JP2004266808A - 画像処理装置および画像処理方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 映像信号の1/2のフレームレートで、表示デバイスを駆動する。
【解決手段】 コントローラは、フレームメモリを制御して、入力映像信号S1のフレームレートmに対して、m/2のフレームレートで、αフレームを、出力映像信号S2として出力させ、α+1フレームを、出力映像信号S3として、αフレームの供給開始時刻aよりも、1/mだけ遅らせた供給開始時刻bで出力させる。以下、同様にして、α+2フレームが、αフレームの供給から連続させて出力映像信号S2として出力され、α+3フレームが、α+2フレームの供給開始時刻cよりも更に1/mだけ遅らせられて、出力映像信号S3として出力される。出力映像信号S3およびS2は、1/2フレームずらして走査されるので、表示される動画像は、実質的に、フレームレートmとなる。本発明は、画像信号変換装置、画像表示システムに適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、動画像を滑らかに表示させるようにすることができる、画像処理装置および画像処理方法、画像表示システム、記録媒体、並びにプログラムに関する。
信号処理技術や、画像表示素子の駆動技術を向上させることなどにより、表示される画像の画質を向上することが求められている。
一般に、画質を向上させるためには、画像の解像度を高くして、画像のきめを細かくするようにすれば良い。画像の情報量は、画像を構成する点(ドット)を示すピクセルという単位で表され、ピクセルの数は、例えば、800×600や1024×768など、その画像の持つ縦横のドットの数で表される。すなわち、ピクセル(ドット)数が多いほど、画像のきめが細かくなり、画像を構成する情報が多いことになる。
高解像度で画像を表示することができるようにするために、例えば、ディスプレイ1とディスプレイ2の2台のディスプレイを用いて、通常のシングルモードでは、ディスプレイ1に画像を表示させ、マルチモードでは、画像の、例えば左半分をディスプレイ1に、右半分をディスプレイ2に表示させることによって、1台のみのディスプレイを用いるシステムに対して、マルチモードでは、2倍の解像度で、画像を表示することができるようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−124024号公報
解像度を高くして、画像を表示するようにした場合、画像を構成する情報が多くなるため、ディスプレイ1または2に転送するデータ量が増加し、データ転送速度の高速化が要求される。このため、このシステムでは、ディスプレイ1および2の1ドットあたりのデータ量を削減し、信号処理によって、削減したデータの変換を行うことにより、データ転送速度を高速化せずに、画像データの転送を行うことができるようになされている。
また、1秒間に画面が更新される回数を示す値である、フレームレートを高くすることにより、特に、動画像の画質を向上することができる。
例えば、プロジェクタを用いて、スクリーンに動画像を投影表示する場合、プロジェクタは、フレーム画像を、1ラインずつ水平方向に走査して表示し、1フレームの画像の全てのラインを走査した後、次のフレームの画像データの走査を開始することにより、動画像を表示することができる。
上述したように、フレームレートを高くすることにより、特に、動画像の画質を向上することができる。しかしながら、高いフレームレートに応じて表示処理を行うためには、表示素子を駆動する駆動回路の処理の高速化が必要となり、更に、画像強度を決定する光量変調素子の反応速度を高速化しなければならないので、技術的にも困難であり、コストアップの原因となっていた。
また、2台のディスプレイを用いて、1台のみのディスプレイを用いるシステムに対して2倍の解像度で画像を表示させる場合、ディスプレイ1ドットあたりのデータ量を減少させて、データ転送速度を高速化しないようにするための技術は、すでに用いられているが、この技術は、表示される動画像のフレームレートを高くするものではない。したがって、2台のディスプレイを用いて、高解像度で画像を表示させることができるシステムにおいても、動画像を滑らかに表示させるためには、表示素子を駆動する駆動回路の処理の高速化および光量変調素子の反応速度の高速化が必要となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、表示素子を駆動する駆動回路の高速化を行うことなく、動画像の画質を向上することができるようにするものである。
本発明の第1の画像処理装置は、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、保存手段により保存された画像信号の出力を制御する出力制御手段と、出力制御手段により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、出力制御手段は、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
第1のフレームレートの画像信号の同期信号を検出する検出手段を更に備えさせるようにすることができ、出力制御手段には、検出手段により検出された同期信号を基に、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートの画像信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段と、出力制御手段により出力が制御された第2のフレームレートの画像信号をアナログ信号にそれぞれ変換する複数のアナログ信号変換手段とを更に備えさせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部は、少なくとも4個設けられるようにすることができ、出力制御手段には、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部は、少なくとも5個設けられるようにすることができ、出力制御手段には、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部は、少なくとも3個設けられるものとすることができ、出力制御手段には、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部は、少なくとも3個設けられるものとすることができ、出力制御手段には、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第1の画像処理方法は、第1のフレームレートの画像信号の、保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、保存制御ステップの処理により保存部への保存が制御された画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、出力制御ステップの処理では、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存部から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、第1のフレームレートの画像信号の、保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、保存制御ステップの処理により保存部への保存が制御された画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、出力制御ステップの処理では、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存部から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、第1のフレームレートの画像信号の、保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、保存制御ステップの処理により保存部への保存が制御された画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、画像表示装置の表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、出力制御ステップの処理では、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、保存部から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第1の画像表示システムは、画像処理装置が、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、画像表示装置への、保存手段により保存された画像信号の出力を制御する出力制御手段と、画像表示装置による、出力制御手段により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置が、点順次または線順次方式によって画像の描画を行う複数の画像表示処理手段と、画像表示処理手段により描画される画像を表示する表示手段とを備え、画像表示処理手段は、少なくとも、n個備えられ、出力制御手段は、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示処理手段に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、表示手段に順次描画されるように、画像の表示を制御することを特徴とする。
複数の画像表示処理手段には、表示手段により表示される、画像処理装置から供給された画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行わせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、4個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段には、少なくとも、5個備えられるものとすることができ、出力制御手段は、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第2の画像表示システムは、画像処理装置が、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、画像表示装置への、保存手段により保存された画像信号の出力を制御する出力制御手段と、出力制御手段により出力が制御された画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置が、点順次または線順次方式によって画像の描画を行う画像表示処理手段を備え、画像表示装置は、少なくとも、n個備えられ、出力制御手段は、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示装置に順次出力された画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像の表示を制御することを特徴とする。
画像表示装置は、画像を投影表示するプロジェクタにより構成されるものとすることができる。
複数の画像表示装置には、画像処理装置から供給された画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行わせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、4個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の画像表示装置に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、5個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の画像表示装置に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の画像表示装置に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の画像表示装置に、1フレームごとに、保存手段から順次出力されるように、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第1の画像処理装置、画像処理方法、プログラム、並びに、第1の画像処理システムおよび第2の画像処理システムにおいては、第1のフレームレートの画像信号が保存され、少なくともn個の画像表示装置、または、画像表示装置に少なくともn個設けられている画像信号の表示処理部へ、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートの画像信号が、1フレームごとに順次出力され、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号に対応する画像の表示が制御される。
