JP2011033499A - 燃料集合体収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納容器の落下に伴うバスケット及び燃料集合体の浮き上がりを低減させることのできる燃料集合体収納容器を提供する。
【解決手段】本発明の燃料集合体収納容器10は、胴本体11、蓋部材13、バスケット20及び弾性部材30A〜30Dを備える。バスケット20は、一端部が開口するとともに他端部が底板23により閉塞され、燃料集合体40をセル21に収容し底板23上に燃料集合体40を載置した状態となるように構成されている。弾性部材30A〜30Dは、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間、及び、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と蓋部材13との間の少なくとも一方に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、原子炉で使用される燃料集合体を収納する燃料集合体収納容器に関する。
原子力発電所等で用いられる核燃料の核燃料棒を束ねた集合体を燃料集合体という。原子炉に装荷されて所定の期間燃焼させた後に原子炉から取り出された燃料集合体は、通常、原子力発電所等の冷却ピットで所定期間冷却される。その後、燃料集合体は、放射線の遮蔽機能を有する燃料集合体収納容器に収納され、車両又は船舶で再処理施設又は中間貯蔵施設に搬送され、再処理を行うまで貯蔵される。
図6の(a)は、従来の燃料集合体収納容器(以下、省略して「収納容器」とよぶ)の概略断面図であり、容器内部に燃料集合体が収容された状態を示している。図6の(a)に示される収納容器100は、胴本体110、バスケット200及び蓋部材130とを有している。胴本体110は、上部が開口した有底の円筒形状を成し、その内部には燃料集合体が収容される空間であるキャビティ150が形成されている。バスケット200は、キャビティ150に収容される燃料集合体を保持するための構造体であり、上端と下端が開放された複数の角パイプ状のセルが構成され、その横断面は格子形状を成している。燃料集合体400は、バスケット200を構成する各セル210に1体ずつ挿入されることにより、キャビティ150内において適切な間隔を保って収納される。蓋部材130は、胴本体110の上部開口を閉塞するものであり、一次蓋160及び二次蓋170から構成されている。
上記収納容器100の輸送時又は貯蔵時に落下事故や転倒事故等が発生した場合、収納容器100及びその内部に収納された燃料集合体400の耐久性及び安全性を確保するため、通常、収納容器100の外部両端部には、落下時・転倒時の衝撃を吸収する緩衝体(図示せず)が取り付けられている。
ところで、図6の(a)に示すように、収納容器100に燃料集合体が収納された状態において、バスケット200及びこのバスケット200に収容される燃料集合体400と、一次蓋160との間には所定の隙間が設けられている。一方、燃料集合体400は一本あたり約700kgであり、たとえば燃料集合体400を10本収納した場合の重量は約7トンとなる。このため、輸送時に収納容器100を吊り上げた際には、図6の(b)に示すように燃料集合体400の重量で収納容器100の底部190が撓んだ状態となる。図6の(b)に示される状態から収納容器100が鉛直方向下向き(矢印A方向)に落下した場合、落下途中において図6の(c)のように底面190の撓みが解放されるとともに、底面190からの上向きの力がバスケット200及び燃料集合体400に作用する。その結果、キャビティ150内でバスケット200及び燃料集合体400が浮き上がり、これらが一次蓋160に衝突するおそれがある。したがって、収納容器100の外部両端部に取り付けられる緩衝体に加え、燃料集合体400を直接保護する機構を敷設することで、燃料集合体400の耐久性及び安全性をさらに高めることが望まれている。
そこで、たとえば特許文献1に示される収納容器では、胴本体の底部と燃料集合体下端部との間にばね部材を配置し、このばね部材によって燃料集合体の上端部を蓋部材に押し付けた状態で燃料集合体を収納することで、収納容器の落下時における燃料集合体の浮き上がりを低減させている。
特開2005−55435号公報
しかしながら、特許文献1の収納容器の場合、燃料集合体の浮き上がりを低減させることは可能であるが、バスケット200の浮き上がりまでは考慮されていない。このため、図6の(c)に示すように、収納容器100が落下するのに伴いバスケット200が浮き上がって一次蓋160に衝突したり、また、バスケット200が浮き上がる際に燃料集合体400と擦れ合うことにより、燃料集合体400の保護機構が特許文献1の機構では十分体現できないおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、収納容器の落下に伴うバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを低減させることのできる燃料集合体収納容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る燃料集合体収納容器は一端が開口し、他端が閉塞された筒状をなす胴本体と、前記開口を閉塞する蓋部材と、前記胴本体の内部に配置され、燃料集合体を収容する複数のセルから構成されるバスケットと、を備え、前記バスケットは、一端部が開口するとともに他端部が底板により閉塞され、前記燃料集合体を前記セルに収容し前記底板上に前記燃料集合体を載置した状態となるように構成され、前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間、及び、前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間の少なくとも一方に弾性部材が設けられていることを特徴とする。
