JP2009247378A - 健康器具 - Google Patents

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Hideaki Sakitsu
英昭 崎津
Eizo Kondo
英三 近藤
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Abstract

【課題】 通常時では、家具としても使用することができ、家庭等にも違和感なく気軽に設置することが可能でありつつ、腰痛を非常に効果的に予防又は治療する。
【解決手段】 健康器具10は、人体の背中に当接することができる背もたれ部12と、椅子としての使用時には人体の少なくとも上腿部を下方から支持する座面部14とを備えている。この椅子型の健康器具10は、人体の上半身を下方から支持することができる上体支持部28を更に有し、座面部14は、背もたれ部12側の後端部14Aが下方に変位して上体支持部28により上半身が支持された人体の上腿部の少なくとも一部から離反する一方、背もたれ部12側とは反対側の前端部14Bにおいて人体の脚部の一部を支持し、上体支持部28及び下方に変位した座面部14の前端部14Bとを支点として人体の腰部を空中に浮かせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腰痛の予防又は治療に使用することができる健康器具の改良に関し、特に、家具である椅子としても使用することができ、家庭等に設置することにも適した健康器具に関するものである。
腰痛を治療又は予防するための手段として、本発明者等は、図5に示すように、胴保持部材101により人体胴部を支持する一方、上方から垂れ下げられた脚吊り手段102により人体の脚部を吊り下げて保持することにより、腰部を空中に浮かせて、腰部を上半身の重力から開放する一方、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばして、腰痛を非常に効果的に予防又は治療する健康器具を提案した(特許文献1、2参照)。
この健康器具は、主に、治療院等の治療するための施設や場所に設置されて、通院する患者の治療に充てられて、腰痛の予防又は治療に非常に高い効果を発揮することができる実績を積み上げてきた。このため、現在では、わざわざ通院等することなく、家庭や各種事業所等においても、同様の予防又は治療を受けたいとの要望が高まる至っている。
しかし、上記の従来技術は、元々は、専門治療院用に開発されたため、比較的大掛かりで、また、上方から垂れ下げられた脚吊り手段102等を有しているため、通常の家具として使用することは難しく、その結果、見栄えの問題等から、必ずしも、一般の家庭や各種事業所等の個人的な空間に設置することには適さない問題もあった。また、購入コストに関しても、もう少し手軽に購入することができるレベルに抑制することが要求されるに至っている。
国際公開第00/41657号パンフレット 国際公開第05/000172号パンフレット
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、通常時では、家具である椅子としても使用することができ、家庭等にも違和感なく気軽に設置することが可能でありつつ、腰痛を非常に効果的に予防又は治療することができる健康器具を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、人体の背中に当接することができる背もたれ部と、椅子としての使用時には人体の少なくとも上腿部を下方から支持する座面部とを備えた椅子型の健康器具であって、人体の上半身を下方から支持することができる上体支持部を更に有し、座面部は、背もたれ部側の後端部が下方に変位して上体支持部により上半身が支持された人体の上腿部の少なくとも一部から離反する一方、背もたれ部側とは反対側の前端部において人体の脚部の一部を支持し、上体支持部及び下方に変位した座面部の前端部とを支点として人体の腰部を空中に浮かせることを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、座面部の前端部から屈曲して伸びるように設けられ人体の下腿部を支持することができるオットマン部を更に備えていることを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、座面部の前端部は、座面部の後端部が下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも上方へ変位して脚部の一部を支持することを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、座面部の前端部は、座面部の後端部が下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも前方へ変位して脚部の一部を支持することを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、上体支持部は、背もたれ部から人体の少なくとも胴部側面にまで伸びるように設けられていることを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、座面部は、後端部側に設けられた第1の揺動アームと、前端部側に設けられた第2の揺動アームとを備えたリンク機構に支持され、これらの第1及び第2の揺動アームが座面部の前端部側へ揺動することにより、後端部が下方に変位することを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第6の解決手段において、リンク機構は、第1の揺動アームに接続されたアクチュエータを更に備え、このアクチュエータは収縮することにより第1の揺動アームを座面部の前端部側へ揺動させる一方、伸張することにより第1の揺動アームを背もたれ部側へ揺動させ、第2の揺動アームは、第1の揺動アームの揺動に連動して揺動することを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第6の解決手段において、リンク機構は、第1の揺動アームに接続された揺動レーバーを更に備え、この揺動レバーは座面部の前端部側へ押し倒すことにより第1の揺動アームを座面部の前端部側へ揺動させる一方、背もたれ部側へ引き戻すことにより第1の揺動アームを背もたれ部側へ揺動させ、第2の揺動アームは、第1の揺動アームの揺動に連動して揺動することを特徴とする健康器具を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、肘掛け状等の上体支持部により上半身を支持する一方、通常では、椅子の一部として使用することができる座面部の後端部を、下方に変位させることにより、人体の腰部を空中に浮かせているため、家具である椅子として家庭等に違和感なく設置しつつ、腰部を上半身の重力から開放する一方、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばして腰痛を非常に効果的に予防又は治療することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、座面部の前端部から屈曲して伸びるように設けられ人体の下腿部を支持することができるオットマン部を更に備えているため、使用者が、下腿部の体重をオットマン部に預けることができるので、腰を浮かせた姿勢を楽に維持することができ、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる実益がある。
同様に、本発明によれば、上記のように、座面部の前端部は、座面部の後端部が下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも上方へ変位して脚部の一部を支持するため、空中に浮いた腰部を高い位置から支持することができるので、使用者の腰を浮かせ易くなり、使用者の姿勢に無理な負担を掛けることがなく、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、座面部の前端部は、座面部の後端部が下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも前方へ変位して脚部の一部を支持するため、腰部が下方に垂れ下がる結果、自然に前方へずれる傾向がある膝部分(上腿部と下腿部との境界)を支持することができるため、座面部の前端部が上腿部を途中部分で支持して上腿部に負担を掛けることがなく、使用者が無理な姿勢を強いられないので、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる実益がある。
加えて、本発明によれば、比較的簡易な構成で高い予防又は治療効果を得ることができるため、製造コストを低減、抑制して、利用者が手軽に使用することができる実益もある。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1乃至図4は、本発明の健康器具10を示し、この健康器具10は、図1乃至図4に示すように、人体1の背中2に当接することができる背もたれ部12と、図1及び図2に示すように、椅子としての使用時には人体1の少なくとも上腿部3を下方から支持する座面部14とを備えている。即ち、本発明の健康器具10は、専ら腰痛の予防又は治療を目的として用いられるものではあるが、それ以外の場合にも、通常は、家具である椅子として、家庭内や事業所等に設置して使用することもできる。
