JP2011035491A - 画像形成装置 - Google Patents

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喬 楠川
Yoshiyuki Asakawa
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Abstract

【課題】組立中は勿論のこと、市場においても画像読取装置の高さ調整を外装部品等を取り外すことなく簡単に行うことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】箱状構造体である光学フレーム44内に光学ユニットを収容して成る画像読取装置4を装置本体上部に設置して成る画像形成装置において、互いにテーパ嵌合する一対の楔状調整部材55,56の一方(楔状調整部材55)を画像読取装置の光学フレーム44底面に固定し、他方(楔状調整部材56)を装置本体上部にスライド可能に設け、スライド可能な楔状調整部材56を装置本体外部からの操作によってスライドさせるよう構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置を装置本体上部に設置して成る複写機等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置には原稿画像を光学的に読み取るための画像読取装置が設置されるが、この画像読取装置は、一般的には光源やミラー等を備えた光学系キャリッジを有しており、この光学系キャリッジを箱状構造体である光学フレーム内で副走査方向に移動させることによって、CCD等の撮像素子によって原稿画像を読み取るよう構成されている。
ところで、斯かる画像読取装置を画像形成装置本体の上部に設置する場合、本体フレーム側の取付部に高い平面度が確保されていないと光学フレームに歪みが発生し易くなる。ここで、光学系キャリッジは、光学フレーム内で副走査方向に移動する際、光学フレーム内に敷設されたガイドレールに沿って移動するため、前述のように光学フレームに歪みが生じると、光学系キャリッジを案内するガイドレールにも歪みが生じ、読取画像信号の精度が低下する。このように読取画像信号の精度が低下すると、読取画像信号に基づいて形成される画像の品質が劣化するという問題が発生する。
そこで、従来は光学フレームの設置面のばらつきを抑えるため、部品単品の精度を上げたり、光学フレーム自体の強度と剛性を上げることによって、該光学フレームの歪みに起因する画像不良(直角度不良)に対応してきた。
又、特許文献1には、画像読取装置を支持する取付台を画像形成装置の本体フレーム上面の左右両端に設け、該取付台の前端部にネジ状の調整部材を設ける構成が提案されている。この構成によれば、調整部材を回すことによってフレーム設置面の高さを調整して画像読取装置の光学フレームにおける歪みの発生を防ぐことができる。
特開2004−274651号公報
しかしながら、特許文献1において提案された調整機構では、組立途上で調整部材によるフレーム設置面の高さ調整を行っているため、市場で装置が稼働したときに本体フレームの設置面が均一でなかった場合には、本体フレームが歪むために直角度が変化してしまうと、その変化を容易に矯正することができないという問題があった。このような場合には、カバーの部品を数点外して画像読取装置を装置本体から取り外してからでないと再調整を行うことができず、その作業が容易ではなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、組立中は勿論のこと、市場においても画像読取装置の高さ調整を外装部品等を取り外すことなく簡単に行うことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、箱状構造体である光学フレーム内に光学ユニットを収容して成る画像読取装置を装置本体上部に設置して成る画像形成装置において、互いにテーパ嵌合する一対の楔状調整部材の一方を前記画像読取装置の光学フレーム底面に固定し、他方を前記装置本体上部にスライド可能に設け、該スライド可能な楔状調整部材を装置本体外部からの操作によってスライドさせるよう構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記画像読取装置の光学フレーム底面の四隅の少なくとも1箇所に前記楔状調整部材を固定したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記装置本体側に設けられたスライド可能な楔状調整部材に調整ビスの回転によってスライド可能に構成するとともに、該調整ビスの端部を前記装置本体の後面外まで延出し、該端部に調整つまみを設