。上下動部123は、円柱状の形状をなしており、その内部には、円柱状の空間123aが下方を開放開口端として形成される。空間123aの内壁には、ネジ部122bのおねじのネジ山と噛み合うようにめねじが形成されている。ネジ部122b及び空間123aに形成されているネジパターンは、着座した使用者から見て左側(図1及び図2においては右側)の肘掛部12Lでは、下方から見て左ネジとなっている。一方、使用者から見て右側(図1及び図2においては左側)の肘掛部12Rでは、ネジパターンは右ネジとなっている。空間123aには、ネジ部122bが下方からねじこまれており、このことで、上下動部123は、回動部122の上方に、垂直方向に延びて位置する。ネジ部122bは、着座部11が正面向きの際に空間123aの、上下方向の中間部が先端となるようにねじこまれている。ネジ山122bと空間123aの長さは、着座部11が左右90度に回動した際に、着座部回動機構の歯車部14aから回動部の歯車部122aに伝わった回動によって、ネジ山122bが空間123aに対してねじこみ過ぎてしまうことがなく、かつネジ山122bが空間123aから、抜けきってしまうこともない長さになっている。
肘掛部上下動機構121の後方には、肘掛回動防止部124が形成されている。肘掛回動防止部124は垂直方向に延びる円柱状の形状をしており、肘掛支持部17に設けられた孔17aに、上下動自在に挿入されている。肘掛回動防止部124は、ネジ部122bが回動をする際、上下動部123が、ネジ部122bの回動につられて回動することを防止し、ネジ部122bが上下動部123にねじ込まれる(または抜けていく)ようにする働きを持つ。
肘掛120は、肘掛支持部17の上方の、上下動部123及び肘掛回動防止部124の上方に設けられる。肘掛120は前後方向に長い矩形状をなしており、上下動部123及び肘掛回動防止部124は、肘掛120の下側にそれぞれ固定されている。
次に、本発明のストレッチ椅子1の使用時の動作について説明する。図5、図6は、着座部11の回動と肘掛部12の上下動の関係を示す図である。
図示されない使用者は、本実施形態のストレッチ椅子1の使用時にはその臀部を着座部11に着け、上半身の背面を背当て部13に当てる。また、左右の前腕部をそれぞれ肘掛部12L、12Rの肘掛120に乗せる。
使用者が着座部11をその腰の捻りによって、図5で示す通り、上方から見て右回り(矢印A1で示される方向)に回動させると、着座部回動機構14も同時に右回りに回動する。着座部回動機構14の歯車部14aの右回りの回動は、互いに歯をかみ合わせている、左右両側の肘掛部12L、12Rに設けられている歯車部122aの左回り(下方から見ると右回り)の回動として伝達される。歯車部122aが左回りに回動すると、歯車部122aの上方に一体に形成されているネジ部122bも同時に左回り(下方から見ると右回り)に回動する。使用者から見て左側(図1及び図2においては右側)の肘掛部12Lにおいては、下方から見て左ネジパターンが形成されているため、上下動部123に挿入されているネジ部122bが下方から見て右回りをすることにより、ネジ部122bから上下動部123が抜ける動きをする。この際、肘掛回動防止部124が、肘掛120から肘掛支持部17に設けられた孔17aへと配設されているため、肘掛120は水平方向には回動しない。よって上下動部123も水平方向には回動しないため、ネジ部122bの回動につられて回動せず、よってネジ部122bの回動によって上下動部123がネジ部122bから抜けていく。ネジ部122bから上下動部123が抜ける動きをすると、肘掛支持部17から肘掛120までの長さが長くなる。肘掛支持部17の高さは変わらないため、結果として使用者の左腕が乗っている肘掛部12Lの肘掛120の高さが上がる動き(矢印B1の方向に動く)をする。一方、使用者から見て右側(図1及び図2においては左側)の肘掛部12Rにおいては、下方から見て右ネジパターンが形成されているため、上下動部123に挿入されているネジ部122bが下方から見て右回りをすることにより、上下動部123がネジ部122bにねじ込まれる動きをする。