JP2011033787A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ベルトとクリーニング手段との間に生じる摩擦抵抗がいくらか過大になったとしても、搬送ベルトに過大な弛みが生じるのを抑制でき、そのような弛みに起因して搬送ベルトがばたつくことも抑制可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置1は、搬送ベルト21に接触するベルトクリーニングローラ63で、搬送ベルト21の外周面に付着した付着物を除去する仕組みを備えている。また、ベルト駆動ローラ23と搬送ベルト21との接触位置を第一位置、ベルトクリーニングローラ63と搬送ベルト21との接触位置を第二位置として、第一位置と第二位置との間にベルトガイド75,77が配設され、これらベルトガイド75,77間に搬送ベルト21を案内することにより、搬送ベルト21に大きな弛みが生じるのを抑制し、そのような弛みに起因して搬送ベルト21がばたつくことも抑制している。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送ベルト上の被記録媒体に対して画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置の一つとして、循環駆動される搬送ベルトで被記録媒体を搬送しながら、その搬送ベルト上の被記録媒体に対して画像を形成する仕組みを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記特許文献1に記載された画像形成装置には、クリーニングローラを備えたベルトクリーナが設けられており、クリーニングローラを搬送ベルトの外周面に接触させることにより、搬送ベルトに付着したトナーや紙粉などの付着物を除去している(特許文献1:[0038]−[0045]、および図2参照。)。
特開2008−15170号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術において、上述のクリーニングローラは、搬送ベルトの外周面に押し当てられた状態にあり、しかも、搬送ベルトとの接触箇所において、搬送ベルトの循環方向とは相対的に逆向きに回転する構造になっている。
そのため、このような構造のベルトクリーナを設けると、搬送ベルトはクリーニングローラから相応に大きな摩擦抵抗を受けることになる。すなわち、搬送ベルトは循環駆動されているので、その循環方向下流側へ向かって進もうとするのに対し、クリーニングローラは、搬送ベルトの循環を妨げたり搬送ベルトを循環方向とは逆方向へ押し戻そうとしたりする。
したがって、搬送ベルトがクリーニングローラから受ける力が過大になった場合には、クリーニングローラとの接触箇所よりも搬送ベルトの循環方向上流側において、搬送ベルトに大きな弛みが生じる可能性がある。
また、このような大きな弛みが生じた場合、その弛んだ部分がばたついて騒音や振動を発生させる原因となることが懸念される。また、想定以上に搬送ベルトが弛んだ結果、搬送ベルトとクリーニングローラとの接触状態に想定外の変化が生じるようなことがあると、クリーニング性能が不安定になるなどの悪影響が現れるおそれもある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、搬送ベルトとクリーニング手段との間に生じる摩擦抵抗がいくらか過大になったとしても、搬送ベルトに過大な弛みが生じるのを抑制でき、そのような弛みに起因して搬送ベルトがばたつくことも抑制可能な画像形成装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
本発明の画像形成装置は、複数のローラに張架されて循環駆動され、その一部が被記録媒体の搬送経路に沿って移動する位置にあり、当該位置では、前記搬送経路の上流側から搬送されてくる被記録媒体に外周面で接触して前記被記録媒体とともに移動することにより、前記被記録媒体を前記搬送経路の下流側へと搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトとともに前記被記録媒体が移動する位置において、当該被記録媒体に対して画像を形成する画像形成手段と、前記搬送ベルトに接触し、前記搬送ベルトの外周面に付着した付着物を除去するクリーニング手段と、前記複数のローラのうち、前記搬送ベルトが循環駆動された際に前記クリーニング手段との接触直前に接触することになる一つのローラと前記搬送ベルトとの接触位置を第一位置、前記クリーニング手段と前記搬送ベルトとの接触位置を第二位置として、前記第一位置と前記第二位置との間で前記搬送ベルトに接触し、あらかじめ定められた領域内を通過する経路へ前記搬送ベルトを案内するガイド手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置においては、搬送ベルトがクリーニング手段に接触する箇所では、搬送ベルトに対し、搬送ベルトの移動を妨げる方向への力が作用しやすくなる。
