JP2010258543A - イメージセンサユニット、及び、画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿を押し付けた時等プラテンガラスに歪みが生じた場合でもプラテンガラスとロッドレンズアレイとが直接接触することのない画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】原稿照明用光源10と、センサ基板14上に複数実装された光電変換素子13kと、センサ基板14上の光電変換素子13kに原稿からの反射光を結像するロッドレンズアレイ12とを含む機能部品を所定の位置関係でフレーム15に取り付け支持されたイメージセンサユニット4において、フレーム15上面の長手方向の両端部に夫々所定の読取解像度が得られるロッドレンズアレイ12の焦点深度に対応する厚さの第1のスペーサ16と、フレーム15上面の中央部におけるロッドレンズアレイ12近傍の少なくとも一方の側に所定の読取解像度が得られるロッドレンズアレイ12の焦点深度に対応する厚さの第2のスペーサ17とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】原稿照明用光源10と、センサ基板14上に複数実装された光電変換素子13kと、センサ基板14上の光電変換素子13kに原稿からの反射光を結像するロッドレンズアレイ12とを含む機能部品を所定の位置関係でフレーム15に取り付け支持されたイメージセンサユニット4において、フレーム15上面の長手方向の両端部に夫々所定の読取解像度が得られるロッドレンズアレイ12の焦点深度に対応する厚さの第1のスペーサ16と、フレーム15上面の中央部におけるロッドレンズアレイ12近傍の少なくとも一方の側に所定の読取解像度が得られるロッドレンズアレイ12の焦点深度に対応する厚さの第2のスペーサ17とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、密着型イメージセンサユニット、及び、密着型イメージセンサユニットを用いた画像読み取り装置に関する。
一般に、画像読み取り装置としてはスキャナー、複写機、ファクシミリ等が知られている。
これらの画像読み取り装置として、密着型イメージセンサユニット(CIS;Contact Image Sensor)を用いたフラットベッド方式の画像読み取り装置が知られている。この画像読み取り装置においては、原稿載置部としてのプラテンガラス上に載置された原稿の画像を、筺体内に設けられたイメージセンサユニットを移動することにより読み取りを行う構成である。
これらの画像読み取り装置として、密着型イメージセンサユニット(CIS;Contact Image Sensor)を用いたフラットベッド方式の画像読み取り装置が知られている。この画像読み取り装置においては、原稿載置部としてのプラテンガラス上に載置された原稿の画像を、筺体内に設けられたイメージセンサユニットを移動することにより読み取りを行う構成である。
ところで、通常、プラテンガラスはガラス製の透明板から出来ており、外面は実質的に平面に製造されている。
実質的に平面であるとは、製造誤差に対して許容範囲内で平面であることを意味しており、目視では平面であるように見えたとしても、材質のばらつき、素材板厚の不連続から生じる製造上不可避な誤差、歪等を内包するものである。これにより、組み立て時に部品管理の必要が生ずるものであり、具体的には、製造時に中央部が凹んだ形状に成形された場合、強度上の問題から上面が凸となるように筐体に取り付ける必要があった。このため、密着型イメージセンサユニット内に設けられたロッドレンズアレイのピント位置を主走査方向において一定に保てない問題があった。
実質的に平面であるとは、製造誤差に対して許容範囲内で平面であることを意味しており、目視では平面であるように見えたとしても、材質のばらつき、素材板厚の不連続から生じる製造上不可避な誤差、歪等を内包するものである。これにより、組み立て時に部品管理の必要が生ずるものであり、具体的には、製造時に中央部が凹んだ形状に成形された場合、強度上の問題から上面が凸となるように筐体に取り付ける必要があった。このため、密着型イメージセンサユニット内に設けられたロッドレンズアレイのピント位置を主走査方向において一定に保てない問題があった。
また、筐体にはプラテンガラスに載置された原稿を覆う開閉可能なプラテンカバーが設けられており、通常原稿の読み取りは、外光を遮断するためプラテンカバーを閉じて行うものである。これにより、例えば、書籍等原稿が厚手の場合、プラテンガラスはプラテンカバー、及び、原稿に押し付けられることになり、歪みが生じることがある。このため、プラテンガラスとロッドレンズアレイとが接触し、プラテンガラスの裏面、及び/又は、ロッドレンズアレイのレンズ面に傷が生じる等の問題があった。
本発明はかかる実情に鑑みなされたのものであり、イメージセンサユニット内に設けられたロッドレンズアレイのピント位置を主走査方向において一定に保つことにより、主走査方向の全面渡ってピント精度を向上できる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
また、原稿を押し付けた時等プラテンガラスに歪みが生じた場合でもプラテンガラスとロッドレンズアレイとが直接接触することのない画像読み取り装置を提供することを目的とする。
また、原稿を押し付けた時等プラテンガラスに歪みが生じた場合でもプラテンガラスとロッドレンズアレイとが直接接触することのない画像読み取り装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のイメージセンサユニットは、原稿照明用光源と、センサ基板上に複数実装された光電変換素子と、前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記支持体上面の長手方向の両端部と、前記支持体上面の中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側とに、夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの摺動部材を選択自在に備えることを特徴とする。