この際、肘掛回動防止部124が、肘掛120から肘掛支持部17に設けられた孔17aへと配設されているため、肘掛120は水平方向には回動しない。よって、上下動部123も水平方向には回動しないため、ネジ部122bの回動につられて回動せず、よってネジ部122bの回動によって上下動部123がネジ部122bにねじ込まれていく。上下動部123がネジ部122bにねじ込まれる動きをすると、肘掛支持部17から肘掛120までの長さが短くなる。肘掛支持部17の高さは変わらないため、結果として使用者の右腕が乗っている肘掛部12Rの肘掛120の高さが下がる動き(矢印C1の方向に動く)をする。
逆に、使用者が着座部11をその腰の捻りによって、図6で示す通り、上方から見て左回り(矢印A2で示される方向)に回動させると、着座部回動機構14も同時に左回りに回動する。着座部回動機構14の歯車部14aの左回りの回動は、互いに歯をかみ合わせている、左右両側の肘掛部12L、12Rに設けられている歯車部122aの右回り(下方から見ると左回り)の回動として伝達される。歯車部122aが右回りに回動すると、歯車部122aの上方に一体に形成されているネジ部122bも同時に右回り(下方から見ると左回り)に回動する。使用者から見て左側(図1及び図2においては右側)の肘掛部12Lにおいては、下方から見て左ネジパターンが形成されているため、上下動部123に挿入されているネジ部122bが下方から見て左回りをすることにより、上下動部123がネジ部122bにねじ込まれる動きをする。この際、肘掛回動防止部124が、肘掛120から肘掛支持部17に設けられた孔17aへと配設されているため、肘掛120は水平方向には回動しない。よって、上下動部123も水平方向には回動しないため、ネジ部122bの回動につられて回動せず、よってネジ部122bの回動によっては上下動部123がネジ部122bにねじ込まれていく。上下動部123がネジ部122bにねじ込まれる動きをすると、肘掛支持部17から肘掛120までの長さが短くなる。肘掛支持部17の高さは変わらないため、結果として使用者の左腕が乗っている肘掛部12Lの肘掛120の高さが下がる動き(矢印B2の方向に動く)をする。一方、使用者から見て右側(図1及び図2においては左側)の肘掛部12Rにおいては、下方から見て右ネジパターンが形成されているため、上下動部123に挿入されているネジ部122bが下方から見て左回りをすることにより、ネジ部122bから上下動部123が抜ける動きをする。この際、肘掛回動防止部124が、肘掛120から肘掛支持部17に設けられた孔17aへと配設されているため、肘掛120は水平方向には回動しない。よって、上下動部123も水平方向には回動しないため、ネジ部122bの回動につられて回動せず、よってネジ部122bの回動によって上下動部123がネジ部122bから抜けていく。ネジ部122bから上下動部123が抜ける動きをすると、肘掛支持部17から肘掛120までの長さが長くなる。肘掛支持部17の高さは変わらないため、結果として使用者の右腕が乗っている肘掛部12Rの肘掛120の高さが上がる動き(矢印C2の方向に動く)をする。
上述したように、本発明のストレッチ椅子1は、使用者が着座部11に着席し、腰を上方から見て右回りに捻ると、図5に示す通り、使用者の左腕を乗せる肘掛部12Lの高さが上がり、右腕を乗せる肘掛部12Rの高さは下がる。反対に、使用者が着座部11に着席し、腰を上方から見て左回りに捻ると、図6に示す通り、使用者の左腕を乗せる肘掛部12Lの高さは下がり、右腕を乗せる肘掛部12Rの高さは上がる。つまり、常に回動方向と反対側の腕を乗せる肘掛が上がるようになっている。このことにより、腰の捻りにより筋肉が伸びる側の腕が上がり、脇腹の筋肉を伸ばすことができる。
