JP2011031401A - 転写具 - Google Patents
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Abstract
【課題】基材に塗着した転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写テープを転写ヘッドにより転写対象物に押し当てた状態で、転写具または転写対象物をスライドさせることで転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが転写テープを介して当接可能な転写対象物を載置するための転写対象物受け台を具設した転写具において、前記転写対象物受け台の転写対象物が載置する表面に、転写テープの転写物が基材から転写し難いようにする。
【解決手段】転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施す。
【選択図】図7
【解決手段】転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施す。
【選択図】図7
Description
本発明は、転写テープの基材に塗着した糊等の粘着剤、修正剤や着色剤等の転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写具に関する。
従来より、転写テープの基材に塗着した糊等の粘着剤、修正剤や着色剤等の転写物を紙等の転写対象物に転写するための、転写ヘッドを外方に突出させて備えたケース本体内に、転写テープを巻き付けた供給リ−ルと、転写テープを巻き取る巻取リ−ルとを回転可能に配設し、転写ヘッドにより転写テープを転写対象物に押し当てた状態で転写具または転写対象物をスライドさせることで、転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する転写具は知られている。
こうした転写具においては、転写対象物に転写物を転写する際に転写対象物を置くテーブルや机等の台を利用するが、場所を選ぶことなくどこでも簡単に転写することを目的として、転写対象物受け台を具設して、転写ヘッドと前記転写対象物受け台との間に転写対象物を挟んだ状態で転写具または転写対象物をスライドさせることで、簡単正確に転写テープの転写物を転写対象物に転写できるという技術が、特開2006−205525号公報や特開2007−136753号公報により提案されている。前者の技術では下側ヘッド部33が、後者の技術では転写対象物受け台2が転写対象物受け台として開示されている。
ところで、転写具においては、転写テープの幅は転写ヘッドの幅より狭くなっており、前記転写対象物受け台を具設した、例えば転写テープの基材に塗着した糊(粘着剤)を転写対象物に転写する「テープのり」と呼ばれているものにおいて図面を用いて説明すると、例えば封筒(転写対象物)50の端部51の折り返して接着することで封をする「頭」と呼ばれている部分に糊52を付ける場合、図8に示すように、転写具(図示せず)に具設した転写対象物受け台53上に封筒50の端部51を載置し、端部51の縁辺51aを転写対象物受け台53のガイド片54に当接して、封筒50を矢印方向にスライドさせて、糊52を封筒50の端部51に転写テープ(図示せず)の基材より転写するが、封筒50の端部51の縁辺51aの近傍部分51aaには、糊が付かないという問題がある。
そのために、図9に示すように、封筒50の端部51の縁辺51aの近傍部分51aaにも糊52を付けるには、封筒50の端部51を、封筒50の端部51の縁辺51aが転写ヘッド(図示せず)に配した基材で被覆されるように転写対象物受け台53に載置してやる必要があるが、当然に、転写対象物受け台53の転写対象物が当接する表面の、基材の幅:Pより封筒50の端部51に糊付けされた部分の幅:Lを減じた幅:Nの部分に糊52が付着し、次に転写具を用いて糊を付けようとした際に、転写対象物受け台53の表面の部分に付着した糊52’が、転写対象物の糊を付ける側と反対側の裏面と転写対象物受け台53の表面とが粘着し、転写対象物または転写具の移動を妨げてしまうという問題があった。
本発明はこうした事実に鑑みてなされたもので、基材に塗着した転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写テープを転写ヘッドにより転写対象物に押し当てた状態で、転写具または転写対象物をスライドさせることで転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが転写テープを介して当接可能な転写対象物を載置するための転写対象物受け台を具設した転写具において、前記転写対象物受け台の転写対象物が載置する表面に、転写テープの転写物が基材から転写し難いようにすることを目的とする。
本発明は、
「基材に塗着した転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写テープを転写ヘッドにより転写対象物に押し当てた状態で、転写具または転写対象物をスライドさせることで転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが転写テープを介して当接可能な転写対象物を載置するための転写対象物受け台を具設した転写具において、前記転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施したことを特徴とする転写具。」
である。
