JP2011033805A - 映像制御装置、投写型映像表示装置および映像表示システム - Google Patents

映像制御装置、投写型映像表示装置および映像表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数台のプロジェクタをスタック投射させる映像表示システムにおいて、動画の視認性を高めるとともに表示される映像の明るさの向上を可能とする。
【解決手段】プロジェクタPJ1,PJ2は、それぞれの投射映像を投射面上でスタック投射可能に設置される。映像制御装置100は、フレーム単位の映像データで構成された映像入力信号を記憶するフレームメモリ110と、フレームメモリ110に記憶されている映像入力信号を、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる第1の映像信号および第2の映像信号に変換する。映像制御装置100は、生成された第1および第2の映像信号を、第1および第2の映像信号の表示タイミングを定める同期信号とともに、プロジェクタPJ1,PJ2にそれぞれ出力する。
【選択図】図6

Description

この発明は、映像制御装置、投写型映像表示装置および映像表示システムに関し、より特定的には、複数の映像表示装置からの投写映像を重ね合わせることによって表示映像を形成する映像表示システムにおける映像制御技術に関する。
投写型映像表示装置(以下、プロジェクタとも称する。)においては、色再現性の向上のために複数のプロジェクタからの投写映像を重ね合わせることによって表示映像を形成するスタック投写方式が採用されている。
たとえば特開2006−145863号公報(特許文献1)には、複数のプロジェクタ光学ユニットを備えたプロジェクタが開示されている。そして、各プロジェクタ光学ユニットには、分光特性が互いに分光フィルタが設けられている。これにより、特許文献1では、見たい画像の内容等に応じて、色再現性を優先する表示モードと明るさを優先する表示モードとの切換えを可能としている。
特開2006−145863号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されるプロジェクタでは、色再現性が向上するものの、表示画像の明るさは、1台のプロジェクタでの画像の明るさに比べて、台数分の比率に近い明るさしか得ることができない。
また、表示画像のフレームレートは、1台のプロジェクタでのフレームレートと同等であるため、動画に対する視認性を高めることはできない。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数台のプロジェクタをスタック投写させる映像表示システムにおいて、動画の視認性を高めるとともに表示される映像の明るさの向上を可能とすることにより、美しい動画を提供することである。
この発明のある局面に従えば、映像制御装置は、複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する映像表示システムを制御する。映像制御装置は、映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された映像入力信号を、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、複数の映像信号を、各映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、複数の投写型映像表示装置へ出力する出力手段とを備える。
好ましくは、上記の映像制御装置において、映像信号変換手段は、フレーム間の相関に関する情報に基づいて補間フレームの映像信号を生成し、映像入力信号に対応する第1の映像信号と、補間フレームの映像信号に対応する第2の映像信号とに変換する。
好ましくは、上記の映像制御装置において、映像信号変換手段は、フレーム間の相関に関する情報に基づいて補間フレームの映像信号を生成する。そして、映像信号変換手段は、前半期間は映像入力信号の下部領域に対応する映像信号であり、後半期間は補間フレームの上部領域に対応する映像信号である第1の映像信号と、前半期間は映像入力信号の上部領域に対応する映像信号であり、後半期間は補間フレームの下部領域に対応する映像信号である第2の映像信号とに変換する。
好ましくは、上記の映像制御装置において、複数の投写型映像表示装置のうち、少なくとも一の投写型映像制御装置は、映像制御装置からの映像信号に応じて変調された光を出射する光源部と、第1および第2の方向に振動可能に構成され、所定のフレーム周期で、光源部からの出射光を画素ごとに所定方向に沿って順次走査することにより、1フレームの映像データを表示する走査部とを備える。映像信号変換手段は、1フレームごとの明るさに関する情報に基づいて、1フレームの映像のうち明るさの大きい領域の映像信号を生成し、映像入力信号に対応する第1の映像信号と、明るさの大きい領域の映像信号に対応する第2の映像信号とに変換する。出力手段は、第2の映像信号を一の投写型映像表示装置へ出力する。
この発明の別の局面に従えば、投写型映像表示装置は、複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する映像表示システムを構成する。投写型映像表示装置は、映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された映像入力信号と、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、映像信号変換手段にて生成された映像信号を、映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、他の投写型映像表示装置へ出力する出力手段とを備える。
この発明の別の局面に従えば、映像表示システムは、複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する。映像表示システムは、複数の投写型映像表示装置へ映像信号を出力する映像制御装置を備える。映像制御装置は、映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された映像入力信号を、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、複数の映像信号を、各映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、複数の投写型映像表示装置に出力する出力手段とを備える。