これらの背もたれ部12と座面部14は、図1乃至図4に示すように、ベースフレーム16上に支持されており、このベースフレーム16には、健康器具14の移動を容易にするためのキャスター18が設けられている。なお、必ずしも、頻繁に移動させる必要がない場合には、このキャスター18の代わりに、通常の椅子と同様、図示しない固定された足部を設置することもできる。
背もたれ部12は、図1乃至図4に示すように、ベースフレーム16から上方に延びるようにして設置された背面フレーム20と、この背面フレーム20に取り付けられた背面クッション22と、この背面クッションの上方に設けられて人体1の頭部4付近に当接するヘッドレスト24とを有している。この背面フレーム20は、図4に特に示すように、人体1をしっかりと支持することができるように、2本の支柱を有し、これらの2本の支柱の上端が接続された略コの字状に形成されている。なお、この背面フレーム20は、椅子としての使用時に使用者が快適に過ごせるように、若干後方に傾斜させて設置させることが望ましく、この傾斜角度(図1のθ2)としては、例えば、75°程度に設定すると快適に着座することができる。
背面クッション22とヘッドレスト24は、例えば、ウレタン等のクッション性を有する芯材の表面を布地材等で被覆することにより形成することができ、この表面の布地材にカラフルな色彩等の意匠性を付与することにより、家具である椅子としての使用に適したものに構成することが好ましい。また、これらの背面クッション22及びヘッドレスト24は、図1乃至図4に示すように、背面フレーム20に対して摺動自在に取り付けられ、固定ネジ26により背面フレーム20に固定することにより、身長に合わせて適切な位置に調整することができるように設定することが望ましい。なお、図示の実施の形態では、背面クッション22とヘッドレスト24とを分離して設けたが、一体に形成することもできる。
また、本発明の椅子型の健康器具10は、図1乃至図4に示すように、人体1の上半身5を下方から支持することができる上体支持部28をも有している。この上体支持部28は、図1乃至図4に示すように、背もたれ部12の背面フレーム20に取り付けられて、背もたれ部12から人体1の少なくとも胴部側面にまで伸びるように設けられている。従って、この上体支持部28は、特に、図2に示すように、椅子としての使用時には、肘掛けとして使用することができ、一方、図3に示すように、腰痛の予防又は治療時においては、人体1の肘あるいは脇に下方から当接して、人体1の上半身5を下方から支持して、上半身5の体重を受け止める。これにより、人体1の下半身6に代わって、上半身5の体重を支持して、下半身6を上半身5の体重から開放することができる。
なお、このように、頭部4を含む上半身5の体重を確実に支持するため、この上体支持部には、金属製の芯材を使用し、これをクッション性を有するウレタン等の材料で被覆し、更に、表面を布地材で被覆して形成することが望ましい。また、人体1が上体支持部28より前方にずれないように、上体支持部28の前面に図示しない着脱自在のベルトを設置することが好ましい。
一方、座面部14は、図1及び図3に示すように、背もたれ部12側の後端部14Aが下方に変位して(図1の矢印X参照)、上体支持部28により上半身5が支持された人体1の上腿部3の少なくとも一部から離反する一方、背もたれ部12側とは反対側の前端部14Bにおいて人体1の脚部7の一部を支持する。これにより、特に図3に示すように、本発明の健康器具10は、上体支持部28及び下方に変位した座面部14の前端部14Bとを支点として人体1の腰部8を空中に浮かせることができる。このため、本発明の健康器具10は、家具である椅子として家庭等に違和感なく設置しつつ、腰部8を上半身5の重力から開放する一方、下半身6の自重によって脊椎を自然に伸ばして腰痛を非常に効果的に予防又は治療することができる(図3の矢印参照)。
本発明においては、図1及び図3に示すように、座面部14の前端部14Bは、座面部14の後端部14Aが下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも上方へ変位するして(図1の矢印Y参照)、脚部7の一部を支持するように設定されている。このため、いわば脚部8の支持支点である座面部14の前面部14Bが高い位置に設定され、空中に浮いた腰部8を高い位置から支持することができるので、使用者の腰を浮かせ易くなり、使用者の姿勢に無理な負担を掛けることがなく、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる。