しかし、この画像形成装置の場合、ガイド手段が搬送ベルトに接触して、搬送ベルトはあらかじめ定められた領域内を通過する経路へと案内されるので、少なくともガイド手段との接触箇所において、搬送ベルトの移動経路は、あらかじめ定められた領域内を通過する経路の外へ逸脱するほど大きく弛むことがない。
したがって、ガイド手段相当の接触物が全く設けられていない従来技術に比べ、搬送ベルトの弛みを抑制することができる。また、このような弛みに起因する搬送ベルトのばたつきも抑制できるので、画像形成装置から発生する騒音や振動を低減することができる。さらに、搬送ベルトのばたつきが抑制されることで、搬送ベルトが適正な循環経路に沿って安定した状態でクリーニング手段に到達するので、クリーニング性能も安定し、良好なクリーニングを行うことができるようになる。
ところで、本発明の画像形成装置において、前記ガイド手段は、あらかじめ定められた位置から変位しない固定通路を形成しており、前記搬送ベルトは、前記第一位置を通過した後、前記固定通路を経由してから前記第二位置へと移動するものであるとよい。
このように構成された画像形成装置によれば、搬送ベルトが、あらかじめ定められた位置から変位しない固定通路へと案内されるので、その固定通路から逸脱するような大きな弛みが生じるのを防止することができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記ガイド手段は、前記搬送ベルトの移動方向に直交する方向全体にわたって、前記搬送ベルトに接触可能に設けられていると好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、ガイド手段が、搬送ベルトの移動方向に直交する方向全体にわたって搬送ベルトに接触可能な状態にあるので、搬送ベルトの移動方向に直交する方向について、部分的に接触していない箇所が存在する場合に比べ、搬送ベルトの弛み抑制効果を高めることができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記ガイド手段は、前記搬送ベルトを挟んで前記搬送ベルトの内周側と外周側に配置されていると好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、ガイド手段が、搬送ベルトの内周側と外周側で搬送ベルトに接触するので、いずれか一方で接触する場合に比べ、搬送ベルトの弛みやばたつきの抑制効果を高めることができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記ガイド手段は、前記搬送ベルトに従動して回転するローラで、前記搬送ベルトに接触すると好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、ガイド手段が、搬送ベルトに従動して回転するローラで搬送ベルトに接触するので、搬送ベルトの動きに従動しない部材で接触する場合に比べ、ガイド手段と搬送ベルトとの間に生じる摩擦抵抗を低減できる。
また、本発明の画像形成装置において、前記ガイド手段は、アースされた導電部で前記搬送ベルトに接触すると好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、ガイド手段が、アースされた導電部で搬送ベルトに接触するので、搬送ベルトとの摩擦に伴って搬送ベルトやガイド手段が帯電するのを予防することができる。
あるいは、本発明の画像形成装置において、前記画像形成手段は、正または負の帯電性を有するトナーを利用して、前記被記録媒体に対して画像を形成する手段であり、前記ガイド手段は、バイアス電圧が印加された導電部で前記搬送ベルトに接触しており、前記バイアス電圧の印加に伴って前記搬送ベルトの外周側で電界が生じ、帯電した状態にある前記トナーが前記電界からの力を受けることで、前記ガイド手段側から前記搬送ベルト側への移動を促される状態になっていてもよい。
