JP2011035673A - 画像読取装置 - Google Patents

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文秀 坂本
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Abstract

【課題】原稿シートを載置セットする第1プラテンと、原稿シートを所定速度で移動する第2プラテンと、を備え、第1プラテンで画像読取する際に光量斑が生ずる影響を、第2プラテンで画像読取する際に発熱量が増大する影響を、共に軽減する。
【解決手段】原稿を載置セットして原稿画像を読取る第1プラテンガラスと原稿を所定速度で走行させて原稿画像を読取る第2プラテンガラスを並設し、この第1第2プラテンガラスの間で位置移動するキャリッジに読取り光を照射する光源ランプを搭載する。このとき、第2プラテンガラスのコンタクト面を第1プラテンガラスのコンタクト面に対して光源に接近するように段差を形成し、これと共に原稿画像からの反射光を画像読取センサに結像する結像光学手段に焦点調整するフォーカス調整手段を設けて、キャリッジを第1プラテンガラスと第2プラテンガラスとの間で位置移動する際に焦点調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スキャナ装置、複写機、ファクシミリー装置など、原稿シート上の画像を読取る画像読取装置に係わり、プラテン上の原稿画像にキャリッジに搭載した光源ランプから読取光を照射するキャリッジ機構の改良に関する。
一般にこの種の装置は、プラテンカラス上に載置した原稿シートの画像を、プラテンに沿って移動するキャリッジから読み取り光を照射し、原稿画像からの反射光を読取センサで読み取っている。そして装置筐体に第1第2、2つのプラテンガラスを設け、その一方は原稿シートを載置セットする形状に、また他方は原稿シートを一定速度で走行させるスリット形状に構成することも良く知られている。
例えば特許文献1には、第1第2、2のプラテンを並設し、このプラテン下方に原稿に読取り光を終車するキャリッジを配置し、プラテン上方に原稿シートを自動給送するフィーダユニットを装備した装置が開示されている。
このような装置においてキャリッジはガイドレールなどで往復動可能に支持され、このキャリッジには光源ランプと、原稿画像からの反射光を結像方向に偏向する反射ミラー(プリズム・板ガラスなど)が搭載されている。そしてキャリッジをプラテンに沿って移動しながら線順位で原稿画像をCCDなどの光電変換センサで読取っている。そこで特許文献1の装置では、光源及び反射ミラーと共に結像レンズと読取りセンサがキャリッジに搭載装備されている。
この他、例えば特許文献2にはキャリッジに光源と反射ミラーを搭載し、反射ミラーからの光を結像する結像レンズと読取りセンサを装置フレーム(シャーシ)に装備する装置も既に知られている。
従来、上記のように略々並行する位置に配置された第1第2のプラテンには、キャリッジに搭載された光源ランプから光を照射して、原稿画像からの反射光を光電変換センサに結像している。このとき第1プラテンで画像読取するとき、第2プラテンで画像読取するとき、共通のキャリッジから光を照射するように構成している。そこで従来は、第1キャリッジ(フラットベッドプラテン)にセットする原稿表面と、第2プラテン(スリット露光プラテン)を移動する原稿表面と、キャリッジに搭載された光源とは等距離に位置するようにプラテンを配置している。
つまり、第1プラテンに載置した原稿画像の高さ位置と、第2プラテンに沿って移動する原稿画像の高さ位置とは、同一高さ位置となるように第1第2プラテンを構成し、このプラテンの下方側に光源を搭載したキャリッジをプラテン面と平行に移動するように構成している。
一方、特許文献1及び特許文献2には、第1第2プラテンとの間に段差を形成するものが開示され、文献1のものは第2プラテン(スリット露光プラテン)側を高い位置に構成し、文献2のものは第2プラテンを低く構成する場合がそれぞれ図示されている。しかし、文献1には第2プラテンとキャリッジとの間に平面ガラスを介在させ、恰も第2プラテンを構成するガラス面の厚さを第1プラテンより厚く構成して、両者の屈折率を異ならせることによって段差を形成している。
また特許文献2の装置は、第2プラテンと原稿シートの間に少許のギャップを形成するためであり、この第2プラテンに案内される原稿シートと第1プラテン(フラットベッドプラテン)に載置される原稿シートは同一面に配置している。
従って、従来の装置は、第1、第2の2つのプラテンを同一平面に配置し、この両プラテンとキャリッジに内蔵された光源との距離が光学的に同一となるように、両プラテンを異なる材質で構成した場合には、屈折率を考慮して光源と原稿画像とが同一距離となるようにプラテンの高さ位置を調整している。これは原稿画像の反射光を受けて光電変換センサに結像する光学系の構造から当然のこととされている。