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記調整ビスを大径部と小径ネジ部とで構成し、小径ネジ部をスライド可能な前記楔状調整部材に挿通し、その先端部を装置本体側に立設された軸受部に螺合せしめるとともに、該小径ネジ部の外周の前記軸受部とスライド可能な前記楔状調整部材との間にバネを縮装したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記調整つまみに調整目盛を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、光学フレームの平面度に狂いが生じている場合には、装置本体上部に設けられた楔状調整部材を装置本体外部からの操作によってスライドさせれば、画像読取装置の光学フレーム底面に固定され楔状調整部材が光学フレームと共に上下動して光学フレームの高さが調整されるため、組立中は勿論のこと、市場においても画像読取装置の高さ調整を外装部品等を取り外すことなく簡単に行うことができ、光学フレームにおける歪みの発生を防いで高質画像を安定的に得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、画像読取装置の光学フレーム底面の四隅の少なくとも1箇所に固定された楔状調整部材をこれにテーパ嵌合する装置本体側の楔状調整部材に対してスライドさせることによって、光学フレームの四隅の少なくとも1箇所の高さを調整して該光学フレームに高い平面度を確保することができ、光学フレームの歪み(変形)を防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、装置本体の後面外まで延出する調整ビスの端部に設けられた調整つまみを回すことによって調整ビスを回転させれば、装置本体側の楔状調整部材がスライドし、これにテーパ嵌合する光学フレーム側の楔状調整部材を上下動させて光学フレームの高さを調整することができるため、組立中は勿論のこと、市場においても画像読取装置の高さ調整を外装部品等を取り外すことなく簡単に行うことができる。又、調整つまみが画像形成装置本体の後面外に設けられるため、ユーザーの目につき易い前面や側面に調節つまみが露出することがなく、画像形成装置の外観性が調整つまみによって損なわれることがない。
請求項4記載の発明によれば、調整ビスを何れかの方向に回転させれば、装置本体側の楔状調整部材がスライドして画像読取装置の光学フレームの高さが調整されるが、調整ビスと楔状調整部材とガタツキがバネによって防がれ、画像読取装置の高さ調整をスムーズ且つ正確に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、調整つまみに設けられた調整目盛を読みながら画像読取装置の高さ調整を正確に行うことができる。
本発明に係る画像形成装置(複合機)の断面図である。 画像読取装置の高さ調整機構を示す部分側面図である。 画像読取装置の高さ調整機構の側断面図である。 画像読取装置の高さ調整機構の一部を破断して示す斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の装置本体後面の部分斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の断面図であり、図示の画像形成装置1は、複写機能とプリンタ機能及びファクシミリ機能を兼備した複合機であって、用紙の両面に画像を形成することができる装置である。この画像形成装置1は、装置本体2とその上部に配された自動原稿搬送装置3及び画像読取装置4を備えており、装置本体2の内部上方には、画像形成部5が配され、装置本体2内の下半部には用紙収納部6が配されている。又、装置本体2内の画像形成部5と用紙収納部6の間には転写搬送ユニット7と両面搬送ユニット8が配されており、転写搬送ユニット7には反転手段を構成する反転ローラ36と反転コロ37が備えられている。
上記画像読取装置4は、箱状構造体である光学フレーム44を備えており、この光学フレーム44の上面にはコンタクトガラス4aが設けられている。又、光学フレーム44の内部には、コンタクトガラス4a上に載置された不図示の原稿に向けて光を照射して該原稿を照明する光源45と、原稿にて反射した照射光を90°方向に反射する第1反射ミラー46とで構成される第1光学系ユニット47と、第1反射ミラー46にて反射した反射光を90°方向に反射する第2反射ミラー48と、該第2反射ミラー48にて反射した反射光を更に90°方向に反射する第3反射ミラー49とで構成される第2光学系ユニット50が不図示のガイドレールに沿って副走査方向(図1の左右方向)に移動可能に収容されている。
