JPH0720278A - 使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラック - Google Patents
使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラックInfo
- Publication number
- JPH0720278A JPH0720278A JP3012788A JP1278891A JPH0720278A JP H0720278 A JPH0720278 A JP H0720278A JP 3012788 A JP3012788 A JP 3012788A JP 1278891 A JP1278891 A JP 1278891A JP H0720278 A JPH0720278 A JP H0720278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- fuel assembly
- spent fuel
- chamber
- holding rod
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用済燃料集合体を直立状態でラックに貯蔵
するに際し、集合体に中性子吸収材を挿入してその反応
度を低下させると共に、集合体と吸収材をラック内で固
定する。 【構成】 燃料集合体のシンブル管にクラスタ状の中性
子吸収材を挿入し、この中性子吸収材を、貯蔵ラックの
上部においてその一側から他側へラックの室の並びに沿
い、室の上方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことによ
り固定することを特徴としている。
するに際し、集合体に中性子吸収材を挿入してその反応
度を低下させると共に、集合体と吸収材をラック内で固
定する。 【構成】 燃料集合体のシンブル管にクラスタ状の中性
子吸収材を挿入し、この中性子吸収材を、貯蔵ラックの
上部においてその一側から他側へラックの室の並びに沿
い、室の上方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことによ
り固定することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPWR型原子炉で使用さ
れた使用済燃料集合体を貯蔵プールの貯蔵ラックに収納
するに際し、クラスタ状の中性子吸収材を集合体のシン
ブル管に挿入することにより該集合体の反応度を下げ、
かつ上記吸収材を効率よく、しかも容易には取外し不可
能に固定しうる使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラ
ックに関するものである。
れた使用済燃料集合体を貯蔵プールの貯蔵ラックに収納
するに際し、クラスタ状の中性子吸収材を集合体のシン
ブル管に挿入することにより該集合体の反応度を下げ、
かつ上記吸収材を効率よく、しかも容易には取外し不可
能に固定しうる使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラ
ックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉にて中性子照射を終了した使用済
燃料集合体は、発電所の使用済燃料貯蔵プールで保管し
た後、工場に輸送されて再処理される。この貯蔵プール
には、臨界等に対する安全性を確保するために、各燃料
集合体同士の間隔を規制すべく貯蔵ラックが設置されて
いる。このラックには当然貯蔵制限数が存在するが、現
在運転中の原子力発電所の貯蔵ラックは数年間の貯蔵を
前提として設置されているため、再処理の遅延により貯
蔵容量の不足が考えられる。
燃料集合体は、発電所の使用済燃料貯蔵プールで保管し
た後、工場に輸送されて再処理される。この貯蔵プール
には、臨界等に対する安全性を確保するために、各燃料
集合体同士の間隔を規制すべく貯蔵ラックが設置されて
いる。このラックには当然貯蔵制限数が存在するが、現
在運転中の原子力発電所の貯蔵ラックは数年間の貯蔵を
前提として設置されているため、再処理の遅延により貯
蔵容量の不足が考えられる。
【0003】そこで、例えば制御棒のような中性子吸収
材を燃料集合体のシンブル管に挿入することにより該燃
料体の臨界安性を確保し、集合体のラックピッチを稠密
にすることが考えられる。この方法自体は、原子炉内で
制御棒やバーナブルポイズン棒を使用していることと本
質的には同一作用であるため特に目新しいことではない
が、上記吸収材を臨界安全上の構成品とするためには、
該吸収材を取外し不可能にする必要がある。
材を燃料集合体のシンブル管に挿入することにより該燃
料体の臨界安性を確保し、集合体のラックピッチを稠密
にすることが考えられる。この方法自体は、原子炉内で
制御棒やバーナブルポイズン棒を使用していることと本
質的には同一作用であるため特に目新しいことではない
が、上記吸収材を臨界安全上の構成品とするためには、
該吸収材を取外し不可能にする必要がある。
【0004】この技術の代表的なものとしては、EPC
特許願第0,061,043号明細書と仏国特許願第
2,544,541号明細書に記載されたものがあり、
これらの明細書には夫々使用済燃料集合体にバーナブル
ポイズン棒を取外しできないよう固定するために燃料集
合体の上部ノズルに取付ける装置が開示されている。
特許願第0,061,043号明細書と仏国特許願第
2,544,541号明細書に記載されたものがあり、
これらの明細書には夫々使用済燃料集合体にバーナブル