「基材に塗着した転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写テープを転写ヘッドにより転写対象物に押し当てた状態で、転写具または転写対象物をスライドさせることで転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが転写テープを介して当接可能な転写対象物を載置するための転写対象物受け台を具設した転写具において、前記転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施したことを特徴とする転写具。」
である。
本発明における転写対象物受け台を具設した転写具とは、転写テープを巻き付けた供給リールや転写物を転写した後のテープ状の基材を巻き取る巻取リールを収容した、一端部に転写ヘッドを外方に突出させたケース本体に、直に転写対象物受け台を付設してなるものや、前記供給リールや巻取リールを収容し一端部に転写ヘッドを設けてなるカートリッジを着脱自在に装着する固定体に転写対象物受け台を付設してなるものをいう。
転写対象物受け台を離型処理するには、シリコンコートPETフィルム 等を転写対象物受け台の表面に貼ったりまたはワックス等の離型剤を塗布することで離型層を形成すれば良い。
本発明は前記したような構造なので、転写対象物受け台の転写対象物が載置する表面に転写テープが直に接触しても、基材から転写物が前記転写対象物受け台の表面に転写し難くくなるので、転写対象物を転写対象物受け台の表面に載置しても転写対象物と転写対象物受け台の表面とが粘着することがなく、転写テープの基材に塗着した転写物を転写対象物に転写する際に、転写対象物受け台に載置した転写対象物または転写具のスライドを妨げようとすることがないので、スライドをスムーズに行なうことができるという利点がある。
転写具における、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが当接可能であって転写対象物を載せるための転写対象物受け台の表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施す。
本発明の転写具の実施例を図面を用いて説明する。
本実施例の転写具1は、図1に示すようなカートリッジ2と、図2〜図5に示すようなカートリッジ2を着脱自在に保持する固定体3とで構成された、「テープのり」と呼ばれているものである。カートリッジ2は、図1に示すように、従来の「テープのり」と同様に、転写ヘッド4を外方に突出させて備えたケース本体5内に、テープ状の基材6に転写物(糊)を塗着した転写テープ7を巻き付けた供給リ−ル8と、転写テープ7を巻き取る巻取リ−ル9とを回転可能に配設した構造のものである。転写テープ7を転写ヘッド4を介して折り返し、転写ヘッド4により転写テープ7を転写対象物(図示せず)に押し当てた状態でカートリッジ2または転写対象物をスライドさせることで、転写テープ7が供給リ−ル8より順次繰出され、転写テープ7に塗着した糊を転写対象物へ転写する。転写し終わった転写テープ7の基材6aは、巻取リール9により巻き取られる。
本実施例の転写具1は、図1に示すようなカートリッジ2と、図2〜図5に示すようなカートリッジ2を着脱自在に保持する固定体3とで構成された、「テープのり」と呼ばれているものである。カートリッジ2は、図1に示すように、従来の「テープのり」と同様に、転写ヘッド4を外方に突出させて備えたケース本体5内に、テープ状の基材6に転写物(糊)を塗着した転写テープ7を巻き付けた供給リ−ル8と、転写テープ7を巻き取る巻取リ−ル9とを回転可能に配設した構造のものである。転写テープ7を転写ヘッド4を介して折り返し、転写ヘッド4により転写テープ7を転写対象物(図示せず)に押し当てた状態でカートリッジ2または転写対象物をスライドさせることで、転写テープ7が供給リ−ル8より順次繰出され、転写テープ7に塗着した糊を転写対象物へ転写する。転写し終わった転写テープ7の基材6aは、巻取リール9により巻き取られる。
符号10は転写ヘッドカバーで、転写テープ7における転写対象物への転写前の転写物の汚れによる転写対象物への付着が損なわれないようにするためのもので、ヒンジ11により回転可能に設けてある。
図2〜図5に示すカートリッジ2を着脱自在に固定する固定体3は、前記カートリッジ2を嵌合して保持する、底部12と前記カートリッジ2の上側壁部13(図1において、上側の壁部)に当接する上片部14と前記カートリッジ2の下側壁部15(図1において、下側の壁部)に当接する下片部16とで構成された保持体17と、該保持体17を固定する固定本体18とで構成してある。
固定本体18は、前記保持体17の底部12に当接する立片19と該立片19に略直角に折曲げて形成した転写対象物受け台20とで構成されている。立片19には、転写対象物受け台20に対して垂直方向に延びた、貫通した第1の係止孔21と第2の係止孔22が設けてあり、第2の係止孔22の転写対象物受け台20側の下端22a(図3において下側)には、第1の係止孔21の下端21aを中心点とした円弧状の円弧孔23が連接して設けてある。また、立片19は、転写対象物受け台20に転写対象物(図示せず)を載置した際の転写対象物の端部を当接して移動を案内するためのガイド片としての機能を有している。
保持体17の底部12の前記第1の係止孔21と第2の係止孔22に対向した部分には、軸部24を設けてあり、該軸部24を前記第1の係止孔21と第2の係止孔22に各々遊嵌し、軸部24にナット25等を螺着して、保持体17を立片19に移動可能に付設するとともに、第1の係止孔21に遊嵌した軸部24をばね26により第1の係止孔21の上端21b側に引張り、前記軸部24が第1の係止孔21の上端21bと第2の係止孔22の上端22bに位置するようにしてある。また、転写具1としての使用状態を良好なものとするために、保持体17にカートリッジ2を装着した際に、カートリッジ2の転写ヘッド4が固定本体18の転写対象物受け台20に対向し、かつ転写対象物受け台20に対して約50〜55度位傾いて装着するように、前記第1の係止孔21と第2の係止孔22の位置や保持体17の底部12に設ける軸部24の位置を設定してある。
