JP2011034671A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスクのラベル記録面に対して高品質なラベル記録を可能とする。
【解決手段】光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、光ディスクを回転駆動する回転手段と、光ビームの光ディスクに対する半径方向照射位置を検出する位置検出手段とを備え、回転手段による光ディスクの半径方向任意の位置での周速度を、位置検出手段の検出出力に基づいて一定に制御する。
【選択図】図4
【解決手段】光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、光ディスクを回転駆動する回転手段と、光ビームの光ディスクに対する半径方向照射位置を検出する位置検出手段とを備え、回転手段による光ディスクの半径方向任意の位置での周速度を、位置検出手段の検出出力に基づいて一定に制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、光ディスクにおけるディスク記録面とは別のラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置に関する。
近年のIT産業の進展に伴い大容量のマルチメディア情報を記録する光ディスクの普及は目覚しく、現在では、CD−R,CD−RW,CD−ROM,DVD−RAM,DVD−ROM等、各種の光ディスクが日常的に広く一般に使用されている。そして、光ディスクのディスク記録面に情報の書き込み(記録)や読み出し(再生)を行なうディスクドライブ等が普及している一方、そのディスク記録面の反対側の面(ラベル記録面)に、文字、画像、記号等を記録しておくことを可能としたラベルプリンタも普及してきている。このラベルプリンタとしては、光ディスク装置等の記録再生装置やパーソナルコンピュータとは別体単独構成としたタイプや、あるいは、これら記録再生装置やパーソナルコンピュータに内蔵したタイプ等がある。これらラベルプリンタとして例えば特許文献1には、光ディスクを一定の回転数で回転させ、所定の回転位置毎に光ピックアップを光ディスクの半径方向に所定量だけ駆動するようにした記録再生装置が開示されている。また、特許文献2には、光ディスクのラベル記録面と光ビームスポットとの位置ずれを制御するフォーカス制御が、光ディスクのラベル記録面に照射した光ビームの反射戻り光に基づいて光ビーム径を制御するようにした記録再生装置が開示されている。
特許文献1の光ディスク装置においては、光ディスクのラベル記録面に光ビームを集光するアクチュエータの経年変化等に起因して所定量の駆動信号に対して光ビーム位置がばらつくなどすると、光ディスクのラベル記録面に形成する記録画像の品質が劣化するという課題がある。
特許文献2の光ディスク装置においては、ラベル記録面の光反射率が著しく低下していたり、ラベル記録面に凹凸形状があるときに、ラベル記録面と光ビームとの位置ずれ量を検出できないために、ラベル記録面と光ビームとの位置ずれ、光ビーム径の制御ができないから、ラベル記録面に対する記録画像の品質が劣化するという課題がある。
さらには、ラベル記録面にラベル画像を記録する光ディスク装置として光ピックアップから照射される光ビームの強度を一定に制御して光ディスクの回転手段の回転数を変えつつ記録を行うCLV方式が提案されているが、光ビームの照射位置を特定するアドレス情報がラベル記録面に記録されていないので、回転手段の制御が不安定となる。その結果、ラベル記録面に形成する記録画像の品質が劣化するという課題がある。
さらにはまた、ラベル記録面の記録画像の形成に要する時間と画像の解像度とが一定であるので、高解像度でなくてもよいラベル記録面の記録に要する時間の短縮を図りたいというニーズに対応できないという課題がある。
したがって、本発明により解決すべき第2の課題は、アドレス情報が無いラベル記録面に対して、光ディスクの回転速度を一定にするCLV方式により、高品質なラベル記録を可能にすることである。
本発明により解決すべき第3の課題は、凹凸のあるラベル記録面に対して、ディスク記録面と同等のフォーカス制御により、高品質なラベル記録を可能にすることである。
本発明により解決すべき第4の課題は、記録速度を重視してのラベル記録と、画像の解像度を重視してのラベル記録とを選択可能にすることである。
(2)本発明第2の光ディスク装置は、光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクを回転駆動する回転手段と、前記光ビームの前記光ディスクに対する半径方向照射位置を検出する位置検出手段とを備え、前記回転手段による前記光ディスクの半径方向任意の位置での周速度を、前記位置検出手段の検出出力に基づいて一定に制御することを特徴とするものである。
なお、本発明第2の光ディスク装置は、前記光ディスクに光ビームを照射する光ピックアップを当該光ディスクの半径方向に移送する移送手段を備え、前記位置検出手段が、前記移送手段の移動に応じてカウント動作を行い、そのカウント値を光ビームの位置検出に用いることが好ましい。位置検出手段には、対物レンズ等の移動による光ビームの半径方向照射位置を検出する検出手段や、光ピックアップを搭載して移送する移送台の移送による光ビームの半径方向照射位置を検出する検出手段、等を含む。
本発明第2の光ディスク装置によると、アドレス情報が無いラベル記録面に対して光ディスクの回転速度を一定にしたCLV方式にて高品質なラベル記録ができる。
なお、本発明第2の光ディスク装置では、前記位置検出手段が、前記移送手段の移動に応じてカウント動作を行い、そのカウント値を前記移送手段の位置検出に用いることが好ましい。
(3)本発明第3の光ディスク装置は、光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、前記ディスク記録面の垂直方向に光ビームのフォーカス位置を任意に移動させるフォーカスアクチュエータと、前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を記憶する記憶手段とを備え、前記ラベル記録面に対する前記光ビームのフォーカス位置を、前記記憶手段に記憶されている前記フォーカスアクチュエータの駆動信号を用いて設定することを特徴とするものである。
本発明第3の光ディスク装置によると、ラベル記録面に凹凸があっても、ディスク記録面に対するフォーカス制御と同等な制御により、ラベル記録面にフォーカスずれを防止して高品質なラベル記録を行うことが可能となる。
本発明第3の光ディスク装置は、前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光を検出する戻り光検出手段を備え、前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記戻り光検出手段の検出に係る戻り光が所定以上となるときの前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させることが好ましい。
本発明第3の光ディスク装置は、前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光から前記光ディスクに記録されているデータのジッタを検出するデータジッタ検出手段を備え、前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記データジッタ検出手段の検出に係るデータジッタが所定以下となる前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させることが好ましい。