ポイズン棒を取外しできないよう固定するために燃料集
合体の上部ノズルに取付ける装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記措
置においては、該装置を運用するには作業員の熟練を要
し、またその装置に容易に近づくことができるため、誤
って吸収体を抜き出してうまうなどの誤操作による偶発
的事故の可能性を有している。
置においては、該装置を運用するには作業員の熟練を要
し、またその装置に容易に近づくことができるため、誤
って吸収体を抜き出してうまうなどの誤操作による偶発
的事故の可能性を有している。
【0006】一方、上記装置の問題解決を試みたものと
して特開平2−201193号公報に記載の臨界防止装
置がある。この装置は、燃料集合体のシンブル管1本1
本に挿入されるもので、シンブル管に挿入される棒状の
吸収材本体と、該吸収材本体下部に設けられた自己掛止
手段とからなり、自己掛止手段は開閉自在の爪をシンブ
ル管の下端面に掛止する構造である。
して特開平2−201193号公報に記載の臨界防止装
置がある。この装置は、燃料集合体のシンブル管1本1
本に挿入されるもので、シンブル管に挿入される棒状の
吸収材本体と、該吸収材本体下部に設けられた自己掛止
手段とからなり、自己掛止手段は開閉自在の爪をシンブ
ル管の下端面に掛止する構造である。
【0007】しかし、上記装置にあっては、集合体のシ
ンブル管1本毎に臨界防止装置を取付けることから手間
と時間がかかり、さらにシンブル管が細いなど集合体の
形状が異なると装置を再設計せねばならず、適用範囲が
狭いという欠点を有している。
ンブル管1本毎に臨界防止装置を取付けることから手間
と時間がかかり、さらにシンブル管が細いなど集合体の
形状が異なると装置を再設計せねばならず、適用範囲が
狭いという欠点を有している。
【0008】本発明は叙上の如き実情に対処し、使用済
燃料集合体を収納する貯蔵ラックに新規な構成を見出す
ことにより、集合体に挿入する中性子吸収材を効率よ
く、しかも容易には取外し不可能に固定することを目的
とするものである。
燃料集合体を収納する貯蔵ラックに新規な構成を見出す
ことにより、集合体に挿入する中性子吸収材を効率よ
く、しかも容易には取外し不可能に固定することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明使用済燃料集合体の貯蔵方法の特徴は、アング
ル材等により区画された貯蔵ラックの各室内に使用済燃
料集合体を直立状態に収納し貯蔵するに際し、該燃料集
合体のシンブル管にクラスタ状に集束された中性子吸収
材を挿入し、該中性子吸収材を、上記貯蔵ラックの上部
においてその一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上
方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことにより固定する
ことにある。
る本発明使用済燃料集合体の貯蔵方法の特徴は、アング
ル材等により区画された貯蔵ラックの各室内に使用済燃
料集合体を直立状態に収納し貯蔵するに際し、該燃料集
合体のシンブル管にクラスタ状に集束された中性子吸収
材を挿入し、該中性子吸収材を、上記貯蔵ラックの上部
においてその一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上
方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことにより固定する
ことにある。
【0010】また、上記本発明方法を実施するための貯
蔵ラックは、アングル材等により区画された各室内に使
用済燃料集合体を直立状態に収納し貯蔵する使用済燃料
集合体の貯蔵ラックであって、ラックの上部に該ラック
の一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上方に水平に
差し渡し可能な吸収材保持棒と、該保持棒をラックの上
部での固定する固定機構とを備えたことを特徴とし、請
求項3はこれを記載している。
蔵ラックは、アングル材等により区画された各室内に使
用済燃料集合体を直立状態に収納し貯蔵する使用済燃料
集合体の貯蔵ラックであって、ラックの上部に該ラック
の一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上方に水平に
差し渡し可能な吸収材保持棒と、該保持棒をラックの上
部での固定する固定機構とを備えたことを特徴とし、請
求項3はこれを記載している。
【0011】また、請求項2および4は上記本発明方法
およびラックの態様を示し、吸収材保持棒の下に吸収材
の上部ノズルを保持する吸収材つかみ体を用いることを
記載するものである。
およびラックの態様を示し、吸収材保持棒の下に吸収材
の上部ノズルを保持する吸収材つかみ体を用いることを
記載するものである。
【0012】
【作用】上記の通りの本発明方法あるいは貯蔵ラックに
あっては、ラックの室の並びに沿いその上方に設けた吸
収材保持棒により、上記並びに収納された集合体の吸収
材を一括して固定することができ、かつラックにより固
定するようにしたことから、集合体の形状に変更があっ
ても影響を受けることがない。
あっては、ラックの室の並びに沿いその上方に設けた吸
収材保持棒により、上記並びに収納された集合体の吸収
材を一括して固定することができ、かつラックにより固
定するようにしたことから、集合体の形状に変更があっ
ても影響を受けることがない。
【0013】そして、この場合、ラックは貯蔵プールの