同様に、更に、本発明においては、図1及び図3に示すように、この人体1の支持支点となる座面部14の前端部14Bは、座面部14の後端部14Aが下方に変位したときに、椅子としての使用時における位置よりも前方へ変位して(図1の矢印Y参照)、脚部7の一部を支持するように設定されている。これにより、図3に示すように、腰部8が下方に垂れ下がる結果、自然に前方へずれる傾向がある膝部分(上腿部3と下腿部9との境界)を支持することができるため、座面部14の前端部14Bが上腿部3を途中部分で支持して上腿部3に負担を掛けることがなく、使用者が無理な姿勢を強いられることなく自然に腰部8を浮かした状態を維持することができ、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる。
これらの座面部14の、(1)後端部14Aの下方への変位、(2)前端部14Bの上方への変位、(3)前端部14Bの前方への変位は、これらを達成する具体的な実施態様に特に限定はないが、具体的には、次のようなリンク機構30を用いて達成することができる。
即ち、座面部14は、後端部14A側に設けられた第1の揺動アーム30Aと、前端部14B側に設けられた第2の揺動アーム30Bとを備えたリンク機構30に支持されている。これらの揺動アーム30A、30Bは、図1乃至図4に示すように、下端がベースフレーム16に揺動軸を介して揺動自在に取り付けられる一方、上端は座面部14の裏面に揺動軸を介して揺動自在に取り付けられている。従って、座面部14は、図1乃至図3に示すように、ベースフレーム16上に支持されると共に、これらの第1及び第2の揺動アーム30A、30Bが座面部14の前端部14B側へ揺動することにより(図1の矢印A、B参照)、後端部14Aが下方に変位することができる(図1の矢印X参照)。
この場合、後端部14A側の第1の揺動フレーム30Aは、図1及び図3に示すように、ベースフレーム16及び座面部14との間で若干前端部14B側に前傾して設置されると共に(図1のθ1参照)、座面部14の後端部14Aよりも若干前端部14B側の位置に取り付けられている。従って、この第1の揺動アームは、図1及び図3に示すように、座面部14の後端部14Aが下方に変位した場合、座面部14とほぼ一直線上に配置され、その位置まで後端部14Aを下方に変位させると共に、その状態で座面部14の裏面に当接して、座面部14Aを支持すると共に、後端部14Aのそれ以上の下方への変位を抑制することができる。なお、この第1の揺動アーム30Aの傾斜角度(図1のθ1)は、揺動アーム30Aの長さ等にもよるが、例えば、15°程度に設定することが好ましい。
一方、前端部14A側の第2の揺動フレーム30Bは、図1及び図3に示すように、ベースフレーム16及び座面部14との間で、これらに直交するように鉛直方向に設置されると共に、座面部14の前端部14Bよりも後端部14A側の位置、より具体的には、特に図3に示すように、座面部14に着座した場合に上腿部3のほぼ中央付近に相当する箇所において、座面部14の裏面に取り付けられている。
従って、この第2の揺動アーム30Bは、椅子としての使用時には座面部14に加わる荷重を確実に支持する一方、座面部14の後端部14Aが下方に変位した場合には、この第2の揺動アーム30Bの座面部14の裏面への揺動軸30bを支点として、座面部14の前端部14Bを、椅子としての使用時よりも上方へ変位させることができる。
また、この第2の揺動アーム30Bは、第1の揺動アーム30Aの前端部14B側への揺動に伴い、第1の揺動アーム30Aと共に前方へ傾斜するため、前端部14Bを椅子としての使用時における位置よりも前方へ変位させることができる。なお、この場合、この第2の揺動アーム30Bは、図1及び図3に示すように、ベースフレーム16上での第1の揺動アーム30Aとの間の距離よりも、座面部14の裏面上における第1の揺動アーム30Aとの間の距離の方が短く、その結果、第2の揺動アーム30Bの変位量は、第1の揺動アームに比べて小さいため、図1及び図3に示すように、後端部14A側の第1の揺動アーム30Aが最大量前傾して座面部14とほぼ直線状に配置されても、第2の揺動アーム30Bは、そこまでは傾斜せず、ある程度の高さ位置を保つことができるため、座面部14に傾斜角度を付与しつつ、座面部14を支持することができる。従って、これらの揺動アーム30A、30Bの取付位置や傾斜角度、長さ等を調整することにより、座面部14の後端部14Aが下方に変位した場合のベースフレーム16に対する傾斜角度等を適切に設定することができる。
また、このリンク機構30は、図1乃至図4に示すように、後端部14A側の第1の揺動アーム30Aに接続されたアクチュエータ32を更に備えている。このアクチュエータ32は、第1の揺動アーム30Aを所定の位置から不意に変位しないように支持すると共に、収縮することにより第1の揺動アーム30Aを座面部14の前端部14B側へ揺動させる一方、伸張することにより第1の揺動アーム30Aを背もたれ部12側へ揺動させることができる。第2の揺動アーム30Bは、この第1の揺動アーム30Aにベースフレーム16及び座面部14を介して連結されているため、この第1の揺動アーム30Aの揺動に連動して揺動することができる。