また、背当て部13は背当て支持部16を経て脚部15に固定され、肘掛部12は、肘掛支持部17、背当て支持部16を経て脚部15に固定されているため、着座部11を腰のひねりで回動させても、同様に回動することがない。このため、使用者の上半身を背当て部13に密着させることで、上半身を動かすことなく腰部を捻ることができ、回動方向と反対側(左回りに捻ると右側、右回りに捻ると左側)の腰部に対し、効果的に腰部のストレッチを行うことが可能となる。また、回動方向と反対側の脇腹と腰部に対し同時にストレッチを行うことが可能となるため、より効果的なストレッチを行うことが可能となる。
また、使用者の腕を乗せた肘掛部12が上下することにより、肩についても同時にストレッチを行うことが可能となる。このため、本発明のストレッチ椅子1を使用することで、腰部、脇腹、肩部の3箇所について、同時にストレッチを行うことが可能となる。
(変形例1:ラック&ピニオンの構成)
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、着座部回動機構歯車部から肘掛部上下動機構への動きの伝達方法が異なる。図7は第2実施形態のストレッチ椅子100の斜視図であり、図8は第2実施形態のストレッチ椅子100の肘掛部200の拡大図である。
第2実施形態のストレッチ椅子100は、図7に示す通り、着座部11と、着座部11の左右に配設されている肘掛部200(着座部11の左側200L、右側200R)と、着座部11の後方に配設されている背当て部13を備えている。着座部11の下方には着座部回動機構140が、脚部15との間に設けられている。第1実施形態のストレッチ椅子1と比べ、着座部回動機構140及び肘掛部200の構成が異なっている。以降の説明は、第1実施形態と異なる点についてのみ行い、第1実施形態と同様の点については、同様の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態の着座部回動機構140の歯車部140aは、第1実施形態の着座部回動機構14の歯車部14aと比べ外周面に設けられている歯の形状が異なり、下側が広がっているような円錐状の、いわゆるかさ歯車となっている。前記着座部11が歯車部140aの上面に固定された状態において、前記歯車部140aの直径は、少なくとも前記着座部11の左右両側において着座部11よりも外側にはみ出す大きさに設定されており、また、少なくとも着座部11の前側においては、着座部11よりも外側にはみ出さないことが望ましい。本実施形態においては、着座部11の前後両側において歯車部140aが着座部11よりもはみ出さないように、着座部11の前後方向の長さ、及び歯車部140aの直径が設定されている。
第2実施形態の肘掛部200は、図7乃至図8に示す通り、肘掛210と肘掛部上下動機構220及び肘掛脱落防止部230とからなる。肘掛部上下動機構220は、背当て支持部16から着座部11の左右両側に略水平に延出された肘掛支持部170から上方に延出しさらに左右水平方向に延出している回動軸223と、回動部221と、上下動部222とからなる。
前記回動部221は、かさ歯車部221aと、ピニオンギア221bを組み合わせた形状となっている。前記かさ歯車部221aは、外側に向かって広がるような円錐状の形状で、外周部にはかさ歯車が形成されており、回動軸223にて水平な軸線を中心として回動自在に軸支されている。かさ歯車部221aは同じくかさ歯車である着座部回動機構140の歯車部140aと噛み合って、着座部11の回動方向を90度変換し、水平方向の軸線を中心とした回動として得ることを可能としている。回動部221の回動方向は、椅子の外側から見て、着座部回動機構140の歯車部140aを上から見た際の回動方向と同じとなる。前記ピニオンギア221bは、円盤形状をなし、その外周面には平歯車が形成されている。ピニオンギア221bは、かさ歯車部221aの側面に一体に形成されており、かさ歯車部221aとともに回動軸223にて水平な軸線を中心として回動自在に軸支されている。
