JP2011032560A - 給電機構および真空処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RF電源を用いて基板ホルダにRF電力を印加するとともに、単純な構造のDC電源を用いて基板ホルダにDCパルスを印加することができる給電機構を提供する。
【解決手段】給電機構110は、基板ホルダ12に電気的に接続された回転軸11と、高周波電源31の高周波電力が印加される第1送電ブラシ21と、直流電源33の直流電圧が印加される第2送電ブラシ22と、を備える。そして、回転軸11の回転によって、第1送電ブラシ21と回転軸11との間の摺動による回転軸11への高周波電力の印加、および、第2送電ブラシ22と回転軸11との間の断続的な摺動による回転軸11への直流電圧の印加が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は給電機構および真空処理装置に関する。
半導体素子や光学素子の機能薄膜の形成には、イオンプレーティングやスパッタリングなどの真空成膜法が利用されることが多い。このような真空成膜法では、回転軸に支持された基板ホルダを回転させ、これにより、基板ホルダ上の基板に堆積する薄膜の均一化を図る技術が良く用いられている。
また、イオンプレーティング装置では、プラズマ形成用の高周波(RF)電力に対して重畳的に直流(DC)電圧を回転軸に印加することによって、RF電力の直流成分(セルフバイアス)を安定にする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載のイオンプレーティング装置では、例えば、プラス電荷を帯びた粒子を基板に引き込むことにより、基板上に絶縁性の薄膜を形成させる場合、このような薄膜の表面ではプラス電荷によるチャージアップ現象が起こる。すると、チャージアップ電圧によって様々な不都合が生じる。例えば、チャージアップ電圧によって、絶縁性の薄膜が絶縁破壊に至る場合がある。
そこで、パルス状のDC電圧を出力できるDCパルス電源を用いて、薄膜表面に帯電したプラス電荷を中和する手法がすでに提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特公平1−48347号公報 特開2001−262324号公報
しかし、特許文献2に記載のイオンプレーティング装置では、パルス状のDC電圧を出力する特別のDCパルス電源を必要とする。
そこで、本件発明者等は、イオンプレーティング装置の電源系と基板ホルダに接続された回転軸との間の機械的接点の工夫により、DCパルス電源に代えて、単純な構造のDC電源を用いても、DCパルスを基板ホルダに印加できる給電機構を案出した。特に、本件発明者等は、基板ホルダが回転軸によって回転される回転機構の存在に着目した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、RF電源を用いて基板ホルダにRF電力を印加するとともに、単純な構造のDC電源を用いて基板ホルダにDCパルスを印加することができる給電機構を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような給電機構を備えた真空処理装置を提供することも目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、基板ホルダに電気的に接続された回転軸と、
高周波電源の高周波電力が印加される第1送電ブラシと、直流電源の直流電圧が印加される第2送電ブラシと、を備え、
前記回転軸の回転によって、前記第1送電ブラシと前記回転軸との間の摺動による前記回転軸への前記高周波電力の印加、および、前記第2送電ブラシと前記回転軸との間の断続的な摺動による前記回転軸への前記直流電圧の印加が行われる給電機構を提供する。
以上の構成により、高周波電源を用いて基板ホルダに高周波電力を印加するとともに、単純な構造の直流電源を用いて基板ホルダに直流パルスを印加することができる。