請求項2記載のイメージセンサユニットは、原稿照明用光源と、センサ基板上に複数実装された光電変換素子と、前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記支持体上面の長手方向の両端部と、前記支持体上面の中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側とに、夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの摺動部材を選択自在に備えると共に、前記支持体を保持する保持部材を備え、前記支持体と前記保持部材との間に設けられ、且つ、少なくとも前記支持体の両端部、及び、中央部を前記原稿載置部の下面に押勢する弾性部材とを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の画像読み取り装置は、原稿を載置する透明板からなる原稿載置部と、
前記原稿載置部を覆う開閉自在なカバーと、原稿照明用光源、センサ基板上に複数実装された光電変換素子、及び、前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットと、を備えた画像読み取り装置において、前記イメージセンサユニットは、前記イメージセンサユニットの長手方向の両端部において前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第1の摺動部材と、前記イメージセンサユニットの中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側に前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第2の摺動部材とを備えると共に、前記原稿載置部に沿って移動可能に設けられ、且つ、前記イメージセンサユニットを保持する保持部材を備え、前記支持体と前記保持部材との間に設けられ、且つ、少なくとも前記支持体の両端部、及び、中央部を前記原稿載置部の下面に押勢する弾性部材とを備えたことを特徴とする。
前記原稿載置部を覆う開閉自在なカバーと、原稿照明用光源、センサ基板上に複数実装された光電変換素子、及び、前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットと、を備えた画像読み取り装置において、前記イメージセンサユニットは、前記イメージセンサユニットの長手方向の両端部において前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第1の摺動部材と、前記イメージセンサユニットの中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側に前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第2の摺動部材とを備えると共に、前記原稿載置部に沿って移動可能に設けられ、且つ、前記イメージセンサユニットを保持する保持部材を備え、前記支持体と前記保持部材との間に設けられ、且つ、少なくとも前記支持体の両端部、及び、中央部を前記原稿載置部の下面に押勢する弾性部材とを備えたことを特徴とする。
以上のように、イメージセンサユニット(支持体)上面に自己潤滑性を有する合成樹脂素材からなる第1の摺動部材、及び、第2の摺動部材を備えたことにより、原稿を押し付けた時等プラテンガラスに歪みが生じた場合でも、プラテンガラスの下面、及び、ロッドレンズアレイのレンズ面に生じる傷を防止できる。
また、弾性部材によってイメージセンサユニットを弾性変形させることで、両端部、及び、中央部を第1の摺動部材、及び、第2の摺動部材を介してプラテンガラスの下面に当接できる。このため、ロッドレンズアレイのピント位置を主走査方向において一定に保つことができるため、主走査方向の全面渡ってピント精度を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明を適用できるフラットベッド方式のスキャナ(画像読み取り装置)の構造を示す図である。
1は筺体であり、この筐体1には原稿載置部としてのガラス製の透明板からなるプラテンガラス2と、このプラテンガラス2上に載置された原稿を覆うように開閉自在設けられたプラテンカバー3とが設けられている。
また、筺体1の内部には、イメージセンサユニット4が格納されており、イメージセンサユニット4は、例えば、密着型イメージセンサ(CIS:contact image sensor)ユニットである。5はイメージセンサユニット4を囲むように保持する保持部材であり、6は保持部材5をプラテンガラス2に沿って移動可能に設けられたスライドシャフト、7は駆動モータ、8はワイヤ、9は信号処理部である。
1は筺体であり、この筐体1には原稿載置部としてのガラス製の透明板からなるプラテンガラス2と、このプラテンガラス2上に載置された原稿を覆うように開閉自在設けられたプラテンカバー3とが設けられている。
また、筺体1の内部には、イメージセンサユニット4が格納されており、イメージセンサユニット4は、例えば、密着型イメージセンサ(CIS:contact image sensor)ユニットである。5はイメージセンサユニット4を囲むように保持する保持部材であり、6は保持部材5をプラテンガラス2に沿って移動可能に設けられたスライドシャフト、7は駆動モータ、8はワイヤ、9は信号処理部である。