更に特許文献3には、プラテンに対して異なる位置に複数の光源を配置し、その1つを選択して原稿画像に照射する際に、光源位置が異なることに原因する焦点位置調整機構をキャリッジな内蔵する装置が提案されている。
特開平10−023227号公報 特開2006−054557号公報 特開2005−234299号公報
上述のように第1、第2の2つのプラテンを並列に配置し、このプラテン上の原稿画像にキャリッジに搭載した光源から光を照射する際に、従来は、光源と第1プラテン上の原稿画像との距離と、光源と第2プラテン上の原稿画像との距離が光学的に等しくなるように構成することが当然とされている。つまりをフラットベッドプラテンの原稿を読取る場合と、スリット露光プラテンの原稿を読取る場合に、両プラテン間を位置移動するキャリッジの形成光源ランプから光を照射する場合に、キャリッジと両プラテンとの間の距離が異なると読取り光学系の焦点が合わず、画像ボケを招く。
従って、従来は第1第2のプラテン上の原稿とキャリッジとの間の距離は第1第2プラテンいずれでも光学的に等距離となるようにプラテン位置を設定している。そして第1第2プラテンに原稿をフィットさせる構成でプラテン素材が同一の場合には、第1第2プラテンのコンタクト面は同一平面上に設定し、この平面と所定間隔へだてた位置でキャリッジが平行移動するように構成している。そして特許文献2のようにプラテンと原稿との間にギャップを形成する場合には、キャリッジの光源と原稿面が一定距離となるように設定している。
このような構成にあっては第1プラテン(フラットベッド)に原稿をセットする場合にプラテンガラスが湾曲変形する場合がある。通常フラットベッドプラテンは使用する最大サイズシートに合わせた形状に構成し、載置した原稿を上からプラテンカバーで使用者が押さえながら画像読取することがある。このとき例えば原稿シートがブック物であると画像の歪曲を少なくするため使用者が強く上から押圧することがある。このような条件ではプラテンガラスが大きく歪曲することがある。そこでキャリッジの光源とプラテン距離を比較的大きく設定し、キャリッジが変形しても光量変化の影響を受けないようにしている。
また、第1プラテンに原稿をセットする場合には、連続する次の原稿は使用者がセットする時間的インターバルが避けられないため、連続して光源から光を照射し続けることはない。一方、第2プラテン(スリット露光プラテン)上の原稿を画像読取りするばあいにはプラテンガラスの歪曲変形の恐れは少ない。これはスリット露光のプラテンは幅サイズ(副走査方向長さ)が小さく、同時にブック物を載置することがないことから理解される。
ところがスリット露光プラテンの場合には、原稿シートは間断なく連続して原稿シートが供給されるため、キャリッジから相当、長時間に亘って光源から光を照射し続けることが要求される。このため、光源ランプが高温となりキャリッジを構成するフレーム部材が熱変形し、或いはミラー、レンズなど撮像光学素子が位置ズレすることがある。このためキャリッジの熱変形を防止する材料改善、冷却機構の工夫などが試みられている。
このような光源ランプの発熱量の問題と同時に、消費転力の問題が生ずる。上述のようにプラテンが外力によって歪曲する恐れのない第2プラテン(スリット露光プラテン)では光源ランプの長時間連続稼働によって発熱の問題と消費電力が増大する問題が生ずる。
そこで本発明者は、光源ランプを搭載したキャリッジと第1プラテンとの間隔距離と、このキャリッジと第2プラテンとの間隔距離を異ならせ、前者はプラテンの湾曲変形で光量斑が影響しない距離に、後者は光源ランプの発熱量を軽減することが可能な距離に設定するとの着装に至った。
本発明は原稿シートを載置セットする第1プラテンと、原稿シートを所定速度で移動する第2プラテンと、を備え、第1プラテンで画像読取する際に光量斑が生ずる影響を、第2プラテンで画像読取する際に発熱量が増大する影響を、共に軽減することの可能な画像読取装置の提供をその課題としている。
更に、本発明は互いに並設した第1、第2プラテンにキャリッジを位置移動するモード切換え時に同時に撮像光学系の焦点を最適状態に設定することの可能な画像読取装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、原稿を載置セットして原稿画像を読取る第1プラテンガラスと原稿を所定速度で走行させて原稿画像を読取る第2プラテンガラスを並設し、この第1第2プラテンガラスの間で位置移動するキャリッジに読取り光を照射する光源ランプを搭載する。このとき、第2プラテンガラスのコンタクト面を第1プラテンガラスのコンタクト面に対して光源に接近するように段差を形成し、これと共に原稿画像からの反射光を画像読取センサに結像する結像光学手段に焦点調整するフォーカス調整手段を設けて、キャリッジを第1プラテンガラスと第2プラテンガラスとの間で位置移動する際に焦点調整することを特徴としている。