つまり、基板ホルダの近傍でのプラズマ形成、RF電力のセルフバイアスの安定化、および、基板上の薄膜表面に帯電した電荷の中和を行うことができる。
特に、本発明の給電機構では、回転軸の回転を上手く利用することにより、従来の直流パルス電源に代えて、単純な構造の直流電源を用いて、直流パルスを基板ホルダに印加できる。よって、本発明の給電機構は、簡易な電源系を用いて薄膜表面に帯電した電荷を中和できるという従来例と比較した有利な効果を奏する。
なお、前記第1送電ブラシと前記回転軸との間の摺動も断続的に行われてもよい。
また、本発明の給電機構では、円弧状の前記第1送電ブラシおよび円弧状の前記第2送電ブラシが、互いの端面が対向するように配されて送電ブラシの対を構成してもよい。
また、本発明の給電機構では、前記回転軸が、円柱状の本体部と、前記本体部に設けられた受電部と、を備えてもよい。そして、前記受電部が、前記本体部の中心軸周りの回転に基づいて、前記第1送電ブラシとの間の接続状態、および、第2送電ブラシとの間の接続状態を取ってもよい。
また、本発明の給電機構では、前記送電ブラシの対を前記本体部の中心軸が延びる方向から見た場合、前記送電ブラシの対の内面に沿った仮想円を前記回転軸の本体部と同軸状に描くことができ、前記本体部の中心軸から偏倚した位置の前記受電部が、前記本体部の中心軸周りの回転に基づいて、前記中心軸を中心とする円運動を行うことにより、前記受電部の側面が前記送電ブラシの対の内面を摺動してもよい。
また、本発明の給電機構は、前記送電ブラシの対を挟む一対の円環状の絶縁板を備えてもよい。
これにより、送電ブラシの対を適切に保持できる。
また、本発明の給電機構は、前記第1送電ブラシの端面と前記第2送電ブラシの端面との間の空隙を埋める絶縁部材を備えてもよい。
これにより、送電ブラシの対を適切に保持できる。
また、前記第2送電ブラシは、互いに絶縁された複数のサブブラシに分割されており、隣接する前記サブブラシ同士は、極性が異なる前記直流電圧が印加されてもよい。
これにより、本発明の給電機構では、回転軸の回転を上手く利用することにより、従来の直流パルス電源に代えて、単純な構造の直流電源を用いて、直流マイナス電圧のパルスおよび直流プラス電圧のパルスを交互に、基板ホルダに印加することができる。よって、本発明の給電機構は、簡易な電源系を用いて薄膜表面に帯電した電荷を中和できるという従来例と比較した有利な効果を奏する。
また、本発明は、以上の給電機構と、前記給電機構に前記高周波電力を出力する高周波電源と、前記給電機構に前記直流電圧を出力する直流電源と、前記給電機構の回転軸に支持された基板ホルダを内部に配している真空槽と、前記基板ホルダに対置している蒸発源と、を備える真空処理装置を提供する。
以上の構成により、高周波電源を用いて基板ホルダに高周波電力を印加するとともに、単純な構造の直流電源を用いて基板ホルダに直流パルスを印加することができる。
本発明によれば、RF電源を用いて基板ホルダにRF電力を印加するとともに、単純な構造のDC電源を用いて基板ホルダにDCパルスを印加することができる給電機構が得られる。
また、本発明によれば、このような給電機構を備えた真空処理装置も得られる。
本発明の第1実施形態の給電機構を備えた真空処理装置の一構成例を示した図である。 図1の給電機構を斜視した図である。 図1の給電機構を本体部の中心軸が延びる方向から見た図である。 本発明の第2実施形態の給電機構の一構成例を示した図である。 本発明の第1変形例による給電機構の構成の説明に用いる図である。
以下、本発明の第1実施形態および第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の給電機構を備えた真空処理装置の一構成例を示した図である。また、図1には、給電機構110の電源系のブロック図も併記されている。
なお、ここでは、真空処理装置100の一例として、イオンプレーティング成膜装置を述べるが、これに限らない。例えば、真空処理装置100として、スパッタリング成膜装置を用いてもよい。