本発明第3の光ディスク装置は、前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光からトラックと光ビームスポットとの位置ずれを検出するトラッキングエラー検出手段を備え、前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記トラッキングエラー検出手段の検出に係るトラッキングエラーの出力振幅が所定以上となる前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させることが好ましい。
本発明第3の光ディスク装置では、前記記憶手段はディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行う毎に前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を記憶させる値として更新することが好ましい。
(4)本発明第4の光ディスク装置は、光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、前記ラベル記録面に対するラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度とのうちいずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶するデータを選択する選択手段とを備え、前記選択手段により前記記憶手段から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を前記解像度よりも優先する第1データのときは光ビームをラベル記録面上を高速移動させ、ラベル記録画像の解像度を前記記録速度よりも優先する第2データのときは、光ビームを低速でラベル記録面上を低速移動させることを特徴とするものである。
本発明第4の光ディスク装置は、前記第1のデータのときは前記ラベル記録面に照射する光ビーム径を大きくし、ラベル記録画像の解像度を前記記録速度よりも優先する第2データのときは、前記ラベル記録面に照射する光ビーム径を小さくすることを特徴とするものである。
本発明第4の光ディスク装置は、前記光ビームの速度を制御する速度制御手段を備え、前記速度制御手段により、前記光ビームの前記速度を制御することが好ましい。
本発明第4の光ディスク装置は、前記光ビーム径の大きさを制御する光ビーム径制御手段を備え、前記光ビーム径制御手段により、前記光ビームの大きさを制御することが好ましい。
本発明第4の光ディスク装置によると、ラベル記録速度を重視してのラベル記録とラベル画像の解像度を重視してのラベル記録とのいずれの対応も可能となり、ユーザーの様々な要望に応えることができる。
本発明第2または第3においては、アドレス情報も無く、さらに、凹凸のあるラベル記録面に対して、高品質なラベル記録が可能となる。また、本発明第4においては、ラベル記録速度を重視したラベル記録やラベル記録画像の解像度を重視してのラベル記録ができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を説明する。
(1)本発明第1に対する参考例
(参考例1)
参考例1は、トラック(溝)が無いラベル記録面に対して、ディスク記録面と同様のトラッキング制御によりラベル記録することを可能としたものである。参考例1においては、ディスク記録面への情報記録に用いる光ビーム照射制御情報であるトラッキング制御情報を記憶しておき、この記憶しているトラッキング制御情報に従い、ラベル記録面に対するラベル記録を可能としたものである。
(参考例1)
参考例1は、トラック(溝)が無いラベル記録面に対して、ディスク記録面と同様のトラッキング制御によりラベル記録することを可能としたものである。参考例1においては、ディスク記録面への情報記録に用いる光ビーム照射制御情報であるトラッキング制御情報を記憶しておき、この記憶しているトラッキング制御情報に従い、ラベル記録面に対するラベル記録を可能としたものである。
図1は、参考例1に係る光ディスク装置の構成を示す。符号1は光ディスクであり、参考例1において、この光ディスク1はトラック間隔(トラックピッチ)が0.74(μm)であるDVD−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RWのいずれかであると仮定する。。光ディスク1は一方の面がディスク記録面として内周側から外周側にかけて円周方向に沿って案内溝(トラック)、また、溝の有無によりデータ、フラグ、アドレス等を示す情報が形成されている。光ディスク1の他方の面は、ラベル記録面として、ディスク記録面に記録したデータの識別を可能とする文字、あるいは画像等がラベルとして記録される。ラベル記録面には、ディスク記録面のようなトラック、アドレス情報記録用溝が存在しない。
2は光ピックアップであり、この光ピックアップ2はレーザ駆動手段2−1、レーザ2−2、カップリングレンズ2−3、ビームスプリッタ2−4、1/4波長板2−5、対物レンズ2−6、集光レンズ2−7、検出レンズ2−8,プラス一次光検出器2−9,マイナス一次光検出器2−10,トラッキングアクチュエータ2−11から構成されている。トラッキングアクチュエータ2−11や対物レンズ2−6は、光ビームの照射位置を移動させる移動手段を構成する。これら光ピックアップ2の構成要素は周知であるからその詳細は省略する。対物レンズ2−6は、トラッキングアクチュエータ2−11により光ディスク1のトラッキング制御方向に移動制御される。トラッキングアクチュエータ2−11は第1のスイッチ8を介して、レンズシフト駆動手段7とトラッキング駆動手段6とからそれらの選択切り換えにより駆動電流が供給されて駆動されるようになっている。
3はトラッキングエラー検出手段である。光ディスク1はプラスチック材料で形成されその成形時の熱ひずみ等で反りやうねりがあり、その表面に上下の振れが発生する。また、光ディスク1を図示略のターンテーブルに載せたとき光ディスク1自体の重量によるたわみ、等により面振れ、トラック振れがある。そこで、トラッキングエラー検出手段3は、これら面振れやトラック振れによる光ビームのトラック上からの正規の位置からのずれ、つまりトラッキングエラーを検出するものであり、この検出を光ピックアップ2のマイナス一次光検出器2−10の出力TR1,TR2に基づいて検出するものである。特に、トラッキングエラー検出手段3は、光ビームが光ディスク1のトラック上を横断する毎に基準電圧Vrefを中心にして上下に振幅(TE)が振れる検出出力を出力するように構成されている。
4はトラッキングエラーカウント手段であり、このトラッキングエラーカウント手段4は、トラッキングエラー検出手段3からの検出振幅(TE)が基準電圧Vrefを超える毎にカウント動作を行う。トラッキングエラーカウント手段4のカウント値は、光ビームがトラックを横断した回数を示す。
レンズシフト駆動手段7と、トラッキングエラー検出手段3と、トラッキングエラーカウント手段4との関係を図10を参照して説明すると、図10(a)はレンズシフト駆動手段7によるトラッキングアクチュエータ2−11の駆動電流(mA)、横軸に時間(sec)をとる図、図10(b)は縦軸にトラッキングエラー検出手段3の検出出力TE(V)、横軸に時間(sec)をとる図、図10(c)は縦軸にトラッキングエラーカウント手段4のカウント値(本数)、横軸に時間(sec)をとる図である。まず、図10(a)で示すようにレンズシフト駆動手段7の駆動電流が時刻t0−t1の間で一定の割合で0(mA)から10(mA)へと増大側に変化する。この駆動電流でトラッキングアクチュエータ2−11が駆動し、対物レンズ2−6がトラッキング方向に移動する。これによって、光ピックアップ1のトラッキングエラー出力が、図10(b)で示すようにトラッキングエラー検出手段3で検出される。そして、このトラッキングエラー検出手段3の検出出力(TE)が、図10(c)で示すようにトラッキングエラーカウント手段4でカウントされる。すなわち、トラッキングエラーカウント手段4のカウント値は、対物レンズ2−6の一定の移動による光ビームのトラック横断本数を意味する。