この発明によれば、複数台のプロジェクタをスタック投写させる映像表示システムにおいて、動画の視認性を高めるとともに表示される映像の明るさの向上することが可能となる。この結果、美しい動画を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る映像表示システムの概略構成図である。 図1におけるプロジェクタの概略構成を示す図である。 走査素子における映像を表示するための走査について説明する図である。 走査素子における映像を表示するための走査について説明する図である。 映像制御装置に入力される映像信号および映像制御装置から出力される映像信号を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る映像表示システムにおける映像制御装置の制御構造を説明するブロック図である。 補間フレームの生成における基本的な考え方を説明する図である。 前後フレームから補間フレームを生成するためのフローチャートである。 図8の処理フローにおける動きベクトル計算処理の概要を説明する図である。 動きベクトル計算処理の手順を説明するフローチャートである。 図8の処理フローにおける補間映像生成処理の手順を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る映像表示システムによる映像表示方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る映像表示システムによる映像表示方法を説明する図である。 垂直方向の描画位置の時間的変化を示す図である。 走査型プロジェクタにおける走査素子の駆動波形を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る映像制御装置における輝度伸張処理の基本的な考え方を説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る映像表示システムにおける映像制御装置の制御構造を説明するブロック図である。 輝度伸張処理部で生成されるヒストグラムの一例が示される。 この発明の実施の形態3に係る映像制御装置で実行される輝度伸張処理を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1〜3に係る映像表示システムの他の構成例を説明する概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に係る映像表示システムの概略構成図である。
図1を参照して、本実施の形態に係る映像表示システムは、複数台(たとえば2台とする)の投写型映像表示装置(以下、「プロジェクタ」とも記す。)からの投写映像を重ね合わせて表示映像を形成するスタック投写方式を採用する。映像表示システムは、第1プロジェクタPJ1と、第2プロジェクタPJ2と、これら2台のプロジェクタPJ1,PJ2に対して所定のタイミングで映像信号を供給する映像制御装置100とを備える。
映像制御装置100は、フレーム単位の映像データで構成された映像信号が入力インターフェイス(図示せず)を介して入力されると、この入力された映像信号を、後述する方法によって、フレーム映像信号が互いに異なる第1の映像信号および第2の映像信号に変換する。変換された第1および第2の映像信号は、プロジェクタPJ1およびPJ2にそれぞれ供給される。
図2は、図1におけるプロジェクタPJ1,PJ2の概略構成を示す図である。なお、図2では、代表的に第1プロジェクタPJ1の概略構成を説明するが、第2プロジェクタPJ2も同様の構成および機能を有している。
第1プロジェクタPJ1は、光源10から出射される光によって表示するべき映像を走査して、スクリーンSCに映像を表示する走査型プロジェクタである。第1プロジェクタPJ1は、光源10と、光源駆動部20と、走査素子30V,30Hと、走査駆動部40と、映像信号処理部50とを含む。
光源10は、LED(Laser Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの固体光源である。光源10は、図示は省略するが、赤色用光源と、緑色用光源と、青色用光源とからなる。なお、各色用光源は、複数の固体光源によって構成されるアレイ光源であってもよい。各色用光源は、映像信号に応じて変調された光を供給する。図2では、理解を容易にするため、光源10から供給される光は、単一色の光のみを図示し、他の色の光の図示は省略する。
光源10からの光は、走査素子30V,30Hに入射する。走査素子30V,30Hは、一例として、各々が、所定軸を中心に反射面を振動させるガルバノミラーからなる。光源10から出射された光は、走査素子30V,30HによってスクリーンSCに向けて反射される。
図3および図4を参照して、走査素子30V,30Hにおける映像を表示するための走査について説明する。ここでは、スクリーンには1フレームごとに画面が表示されるとする。1フレームの画面は、図4に示されるように、直交する2軸(垂直軸および水平軸)で規定される原点0を有した二次元の座標平面であるとする。なお、当該フレームの1画素は、座標(h,v)で指示される。
画面表示においては、走査素子30Vは、水平方向に伸びる軸を中心に反射面を垂直方向に振動させる。走査素子30Hは、垂直方向に伸びる軸を中心に反射面を水平方向に振動させる。このように走査素子30Vおよび30Hを垂直方向および水平方向にそれぞれ振動させることにより、図4に示すように、水平方向の画面走査を垂直方向に1ラインずつ順に行ない、垂直方向の1回の走査で1画面分(1フレーム分)を描画している。
なお、水平方向の画面走査においては、図4に示すように、投写映像の中央に固定された矩形の有効画素の領域が設けられており、この有効画素領域において1フレームごとの画面が表示される。走査素子30Hを正弦波状に駆動させたときに走査速度が等速となる画素領域のみを映像の投写に用いることで、表示映像を均質化させたものである。
再び図2を参照して、走査駆動部40は、走査素子30Vを垂直方向に振動させるように駆動する垂直駆動制御部40Vと、走査素子30Hを水平方向に振動させるように駆動する水平駆動制御部40Hとを含む。
垂直駆動制御部40Vは、映像信号処理部50から、走査素子30Vの垂直方向の駆動を規定する周波数を有する信号(以下、「垂直駆動信号」とも称する。)が与えられると、垂直駆動信号に基づいて走査素子30Vを垂直方向に駆動する。水平駆動制御部40Hは、映像信号処理部50から、走査素子30Hの水平方向の駆動を規定する周波数を有する信号(以下、「水平駆動信号」とも称する。)が与えられると、水平駆動信号に基づいて走査素子30Hを水平方向に駆動する。
なお、垂直駆動周波数および水平駆動周波数は、走査素子30V,30Hの大きさ、投写方向、走査駆動部40の挙動特性に基づいて予め規定されている。走査駆動部40が、その駆動周波数で走査素子30V,30Hの振幅を制御することにより、図4で示したように、スクリーンSCの面内において各色光を走査させることができる。