前記上下動部222は、垂直方向に延びる角柱形状をしており、そのうち一面はラックギアが形成されている。上下動部222はピニオンギア221bの前方に、互いに歯がかみ合うように配設されている。
上下動部222の上方には肘掛210が一体に形成されている。肘掛210は前後方向に長い矩形状をなしている。
肘掛210の上下動部222が設けられている部位の後方には、肘掛脱落防止部230が下方に延出して設けられている。肘掛脱落防止部230は円柱状の形状をしており、肘掛支持部170に設けられた孔170aに上下動自在に挿入されている。肘掛脱落防止部230は、上下動部222が回動部221から脱落しないよう、上下方向以外の方向に対して固定する働きを持つ。肘掛脱落防止部230は、上下動部222の前方に配設されていてもよい。
次に、第2実施例のストレッチ椅子100の使用時の動作について説明する。図9、図10は、着座部11の回動と肘掛部200の上下動の関係を示す図である。
図示されない使用者は、本実施形態のストレッチ椅子100の使用時にはその臀部を着座部11に着け、上半身の背面を背当て部13に当てる。また、左右の前腕部をそれぞれ肘掛部200L、200Rの肘掛210に乗せる。
使用者が着座部11をその腰の捻りによって、図9で示す通り、上方から見て右回り(矢印A3で示される方向)に回動させると、着座部回動機構140も同時に右回りに回動する。着座部回動機構140の歯車部140aの右回りの回動は、互いに歯をかみ合わせている、左右両側の肘掛部200L、200Rに設けられている回動部221に伝達される。この際、左側の肘掛部200Lの肘掛部上下動機構220の回動部221は、かさ歯車部221aを介して、椅子の外側から見て右回りに回動する。この場合、椅子の前方側から見ると下から上へと動くように回動している。すると、ピニオンギア221bを介して、互いに歯をかみ合わせている、回動部221の前方に配設されている上下動部222には、上方向の直線運動が伝達される。このことにより、使用者の左腕が乗っている肘掛部200Lの肘掛210は上方向(矢印B3で示される方向)に移動する。一方、右側の肘掛部200Rの肘掛部上下動機構220の回動部221は、かさ歯車部221aを介して、椅子の外側から見て右回りに回動する。この場合、椅子の前方側から見ると上から下へと動くように回動している。すると、ピニオンギア221bを介して、互いに歯をかみ合わせている、回動部221の前方に配設されている上下動部222には、下方向の直線運動が伝達される。このことにより、使用者の右腕が乗っている肘掛部200Rの肘掛210は下方向(矢印C3で示される方向)に移動する。
逆に、使用者が着座部11をその腰の捻りによって、図10で示す通り、上方から見て左回り(矢印A4で示される方向)に回動させると、着座部回動機構140も同時に左回りに回動する。着座部回動機構140の歯車部140aの左回りの回動は、互いに歯をかみ合わせている、左右両側の肘掛部200L、200Rに設けられている回動部221に伝達される。この際、左側の肘掛部220Lの肘掛部上下動機構220の回動部221は、かさ歯車部221aを介して、椅子の外側から見て左回りに回動する。この場合、椅子の前方側から見ると上から下へと動くように回動している。すると、ピニオンギア221bを介して、互いに歯をかみ合わせている、回動部221の前方の配設されている上下動部222には、下方向の直線運動が伝達される。このことにより、使用者の左腕が乗っている肘掛部200Lの肘掛210は下方向(矢印B4で示される方向)に移動する。一方、右側の肘掛部200Rの肘掛部上下動機構220の回動部221は、かさ歯車部221aを介して、椅子の外側から見て左回りに回動する。この場合、椅子の前方側から見て下から上へと動くように回動している。すると、ピニオンギア221bを介して、互いに歯をかみ合わせている、回動部221の前方に配設されている上下動部222には、上方向の直線運動が伝達される。このことにより、使用者の右腕が乗っている肘掛部200Rの肘掛210は上方向(矢印C4で示される方向)に移動する。