5は第1の記憶手段(記憶手段)であり、この第1の記憶手段5は、トラッキングエラーカウント手段4のカウント値を記憶する。このカウント値は更新可能である。これは、光ディスク装置の製造業者からの出荷時点と、ユーザーの使用時点とで、図10に示す駆動電流に対するトラック横断本数が変化する場合があり、これを補正可能とするためである。
第1の記憶手段5の記憶内容を、図11を参照して説明する。時間t0−t1において、レンズシフト駆動手段7の駆動電流が0(mA)から10(mA)に増加したときのトラッキングエラーカウント手段4による横断トラック本数のカウント値は120(本)である。この場合、横断トラック本数100本単位でラベル記録のためのトラッキング制御を行う場合、横断トラック本数100本分に対応するレンズシフト駆動手段7の駆動電流は8.3(mA)である。第1の記憶手段5は、時間t0−t1の間で横断トラック本数100本分のトラッキング制御を行う情報(トラッキング制御情報)として、8.3(mA)を記憶する。この記憶内容では横断トラック本数100本に対する駆動電流が8.3(mA)であるが、トラッキングアクチュエータ2−11等のばらつきや経年変化等により横断トラック本数100本に対する駆動電流が8.3(mA)にならない場合がある。そのため、第1の記憶手段5の記憶内容は、これらばらつきや経年変化等の不具合を解消するため、その記憶内容が更新可能となっている。例えば、トラック横断本数100本に対して工場出荷時点では駆動電流が8.3(mA)でもユーザーの使用時点では9.5(mA)の場合とかその他の場合もある。したがって、本参考例1では、これらに対処できるようになって好ましい。図10は、説明の理解のための単なる一例にすぎない。
6はトラッキング駆動手段である。トラッキング駆動手段6は、回転モータ11の回転に対応したFG信号(光ディスク1の1回転毎に1回発生するパルス信号)に基づいてトラッキング時に光ビーム上をトラックが通過する速度を一定にしつつトラッキングアクチュエータ2−11を駆動する。このトラッキング駆動手段6による光ビームの位置を図12を参照して説明する。図12(a)は縦軸にトラッキング駆動手段6による駆動電流と、横軸に時間(sec)をとる図であり、図12(b)は縦軸に光ディスク1の最内周位置を0(μm)とし、外周側へ向けての光ビームの位置、横軸に時間(sec)をとる図である。ここで、図12(a)で示すように、駆動電流(mA)は横軸は1秒単位経過毎に8.3(mA)ずつ増加している。この1秒は、光ディスク1が1秒で1回転することを前提にしている。まず、時刻0−1.0秒以前では、トラッキング駆動手段6からの駆動電流は0(mA)であり、トラッキングアクチュエータ2−11は作動しない。したがって、対物レンズ2−6もトラッキング方向に移動しないから、光ビームはトラックを横断していない。次に、時刻1.0−2.0秒の間では、トラッキング駆動手段6は、第1の記憶手段5が記憶している横断トラック本数100本分に対応する駆動電流8.3(mA)をトラッキングアクチュエータ2−11に与える。これによって、対物レンズ2−6がトラッキング方向に移動制御されて、光ビームはトラック100本分を横断した位置にくる。ついで、時刻2.0−3.0秒の間では、トラッキング駆動手段6は、第1の記憶手段5が記憶している横断トラック本数100本分に対応する駆動電流8.3(mA)をトラッキングアクチュエータ2−11に与える。これによって、対物レンズ2−6がトラッキング方向にさらに移動制御されて、光ビームはトラック100本分をさらに横断した位置にくる。これによって、光ビームは最初の位置からはトラック200本分を横断した位置にくる。このようにして、順次に、光ビームを光ディスク1の内周側から外周側へと駆動することができる。
7は上記したレンズシフト駆動手段、8は第1のスイッチ、9はマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータ9は、レンズシフト駆動手段7の駆動制御、第1のスイッチ8の選択切り替え制御、トラッキングエラーカウント手段4のカウント制御、レーザ駆動手段2−1の駆動制御を行う。
10は光ピックアップ移送台であり、この移送台10は、光ピックアップ2を移送して光ビームの照射位置を移動させる移動手段を構成する。移送台10は、光ピックアップ2を移送することにより、光ビームを光ディスク1の半径方向に移動可能にしている。光ピックアップ移送台10の移動もマイクロコンピュータ9により制御可能になっている。11は、回転手段として、光ディスク1を回転駆動する回転モータである。
以上の構成を備えた光ディスク装置は、光ディスク1に対してディスク記録面とは別の位置にある面であるラベル記録面に、以下で説明するようにして、光ビームを照射することによりラベル記録を行うようになっている。
まず、光ディスク1のディスク記録面とラベル記録面とについて説明する。光ディスク1のディスク記録面は、有効データ記録領域として、最内周円と、最外周円との間に設定されており、かつ、その有効記録領域にはトラックが所定の等ピッチで半径方向に多数形成されている。これに対応して光ディスク1のラベル記録面は、有効ラベル記録領域として、上記最内周円と同じ位置の最内周円と上記最外周円と同じ位置の外周円との間に設定される。ただし、ディスク記録面とは異なり、ラベル記録面には溝によるトラックが形成されていない。図12で示すように、ラベル記録面の最内周位置から74(μm)の位置にラベル記録する場合であれば、トラッキング駆動手段6は、74(μm)に対応する駆動電流の値である8.3(mA)のデータを第1の記憶手段5から得る。トラッキング駆動手段6は、第1の記憶手段5からの駆動電流データにより、トラッキングアクチュエータ2−11を駆動する。これによって、光ビームはトラック100本分、移動することができるので、このときの光ビームにより、ラベル記録を行うことができる。また、ラベル記録面の最内周位置から148(μm)の位置にラベル記録する場合であれば、トラッキング駆動手段6は、148(μm)に対応する駆動電流の値である16.6(mA)のデータを第1の記憶手段5から得る。トラッキング駆動手段6は、第1の記憶手段5からの駆動電流データにより、トラッキングアクチュエータ2−11を駆動する。これによって、光ビームはトラック200本分、移動することができるので、このときの光ビームにより、ラベル記録を行うことができる。以降、同様にして、所要のトラック横断本数位置において光ビームの照射によるラベル記録が可能となる。
なお、本参考例1の光ディスク装置に用いる光ディスク1として、DVD−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RWのいずれかを仮定したが、CD−ROM、CD−R、CD−RWのようにトラックピッチが1.6(μm)とした場合においても横断トラック本数を100本分を46本分とすることで同様の効果を実現することができる。またDVD−RAMのようにトラックピッチが0.615(μm)とした場合においても横断トラック本数を120本分とすることで同様の効果を実現することができる。