映像信号処理部50は、映像制御装置100から入力された映像信号に従い、走査素子30V,30Hによる映像の表示動作を制御するための駆動信号(垂直駆動信号および水平駆動信号)を生成して走査駆動部40に出力する。
また、映像信号処理部50は、映像信号に従い、光源10(赤色用光源、緑色用光源、青色用光源)を制御するための信号を生成して光源駆動部20に出力する。具体的には、映像信号処理部50は、与えられる映像データに基づき、表示すべき映像の階調を指示する階調信号を生成して光源駆動部20に出力する。光源駆動部20は、階調信号に従い、各色光源に印加する駆動電流を制御する。これにより、各色用光源の出射光量は、表示すべき映像に要求されている階調に従う輝度が得られるように制御される。
ここで、映像制御装置100に入力される映像信号は、図5に示すように、フレーム単位の映像データで構成されている。なお、1秒間に画面が更新される回数を示す値である、フレームレートについては、既存のコンテンツでは60フレーム/秒が一般的である。すなわち、1フレーム当たりの時間(図中のΔtに相当。以下、フレーム周期とも称する。)は、1/60secに設定される。
このフレームレートを高くすることにより、特に動画像がぼけるのを防止でき、滑らかな再生映像を得ることができる。しかしながら、フレームレートを高くするためには、走査素子を駆動する駆動回路の処理の高速化が必要となり、プロジェクタの性能によってフレームレートの上限が制限されてしまうこととなる。
そこで、本実施の形態に係る映像表示システムでは、動画質を向上させる手段として、スタック投写方式において、映像制御装置100は、プロジェクタPJ1,PJ2に互いに異なるフレーム映像を投写させる。具体的には、映像制御装置100は、入力された映像データの少なくとも2フレーム分を格納するためのメモリを有しており、当該メモリに格納された少なくとも2フレーム分の映像データを用いて、フレーム間の補間映像データを生成する。そして、映像制御装置100は、生成した補間映像データを2台のプロジェクタPJ1,PJ2のうちのいずれかのプロジェクタに所定の遅延時間を有して出力する。
本実施の形態では、一例として、第2プロジェクタPJ2に対して、補間映像データからなる第2の映像信号が出力される。このときの遅延時間は、フレーム周期の1/2、すなわち1/2フレーム分に相当する時間(1/2・Δt)に設定される。
したがって、図5の例では、映像入力信号のうちの第1フレーム(frame1)および第2フレーム(frame2)から第1補間フレーム(補間1)が生成され、第2フレーム(frame2)および第3フレーム(frame3)から第2補間フレーム(補間2)が生成される。そして、生成された第1補間フレーム(補間1)、第2補間フレーム(補間2)・・・は、第1プロジェクタPJ1から投写される元の第1フレーム(frame1)、第2フレーム(frame2)・・・に対して、それぞれ、1/2フレーム分の遅延時間を有して投写される。
このようにスタック投写方式に用いられる2台のプロジェクタに対して、一方のプロジェクタにフレーム単位の映像データを表示させるとともに、他方のプロジェクタに補間映像データを所定の遅延時間を有して表示させる構成としたことにより、スクリーンに表示される映像においては、隣接する2つのフレームの間に補間フレームが挿入されることとなる。これにより、フレームレートは、映像入力信号のフレームレートに対して実質的に2倍(120フレーム/秒)に変換されることとなる。この結果、動画像を滑らかに表示させることが可能となる。
(映像制御装置の制御構造)
次に、図6から図11を用いて、映像制御装置100におけるフレームレートの変換処理を行なうための制御構造を説明する。
図6は、映像制御装置100の制御構造を説明するブロック図である。
図6を参照して、映像制御装置100は、フレームメモリ110と、動きベクトル検出部120と、補間映像生成部130と、映像同期信号生成部140と、補間映像同期信号生成部150とを含む。
フレームメモリ110は、図示しない入力インターフェイスを介して入力された映像信号を受けると、少なくとも2フレーム分の映像データを格納するように構成される。この2フレーム分の映像データは、時間的に連続している。以下に示す補間フレームを生成する場合において、時間的に古いフレームを「前フレーム」または「基準フレーム」といい、時間的に新しいフレームを「後フレーム」または「参照フレーム」とも称する。フレームメモリ110に格納された少なくとも2フレーム分の映像データは、動きベクトル検出部120および補間映像生成部130へ送られる。
動きベクトル検出部120は、2フレーム分の映像データから補間映像データを生成するための補間情報として、前後フレームの間の動きベクトルを検出する。
補間映像生成部130は、動きベクトル検出部120で検出されたフレーム間の動きベクトルに基づいて、補間フレームを生成する。生成された補間フレームは、フレームメモリ110に格納される。
映像同期信号生成部140および補間映像同期信号生成部150は、プロジェクタPJ1およびPJ2の各々での映像表示タイミングを定める同期信号を生成し、その生成した同期信号を対応のプロジェクタの映像信号に挿入させる。このとき、補間映像同期信号生成部150では、映像同期信号生成部140で生成される同期信号に対して、1/2フレーム分の遅延時間を有するように同期信号が生成される。
図7は、補間フレームの生成における基本的な考え方を説明する図である。
図7を参照して、基準フレームF(n)と参照フレームF(n+1)とから補間フレームFc(n)を生成する場合には、両フレームF(n),F(n+1)の映像(図7(a),(b))に基づいて、映像エリアを複数のブロックに分割するとともに、ブロックごとに動きベクトルが検出される。図7(c)では、各ブロックの動きベクトルが「→」または「0」で示されている。
複数のブロックのうち、動きベクトルが「0」となるブロック、すなわち、動きのないブロックに含まれる画素については、基準フレームおよび参照フレームのうちの一方のフレームに対応する対象画素の画像をそのまま補間画像として用いる。なお、動きのないブロックに含まれる画素については、基準フレームF(n)の対応する対象画素の画像と参照フレームF(n+1)の対応する対象画素の画像との平均を補間画像としてもよい。
一方、動きベクトルが「→」となるブロック、すなわち、動きのあるブロックに含まれる画素については、基準フレームF(n)および参照フレームF(n+1)の一方または両方から、その対象画素に対する動きベクトルに基づいて決定される画素位置の画像を抽出して補間画像として使用する。