真空処理装置100は、図1に示すように、基板ホルダ12に高周波(RF)電力および直流(DC)マイナス電圧を印加できる給電機構110と、給電機構110に上記RF電力を出力するRF電源31と、給電機構110に上記DCマイナス電圧を出力するDC電源33と、基板ホルダ12を内部に配している接地状態の真空槽13と、を備える。
なお、給電機構110の導電性の回転軸11は、基板(図示せず)を保持できる基板ホルダ12と電気的に接続されている。
この回転軸11の本体部11Aの回転によって、第1送電ブラシ21を用いた回転軸11の受電部11BとRF電源31の端子31Aとの間の電気接続がなされ、回転軸11へのRF電力の印加が行われる。同様に、上記回転によって、第2送電ブラシ22を用いた回転軸11の受電部11BとDC電源33の端子33A(マイナス電圧側の端子)との間の電気接続もなされ、回転軸11へのDCマイナス電圧の印加も行われる。
なお、第1送電ブラシ21、第2送電ブラシ22および回転軸11の詳細な構成は後述する。
また、図1に示すように、RF電源31の端子31Aは、インピーダンスマッチング用のマッチング回路30を介して第1送電ブラシ21に接続され、その他方の端子31Bは接地されている。DC電源33の端子33Aは、ローパスフィルタ32を介して第2送電ブラシ22に接続され、その他方の端子33B(プラス電圧側の端子)は接地されている。
給電機構110の回転軸11は、図1に示すように、真空槽13の壁孔を貫通するようにして、真空槽13の外部(大気中)から真空槽13の内部(真空中)にまで延びており、回転軸11の先端には基板ホルダ12が支持されている。
また、真空処理装置100は、回転軸11の本体部11Aに回転力を伝達できる回転機構120を備える。
この回転機構120は、上記回転力を発生させるモータ18Aと、上記回転力の回転軸11への伝達用のプーリ18Dおよびベルト18Cと、回転軸11の本体部11Aを回転可能な状態に保持する回転軸受18Bと、を備える。
但し、これらの各部材18A、18B、18C、18Dは一例に過ぎず、回転機構120は、真空槽13の内部を気密に保って回転軸11の本体部11Aを回転できる様々な慣用手段により構成できる。よって、回転機構120の詳細な構成の説明は、ここでは、省略する。
また、真空処理装置100は、基板への薄膜形成用の材料を蒸発できる高周波加熱蒸発源16(以下、「蒸発源16」と略す)を備える。
この蒸発源16は、基板ホルダ12に対置しており、真空槽13内に置かれた蒸発材料格納用の容器15と、材料の加熱に用いる高周波コイル14および電源17と、を備える。
但し、これらの各部材14、15、17は一例に過ぎず、蒸発源16は、容器15に入れた材料を加熱および溶融させることにより、真空槽13内に材料を蒸発できる様々な慣用手段により構成できる。例えば、蒸発源16の材料の加熱において、抵抗加熱法や電子ビーム加熱法を用いてもよい。よって、蒸発源16の詳細な構成の説明も、ここでは、省略する。
次に、本実施形態の真空処理装置100の特徴部である給電機構110の電気接続の構造について図面を参照しながら説明する。
図2は、図1の給電機構を斜視した図である。図3は、図1の給電機構を本体部の中心軸が延びる方向から見た図である。
なお、図2では、給電機構110の電気接続の構造の理解が容易になるよう、第1送電ブラシ21および第2送電ブラシ22と、回転軸11の受電部11Bとを離間された形態を図示しているが、給電機構110の使用時には、受電部11Bが、送電ブラシの対50との電気接続を構成できるよう、送電ブラシの対50の内面50Aが、受電部11Bの側面11Cに接触する。
まず、給電機構110の送電側の構造について述べる。
図2および図3に示すように、第1送電ブラシ21および第2送電ブラシ22が、互いの端面が対向するように配され、これにより、送電ブラシの対50を構成している。このような第1送電ブラシ21および第2送電ブラシ22として、例えば、公知のカーボンブラシを用いるとよい。