このように構成された画像形成装置によれば、ガイド手段が、バイアス電圧が印加された導電部で搬送ベルトに接触し、帯電した状態にあるトナーは、ガイド手段側から搬送ベルト側への移動を促される状態になる。したがって、搬送ベルト上に残留するトナーがガイド手段側へ転移しにくくなり、ガイド手段が汚損するのを抑制することができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記搬送ベルトは、循環駆動された際に、第一の範囲において画像形成装置本体の正面側から背面側に向かって移動する一方、第二の範囲において画像形成装置本体の背面側から正面側に向かって移動する構造になっていて、前記第一の範囲を移動する部分の上面側に前記被記録媒体を搭載して前記被記録媒体を搬送するとともに、前記第二の範囲を移動する部分の下面側に前記クリーニング手段が接触する状態にあり、前記クリーニング手段は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記接触部によって前記搬送ベルトから除去された付着物が溜められる付着物回収部が、前記画像形成装置本体から引き抜き可能なクリーナユニットに組み込まれた構造になっていて、前記クリーナユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態において、前記接触部は前記画像形成装置本体内部で正面寄りの位置に配置され、前記付着物回収部は前記画像形成装置本体内部で前記接触部よりも背面側に配置されているとよい。
このように構成された画像形成装置によれば、クリーナユニットを画像形成装置本体から引き抜くことができるので、クリーニング手段のメンテナンスが容易となる。しかも、利用者が、クリーナユニットを引き抜いた後、引き抜いたクリーナユニットの正面側を上にしてぶら下げたとしても、付着物回収部は接触部の下方に来るので、回収された付着物が付着物回収部側から接触部側へ逆戻りするのを防止できる。
また、このような構成を採用した場合、接触部は画像形成装置本体内部の正面寄りの位置で搬送ベルトに接触する。そのため、第一の範囲を通過して画像形成装置本体内部の背面寄りの位置まで移動した搬送ベルトは、接触部との接触点に至るまで比較的長距離にわたって第二の範囲を移動することになり、その分、第二の範囲では弛みが生じやすくなる。しかし、この弛みが生じやすい部分において、ガイド手段が搬送ベルトに接触するので、上記のような弛みを効果的に抑制することができる。
画像形成装置の内部構造を左側面側から見た縦断面図。 (a)は搬送ベルトとベルトガイドの位置関係を示す説明図、(b)は搬送ベルトとベルトガイドの位置関係およびアース接続の状況を併記した説明図、(c)は搬送ベルトの循環経路をベルトガイドがある場合とない場合について併記した説明図。 (a)はベルトガイドにバイアス電圧を印加する事例についての説明図、(b)はベルトガイドにテンションローラを採用する事例についての説明図、(c)はベルトガイドに板状の部材を採用する事例についての説明図。
次に、本発明の実施形態について、具体的な例を挙げて説明する。
[搬送機構および画像形成機構の構造]
図1に示す画像形成装置1は、カット紙などの被記録媒体に対して電子写真方式で画像を形成する装置で、一般にレーザープリンタと呼ばれるものである。
この画像形成装置1は、給紙カセット11内に収納された被記録媒体を搬送経路下流側へ搬送するために設けられた搬送機構として、ピックアップローラ13、分離ローラ15、分離パッド17、レジストローラ19、搬送ベルト21、ベルト駆動ローラ23、従動ローラ25、加熱ローラ27、加圧ローラ29、排紙ローラ31などを備えている。
また、被記録媒体上に画像を形成するため、4組の画像形成機構41を備えており、これらの画像形成機構41は、それぞれが感光体43、帯電器45、露光器47、現像ローラ49、供給ローラ51、転写ローラ53などを備えている。
これらの構成を備えた画像形成装置1において、給紙カセット11内に収納された被記録媒体は、ピックアップローラ13によって給紙カセット11から引き出されて、搬送経路下流側へと送り出される。その際、複数枚の被記録媒体が重なった状態で搬送経路下流側へ送り出されたとしても、それらの被記録媒体は、分離ローラ15および分離パッド17によって1枚ずつに分離されてから、搬送経路下流側へと送られる。
そして、被記録媒体がレジストローラ19に到達すると、被記録媒体がレジストローラ19に当接して被記録媒体の先端位置が位置決めされ、これにより、被記録媒体上の印刷開始位置が最適化される。また、この位置決めに伴って、被記録媒体は搬送方向に対する傾きが矯正され、これにより、被記録媒体の斜行が防止される。
レジストローラ19での位置決め後、レジストローラ19を通過した被記録媒体は搬送ベルト21の上面側へと案内される。搬送ベルト21は、ベルト駆動ローラ23および従動ローラ25に張架された無端ベルトで、ベルト駆動ローラ23によって駆動されて所定の循環経路を循環する構造になっている。