本発明の第2の画像処理装置は、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、分離手段により分離された画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、複数の保存手段により保存された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、出力制御手段により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置、または、表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、分離手段は、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存手段は、n個備えられ、出力制御手段は、n個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
第1のフレームレートの画像信号の同期信号を検出する検出手段を更に備えさせるようにすることができ、出力制御手段には、検出手段により検出された同期信号を基に、画像信号の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートの画像信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段と、出力制御手段により出力が制御された第2のフレームレートの画像信号系列を、アナログ信号にそれぞれ変換する複数のアナログ信号変換手段とを更に備えさせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、表示処理部は、少なくとも4個設けられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を4系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、4個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、4個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、4個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、表示処理部は、少なくとも5個設けられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を5系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、5個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、5個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、5個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、表示処理部は、少なくとも3個設けられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、3個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置、または、表示処理部は、少なくとも3個設けられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、3個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第2の画像処理方法は、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離された画像信号系列の、複数の保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、複数の保存制御ステップの処理により複数の保存部への保存が制御された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、分離ステップの処理では、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存部は、n個備えられ、出力制御ステップの処理では、保存制御ステップの処理によりn個の保存部への保存が制御された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離された画像信号系列の、複数の保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、複数の保存制御ステップの処理により複数の保存部への保存が制御された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、分離ステップの処理では、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存部は、n個備えられ、出力制御ステップの処理では、保存制御ステップの処理によりn個の保存部への保存が制御された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、分離ステップの処理により分離された画像信号系列の、複数の保存部への保存を制御する保存制御ステップと、複数の画像表示装置、または、画像表示装置に複数設けられている画像信号の表示処理部への、複数の保存制御ステップの処理により複数の保存部への保存が制御された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、画像表示装置、または、表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、分離ステップの処理では、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存部は、n個備えられ、出力制御ステップの処理では、保存制御ステップの処理によりn個の保存部への保存が制御された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置、または、表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御ステップの処理では、出力制御ステップの処理によりn個の画像表示装置、または、表示処理部に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明の第3の画像表示システムは、画像処理装置が、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、分離手段により分離された画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、画像表示装置への、複数の保存手段により保存された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、出力制御手段により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置が、点順次または線順次方式によって画像の描画を行う複数の画像表示処理手段と、画像表示処理手段により描画される画像を表示する表示手段とを備え、画像表示処理手段は、少なくとも、n個備えられ、分離手段は、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存手段は、n個備えられ、出力制御手段は、n個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示処理手段に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、表示手段に順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
複数の画像表示処理手段には、表示手段により表示される、画像処理装置から供給された画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行わせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、4個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を4系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、4個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、4個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、4個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、5個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を5系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、5個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、5個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、5個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、3個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、3個の画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第4の画像表示システムは、画像処理装置が、第1のフレームレートの画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、分離手段により分離された画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、画像表示装置への、複数の保存手段により保存された画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、出力制御手段により出力が制御された複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示装置が、点順次または線順次方式によって画像の描画を行う画像表示処理手段を備え、画像表示装置は、少なくとも、n個備えられ、分離手段は、画像信号をn系列の画像信号系列に分離し、保存手段は、n個備えられ、出力制御手段は、n個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御し、表示制御手段は、出力制御手段によりn個の画像表示装置に順次出力された、第2のフレームレートの画像信号系列が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像信号系列の全てで構成される画像信号に対応する画像の表示を制御することを特徴とする。
画像表示装置は、画像を投影表示するプロジェクタにより構成されるものとすることができる。
複数の画像表示装置には、画像処理装置から供給された画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行わせるようにすることができる。
第1のフレームレートは240Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、4個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を4系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、4個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、4個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、4個の画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは250Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、5個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を5系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、5個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、5個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、5個の画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは180Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは60Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、60Hzで、3個の画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