底に設置されるため、保持棒は水面下4m以下に位置
し、吸収材を取外すには貯蔵プール付属の大型クレーン
を長時間操作する必要があり、容易に取外すこと不可能
である。
底に設置されるため、保持棒は水面下4m以下に位置
し、吸収材を取外すには貯蔵プール付属の大型クレーン
を長時間操作する必要があり、容易に取外すこと不可能
である。
【0014】また、本発明ラックにおいては、保持棒が
ラックに固定されるため、ラック自身の強度が増し、さ
らに集合体の上下部が固定されることから耐震性能が向
上するメリットも有する。
ラックに固定されるため、ラック自身の強度が増し、さ
らに集合体の上下部が固定されることから耐震性能が向
上するメリットも有する。
【0015】
【実施例】以下更に添付図面を参照して本発明方法なら
びに貯蔵ラックの実施例を説明する。
びに貯蔵ラックの実施例を説明する。
【0016】図1は本発明貯蔵ラックの1例を示す平面
図、図2は同正面図であり、図において(1)はステン
レススチールのアングル材よりなるラック、(2)はラ
ックの室、(3)は吸収材保持棒、(4)は保持棒の固
定機構、(5)は吸収材つかみ体を夫々示し、上記ラッ
クの室(2)には、クラスタ状に集束された中性子吸収
材(6)をそのシンブル管(7a)に挿入された使用済
燃料集合体(7)が収納されている。
図、図2は同正面図であり、図において(1)はステン
レススチールのアングル材よりなるラック、(2)はラ
ックの室、(3)は吸収材保持棒、(4)は保持棒の固
定機構、(5)は吸収材つかみ体を夫々示し、上記ラッ
クの室(2)には、クラスタ状に集束された中性子吸収
材(6)をそのシンブル管(7a)に挿入された使用済
燃料集合体(7)が収納されている。
【0017】上記吸収材保持棒(3)は、ラック(1)
の上部において、ラック(1)の左端から右端へ、横1
列に並ぶ室(2)に沿いその上方を通るよう水平に差し
渡され、その両端部は保持棒固定装置(4)によって固
定されている。この吸収材保持棒(3)と前記集合体
(7)の中性子吸収材(6)の間には吸収材つかみ体
(5)が配されてており、上記吸収材保持棒(3)はこ
の吸収材つかみ体(5)を介して、中性子吸収材(6)
を押圧し固定している。この保持棒(3)は並列して複
数設置される。
の上部において、ラック(1)の左端から右端へ、横1
列に並ぶ室(2)に沿いその上方を通るよう水平に差し
渡され、その両端部は保持棒固定装置(4)によって固
定されている。この吸収材保持棒(3)と前記集合体
(7)の中性子吸収材(6)の間には吸収材つかみ体
(5)が配されてており、上記吸収材保持棒(3)はこ
の吸収材つかみ体(5)を介して、中性子吸収材(6)
を押圧し固定している。この保持棒(3)は並列して複
数設置される。
【0018】吸収材つかみ体(5)は図3および図4に
示すように、上部に溝(5a)を有し、該溝(5a)に
吸収材保持棒(3)を嵌入させている。また、このつか
み体(5)は、その下部が筒状のチャック部(5b)を
有し、チャック機構(図示せず)によって中性子吸収材
(6)の上部ノズル(6a)の突部(6b)を保持でき
るよう設けられている。中性子吸収材(6)としては、
制御棒,バーナブルポイズン棒、あるいは貯蔵専用に製
造したクラスタ状吸収材を使用することが考えられるた
め、つかみ体(5)のチャック部(5b)はこれら吸収
材の上部ノズルを保持できるよう設けられることが望ま
しい。
示すように、上部に溝(5a)を有し、該溝(5a)に
吸収材保持棒(3)を嵌入させている。また、このつか
み体(5)は、その下部が筒状のチャック部(5b)を
有し、チャック機構(図示せず)によって中性子吸収材
(6)の上部ノズル(6a)の突部(6b)を保持でき
るよう設けられている。中性子吸収材(6)としては、
制御棒,バーナブルポイズン棒、あるいは貯蔵専用に製
造したクラスタ状吸収材を使用することが考えられるた
め、つかみ体(5)のチャック部(5b)はこれら吸収
材の上部ノズルを保持できるよう設けられることが望ま
しい。
【0019】一方、吸収体保持棒(3)の固定機構
(4)としては種々の構成が考えられるが、その1例と
して図5の構造を説明する。ラックの上縁部に平行して
保持棒固定台(4a)を取付け、該固定台(4a)に設
けた凹部(4b)に吸収材保持棒(3)を嵌め込む(4
cは位置決めピン)。そして、上記保持棒(3)上に抑
え板(4d)を乗せ、該抑え板(4d)をボルト(4
e)とナット(4f)で固定する。このナット(4f)
は六角ナットでない不定形のナットとし、専用ナット回
し工具のみでしか取扱えなすることが好ましい。
(4)としては種々の構成が考えられるが、その1例と
して図5の構造を説明する。ラックの上縁部に平行して
保持棒固定台(4a)を取付け、該固定台(4a)に設
けた凹部(4b)に吸収材保持棒(3)を嵌め込む(4
cは位置決めピン)。そして、上記保持棒(3)上に抑
え板(4d)を乗せ、該抑え板(4d)をボルト(4
e)とナット(4f)で固定する。このナット(4f)
は六角ナットでない不定形のナットとし、専用ナット回
し工具のみでしか取扱えなすることが好ましい。
【0020】以上の構成を有する実施例の貯蔵ラック
は、ラック(1)の室 (2)の並びに沿いその上に設
けた吸収材保持棒(3)により、上記並んだ各室(2)
に収納された集合体(7)の中性子吸収材(6)を一括
して固定することが可能であり、しかもラックによって
吸収材(6)を固定するようにしたことから、集合体の
形状に変動があっても影響を受けることがない。そし
て、実施例では吸収材つかみ体(5)を用いるため、結