第1送電ブラシ21および第2送電ブラシ22のそれぞれは、本体部11Aの中心軸200が延びる方向から見た場合においては、図3に示すように、仮想の円環状の導電板をその半径方向に略半分程度、切り取るようにして、略半円弧状(正確には、長さが全円周の半分より僅かに小さい)の形態となっている。このため、送電ブラシの対50においては、第1送電ブラシ21の端面と第2送電ブラシ22の端面との間に一対の空隙Sが形成され、これにより、互いの絶縁が確保されている。但し、この場合、送電ブラシの対50を固定する適宜の固定部材を設ける必要がある。
そこで、本実施形態の給電機構110では、送電ブラシの対50の固定部材の一例として、図2に示すように、送電ブラシの対50を挟む一対の円環状の絶縁板23、24が配されている。これにより、送電ブラシの対50の第1送電ブラシ21および第2送電ブラシ22のそれぞれが、互いの絶縁を確保しながら絶縁板23、24によって適切に保持される。なお、給電機構110の電気接続の構造の理解が容易になるよう、図2の絶縁板23、24を想像線で表し、図3では、絶縁板23、24の図示を省略している。
次に、給電機構110の受電側の構造について述べる。
図2に示すように、給電機構110の回転軸11は、円柱状の本体部11Aと、本体部11Aの一部(ここでは端)に設けられた受電部11Bと、を備える。受電部11Bは、ここでは、本体部11Aと一体的に形成されており、中心軸200の方向に延びた矩形の棒状となっている。但し、受電部11Bの摺動面として機能する側面11Cの角は面取りされている。
以上の構成により、受電部11Bは、本体部11Aの中心軸200周りの回転に基づいて移動(ここでは、円運動)することにより、第1送電ブラシ21との間の接続状態、および、第2送電ブラシ22との間の接続状態を取ることができる。
詳しくは、本実施形態の給電機構110では、送電ブラシの対50を本体部11Aの中心軸200が延びる方向から見た場合、図3に示すように、送電ブラシの対50の内面50Aに沿った仮想円300を回転軸11の本体部11Aと同軸状に描くことができる。そして、回転軸11の受電部11Bの側面11Cが、送電ブラシの対50の内面50Aに接触するよう、受電部11Bは、本体部11Aの中心軸200から半径方向に偏倚して配されている。
よって、回転軸11の本体部11Aがその中心軸200周りに回転すると、本体部11Aの中心軸200から偏倚した位置の受電部11Bが、本体部11Aの回転に基づいて、中心軸200を中心とする円運動を行う。すると、受電部11Bの側面11Cが送電ブラシの対50の内面50Aを摺動することができる。
受電部11Bの側面11Cが第1送電ブラシ21の内面50Aを断続的に摺動する間は、受電部11B(回転軸11)と第1送電ブラシ21との電気接続を取ることができる。この場合、基板ホルダ12(図1参照)にRF電力を印加できる。
また、受電部11Bの側面11Cが第2送電ブラシ22の内面50Aを断続的に摺動する間は、受電部11B(回転軸11)と第2送電ブラシ22との電気接続を取ることができる。この場合、基板ホルダ12(図1参照)にDCマイナス電圧を印加できる。
このようにして、回転軸11の本体部11Aでの一定周期の回転によって、回転軸11の受電部11Bが、第2送電ブラシ22との間の周期的な電気接続を取れる。よって、本実施形態の給電機構110では、単純な構造のDC電源33を用いて、DCマイナス電圧の矩形パルスを、上記回転周期に基づいて基板ホルダ12に印加することができる。
なお、上記矩形パルスの周期は、本体部11Aの回転周期(回転速度)や第2送電ブラシ22の形状(例えば、第2送電ブラシ22の内面50Aの長さ)などにより適宜、設定するとよい。これにより、イオンプレーティング法による基板ホルダ12の基板上の薄膜形成を行いながら、当該基板上の薄膜の表面に帯電したプラス電荷が適切に中和されるよう、所望の矩形パルスを基板ホルダ12に印加できる。
つまり、DCマイナス電圧の矩形パルスが基板ホルダ11に印加されている間は、プラズマの作用によりプラスに帯電した蒸発材料を積極的に基板側に引き込むことができる。一方、矩形パルスが印加されていない間は、基板上の薄膜表面に帯電したプラス電荷をプラズマ中の電子によって中和できる。