第1のフレームレートは150Hzであるものとすることができ、第2のフレームレートは50Hzであるものとすることができ、画像表示装置は、少なくとも、3個備えられるものとすることができ、分離手段には、画像信号を3系列の画像信号系列に分離させるようにすることができ、保存手段は、3個備えられるものとすることができ、出力制御手段には、3個の保存手段によりそれぞれ保存された画像信号系列が、50Hzで、3個の画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、画像信号系列の出力を制御させるようにすることができる。
本発明の第2の画像処理装置、画像処理方法、プログラム、並びに、第3の画像処理システムおよび第4の画像処理システムにおいては、第1のフレームレートの画像信号が、n系列の画像信号系列に、フレームごとに分離され、分離された画像信号系列がそれぞれ保存され、少なくともn個の画像表示装置、または、画像表示装置に少なくともn個設けられている画像信号の表示処理部へ、画像信号系列が、第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、1フレームごとに、順次出力され、複数の画像信号系列の全てで構成される画像信号が、第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、画像の表示が制御される。
このように、本発明によれば、画像表示に用いられる画像信号を処理することができる。特に、供給された画像信号をn個の表示デバイスに出力する画像信号に変換することにより、プロジェクタなど表示デバイスに、その表示デバイスの能力のn倍のフレームレートの動画像を表示させるようにすることができる。
また、他の本発明によれば、画像を表示することができる他、供給された画像信号をn個の表示デバイスに出力することにより、その表示デバイスの能力のn倍のフレームレートの動画像を表示することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した、画像表示システム1の構成を示すブロック図である。画像表示システム1は、画像信号変換装置11と、画像表示装置12とで構成されている。画像表示システム1は、動画像に対応するアナログの画像信号の供給を受けて、画像信号変換装置11で画像信号を処理し、画像表示装置12に供給して、動画像を表示するようになされている。
画像信号変換装置11に供給されたアナログの画像信号は、A/D変換部21および同期信号検出部22に供給される。
A/D変換部21は、フレームレートmのアナログの画像信号を、デジタルの画像信号に変換して、フレームメモリ23に供給する。同期信号検出部22は、画像信号から、画像信号のフレームレートおよびドットクロックを検出して、垂直同期信号およびドットクロック信号を生成し、コントローラ24に供給する。ドットクロックとは、ディスプレイの1ドットを表示するために必要な時間の逆数である。
コントローラ24は、同期信号検出部22から、垂直同期信号およびドットクロック信号の供給を受けて、フレームメモリ23からの映像信号の出力を制御するとともに、フレームメモリ23からの映像信号の出力に関する情報を、表示制御部27に供給する。フレームメモリ23は、コントローラ24の制御に基づいて、供給されたデジタルの画像信号を、D/A変換部25−1またはD/A変換部25−2に出力する。
図2を参照して、コントローラ24の制御による、フレームメモリ23の映像信号の入出力について説明する。
フレームメモリ23に入力される入力映像信号S1のフレームレートを、mとする。また、フレームメモリ23に順次入力されるフレームを、αフレーム、α+1フレーム、α+2フレーム・・・とする。αフレームおよびα+1フレームが、フレームメモリ23に順次入力された場合、コントローラ24は、フレームメモリ23を制御して、入力映像信号S1のフレームレートの1/2であるm/2のフレームレートで、αフレームを、出力映像信号S2として、D/A変換部25に供給させ、α+1フレームを、出力映像信号S3として、αフレームの供給開始時刻aよりも、1/mだけ遅らせた供給開始時刻bで、D/A変換部25−2に供給させる。
αフレームのD/A変換部25への供給にかかる時間は、2/mとなり、供給終了時刻cは、α+1フレームのD/A変換部25−2への供給開始時刻bから、1/mだけ後になる。フレームメモリ23には、α+1フレームに次いで、α+2フレームおよびα+3フレームが順次入力されるので、コントローラ24は、フレームメモリ23を制御して、入力映像信号S1のフレームレートの1/2のフレームレートで、αフレームの供給から連続させて(すなわち、供給開始時刻をcとして)、α+2フレームを、出力映像信号S2として、D/A変換部25に供給させる。また、コントローラ24は、α+3フレームも、同様にして、α+2フレームの供給開始時刻cよりも、更に1/mだけ遅らせて、α+1フレームの供給終了時刻と等しい供給開始時刻dで、出力映像信号S3として、D/A変換部25−2に供給させる。
出力映像信号S2および出力映像信号S3の供給タイミングのずれは、入力映像信号S1の垂直同期信号によって決まる。すなわち、図2に示されるように、出力映像信号S2および出力映像信号S3の供給開始時刻a乃至fの間隔は、入力映像信号S1の1フレーム間隔と等しい。コントローラ24は、同期信号検出部22から供給される垂直同期信号を基に、出力映像信号S2のD/A変換部25への供給タイミング、および、出力映像信号S3のD/A変換部25−2への供給タイミングを制御する。
このように、コントローラ24は、フレームメモリ23を制御して、入力映像信号S1のフレームレートmの1/2である、フレームレートm/2で、1フレームずつ交互に、それぞれのフレームの供給開始時刻が、出力される1フレーム供給時間(2/m)に対して半分(1/m)ずつずれるように、D/A変換部25およびD/A変換部25−2に、出力映像信号S2および出力映像信号S3を供給させる。
図1の画像表示システム1の説明に戻る。
D/A変換部25−1は、供給されたデジタルの画像信号を、アナログの画像信号に変換し、画像表示装置12の走査制御部41−1に供給する。D/A変換部25−2は、供給されたデジタルの画像信号を、アナログの画像信号に変換し、画像表示装置12の走査制御部41−2に供給する。
表示制御部27は、コントローラ24から供給された情報を基に、画像表示装置12による動画像の表示を制御し、図2を用いて説明したタイミングと同様のタイミングで、出力映像信号S2および出力映像信号S3に対応するフレーム画像を表示させる。
図2を用いて説明したように、出力映像信号S2および出力映像信号S3のフレームレートは、入力映像信号S1のフレームレートの1/2のフレームレートである。すなわち、出力映像信号S2および出力映像信号S3のドットクロックは、入力映像信号S1のドットクロックの1/2となる。表示制御部27は、コントローラ24から供給される、フレームメモリ23からの映像信号の出力に関する情報を基に、画像表示装置12において表示される出力映像信号S2および出力映像信号S3のドットクロックが、入力映像信号S1のドットクロックの1/2となるように制御する。
また、コントローラ24には、必要に応じて、ドライブ28が接続される。ドライブ28には、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、または、半導体メモリ34が装着され、情報を授受できるようになされている。
画像表示装置12は、映像信号変換装置11により変換された、2系統のアナログ映像信号の供給を受け、表示制御部27の制御に基づいて、走査制御部41−1および走査制御部41−2を用いて、表示部43に、動画像を表示する。
走査制御部41−1は、図2を用いて説明したタイミングでフレームメモリ23から読み出され、D/A変換部25−1でアナログ信号に変換された、出力映像信号S2に対応するアナログ映像信号の供給を受ける。また、走査制御部41−2は、図2を用いて説明したタイミングでフレームメモリ23から読み出され、D/A変換部25−2でアナログ信号に変換された、出力映像信号S3に対応するアナログ映像信号の供給を受ける。
そして、走査制御部41−1および走査制御部41−2は、供給されたアナログの映像信号を、点順次、または、線順次走査方式によって表示部43に表示させる。このとき、走査制御部41−1および走査制御部41−2は、連続したフレームを、1/2フレームずらして交互に走査することにより、走査制御部41−1または走査制御部41−2における単独での画像描画のフレームレートの2倍のフレームレートで、表示部43への画像表示を行うことができる。
また、画像表示装置12は、一つの装置として構成される以外にも、複数の装置により構成される画像表示システムとして構成するようにしても良い。画像表示装置12が画像表示システムとして構成される場合、例えば、図3に示されるように、プロジェクタ51−1、プロジェクタ51−2、および、スクリーン52により構成することができる。
画像表示装置12の具体的な動作について、図3に示されるプロジェクタ51−1、プロジェクタ51−2、および、スクリーン52を用いた場合を例として説明する。プロジェクタ51−1は、図1の走査制御部41−1に対応し、プロジェクタ51−2は、図1の走査制御部41−2に対応し、スクリーン52は、図1の表示部43に対応する。
例えば、プロジェクタ51−1は、図2を用いて説明したタイミングでフレームメモリ23から読み出され、D/A変換部25−1でアナログ信号に変換された、出力映像信号S2に対応するアナログ映像信号の供給を受ける。また、プロジェクタ51−2は、図2を用いて説明したタイミングでフレームメモリ23から読み出され、D/A変換部25−2でアナログ信号に変換された、出力映像信号S3に対応するアナログ映像信号の供給を受ける。
プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2は、それぞれ、表示制御部27の制御に基づいたタイミングで、表示される表示画像を構成する画素(X,Y)=(0,0)から、画素(X,Y)=(p,q)を、スクリーン52に水平方向に走査することにより、供給された映像信号に対応するフレーム画像を表示する。プロジェクタ51−1とプロジェクタ51−2がスクリーン52に表示させるフレーム画像のそれぞれのフレームレートは、m/2である。また、プロジェクタ51−1とプロジェクタ51−2によって表示される各フレームの走査開始タイミングは、図2を用いて説明した出力映像信号SSおよび出力映像信号S3における場合と同様に、プロジェクタ51−1とプロジェクタ51−2による、それぞれの1フレームの表示に対して、1/2だけずれており、走査の位相差は、1/mとなる。
例えば、プロジェクタ51−2が、スクリーン52上の走査Bで示されるラインに、α+1フレームの対応するラインを走査しているとき、プロジェクタ51−1は、スクリーン52上の走査Aで示されるラインに、α+2フレームの対応するラインを走査している。走査Bで示されるラインは、走査Aで示されるラインから、1フレームのライン数の1/2だけずれたラインである。すなわち、スクリーン52に表示される動画像は、時間1/mごとに、走査Aおよび走査Bによって、交互に書き換えられる。
例えば、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2において出力される表示画像のフレームレートが、それぞれ、150Hzであった場合、スクリーンに表示される動画像のフレームレートは、実質的に、300Hzとなる。
なお、走査Aと走査Bによる同一位置の走査ラインのずれが発生しないようにするために、従来の、いわゆるツインスタック技術において用いられる光学的な画像の位置補正と同様の技術を用いて、画素の走査位置を補正することが可能である。ツインスタック技術とは、プロジェクタを2台使用して、同時に同一の画像を同一位置に表示することにより、明るい画像を表示することができる技術である。ツインスタックを用いて画像を表示する場合には、表示される画像の輝度が2倍となり、周囲の環境が明るい場合や、投影距離が長い場合にも 鮮明な投影が可能となる。
ツインスタック技術を用いた場合、投影される2つの画像の画素位置のずれによる画像のボケの発生が問題となっていたが、この問題を解決するために、光学的に投影される画素の画素位置を微調整することができる、いわゆるピクチャーシフト機能が広く用いられており、2台のプロジェクタから投影される画像の位置を厳密に合わせることが可能である。
なお、投影される2つの画像の画素位置のずれを補正するための技術は、例えば、特願平10−058291などに開示されている。