図8は、前後フレームから補間フレームを生成するためのフローチャートである。図8に示すフローチャートは、動きベクトル検出部120および補間映像生成部130が各ステップを実行することにより実現されるものである。
図8を参照して、動きベクトル検出部120は、フレームメモリ110に格納された前後フレームの映像に基づいて、ブロックごとの動きベクトルを計算する(ステップS100)。補間映像生成部130は、この算出された動きベクトルを用いて、前後フレームの間に挿入されるべき補間フレームの映像データを生成する(ステップS200)。
(動きベクトル計算処理)
図9は、図8の処理フローにおける動きベクトル計算処理の概要を説明する図である。
図9を参照して、動きベクトルの計算は、基準フレームF(n)と参照フレームF(n+1)との間で、映像エリアを分割することにより設定されるブロック単位で行なわれる。具体的には、基準フレームF(n)の映像エリアをM×N個のブロックに分割したときの、基準フレームF(n)における1個のブロックを基準フレームブロックFBbとする。そして、この基準フレームブロックFBbと最もデータ値の近いブロックを、参照フレームF(n+1)の映像エリア内で探索する。このときの探索範囲は、処理演算量が増大するのを考慮して、基準フレームブロックFBbの周辺に位置する所定数のブロック(図9では、H×W個とする。)に予め設定されている。この探索範囲内で参照フレームブロックFBrを順に選択して基準フレームブロックFBbと比較し、データ値が最も近いと判断された参照フレームブロックFBrの位置と、基準フレームブロックFBbの位置とのずれ幅を動きベクトルとする。
図10は、動きベクトル計算処理の手順を説明するフローチャートである。
図10を参照して、動きベクトルを計算するために、最初に、参照フレームF(n+1)の映像エリア内に探索範囲(H×Wブロック)が設定される。参照フレームブロックFBbは、設定された探索範囲の左上端部に配置される(ステップS01)。
次に、基準フレームブロックFBbと参照フレームブロックFBrとの間で一画素単位でのデータ値の差分が算出されると、画素ごとの差分の絶対値を累積加算することによって差分絶対値和Sが算出される(ステップS02)。
ステップS02で算出した差分絶対値和Sが予め設定された最小スコアを下回る場合(ステップS03にてYES)には、参照フレームブロックFBrを基準フレームブロックFBbと最もデータ値の近いブロックであると認識し、動きベクトルを、参照フレームブロックFBrの位置と基準フレームブロックFBbの位置とのずれ幅に更新する(ステップS04)。一方、差分絶対値和Sが最小スコアを下回る場合(ステップS03にてNO)には、動きベクトルを更新せず、処理はステップS05に進む。
ステップS05では、参照フレームブロックFBrが、探索範囲の右下端部に到達したか否かが判断される(ステップS05)。参照フレームブロックFBrが探索範囲の右下端部に到達した場合(ステップS05にてYES)には、一連の動きベクトル計算処理を終了する。一方、参照フレームブロックFBrが探索範囲の右下端部に到達していない場合(ステップS05にてNO)には、処理はステップS02に戻され、引き続き探索が行なわれる。
図10で示した処理フローに従って、基準フレームF(n)と参照フレームF(n+1)との間の動きベクトルが算出されると、以下に示す補間映像生成処理が実行される。補間映像生成処置では、算出した動きベクトルに基づいて、これら2つのフレームの間に挿入するための補間フレームが生成される。
(補間映像生成処理)
図11は、図8の処理フローにおける補間映像生成処理の手順を説明するフローチャートである。
図11を参照して、補間フレームの映像データを生成するために、最初に、注目画素(Pとする)を、画面の左上端部(座標(0,0)に相当)に配置する(ステップS11)。そして、注目画素Pを含むブロックおよびその近傍のブロックの動きベクトルの平均値を算出し、その平均値を注目画素Pの動きベクトル(Vpとする)に決定する(ステップS12)。
次に、基準フレームF(n)の注目画素Pに対して、注目画素Pに対応する動きベクトルVpの大きさの1/2だけ、動きベクトルVpの方向と逆方向にある位置の画素をPbとする(ステップS13)。また、参照フレームF(n+1)の注目画素Pに対して、注目画素Pに対応する動きベクトルVpの大きさの1/2だけ、動きベクトルVpの方向にある位置の画素をPrとする(ステップS14)。そして、注目画素Pに対応する補間画素値は、ステップS13で設定された画素Pbの画素値と、ステップS14で設定された画素Prの画素値との平均値として算出される(ステップS15)。
ステップS15の処理が終了すると、全ての画素に対する処理が終了したか否かが判断される(ステップS16)。全ての画素に対する処理が終了していない場合(ステップS16にてNO)には、注目画素Pを次画素に更新した後(ステップS17)、処理はステップS12に戻る。
全ての画素に対する処理が終了した場合(ステップS17にてYES)、すなわち、全ての画素に対して、補間画素値が設定されると、一連の補間映像生成処理を終了する。
以上に述べたように、この発明の実施の形態1によれば、スタック投写方式に用いられる2台のプロジェクタに対し、一方のプロジェクタにフレームごとの映像データを表示させるとともに、他方のプロジェクタに隣接する前後フレームの補間フレームを所定の遅延時間を有して表示させる構成としたことにより、スクリーン上に表示される映像のフレームレートを実質的に2倍に変換することができる。この結果、既存のプロジェクタの処理能力を上げる必要なく、簡易な構成で動画像を滑らかに表示させることが可能となる。
[実施の形態2]
先の実施の形態1に係る映像表示方法では、図12に示すように、第2プロジェクタPJ2が、第1プロジェクタPJ1がフレーム映像データの描画を開始したタイミングよりも1/2フレーム分遅延したタイミングで補間映像データの描画を開始する。そのため、同じ表示タイミングにおいて、画面の上半分の領域に表示される映像と、画面の下半分の領域に表示される映像との間には、常に時間的なずれが生じている。これにより、視聴者には動画のぼやけとして視認されてしまい、鮮鋭感を低下させる可能性がある。
そこで、このような鮮鋭感の低下を防止するため、本実施の形態2に係る映像表示システムでは、2台のプロジェクタPJ1,PJ2が協働して共通のフレームの映像データを描画する構成とする。
図13は、本実施の形態2に係る映像表示システムによる映像表示方法を説明する図である。