このアクチュエータ32の操作は、アクチュエータ32に電気的に接続された図示しないコントローラ等により行うことができ、アクチュエータ32のON/OFFの切り替えにより、座面部14を、図2に示す設置面と略水平の着座位置(椅子としての使用時:但し、必ずしも水平には限定されず、快適な座り心地を確保するため、若干の傾斜があってもよい)と図3に示す座面部14の後端部14Aが下方に変位した位置(腰痛の予防又は治療時)とに切り替えることができる。また、このアクチュエータ32の変位量を調整して、座面部14の後端部14Aの下方への変位量を任意に調整することができる設定とすることもできる。
このアクチュエータ32による揺動アーム30A、30Bの作動は、使用者が簡単な操作のみで健康器具10を取り扱うことができる点で有利ではあるが、揺動アーム30A、30Bを揺動させる動力には、特に限定はなく、図示の実施の形態と異なり、他に例えば、第1の揺動アーム30に図示しない揺動レバーを接続し、この揺動レバーを座面部14の前端部14B側へ押し倒すことにより第1の揺動アーム30Aを座面部14の前端部14B側へ揺動させる一方、背もたれ部12側へ引き戻すことにより第1の揺動アーム30Aを背もたれ部側へ揺動させる形態とすることもできる。この場合、この揺動レバーの操作は、使用者自身が手で操作することもできるし、あるいは、機械的な操作により行うこともできる。
なお、これらの揺動アーム30A、30Bは、座面部14を確実に支持することができるよう、図4に示すように、少なくとも、第2の揺動アーム30Bを座面部14の左右端付近に、また、アクチュエータ32に連結される第1の揺動アーム30Aを、座面部14の中央付近に設置すると共に、アクチュエータ32より上方において座面部14の左右端付近に延びるように設置して座面部14に取り付けることができる。但し、これらの揺動アーム30A,30B及びアクチュエータ32の設置個数や設置箇所、形状は、座面部14を確実に支持することができれば、特に限定はなく、他に例えば、第2の揺動アームBを座面部14の左右端に、第1の揺動アーム30Aを座面部14の中央付近に設置した図示の実施の形態と異なり、第1の揺動アーム30Aを座面部14の左右端付近に、第1の揺動アーム30Bを座面部14の中央付近に設置することもできるし、座面部14の左右端付近及び中央付近の3箇所において、それぞれ第1及び第2の揺動アーム30A、30Bを設置することもできる。また、この場合、各揺動アーム30A、30Bの組毎に、動力源を設定することもできるし、例えば、中央のリンク機構30等いずれか一つの揺動アーム30A、30Bにのみ動力源を設置し、他の揺動アームを連動させる形態とすることもできる。
なお、動力源を含め、リンク機構30全体の具体的な形態、更には座面部14を変位させる具体的な形態には、特に限定はなく、上記の座面部14の変位を確保することができれば、他の形態とすることもできる。その一例として、例えば、図示の実施の形態では、このアクチュエータ32を、第1の揺動アーム30Aに接続したが、健康器具10の後方側から前方側へ向けて配置して、座面部14の前端部14B側の第2の揺動アーム30Bに連結させることもできる。いずれにしろ、本発明においては、揺動アーム30A、30Bと動力源という比較的簡易な構成のみで、腰痛の高い予防又は治療効果を得ることができるため、製造コストを低減、抑制して、利用者が手軽に使用することができる。
更に、本発明においては、図1乃至図4に示すように、座面部14の前端部14Bから屈曲して伸びるように設けられたオットマン部34を設けることが望ましい。このオットマン部34は、図2及び図3に示すように、人体1の下腿部9を支持することができ、従って、図2に示す通常の椅子としての使用時には勿論のこと、特に、図3に示す腰痛の予防又は治療時においても、使用者が、下腿部9の体重をオットマン部34に預けることができるので、腰を浮かせた姿勢を楽に維持することができ、腰痛の治療又は予防を円滑に行うことができる。
なお、このオットマン部34は、図示の実施の形態では、座面部14と一体的に形成され、従って、図1及び図3に示すように、座面部14の後端部14Aの下方への変位に伴い、このオットマン部34は上方へ向けて変位する。但し、図示の実施の形態と異なり、オットマン部34を、座面部14に対して揺動自在に連結して、座面部14との間の傾斜角度を使用者が快適感を感じる角度に調整できる設定とすることもできる。
本発明は、家具としての椅子に広く適用しつつ、腰痛の予防又は治療をもすることができる健康器具に適用することができる。
本発明の健康器具の側面図である。 本発明の健康器具の椅子としての使用時における側面図である。 本発明の健康器具により腰痛を予防又は治療する状態を示す側面図である。 本発明の健康器具の背面図である。 従来の健康器具の斜視図である。
符号の説明
1 人体
2 背中
3 上腿部
4 頭部
5 上半身
6 下半身