また、回転軸11の本体部11Aでの一定周期の回転によって、回転軸11の受電部11Bが、第1送電ブラシ21とも周期的な電気接続を取れる。よって、本実施形態の給電機構110では、上記回転周期に基づいて断続的にRF電力を基板ホルダ12に印加することができる。これにより、RF電力によるプラズマを真空槽13内の適所に形成できる。
なお、上記RF電力の印加時間は、本体部11Aの回転周期(回転速度)や第1送電ブラシ21の形状(例えば、第1送電ブラシ21の内面50Aの長さ)などにより適宜、設定するとよい。これにより、RF電力によるプラズマが消失しない程度の短時間だけ、受電部11Bと第1送電ブラシ21との間の電気接続が切れるよう、所望のRF電力を基板ホルダ12に印加できる。
次に、本実施形態の真空処理装置100の動作例について概説する。
まず、真空槽13内の基板ホルダ12に基板がセットされ、蒸発源16の容器15に蒸発用の材料が格納され、真空槽13内を排気装置(図示せず)により所定の真空度にまで減圧される。
次いで、回転機構120のモータ18Aの駆動により、回転軸11の本体部11Aが基板ホルダ12とともに一定周期で回転する。
また、真空槽13内に放電ガス(アルゴンガス)を導きながら、RF電源31およびDC電源33の作動により、給電機構110による基板ホルダ12への給電が行われる。
そして、蒸発源16では、容器15内の材料の、高周波コイル14および電源17を用いた高周波誘導加熱が行われ、材料が蒸発する。
すると、プラズマとの間の電離作用によってプラスに帯電した蒸発材料は、RF電力のセルフバイアス(マイナス電圧)が作る電界によって基板に引き付けられ、これにより、当該材料からなる緻密な薄膜が、基板に強く付着される。
このとき、回転軸11の本体部11Aの一定周期での回転により、受電部11Bの側面11Cが第1送電ブラシ21の内面50Aを断続的に摺動する間、基板ホルダ12へのRF電力の印加が行われ、これにより、基板ホルダ12の近傍でのプラズマが適切に形成される。
また、回転軸11の本体部11Aの一定周期での回転により、受電部11Bの側面11Cが第2送電ブラシ22の内面50Aを断続的に摺動する間、基板ホルダ12へのDCマイナス電圧の矩形パルスの印加が行われ、これにより、RF電力のセルフバイアスが安定に保たれる。
更に、矩形パルスが基板ホルダ12に印加されていない間は、基板ホルダ12の基板上の薄膜表面に帯電したプラス電荷を適切に中和できる。
以上のとおり、本実施形態の給電機構110は、基板ホルダ12に電気的に接続された回転軸11と、RF電源31のRF電力が印加される第1送電ブラシ21と、DC電源33のDC電圧が印加される第2送電ブラシ22と、を備える。
そして、本実施形態の給電機構110では、回転軸11の本体部11Aの回転によって、第1送電ブラシ21と回転軸11(受電部11B)との間の断続的な摺動による回転軸11へのRF電力の印加、および、第2送電ブラシ22と回転軸11(受電部11B)との間の断続的な摺動による回転軸11とDC電圧の印加が行われ、これにより、基板ホルダ12の近傍でのプラズマ形成、RF電力のセルフバイアスの安定化、および、基板上の薄膜表面に帯電したプラス電荷の中和を行うことができる。
特に、本実施形態の給電機構110では、回転軸11の本体部11Aの一定の回転周期での回転を上手く利用することにより、従来のDCパルス電源に代えて、単純な構造のDC電源33を用いて、DCマイナス電圧の矩形パルスを基板ホルダ12に印加できる。よって、本実施形態の給電機構110は、簡易な電源系用いて薄膜表面に帯電したプラス電荷を中和できるという従来例と比較した有利な効果を奏する。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態の給電機構の一構成例を示した図である。図4(a)は、給電機構を本体部の中心軸が延びる方向から見た図であり、図4(b)は、給電機構の電源系を示したブロック図である。