図13を参照して、映像入力信号は、フレーム単位の映像データで構成されている。映像制御装置100は、最初に、上述した補間映像生成処理を行なうことにより、前後フレームの映像データからフレーム間の補間映像データを生成する。図13の例では、映像入力信号のうちの第1フレーム(frame1)および第2フレーム(frame2)から第1補間フレーム(補間1)が生成され、第2フレーム(frame2)および第3フレーム(frame3)から第2補間フレーム(補間2)が生成される。
次に、映像制御装置100は、第1プロジェクタPJ1および第2プロジェクタPJ2が、同じ表示タイミングにおいて、共通のフレーム映像を表示するように、第1の映像信号(PJ1映像信号)と、第2の映像信号(PJ2映像信号)とを生成する。
具体的には、映像制御装置100は、図13に示すように、前後フレームのうちの前フレーム(例えば、第1フレームframe1)を時間的に連続する2つの映像データ(「frame1上」および「frame1下」)に分割する。同様に、映像制御装置100は、補間映像データ(例えば、第1補間フレーム補間1)を時間的に連続する2つの映像データ(「補間1上」および「補間1下」)に分割する。なお、分割後の映像データに付される「上」という表記は、映像データが画面の上半分の領域に表示される映像であることを指す。また、分割後の映像データに付される「下」という表記は、映像データが画面の下半分の領域に表示される映像であることを指す。
そして、映像制御装置100は、フレーム周期の前半期間に「frame1下」を含むとともに、後半期間に「補間1上」を含むように、PJ1映像信号を生成する。また、映像制御装置100は、フレーム周期の前半期間に「frame1上」を含むとともに、後半期間に「補間1下」を含むように、PJ2映像信号を生成する。
同様の方法によって、映像制御装置100は、次のフレーム周期の前半期間に「frame2下」を含むとともに、後半期間に「補間2上」を含むように、PJ1映像信号を生成する。また、映像制御装置100は、次のフレーム周期の前半期間に「frame2上」を含むとともに、後半期間に「補間2下」を含むように、PJ2映像信号を生成する。
このような構成としたことにより、最初のフレーム周期では、前半期間において第1フレーム(frame1)の映像データが画面全体に表示されるとともに、後半期間において第1補間フレーム(補間1)の映像データが画面全体に表示される。また、次のフレーム周期では、前半期間において第2フレーム(frame2)の映像データが画面全体に表示されるとともに、後半期間において第2補間フレーム(補間2)の映像データが画面全体に表示される。すなわち、フレーム映像データおよび補間映像データの描画に要する時間は、実質的にフレーム周期の1/2に短縮されている。
図14は、垂直方向の描画位置の時間的変化を示す図である。図14(a)は、実施の形態1に係る映像表示システムでの描画位置の時間的変化を示し、図14(b)は、実施の形態2に係る映像表示システムでの描画位置の時間的変化を示す。
図14(a)では、補間映像は、フレーム映像が垂直方向に沿って1/2フレーム分描画されたタイミングで描画が開始されている。そのため、垂直方向に沿って画面の上半分と下半分とでは、描画される映像に1/2フレーム分のずれが生じている。
これに対して、図14(b)では、垂直方向に沿って画面の上半分と下半分とでは、同一の映像が描画される。したがって、1フレームごとの描画時間がフレーム周期の1/2に短縮されるため、動画のぼやけが解消され、鮮鋭感のある動画再生を実現することができる。
以上に述べたように、この発明の実施の形態2によれば、2台のプロジェクタが協働して同一フレームの映像を描画することから、1フレームの映像データの描画時間がフレーム周期の1/2に短縮される。その結果、動画がぼやけて見えるのが解消されるため、鮮鋭感のある動画再生を実現することが可能となる。
[実施の形態3]
図15は、走査型プロジェクタにおける走査素子の駆動波形を示す図である。
図15(a)は、通常動作での走査素子の駆動波形を示す。同図において、垂直駆動信号(図中のラインk1)および水平駆動信号(図中のラインk2)の駆動周波数は、走査素子30V,30Hの大きさ、投写方向、走査駆動部40の挙動特性に基づいて予め規定されている。走査駆動部40が、その駆動周波数で走査素子30V,30Hの振れ角を制御することにより、波形図の右隣に示すような、フレームごとの映像の走査が行なわれる。
これに対して、図15(b)のように、垂直駆動信号の振幅を、振幅中心に対して下半分となるように減少させた場合(図中のラインk3)には、走査素子30Vの振れ角が通常動作に対して下半分に制限される。これにより、波形図の右隣に示すように、フレームごとの走査領域は、画面の下半分に縮小される。この場合、当該走査領域における光量は、図15(a)での走査領域内の光量と比較して約2倍に増加する。
すなわち、走査型プロジェクタでは、垂直駆動信号の振幅を通常動作時の振幅から減少させることによって、映像の走査領域が縮小される。そして、その縮小率に反比例するように当該走査領域の輝度が増加する。
本実施の形態3に係る映像表示システムでは、映像制御装置は、このような走査型プロジェクタの特性を活かして、表示映像の輝度を上げる輝度伸張処理を行なう。図16は、本実施の形態に係る映像制御装置における輝度伸張処理の基本的な考え方を説明する図である。なお、以下の説明では、簡単のため、図1に示したような、2台のプロジェクタPJ1,PJ2をスタック投写させる場合について例示する。
図16(a)には、スタック投写による一般的な映像表示方法が示される。本実施の形態では、入力映像の輝度を、0%から100%の値で表現する。輝度は、0%が最も暗い値であり、100%が最も明るい値である。図16の例では、入力画像の輝度は、画面の上半分が20%であり、下半分が75%である。
ここで、プロジェクタPJ1,PJ2の各々から投写される映像の輝度範囲が0%から50%であるとすれば、各プロジェクタの投写映像の輝度を、画面の上半分が10%、下半分が37.5%とすることで、これらの投写映像を重ね合わせたときの出力映像の輝度を、入力画像の輝度に一致させることができる。
しかしながら、上記の映像表示方法では、出力映像の輝度の最大値は、各プロジェクタが実現できる輝度の最大値(たとえば50%)を足し合わせた値に制限される。したがって、出力画像の輝度を高めるためには、各プロジェクタの光源の光量を増やす必要が生じるため、消費電力が増大するという不具合が生じる。
これに対して、本実施の形態に従う映像表示方法は、図16(b)に示すように、プロジェクタPJ1,PJ2のいずれか一方において、上述した垂直駆動信号の振幅制御を行なうことにより走査領域を縮小させ、当該走査領域に光量を集中させる。このときの垂直駆動信号の振幅制御は、変更後の走査領域が入力映像において相対的に輝度が高い領域に一致するように、走査素子30Vの振れ角を調整することによって行なわれる。