なお、本参考例1の光ディスク装置に用いる光ディスク1には、光ビームの照射熱に対する感熱層が設けられている。例えば、光ビームの照射により感熱層が発色して可視画像となる。ただし、感熱層が無い光ディスク1であっても、本発明は実施可能である。例えば、光ディスク1のラベル記録面に感熱発色性のあるラベルシートを貼り付け、このラベルシートにラベル記録を実施することも可能である。これらは以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
なお、本参考例1の光ディスク装置は、CLV(Constant Linear Velocity)方式であるが、この方式に限定されるものではなく、CAV(Constant Angular Velocity)方式でも実施可能である。これらは本発明第2を除き、以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
なお、本参考例1の光ディスク装置は、トラッキング制御に関するものであったが、トラバース制御でも同様である。これらは以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
なお、本参考例1の光ディスク装置は、光ディスク1の表面をディスク記録面とし、裏面をラベル記録面とするディスク形態に限定されるものではなく、同一面上において、部分的にトラッキング制御等によりデータを記録するディスク記録面(ディスク記録部分)があり、部分的にトラッキング制御等によりデータが記録されないラベル記録面(ラベル記録部分)が存在するディスクにも適用することができる。これらは以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
なお、本参考例1の光ディスク1は、円盤型に限定されるものではなく、矩形形状やその他の形状のディスクにも同様に適用することができるものであり、名称に限定されるものではない。これらは以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
(参考例2)
図2を参照して参考例2を説明する。図2は、参考例2に係る光ディスク装置のブロック構成を示す図であり、図1に示す光ディスク装置の構成と対応ないし類似する部分には同一の符号を付している。この符号の付し方は、以下に説明する他の実施においても同様である。本参考例2は、参考例1と同様にして、ディスク記録面への情報記録に用いる光ビームのトラッキング制御情報を記憶しておき、この記憶しているトラッキング制御情報に従い、ラベル記録面に対するラベル記録を可能としたものである。参考例2が参考例1と異なるのは、さらに、第2の記憶手段12、第1の移送台駆動手段13、第2の移送台駆動手段14をさらに付加していることである。
図2を参照して参考例2を説明する。図2は、参考例2に係る光ディスク装置のブロック構成を示す図であり、図1に示す光ディスク装置の構成と対応ないし類似する部分には同一の符号を付している。この符号の付し方は、以下に説明する他の実施においても同様である。本参考例2は、参考例1と同様にして、ディスク記録面への情報記録に用いる光ビームのトラッキング制御情報を記憶しておき、この記憶しているトラッキング制御情報に従い、ラベル記録面に対するラベル記録を可能としたものである。参考例2が参考例1と異なるのは、さらに、第2の記憶手段12、第1の移送台駆動手段13、第2の移送台駆動手段14をさらに付加していることである。
以下、説明する。
参考例2においては、トラッキングエラー検出手段3、トラッキングエラーカウント手段4、第1の記憶手段5、トラッキング駆動手段6、レンズシフト駆動手段7により、参考例1と同様の第1の記憶手段5に対する図10および図11に示す対物レンズ2−6による第1のトラッキング制御情報の取得と記憶とを実施することに加えて、トラッキングエラー検出手段3、トラッキングエラーカウント手段4、第2の記憶手段12、第1の移送台駆動手段13、第2の移送台駆動手段14により、第2の記憶手段12に、図13を参照して説明する移送台10による第2のトラッキング制御情報の取得と記憶とを実施することに特徴がある。
すなわち、マイクロコンピュータ9は、第1の記憶手段5に対する上記第1のトラッキング制御情報の記憶の制御に加えて、第2の移送台駆動手段14を駆動制御する。第2の移送台駆動手段14は、第2のスイッチ15を介して移送台10に駆動電流を供給して該移送台10を駆動する。移送台10の駆動により、参考例1と異なり、光ピックアップ2を移送台10がその駆動電流に対応した距離分だけトラッキング方向に移動する。この移動によるトラッキングエラーがトラッキングエラー検出手段3により検出され、さらに、トラッキングエラーカウント手段4により、移送台10の移動による光ビームの横断トラック本数に対応するカウント値が第2の記憶手段12に記憶される。第2の記憶手段12においては、横断トラック本数400本に相当する駆動電流として296(mA)を記憶する。そして、第1の移送台駆動手段13は、ラベル記録面に対して、第2の記憶手段12の記憶値である296(mA)の駆動電流に従い、第2のスイッチ15を介して移送台10を駆動して、横断トラック本数400本分を単位として、光ピックアップ2をトラッキング方向に移動制御することができる。これは、第1の記憶手段5の記憶による制御では横断トラック本数が100本毎であるのに、対して、第2の記憶手段12の記憶による制御では横断トラック本数が400本毎であるから、光ビームの制御速度を速くすることができ、ラベル記録の記録速度を向上できる。
本参考例2の動作を図13を参照して説明すると、図13(a)にはその横軸に示す回転モータ11の1回転1秒毎に、縦軸に示す第1の記憶手段5の記憶である駆動電流が8.3(mA)単位で増加することが示され、図13(b)には横軸に示す回転モータ11の1秒毎に、縦軸に示す対物レンズ2−6の移動距離が示され、図13(c)にはその横軸に示す回転モータ11の4回転分までは移送台10が移動せず、回転モータの4回転分を超えるときは移送台10が横断トラック本数400分だけ移動する状態が示されている。対物レンズ2−6は、光ビームの横断トラック本数が300本を越えると、それ以上、トラッキング方向に移動できず、トラッキングアクチュエータ2−11の駆動電流はゼロ(0)にされて対物レンズ2−6は元の位置に復帰する一方、移送台10が横断トラック本数400本の位置に移動し、光ビームの横断トラック本数は400本になる。
以上により、参考例2によれば、参考例1と同様の作用効果を有することに加えて、対物レンズ2−6のトラッキング方向への移動距離が最大の限界となると、移送台10をトラッキング方向へ移動することにより、光ビームがトラックを400本以上横断可能として、ラベル記録の可能な範囲を拡大できるものとなっている。
なお、本参考例2においては、第2の記憶手段12、第1の移送台駆動手段13、第2の移送台駆動手段14で構成し、レンズシフト駆動手段7、第1の記憶手段5、トラッキング駆動手段6を省略してもよい。
(参考例3)
図3を参照して参考例3を説明する。参考例3においては、参考例2とトラッキングエラー検出手段3をエンコーダ3a、トラッキングエラーカウント手段4をエンコーダカウント手段4aに置き換えたものであり、それ以外の構成は参考例2と同様である。エンコーダカウント手段4aは、移送台10の移動に応じてカウント動作を行うカウント手段を構成する。参考例3においては、移送台10の単位距離の移動に対応したパルス出力をエンコーダ3aが出力する。即ち、エンコーダ出力は光ピックアップ2がトラック方向に移動した距離情報の出力である。エンコーダ3aの出力から横断トラック本数400本に相当するとき、エンコード情報をエンコーダカウント手段4aに出力する。エンコーダカウント手段4aは、そのエンコード情報をカウントし、そのカウント値を第2の記憶手段12に出力する。それ以降は、参考例2と同様であるから、その詳細は省略する。