なお、本実施形態の真空処理装置では、給電機構110Aおよびその電源系以外の構成は、第1実施形態の真空処理装置100の構成と同じである。よって、両者に共通する構成の説明を省略する場合がある。
本実施形態の給電機構110Aでは、図4(a)に示すように、第2送電ブラシ122が、互いに絶縁された複数(ここでは、4個)の円弧状(正確には、長さが全円周の半分より小さい劣弧状)のサブブラシ122A、122B、122C、122Dに分割されている。
このようなサブブラシ122A、122B、122C、122Dの集合体としての第2送電ブラシ122および第1送電ブラシ21は、互いの端面が対向するように配されて送電ブラシの対150を構成している。
本実施形態の給電機構110Aでは、送電ブラシの対150を本体部11Aの中心軸200が延びる方向から見た場合、送電ブラシの対150の内面50Bに沿った仮想円400を回転軸11の本体部11Aと同軸状に描くことができる。そして、回転軸11の受電部11Bの側面11Cが、送電ブラシの対50の内面50Bに接触するよう、受電部11Bは、本体部11Aの中心軸200から半径方向に偏倚して配されている。
よって、本体部11Aがその中心軸200周りに回転すると、本体部11Aの中心軸200から偏倚した位置の受電部11Bが、本体部11Aの回転に基づいて、中心軸200を中心とする円運動を行う。すると、受電部11Bの側面11Cが送電ブラシの対50の内面50Bを摺動することができる。
また、図4(b)に示すように、DC電源133のマイナス電圧側の端子が、ローパスフィルタ132を介してサブブラシ122Aに接続され、DC電源133のプラス電圧側の端子が接地されている。また、DC電源233のプラス電圧側の端子が、ローパスフィルタ232を介してサブブラシ122Bに接続され、DC電源233のマイナス電圧側の端子が接地されている。また、DC電源333のマイナス電圧側の端子が、ローパスフィルタ332を介してサブブラシ122Cに接続され、DC電源333のプラス電圧側の端子が接地されている。また、DC電源433のプラス電圧側の端子が、ローパスフィルタ432を介してサブブラシ122Dに接続され、DC電源433のマイナス電圧側の端子が接地されている。
このようにして、隣接するサブブラシ122A、122B、122C、122D同士は、極性が異なるDC電圧が印加される。
なお、RF電源31の端子は、第1実施形態の給電機構110と同様に、マッチング回路30を介して第1送電ブラシ21に接続されている。
以上の構成により、回転軸11の本体部11Aでの一定周期の回転によって、回転軸11の受電部11Bが、第2送電ブラシ122(サブブラシ122A、122B、122C、122D)との間の周期的な電気接続を取れる。
よって、本実施形態の給電機構110Aでは、単純な構造のDC電源33を用いて、DCマイナス電圧の矩形パルスおよびDCプラス電圧の矩形パルスを交互に、上記回転周期に基づいて基板ホルダ12に印加することができる。
なお、上記矩形パルスの周期は、本体部11Aの回転周期(回転速度)や第2送電ブラシ122の形状(例えば、第2送電ブラシ122の分割数)により適宜、設定するとよい。これにより、イオンプレーティング法による基板ホルダ12の基板上の薄膜形成を行いながら、当該基板上の薄膜の表面に帯電したプラス電荷が適切に中和されるよう、所望の矩形パルスを基板ホルダ12に印加できる。
つまり、DCマイナス電圧の矩形パルスが基板ホルダ11に印加されている間は、プラズマの作用によりプラスに帯電した蒸発材料を積極的に基板側に引き込むことができる。一方、DCプラス電圧の矩形パルスが印加されている間は、プラズマ中の電子を積極的に基板側に引き込むことができるので、基板上の薄膜表面に帯電したプラス電荷を電子によって中和できる。
以上のとおり、本実施形態の給電機構110Aでは、第2送電ブラシ122が、互いに絶縁された複数のサブブラシ122A、122B、122C、122Dに分割されており、隣接するサブブラシ122A、122B、122C、122D同士は、極性が異なるDC電圧が印加されている。