この構成により、駆動モータ7を駆動して保持部材5に取り付けられたワイヤ8を機械的に動かすことにより、イメージセンサユニット4をスライドシャフト6に沿って読取方向(副走査方向)に移動するものである。
図2は、イメージセンサユニット4の構造を示す図である。
10は原稿照明用の光源であり、この光源10には夫々少なくとも赤緑青(以下、RGBと略す)3色の発光波長を持つLEDからなる発光素子10r、10g、10bが備えられており、これらの発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することにより光を照射する構成である。
11は光源10から照射された光を原稿へと導く導光体であり、この導光体11の長手方向の一方の端面に光源10が配置されている。
12は結像素子としてのロッドレンズアレイであり、このロッドレンズアレイ12は、正立等倍結像型レンズ素子が複数配列されたものである。
13はロッドレンズアレイ12にて結像された反射光(原稿画像)を電気信号に変換する光電変換素子であり、14は光電変換素子13k(kは1から8の自然数)が実装されたセンサ基板である。
尚、本実施形態では、光電変換素子13kの数は8個であるが、光電変換素子13kの数は特に限定されない。
10は原稿照明用の光源であり、この光源10には夫々少なくとも赤緑青(以下、RGBと略す)3色の発光波長を持つLEDからなる発光素子10r、10g、10bが備えられており、これらの発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することにより光を照射する構成である。
11は光源10から照射された光を原稿へと導く導光体であり、この導光体11の長手方向の一方の端面に光源10が配置されている。
12は結像素子としてのロッドレンズアレイであり、このロッドレンズアレイ12は、正立等倍結像型レンズ素子が複数配列されたものである。
13はロッドレンズアレイ12にて結像された反射光(原稿画像)を電気信号に変換する光電変換素子であり、14は光電変換素子13k(kは1から8の自然数)が実装されたセンサ基板である。
尚、本実施形態では、光電変換素子13kの数は8個であるが、光電変換素子13kの数は特に限定されない。
以上の構成により、イメージセンサユニット4はプラテンガラス2の直下の読み取り位置において、光源10に設けられた発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することにより光を照射する。照射された光は導光体11を通して略45度の角度で図示しない原稿の表面に主走査方向においてライン状に略均一に照射される。照射された光は原稿によって反射され、この反射光はロッドレンズアレイ12により、センサ基板14上に設けられた光電変換素子13k上に集束結像する。反射光は光電変換素子13kにより電気信号に変換され、この電気信号はセンサ基板14を介して信号処理部9により処理される。
このように反射光のRGB全ての光を1走査ライン読み取ることで、原稿からの反射光の主走査方向における1走査ラインの読み取り動作を行うものである。
1走査ラインの読み取り動作後、イメージセンサユニット4はさらに1走査ライン分副走査方向へ移動しつつ、原稿に光を照射しながら同様に1走査ラインの読み取り動作を行う。この読み取り動作を繰り返すことで原稿の全面を走査するものである。
ここで、イメージセンサユニット4とプラテンガラス2との関係について説明する。図3、及び、図4は本発明を適用できるプラテンガラス2とイメージセンサユニット4との関係を示す図である。
15は構成部材を支持する支持体としてフレームであり、このフレーム15内に、光源10、導光体11、ロッドレンズアレイ12、光電変換素子13kの実装されたセンサ基板14の機能部品が所定の位置関係で夫々取り付け支持された構成である。
尚、図中において、ロッドレンズアレイ12先端部は、このフレーム15上端より低い位置にあるが、ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出していても問題は無い。
15は構成部材を支持する支持体としてフレームであり、このフレーム15内に、光源10、導光体11、ロッドレンズアレイ12、光電変換素子13kの実装されたセンサ基板14の機能部品が所定の位置関係で夫々取り付け支持された構成である。
尚、図中において、ロッドレンズアレイ12先端部は、このフレーム15上端より低い位置にあるが、ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出していても問題は無い。
16はフレーム15上面の長手方向の両端部に夫々設けられた第1の摺動部材としての第1のスペーサであり、17はフレーム15上面の中央部におけるロッドレンズアレイ5近傍の両側に設けられた第2の摺動部材としての第2のスペーサである。これら第1のスペーサ、及び、第2のスペーサはプラテンガラス2とイメージセンサユニット4との間に夫々間挿されるものである。
第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17は、例えば超高分子量ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート等の自己潤滑性を有する合成樹脂素材から形成されたものである。または、フッ素樹脂、二硫化モリブデンからなる潤滑剤をコーティングしたものである。
第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17は、例えば超高分子量ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート等の自己潤滑性を有する合成樹脂素材から形成されたものである。または、フッ素樹脂、二硫化モリブデンからなる潤滑剤をコーティングしたものである。