画像表示装置12においては、走査Aと走査Bによる走査ラインのずれが、1画素(1ドット、または1ピクセル)以内となるように調整することにより、1フレームずれた画像との重なりにより、画像がぼやけてしまうことなく、動画像を表示することが可能となる。
上述したように、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2により、1/2フレームずらして、1フレームずつ交互に、フレーム画像が描画されるようになされた場合、一方のプロジェクタによって、1フレームが完全に走査されて描画されるよりも早く、他方のプロジェクタによって、次のフレームの画像の描画のための走査が開始される。このとき、図3のスクリーン52に表示される物体Cが、例えば、表示画面上で、左から右に移動するように表示される場合、動画像を観測するユーザにとっては、エッジ部分βの移動の滑らかさが、表示される動画の滑らかさとして感じられる。
スクリーン52に表示される物体Cのエッジ部分βの表示について、図4を用いて説明する。
プロジェクタ51−1により、αフレームの物体Cが表示され、時間1/m後に、プロジェクタ51−2により、α+1フレームの物体Cが表示される。このときの、物体Cのエッジ部分βの位置は、αフレームの表示から、時間1/mで書き換えられる。そして、プロジェクタ51−1により、時間1/m後に、α+2フレームの物体Cが表示される。このときの、物体Cのエッジ部分βは、α+1フレームの表示から、時間1/mで書き換えられる。
例えば、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2において出力される表示画像のフレームレートが、それぞれ、150Hzである場合、プロジェクタ51−1またはプロジェクタ51−2が単独で表示した動画像においては、フレームが1/150(秒)ごとに書き換えられる。それに対して、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2を用いて、1フレームずつ交互にフレーム画像を表示することによってスクリーン52に表示される物体Cのエッジ部分βは、1/300(秒)でリフレッシュされる。したがって、ユーザにより観測される物体Cのエッジ部分βの動きは、非常に滑らかになる。
ここでは、画像表示装置12は、表示制御部27の制御を受けて、画像の表示を制御するものとして説明しているが、画像表示装置12は、表示制御部27を内部に有し、コントローラ24から、画像表示に必要な制御信号の供給を受けるようにしたり、内部に表示制御部27とは異なる制御部を備え、表示制御部27から、垂直同期信号や、ドットクロック信号などの供給を受けて、例えば、図3を用いて説明したプロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2の動作を制御するようにしても良い。
また、ここでは、画像表示装置12の動作について、プロジェクタ51−1、プロジェクタ51−2、および、スクリーン52で構成された投影表示システムを例として説明したが、画像表示装置12は、2つの表示デバイスを用いて、1/2フレームずらして、連続したフレームを交互に走査させるようにすることにより、それぞれの表示デバイスの単独でのフレームレートの2倍のフレームレートで、動画像の表示を行うことができるものであれば、点順次、または、線順次走査方式によって、画像の描画を行ういかなる表示システムを用いるようにしても良い。
画像表示装置12には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ),GLV(Grating Light Valve),LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード),FED(Field Emission Display)の直視型のディスプレイ、または、プロジェクタなどであって、点順次、または、線順次走査方式によって、画像の描画を行うものを用いることができる。
例えば、GLVとは、光の回折効果を利用して光の向きや色などを制御する投影デバイスである、マイクロリボンアレイを使用した画像表示技術である。マイクロリボンアレイとは、極小の光回折素子を1列に並べたもので、GLVでは、これにレーザ光を当てることで、画像の投影を行う。リボンは、電気信号により独立して駆動することができ、駆動量を調節することで光回折量を変化させ、各リボンの差異により画像の明暗を作り出すことができるので、滑らかな階調表現と高コントラストを実現することができる。
LEDは、2種類の半導体が接合されて生成される素子で、電流を加えることにより、発光することができるものである。
FEDは、陰極から電子を取り出して、陽極に塗布した蛍光体に衝突させて発光させるという、CRTと同様の発光原理により、画像を得ることができるものである。 ただし、陰極の構造として、CRTは点電子源を用いるのに対して、FEDは面状の電子源を用いる。
次に、図5のフローチャートを参照して、図1の画像表示システム1が実行する、表示制御処理1について説明する。
ステップS1において、同期信号検出部22は、供給されたアナログの映像信号から、同期信号およびドットクロックを検出し、垂直同期信号およびドットクロック信号を、コントローラ24に供給する。
ステップS2において、A/D変換部21は、供給されたアナログの映像信号をA/D変換し、デジタルの映像信号を、フレームメモリ23に供給する。
ステップS3において、フレームメモリ23は、供給されたデジタルの映像信号を、順次保存する。
ステップS4において、フレームメモリ23は、コントローラ24の制御にしたがって、図2を用いて説明したように、入力映像信号S1の半分の速度の出力ドットクロックとなるフレームレートで、1フレームの表示のための走査にかかる時間の半分の時間だけずらして、1フレームずつの映像信号を、2つのD/A変換部25−1およびD/A変換部25−2に、交互に出力する。D/A変換部25−1に出力される映像信号が出力映像信号S2であり、D/A変換部25−2に出力される映像信号が出力映像信号S3である。
換言すれば、コントローラ24は、フレームメモリ23に保存されているフレームを、奇数フレームと偶数フレームにフレームを分離させ、それぞれのフレームを、1フレームの表示のための走査にかかる時間の半分の時間だけずれるようにして、D/A変換部25−1およびD/A変換部25−2に、交互に出力させるように、フレームメモリ23を制御する。
ステップS5において、D/A変換部25−1およびD/A変換部25−2は、供給された映像信号をD/A変換し、アナログの映像信号を、画像表示装置12に供給する。
ステップS6において、表示制御部27は、図2を用いて説明した出力映像信号S2および出力映像信号S3における場合と同様のタイミングで、画像表示装置12の走査制御部41−1および走査制御部41−2(図3においては、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2)を制御して、それぞれのフレームの走査開始時刻を、1フレームの表示のための走査にかかる時間の半分の時間だけずらして、1フレームずつの映像信号を交互に走査させることにより、走査制御部41−1および走査制御部41−2のそれぞれの単独のフレームレートに対して、実質的に2倍の表示フレームレートで、表示部43(図3においては、スクリーン52)に映像が表示されるように、画像表示装置12を制御して、処理が終了される。
このような処理により、表示される動画像が、奇数フレームと偶数フレームに分離され、2つの表示デバイスに供給される。そして、表示される動画像の半分のフレームレートで、それぞれの表示デバイスにより、1/2フレームずらして、走査されることにより、表示デバイスの能力の2倍のフレームレートで、動画像を表示させるようにすることができる。
なお、2つの走査線の走査位置精度を、位置ずれが1ドット(1ピクセル)以内となるように調整することにより、1フレームずれた画像との重なりにより、画像がぼやけてしまうことなく、動画像を鮮明に表示することが可能となる。
次に、図6は、図1の画像表示システム1とは異なる構成を有する、本発明を適用した画像表示システム71の構成を示すブロック図である。
なお、図1における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
すなわち、図6の画像表示システム71は、図1の画像表示システム1と同様の画像表示装置12に動画像を表示させるものであるが、図1の画像信号変換装置11とは異なる構成の画像信号変換装置81を用いて、画像信号を変換する。
画像信号変換装置81に供給されたアナログの画像信号は、A/D変換部21および同期信号検出部22に供給される。
A/D変換部21は、フレームレートmのアナログの画像信号を、デジタルの画像信号に変換して、データ分離部91に供給する。同期信号検出部22は、画像信号から、画像信号のフレームレートおよびドットクロックを検出して、垂直同期信号およびドットクロック信号を生成し、データ分離部91、データ保持部92−1、データ保持部92−2、および、コントローラ94に供給する。
データ分離部91は、供給されたデジタルの画像信号を、同期信号検出部22から供給される垂直同期信号を基に、フレームごとに分離し、1フレームずつ交互に、データ保持部92−1またはデータ保持部92−2に供給する。データ分離部91は、例えば、奇数フレームをデータ保持部92−1に、偶数フレームをデータ保持部92−2に、それぞれ供給する。
データ保持部92−1およびデータ保持部92−2は、データ分離部91と、フレームメモリ93−1およびフレームメモリ93−2のインターフェースであり、同期信号検出部22から供給される垂直同期信号を基に、供給された画像信号を、フレームごとに、フレームメモリ93−1またはフレームメモリ93−2に、それぞれ供給する。
コントローラ94は、同期信号検出部22から、垂直同期信号およびドットクロック信号の供給を受けて、フレームメモリ93−1およびフレームメモリ93−2の映像信号の出力タイミングを制御する。
フレームメモリ93−1は、コントローラ94の制御に基づいて、映像信号を、D/A変換部25−1に供給する。フレームメモリ93−2は、コントローラ94の制御に基づいて、映像信号を、D/A変換部25−2に供給する。
ここで、データ分離部91に供給される信号を入力映像信号S1とし、フレームメモリ93−1から出力される信号を出力映像信号S2とし、フレームメモリ93−2から出力される信号を出力映像信号S3とした場合、これらの信号の入出力の関係は、図2を用いて説明した場合と同様になる。
ただし、図2においては、データ分離部91によるデータ分離処理などによる信号の遅延は考慮していないが、コントローラ94は、信号の遅延や、2系統の映像信号のタイミングのずれを、例えば、データ保持部92−1およびデータ保持部92−2からの信号出力タイミングなどで調整するようにしてもよい。
D/A変換部25−1は、供給されたデジタルの画像信号を、アナログの画像信号に変換し、画像表示装置12に供給する。D/A変換部25−2は、供給されたデジタルの画像信号を、アナログの画像信号に変換し、画像表示装置12に供給する。
表示制御部27は、コントローラ94から供給された情報を基に、画像表示装置12による動画像の表示を制御し、図2を用いて説明したタイミングと同様のタイミングで、出力映像信号S2および出力映像信号S3に対応するフレーム画像を表示させる。
また、コントローラ94には、必要に応じて、ドライブ28が接続される。ドライブ28には、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、または、半導体メモリ34が装着され、情報を授受できるようになされている。
次に、図7のフローチャートを参照して、図6の画像表示システム71が実行する、表示制御処理1について説明する。
ステップS21において、同期信号検出部22は、供給されたアナログの映像信号から、同期信号およびドットクロックを検出し、垂直同期信号およびドットクロック信号を、データ分離部91、データ保持部92−1、データ保持部92−2、および、コントローラ94に供給する。
ステップS22において、A/D変換部21は、供給されたアナログの映像信号をA/D変換し、デジタルの映像信号を、データ分離部91に供給する。
ステップS23において、データ分離部91は、同期信号検出部22から供給される垂直同期信号を基に、供給されたアナログの映像信号をフレームごとに分離し、1フレームずつ交互に、データ保持部92−1またはデータ保持部92−2に供給する。データ分離部91は、例えば、奇数フレームをデータ保持部92−1に、偶数フレームをデータ保持部92−2にそれぞれ供給する。
ステップS24において、データ保持部92−1およびデータ保持部92−2は、供給された映像信号を、フレームメモリ93−1またはフレームメモリ93−2にそれぞれ供給して保存させる。