更に、その構成を詳述すると、原稿を載置セットして原稿画像を読取るための第1プラテンガラス(2)と、前記第1プラテンガラスに並設され、原稿を所定速度で走行させて原稿画像を読取るための第2プラテンガラス(3)と、前記原稿画像に読取り光を照射する光源ランプ(9)を搭載したキャリッジ(6)と、前記プラテンガラス上の原稿画像を線順位で光電変換する画像読取センサ(8)と、前記原稿画像からの反射光を前記画像読取センサに結像する結像光学手段(Z)と、前記キャリッジを前記第1、第2プラテンガラスとの間で移動可能に支持する走行ガイド手段(12)と、前記走行ガイド手段に沿って前記キャリッジを移動するキャリッジ駆動手段(MS)と、前記キャリッジ駆動手段を制御する制御手段(不図示)とを備える。
そして、前記第2プラテンガラスのコンタクト面と、前記第1プラテンガラスのコンタクト面との間には段差(d)が設けられ、この段差は、前記第2プラテンガラスの原稿コンタクト面が前記光源キャリッジに搭載された光源と接近した位置となるように形成する。
これと共に前記結像光学手段には、前記反射ミラーと、前記結像レンズを設け、この反射ミラーと、結像レンズと、画像読取センサの少なくとも1つを位置移動させて焦点調整するフォーカス調整手段(FS)を設ける。そこで前記制御手段は、前記キャリッジを前記第1プラテンガラスと第2プラテンガラスとの間で位置移動する際に、前記フォーカス調整手段を駆動制御して焦点調整するように構成する。
本発明は、第1プラテンと第2プラテンそれぞれのコンタクト面を、その下方に配置するキャリッジの光源に第2プラテンのコンタクト面が接近するように段差を形成し、これと共に原稿画像からの反射光を画像読取センサに結像する結像光学手段に焦点調整するフォーカス調整手段を設けてキャリッジを第1プラテンガラスと第2プラテンガラスとの間で位置移動する際に上記段差に応じて焦点調整するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
フィーダユニットから原稿を連続して給送する第2プラテンラテンは、第1プラテンとの間に段差を形成するように、そのコンタクト面がキャリッジの光源に接近する近距離に配置してあるから、光源の光量を低減させることが可能である。この光源の光量軽減は段差距離の2乗(光は距離の2乗に反比例する)に相当する。
従って第1第2プラテンのコンタクト面に段差を形成することによって第1プラテンではプラテンガラスの湾曲変形で光量斑が生じない高さ位置に設定することが出来る。これと共に第2プラテンでは、第1プラテンとの間に形成した段差に応じて光源ランプの供給電源を低減させることが可能となる。そしてこの供給電源の低減はランプの発熱量を抑制することとなる。
更に本発明は、原稿画像からの反射光を画像読取センサに結像する結像光学手段に焦点調整するフォーカス調整手段を設け、キャリッジを第1、第2プラテン間で位置移動する際にこのフォーカス調整手段で段差に応じて焦点調整するように構成してあるから、安定した読取り画像データを得ることが出来る。
本発明に係わる画像読取装置の全体構成の説明図。 図1の装置における第1第2プラテンの高さ位置を示す要部説明図。 図1の装置における第1プラテンと第2プラテンの規準板の取付け構造の説明図。 図1の装置と異なるキャリッジの構造説明図。 図1の装置における光源位置と段差との関係を示す実験データを示す。
[本発明の基本的構成]
まず、図2に示すモデル図に基づいて本発明の基本的構成を説明する。本発明は、画像読取装置に原稿シートを載置セットして静止状態の原稿画像を読取るための第1プラテンガラス2と、原稿シートを所定速度で走行させて移動する原稿画像を読取るための第2プラテンガラス3を設ける。
この第1プラテンガラス2は、最大サイズシート(例えばJIS規格A3サイズシート)を載置セットする寸法形状に構成する。また第2プラテンガラス3は、原稿シートの幅方向(主走査方向)に最大サイズシートに適合する寸法形状に構成する。そしてこの第1第2プラテンガラス2、3は、互いに並設され、その下方に以下のキャリッジ6を配置する。
キャリッジ6は、装置フレーム1(図示のものは外装ケーシングを装置フレームとして構成している)に設けたガイドレール12で第1、第2プラテンガラス2,3に沿って位置移動可能に支持する。このキャリッジ6は耐熱性樹脂などのキャリッジフレーム15に光源ランプ9と、反射ミラー10を搭載する。
この光源ランプ9は、LED(Light Emitting Diode)、キセノンランプ、蛍光灯などの線状光源でプラテンの幅(主走査方向長さ)サイズに構成する。図示の光源ランプ9はキャリッジ6のランプハウス15aに固定されている。キャリッジ6には第1、第2プラテンガラス2,3に対向する位置に読取開口11が形成されこの開口から光源ランプ9の光がプラテンガラス上の原稿に照射するようになっている。