この燃料集合体収納容器では、バスケット及び燃料集合体は、弾性部材の弾性力によって胴本体軸方向への移動が規制された状態で収納容器内部に収納される。このため、収納容器の落下に伴って発生する収納容器内部のバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを低減させることが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体収納容器は、前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間に第1の弾性部材が設けられるとともに、前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間に第2の弾性部材が設けられていることを特徴とする。
この燃料集合体収納容器によれば、胴本体の底部とバスケットの底板との間、及び、バスケットのセルに収納される燃料集合体と蓋部材との間にそれぞれ弾性部材を設けた構成としたことで、収納容器が胴本体の底部を下にして落下した場合、また、蓋部材を下にして落下した場合のいずれにおいても、収納容器内部のバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを確実に低減させることが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体収納容器は、前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間に設けられた弾性部材によって前記燃料集合体の上端が前記蓋部材に押し付けられるように構成されていることを特徴とする。
この燃料集合体収納容器によれば、燃料集合体の上端が蓋部材に所定の力で押し付けられた状態で燃料集合体が収納されるため、燃料集合体の上端と蓋部材との間には隙間は生じない。したがって、収納容器が胴本体の底部を下にして落下した場合、また、蓋部材を下にして落下した場合のいずれにおいても、収納容器内部のバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを確実に低減させることが可能となる。
次の本発明に係る燃料集合体収納容器は、前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間に設けられた弾性部材によって前記バスケットの底板が前記胴本体の底部に押し付けられるように構成されていることを特徴とする。
この燃料集合体収納容器によれば、バスケットの底板が胴本体の底部に所定の力で押し付けられた状態で燃料集合体が収納されるため、バスケットの底板と胴本体の底部との間には隙間は生じない。したがって、収納容器が胴本体の底部を下にして落下した場合、また、蓋部材を下にして落下した場合のいずれにおいても、収納容器内部のバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを確実に低減させることが可能となる。
本発明の燃料集合体収納容器では、バスケットの他端に底板を設け、この底板上に燃料集合体を載置した状態で燃料集合体をセルに収容する構成とするとともに、胴本体の底部とバスケットの底板との間、及び、バスケットのセルに収納される燃料集合体と蓋部材との間の少なくとも一方に弾性部材を設けた構成としている。上記構成としたことで、燃料集合体の収納時において、バスケット及び燃料集合体は、弾性部材の弾性力によって胴本体軸方向への移動が規制される。その結果、収納容器の落下に伴って発生する収納容器内部のバスケット及び燃料集合体双方の浮き上がりを低減させることができるため、燃料集合体の耐久性及び安全性をさらに高めることができる。また、輸送中等の振動を弾性体により低減する効果も期待できる。