なお、図16(b)の例では、入力画像における画面の下半分が高輝度領域であるため、第2プロジェクタPJ2における映像の走査領域が、画面の下半分に縮小される。その結果、当該走査領域の輝度の最大値は、通常動作時の50%から100%に伸張される。
このような第2プロジェクタPJ2における輝度伸張に伴ない、第1プロジェクタPJ1では、出力画像が入力画像と同じ輝度バランスを保つように、第1プロジェクタPJ1が実現できる輝度の最大値(50%)を上限として、画面の上半分および下半分の輝度が変更される。この結果、各プロジェクタからの投写映像を重ね合わせてできる出力画像は、入力画像と比較して、画面全体の輝度が略2倍に伸張されることとなる。特に、この出力画像の輝度の最大値である150%は、各プロジェクタが実現できる輝度の最大値を足し合わせた値である100%を上回る値に変更されている。
図17は、本実施の形態3の映像表示システムにおける映像制御装置100Aの制御構造を説明するブロック図である。
図17を参照して、映像制御装置100Aは、図6の映像制御装置100に対して、動きベクトル検出部120、補間映像生成部130および補間映像同期信号生成部150に代えて、輝度伸張処理部170および映像同期信号生成部180を含む点で異なる。
輝度伸張処理部170は、フレームメモリ110からフレームごとの映像データを読み出すと、フレーム映像に含まれている画素の輝度分布を表すヒストグラムを生成する。図18には、輝度伸張処理部170で生成されるヒストグラムの一例が示される。
図18を参照して、ヒストグラムでは、横軸が輝度を表し、縦軸がその輝度における頻度として、水平方向の1行の画素からなる走査ラインの数を表している。また、輝度は、最も暗い値を0%とし、最も明るい値を100%として表現される。したがって、頻度が大きくなるほど、それに対応する輝度の走査ライン数が多いことを表し、対応する輝度の走査ラインが全くない場合には、その頻度は0となる。
この各走査ラインの輝度のカウントは、ある1走査ラインを構成する複数の画素の輝度を取得して、当該複数の画素の輝度のうち、最も輝度が高い画素の輝度が50%であれば、50%の輝度の頻度をプラス1する。このカウント処理をすべての走査ラインについて行なうことにより、図18のようなヒストグラムを生成することができる。
次に、輝度伸張処理部170は、フレーム映像から高輝度領域を抽出するための閾値Lthを設定する。この閾値Lthは、図18のヒストグラム、第1プロジェクタPJ1が実現できる輝度の最大値(以下、最大輝度Lpj1とする。)および第2プロジェクタPJ2が実現できる輝度の最大値(以下、最大輝度Lpj2とする。)に基づいて設定される。なお、最大輝度Lpj1およびLpj2と、フレーム映像のヒストグラムとの間には、式(1)のような関係が成立するものとする。最大輝度Lpj1および最大輝度Lpj2が等しい場合(すなわち、Lpj1=Lpj2=50%)には、閾値Lthは、50%以下の値に設定される。
Figure 2011033805
具体的には、輝度伸張処理部170は、図18のヒストグラムを積分して得られる輝度分布面積(すなわち、全走査ライン数ALL)に対する、輝度が閾値Lth以上となる高輝度領域(図中の斜線領域)の面積(ライン数SUMとする)の割合(=SUM/ALL)が、輝度伸張処理の前後で同じ値に保たれるように、閾値Lthを設定する。輝度伸張処理を行なうことによって、表示したいフレーム映像の輝度バランスが変化してしまうのを防止するためである。
次に、輝度伸張処理部170は、フレーム映像の各画素の輝度を変更する。具体的には、輝度伸張処理部170は、輝度が閾値Lth以上となる高輝度領域および輝度が閾値Lthよりも低い低輝度領域の各々について、各画素の輝度を上げる。このとき、低輝度領域に位置するラインについては、元の輝度をLとし、変更後の輝度をL♯とすると、変更後の輝度L♯は、式(2)により算出される。
Figure 2011033805
上記式(2)によれば、元の輝度がLである画素は、その輝度が全走査ライン数ALLに対する高輝度領域のライン数SUMの割合の逆数に応じた値に変更される。
一方、高輝度領域に位置するラインにおいては、プロジェクタPJ1,PJ2が協働して走査することから、変更後の輝度L♯は、プロジェクタPJ1,PJ2の最大輝度Lpj1,Lpj2を用いて、式(3)により算出される。
Figure 2011033805
ただし、Lmaxは、第2プロジェクタPJ2が高輝度領域のラインのみを描画したときに、プロジェクタPJ1,PJ2によって実現できる輝度の最大値である。Lmaxは、下記の式(4)で表わされる。
Figure 2011033805
なお、式(4)の右辺第1項は、第2プロジェクタPJ2において、走査領域が高輝度領域に縮小されたことにより(縮小率=SUM/ALL)、実現できる最大輝度が当初のLpj2からLpj2×ALL/SUMに変更されたことを示している。なお、以下の説明においては、プロジェクタPJ1およびPJ2の協働によって実現できる輝度の最大値Lmaxを「総合最大輝度」とも称する。
したがって、上記式(3)によれば、元の画素が100%である画素は、その輝度がLmaxに変更される。すなわち、元の輝度が閾値Lth以上100%以下の画素については、それぞれの輝度がLpj1以上Lmax未満の間に伸張されることとなる。
この結果、輝度変更後のフレーム映像のヒストグラムを仮に生成したとすると、このヒストグラムでは、輝度が、0%からLmaxの間の値に伸張されることとなる。輝度伸張処理部170は、この輝度変更後のフレーム映像に基づいて、第1プロジェクタPJ1が走査するフレーム映像からなる映像信号と、第2プロジェクタPJ2が走査する高輝度領域の映像データからなる映像信号とを生成する。
具体的には、第1プロジェクタPJ1用の映像信号の生成において、輝度伸張処理部170は、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth未満となる走査ラインに対して、式(2)に従って、画素ごとに変更後の輝度L♯を算出する。これにより、低輝度領域に位置する各ラインの輝度は、縮小率SUM/ALLの逆数に応じて伸張される。一方で、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth以上となる走査ラインに対しては、各画素の輝度は全てLpj1に集約される。
さらに、輝度伸張処理部170は、第2プロジェクタPJ2用の映像信号については、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth以上となる走査ラインのみが描画されるように生成する。これにより、第2プロジェクタPJ2の走査領域は、フレーム映像の高輝度領域に対応するように縮小される。その結果、高輝度領域に位置する各画素の輝度は、縮小率(SUM/ALLに相当)に反比例するように増加する。