図3を参照して参考例3を説明する。参考例3においては、参考例2とトラッキングエラー検出手段3をエンコーダ3a、トラッキングエラーカウント手段4をエンコーダカウント手段4aに置き換えたものであり、それ以外の構成は参考例2と同様である。エンコーダカウント手段4aは、移送台10の移動に応じてカウント動作を行うカウント手段を構成する。参考例3においては、移送台10の単位距離の移動に対応したパルス出力をエンコーダ3aが出力する。即ち、エンコーダ出力は光ピックアップ2がトラック方向に移動した距離情報の出力である。エンコーダ3aの出力から横断トラック本数400本に相当するとき、エンコード情報をエンコーダカウント手段4aに出力する。エンコーダカウント手段4aは、そのエンコード情報をカウントし、そのカウント値を第2の記憶手段12に出力する。それ以降は、参考例2と同様であるから、その詳細は省略する。
以上により、参考例3によれば、参考例1と同様の作用効果を有することに加えて、対物レンズ2−6のトラッキング方向への移動距離が最大の限界となると、移送台10をトラッキング方向へ移動することにより、光ビームがトラックを400本以上横断可能として、ラベル記録の可能な範囲を拡大できるものとなっている。
なお、本参考例3においては、第2の記憶手段12、第1の移送台駆動手段13、第2の移送台駆動手段14で構成し、レンズシフト駆動手段7、第1の記憶手段5、トラッキング駆動手段6を省略してもよい。
(2)本発明第2に対する実施の形態
(実施の形態4)
図4を参照して実施の形態4を説明する。実施の形態4の光ディスク装置は、ラベル記録の精度を向上させて、記録むらを低減し、記録品質を上げるため、光ディスク1の光ピックアップ2に対する相対回転速度を、該光ディスク1の内周側においても、光ディスク1の外周側においても、一定とするものである。内周側で光ディスク1の回転速度を速くし、外周側で光ディスク1の回転速度を遅く制御するものである。
(実施の形態4)
図4を参照して実施の形態4を説明する。実施の形態4の光ディスク装置は、ラベル記録の精度を向上させて、記録むらを低減し、記録品質を上げるため、光ディスク1の光ピックアップ2に対する相対回転速度を、該光ディスク1の内周側においても、光ディスク1の外周側においても、一定とするものである。内周側で光ディスク1の回転速度を速くし、外周側で光ディスク1の回転速度を遅く制御するものである。
図4において、この光ディスク装置は、光ディスク1におけるディスク記録面とは別の位置である反対側の面にあるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行うものであり、光ディスク1を回転駆動する回転手段としての回転モータ11と、光ビームの光ディスク1に対する半径方向照射位置を検出する位置検出手段20とを備える。そして、この光ディスク装置は、回転モータ11による光ディスク1の半径方向任意の位置での周速度を、位置検出手段20の検出出力に基づいて一定に制御可能とし、これによって内周側で光ディスク1の回転速度を速くし、外周側で光ディスク1の回転速度を遅く制御するCLV方式としたものである。
以下、詳しく説明すると、1は光ディスク、2は光ピックアップ、10は、移送台、11は回転モータ、20は位置検出手段、21は移送台駆動手段、22はモータ制御手段、23は光ディスク1の内周位置検出手段である。光ピックアップ2は、参考例1−3と異なり、レーザ駆動手段2−1、レーザ2−2、カップリングレンズ2−3、ビームスプリッタ2−4、1/4波長板2−5、対物レンズ2−6を備え、他の構成は省略されている。
具体的には、近接スイッチ等からなる内周位置検出手段23に移送台10を当接させて、リセット信号(RESET)を位置検出手段20に発行出力する。移送台10が内周位置検出手段23に当接する位置は、移送台10に搭載している光ピックアップ2が光ディスク1の内周位置に位置していることを意味する。移送台10を光ディスク1の内周側にまで移動させて光ピックアップ2を光ディスク1の内周位置に位置させてから、次に、移送台駆動手段21から移送台10に対して駆動信号を出力して移送台10を光ディスク1の半径方向外周側に向けて移送させる。その一方で、移送台駆動手段21からのその駆動信号を位置検出手段20によりカウントさせて、移送台10の光ディスク1の半径方向位置を検出する。すなわち、位置検出手段20のカウント値は移送台10の光ディスク1に対する半径方向位置を示す。この移送台10の光ディスク1の半径方向位置の検出に応じてモータ制御手段22は回転モータ11のモータ駆動電流を決定して当該回転モータ11にそのモータ駆動電流をフィードバックする。この場合、モータ制御手段22においては、移送台10が光ディスク1の半径方向位置が内周側から外周側に移動するに従い、回転モータ11に対する駆動電流を小さく制御し、これによって、移送台10に搭載している光ピックアップ2が光ディスク1の半径方向内周側に位置するときは回転モータ11は早く回転駆動し、光ピックアップ2が光ディスク1の半径方向外周側に位置するときは、回転モータ11は遅く回転駆動する。これによって本実施の形態4においては、光ピックアップ2は光ディスク1の半径方向任意の位置において光ディスク1との相対回転速度が一定に制御されるCLV方式が達成されることとなり、ラベル記録の精度が向上し、記録むらが低減する結果、ラベル記録の記録品質を上げることが可能となる。
図14には、縦軸に光ディスク1の回転速度(rpm)、横軸に移送台10の半径方向位置(mm)が示されている。図14から明らかであるように、移送台10を光ディスク1の半径方向の外周側に移動させるに伴い、回転モータ11の回転速度が低下し、その結果、光ディスク1の光ピックアップ2に対する相対回転速度が一定になる。
(実施の形態5)
図5を参照して実施の形態5を説明する。実施の形態5の光ディスク装置は、実施の形態4のそれとは、図4の位置検出手段20が、エンコーダ20aとエンコーダカウント手段20bとで構成されている以外は、同様である。実施の形態5においては、エンコーダ20aが移送台10の移送位置をエンコードし、エンコーダカウント手段20bはエンコーダ20aの出力をカウントする。
図5を参照して実施の形態5を説明する。実施の形態5の光ディスク装置は、実施の形態4のそれとは、図4の位置検出手段20が、エンコーダ20aとエンコーダカウント手段20bとで構成されている以外は、同様である。実施の形態5においては、エンコーダ20aが移送台10の移送位置をエンコードし、エンコーダカウント手段20bはエンコーダ20aの出力をカウントする。
したがって、本実施の形態5においても、実施の形態4と同様に、光ディスク1の光ピックアップ2に対する相対回転速度を一定に制御(CLV方式)することができ、ラベル記録の精度を向上させて、記録むらを低減し、記録品質を上げることが可能となる。
(3)本発明第3に対する実施の形態
(実施の形態6)
ラベル記録面は、ディスク記録面と同様なフォーカス制御ができない。実施の形態6においては、ラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。
(実施の形態6)
ラベル記録面は、ディスク記録面と同様なフォーカス制御ができない。実施の形態6においては、ラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。