図1は、実施の形態1の燃料集合体収納容器の全体構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態1に係る燃料集合体収納容器の概略断面図である。 図3は、図2に示した燃料集合体収納容器の部分拡大図である。 図4は、実施の形態2に係る燃料集合体収納容器の概略断面図である。 図5は、実施の形態3に係る燃料集合体収納容器の概略断面図である。 図6は、従来の燃料集合体収納容器の概略断面図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明に係る燃料集合体収納容器は、加圧水型原子力プラント(PWR:Pressurized Water Reactor)の燃料集合体に対して好適である。また、沸騰水型原子力プラント(BWR:Boiling Water Reactor)などの原子力プラント全般への適用を除外するものではない。また、本発明に係る燃料集合体収納容器は、特に燃料集合体の輸送時において好適であるが、貯蔵時の適用が排除されるものではない。さらに、本発明に係る燃料集合体収納容器は、原子炉から取り出された燃料集合体の輸送のみならず、新しく製造されて原子炉に装荷される燃料集合体の輸送に適用してもよい。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る燃料集合体収納容器(以下、省略して「収納容器」とよぶ)の全体構成を示す模式図である。なお、図1では、バスケットに収容される燃料集合体を1つのみ示し、残りの燃料集合体の図示を省略している。また、図2は、図1に示した収納容器の概略断面図であり、燃料集合体を収容したバスケットが収納容器内部に配置され、かつ、収納容器の開口が蓋部材によって閉塞された状態を示している。また、図3は、図2の一部分を拡大して示した図である。
図1に例示される収納容器10は、原子炉から取り出した燃料集合体40を収納し、輸送及び貯蔵に用いられるものである。収納容器10は、一端が開口した有底の胴本体11と、胴本体11の外側に取り付けられる中性子遮蔽体12と、胴本体11の開口を閉塞する蓋部材13と、胴本体11の内部に配置され、複数の燃料集合体40をそれぞれ収容する複数のセル21を有するバスケット20、及び、バスケット20とともに胴本体11の内部に配置されるばね部材(弾性部材)30A,30Bとを備えている。
胴本体11は、炭素鋼やステンレス鋼からなる筒状の胴部と、当該胴部の他方の端部に設けられる底部とで構成されており、胴部と底部とで形成される内部空間(以下、これを「キャビティ」とよぶ)15が、燃料集合体40を収納する空間となる。キャビティ15は、後述する燃料集合体40の高さ寸法(全長)よりも大きい高さ寸法を有している。また、胴本体11は、キャビティ15に収納される燃料集合体40から発生するγ線を遮蔽する機能を有している。なお、以下では胴本体11の開口側を上端、底部側を下端として説明する。
中性子遮蔽体12は、内部に中性子を遮蔽するための中性子遮蔽物(レジン)が設けられたものである。また、キャビティ15において、胴本体11の内周壁とバスケット20との間にはスペーサ14が配置されている。スペーサ14は、バスケット20に収納した燃料集合体40からの崩壊熱を胴本体11へ伝える。そして、崩壊熱は、胴本体11及び中性子遮蔽体12を介して大気中へ放出される。
蓋部材13は、一次蓋16と二次蓋17とから構成され、キャビティ15に燃料集合体40が収容された後に胴本体11の開口部18に取り付けられることにより、キャビティ15を密封するものである。一次蓋16は、γ線を遮蔽する炭素鋼又はステンレス鋼から構成された円盤であり、胴本体11の開口部18に取り付けられる。二次蓋17は、ステンレス鋼又は炭素鋼からなる円盤であり、一次蓋よりも大きな径を有している。この二次蓋17は、一次蓋16の外側を覆うように胴本体11の開口部18に取り付けられる。
バスケット20は、複数の燃料集合体40を所定の間隔を保って支持するための構造体である。バスケット20は、たとえば図1に示すように、断面が矩形状を成す長尺の角パイプ22を複数組み合わせることによって構成され、その横断面は格子形状を成している。従来のバスケットは両端が開放された形状を有しているが、本実施の形態で適用するバスケット20は、図2に示すように一端のみが開口し、他端は底板23によって閉塞された構成を有している。なお、以下ではバスケット20の開口側を上端、底部側を下端として説明する。底板23は、バスケット20の下端全域に亘って配置されている。そして、各角パイプ22の内部領域、すなわち、底板23と側板24(図3を参照)とで囲まれた領域が、ひとつの燃料集合体40を収容する空間であるセル21となっている。複数の燃料集合体40は、図2及び図3に示すように、底板23上に載置された状態で各セル21に収容される。
また、バスケット20は、図2及び図3に示すように、その高さ寸法が燃料集合体40の全長よりも短く形成されている。このため、燃料集合体40がセル21に収容された状態において、燃料集合体40の上端部分がセル21の開口から突出している。本実施の形態では、バスケット20の高さ寸法を燃料集合体40における燃料の有効長程度としている。ここで、燃料集合体40における燃料の有効長とは、燃料棒の中にウラン酸化物等の焼結体である燃料ペレットが存在する長さであり、加圧水型原子力プラントに用いる燃料集合体(全長:約4.1m)の場合、燃料の有効長は約3.7mである。
この底板付きのバスケット20は、従来の底無しの角パイプを複数組み合わせて形成した従来のバスケットの下端部に、溶接やボルト締結等の手段を用いて底板23を取り付けたものであってもよく、また、有底の角パイプを複数組み合わせることにより形成したものであってもよい。なお、バスケット20(底板23を含む)を構成する角パイプ22の材質としては、ステンレス鋼などの鋼材、又は、アルミニウム又はアルミニウム合金の粉末に中性子吸収性能をもつボロン又はボロンの化合物の粉末を添加したアルミニウム複合材又はアルミニウム合金を用いることができる。