この搬送ベルト21は、循環駆動された際に、ベルト駆動ローラ23や従動ローラよりも上方に位置する第一の範囲において、画像形成装置1の本体の正面側から背面側に向かって移動する。また、ベルト駆動ローラ23や従動ローラよりも下方に位置する第二の範囲において、画像形成装置1の本体の背面側から正面側に向かって移動する。
ベルト駆動ローラ23は、図示しないモーターから伝達される動力で、図1中のベルト駆動ローラ23上に付記した矢印で示した方向へ回転駆動される。一方、従動ローラ25は、搬送ベルト21が循環駆動された際に搬送ベルト21に追従して回転する。なお、従動ローラ25は、その回転軸を軸支する軸受部(図示略)が、ばね機構(図示略)によってベルト駆動ローラ23から離間する方向に付勢された状態にあり、これにより、搬送ベルト21には適度な張力がかかるようになっている。
被記録媒体が搬送経路上流側から搬送ベルト21の上面側へと案内された際、搬送ベルト21は、搬送されてきた被記録媒体に外周面で接触して被記録媒体とともに循環経路を移動し、これにより、被記録媒体を搬送経路の下流側へと搬送する。
画像形成機構41(本発明でいう画像形成手段の一例に相当。)は、搬送ベルト21とともに被記録媒体が移動する位置において、その被記録媒体に対して画像を形成する。具体的には、画像形成機構41は、搬送ベルト21の上面側に接する位置に配置された感光体43を備え、この感光体43の表面を帯電器45で帯電させた後、露光器47によって感光体43の表面に静電潜像が描かれる。そして、その静電潜像が現像ローラ49によって顕像化される。
より詳しくは、現像ローラ49の表面には、供給ローラ51から供給されるトナーが担持され、このトナーを担持した表面で現像ローラ49が感光体43の表面に接触することで、感光体43の表面にはトナー像が形成される。
こうして形成されたトナー像は、感光体43と転写ローラ53との間に、被記録媒体が搬送ベルト21とともに挟み込まれた際に、被記録媒体側へと転写される。4組の画像形成機構41それぞれにおいて使用するトナーの色は、被記録媒体の搬送経路上流側から順に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンとなっている。そのため、被記録媒体上には、この順序で各色のトナー像が転写されてゆき、最終的にフルカラーのトナー像が被記録媒体上に形成されることになる。
こうしてトナー像が形成された被記録媒体は、搬送ベルト21により、さらに搬送経路下流側へと送り出されて加熱ローラ27と加圧ローラ29の間に挟み込まれて加熱および加圧を受け、これにより、トナー像が被記録媒体に定着する。そして、これら加熱ローラ27と加圧ローラ29によって搬送経路下流側へと送り出された被記録媒体は、排紙ローラ31によって画像形成装置1の上面側へと排出される。
[クリーニング機構の構造]
次に、画像形成装置1が備えるクリーニング機構(本発明でいうクリーニング手段の一例に相当。)について説明する。搬送ベルト21の下方には、搬送ベルト21に付着する廃トナーや紙粉などの付着物を除去するためのクリーニング機構として、クリーナユニット61が設けられている。このクリーナユニット61は、ベルトクリーニングローラ63(本発明でいう接触部の一例に相当。)、クリーニングシャフト65、ブレード67などを備えている。
ベルトクリーニングローラ63は、上述した第二の範囲(すなわち、ベルト駆動ローラ23や従動ローラよりも下方に位置する範囲)において、搬送ベルト21に接触する位置に配設されている。また、ベルトクリーニングローラ63は、搬送ベルト21との接触箇所における搬送ベルト21の進行方向(図1中に示す方向では前方)に逆らって回転する方向へ(図1中では反時計回りに)回転駆動されている。これにより、搬送ベルト21にトナーや紙粉などが付着していると、それらの付着物はベルトクリーニングローラ63によって掻き取られることになる。
クリーニングシャフト65は、ベルトクリーニングローラ63に接触する位置に配設されている。このクリーニングシャフト65には、付着物が帯びている電荷とは反対の電荷を帯びるバイアス電圧が印加され、これにより、ベルトクリーニングローラ63に付着した付着物をクリーニングシャフト65側へと転移させている。
ブレード67は、クリーニングシャフト65に接触する位置に配設され、クリーニングシャフト65に付着した付着物を掻き落とす。なお、掻き落とされた付着物は、クリーナユニット61内に設けられた付着物回収部71に回収される。