上記キャリッジ6には光源ランプ9から原稿画像に照射した反射光を結像方向(図2X軸方向)に偏向する反射ミラー10を搭載さする。この反射ミラー10はプリズム、板ガラスなどで構成する。図2の装置はキャリッジに第1、第2、第3、第4ミラー10a〜10dが搭載されている。また図4で後述する装置では第1、第2、第3ミラー10a〜10cがキャリッジ6に搭載されている。
そして原稿画像からの反射光を結像レンズ7に案内し、この結像レンズ7で集光した光を画像読取センサ(CCD等の光電変換センサ)8で光電変換する。この結像レンズ7と画像読取センサ8はキャリッジ6に搭載する(図2の実施形態)か、或いはケーシング1の底壁に設けたシャーシ36(図4の実施形態)に取り付ける。
そこで、第1プラテン2において原稿シートを載置セットするコンタクト面(以下「第1コンタクト面」という)2aと、第2プラテン3において所定速度で走行する原稿シートをガイドするコンタクト面3a(以下「第2コンタクト面」という)との間に段差dを設ける。この段差dは第2プラテンガラス3上の原稿画像面が第1プラテンガラス2上の原稿画像面より(キャリッジ6に搭載した)光源ランプ9に接近した位置となるように形成する。
このように第1コンタクト面2aと、第2コンタクト面3aとは、互いに平行に配置された平行面で段差dを形成する。つまり上記キャリッジ6は、これに搭載した光源ランプ9が第1コンタクト面2aの原稿画像面と距離Lを隔てた平面内を往復動するようにガイドレール12に支持する。
従って第2コンタクト面3aの原稿画像と光源ランプ9とは距離(L−d)で隔てられることとなる。そしてこの距離Lは、第1プラテンガラス2が許容される最大撓み(γ)のとき、第1コンタクト面2aに照射する光量は、撓み量ゼロのときと比較して減衰する。この第1プラテンガラス2の撓みによる照射光量の減衰は、画像読取センサ8の出力値のバラツキとして許容される範囲内(装置仕様)に設定する。
つまり撓み量に比較して距離Lを大きくすれば照射光量の斑を抑えることが出来、その許容される最適値に距離Lを設定する。尚、第1コンタクト面2aの最大撓み(γ)は、例えばコンタクト面2aにブック原稿が載置され、原稿に生ずる歪みを抑えるために使用者がプラテンカバー5でブック原稿を押圧する操作を考慮して設計値として設定する。
一方、第2コンタクト面3aには、画像読取操作で撓みを生じさせる外力が作用することがない。これは第2コンタクト面3aには、ブック原稿が載置されることも、また使用者が上から押圧する外力が作用する必要がないことから理解される。ところが第2コンタクト面3aには、後述するフィーダユニットBから原稿シートが連続して供給され、前述の光源ランプ9は点灯した状態に長時間維持される。この光源ランプ9の継続点灯は、消費電力と発熱の問題を引き起こす。
そこで本発明は第1コンタクト面2aと第2コンタクト面3aとの間に前述の段差dを設け、この段差dは光源ランプ9に対して第2コンタクト面3a上の原稿画像面が第1コンタクト面2a上の原稿画像面より距離(d)だけ接近するように形成する。
上記段差dの作用について説明する。図5に光源ランプ(実験はLED光源ランプ)の配光分布の実験値を示す。図5に一例としてLED光源のガラス面から測定面の深度を(0、1mm、2mm、3mm)に変化させた副走査方向の配光分布を示す。この実験データから次のことが判明する。例えば光源ランプ9の位置を副走査方向に2mm(読取点から光源ランプの中心を2mmズラした位置)のときの光源ランプ9と第1プラテンガラス2のコンタクト面2aとの距離(深さ)との関係は、深度0mmでは出力比が1.1であるが、深度3mmでは0.7となる。
つまり第1プラテンガラス2のコンタクト面2aに対し、第2プラテンガラス3の位置を3mm下げた位置に配置した場合、同じ光源ランプ9でプラテンガラス面上では0.7の出力の時、第2プラテンガラス面上では1.1の出力が得られることになる。
つまり、プラテンガラス基準で、第2コンタクト面3aでは1.57倍の光量が得られることになる。コンタクト面での光量を100%Dutyで点灯しているとすると、約64%のDutyで点灯して同じ光量を得ることができる。
例えば、LED1個に対し30mAの電流を流して駆動しているとすると、64%のDutyで制御した場合30mA×64%=19.2mA相当の電流量に置き換えることができる。LED内部の温度上昇変化量ΔTj−sは、ΔTj−s=LEDジャンクションケース間熱抵抗Rthj−s(℃/W)×熱量Pb(W)で表せる。
VFが3.5V一定であったとすると、電流30mAの時と、19.2mAの時のそれぞれの熱量は、0.03[A]×3.5[V]=0.105[W]、0.0192[A]×3.5[V]=0.0672[W]となる。Rthj−sが300[℃/W]であったとすると、ΔTj−sはそれぞれ、300[℃/W]×0.105[W]=31.5[℃]、300[℃/W]×0.0672[W]=20.16[℃]となり、11[℃]以上も温度が下がることとなる。