バスケット20に収容される燃料集合体40は、図3に示すように、複数の燃料棒41を複数の支持格子42で束ねて構成されている。燃料棒41の両方の端部には、それぞれ下部ノズル43と上部ノズル44とが配置されている。図3に示すように、燃料集合体40は、下部ノズル43がバスケット20の底板23に載置された状態でセル21に収容される。そして、燃料集合体40を収容したバスケット20は、胴本体11のキャビティ15に配置される。図3に示すように、燃料集合体40がキャビティ15に収納された状態において、下部ノズル43は胴本体11の底部19側に配置され、上部ノズル44は一次蓋16側に配置される。
ばね部材30A,30Bは、キャビティ15内において、燃料集合体40を収容したバスケット20をばねの弾性力によって支持するものである。図2及び図3に示すように燃料集合体40を収容したバスケット20がキャビティ15に配置され、かつ、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞された状態において、ばね部材30Aは、胴本体11における底部19の上面とバスケット20の底板23との間に配置される一方、ばね部材30Bは、燃料集合体40における上部ノズル44の上面と一次蓋16の下面との間に配置されている。本実施の形態では、各セル21に対して1個ずつばね部材30Aが配置されるとともに、各燃料集合体40に対して1個ずつばね部材30Bが配置されている。なお、ばね部材30Bは、バスケット20に収容されるすべての燃料集合体40に対応させて配置する必要があるが、ばね部材30Aについては必ずしも各セル21に対応させて配置する必要はなく、セル数よりも少ない個数であってもよい。
ばね部材30Aは、キャビティ15にバスケット20を配置する前に、予め各セル21の底板23の下面、又は、胴本体11の底部19の上面に取り付けられている。また、ばね部材30Bについても、キャビティ15にバスケット20を配置する前に、予め各燃料集合体40の上ノズル44の上面、又は、一次蓋16の下面に取り付けられている。そして、バスケット20がキャビティ15に配置され、一次蓋16及び二次蓋17によって胴本体11の開口部18が閉塞されることにより、ばね部材30A,30Bは圧縮された状態でキャビティ15内に配置される。
ばね部材30Aの弾性力は、蓋部材13を締付けてばね部材30Aが圧縮された状態において、燃料集合体40を一次蓋16方向に押えつける力を持つように設定されている。さらに、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の弾性力を有するように設定することが望ましい。同様に、ばね部材30Bの弾性力は、燃料集合体40を底部19方向に押えつける力を持つように設定されている。さらに、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の弾性力を有するように設定することが望ましい。このため、バスケット20及び燃料集合体40は、ばね部材30A,30Bの弾性力によって、胴本体軸方向への移動が規制された状態で支持される。
次に、上記のように構成した収納容器10の作用について説明する。上述したように、収納容器10の輸送時又は貯蔵時に収納容器10を吊り上げる際には、収納容器内部に収納された燃料集合体40の重量で収納容器10の底部19が撓んだ状態となる(図6(b)を参照)。従来の収納容器では、この状態から収納容器が鉛直方向下向き(図6(b)の矢印A方向)に落下したときに、胴本体の底部の撓みが解放されるとともに、底部からの上向きの力がバスケット及び燃料集合体に作用することで、キャビティ内でバスケット及び燃料集合体が浮き上がり、これらが一次蓋に衝突するおそれがあった(図6の(c)を参照)。
これに対して、本実施の形態の収納容器10では、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間、及び、燃料集合体40の上ノズル44と一次蓋16との間に、上述した大きさの弾性力を有するばね部材30A,30Bが配置され、キャビティ15内においてばね部材30A,30Bの弾性力によってバスケット20及び燃料集合体40が支持されている。このため、収納容器10の落下時に底部19の撓みが解放されて、底部19からの上向きの力がバスケット20及び燃料集合体40に作用したとしても、ばね部材30A,30Bの弾性力によってバスケット20及び燃料集合体40の上方への移動が規制される。その結果、バスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して低減することができる。
また、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間、及び、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40の上部ノズル44と一次蓋16との間に、それぞればね部材30A,30Bが設けられているため、収納容器10が胴本体11の底部19を下にして落下した場合、また、蓋部材13を下にして落下した場合のいずれにおいても、キャビティ15内のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを確実に低減させることができる。