また、クリーナユニット61は、画像形成装置1の本体に対し、着脱可能な構造になっていて、新たなクリーナユニット61と交換できる仕組みになっている。クリーナユニット61の交換時には、クリーナユニット61の上方にある構造物を取り外した後、クリーナユニット61の前面側に設けられたハンドル73に手をかけて、クリーナユニット61が画像形成装置1の前方へと引き上げられる。なお、このハンドル73は、画像形成装置1の本体の前方寄りの位置に配置されており、これにより、利用者が画像形成装置1の前方からハンドル73に手をかけやすくなっている。
このような方法で利用者がクリーナユニット61を画像形成装置1の本体から取り出そうとすると、クリーナユニット61は、ハンドル73側が上に、ハンドル73と反対側の端が下になるかたちで、ぶら下げられた状態になる。そのため、クリーナユニット61の付着物回収部71内に溜められていた付着物は、クリーナユニット61の内部においてハンドル73と反対側の端の方へ移動する。
ここで、仮に、上述したベルトクリーニングローラ63などが、ハンドル73と反対側の端の方に設けてあったとすると、クリーナユニット61がぶら下げられた際には、ベルトクリーニングローラ63の周辺にある開口部分から、回収済みの付着物がクリーナユニット61の外部にこぼれるおそれがある。
そこで、このような問題を防ぐために、この画像形成装置1では、上述したベルトクリーニングローラ63、クリーニングシャフト65、およびブレード67などを、ハンドル73側に設けてある。すなわち、ベルトクリーニングローラ63、クリーニングシャフト65、およびブレード67なども、画像形成装置1の本体の前方寄りの位置に配置してある。
これにより、ハンドル73側が上になるかたちで、クリーナユニット61がぶら下げられたとしても、ベルトクリーニングローラ63等の周辺にある開口部分は、付着物回収部71に溜められた付着物よりも上方に位置する状態となる。したがって、このような構造とすれば、回収済みの付着物がクリーナユニット61の外部にこぼれるのを防止できるのである。
[ベルトガイドの構造]
次に、ベルトガイド(本発明でいうガイド手段の一例に相当。)について説明する。
搬送ベルト21のうち、上述した第二の範囲(すなわち、ベルト駆動ローラ23や従動ローラよりも下方に位置する範囲)において、搬送ベルト21に接触する位置には、一対のベルトガイド75,77が配設されている。
これらのベルトガイド75,77は、ベルト駆動ローラ23と搬送ベルト21との接触位置を第一位置、ベルトクリーニングローラ63と搬送ベルト21との接触位置を第二位置として、これら第一位置と第二位置との間で搬送ベルト21に接触し、ベルトガイド75,77間を通過する経路へ搬送ベルト21を案内している。
また、これらベルトガイド75,77は、図2(a)に示すように、搬送ベルト21の移動方向に直交する方向(以下、ベルト幅方向ともいう。)全体にわたって、搬送ベルト21に接触可能な長さを有している。
さらに、これらベルトガイド75,77は、図1に示した通り、一方のベルトガイド75が搬送ベルト21の内周側に配置され、他方のベルトガイド77が搬送ベルト21の外周側に配置されていて、これにより、図2(b)に示すように、ベルトガイド75,77が搬送ベルト21を表裏から挟み込んでいる。
また、これらベルトガイド75,77は、双方とも搬送ベルト21に従動して回転するローラによって構成され、このローラで搬送ベルト21に接触している。加えて、ベルトガイド75,77は、双方とも金属製のもので、図2(b)に示すように、双方ともアース電位を持つ部分81に電気的に接続されている。
[効果]
以上のように構成された画像形成装置1によれば、ベルトガイド75,77が設けてあるので、上述した第一位置と第二位置との間で搬送ベルト21に弛みが生じるのを抑制することができる。
より詳しく説明すると、上述したようなベルトクリーニングローラ63が設けてある場合、搬送ベルト21がベルトクリーニングローラ63に接触する箇所では、搬送ベルト21に対し、搬送ベルト21の移動を妨げる方向への力が作用しやすくなる。
しかし、この画像形成装置1の場合、ベルトガイド75,77が搬送ベルト21に接触して、搬送ベルト21は、位置が固定されたベルトガイド75,77間を通過する経路へと案内されている。そのため、少なくともベルトガイド75,77との接触箇所において、搬送ベルト21の移動経路は、ベルトガイド75,77間を通過する経路の外へ逸脱するほど大きく弛むことがない。
したがって、搬送ベルト21の移動経路は、例えば、図2(c)に示すような、ベルトガイド75,77間を通過する経路P1にはなり得るものの、ベルトガイド75,77間から逸脱することはないので、大きな弛みが生じて経路P2を通るような状態にはなり得ない。また、そのような弛みが生じないので、搬送ベルト21が大きくばたつくこともなく、それ故、経路P3を通るような状態にもなり得ない。