上述したように、第2実施形態のストレッチ椅子100は、使用者が着座部11に着席し、腰を上方から見て右回りに捻ると、図9に示す通り、使用者の左腕を乗せる肘掛部200Lの高さが上がり、右腕を乗せる肘掛部200Rの高さは下がる。反対に、使用者が着座部11に着席し、腰を上方から見て左回りに捻ると、図10に示す通り、使用者の左腕を乗せる肘掛部200Lの高さは下がり、右腕を乗せる肘掛部200Rの高さは上がる。つまり、常に回動方向と反対側の腕を乗せる肘掛けが上がるようになっている。このことにより、腰の捻りにより筋肉が伸びる側の腕が上がり、脇腹の筋肉を伸ばすことができる。
また、背当て部13は背当て支持部16を経て脚部15に固定され、肘掛部200は、肘掛支持部170、背当て支持部16を経て脚部15に固定されているため、着座部11を腰のひねりで回動させても、同様に回動することがない。このため、使用者の上半身を背当て部13に密着させることで、上半身を動かすことなく腰部を捻ることができ、回動方向と反対側(左回りに捻ると右側、右回りに捻ると左側)の腰部に対し、効果的に腰部のストレッチを行うことが可能となる。また、回動方向と反対側の腰部と脇腹に対し同時にストレッチを行うことが可能となるため、より効果的なストレッチを行うことが可能となる。
また、使用者の腕を乗せた肘掛部200が上下することにより、肩についても同時にストレッチを行うことが可能となる。このため、本発明のストレッチ椅子100を使用することで、腰部、脇腹、肩部の3箇所について、同時にストレッチを行うことが可能となる。
なお、本発明の第1実施形態のストレッチ椅子1及び第2実施形態のストレッチ椅子100においては、その着座部にバイブレーション機構を設けることが可能である。バイブレーション機構としては、例えば、モーター等が挙げられる。このバイブレーション機構は、着座部の回動を検知することで自動的に動作するようにすることが望ましい。
1 ストレッチ椅子
11 着座部
12 肘掛部13 背当て部
14 着座部回動機構
15 脚部
16 背当て支持部
17 肘掛支持部
100 (第2実施形態の)ストレッチ椅子
120 肘掛
121 肘掛部上下動機構
140 (第2実施形態の)着座部回動機構
200 (第2実施形態の)肘掛部
210 (第2実施形態の)肘掛
220 (第2実施形態の)肘掛部上下動機構

Claims (4)

  1. 脚部により支持され、使用者が着座する着座部と、
    前記着座部の両側に配設された肘掛部と、
    前記着座部の後側に配設され、前記使用者の背中を支える背当て部と
    を備えたストレッチ椅子において、
    前記背当て部は前記脚部によって支持され、
    前記着座部は、使用者が前記着座部を左右に回動させることが可能なように着座部回動機構を介して、前記脚部によって支持され、
    前記肘掛部は、前記着座部回動機構の回動と連動して前記肘掛部が上下動するような肘掛部上下動機構を介して前記脚部に支持されていることを特徴とするストレッチ椅子。
  2. 前記肘掛部上下動機構は、
    前期着座部が回動している際に、前記着座部の前方側が回動している方向と同じ側に配設されている肘掛部が下向きに動作し、前記着座部の前方側が回動している方向と反対側に配設されている肘掛部が上向きに作動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ椅子。
  3. 前記肘掛部上下動機構は、前記着座部回動機構の回動と連動して回動するピニオンラックギアと、前記ピニオンギアと噛み合うラックギアとからなることを特徴とする請求項1乃至2に記載のストレッチ椅子。
  4. 前記着座部が回動している間は共動して作動するバイブレーション機構を前記着座部に設けたことを特徴とする請求項1乃至3に記載のストレッチ椅子。
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