更に、光学フレーム44の内部には結像レンズ51と撮像素子であるCCD52が収容されており、前記第3反射ミラー49にて反射した原稿からの反射光は、結像レンズ51によって収束した後にCCD52に入射し、該CCD52上に結像される。
前記画像形成部5は、電子写真方式によって画像を形成するものであって、回転可能に配された像担持体としての感光ドラム9と、その周囲に配された帯電器10、現像装置11、転写ローラ12及びクリーニング装置13の他、現像装置11に現像剤であるトナーを補給するためのトナーホッパー14を備えている。尚、画像形成部5の横には、走査光学手段であるレーザースキャナユニット(LSU)15が配置されている。
前記用紙収納部6は、複数枚の用紙が積層収容された着脱可能な4つの給紙カセット16,17,18,19を備えており、各給紙カセット16〜19の近傍には、各給紙カセット16〜19内の用紙を上位のものから順次取り出すピックローラ20と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して送り出すフィードローラ21とリタードローラ22がそれぞれ配設されている。又、バイパストレイ23の近傍には、バイパス搬送手段としてのピックローラ20、フィードローラ21、リタードローラ22及び搬送ローラ24が設けられている。尚、図1において25,26,27は搬送ローラである。
前記転写搬送ユニット7は、用紙収納部6から送り出された用紙を適当なタイミングで画像形成部5へと搬送するとともに、画像形成部5において画像が形成された用紙を不図示の排紙トレイへと排出するものであって、用紙収納部6から画像形成部5に至る第1搬送経路L1に配置されたレジストローラ28、前記転写ローラ12、画像形成部5から排紙手段としての後述の排紙ローラ31に至る第2搬送経路に設けられた定着装置29と搬送ローラ30及び排紙ローラ31を備えている。ここて、定着装置29は、圧接状態で互いに回転する定着ローラ29aと加圧ローラ29bを備えている。
又、転写搬送ユニット7は画像形成装置本体2に対して着脱可能であって、該転写搬送ユニット7には、第2搬送経路L2から分岐して両面搬送ユニット8の反転ローラ36と反転コロ37に至る横U字状の第3搬送経路L3が設けられており、その途中には搬送ローラ32が設けられている。又、転写搬送ユニット7には前記第3搬送経路L3とは別に反転搬送経路L3’が第2搬送経路L2から分岐して下方に延びており、その途中には搬送ローラ33が設けられている。そして、第2搬送経路L2と第3搬送経路L3との分岐部には、用紙の搬送方向を切り換えるためのフラッパ34が回動可能に設けられている。
前記両面搬送ユニット8は、画像形成部5において画像が形成された用紙の表裏を反転させるものであって、前記第3搬送経路L3と反転搬送経路L3’に連なる中間トレイ35とその下方に配された第4搬送経路L4を備えており、中間トレイ35には、正逆転可能な反転ローラ36と、該反転ローラ36に対して圧接/離間する反転コロ37が設けられている。
又、両面搬送ユニット8には大径の再給紙ローラ38が回転可能に設けられており、この再給紙ローラ38の外周には小径のローラ39,40が回転可能に当接している。尚、再給紙ローラ38には不図示の一方向クラッチが設けられている。そして、反転手段を構成する前記反転ローラ36と反転コロ37からは第1搬送経路L4が延びており、この第4搬送経路L4は前記第1搬送経路L1に合流している。
上記第4搬送経路L4には、互いに当接する搬送ローラ42と搬送コロ41が用紙搬送方向に沿って3組設けられている。又、再給紙ローラ38の近傍には、中間トレイ35に一旦引き込まれた用紙の搬送方向を切り換えるためのフラッパ43が回動可能に設けられている。尚、本実施の形態では、両面搬送ユニット8の第4搬送経路L4には、2枚以上の用紙を保留可能な2つ以上の用紙保留位置が備えられている。
次に、以上の構成を有する画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
例えば、自動原稿搬送装置3の原稿トレイ3aにセットされた原稿が原稿読取部であるコンタクトガラス4a上に自動的に搬送され、その原稿の画像が画像読取装置4によって光学的に読み取られる。即ち、第1光学系ユニット47と第2光学系ユニット50が不図示のガイドレールに沿って副走査方向(図1の左右方向)に移動しながらコンタクトガラス4a上に載置された不図示の原稿を走査すると、第1光学系ユニット47の光源45から原稿に向けて照射された光は原稿にて反射し、その反射光は第1光学系ユニット47の第1反射ミラー46にて90°方向に反射する。そして、この光は、第2光学系ユニット50の第2反射ミラー48と第3反射ミラー49にて90°方向にそれぞれ反射し、結像レンズ51によって収束した後にCCD52に入射し、該CCD52によって読み取られる。