ちなみに、ベルトガイド75,77相当の接触物が全く設けられていないと、搬送ベルト21に弛みが生じると経路P2を通るような状態になるおそれがあり、また、このような弛みが生じると、搬送ベルト21がばたつき、経路P3を通るような状態になるおそれもある。
よって、これらベルトガイド75,77を備えた画像形成装置1であれば、ベルトガイド75,77相当の接触物がないものよりも、搬送ベルト21の弛みを抑制することができるのである。また、このような弛みに起因する搬送ベルト21のばたつきも抑制できるので、画像形成装置1から発生する騒音や振動を低減することができる。さらに、搬送ベルト21のばたつきが抑制されることで、搬送ベルト21が適正な循環経路に沿って安定した状態でベルトクリーニングローラ63に到達するので、クリーニング性能も安定し、良好なクリーニングを行うことができるようになる。
なお、本実施形態において、ベルトガイド75,77間に形成される通路は、あらかじめ定められた位置から変位しない固定通路となっているので、搬送ベルト21の通過する位置がいくらか変動するものよりも、より確実に搬送ベルト21が通過する位置を規制し、大きな弛みが生じるのを防止することができる。
また、ベルトガイド75,77は、搬送ベルト21の移動方向に直交する方向全体にわたって搬送ベルト21に接触可能なので、部分的に接触していない箇所が存在する場合に比べ、搬送ベルト21の弛み抑制効果を高めることができる。
さらに、ベルトガイド75,77は、搬送ベルト21を表裏から挟み込んでいるので、ベルトガイド75,77のいずれか一方で接触する場合に比べ、搬送ベルト21の弛みやばたつきの抑制効果が高くなる。
また、これらベルトガイド75,77は、双方とも搬送ベルト21に従動して回転するローラによって構成されているので、搬送ベルト21の動きに従動しない部材で接触する場合に比べ、ベルトガイド75,77と搬送ベルト21との間に生じる摩擦抵抗を低減することができる。
加えて、ベルトガイド75,77は、双方ともアース電位を持つ部分81に電気的に接続されているので、搬送ベルト21との摩擦に伴って搬送ベルト21やベルトガイド75,77が帯電するのを予防することができる。
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ベルトガイド75,77を、アース接続された金属製のローラで構成する例を示したが、図3(a)に例示するように、いずれか一方または両方にバイアス電圧を印加するバイアス電圧制御回路83を接続してもよい。
この場合、正帯電性のトナーか負帯電性のトナーかを考慮して、バイアス電圧の印加に伴って搬送ベルト21の外周側で生じる電界の向きを、帯電した状態にあるトナーをガイド手段側から搬送ベルト側へ移動させるような向きにすれば、ベルトガイド77にトナーが付着するのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、一対のローラをベルトガイド75,77として、これらのベルトガイド75,77間に搬送ベルト21を挟み込んでいたが、この他、図3(b)に示すように、ローラ85Aとばね機構85Bとを有するテンションローラ85をガイド手段として採用し、搬送ベルト21の循環経路を弛みのない経路に案内してもよい。
さらに、上記実施形態では、一対のローラをベルトガイド75,77としてあったが、ローラ以外のものでベルトガイドを構成することもできる。例えば、図3(c)に示すように、板状のベルトガイド87,89で搬送ベルト21を挟み込んでも、搬送ベルト21の弛みを抑制することができる。ただし、この場合は、一対のローラをベルトガイド75,77とする場合より、搬送ベルト21に作用する摩擦抵抗が増大しやすくなるので、ベルトガイド87,89の材質については、より摩擦抵抗の小さいものを採用すると好ましい。
加えて、上記実施形態では、搬送ベルト21の移動方向に逆らって回転するベルトクリーニングローラ63で、搬送ベルト21の付着物を除去する構成を例示したが、ブレード状の部材を搬送ベルト21に押し当てて、搬送ベルト21の付着物を除去する構成としてもよい。このような場合でも、ブレード状の部材は搬送ベルト21の移動を妨げる摩擦抵抗を発生させるので、上述の如きベルトガイド75,77を設けることで、搬送ベルト21の弛みを抑制することができる。