合方法に自由度を持ちながら安定して吸収材(6)を固
定しうる。また、上記つかみ体(5)の保持が万一外れ
た場合でも、保持棒(3)があるため、吸収材(6)が
集合体(7)から抜け出ることはない。
は、ラック(1)の室 (2)の並びに沿いその上に設
けた吸収材保持棒(3)により、上記並んだ各室(2)
に収納された集合体(7)の中性子吸収材(6)を一括
して固定することが可能であり、しかもラックによって
吸収材(6)を固定するようにしたことから、集合体の
形状に変動があっても影響を受けることがない。そし
て、実施例では吸収材つかみ体(5)を用いるため、結
合方法に自由度を持ちながら安定して吸収材(6)を固
定しうる。また、上記つかみ体(5)の保持が万一外れ
た場合でも、保持棒(3)があるため、吸収材(6)が
集合体(7)から抜け出ることはない。
【0021】一方、ラックは貯蔵プール底に設置される
ため、保持棒(3)は水面下4m以下に位置し、吸収材
を取外にはプール付属の大型クレーンを長時間操作する
必要があり、容易に取外すことは不可能である。
ため、保持棒(3)は水面下4m以下に位置し、吸収材
を取外にはプール付属の大型クレーンを長時間操作する
必要があり、容易に取外すことは不可能である。
【0022】更にラックには保持棒(3)が固定される
ためラックの強度が増し、加えて集合体(7)の上下部
が固定されることから耐震性能が向上するメリットを有
する。
ためラックの強度が増し、加えて集合体(7)の上下部
が固定されることから耐震性能が向上するメリットを有
する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明使用済燃料集
合体の貯蔵方法は、貯蔵ラックの各室内に集合体を直立
状態に貯蔵するに際し、集合体のシンブル管にクラスタ
状に集束された中性子吸収材を挿入し、該吸収材をラッ
クの上部においてその一側から他側へ前記室の並びに沿
い室の上方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことにより
固定するものであり、一列に並ぶ集合体の吸収材を一括
して、かつ自由度を有した状態で固定することができ、
しかもラックによって吸収材を固定するようにしたこと
から、集合体の形状変更の影響を受けず、またラックは
プールに深く沈めて設置されるため吸収材の固定は容易
には外せず、さらにラックに保持棒を固定することによ
りラックの強度が増し、集合体の上下部が固定されるこ
とから耐震性能が向上する等、多くの顕著な効果を奏す
るものである。
合体の貯蔵方法は、貯蔵ラックの各室内に集合体を直立
状態に貯蔵するに際し、集合体のシンブル管にクラスタ
状に集束された中性子吸収材を挿入し、該吸収材をラッ
クの上部においてその一側から他側へ前記室の並びに沿
い室の上方に吸収材保持棒を水平に差し渡すことにより
固定するものであり、一列に並ぶ集合体の吸収材を一括
して、かつ自由度を有した状態で固定することができ、
しかもラックによって吸収材を固定するようにしたこと
から、集合体の形状変更の影響を受けず、またラックは
プールに深く沈めて設置されるため吸収材の固定は容易
には外せず、さらにラックに保持棒を固定することによ
りラックの強度が増し、集合体の上下部が固定されるこ
とから耐震性能が向上する等、多くの顕著な効果を奏す
るものである。
【0024】また、本発明の貯蔵ラックは上記本発明方
法を実施するに際し頗る実用に適し極めて有用である。
法を実施するに際し頗る実用に適し極めて有用である。
【図1】本発明実施例の貯蔵ラックの平面図である。
【図2】本発明実施例の貯蔵ラックの正面図である。
【図3】本発明実施例の吸収材つかみ体の正面図であ
る。
る。
【図4】本発明実施例の吸収材つかみ体の縦断面図であ
る。
る。
【図5】保持棒固定機構の1例を示す図である。
(1) ラック (2) 室 (3) 吸収材保持棒 (4) 保持棒固定機構 (5) 吸収材つかみ体 (6) 中性子吸収材 (7) 燃料集合体
Claims (4)
- 【請求項1】 アングル材等により区画された貯蔵ラッ
クの各室内に使用済燃料集合体を直立状態に収納し貯蔵
するに際し、該燃料集合体のシンブル管にクラスタ状に
集束された中性子吸収材を挿入し、該中性子吸収材を、
上記貯蔵ラックの上部においてその一側から他側へ前記
室の並びに沿い室の上方に吸収材保持棒を水平に差し渡
すことにより固定することを特徴とする使用済燃料集合
体の貯蔵方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の貯蔵方法において、吸収
材保持棒が、中性子吸収材の上部ノズルを保持する吸収
材つかみ体を介して貯蔵ラック上部で水平に差し渡され
中性子吸収材を固定することを特徴とする使用済燃料集
合体の貯蔵方法。 - 【請求項3】 アングル材等により区画された各室内に
使用済燃料集合体を直立状態に収納し貯蔵する使用済燃
料集合体の貯蔵ラックであって、ラックの上部に該ラッ
クの一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上方に水平
に差し渡し可能な吸収材保持棒と、該保持棒をラックの
上部で固定する固定機構とを備えたことを特徴とする使
用済燃料集合体の貯蔵ラック。 - 【請求項4】 アングル材等により区画された各室内に
使用済燃料集合体を直立状態に収納し貯蔵する使用済燃
料集合体の貯蔵ラックであって、ラックの上部に該ラッ
クの一側から他側へ前記室の並びに沿い室の上方に水平
に差し渡し可能な吸収材保持棒と、上部に吸収材保持棒
が嵌入される溝を有し、吸収材上部ノズルに上方から被