以上の実験から明らかなように第1プラテンガラス2のコンタクト面2aに対して第2プラテンガラス3のコンタクト面3aを光源ランプ9に段差dだけ接近させることにより、原稿画像面に照射する光量は、段差dの2乗に比例して増大し、上記実験値では光源ランプ9に供給する電力量を64%に軽減することができ、このときの発熱を11°C低下させることが可能となる。
[調光手段の構成]
次に、上述の段差dを形成することによって光源ランプ9の発光量を増減調整する。この発光量調整は、ランプに供給する電流を増減することによって可能である。例えば光源ランプ9に供給する電流をPWM制御する。光源ランプ9のドライバ回路を、光源ランプ9に供給する供給電流を例えばパルス制御するように構成する。そして後述する制御CPUで第1プラテンガラス2に照射する場合のデュティ(第1のデュティ値)に対して第2プラテンガラス3に照射するときのデュティ(第2のデュティ値)を低く設定する(第1のデュティ値>第2のデュティ値)。この第1第2のデュティ値は、両コンタクト面に照射される光量が実質的に同一となるように予め設定する。そして制御CPUでキャリッジ6を第1プラテン2に位置させるときには第1のデュティ値で、キャリッジ6を第2プラテン3に位置させるときには第2のデュティ値で、電源ランプ9に電源供給する。
[フォーカス調整手段の構成]
次に、上述の段差dを形成することによって原稿画像からの反射光を画像読取センサ8に結像する結像光学手段Zを焦点調整する必要が生ずる。つまり第1プラテンガラス2で画像読取する場合と、第2プラテンガラス3で画像読取する場合では、結像光学系の距離が異なるため、段差dに応じてフォーカシングする。このため、原稿画像からの反射光を画像読取センサ8に結像するための結像光学手段Zを反射ミラー10、結像レンズ7で構成し、この反射ミラー10と、結像レンズ7と、画像読取センサ8の少なくとも1つを位置移動させて焦点調整するフォーカス調整手段FSを設ける。
このフォーカス調整手段FSは、図2の装置では結像レンズ7を光路方向(同図X軸方向)に位置移動可能にキャリッジフレーム15に取付け、シフトモータ(フォーカス調整手段)MSで位置移動する。また後述する図4の装置ではキャリッジに搭載した反射ミラー(プリズム、板ガラスなど)10を位置移動可能に取付け、シフトモータ(フォーカス調整手段)MSで位置移動する。
このように、原稿画像からの反射光を画像読取センサ8に結像する結像光学手段Zを構成する反射ミラー10又は結像レンズ7又は画像読取センサ8の少なくとも1つの位置を光路方向に位置移動可能に構成することによって段差dに応じた結像光学系の焦点調整が可能となる。その制御は、後述するが、(1)第1プラテンガラス2におけるフォーカス位置を規定値として結像光学手段を設定し、キャリッジ6を第2プラテンガラス3に位置移動する際に段差dに応じた焦点調整を実行するように構成する。或いは(2)第2プラテンガラス3におけるフォーカス位置を規定値とし、キャリッジ6を第1プラテンガラス2に位置移動する際に段差dに応じた焦点調整を行うように構成する。或いは(3)第1、第2プラテンガラス位置でそれぞれ焦点調整を行うように構成する。
上記焦点調整は、例えば次のように行う。上記(1)の構成においては、第1プラテンガラス2におけるフォーカス位置は、キャリッジ6及び結像光学手段Z(反射ミラー、結像レンズ)の組み立て時に焦点合わせを行って、その合焦位置に固定する。このとき第1プラテンガラス2の許容最大撓み量は、焦点深度内に設定する。
そして第2プラテンガラス3には、そのコンタクト面3aに基準画像を形成した基準板20を配置する。図示のものは第2プラテンガラス3をケーシング1に固定するフランジ部1aに例えば図3(b)に示すように黒色線画像20aと白画像20bを形成した基準板20を設ける。
そしてこの基準板20の画像を画像読取センサ8で読取って、その出力値を基準値と比較する。このとき段差dの影響で読取値が基準値より低く出力される。そこで前述のシフトモータ(フォーカス調整手段)MSを合焦方向に回転させ、そのときの出力値を基準値と比較するようにフィードバックする。これによって結像光学系は焦点合わせされる。
上記(2)の場合は、第2プラテンガラス3のコンタクト面3aに基準板20を配置する。その他は、上記(1)と同様に制御する。また上記(3)の場合は第1第2プラテンガラス3のコンタクト面2a、3aにそれぞれ基準板20を配置し、上記(1)と同様に制御する。尚、上述の基準板20は、焦調整のための黒色線画像20aと白基準を設定する白画像20bとを同時に1つの基準板に配置する必要はなく、それぞれ個別に配置しても良い。