以上の方法によって生成された2種類の映像信号は、フレームメモリ110に格納される。そして、フレームメモリ110から第1プロジェクタPJ1に対しては、輝度変更後のフレーム映像からなる第1の映像信号が、映像同期信号生成部140からの同期信号とともに出力される。また、フレームメモリ110から第2プロジェクタPJ2に対しては、高輝度領域に対応する映像データからなる第2の映像信号が、映像同期信号生成部180からの同期信号とともに出力される。第1プロジェクタPJ1および第2プロジェクタPJ2の各々が入力された映像信号を、フレームごとに走査することにより、スクリーンには、図16(b)に示されるような、各画素の輝度が伸張されたフレーム映像が表示されることとなる。
図19は、本実施の形態3に係る映像制御装置100Aで実行される輝度伸張処理を説明するフローチャートである。この輝度伸張処理は、輝度伸張処理部170によってフレームごとに実行される処理である。
図19を参照して、輝度伸張処理部170は、フレームメモリ110から読み出した1フレーム分の映像データのヒストグラムを生成する。具体的には、輝度伸張処理部170は、水平方向の1走査ラインごとに、1走査ラインを構成する複数の画素の輝度を取得すると、その取得した輝度のうちの最大輝度を算出する(ステップS21)。そして、輝度伸張処理部170は、その算出した最大輝度に基づいて図18のようなヒストグラムを生成することにより、全ての走査ラインの中から、走査ラインごとの最大輝度が閾値L以上となる走査ラインを抽出する(ステップS22)。
次に、輝度伸張処理部170は、プロジェクタPJ1,PJ2によりスタック投写されるフレーム映像の総合最大輝度Lmaxを算出する(ステップS22)。具体的には、第1プロジェクタPJ1の最大輝度Lpj1、第2プロジェクタPJ2の最大輝度Lpj2および全走査ライン数ALLに対する輝度が閾値Lth以上となる走査ラインの数SUMの割合に基づいて、式(3)を用いて算出される。
輝度伸張処理部170は、算出した総合最大輝度Lmaxに基づいて輝度伸張処理を行なった場合に、元のフレーム映像と輝度が変更されたフレーム映像との間で、同じ輝度バランスが保たれているか否かを判断する。この判断は、元のフレーム映像における閾値Lthと輝度の最大値100%(=Lpj1+Lpj2)との割合が、変更後のフレーム映像におけるLpj1とLmaxとの割合以下であるか否かを判断することにより行なわれる(ステップS24)。
元のフレーム映像における割合(=Lth/(Lpj1+Lpj2))が変更後のフレーム映像における割合(=Lpj1/Lmax)以下でない場合(ステップS24にてNO)には、すなわち、輝度の変更前後でフレーム映像の輝度バランスを保てない場合には、輝度伸張処理部170は、閾値Lthを下げて(ステップS27)、処理をステップS22に戻す。これにより、変更後の閾値Lthに基づいて再びフレーム映像データのヒストグラムが生成される。
これに対して、元のフレーム映像における割合(=Lth/(Lpj1+Lpj2))が変更後のフレーム映像における割合(=Lpj1/Lmax)以下である場合(ステップS24にてYES)には、すなわち、輝度の変更前後でフレーム映像の輝度バランスを保つことができる場合には、輝度伸張処理部170は、上述した方法によって、第1プロジェクタPJ1の映像データおよび第2プロジェクタPJ2の映像データを生成し、その生成した映像データをフレームメモリ110へ送出する。
具体的には、輝度伸張処理部170は、第1プロジェクタPJ1の映像データについては、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth未満となる走査ラインについて、式(2)に従って、画素ごとに変更後の輝度L♯を算出する(ステップS25)。一方、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth以上となる走査ラインに対しては、各画素の輝度は全てLpj1に集約される。
また、輝度伸張処理部170は、第2プロジェクタPJ2の映像データについては、構成画素の輝度の最大値が閾値Lth以上となる走査ラインのみが描画されるように生成する(ステップS26)。したがって、第2プロジェクタPJ2の走査領域は、垂直方向に沿ってSUM/ALL倍に縮小される。この結果、高輝度領域に位置する各画素の輝度は、その縮小率に反比例して増加する。
上記のステップS25,S25の処理によって生成された第1の映像信号および第2の映像信号は、フレームメモリ110を経由して、第1プロジェクタPJ1および第2プロジェクタPJ2にそれぞれ送出される。第1プロジェクタPJ1および第2プロジェクタPJ2の各々が入力された映像信号を、フレームごとに走査することにより、スクリーンには各画素の輝度が伸張されたフレーム映像が表示される。
以上に述べたように、この発明の実施の形態3によれば、2台の走査型プロジェクタをスタック投写させる映像表示システムにおいて、いずれか一方の走査型プロジェクタの走査領域を、表示したい映像の高輝度領域のみを描画するように縮小させることにより、該高輝度領域の輝度の最大値を、各走査型プロジェクタが実現できる最大輝度を足し合わせた値よりも高い値に伸張させることができる。
また、表示したい映像のヒストグラムと、各プロジェクタが実現し得る最大輝度との関係に基づいて、上記一方のプロジェクタに描画させる高輝度領域を抽出することから、輝度伸張処理の前後において表示映像の輝度バランスを保つことができる。
なお、上述した実施の形態3では、映像制御装置が取得するフレーム映像の明るさに関する情報として、フレーム映像の輝度を取得する構成について説明したが、フレーム映像の明度やRGB信号の最大値を取得する構成とすることもできる。
また、上述した実施の形態1〜3では、いずれも、2台の走査型プロジェクタをスタック投写させるように構成された映像表示システムを例として説明したが、特に、実施の形態1および2については、適用されるプロジェクタは、フレーム映像をシーケンシャルに描画するように構成されたプロジェクタである限りにおいて、必ずしも走査型プロジェクタに限定されるものでない。
さらに、上述した実施の形態1〜3では、プロジェクタを2台とした場合の映像表示システムを例として説明したが、3台以上のプロジェクタをスタック投写させる映像表示システムにおいても本願発明を適用することが可能である。
また、上述した実施の形態1〜3では、2台のプロジェクタPJ1,PJ2により共用される映像制御装置100(または100A)を、プロジェクタPJ1およびPJ2の外部に備え、外部の映像制御装置100(または100A)からプロジェクタPJ1,PJ2の各々に映像信号を供給する構成としたが、図20に示すように、映像制御装置100(または100A)をプロジェクタPJ1,PJ2に内蔵する構成としてもよい。