上述のようにして原稿の画像が画像読取装置4によって光学的に読み取られると、画像形成部5においては、感光ドラム9が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に回転駆動され、その表面が帯電器10によって所定の電位に一様に帯電される。そして、画像読取装置4から送信される画像データに基づくレーザー光がレーザースキャナユニット15から出力されて感光ドラム9上に照射されると、該感光ドラム9上に静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム9上に形成された静電潜像は、現像装置11によってトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
ところで、カセット給紙を行う場合、用紙収納部6の例えば給紙カセット16内に収容された用紙は、ピックローラ20によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ21とリタードローラ22によって1枚ずつ分離されて搬送ローラ25,26によって第1搬送経路路L1をレジストローラ28へと搬送される。そして、レジストローラ28においては、用紙は、一時待機状態とされた後、感光ドラム9上のトナー像に同期する所定のタイミングで画像形成部5へと供給される。
画像形成部5においては、感光ドラム9と転写ローラ12との間の転写ニップへと供給された用紙は、転写ローラ12によって感光ドラム9に押し付けられながら搬送されることによって、その表面(第1面)に感光ドラム9上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙は、定着装置29へと搬送され、この定着装置29の定着ローラ29aと加圧ローラ29b間の定着ニップを通過する過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙へのトナー像の転写後に感光ドラム9の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置13によって除去される。
而して、定着装置29にて表面にトナー像が定着された用紙は、フェースアップ排紙(FU排紙)が選択されている場合には、フラッパ34によってその搬送方向が決定され、用紙は第2搬送経路L2をそのまま排紙ローラ31に向かって搬送され、排紙ローラ31によって画像面を上にして不図示の排紙トレイへと排出される。
一方、フェースダウン排紙(FD排紙)又は両面画像モードが選択された場合には、フラッパ34が動作して用紙の搬送方向が切り換えられ、定着装置29を通過した用紙は横U字状の第3搬送経路L3を通って両面搬送ユニット8へと搬送される。
両面搬送ユニット8においては、反転コロ37は反転ローラ36から離間した状態で待機しており、用紙が両面搬送ユニット8に或る一定以上送られると、反転コロ37は反転ローラ36に圧接される。このように反転コロ37が反転ローラ36に圧接されると、反転ローラ36が正転されて用紙が送られてきた方向に引き込まれ、用紙が或る一定以上引き込まれると反転ローラ36が逆転されて用紙がスイッチバックされて反転搬送経路L3’又は第4搬送経路L4へと送られる。即ち、フェースダウン排紙が選択されている場合には、フラッパ43によって用紙の搬送方向が反転搬送経路L3’へと切り換えられ、用紙は画像面を下にした状態で排紙ローラ31によって不図示の排紙トレイへと排出される。
又、両面画像モードが選択されている場合には、フラッパ43によって用紙の搬送方向が第4面搬送経路L4の方向に切り換えられ、用紙は、再給紙ローラ38と反転コロ41及び搬送ローラ42によって第4搬送経路L4を画像面を上にして搬送され、第4搬送経路L4から第1搬送経路L1へと受け渡されることによって表裏が反転されて画像面を下にした状態でレジストローラ28へと送られる。そして、以後は前述と同様のプロセスを経て用紙の反対面(第2面)にトナー像が形成され、このトナー像が形成された用紙は、定着装置29によってトナー像の定着を受けた後に排紙ローラ対31によって不図示の排紙トレイへと排出され、該用紙の両面に画像が形成される。
尚、以上はカセット給紙を行う場合について説明したが、手差し給紙を行う場合には、バイパストレイ23上にセットされた用紙は、ピックローラ20によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ21とリタードローラ22によって1枚ずつ分離されて搬送ローラ24によって第1搬送経路L1をレジストローラ28へと搬送され、以後は前記と同様のプロセスを経て該用紙に画像が形成される。
次に、前記画像読取装置4の高さ調整機構を図2〜図5に基づいて説明する。