本実施例の転写具1は、図6に示すように前記カートリッジ2を固定体3の保持体17に装着してなるもので、使用の際には、図7に示すように、転写ヘッドカバー10を開き、転写テープ7に塗着した糊を転写したい紙等の転写対象物(図示せず)を転写対象物受け台20に載置し、保持体17の上片部14を、矢印に示すように、転写対象物受け台20側に押圧すれば良い。
本実施例の転写具1において転写テープ7の糊を塗着した基材6は、東レフイルム加工株式会社製の製品名:セラピールSX(濡れ張力:27mN/m)であるので、転写対象物受け台20の転写対象物が載置する表面に、東レフイルム加工株式会社製のPETフィルムにシリコン樹脂などの剥離性付与剤をコーティングした製品名:セラピールWD(濡れ張力:22.6mN/m以下)のフィルムを貼着することで離型処理とした。
比較例として、表1に示す濡れ張力を有する転写テープ7の基材6に対して、転写対象物受け台20の転写対象物が載置する表面に、表1に示す濡れ張力を有する東レフイルム加工株式会社製のPETフィルムにシリコン樹脂などの剥離性付与剤をコーティングした離型性フイルムを貼着し、前記実施例と比較例1〜4について、転写対象物受け台の表面に転写テープ7を接触して、基材6に塗着した糊が転写対象物受け台20の表面に付着したかどうかを目視で確認した。その結果は、表1に示すとおりである。
転写対象物受け台20の表面に転写テープ7が接触しても、基材6に塗着した糊が転写対象物受け台20の表面に付着しないようにするには、転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施すことが有効であることが判る。
本発明は、転写テープの基材に塗着した転写物が付着することで転写対象物に転写物を転写する際の転写具または転写対象物の移動を妨げたくない場合に適用でき、転写対象物受け台を具設していない転写具においては、転写具を使用するためのマット等にも適用できる。
1 転写具
2 カートリッジ
3 固定体
4 転写ヘッド
6 基材
7 転写テープ
20 転写対象物受け台
2 カートリッジ
3 固定体
4 転写ヘッド
6 基材
7 転写テープ
20 転写対象物受け台
Claims (1)
- 基材に塗着した転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写テープを転写ヘッドにより転写対象物に押し当てた状態で、転写具または転写対象物をスライドさせることで転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する、転写対象物へ転写物を転写する際に転写ヘッドが転写テープを介して当接可能な転写対象物を載置するための転写対象物受け台を具設した転写具において、前記転写対象物受け台の少なくとも転写対象物が載置する表面に、基材の濡れ張力より小さい値の濡れ張力となる離型処理を施したことを特徴とする転写具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176859A JP2011031401A (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 転写具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009176859A JP2011031401A (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 転写具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011031401A true JP2011031401A (ja) | 2011-02-17 |
Family
ID=43760975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009176859A Pending JP2011031401A (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 転写具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011031401A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013180100A1 (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-05 | フジコピアン株式会社 | 塗膜転写具 |
-
2009
- 2009-07-29 JP JP2009176859A patent/JP2011031401A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013180100A1 (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-05 | フジコピアン株式会社 | 塗膜転写具 |
JPWO2013180100A1 (ja) * | 2012-05-29 | 2016-01-21 | フジコピアン株式会社 | 塗膜転写具 |
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