実施の形態6の光ディスク装置は、光ディスク1におけるディスク記録面とは別の位置である反対側の面にあるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行うものであり、ディスク記録面の垂直方向に光ビームのフォーカス位置を任意に移動させるフォーカスアクチュエータ2−12と、ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときのフォーカスアクチュエータ2−12への駆動信号を記憶する第3の記憶手段28とを備え、ラベル記録面に対する光ビームのフォーカス位置を、第3の記憶手段28に記憶されているフォーカスアクチュエータ2−12への駆動信号を用いるようにしたものである。
以下、図6を参照して実施の形態6を説明する。
1は光ディスク、2は光ピックアップ、3はトラッキングエラー検出手段、6はトラッキング駆動手段、9はマイクロコンピュータ、10は移送台、11は回転モータ、23はフォーカスエラー検出手段、24は戻り光検出手段、25はサーボ(DSP:デジタルシグナルプロセッサ)、26はフォーカス駆動手段、27はフォーカス駆動信号測定手段、28は第3の記憶手段である。また、本実施の形態6においては、トラッキングアクチュエータ2−11に加えて、前記フォーカスアクチュエータ2−12も設けられている。
光ピックアップ2のプラス一次光検出器2−9の出力は、フォーカスエラー検出手段23に与えられる。光ピックアップ2のマイナス一次光検出器2−10の出力は、トラッキングエラー検出手段3に与えられる。両一次光検出器2−9、2−10の出力それぞれは、共に、戻り光検出手段24に与えられる。フォーカスエラー検出手段23、トラッキングエラー検出手段3および戻り光検出手段24の出力それぞれはサーボ25に与えられる。サーボ25の出力は、トラッキング駆動手段6、フォーカス駆動手段26、フォーカス駆動信号測定手段27に与えられる。フォーカス駆動手段26の出力は、フォーカスアクチュエータ2−12に与えられる。フォーカス駆動信号測定手段27の出力は、第3の記憶手段28に与えられる。マイクロコンピュータ9は、フォーカス駆動手段26、フォーカス駆動信号測定手段27、レーザ駆動手段2−1を駆動制御する。なお、符号が上記実施の形態と同様とする他の構成部分の詳しい説明は省略する。
以上の構成において、実施の形態6の光ディスク装置においては、まず、フォーカスエラー検出手段23にはプラス一次光検出器2−9からの検出が与えられ、トラッキングエラー検出手段3にはマイナス一次光検出器2−10からの検出が与えられ、戻り光検出手段24には、プラス一次光検出器2−9からの検出とマイナス一次光検出器2−10からの検出とが与えられる。フォーカスエラー検出手段23とトラッキングエラー検出手段3はそれぞれサーボ25にその検出出力を出力する。サーボ25においては、フォーカスエラー検出手段23とトラッキングエラー検出手段3それぞれの検出出力に基づいて、戻り光検出手段24の検出出力である戻り光が所定以上、好ましくは最大となるようフォーカスとトラッキングとの制御を行う。こうして、戻り光が所定以上、好ましくは最大となったとき、フォーカス駆動信号測定手段27においては、サーボ25から与えられるフォーカス駆動信号を測定し、その測定結果を第3の記憶手段28に記憶させる。次に、ラベル記録時においては、第3の記憶手段28に記憶されているフォーカス駆動信号に基づいてフォーカス駆動手段26がフォーカスアクチュエータ2−12を駆動する。これによって、ラベル記録面には、光ビームがフォーカスされて高品質なラベル記録が可能となる。
すなわち、実施の形態6の光ディスク装置においては、光ディスク1のラベル記録面に、ディスク記録面のような光ビームを当該ディスク記録面にデータの記録や再生を行うためにフォーカスさせるためのディスクラベル面からの反射光が著しく小さい、あるいはディスクラベル面が凹凸であることに起因してフォーカスエラーが検出できなくても、ラベル記録に際しては、光ビームをラベル記録面にフォーカスさせることが可能となり、高品質なラベル記録が可能となる。
なお、ディスク記録面にデータの記録や再生を行うときのトラッキングエラー検出手段3の検出に係るトラッキング制御情報が所定以上、好ましくは最大となるフォーカスアクチュエータ2−12への駆動信号を第3の記憶手段28に記憶させることが好ましい。
なお、実施の形態6においてはね第3の記憶手段28の記憶内容は参考例1と同様に更新可能であることが好ましい。
(実施の形態7)
図7は、実施の形態7の光ディスク装置を示す。実施の形態7においても、実施の形態6と同様にラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。
図7は、実施の形態7の光ディスク装置を示す。実施の形態7においても、実施の形態6と同様にラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。
そして、実施の形態7の光ディスク装置は、実施の形態6の戻り光検出手段24を、データジッタ検出手段24aに置き換えた構成とされている。データジッタ検出手段24aにおいても、戻り光検出手段24と同様に、フォーカスされたときにデータジッタが所定以下、好ましくは最小となるときのフォーカス駆動信号をフォーカス駆動信号測定手段27が測定し、第3の記憶手段28にそのフォーカス駆動信号を記憶させる。したがって、実施の形態7においても、実施の形態6と同様に、ラベル記録時においては、第3の記憶手段28に記憶されているフォーカス駆動信号に基づいてフォーカス駆動手段26がフォーカスアクチュエータ2−12を駆動する。これによって、ラベル記録面には、光ビームがフォーカスされて高品質なラベル記録が可能となる。
なお、実施の形態7においても、第3の記憶手段28の記憶内容は参考例1と同様に更新可能であることが好ましい。
(実施の形態8)
図8は、実施の形態8の光ディスク装置を示す。実施の形態8においても、実施の形態6と同様にラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。そして、実施の形態8が、実施の形態6と異なる構成は、戻り光検出手段24が、トラッキングエラー振幅検出手段24bに置き換えられたことである。トラッキングエラー振幅検出手段24bにおいても、戻り光検出手段24と同様に、フォーカスされたときにトラッキングエラー振幅が所定以下、好ましくは最小となるときのフォーカス駆動信号をフォーカス駆動信号測定手段27が測定し、第3の記憶手段28にそのフォーカス駆動信号を記憶させる。したがって、実施の形態8においても、実施の形態6と同様に、ラベル記録時においては、第3の記憶手段28に記憶されているフォーカス駆動信号に基づいてフォーカス駆動手段26がフォーカスアクチュエータ2−12を駆動する。これによって、ラベル記録面には、光ビームがフォーカスされて高品質なラベル記録が可能となる。
図8は、実施の形態8の光ディスク装置を示す。実施の形態8においても、実施の形態6と同様にラベル記録面においても、フォーカスエラーを検出し、ラベル記録のフォーカスずれを抑圧可能としたものである。そして、実施の形態8が、実施の形態6と異なる構成は、戻り光検出手段24が、トラッキングエラー振幅検出手段24bに置き換えられたことである。トラッキングエラー振幅検出手段24bにおいても、戻り光検出手段24と同様に、フォーカスされたときにトラッキングエラー振幅が所定以下、好ましくは最小となるときのフォーカス駆動信号をフォーカス駆動信号測定手段27が測定し、第3の記憶手段28にそのフォーカス駆動信号を記憶させる。したがって、実施の形態8においても、実施の形態6と同様に、ラベル記録時においては、第3の記憶手段28に記憶されているフォーカス駆動信号に基づいてフォーカス駆動手段26がフォーカスアクチュエータ2−12を駆動する。これによって、ラベル記録面には、光ビームがフォーカスされて高品質なラベル記録が可能となる。
なお、実施の形態8においても、第3の記憶手段28の記憶内容は参考例1と同様に更新可能であることが好ましい。