ステップS25において、コントローラ94は、フレームメモリ93−1およびフレームメモリ93−2を制御して、入力映像信号S1のドットクロックの半分の速度の出力ドットクロックとなるフレームレートで、1フレームの表示のための走査にかかる時間の半分の時間だけずらして、1フレームの映像信号を、フレームメモリ93−1からD/A変換部25−1に、フレームメモリ93−2からD/A変換部25−2に、交互に出力させる。すなわち、データ分離部91に供給される信号を入力映像信号S1とし、フレームメモリ93−1から出力される信号を出力映像信号S2とし、フレームメモリ93−2から出力される信号を出力映像信号S3とした場合、これらの信号の入出力の関係は、コントローラ94によって、図2を用いて説明した場合と同様になるように制御される。
ステップS26において、D/A変換部25−1およびD/A変換部25−2は、供給された映像信号をD/A変換し、アナログの映像信号を、画像表示装置12に供給する。
ステップS27において、表示制御部27は、図2を用いて説明した出力映像信号S2および出力映像信号S3における場合と同様のタイミングとなるように、画像表示装置12の走査制御部41−1および走査制御部41−2(図3においては、プロジェクタ51−1およびプロジェクタ51−2)を制御して、1フレームの表示のための走査にかかる時間の半分の時間だけ走査開始時刻をずらして、1フレームずつの映像信号を交互に走査させるようにすることにより、走査制御部41−1および走査制御部41−2の、それぞれの単独のフレームレートの、実質的に2倍の表示フレームレートで、表示部43(図3においては、スクリーン52)に映像が表示されるように、画像表示装置12を制御して、処理が終了される。
このような処理により、図6の画像表示システム71においても、図1の画像表示システムと同様にして、表示される動画像が、奇数フレームと偶数フレームに分離され、2つの表示デバイス、すなわち、走査制御部41−1および走査制御部41−2に供給される。そして、それぞれの表示デバイスから、表示される動画像の半分のフレームレートで、1/2フレームずらして、フレーム画像が走査されることにより、表示デバイスの能力の実質的に2倍のフレームレートで、動画像を表示させるようにすることができる。
なお、本発明の実施の形態においては、供給された画像信号を、2系列に分離し、2つの走査制御部によって描画する場合について説明したが、画像信号の分離数は、2つ以上のいかなる数であっても良い。
画像信号の分離数が、例えば、3つであった場合、フレームメモリから出力される映像信号が3つのD/A変換部に順次供給されるか、または、データ分離部より3系列に分離されたフレームが、3つのフレームメモリに順次供給されて保存されるようになされる。そして、図8に示されるように、入力映像信号S1が、3つの出力映像信号S2,S3,およびS4に分離され、3つ設けられている走査制御部に供給される。
第1の走査制御部によって、出力映像信号S2に対応するαフレーム、α+3フレーム、α+6フレーム・・・の表示が制御され、第2の走査制御部によって、出力映像信号S3に対応するα+1フレーム、α+4フレーム、α+7フレーム・・・の表示が制御され、第3の走査制御部によって、出力映像信号S4に対応するα+2フレーム、α+5フレーム、α+8フレーム・・・の表示が制御される。また、第1の走査制御部、第2の走査制御部、および第3の走査制御部により表示されるそれぞれの出力映像信号のフレームのフレームレートは、入力映像信号のフレームレートの1/3であり、第1の走査制御部、第2の走査制御部、および第3の走査制御部によるそれぞれのフレームの走査開始時刻は、出力映像信号S2乃至出力映像信号S4の1フレームの表示のための走査にかかる時間の1/3ずつずれる。
例えば、入力映像信号S1が180Hzである場合、3つの出力映像信号S2,S3,およびS4に分離され、3つ設けられている走査制御部に供給され、それぞれの走査制御部において、60Hzのフレームレートの出力映像信号として走査表示される。また、例えば、入力映像信号S1が150Hzである場合、3つの出力映像信号S2,S3,およびS4に分離され、3つ設けられている走査制御部に供給され、それぞれの走査制御部において、50Hzのフレームレートの出力映像信号として走査表示される。このようにして、現状最も広く用いられている50Hz(PAL:Phase Alternating Line)や60Hz(NTSC:National Television System CommitteeやHD(High Definitions)映像信号)の画像を表示可能な走査制御部を用いて、より高フレームレートの動画像を表示させるようにすることが可能となる。
このように、映像信号の分離数が、例えば、nであった場合、走査制御部がn個設けられ、第1の走査制御部乃至第nの走査制御部により表示されるそれぞれの出力映像信号のフレームのフレームレートは、入力映像信号のフレームレートの1/nであり、第1の走査制御部乃至第nの走査制御部によるそれぞれのフレームの描画開始時刻は、それぞれの出力映像信号の1フレームの表示時間の1/nずつずれるようになされることにより、それぞれの走査制御部が単独で動画像を表示する場合と比較して、実質的に、n倍のフレームレートで、動画像を表示するようにすることができる。
また、走査制御部の個数をsとし、映像信号の分離数を、sより小さなnとして設定し、s個の走査制御部のうち、n個の走査制御部を用いて、動画像を表示するようにしても良い。
なお、図1および図6においては、画像信号変換装置と画像表示装置によって、画像表示システムを構成するものとして説明したが、それぞれの構成要素を、1つの装置として実現するようにしても良いことは、言うまでもない。
また、図1の画像信号変換装置11においては、フレームメモリ23をコントローラ24が制御し、画像表示装置12を表示制御部27が制御するものとして説明し、図6の画像信号変換装置81においては、フレームメモリ93−1およびフレームメモリ93−2をコントローラ94が制御し、画像表示装置12を表示制御部27が制御するものとして説明したが、映像信号を保存するフレームメモリと、画像を表示する画像表示装置とを、同一のコントローラにより制御するようにしても良い。また、表示制御部27は、画像信号変換装置11、または、画像信号変換装置81ではなく、画像表示装置12の内部に備えるようにしても良い。
ところで、動画には、静止画では発生しない動画特有の画質劣化が存在する。現状最も広く用いられている50Hz(PAL)や60Hz(NTSCやHD映像信号)のディスプレイでは、時間方向の再現が不完全であり、特定の条件下においてこの時間方向での不完全性が空間方向での不完全性に変換されるために、例えば、動画像データ取得時のシャッタ時間、動画像データ表示時の表示素子発光時間、および、人の視線条件によって、動画質の劣化が発生してしまう。
図9に、動くものと固定しているものが共存するような現実のシーンの例を示す。このシーンは車が右方向に移動し、樹木は地面に固定されていることを想定している。図9のシーンを観察した場合の観察者の見えを図10および図11に示す。
図10は観察者が樹木を注視していた場合の観察者からの映像の見えを示す図である。この場合、右方向に移動する車は、観察者からはぼけて見える。一方、図11は車に注視していた場合の観察者からの映像の見えを示す図である。この場合、固定している樹木は、観察者からはぼけて見える。
以下、観察面座標上での固定物に視線を固定している場合を固定視条件、観察面座標上での移動物に視線を追従している場合を追従視条件とする。すなわち、図10を用いて説明した場合が固定視条件、図11用いて説明した場合が追従視条件となる。固定視条件、追従視条件とも、注視しているものはクリアに見える。一方、注視している物体と相対位置が変化する物体はぼけて見える。
この原因は、人が網膜に入射された光をある時間内であるならば積分する作用を視覚特性として持つためである。眼の網膜座標上で移動する物体は、その位置変化が時間方向に積分されるため、結果的にぼけた映像として知覚される。このぼけは、網膜座標上での移動速度に比例して大きくなる。網膜座標上の移動速度とは、実際の物体の速度ではなく、角速度(deg/sec)に相当する。
以上のように、網膜座標上で静止している物体はクリアに見え、網膜座標上で移動する物体はぼけて見える。この実際の見えと一致する映像を再現することが、リアリティのある動画像、すなわち、滑らかに動いているように見える画質のよい動画像を表示するためには重要である。
図12を用いて、図10および図11を用いて説明した観察者の見えの違いについて説明する。図12上部は外界での実際の動きを示している。縦軸は時間軸、横軸は水平方向であり、外界上にて固定ドット(図9乃至図11における樹木に対応し、図中xで示す)と一定速度で移動するドット(図9乃至図11における車に対応し、図中yで示す)が存在するシーンでの各ドットの時間毎の位置を示す。図12下部は、この外界の動きを観察したときの固定視および追従視での見えを示している。点線で示された矢印が、観察者の視点の動き、つまり網膜上での映像の積分方向を示す。垂直方向の軸が固定視、斜め方向の軸が追従視での積分方向である。すなわち、観察者が追従視をしている場合、固定ドット(樹木)はぼけて見えるが、移動するドット(車)はクリアに見える。一方、観察者が固定視をしている場合、固定ドット(樹木)はクリアに見えるが、移動するドット(車)はボケて見える。
次に、図13を用いて、図9で示した外界の動きを固定撮影し、動画像として再生表示した場合の観察者の見えについて、撮影条件、表示条件、観察条件ごとに説明する。図13上部は、動画像表示の時間変化を示す。図13下部に、固定視、追従視での視線の動き方向、つまり積分軸方向に沿って動画像表示された光を積分した結果を観察者の見えとして示す。
図13Aは、撮影条件がオープンシャッタ方式で、表示がパルスタイプである場合、図13Bは、撮影条件がオープンシャッタ方式で、表示がホールドタイプである場合、図13Cは、撮影条件が高速シャッタ方式で、表示がパルスタイプである場合、図13Dは、撮影条件が高速シャッタ方式で、表示がホールドタイプである場合の、観察者の見えを示す。
図13A乃至図13Dより、発生する動画質劣化は各条件によって異なることがわかる。例えば、図13Aおよび図13Cの追従視での移動物の見えと比較して、図13Bおよび図13Dの追従視での移動物がぼけて見えてしまうのは、発光条件がホールド型であるディスプレイ特有の「動きぼけ」と呼ばれる現象である。「動きぼけ」は、注視しているものがぼけてしまうため、観察者にとって、わかりやすい劣化である。
それ以外にも、図13Dの固定視でのストロボ妨害、図13Aおよび図13Cの追従視でのストロボ妨害などの劣化が生じている。ストロボ障害とは、図14に示されるように、ディスプレイ上の固定物(例えば、樹木)に固定視を行った場合に、移動物(例えば、車)が、多重像に見える、または、スムーズではない離散的な動きが見えるといった動画質劣化のことである。このように、固定視での移動物、追従視での固定物に発生するストロボ妨害は、注視している対象ではない部分で発生する劣化である場合が多く、「動きぼけ」と比較してあまり目立たないことも多い。だが、視線の追従が完全に行われていない場合は、注視を行いたい対象物と視線の関係は、固定視での移動物、または追従視での固定物と同じ関係になる。この場合のストロボ妨害は注視している対象物において発生するため、非常に目立つ劣化となる。この現象は、動きが速く、次の動きが予測しにくい映像ソース、例えば、スポーツ中継、アクション映画等において目立ってしまう。映画などにおける動画像の撮像では、このような動画質劣化を防止するために、例えば、移動物を撮影する場合はカメラで追従して撮影し、表示画面上では固定物状態にすることや、ストロボ妨害を抑制するためにmotion blurと呼ばれるぼけを加味するといった手法を用いる。しかしながら、これらの手法による制限は、表現手段を狭めている結果にもなっている。また、スポーツなどでは、注目したい被写体の動きの予想ができないため、これらの手段は使えない。
このような動画質劣化は移動物の角速度に応じて増加する。したがって、同じ映像シーンであっても、より視野角の大きいディスプレイに動画像が表示された場合において動画質が顕著に劣化する。また、高解像度化を行っても本章で述べた動画質劣化はほとんど改善されない。むしろ、高解像度化により静止画質がより向上してしまうために、動画質劣化が目立ってしまう。今後、ディスプレイが大画面化、高精細化されるのにともなって、これらの動画質劣化が大きな問題となることが予想される。
動画質劣化の原因は時間再現性の欠如である。したがって、時間再現性を向上することが根本的な解決となる。すなわち、その解決手段としては、撮影、表示ともフレームレートを高くすることが有効な手段となる。
図13を用いて説明した場合の動画像データを、2倍のフレームレートで撮影し、2倍のフレームレートで表示を行った場合の動画質劣化の改善を図15に示す。
図15Aは、撮影条件がオープンシャッタ方式で、表示がパルスタイプである場合、図15Bは、撮影条件がオープンシャッタ方式で、表示がホールドタイプである場合、図15Cは、撮影条件が高速シャッタ方式で、表示がパルスタイプである場合、図15Dは、撮影条件が高速シャッタ方式で、表示がホールドタイプである場合、それぞれ、図13を用いて説明した場合の2倍のフレームレートで表示された動画像に対する、観察者の見えを示す。