1・・・画像形成装置、11・・・給紙カセット、13・・・ピックアップローラ、15・・・分離ローラ、17・・・分離パッド、19・・・レジストローラ、21・・・搬送ベルト、23・・・ベルト駆動ローラ、25・・・従動ローラ、27・・・加熱ローラ、29・・・加圧ローラ、31・・・排紙ローラ、41・・・画像形成機構、43・・・感光体、45・・・帯電器、47・・・露光器、49・・・現像ローラ、51・・・供給ローラ、53・・・転写ローラ、61・・・クリーナユニット、63・・・ベルトクリーニングローラ、65・・・クリーニングシャフト、67・・・ブレード、71・・・付着物回収部、73・・・ハンドル、75,77,87,89・・・ベルトガイド、81・・・アース電位を持つ部分、83・・・バイアス電圧制御回路、85・・・テンションローラ、85A・・・ローラ、85B・・・ばね機構。

Claims (8)

  1. 複数のローラに張架されて循環駆動され、その一部が被記録媒体の搬送経路に沿って移動する位置にあり、当該位置では、前記搬送経路の上流側から搬送されてくる被記録媒体に外周面で接触して前記被記録媒体とともに移動することにより、前記被記録媒体を前記搬送経路の下流側へと搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトとともに前記被記録媒体が移動する位置において、当該被記録媒体に対して画像を形成する画像形成手段と、
    前記搬送ベルトに接触し、前記搬送ベルトの外周面に付着した付着物を除去するクリーニング手段と、
    前記複数のローラのうち、前記搬送ベルトが循環駆動された際に前記クリーニング手段との接触直前に接触することになる一つのローラと前記搬送ベルトとの接触位置を第一位置、前記クリーニング手段と前記搬送ベルトとの接触位置を第二位置として、前記第一位置と前記第二位置との間で前記搬送ベルトに接触し、あらかじめ定められた領域内を通過する経路へ前記搬送ベルトを案内するガイド手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド手段は、あらかじめ定められた位置から変位しない固定通路を形成しており、
    前記搬送ベルトは、前記第一位置を通過した後、前記固定通路を経由してから前記第二位置へと移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド手段は、前記搬送ベルトの移動方向に直交する方向全体にわたって、前記搬送ベルトに接触可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド手段は、前記搬送ベルトを挟んで前記搬送ベルトの内周側と外周側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド手段は、前記搬送ベルトに従動して回転するローラで、前記搬送ベルトに接触する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ガイド手段は、アースされた導電部で前記搬送ベルトに接触する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、正または負の帯電性を有するトナーを利用して、前記被記録媒体に対して画像を形成する手段であり、
    前記ガイド手段は、バイアス電圧が印加された導電部で前記搬送ベルトに接触しており、前記バイアス電圧の印加に伴って前記搬送ベルトの外周側で電界が生じ、帯電した状態にある前記トナーが前記電界からの力を受けることで、前記ガイド手段側から前記搬送ベルト側への移動を促される状態になっている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送ベルトは、循環駆動された際に、第一の範囲において画像形成装置本体の正面側から背面側に向かって移動する一方、第二の範囲において画像形成装置本体の背面側から正面側に向かって移動する構造になっていて、前記第一の範囲を移動する部分の上面側に前記被記録媒体を搭載して前記被記録媒体を搬送するとともに、前記第二の範囲を移動する部分の下面側に前記クリーニング手段が接触する状態にあり、
    前記クリーニング手段は、前記搬送ベルトに接触する接触部と、前記接触部によって前記搬送ベルトから除去された付着物が溜められる付着物回収部が、前記画像形成装置本体から引き抜き可能なクリーナユニットに組み込まれた構造になっていて、前記クリーナユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態において、前記接触部は前記画像形成装置本体内部で正面寄りの位置に配置され、前記付着物回収部は前記画像形成装置本体内部で前記接触部よりも背面側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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