(4)本発明第4に対する実施の形態
(実施の形態9)
図9は、実施の形態9の光ディスク装置を示す。
(実施の形態9)
図9は、実施の形態9の光ディスク装置を示す。
実施の形態9の光ディスク装置においては、光ディスク1におけるディスク記録面とは別の位置、すなわち、反対側の面であるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行うものであり、ラベル記録面に対するラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度との内いずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段として第4および第5の記憶手段30,31と、これら記憶手段30,31それぞれが記憶するデータを選択するための選択手段としての第4のスイッチ32とを備え、第4のスイッチ32により記憶手段30,31から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を解像度よりも優先する第1データである記憶手段30のデータであるときは、光ビームをラベル記録面上を高速で移動させ、ラベル記録画像の解像度を記録速度よりも優先する第2データである記憶手段31のデータであるときは、光ビームを低速でラベル記録面上を移動させるようにしたものである。これによって、高解像度でなくてもよいラベル記録面の記録に要する時間の短縮を図りたいというニーズや、ラベル記録に時間を要しても高解像度のラベル記録画像を得たいというニーズに対応できるものとなる。
以下、さらに詳しく説明すると、1は光ディスク、2は光ピックアップ、9はマイクロコンピュータ、10は移送台、11は回転モータ、30は第4の記憶手段、31は第5の記憶手段、32は第4のスイッチ、33は第3の移送台駆動手段である。
実施の形態9においては、ラベル画像の解像度とラベル記録速度との関係において、
(a)ラベル記録速度を優先する第1モードのときは、ラベル画像の解像度を下げて、ラベル記録速度を上げるようにしたものである。
(a)ラベル記録速度を優先する第1モードのときは、ラベル画像の解像度を下げて、ラベル記録速度を上げるようにしたものである。
(b)ラベル画像の解像度を優先する第2モードのときは、ラベル画像の解像度を上げてラベル記録速度を下げる。
すなわち、実施の形態9において、マイクロコンピュータ9は、記録速度を優先する第1モードにおいては、第4のスイッチ32を第4の記憶手段30側に切り替え、解像度を優先する第2モードにおいては、第4のスイッチ32を第5の記憶手段31側に切り替え制御する。図15には第1モードを選択したときの第4の記憶手段30の出力、およびディスク1のラベル面上の光ビーム位置の挙動を示している。図15(a)は縦軸に第4の記憶手段30の出力、図15(b)はディスク1のラベル面上の光ビーム位置を表し、横軸はともに回転モータ11の回転数を表す。第4の記憶手段30には、第3の移送台駆動手段33を高速で駆動する駆動電流データが記憶されている。即ち、回転モータ11が3回転する毎に592(mA)ずつ移送台10への駆動電流を加算して出力する。その結果、ディスク1のラベル面上の光ビーム位置は図15(b)に示すように、444(μm)ずつ外周方向に移動する。一方、第5の記憶手段31には、第3の移送台駆動手段33を低速で駆動する駆動電流データが記憶されている。図16には第2モードを選択したときの第5の記憶手段31の出力、およびディスク1のラベル面上の光ビーム位置の挙動を示している。図16(a)は縦軸に第5の記憶手段30の出力、図16(b)はディスク1のラベル面上の光ビーム位置を表し、横軸はともに回転モータ11の回転数を表す。回転モータ11が3回転する毎に296(mA)ずつ移送台10への駆動電流を加算して出力する。その結果、ディスク1のラベル面上の光ビーム位置は図16(b)に示すように、222(μm)ずつ外周方向に移動する。したがって、第1モードでは、第3の移送台駆動手段33が高速で駆動される結果、移送台10が光ディスク1のラベル記録面上を高速移動し、ラベル記録面にはラベル画像が解像度は落ちるが高速で記録される。第2モードでは、第3の移送台駆動手段33が低速で駆動される結果、移送台10が光ディスク1のラベル記録面上を低速移動し、ラベル記録面にはラベル画像が低速ではあるが解像度が上がった状態で記録される。
(実施の形態10)
図17を参照して実施の形態10を説明する。図17は、実施の形態10に係る光ディスク装置のブロック構成を示す図であり、図9に示す光ディスク装置の構成と対応ないし類似する部分には同一の符号を付している。本実施の形態10は、実施の形態9と同様にして、ラベル記録面にたるラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度とのかんいずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段として第4および第5の記憶手段30,31と、これら記憶手段30,31それぞれが記憶するデータを選択するための選択手段としての第4のスイッチ32とを備え、第4のスイッチ32により記憶手段30,31から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を解像度よりも優先する第1データである記憶手段30のデータであるときは、光ビームをラベル記録面上を高速で移動させ、ラベル記録画像の解像度を記録速度よりも優先する第2データである記憶手段31のデータであるときは、光ビームを低速でラベル記録面上を移動させるようにしたものである。
図17を参照して実施の形態10を説明する。図17は、実施の形態10に係る光ディスク装置のブロック構成を示す図であり、図9に示す光ディスク装置の構成と対応ないし類似する部分には同一の符号を付している。本実施の形態10は、実施の形態9と同様にして、ラベル記録面にたるラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度とのかんいずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段として第4および第5の記憶手段30,31と、これら記憶手段30,31それぞれが記憶するデータを選択するための選択手段としての第4のスイッチ32とを備え、第4のスイッチ32により記憶手段30,31から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を解像度よりも優先する第1データである記憶手段30のデータであるときは、光ビームをラベル記録面上を高速で移動させ、ラベル記録画像の解像度を記録速度よりも優先する第2データである記憶手段31のデータであるときは、光ビームを低速でラベル記録面上を移動させるようにしたものである。
実施の形態10が実施の形態9と異なるのは、さらに、第6の記憶手段34、第7の記憶手段35、第5のスイッチ36、光ビーム径制御手段37をさらに付加していることである。
以下、説明する。
実施の形態10においては、第4のスイッチ32により記憶手段30,31から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を解像度よりも優先する第1データである記憶手段30のデータであるときは、光ビームをラベル記録面上を高速で移動させ、ラベル記録画像の解像度を記録速度よりも優先する第2データである記憶手段31のデータであるときは、光ビームを低速でラベル記録面上を移動させるようにしたことに加えて、第5のスイッチ36により記憶手段34、35から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を解像度よりも優先する第1のデータである記憶手段34のデータであるときは、ラベル記録面に照射する光ビーム径の大きさを大きくし、ラベル記録画像の解像度を記録速度よりも優先させる第2データである記憶手段35のデータであるときは、光ビーム径を小さくすることを特徴としたものである。光ビーム径制御手段37は第5のスイッチ36の出力に応じてフォーカスアクチュエータ2−12を駆動して光ビーム径を制御する。