7 脚部
8 腰部
9 下腿部
10 健康器具
12 背もたれ部
14 座面部
14A 後端部
14B 前端部
16 ベースフレーム
18 キャスター
20 背面フレーム
22 背面クッション
24 ヘッドレスト
26 固定ネジ
28 上体支持部
30 リンク機構
30A 第1の揺動アーム
30B 第2の揺動アーム
30b 揺動軸
32 アクチュエータ
34 オットマン部

Claims (8)

  1. 人体の背中に当接することができる背もたれ部と、椅子としての使用時には前記人体の少なくとも上腿部を下方から支持する座面部とを備えた椅子型の健康器具であって、前記人体の上半身を下方から支持することができる上体支持部を更に有し、前記座面部は、前記背もたれ部側の後端部が下方に変位して前記上体支持部により上半身が支持された前記人体の上腿部の少なくとも一部から離反する一方、前記背もたれ部側とは反対側の前端部において前記人体の脚部の一部を支持し、前記上体支持部及び前記下方に変位した座面部の前端部とを支点として前記人体の腰部を空中に浮かせることを特徴とする健康器具。
  2. 請求項1に記載された健康器具であって、前記座面部の前端部から屈曲して伸びるように設けられ前記人体の下腿部を支持することができるオットマン部を更に備えていることを特徴とする健康器具。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された健康器具であって、前記座面部の前端部は、前記座面部の後端部が下方に変位したときに、前記椅子としての使用時における位置よりも上方へ変位して前記脚部の一部を支持することを特徴とする健康器具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された健康器具であって、前記座面部の前端部は、前記座面部の後端部が下方に変位したときに、前記椅子としての使用時における位置よりも前方へ変位して前記脚部の一部を支持することを特徴とする健康器具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された健康器具であって、前記上体支持部は、前記背もたれ部から前記人体の少なくとも胴部側面にまで伸びるように設けられていることを特徴とする健康器具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された健康器具であって、前記座面部は、前記後端部側に設けられた第1の揺動アームと、前記前端部側に設けられた第2の揺動アームとを備えたリンク機構に支持され、前記第1及び第2の揺動アームが前記座面部の前端部側へ揺動することにより、前記後端部が下方に変位することを特徴とする健康器具。
  7. 請求項6に記載された健康器具であって、前記リンク機構は、前記第1の揺動アームに接続されたアクチュエータを更に備え、前記アクチュエータは収縮することにより前記第1の揺動アームを前記座面部の前端部側へ揺動させる一方、伸張することにより前記第1の揺動アームを前記背もたれ部側へ揺動させ、前記第2の揺動アームは、前記第1の揺動アームの揺動に連動して揺動することを特徴とする健康器具。
  8. 請求項6に記載された健康器具であって、前記リンク機構は、前記第1の揺動アームに接続された揺動レバーを更に備え、前記揺動レバーは前記座面部の前端部側へ押し倒すことにより前記第1の揺動アームを前記座面部の前端部側へ揺動させる一方、前記背もたれ部側へ引き戻すことにより前記第1の揺動アームを前記背もたれ部側へ揺動させ、前記第2の揺動アームは、前記第1の揺動アームの揺動に連動して揺動することを特徴とする健康器具。
JP2008094949A 2008-04-01 2008-04-01 健康器具 Pending JP2009247378A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102302283A (zh) * 2011-07-07 2012-01-04 张春安 双斜凳
JP2013090886A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Hideaki Sakitsu 健康器具
WO2015102551A1 (en) * 2013-12-31 2015-07-09 Tekeoglu İbrahim Backache treatment chair
JP2017144231A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 パク、 ジン ハン 脊椎牽引器
CN113171220A (zh) * 2021-04-25 2021-07-27 南充市中心医院 一种骨科脊柱智能辅助矫正器

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