図15A乃至図15Dに示されるように、表示画像の見えのぼけ妨害に関して、それぞれの撮像および表示方法において、ぼけ量は半分となっている。また、ストロボ妨害に関しても、ストロボ的な離散数が倍増するため、画像劣化が改善される。すなわち、ぼけ妨害およびストロボ妨害は、フレームレートの増加に対し、リニアに改善されることが示される。また、フレームレートを増加した場合、シャッタ時間、発光時間による動画質劣化の質の違いも小さくなっている。すなわち、動画質を改善するためには、高フレームレート化が、非常に有効な手段であるといえる。
次に、オープンシャッタで撮影された動画像の表示について、追従視の条件において、ジャーキネス、動きぼけに着目した動画質の評価を、視覚心理物理実験により調査した。
ジャーキネスに着目した評価結果を図16に、動きぼけに着目した評価結果を図17に示す。この評価においては、動画像として、例えば、自然動画、CGの動き、オープンシャッタで撮影された映像など、さまざまなものが用意された。また、評価ポイントは、劣化尺度については、「劣化がわからない」が評価5、「劣化は分かるが気にならない」が評価4、「劣化は分かるが邪魔にならない」が評価3、「劣化が邪魔になる」が評価2、「劣化が非常に邪魔になる」が評価1とされ、評価尺度については、「非常によい」が評価5、「よい」が評価4、「普通」が評価3、「悪い」が評価2、「非常に悪い」が評価1とされた。この実験においては、一般的な動画質の評価について調査するために充分な人数の被験者により評価が実行されている。そして、図16および図17においては、全てのシーンおよび被験者の平均と、標準偏差がプロットされている。
図16に示されるジャーキネスに比較して、図17に示される動きぼけの評価値の変化が大きく、また両者に共通して、フレームレートが大きくなるにともなって、動画質の評価値も大きくなる傾向が見られる。特に動きぼけに関して、250fps近辺で、知覚限である評価値4.5近辺に達し、更に高いフレームレートでは、評価値は4.5以上で平らな値を示す屈曲型の傾向を示した。また、ジャーキネスに関しても、250fps近辺で、知覚限である評価値4.5近辺に達し、更に高いフレームレートでは、評価値は4.5以上で、略平らな値を示す屈曲型の傾向を示した。
このように、特に顕著な動画質劣化を示す追従視における動きぼけは、250fps近辺のフレームレートにより十分解決されること、すなわち、250fps近辺が、現在広く用いられている映像リソースの有効性を考慮した場合の理想周波数であることを示唆するものである。具体的には、現在広く用いられている映像リソースは、上述したように50Hz,60Hzのものが多いので、その整数倍の周波数である240Hzや250Hzが、映像リソースの有効性を考慮した場合の理想周波数であることを示唆するものである。
図1または図6を用いて説明した、本発明を適用した画像表示システムを用いて、50Hz,60Hzの整数倍の周波数である240Hzや250Hzの動画像を表示させるようにすることが可能である。例えば、図18に示されるように、2以上のプロジェクタ51―1乃至51−nを用いて、本発明を適用した画像表示システムを用いて、50Hz,60Hzの整数倍の周波数である240Hzや250Hzの動画像の表示を実現することができる。
プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−nは、それぞれ、表示制御部27の制御に基づいたタイミングで、表示される表示画像を構成する画素(X,Y)=(0,0)から、画素(X,Y)=(p,q)を、スクリーン52に水平方向に走査することにより、供給された映像信号に対応するフレーム画像を表示する。プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−nのそれぞれがスクリーン52に表示させるフレーム画像のそれぞれのフレームレートは、画像表示システムに供給される動画像のフレームレートをmHzとしたとき、m/nHzであるが、プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−nによって表示される動画像のフレームレートはmHzである。また、プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ91−nによって表示される各フレームの走査開始タイミングは、プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−nによる、それぞれの1フレームの表示に対して、1/n位相、すなわち、1/m秒だけずれている。
例えば、プロジェクタ91−2が、スクリーン92上の走査Bで示されるラインに、α+1フレームの対応するラインを走査しているとき、プロジェクタ91−3は、スクリーン92上の走査Aで示されるラインに、α+2フレームの対応するラインを走査している。走査Bで示されるラインは、走査Aで示されるラインから、1フレームのライン数の1/nだけずれたラインである。すなわち、スクリーン92に表示される動画像は、時間1/mごとに、走査Aおよび走査Bを含む複数の走査によって、順次書き換えられる。
入力画像信号のフレームレートが、240Hzであり、画像信号の分離数が、例えば、4つであった場合、フレームメモリから出力される映像信号が4つのD/A変換部に順次供給されるか、または、データ分離部より4系列に分離されたフレームが、4つのフレームメモリに順次供給されて保存されるようになされる。そして、図19に示されるように、入力映像信号S1が、4つの出力映像信号S2,S3,S4,およびS5に分離され、4つ設けられている走査制御部に供給される。
第1の走査制御部によって、出力映像信号S2に対応するαフレーム、α+4フレーム・・・の表示が制御され、第2の走査制御部によって、出力映像信号S3に対応するα+1フレーム、α+5フレーム・・・の表示が制御され、第3の走査制御部によって、出力映像信号S4に対応するα+2フレーム、α+6フレーム・・・の表示が制御され、第4の走査制御部によって、出力映像信号S5に対応するα+3フレーム、α+7フレーム・・・の表示が制御される。また、第1の走査制御部乃至第4の走査制御部により表示されるそれぞれの出力映像信号のフレームのフレームレートは、入力映像信号のフレームレートの1/4であり、第1の走査制御部乃至第4の走査制御部によるそれぞれのフレームの走査開始時刻は、出力映像信号S2乃至出力映像信号S5の1フレームの表示のための走査にかかる時間の1/4ずつずれる。
入力画像信号のフレームレートが、250Hzであり、画像信号の分離数が、例えば、5つであった場合、フレームメモリから出力される映像信号が5つのD/A変換部に順次供給されるか、または、データ分離部より5系列に分離されたフレームが、5つのフレームメモリに順次供給されて保存されるようになされる。そして、図20に示されるように、入力映像信号S1が、5つの出力映像信号S2,S3,S4,S5、およびS6に分離され、5つ設けられている走査制御部に供給される。
第1の走査制御部によって、出力映像信号S2に対応するαフレーム、α+5フレーム・・・の表示が制御され、第2の走査制御部によって、出力映像信号S3に対応するα+1フレーム、α+6フレーム・・・の表示が制御され、第3の走査制御部によって、出力映像信号S4に対応するα+2フレーム、α+7フレーム・・・の表示が制御され、第4の走査制御部によって、出力映像信号S5に対応するα+3フレーム、α+8フレーム・・・の表示が制御され、第5の走査制御部によって、出力映像信号S6に対応するα+4フレーム、α+9フレーム・・・の表示が制御される。また、第1の走査制御部乃至第5の走査制御部により表示されるそれぞれの出力映像信号のフレームのフレームレートは、入力映像信号のフレームレートの1/5であり、第1の走査制御部乃至第4の走査制御部によるそれぞれのフレームの走査開始時刻は、出力映像信号S2乃至出力映像信号S6の1フレームの表示のための走査にかかる時間の1/5ずつずれる。
現状最も広く用いられているフレームレート50Hzや60Hzでの動画表示においては、ボケやジャーキネスといった動画質劣化が顕著であった。これに対して、本発明を適用し、映像信号の分離数nとして、例えば、4や5を用いた場合、高フレームレートの動画像を、フレームレート50Hzまたは60Hzの、従来広く用いられている表示装置(たとえば、プロジェクタなど)を用いて表示することが可能となる。例えば、映像信号の分離数n=4であり、プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−4において出力される表示画像のフレームレートが、それぞれ、60Hzであった場合、スクリーン52に表示される動画像のフレームレートは、実質的に、240Hzとなる。更に、例えば、映像信号の分離数n=5であり、プロジェクタ51−1乃至プロジェクタ51−5において出力される表示画像のフレームレートが、それぞれ、50Hzであった場合、スクリーン52に表示される動画像のフレームレートは、実質的に、250Hzとなる。
現在広く用いられている映像リソースは、上述したように50Hz,60Hzのものが多いので、その整数倍の周波数である240Hzや250Hzが、映像リソースの有効性を考慮した場合の理想周波数である。
このような場合においても、走査制御部の個数をsとし、映像信号の分離数を、sより小さなnとして設定し、s個の走査制御部のうち、n個の走査制御部を用いて、動画像を表示するようにしても良いことは言うまでもない。
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図1または図6に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク31(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク32(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク33(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ34などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した、画像表示システムの第1の構成例を説明するためのブロック図である。 入力映像信号と、出力映像信号のタイミングについて説明するための図である。 図1の画像表示装置の構成例について説明するための図である。 図3の画像表示装置に表示される動画像のエッジ部分の更新レートについて説明するための図である。 図1の画像表示システムが実行する表示制御処理1を説明するフローチャートである。 本発明を適用した、画像表示システムの第2の構成例を説明するためのブロック図である。 図6の画像表示システムが実行する表示制御処理2を説明するフローチャートである。 入力映像信号と、出力映像信号のタイミングについて説明するための図である。 動くものと固定しているものが共存するような現実のシーンの例を示す図である。 固定視条件を説明するための図である。 追従視条件を説明するための図である。 追従視および固定視における観察者の見えについて説明するための図である。 撮影条件、表示条件、観察条件ごとの観察者の見えについて説明するための図である。 ストロボ障害ついて説明するための図である。 高フレームレートにおける撮影条件、表示条件、観察条件ごとの観察者の見えについて説明するための図である。 ジャーキネスに着目した動画質の評価結果について説明するための図である。 動きぼけに着目した動画質の評価結果について説明するための図である。 nが2以外の数の場合のプロジェクタとスクリーンの構成例について説明するための図である。 m=240、n=4の場合における、入力映像信号と、出力映像信号のタイミングについて説明するための図である。 m=250、n=5の場合における、入力映像信号と、出力映像信号のタイミングについて説明するための図である。
符号の説明
1 画像表示システム, 11 画像信号変換装置, 12 画像表示装置, 21 A/D変換部, 22 同期信号検出部, 23 フレームメモリ, 24 コントローラ, 25 D/A変換部, 27 表示制御部, 41 走査制御部, 43 表示部, 71 画像表示システム, 81 画像信号変換装置, 91 データ分離部, 92 データ保持部, 94 コントローラ, 93 フレームメモリ

Claims (46)

  1. 画像表示装置により表示される画像信号を処理する画像処理装置において、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、前記保存手段により保存された前記画像信号の出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記出力制御手段は、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1のフレームレートの前記画像信号の同期信号を検出する検出手段を更に備え、