すなわち、第1あるいは第2のデータに基づいて光ビーム径の大きさを切り替えることにより、ディスク1が1回転することによりラベル記録面に照射する光ビーム面積を制御することができる。ラベル記録面に照射する光ビーム面積が大きくなれば、ディスクが1回転することにより記録できる可視画像面積が大きくなるので、トラック方向に移動する移送台10の単位移動距離を大きくすることによって記録速度を大きくすることができる。一方、ラベル記録面に照射する光ビーム面積が小さくなれば、ディスクが1回転することにより記録できる可視画像面積も小さくなるので、トラック方向に移動する移送台10の単位移動距離を小さくすることによってラベル記録画像の解像度を大きくすることができる。
1 光ディスク
2 光ピックアップ
2−11 トラッキングアクチュエータ
3 トラッキングエラー検出手段
4 トラッキングエラーカウント手段
5 第1の記憶手段
6 トラッキング駆動手段
7 レンズシフト駆動手段
8 第1のスイッチ
9 マイクロコンピュータ
10 移送台
2 光ピックアップ
2−11 トラッキングアクチュエータ
3 トラッキングエラー検出手段
4 トラッキングエラーカウント手段
5 第1の記憶手段
6 トラッキング駆動手段
7 レンズシフト駆動手段
8 第1のスイッチ
9 マイクロコンピュータ
10 移送台
Claims (11)
- 光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクを回転駆動する回転手段と、
前記光ビームの前記光ディスクに対する半径方向照射位置を検出する位置検出手段とを備え、
前記回転手段による前記光ディスクの半径方向任意の位置での周速度を、前記位置検出手段の検出出力に基づいて一定に制御することを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ディスクに光ビームを照射する光ピックアップを当該光ディスクの半径方向に移送する移送手段を備え、
前記位置検出手段が、前記移送手段の移動に応じてカウント動作を行い、そのカウント値を光ビームの位置検出に用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 - 光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、
前記ディスク記録面の垂直方向に光ビームのフォーカス位置を任意に移動させるフォーカスアクチュエータと、
前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を記憶する記憶手段とを備え、
前記ラベル記録面に対する前記光ビームのフォーカス位置を、前記記憶手段に記憶されている前記フォーカスアクチュエータの駆動信号を用いて設定する、ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光を検出する戻り光検出手段を備え、
前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記戻り光検出手段の検出に係る戻り光が所定以上となるときの前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。 - 前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光から前記光ディスクに記録されているデータのジッタを検出するデータジッタ検出手段を備え、
前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記データジッタ検出手段の検出に係るデータジッタが所定以下となる前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。 - 前記ディスク記録面に対する光ビームの戻り光からトラックと光ビームスポットとの位置ずれを検出するトラッキングエラー検出手段を備え、
前記ディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行うときの前記トラッキングエラー検出手段の検出に係るトラッキングエラーの出力振幅が所定以上となる前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。 - 前記記憶手段はディスク記録面にデータの記録あるいは再生のいずれかを行う毎に前記フォーカスアクチュエータへの駆動信号を記憶させる値として更新することを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
- 光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、
前記ラベル記録面に対するラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度とのうちいずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶するデータを選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により前記記憶手段から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を前記解像度よりも優先する第1データのときは光ビームをラベル記録面上を高速移動させ、ラベル記録画像の解像度を前記記録速度よりも優先する第2データのときは、光ビームを低速でラベル記録面上を低速移動させる、ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ビームの速度を制御する速度制御手段を備え、
前記速度制御手段により、前記光ビームの前記速度を制御することを特徴とする請求項8に記載の光ディスク装置。 - 光ディスクにおけるディスク記録面とは異なるラベル記録面に光ビームの照射によりラベル記録を行う光ディスク装置であって、
前記ラベル記録面に対するラベル記録の記録速度とラベル記録画像の解像度とのうちいずれを優先させるかのデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶するデータを選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により前記記憶手段から選択したデータが、ラベル記録の記録速度を前記解像度よりも優先する第1データのときは前記ラベル記録面に照射する光ビーム径を大きくし、光ビームをラベル記録面上を高速移動させ、ラベル記録画像の解像度を前記記録速度よりも優先する第2データのときは前記ラベル記録面に照射する光ビーム径を小さくし、光ビームを低速でラベル記録面上を低速移動させる、ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ビーム径の大きさを制御する光ビーム径制御手段を備え、
前記光ビーム径制御手段により、前記光ビーム径の大きさを制御することを特徴とする請求項10に記載の光ディスク装置。
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