せられる吸収材つかみ体と、保持棒をラック上部で固定
する固定機構を備えたことを特徴とする使用済燃料集合
体の貯蔵ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3012788A JPH0720278A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3012788A JPH0720278A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720278A true JPH0720278A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=11815139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3012788A Withdrawn JPH0720278A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 使用済燃料集合体の貯蔵方法及び貯蔵ラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720278A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2751118A1 (fr) * | 1996-07-12 | 1998-01-16 | Gnb Gmbh | Procede de transport et de stockage d'elements de combustible epuises et absorbeur de neutrons pour la mise en oeuvre du procede |
EP1096507A1 (en) * | 1999-11-01 | 2001-05-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | An absorbing rod, an apparatus for inserting the absorbing rod, a cask, and a method of storing spent fuel assemblies |
JP2010127866A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体の衝撃吸収装置及び燃料集合体収納容器 |
JP2011013035A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体の衝撃吸収装置および燃料集合体収納容器 |
JP2011033499A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体収納容器 |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP3012788A patent/JPH0720278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2751118A1 (fr) * | 1996-07-12 | 1998-01-16 | Gnb Gmbh | Procede de transport et de stockage d'elements de combustible epuises et absorbeur de neutrons pour la mise en oeuvre du procede |
BE1010973A5 (fr) * | 1996-07-12 | 1999-03-02 | Gnb Gmbh | Procede de transport et de stockage d'elements de combustible epuises et absorbeur de neutrons pour la mise en oeuvre du procede. |
EP1096507A1 (en) * | 1999-11-01 | 2001-05-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | An absorbing rod, an apparatus for inserting the absorbing rod, a cask, and a method of storing spent fuel assemblies |
JP2010127866A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体の衝撃吸収装置及び燃料集合体収納容器 |
JP4638537B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2011-02-23 | 三菱重工業株式会社 | 燃料集合体の衝撃吸収装置及び燃料集合体収納容器 |
JP2011013035A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体の衝撃吸収装置および燃料集合体収納容器 |
JP2011033499A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料集合体収納容器 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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