図2は画像読取装置の高さ調整機構を示す部分側面図、図3は同高さ調整機構の側断面図、図4は同高さ調整機構の一部を破断して示す斜視図、図5は画像形成装置の装置本体後面の部分斜視図である。
図2に示すように、画像読取装置4は装置本体2の本体フレーム53上に水平に設置されるが、これに高い平面度を確保するため、その光学フレーム44の底面の四隅の1箇所が高さ調整機構54によって装置本体2の外部からの操作によって高さ調整される。尚、光学フレーム44の底面の四隅のうちの他の3箇所は、不図示のヘッダピンによって装置本体2に上下方向に所定の範囲で移動可能に固定されているため、四隅の1箇所を高さ調整機構54にて調整することによって他の3箇所の高さは高さ調整機構54による高さ調整に追随する構成となっている。
即ち、本実施の形態では、高さ調整機構54は装置本体2の後部に設置され、互いにテーパ嵌合する一対の楔状調整部材55,56を備えており、一方の楔状調整部材55は、画像読取装置4の光学フレーム44底面の四隅の後方側(図2の左側)1箇所に固定されている。又、他方の楔状調整部材56は、本体フレーム53上に前後方向(図2の左右方向)にスライド可能に設けられている。
スライド可能な上記楔状調整部材56は、上面が開口する矩形ボックス状のボックス部56Aとその先端に一体に設けられた楔状部56Bとで構成されており、楔状部56Bに光学フレーム44の底面に固定された楔状調整部材55がテーパ嵌合している。そして、図3及び図4に示すように、楔状調整部材56のボックス部56Aの底面には矩形の開口部56aが形成されており、この開口部56aには本体フレーム53に立設されたプレート状の軸受部57が下方から挿通している。従って、楔状調整部材56は、ボックス部56Aの開口部56a内で軸受部57が相対移動可能な範囲で前後方向にスライドすることができる。
又、図3に示すように、スライド可能な楔状調整部材56の端面には円孔56bが形成されており、この円孔56bには回転可能な調整ビス58が挿通している。ここで、調整ビス58は大径部58Aとその先端に形成された小径ネジ部58Bとで大小異径に構成されており、小径ネジ部58Bは楔状調整部材56の端面に形成された前記円孔56bを貫通して楔状調整部材56のボックス部56Aの内部に臨み、その先端は本体フレーム53に立設された前記軸受部57に進退可能に螺合している。又、調整ビス58の大径部58Aは小径ネジ部58Bとの境である端面(段部)が楔状調整部材56の端面に当接している。そして、調整ビス58の小径ネジ部58Bの外周の軸受部57と楔状調整部材56の端面との間にはバネ59が縮装されており、調整ビス58と楔状調整部材56はバネ59によって後方(図3の左方)に常時付勢されている。
ところで、調整ビス58の端部は装置本体2の後面外まで延出しており、その端部には調整つまみ60が設けられ、図5に示すように、この調整つまみ60は、装置本体2の後面カバー61に形成された円穴の凹部61a内に収容されている。そして、図4及び図5に示すように、調整つまみ60の端面の外周部には調整目盛り62が設けられており、端面の中心部にはドライバ等の工具が嵌合するための十字穴63が形成されている。
而して、画像読取装置4の光学フレーム44の平面度に狂いが生じている場合には、装置本体2の後面カバー61の凹部61aに露出する調節つまみ60を回すことによって楔状調整部材56を本体フレーム53上でスライドさせれば光学フレーム44の高さ調整を行うことができる。
即ち、調整つまみ60の端面の中心部に形成された十字穴63にドライバ等の工具の先端を嵌合させて調整ビス58を何れかの方向に回転させると、小径ネジ部58Bが本体フレーム53の軸受部57に螺合する調整ビス58が楔状調整部材56と共に前後にスライドし、楔状調整部材56にテーパ嵌合する他方の楔状調整部材55が光学フレーム44と共に上下動して該光学フレーム44の高さが調整される。具体的には、調整ビス58を回転させてその小径ネジ部58Bを本体フレーム53の軸受部57にネジ込んでこれを図2の矢印a方向に前進させると、楔状調整部材56も同方向にスライドし、該楔状調整部材56にテーパ嵌合する他方の楔状調整部材55が画像読取装置4の光学フレーム44と共に図2の矢印c方向に上動するため、光学フレーム44の高さが高く調整される。これとは逆に、調整ビス58を逆方向に回転させれば、その小径ネジ部58Bが本体フレーム53の軸受部57から外れる方向(図2の矢印b方向)に後退するが、楔状調整部材56はバネ59によって常時後方に付勢されているため、この楔状調整部材56は調整ビス58と一体的に図2の矢印b方向にスライドする。このため、楔状調整部材56にテーパ嵌合する他方の楔状調整部材55が画像読取装置4の光学フレーム44と共に図2の矢印d方向に下動し、光学フレーム44の高さが低く調整される。この高さ調整は調整つまみ60の端面に表示された調整目盛り62を読みながらなされるため、調整目盛り62の1目盛りを例えば0.2mmの高さ調整代に設定することによって画像読取装置4の高さ調整を正確に行うことができる。