    前記出力制御手段は、前記検出手段により検出された前記同期信号を基に、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1のフレームレートの前記画像信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された前記第2のフレームレートの前記画像信号をアナログ信号にそれぞれ変換する複数のアナログ信号変換手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部は、少なくとも4個設けられ、
    前記出力制御手段は、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部は、少なくとも5個設けられ、
    前記出力制御手段は、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部は、少なくとも3個設けられ、
    前記出力制御手段は、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部は、少なくとも3個設けられ、
    前記出力制御手段は、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 保存部を有し、画像表示装置により表示される画像信号を処理する画像処理装置の画像処理方法において、
    第1のフレームレートの前記画像信号の、前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、前記保存制御ステップの処理により前記保存部への保存が制御された前記画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記出力制御ステップの処理では、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存部から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 保存部を用いて、画像表示装置により表示される画像信号の処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1のフレームレートの前記画像信号の、前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、前記保存制御ステップの処理により前記保存部への保存が制御された前記画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記出力制御ステップの処理では、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存部から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  10. 保存部を用いて、画像表示装置により表示される画像信号の処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1のフレームレートの前記画像信号の、前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、前記保存制御ステップの処理により前記保存部への保存が制御された前記画像信号の出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記画像表示装置の前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記出力制御ステップの処理では、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、前記保存部から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 画像信号を処理する画像処理装置と、
    前記画像処理装置において処理された前記画像信号を表示する画像表示装置と
    で構成される画像表示システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、
    前記画像表示装置への、前記保存手段により保存された前記画像信号の出力を制御する出力制御手段と、
    前記画像表示装置による、前記出力制御手段により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置は、
    点順次または線順次方式によって画像の描画を行う複数の画像表示処理手段と、
    前記画像表示処理手段により描画される画像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、n個備えられ、
    前記出力制御手段は、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示処理手段に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、前記表示手段に順次描画されるように、前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  12. 複数の前記画像表示処理手段は、前記表示手段により表示される、前記画像処理装置から供給された前記画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行う
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  13. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、4個備えられ、
    前記出力制御手段は、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  14. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、5個備えられ、
    前記出力制御手段は、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  15. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  16. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  17. 画像信号を処理する画像処理装置と、
    前記画像処理装置において処理された前記画像信号を表示する複数の画像表示装置と
    で構成される画像表示システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて保存する保存手段と、
    前記画像表示装置への、前記保存手段により保存された前記画像信号の出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置は、
    点順次または線順次方式によって画像の描画を行う画像表示処理手段を備え、
    前記画像表示装置は、少なくとも、n個備えられ、
    前記出力制御手段は、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示装置に順次出力された前記画像信号が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  18. 前記画像表示装置は、前記画像を投影表示するプロジェクタにより構成される
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  19. 複数の前記画像表示装置は、前記画像処理装置から供給された前記画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行う
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  20. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、4個備えられ、
    前記出力制御手段は、240Hzの1/4のフレームレートである60Hzで、4個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  21. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、5個備えられ、
    前記出力制御手段は、250Hzの1/5のフレームレートである50Hzで、5個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  22. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、180Hzの1/3のフレームレートである60Hzで、3個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  23. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、150Hzの1/3のフレームレートである50Hzで、3個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、前記保存手段から順次出力されるように、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示システム。
  24. 画像表示装置により表示される画像信号を処理する画像処理装置において、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、複数の前記保存手段により保存された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記分離手段は、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、n個備えられ、
    前記出力制御手段は、n個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  25. 前記第1のフレームレートの前記画像信号の同期信号を検出する検出手段を更に備え、
    前記出力制御手段は、前記検出手段により検出された前記同期信号を基に、前記画像信号の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  26. 前記第1のフレームレートの前記画像信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された前記第2のフレームレートの前記画像信号系列を、アナログ信号にそれぞれ変換する複数のアナログ信号変換手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  27. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部は、少なくとも4個設けられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を4系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、4個備えられ、
    前記出力制御手段は、4個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、4個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  28. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部は、少なくとも5個設けられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を5系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、5個備えられ、
    前記出力制御手段は、5個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、5個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  29. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部は、少なくとも3個設けられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、3個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  30. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部は、少なくとも3個設けられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、3個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  31. 複数の保存部を有し、画像表示装置により表示される画像信号を処理する画像処理装置の画像処理方法において、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離された前記画像信号系列の、複数の前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、複数の前記保存制御ステップの処理により複数の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記分離ステップの処理では、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存部は、n個備えられ、