図20は、本実施の形態1〜3に係る映像表示システムの他の構成例を説明する概略構成図である。図20を参照して、第1プロジェクタPJ1および第2プロジェクタPJ2の各々には、映像制御装置100が内蔵されている。この映像制御装置100は、図6に示した映像制御装置100と同様の構成および機能を有するものである。各プロジェクタに内蔵される映像制御装置100は、図示しない信号線によって通信可能に接続されている。
第1プロジェクタPJ1と第2プロジェクタPJ2との間には、いずれか一方をマスタとし、他方をスレーブとする主従関係が成立している。図20には、第1プロジェクタPJ1をマスタとし、第2プロジェクタPJ2をスレーブとした場合の構成例が示される。
このような場合、映像入力信号は、最初に、マスタである第1プロジェクタPJ1の映像制御装置100に入力される。第1プロジェクタPJ1の映像制御装置100は、上述した方法によって、自己が表示する第1の映像信号と、第2プロジェクタPJ2が表示する第2の映像信号とを生成する。そして、生成した第2の映像信号を、第2の映像信号の表示タイミングを定める同期信号とともに、通信線を介して第2プロジェクタPJ2の映像制御装置100へ出力する。第2プロジェクタPJ2の映像制御装置100は、与えられた第2の映像信号のうち少なくとも2フレーム分の映像データをフレームメモリ110(図6)に格納するとともに、同期信号に従った表示タイミングで表示させる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 光源、20 光源駆動部、30V,30H 走査素子、40 走査駆動部、40V 垂直駆動制御部、40H 水平駆動制御部、50 映像信号処理部、100,100A 映像制御装置、110 フレームメモリ、120 動きベクトル検出部、130 補間映像生成部、140,180 映像同期信号生成部、150 補間映像同期信号生成部、170 輝度伸張処理部、PJ1 第1プロジェクタ、PJ2 第2プロジェクタ。

Claims (6)

  1. 複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する映像表示システムを制御する映像制御装置であって、
    映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記映像入力信号を、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、
    前記複数の映像信号を、各映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、前記複数の投写型映像表示装置へ出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする映像制御装置。
  2. 請求項1記載の映像制御装置において、
    前記映像信号変換手段は、
    前記フレーム間の相関に関する情報に基づいて補間フレームの映像信号を生成し、
    前記映像入力信号に対応する第1の映像信号と、前記補間フレームの映像信号に対応する第2の映像信号と、に変換することを特徴とする映像制御装置。
  3. 請求項1記載の映像制御装置において、
    前記映像信号変換手段は、
    前記フレーム間の相関に関する情報に基づいて補間フレームの映像信号を生成し、
    前半期間は前記映像入力信号の下部領域に対応する映像信号であり、後半期間は前記補間フレームの上部領域に対応する映像信号である第1の映像信号と、
    前半期間は前記映像入力信号の上部領域に対応する映像信号であり、後半期間は前記補間フレームの下部領域に対応する映像信号である第2の映像信号と、
    に変換することを特徴とする映像制御装置。
  4. 請求項1記載の映像制御装置において、
    前記複数の投写型映像表示装置のうち、少なくとも一の投写型映像制御装置は、
    前記映像制御装置からの映像信号に応じて変調された光を出射する光源部と、
    第1および第2の方向に振動可能に構成され、所定のフレーム周期で、前記光源部からの出射光を画素ごとに所定方向に沿って順次走査することにより、1フレームの映像データを表示する走査部と、を備えるものであり、
    前記映像信号変換手段は、
    前記1フレームごとの明るさに関する情報に基づいて、前記1フレームの映像のうち明るさの大きい領域の映像信号を生成し、
    前記映像入力信号に対応する第1の映像信号と、前記明るさの大きい領域の映像信号に対応する第2の映像信号と、に変換し、
    前記出力手段は、
    前記第2の映像信号を前記一の投写型映像表示装置へ出力することを特徴とする映像制御装置。
  5. 複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する映像表示システムを構成する投写型映像表示装置であって、
    映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記映像入力信号と、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、
    前記映像信号変換手段にて生成された映像信号を、前記映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、他の投写型映像表示装置へ出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
  6. 複数の投写型映像表示装置から投写映像を重ね合わせることによって表示映像を生成する映像表示システムであって、
    前記複数の投写型映像表示装置へ映像信号を出力する映像制御装置を備え、
    前記映像制御装置は、
    映像入力信号をフレーム単位で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記映像入力信号を、フレーム間の相関に関する情報または1フレームごとの明るさに関する情報に応じて、フレーム映像が互いに異なる複数の映像信号に変換する映像信号変換手段と、
    前記複数の映像信号を、各映像信号の表示タイミングを定める同期信号と共に、前記複数の投写型映像表示装置に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする映像表示システム。
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