また、従来の収納容器では、収納容器の落下・転倒に伴いバスケット内の燃料集合体がバスケットに対してその長手方向に相対移動することを想定し、燃料集合体を確実に保持するために、バスケットの高さ寸法を燃料集合体のキャビティ内での移動距離分を考慮し、燃料集合体の移動においても燃料集合体の有効部がバスケットから外れないような長さに設定していた。これに対し、本実施の形態の収納容器10の構成では、バスケット20に収容される燃料集合体40はバスケット20に対して相対的に移動しない。すなわち、ばね部材30A,30Bによってバスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定されている。したがって、バスケット20の高さ寸法を従来のバスケットの高さ寸法よりも短く設定することが可能である。上述したように、バスケット20の高さ寸法の目安は、燃料集合体40における燃料の有効長程度である。
なお、ばね部材30A,30Bの弾性力を大きくすると、蓋部材13で胴本体11の開口部18を塞ぐ際に、蓋部材13を胴本体11の開口部18に着座させることができないという事態が想定される。すなわち、燃料集合体40は一本あたり約700kgであり、たとえば燃料集合体40を10本収納した場合の重量は約7トンとなる。一方、蓋部材13の重量は約3トン程度である。したがって、蓋部材13の重さだけではばね部材30A,30Bを圧縮することができない。このため、蓋部材13を開口部18に配置する際には、蓋部材13の上部に補助重量体等を載せることによって、蓋部材13を開口部18に着座させる。
以上説明したように、本実施の形態の収納容器10では、バスケット20の下端に底板23を設け、この底板23上に燃料集合体40を載置した状態で燃料集合体40をセル21に収容するとともに、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間、及び、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間に、それぞればね部材30A,30Bを設けた構成としている。上記のように構成したことで、キャビティ15内において、バスケット20及び燃料集合体40は、ばね部材30A,30Bの弾性力によって胴本体軸方向への移動が規制された状態で支持される。その結果、収納容器10の落下に伴って発生する収納容器10内部のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して低減させることができ、燃料集合体40の耐久性及び安全性をさらに高めることができる。
また、本実施の形態の収納容器10によれば、バスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定されるため、バスケット20の高さ寸法を従来のバスケットよりも短くすることが可能となる。その結果、バスケット20を構成する材料が少なくて済むため、材料コストの低減及び軽量化を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る収納容器について説明する。なお、上述した実施の形態1と同一の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。図4は、実施の形態2の収納容器10の概略断面図である。上述した実施の形態1では、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間、及び、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間に、それぞればね部材30A,30Bを設けた構成としたが、実施の形態2の収納容器10は、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間にのみばね部材30Cを設けた点が、実施の形態1の構成と異なっている。それ以外は実施の形態1の構成と同じである。
ばね部材30Cは、キャビティ15内において、燃料集合体40を収容したバスケット20をばねの弾性力によって支持するものである。図4に示すように燃料集合体40を収容したバスケット20がキャビティ15に配置され、かつ、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞された状態において、ばね部材30Cは、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間に配置されている。図4に示した例では、各セル21に対して1個のばね部材30Cが配置されている。なお、ばね部材30Cは必ずしも各セル21に対応させて配置する必要はなく、セル数よりも少ない個数であってもよい。
ばね部材30Cは、キャビティ15にバスケット20を配置する前に、予め各セル21の底板23の下面、又は、胴本体11の底部19の上面に取り付けられている。そして、バスケット20がキャビティ15に配置され、一次蓋16及び二次蓋17によって胴本体11の開口部18が閉塞されることにより、ばね部材30Cは圧縮された状態でキャビティ15内に配置される。