焦点深度特性のグラフを図5に示す。
このグラフはロッドレンズアレイ5のピント位置(例えばプラテンガラス2の上面)において、150・300・600dpiの各読取解像度におけるΔL(mm)とMTF(%)との関係を示すものである。
ロッドレンズアレイ5の焦点深度(ΔL)は、フラットベッド方式のスキャナに設けられたイメージセンサユニット4に求められる読取解像度において、MTFを20(%)以上確保できれば実用上問題のない出力画像が得られることが確認されている。
尚、このグラフでは簡略化のため3色のLEDからなる発光素子10r、10g、10bの平均値を示している。
このグラフはロッドレンズアレイ5のピント位置(例えばプラテンガラス2の上面)において、150・300・600dpiの各読取解像度におけるΔL(mm)とMTF(%)との関係を示すものである。
ロッドレンズアレイ5の焦点深度(ΔL)は、フラットベッド方式のスキャナに設けられたイメージセンサユニット4に求められる読取解像度において、MTFを20(%)以上確保できれば実用上問題のない出力画像が得られることが確認されている。
尚、このグラフでは簡略化のため3色のLEDからなる発光素子10r、10g、10bの平均値を示している。
この構成により、焦点深度がMTF20(%)の範囲内となるよう、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17の厚さを選択することにより、イメージセンサユニット4に求められる読取解像度において主走査方向の全面渡ってピント精度を向上できる。
尚、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17の形状はどのような形状でも構わない。また、第2のスペーサ17はフレーム15上面の中央部に設けられていれば構わず、特に個数は限定されない。(図6参照)
また、18は保持部材5とフレーム15との間に設けられた弾性部材としてのコイルばねであり、イメージセンサユニット4の両端部、及び、中央部をプラテンガラス2の下面に押勢するものである。
また、18は保持部材5とフレーム15との間に設けられた弾性部材としてのコイルばねであり、イメージセンサユニット4の両端部、及び、中央部をプラテンガラス2の下面に押勢するものである。
この構成により、コイルばね18の押勢する力によって、イメージセンサユニット4は上方に弾性変形し得る。このため、イメージセンサユニット4はその上面の両端部、及び、中央部において、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17を介してプラテンガラス2の下面に当接するものである。この時、イメージセンサユニット4に支持されたロッドレンズアレイ12のピント位置を主走査方向において一定に保つことができ、主走査方向の全面渡ってピント精度を向上できる。
本実施の形態では、イメージセンサユニット4(フレーム15)上面に第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17を備えたことにより、原稿を押し付けた時等プラテンガラス2に歪みが生じた場合でもプラテンガラス2とロッドレンズアレイ12とが直接接触することがない。
また、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17を自己潤滑性を有する合成樹脂素材から形成されることにより、プラテンガラス2の下面、及び、ロッドレンズアレイ12のレンズ面(ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出している場合)に生じる傷を防止できる。
また、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17に潤滑剤をコートすることにより、プラテンガラス2の下面、及び、ロッドレンズアレイ12のレンズ面(ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出している場合)に生じる傷を防止できる。
また、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17を自己潤滑性を有する合成樹脂素材から形成されることにより、プラテンガラス2の下面、及び、ロッドレンズアレイ12のレンズ面(ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出している場合)に生じる傷を防止できる。
また、第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17に潤滑剤をコートすることにより、プラテンガラス2の下面、及び、ロッドレンズアレイ12のレンズ面(ロッドレンズアレイ12先端部がフレーム15上端より突出している場合)に生じる傷を防止できる。
また、コイルばね18によってイメージセンサユニット4を弾性変形させることで、両端部、及び、中央部を第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17を介してプラテンガラス2の下面に当接できる。このため、製造上の問題で上面に凸となるように取り付けられたプラテンガラス2であっても、ロッドレンズアレイ12のピント位置を主走査方向において一定に保つことができるため、主走査方向の全面渡ってピント精度を向上できる。
また、プラテンガラス2を読取解像度に応じて選択できるようになり、求められる読取解像度に応じて第1のスペーサ16、及び、第2のスペーサ17の厚さを選択することで製造誤差等に起因するプラテンガラス2の選別に対応できるようになる。このためプラテンガラス2において、例えば、歪の大きなものを低解像度向けに、歪の小さなものを高解像度向けに出来るなど、製造誤差を吸収でき不良品発生率の低減に貢献できる。