そして上述の焦点調整は、画像読取のモードが設定され、その初期動作として上記(1)の場合には、キャリッジ6を第2プラテンに位置移動する際に焦点合わせし、上記(2)の場合には、キャリッジ6を第1プラテンガラス2に位置移動する際に焦点合わせする。また上記(3)の場合には、キャリッジ6を第1、第2プラテンガラス2,3に位置移動する都度、焦点合わせする。以下図示の実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
[画像読取装置]
図1に示す画像読取装置はスキャナユニットAと、フィーダユニットBとから構成され、フィーダユニットBはスキャナユニットAの上部に設置されている。スキャナユニットAは同図に示すように装置フレーム1の上面に第1プラテンガラス2と第2プラテンガラス3とが並列に配置されている。上記フィーダユニットBは第2プラテン3に原稿シートを給送するフィーダ機構4と、上記第1プラテン2上の原稿を覆うプラテンカバー5とから構成され、スキャナユニットAの上面に開閉自在にヒンジ連結されている。以下各構成を詳述する。
[スキャナユニットの構成]
スキャナユニットAは装置フレーム1に上述の第1プラテンガラス2と第2プラテンガラス3を備え、このケーシング内部にキャリッジ6が内蔵されている。第1プラテン2は、そのコンタクト面(第1コンタクト面)2aは最大サイズ原稿シートを載置可能な寸法形状に構成されている。第2プラテン3は最大サイズ原稿シートの幅サイズの寸法形状に構成されている。そして、そのコンタクト面(第2コンタクト面)3aは図2に示すように段差dを有するように配置されている。
上記キャリッジ6は、図2に示すようにキャリッジフレーム15と、光源ランプ9と、反射ミラー10と、集光レンズ7と、画像読取センサ8と、から構成されている。キャリッジフレーム15は、耐熱性に富んだ樹脂で構成され、光源ランプ9と撮像素子(反射ミラー、集光レンズ)10と、画像読取センサ8とを搭載する。
そしてこのキャリッジフレーム15は装置フレーム1に設けられた一対のガイドレール12に軸支持されている。そして前述したように光源ランプ9は、その光源中心と第1プラテン2の第1コンタクト面2aとは距離(L)、第2プラテン3の第2コンタクト面3aとは距離(L−d)の位置に配置されている。
上記キャリッジ6は図1左右方向に往復動可能に支持されている。そして第1プラテンに沿って領域ar1を往復動するようにガイドレール12に支持されている。またこのキャリッジ6は第2プラテン3の画像読取位置re1と、基準板20読取位置re2に位置移動可能に支持されている。そして装置フレーム1にはキャリッジ6の移動方向に一対のプーリ(不図示)が配置され、このプーリ間に架け渡された走行ワイヤにキャリッジフレーム15が連結してある。このプーリの一方はキャリッジモータ(不図示)に連結されている。
上記キャリッジフレーム15には第1第2プラテンガラス2、3と対向する位置に読取開口11が形成され、光源ランプ9からの光をプラテン上の原稿画像に照射し、その反射光を反射ミラー10a〜10dで集光レンズ7に案内し、このレンズで画像読取センサ8上に結像する。
上記光源ランプ(光源)9は、蛍光灯、キセノンランプ、LEDなどの棒状発光体或いは点状発光素子の光を線状光として照射する反射構造を採用する。このように構成された光源ランプ9はキャリッジフレーム15に一体的に取付けられ、読取開口11から第1第2ガラス2、3上の原稿シートに読取光を照射する。
上記反射ミラー10は、所定長さの光路長を形成するように適宜複数枚で構成され、図示のものは第1ミラー10aで原稿画像の反射光を第2ミラー10bに向けて偏向し、この光を第3ミラー10cから第4ミラー10dに導き、そして集光レンズ7に案内する。尚、原稿画像の反射光はこのような光路形成に限らず例えば第1、第2、2つのミラーで光路形成することも可能である。
上記集光レンズ7は図2に示すように1枚若しくは複数枚の撮像レンズで構成され、反射ミラー10から送られた原稿画像の反射光を画像読取センサ8上に結像する。また、上記画像読取センサ8は、CCDなどの光電変換センサで構成され、集光レンズ7から送られた原稿画像の反射光を光電変換する。特に、図示の画像読取センサ8は、カラーラインセンサで構成され、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各画素を構成するセンサ素子をライン状に3列配置している。このような構成の画像読取センサ8は基板8aに取付けられ、この基板8aがキャリッジフレーム15に固定されている。
このように構成されたキャリッジ6は、光源(光源ランプ9)からプラテン上の原稿画像に光を照射し、その反射光を反射ミラー10で集光レンズ7に導き、ラインセンサ(画像読取センサ)8上に結像する。そしてこの結像された光をラインセンサ(画像読取センサ)8で電気的に変換して出力ケーブル(図示せず)から出力する。尚この出力ケーブルからの電気信号は図示しないデータ処理部で2値化され、ディザ補正など画像処理され外部装置に出力される。