ばね部材30Cの弾性力は、蓋部材13を締付けてばね部材30Cが圧縮された状態において、燃料集合体40を一次蓋16方向に押えつける力を持つように設定されている。さらに、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の弾性力を有するように設定することが望ましい。このため、ばね部材30Cによって燃料集合体40の上端が一次蓋16に押し付けられる。すなわち、バスケット20及び燃料集合体40は、ばね部材30Cの弾性力によって胴本体軸方向への移動が規制された状態で支持される。
次に、上記のように構成した収納容器10の作用について説明する。収納容器10の輸送時又は貯蔵時に収納容器10を吊り上げた際には、燃料集合体40の重量で収納容器10の底部19が撓んだ状態となる(図6(b)を参照)。従来の収納容器では、この状態から収納容器10が鉛直方向下向き(図6(b)の矢印A方向)に落下したときに、底面19の撓みが解放されるとともに、底面19からの上向きの力がバスケット20及び燃料集合体40に作用することで、キャビティ15内でバスケット20及び燃料集合体40が浮き上がり、これらが一次蓋16に衝突するおそれがあった。
しかしながら、本実施の形態の収納容器10では、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間に、上述した大きさの弾性力を有するばね部材30Cが配置され、ばね部材30Cによって燃料集合体40の上端が一次蓋11に押し付けられた状態で、バスケット20及び燃料集合体40が支持される。このため、収納容器10の落下時に底部19の撓みが解放され、底部19からの上向きの力がバスケット20及び燃料集合体40に作用したとしても、ばね部材30Cの弾性力によってバスケット20及び燃料集合体40の上方への移動が規制される。その結果、バスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して低減することができる。
また、ばね部材30Cの弾性力は、蓋部材13を締付けてばね部材30Cが圧縮された状態において、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の反発力を有するように設定されている。このため、ばね部材30Cによって燃料集合体40の上端が一次蓋16に押し付けられた状態が保持されるため、燃料集合体40の上端と一次蓋16との間には隙間は生じない。したがって、収納容器10が胴本体11の底部19を下にして落下した場合、また、蓋部材13を下にして落下した場合のいずれにおいても、収納容器10内部のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを確実に低減させることができる。
また、実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様に、バスケット20に収容される燃料集合体40はバスケット20に対して相対的に移動しない。すなわち、バスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定されている。このため、従来のバスケットの高さ寸法よりも短くすることが可能である。実施の形態2においても、バスケット20の高さ寸法は燃料集合体40における燃料の有効長程度としてある。
また、上述した実施の形態1と同様に、蓋部材13を用いて胴本体11の開口部18を閉塞する際に蓋部材13のみではばね部材30Cが圧縮されず、蓋部材13を開口部18に着座できないという事態が想定されるため、蓋部材13を開口部18上に配置する際には蓋部材13の上部に補助重量体(図示せず)を載せて着座させる。
以上説明したように、実施の形態2の収納容器10では、バスケット20の下端に底板23を設け、この底板23上に燃料集合体40を載置した状態で燃料集合体40をセル21に収容するとともに、胴本体11の底部19とバスケット20の底板23との間にばね部材30Cを設け、燃料集合体40がキャビティ15に収納された状態において、バスケット20を介して燃料集合体40の上端を一次蓋16に押し付けるように構成している。上記のように構成したことで、バスケット20及び燃料集合体40は、ばね部材30Cの弾性力によって胴本体軸方向への移動が規制された状態で支持される。その結果、収納容器10の落下に伴って発生する収納容器10内部のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して低減させることができ、燃料集合体40の耐久性及び安全性をさらに高めることができる。