尚、コイルばね18の設置場所は両端部、及び、中央部の3個所に限らず何個所であっても構わない。また、コイルばね18は弾性部材であれは良く、特にコイルばねに限るものではない。
光源ユニット10に備えられた発光素子は白色光源であっても構わない。
光源ユニット10に備えられた発光素子は白色光源であっても構わない。
本発明はイメージスキャナー、ファクシミリ、複写機等の画像読み取り装置として有効な技術である。
2 プラテンガラス
4 イメージセンサユニット
12 ロッドレンズアレイ
16 第1のスペーサ
17 第2のスペーサ
18 コイルばね
4 イメージセンサユニット
12 ロッドレンズアレイ
16 第1のスペーサ
17 第2のスペーサ
18 コイルばね
Claims (9)
- 原稿照明用光源と、
センサ基板上に複数実装された光電変換素子と、
前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、
所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットにおいて、
前記支持体は、
前記支持体上面の長手方向の両端部と、前記支持体上面の中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側とに、夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの摺動部材を選択自在に備える
ことを特徴とするイメージセンサユニット。 - 原稿照明用光源と、
センサ基板上に複数実装された光電変換素子と、
前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、
所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットにおいて、
前記支持体は、
前記支持体上面の長手方向の両端部と、前記支持体上面の中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側とに、夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの摺動部材を選択自在に備えると共に、前記支持体を保持する保持部材を備え、
前記支持体と前記保持部材との間に設けられ、且つ、少なくとも前記支持体の両端部、及び、中央部を前記原稿載置部の下面に押勢する弾性部材とを備えた
ことを特徴とするイメージセンサユニット。 - 前記摺動部材は、自己潤滑性を有する合成樹脂素材によって形成される
ことを特徴とする請求項1、又は、2のいずれかに記載のイメージセンサユニット。 - 前記摺動部材は、自己潤滑性を有する合成樹脂素材であり、超高分子量ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレートの内、少なくとも1つからなる
ことを特徴とする請求項1、又は、2のいずれかに記載のイメージセンサユニット。 - 前記摺動部材は、フッ素樹脂、二硫化モリブデンからなる潤滑剤の内、少なくとも1つをコーティングした
ことを特徴とする請求項1、又は、2のいずれかに記載のイメージセンサユニット。 - 原稿を載置する透明板からなる原稿載置部と、
前記原稿載置部を覆う開閉自在なカバーと、
原稿照明用光源、センサ基板上に複数実装された光電変換素子、及び、前記センサ基板上の光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを含む機能部品を、
所定の位置関係で支持体に取り付け支持されたイメージセンサユニットと、
を備えた画像読み取り装置において、
前記イメージセンサユニットは、
前記イメージセンサユニットの長手方向の両端部において前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された夫々所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第1の摺動部材と、
前記イメージセンサユニットの中央部における結像素子近傍の少なくとも一方の側に前記イメージセンサユニットと前記原稿載置部との間に間挿された所定の読取解像度が得られる前記結像素子の焦点深度に対応する厚さの第2の摺動部材とを備えると共に、
前記原稿載置部に沿って移動可能に設けられ、且つ、前記イメージセンサユニットを保持する保持部材を備え、
前記支持体と前記保持部材との間に設けられ、且つ、少なくとも前記支持体の両端部、及び、中央部を前記原稿載置部の下面に押勢する弾性部材とを備えた
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記第1の摺動部材、及び、第2の摺動部材は、自己潤滑性を有する合成樹脂素材によって形成される
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読み取り装置。 - 前記第1の摺動部材、及び、第2の摺動部材は、自己潤滑性を有する合成樹脂素材であり、超高分子量ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレートの内、少なくとも1つからなる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読み取り装置。 - 前記第1の摺動部材、及び、第2の摺動部材は、フッ素樹脂、二硫化モリブデンからなる潤滑剤の内、少なくとも1つをコーティングした
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読み取り装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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