そこで上述の結像レンズ7は、図3(a)に示すようにキャリッジフレーム15に設けたガイド溝に沿って光路方向(同図X軸方向)に摺動可能に支持されている。そして、キャリッジフレーム15にはシフトモータ(フォーカス調整手段)MSが搭載され、このシフトモータ(フォーカス調整手段)MSの回転軸に減速ギアを介してスクリューネジ18が連結されている。このスクリューネジ18に結像レンズ7のレンズ鏡筒7aが連結されている。従ってシフトモータ(フォーカス調整手段)MSの回転で結像レンズ7は光軸方向に位置移動することとなる。尚この結像レンズの焦点調整は、前述した(1)(2)(3)のいずれかの方法で焦点調整される。
[キャリッジ構成の異なる実施形態]
前述の装置は、結像光学手段Zをすべてキャリッジ6に搭載する場合を示したが、この結像光学手段Zは、結像レンズ7及び画像読取センサ8を往復動するキャリッジ6とは別に図4のように構成することも可能である。図4に示す装置はキャリッジ6を前述と同様に第1プラテン2、3のコンタクト面に沿って位置移動自在にガイドレール(図示せず)に支持する。
そしてキャリッジ6には、光源ランプ9と、第1ミラー10a、第2ミラー10b、第3ミラー10cを搭載し、この第2第3ミラー10b、10cはミラーボックス10Bに収容する。そして第3ミラー10cからの反射光を結像レンズ7で画像読取センサ8に集光する。この結像レンズ7と画像読取センサ8は装置フレーム1のシャーシ36に固定する。
そして反射ミラー10を収容したミラーボックス10Bはキャリッジ6に光路方向に位置移動可能に支持されている。そして、キャリッジフレーム15にはシフトモータ(フォーカス調整手段)MSが搭載され、このモータの回転軸に減速ギアを介してスクリューネジ18が連結されている。このスクリューネジ18にミラーボックス10Bが連結されている。
従ってシフトモータ(フォーカス調整手段)MSの回転でミラーボックス10Bは、これに搭載された第2第3ミラー10b、10cは光軸方向に位置移動することとなる。尚このミラーボックス10Bの焦点調整は、前述した(1)(2)(3)のいずれかの方法で焦点調整される。その他の構成は前述のものと同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
[フィーダユニットの構成]
上述の第1、第2プラテンガラス2、3の上方には原稿シートを第2プラテンガラス3に給送するフィーダユニットBが装備されている。このフィーダユニットBは第2プラテン3に給紙トレイ41に載置した原稿シートを給送する給紙機構4と、第2プラテン3を覆うプラテンカバー5を備えている。
給紙機構4を図1に基づいて説明すると、原稿シートを載置する給紙トレイ33と、排紙トレイ34と、給紙トレイ33から排紙トレイ34に第2プラテンガラス3を介して原稿を給送する給紙経路35で構成される。給紙トレイ33には原稿シートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラ25と、レジストローラ30が配置されている。また給送経路35には、原稿シートを所定速度で第2プラテンガラス3に給送するリードローラ36と、この第2プラテンガラス3からの原稿を排紙トレイ34に向けて移送する搬出ローラ37と排紙ローラ38が設けられている。
[制御構成]
図1のり装置において、制御構成は図示しないが、例えば制御CPUで画像読取装置を制御する。この制御CPUにはコントロールパネルを設けて画像読取を第1プラテン2で実行する(ブックモード)のか、第2プラテンで実行する(ADFモード)のかオペレータが指定するように構成する。そして制御CPUはブックモードが選択されたときにはキャリッジ6を第1プラテン2の読取り開始位置に、ADFモードのときにはキャリッジ6を第2プラテンの読取り開始位置に位置移動する。このキャリッジ6の位置移動は前述したキャリッジモータ(不図示)の制御で行う。
このキャリッジの開始位置への位置移動は、第2プラテン3のときには、図2に示す焦点調整位置re2に移動する。そして制御CPUはADFモードに設定されたときには、キャリッジ6を画像読取位置re1と異なる焦点調整位置re2で、光源9に電源供給してランプ9を発光させる。このときのデュティ値は前述した第2デュティ値に設定する。そして制御CPUは画像読取センサ8の出力値を予め設定されている基準値(合焦値)と比較して、検出値と基準値が一致しないときには、フォーカス調整手段のシフトモータMSで結像光学手段を所定量位置移動し、再びセンサ8の出力値と基準値を比較して結像光学手段を位置調整する。このようなフィードバック制御で焦点調整する。