以上のように、本実施の形態では、画像読取装置4の光学フレーム44の平面度に狂いが生じている場合には、本体フレーム53上に設けられた楔状調整部材56を装置本体2の外部(後面)から調整つまみ60を用いて調整ビス58を回転させることによって前後方向にスライドさせれば、画像読取装置4の光学フレーム44の底面に固定され楔状調整部材55が光学フレーム44と共に上下動して光学フレーム44の高さが調整されるため、組立中は勿論のこと、市場においても画像読取装置4の高さ調整を外装部品等を取り外すことなく簡単に行うことができ、光学フレーム44における歪みの発生を防いで高質画像を安定的に得ることができる。尚、本実施の形態では、スライド可能な楔状調整部材56と調整ビス58をバネ59によって常時後方に付勢したため、高さ調整時に両者のガタツキが防がれ、画像読取装置4の高さ調整をスムーズ且つ正確に行うことができる。
尚、本実施の形態では、本発明を複合機に対して適用した例について説明したが、本発明は、単体としての複写機、プリンタ、ファクシミリ等に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体
3 自動原稿搬送装置
3a 原稿トレイ
4 画像読取装置
4a コンタクトガラス
5 画像形成部
6 用紙収納部
7 転写搬送ユニット
8 両面搬送ユニット
9 感光ドラム
10 帯電器
11 現像装置
12 転写ローラ
13 クリーニング装置
14 トナーホッパー
15 レーザースキャナユニット(LSU)
16〜19 給紙カセット
20 ピックローラ
21 フィードローラ
22 リタードローラ
23 バイパストレイ
24〜27 搬送ローラ
28 レジストローラ
29 定着装置
29a 定着ローラ
29b 加圧ローラ
30 搬送ローラ
31 排紙ローラ
32,33 搬送ローラ
34 フラッパ
35 中間トレイ
36 反転ローラ
37 反転コロ
38 再給紙ローラ
39,40 ローラ
41 搬送コロ
42 搬送ローラ
43 フラッパ
44 光学フレーム
45 光源
46 第1反射ミラー
47 第1光学系ユニット
48 第2反射ミラー
49 第3反射ミラー
50 第2光学系ユニット
51 結像レンズ
52 CCD
53 本体フレーム
54 高さ調整機構
55,56 楔状調整部材
56A 楔状調整部材のボックス部
56B 楔状調整部材の楔状部
56a 楔状調整部材の開口部
56b 楔状調整部材の円孔
57 本体フレームの軸受部
58 調整ビス
58A 調整ビスの大径部
58B 調整ビスの小径ネジ部
59 バネ
60 調整つまみ
61 後面カバー
61a 後面カバーの凹部
62 調整つまみ調整目盛り
63 調整つまみの十字穴
L1 第1搬送経路
L2 第2搬送経路
L3 第3搬送経路
L3’ 反転搬送経路
L4 第4搬送経路

Claims (5)

  1. 箱状構造体である光学フレーム内に光学ユニットを収容して成る画像読取装置を装置本体上部に設置して成る画像形成装置において、互いにテーパ嵌合する一対の楔状調整部材の一方を前記画像読取装置の光学フレーム底面に固定し、他方を前記装置本体上部にスライド可能に設け、該スライド可能な楔状調整部材を装置本体外部からの操作によってスライドさせるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像読取装置の光学フレーム底面の四隅の少なくとも1箇所に前記楔状調整部材を固定したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体側に設けられたスライド可能な楔状調整部材に調整ビスの回転によってスライド可能に構成するとともに、該調整ビスの端部を前記装置本体の後面外まで延出し、該端部に調整つまみを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記調整ビスを大径部と小径ネジ部とで構成し、小径ネジ部をスライド可能な前記楔状調整部材に挿通し、その先端部を装置本体側に立設された軸受部に螺合せしめるとともに、該小径ネジ部の外周の前記軸受部とスライド可能な前記楔状調整部材との間にバネを縮装したことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記調整つまみに調整目盛を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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