また、実施の形態2の収納容器10においても、上述した実施の形態1と同様に、バスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定された構成であるため、バスケット20の高さ寸法を従来のバスケットよりも短くすることが可能となる。その結果、バスケット20を構成する材料が少なくて済むため、材料コストの低減及び軽量化を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、ばね部材30Cの弾性力を、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の反発力を有するように設定したが、これは一例であり、ばね部材30Cの弾性力は、ばね部材の配置個数等によって異なる。要するに、燃料集合体40がセル21に収納され、かつ、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞された状態において、バスケット20に作用するばね部材30Cによって燃料集合体40の上ノズル44が一次蓋16に対して所定の力で押し付けられた状態が保持されれば、上記効果は得られる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る収納容器について説明する。なお、上述した実施の形態1,2と同一の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。図5は、実施の形態3の収納容器10の概略断面図である。実施の形態3の収納容器10は、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間にのみばね部材30Dを設けた点が、実施の形態1,2の構成と異なっている。それ以外は実施の形態1,2の構成と同じである。
ばね部材30Dは、キャビティ15内において、燃料集合体40を収容したバスケット20をばねの弾性力によって支持するものである。図5に示すように燃料集合体40を収容したバスケット20がキャビティ15に収納され、かつ、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞された状態において、ばね部材30Dは、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間に配置されている。図5に示すように、ばね部材30Dは、各燃料集合体40に対して1個ずつ配置されている。
ばね部材30Dは、キャビティ15にバスケット20を配置する前に、予め各燃料集合体40の上ノズル44、又は、一次蓋16の下面に取り付けられている。そして、バスケット20がキャビティ15に配置され、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞されることにより、ばね部材30Dは圧縮された状態でキャビティ15内に配置される。
次に、上記のように構成した収納容器10の作用について説明する。収納容器10の輸送時又は貯蔵時に収納容器10を吊り上げた際には、燃料集合体40の重量で収納容器10の底部19が撓んだ状態となる(図6(b)を参照)。従来の収納容器では、この状態から収納容器10が鉛直方向下向き(図6(b)の矢印A方向)に落下したときに、底面19の撓みが解放されるとともに、底面19からの上向きの力がバスケット20及び燃料集合体40に作用することで、キャビティ15内でバスケット20及び燃料集合体40が浮き上がり、これらが一次蓋16に衝突するおそれがあった。
しかしながら、実施の形態3の収納容器10では、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間に、上述した大きさの弾性力を有するばね部材30Dが配置され、ばね部材30Dによってバスケット20の底板23が胴本体11の底部19に押し付けられた状態で、バスケット20及び燃料集合体40が支持される。このため、収納容器10の落下時に底部19の撓みが解放され、底部19からの上向きの力がバスケット20及び燃料集合体40に作用したとしても、ばね部材30Dの弾性力によってバスケット20及び燃料集合体40の上方への移動が規制される。その結果、バスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを低減することができる。
また、ばね部材30Dの弾性力は、蓋部材13を締付けてばね部材30Dが圧縮された状態において、燃料集合体40を底部19方向に押えつける力を持つように設定されている。さらに、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の弾性力を有するように設定することが望ましい。このため、ばね部材30Dによってバスケット20の底板23が胴本体11の底部19に所定の力で押し付けられた状態が保持される。このため、収納容器10の姿勢が蓋部材13を下側にした状態となっても、バスケット20の底板23と胴本体11の底部19との間に隙間が生じることはない。このため、収納容器10が蓋部材13を下にして落下した場合であっても、収納容器10内部のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して確実に低減させることができる。
また、実施の形態3においても、上述した実施の形態1,2と同様に、バスケット20に収容される燃料集合体40はバスケット20に対して相対的に移動しない。すなわち、バスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定されている。このため、従来のバスケットの高さ寸法よりも短くすることが可能である。なお、実施の形態3においても、バスケット20の高さ寸法は燃料集合体40における燃料の有効長程度としてある。