    前記出力制御ステップの処理では、前記保存制御ステップの処理によりn個の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  32. 複数の保存部を用いて、画像表示装置により表示される画像信号の処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離された前記画像信号系列の、複数の前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、複数の前記保存制御ステップの処理により複数の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記分離ステップの処理では、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存部は、n個備えられ、
    前記出力制御ステップの処理では、前記保存制御ステップの処理によりn個の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  33. 複数の保存部を用いて、画像表示装置により表示される画像信号の処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離ステップと、
    前記分離ステップの処理により分離された前記画像信号系列の、複数の前記保存部への保存を制御する保存制御ステップと、
    複数の前記画像表示装置、または、前記画像表示装置に複数設けられている前記画像信号の表示処理部への、複数の前記保存制御ステップの処理により複数の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御ステップと、
    前記出力制御ステップの処理により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御ステップと
    を含み、
    前記画像表示装置、または、前記表示処理部が、少なくともn個設けられている場合、
    前記分離ステップの処理では、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存部は、n個備えられ、
    前記出力制御ステップの処理では、前記保存制御ステップの処理によりn個の前記保存部への保存が制御された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御ステップの処理では、前記出力制御ステップの処理によりn個の前記画像表示装置、または、前記表示処理部に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する前記画像の表示を制御する
    ことを特徴とするプログラム。
  34. 画像信号を処理する画像処理装置と、
    前記画像処理装置において処理された前記画像信号を表示する画像表示装置と
    で構成される画像表示システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、
    前記画像表示装置への、複数の前記保存手段により保存された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置は、
    点順次または線順次方式によって画像の描画を行う複数の画像表示処理手段と、
    前記画像表示処理手段により描画される画像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、n個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、n個備えられ、
    前記出力制御手段は、n個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示処理手段に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、前記表示手段に順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  35. 複数の前記画像表示処理手段は、前記表示手段により表示される、前記画像処理装置から供給された前記画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行う
    ことを特徴とする請求項34に記載の画像表示システム。
  36. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、4個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を4系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、4個備えられ、
    前記出力制御手段は、4個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、4個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項34に記載の画像表示システム。
  37. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、5個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を5系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、5個備えられ、
    前記出力制御手段は、5個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、5個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項34に記載の画像表示システム。
  38. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、3個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項34に記載の画像表示システム。
  39. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示処理手段は、少なくとも、3個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、3個の前記画像表示処理手段に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項34に記載の画像表示システム。
  40. 画像信号を処理する画像処理装置と、
    前記画像処理装置において処理された前記画像信号を表示する複数の画像表示装置と
    で構成される画像表示システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    第1のフレームレートの前記画像信号の供給を受けて、複数の画像信号系列に、フレームごとに分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記画像信号系列をそれぞれ保存する複数の保存手段と、
    前記画像表示装置への、複数の前記保存手段により保存された前記画像信号系列のそれぞれの出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段により出力が制御された複数の前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記画像表示装置は、
    点順次または線順次方式によって画像の描画を行う画像表示処理手段を備え、
    前記画像表示装置は、少なくとも、n個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号をn系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、n個備えられ、
    前記出力制御手段は、n個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、前記第1のフレームレートの1/nのフレームレートである第2のフレームレートで、n個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御し、
    前記表示制御手段は、前記出力制御手段によりn個の前記画像表示装置に順次出力された、前記第2のフレームレートの前記画像信号系列が、前記第2のフレームレートによる1フレームの走査時間の1/nずつずれて、点順次または線順次方式によって、順次描画されるように、前記画像信号系列の全てで構成される前記画像信号に対応する画像の表示を制御する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  41. 前記画像表示装置は、前記画像を投影表示するプロジェクタにより構成される
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
  42. 複数の前記画像表示装置は、前記画像処理装置から供給された前記画像信号の、対応する位置のn個の画素の画素位置のずれが、1画素の画素幅以内となるように描画を行う
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
  43. 前記第1のフレームレートは240Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、4個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を4系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、4個備えられ、
    前記出力制御手段は、4個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、4個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
  44. 前記第1のフレームレートは250Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、5個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を5系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、5個備えられ、
    前記出力制御手段は、5個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、5個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
  45. 前記第1のフレームレートは180Hzであり、
    前記第2のフレームレートは60Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、3個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、60Hzで、3個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
  46. 前記第1のフレームレートは150Hzであり、
    前記第2のフレームレートは50Hzであり、
    前記画像表示装置は、少なくとも、3個備えられ、
    前記分離手段は、前記画像信号を3系列の前記画像信号系列に分離し、
    前記保存手段は、3個備えられ、
    前記出力制御手段は、3個の前記保存手段によりそれぞれ保存された前記画像信号系列が、50Hzで、3個の前記画像表示装置に、1フレームごとに、順次出力されるように、前記画像信号系列の出力を制御する
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像表示システム。
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