そして、本実施形態の給電機構110Aでは、回転軸11の本体部11Aの回転によって、第1送電ブラシ21と回転軸11との間の断続的な摺動による回転軸11へのRF電力の印加、および、第2送電ブラシ122と回転軸11との間の断続的な摺動による回転軸11へのDC電圧が行われ、これにより、基板ホルダ12の近傍でのプラズマ形成、RF電力のセルフバイアスの安定化、および、基板上の薄膜表面に帯電したプラス電荷の中和を行うことができる。
特に、本実施形態の給電機構110Aでは、回転軸11の本体部11Aの一定の回転周期での回転を上手く利用することにより、従来のDCパルス電源に代えて、単純な構造のDC電源33を用いて、DCマイナス電圧の矩形パルスおよびDCプラス電圧の矩形パルスを交互に、基板ホルダ12に印加できる。よって、本実施形態の給電機構110Aは、簡易な電源系を用いて薄膜表面に帯電したプラス電荷を中和できるという従来例と比較した有利な効果を奏する。
(第1変形例)
第1実施形態の給電機構110では(第2実施形態の給電機構110Aでも同じ)、円環状の絶縁板23、24によって送電ブラシの対50を挟み込むことにより、送電ブラシの対50を保持する構成が例示されている。
しかしながら、送電ブラシの対50の保持構造はこれに限らない。例えば、図5に示すように、第1送電ブラシ21の端面と第2送電ブラシ22の端面との間の空隙を埋める絶縁部材25が配置され、これにより、送電ブラシの対50を保持するように構成してもよい。
本変形例の給電機構では、送電ブラシの対50を本体部11A(図2参照)の中心軸200(図2参照)が延びる方向から見た場合、送電ブラシの対50の内面50Cに沿った仮想円を回転軸11の本体部11Aと同軸状に描くことができる。よって、回転軸11の本体部11Aの中心軸200から偏倚した位置の受電部11B(図2参照)が、その中心軸200周りの回転に基づいて、中心軸200を中心とする円運動を行うことにより、受電部11Bの側面11C(図3参照)が送電ブラシの対50の内面50Cを摺動することができる。
(第2変形例)
第2実施形態の給電機構110Aでは、第2送電ブラシ122を分割する例を述べたが、これに限らない。第2送電ブラシ122の分割とともに、第1送電ブラシ21を分割してもよい。
以上の構成により、第1送電ブラシの円弧状のサブブラシと第2送電ブラシの円弧状のサブブラシとの間の適宜の配置の組合せにより、回転軸21の本体部11Aの回転によって、基板ホルダ12に様々な形態のRF電力やDC電圧を印加できる。
例えば、本体部11Aの回転によって、DCプラス電圧→DCマイナス電圧→RF電力→DCプラス電圧→DCマイナス電圧→RF電力・・・の如く、RF電力やDC電圧を印加することもできる。
(第3変形例)
第1実施形態の給電機構110では(第2実施形態の給電機構110Aでも同じ)、受電部11Bと本体部11Aと、が一体になっている回転軸11が例示されているが、これに限らない。
例えば、受電部11Bを本体部11Aと同一形状の絶縁性の円柱部材に、受電部11Bの側面11Cのみが露出するように埋め込み、両者を適宜の固定手段(ねじ止めなど)を用いて締結してもよい。
(第4変形例)
第1実施形態の給電機構110では(第2実施形態の給電機構110Aでも同じ)、プラス電荷に帯電した蒸発材料を例示したが、蒸発材料の種類によっては、プラズマの作用によりマイナス電荷を帯電した材料がある。本明細書に記載の技術は、このような材料にも適用できる。
但し、マイナス電荷に帯電した材料からなる薄膜を基板にイオンプレーティング法を用いて形成する場合、以上に述べたDC電源の電圧が逆極性になる。
(第5変形例)
第1実施形態の給電機構110では(第2実施形態の給電機構110Aでも同じ)、第1送電ブラシ21と回転軸11との間も、第2送電ブラシ22と回転軸11との間も、回転軸11の受電部11Bを介して断続的に摺動させる例を述べたが、これに限らない。