そして制御CPUは、この焦点調整の後、キャリッジ6を第2プラテンの画像読取位置re1に移動する。そしてフィーダユニットから繰り出された原稿シートの画像読取を開始する。このとき制御CPUは光源ランプ9に前述した第2のデュティ値で電源供給するように制御する。このように本発明は、キャリッジ6を第1プラテンから第2プラテンに位置移動する際に、段差dに応じた「状点調整」と「光源の発光量調整」を画像読取モードの設定で自動的に実行することを特徴としている。
A スキャナユニット
B フィーダユニット
1 装置フレーム
2 第1プラテンガラス
2a コンタクト面(第1コンタクト面)
3 第2プラテンガラス
3a コンタクト面(第2コンタクト面)
4 フィーダ機構
6 キャリッジ
7 結像レンズ
8 画像読取センサ(光電変換センサ)
9 光源ランプ
10 反射ミラー
11 読取開口
12 ガイドレール
15 キャリッジフレーム
15a ランプハウス
18 スクリューネジ
25 給紙ローラ
d 段差
γ 最大撓み
Z 結像光学手段(反射ミラー、結像レンズ)
FS フォーカス調整手段
MS シフトモータ

Claims (6)

  1. 原稿シートを載置セットして原稿画像を読取るための第1プラテンガラスと、
    前記第1プラテンガラスに並設され、原稿を所定速度で走行させて原稿画像を読取るための第2プラテンガラスと、
    前記原稿画像に読取り光を照射する光源ランプを搭載したキャリッジと、
    前記プラテンガラス上の原稿画像を線順位で光電変換する画像読取センサと、
    前記原稿画像からの反射光を前記画像読取センサに結像するための結像光学手段と、
    前記キャリッジを前記第1、第2プラテンガラスとの間で移動可能に支持する走行ガイド手段と、
    前記走行ガイド手段に沿って前記キャリッジを移動するキャリッジ駆動手段と、
    前記光源ランプの光量を調整する調光手段と、
    前記キャリッジ駆動手段と前記調光手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2プラテンガラスの原稿コンタクト面と、前記第1プラテンガラスの原稿コンタクト面との間には段差が設けられ、
    この段差は、前記第2プラテンガラス上の原稿画像が前記第1プラテンガラス上の原稿画像より前記光源に接近した位置となるように形成され、
    前記結像光学手段には、前記段差に応じて焦点位置を調整するフォーカス調整手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記キャリッジを前記第1プラテンガラスと第2プラテンガラスとの間で位置移動する際に、
    前記調光手段で前記光源ランプを前記段差に応じた光量に調整すると共に、
    前記フォーカス調整手段で前記結像光学手段を前記段差に応じた焦点位置に位置調整することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記結像光学手段は、原稿画像からの反射光を前記画像読取センサに案内する反射ミラーと、結像レンズとで構成され、
    前記フォーカス調整手段は、前記反射ミラーと、結像レンズと、前記画像読取センサの少なくとも1つを光路方向に位置移動するシフト手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2プラテンには、原稿シートのコンタクト面に基準画像を形成した基準板が設けられ、
    前記制御手段は、前記キャリッジを前記基準板の読取位置に移動して、この基準板の読取りデータを予め設定した基準値と比較して前記フォーカス調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記基準板には、
    前記画像読取センサの白基準値を設定するための基準画像と、
    前記結像光学手段の焦点調整のための基準画像と、
    が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記白基準値を設定するための基準画像は、白色画像で、
    前記結像光学手段の焦点調整のための基準画像は、前記白色画像に隣接して形成された有色線画像であることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2プラテンには、原稿シートを供給するフィーダユニットが設けられ、
    このフィーダユニットは、原稿シートを載置する給紙トレイと、排紙トレイと、シート給送経路とを備え、
    前記シート給送経路は、前記給紙トレイから原稿シートを、前記第2プラテンを経由して前記排紙トレイに移送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015088856A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 キヤノンファインテック株式会社 画像読取装置、画像形成装置

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