また、上述した実施の形態1,2と同様に、蓋部材13を用いて胴本体11の開口部18を閉塞する際に蓋部材13のみではばね部材30Dが圧縮されず、蓋部材13を開口部18に着座できないという事態が想定されるため、蓋部材13を開口部18上に配置する際には蓋部材13の上部に補助重量体(図示せず)を載せて着座させる。
以上説明したように、実施の形態3の収納容器10では、バスケット20の下端に底板23を設け、この底板23上に燃料集合体40を載置した状態で燃料集合体40をセル21に収容するとともに、バスケット20のセル21に収納される燃料集合体40と一次蓋16との間にばね部材30Dを設け、燃料集合体40がキャビティ15に収納された状態において、燃料集合体40を介してバスケット20の底板23を胴本体11の底部19に押し付けるように構成している。上記のように構成したことで、バスケット20及び燃料集合体40は、ばね部材30Dの弾性力により、胴本体軸方向への移動が規制された状態で支持される。その結果、収納容器10の落下に伴って発生する収納容器10内部のバスケット20及び燃料集合体40双方の浮き上がりを従来に比して低減させることができ、燃料集合体40の耐久性及び安全性をさらに高めることができる。
また、実施の形態3の収納容器10によれば、上記実施の形態1,2と同様に、バスケット20と燃料集合体40との相対位置が固定された構成であるため、バスケット20の高さ寸法を従来のバスケットよりも短くすることが可能となる。その結果、バスケット20を構成する材料が少なくて済むため、材料コストの低減及び軽量化を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、ばね部材30Dの弾性力を、一本の角パイプ22及び燃料集合体40の合計重量以上の反発力を有するように設定したが、これは一例であり、ばね部材30Dの弾性力は、ばね部材の配置個数等によって異なる。要するに、燃料集合体40がセル21に収納され、かつ、蓋部材13によって胴本体11の開口部18が閉塞された状態において、ばね部材30Dによってバスケット20の底板23が胴本体11の底部19に対して所定の力で押し付けられた状態が保持されれば、上記効果は得られる。
なお、上記実施の形態1〜3では、弾性部材としてばね部材30A,30B,30C,30Dを用いたが、これに限定されるものではない。たとえば、上記ばね部材30A〜30Dに替えて、金属ハニカム、木材等の衝撃入力時に一部塑性変形するものを適用することもできる。
以上のように、本発明に係る燃料集合体収納容器は、輸送時・貯蔵時に燃料集合体収納容器が落下した際に発生するバスケット及び燃料集合体の浮き上がりを低減することに適している。
10 燃料集合体収納容器
11 胴本体
12 中性子遮蔽体
13 蓋部材
14 スペーサ
15 キャビティ
16 一次蓋
17 二次蓋
18 開口部
19 底部
20 バスケット
21 セル
22 角パイプ
23 底板
24 側板
30A,30B,30C,30D ばね部材
40 燃料集合体
41 燃料棒
42 支持格子

Claims (4)

  1. 一端が開口し、他端が閉塞された筒状をなす胴本体と、
    前記開口を閉塞する蓋部材と、
    前記胴本体の内部に配置され、燃料集合体を収容する複数のセルから構成されるバスケットと、を備え、
    前記バスケットは、
    一端部が開口するとともに他端部が底板により閉塞され、前記燃料集合体を前記セルに収容し前記底板上に前記燃料集合体を載置した状態となるように構成され、
    前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間、及び、前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間の少なくとも一方に弾性部材が設けられていることを特徴とする燃料集合体収納容器。
  2. 前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間に第1の弾性部材が設けられるとともに、前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間に第2の弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体収納容器。
  3. 前記胴本体の底部と前記バスケットの前記底板との間に設けられた弾性部材によって前記燃料集合体の上端が前記蓋部材に押し付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体収納容器。
  4. 前記バスケットのセルに収納される前記燃料集合体と前記蓋部材との間に設けられた弾性部材によって前記バスケットの底板が前記胴本体の底部に押し付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体収納容器。
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