少なくとも、第2送電ブラシ22と回転軸11との間を断続的に摺動させることにより、単純な構造の直流電源を用いて、直流パルスを基板ホルダに印加でき、簡易な電源系用いて薄膜表面に帯電したプラス電荷を中和できるという従来例と比較した有利な効果を奏する。つまり、回転軸11の本体部11Aも受電部として機能させ、第1送電ブラシ21と回転軸11との間を、本体部11Aを介して常時、摺動させてもよい。
本発明によれば、RF電源を用いて基板ホルダにRF電力を印加するとともに、単純な構造のDC電源を用いて基板ホルダにDCパルスを印加することができる給電機構が得られる。
よって、本発明は、例えば、イオンプレーティング装置の給電機構として利用できる。
11 回転軸
11A 本体部
11B 受電部
11C 側面
12 基板ホルダ
13 真空槽
14 高周波コイル
15 容器
16 蒸発源
17 電源
18A モータ
18B 回転軸受
18C ベルト
18D プーリ
21 第1送電ブラシ
22、122 第2送電ブラシ
23、24 絶縁板
25 絶縁部材
30 マッチング回路
31 RF電源
31A、31B RF電源の端子
32、132、232、332、432 ローパスフィルタ
33、133、233、333、433 DC電源
33A、33B DC電源の端子
50、150 送電ブラシの対
50A、50B、50C 内面
100 真空処理装置
110 給電機構
120 回転機構
122A、122B、122C、122D サブブラシ
200 中心軸
300、400 仮想円

Claims (9)

  1. 基板ホルダに電気的に接続された回転軸と、
    高周波電源の高周波電力が印加される第1送電ブラシと、
    直流電源の直流電圧が印加される第2送電ブラシと、
    を備え、
    前記回転軸の回転によって、前記第1送電ブラシと前記回転軸との間の摺動による前記回転軸への前記高周波電力の印加、および、前記第2送電ブラシと前記回転軸との間の断続的な摺動による前記回転軸への前記直流電圧の印加が行われる給電機構。
  2. 前記第1送電ブラシと前記回転軸との間の摺動が断続的に行われる請求項1に記載の給電機構。
  3. 円弧状の前記第1送電ブラシおよび円弧状の前記第2送電ブラシが、互いの端面が対向するように配されて送電ブラシの対を構成している請求項2に記載の給電機構。
  4. 前記回転軸は、円柱状の本体部と、前記本体部に設けられた受電部と、を備え、
    前記受電部は、前記本体部の中心軸周りの回転に基づいて、前記第1送電ブラシとの間の接続状態、および、第2送電ブラシとの間の接続状態を取ることができる請求項3に記載の給電機構。
  5. 前記送電ブラシの対を前記本体部の中心軸が延びる方向から見た場合、前記送電ブラシの対の内面に沿った仮想円を前記回転軸の本体部と同軸状に描くことができ、
    前記本体部の中心軸から偏倚した位置の前記受電部が、前記本体部の中心軸周りの回転に基づいて、前記中心軸を中心とする円運動を行うことにより、前記受電部の側面が前記送電ブラシの対の内面を摺動している請求項4に記載の給電機構。
  6. 前記送電ブラシの対を挟む一対の円環状の絶縁板を備える請求項5に記載の給電機構。
  7. 前記第1送電ブラシの端面と前記第2送電ブラシの端面との間の空隙を埋める絶縁部材を備える請求項5に記載の給電機構。
  8. 前記第2送電ブラシは、互いに絶縁された複数のサブブラシに分割されており、隣接する前記サブブラシ同士は、極性が異なる前記直流電圧が印加されている請求項1乃至7のいずれかに記載の給電機構。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の給電機構と、
    前記給電機構に前記高周波電力を出力する高周波電源と、
    前記給電機構に前記直流電圧を出力する直流電源と、
    前記給電機構の回転軸に支持された基板ホルダを内部に配している真空槽と、
    前記基板ホルダに対置している蒸発源と、
    を備える真空処理装置。

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