JP2011030461A - ルアー - Google Patents

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JP2011030461A
JP2011030461A JP2009177748A JP2009177748A JP2011030461A JP 2011030461 A JP2011030461 A JP 2011030461A JP 2009177748 A JP2009177748 A JP 2009177748A JP 2009177748 A JP2009177748 A JP 2009177748A JP 2011030461 A JP2011030461 A JP 2011030461A
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Kimio Kuniga
喜美夫 國賀
Kimitaka Takahama
公尊 高濱
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Abstract

【課題】構造が単純である重心移動式ルアーの提供。
【解決手段】ルアー2は、ヘッド26及びテール28を有するボディ20と、このヘッド26側を前方にテール28側を後方にしてボディ20に内蔵されたガイドワイヤ14と、このガイドワイヤ14に沿って摺動可能にガイドワイヤ14が通された重錘16と、この重錘16をガイドワイヤ14の前方の位置で位置決めするストッパー18とを備えている。上記ガイドワイヤ14は、後端部34を支持され前端部36を自由端とされている。このルアー2では、水中において重錘16が前方に位置した姿勢でストッパー18により位置決めされることで、ヘッド26寄りの重心が達成される。このガイドワイヤ14が撓むことで重錘16がストッパー18から離れる向きに移動して、重錘16とストッパー18との係合が解除されるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、釣りに用いられるルアーに関する。詳細には、本発明は、重心移動式のルアーに関する。
オオクチバス、ブリ及びその幼魚、スズキ等の大型の魚は、ベイトとして小魚を補食する。これら大型の魚は、フィッシュイーターと称されている。フィッシュイーターを捕獲する手段として、ルアーフィッシングが普及している。ルアーフィッシングでは、ルアーが用いられる。ルアーには、ラインが連結される。キャストによりルアーは空中を飛行し、やがて着水する。ラインが巻かれることで、ルアーは水中を泳ぐ。このルアーをベイトと勘違いしたフィッシュイーターは、ルアーに食いつく。ルアーに取り付けられたフックがフィッシュイーターに刺さり、フィッシュイーターが釣り上げられる。
釣り人が、ルアーを遠方へキャストしたいと望むことがある。前述のように、ルアーは空中を飛行する。飛行時には、ルアーは空気抵抗を受ける。空気抵抗の小さなルアーは、遠方へとキャストされうる。
前述のようにフィッシュイーターは、ルアーをベイトと勘違いすることによりこのルアーに食いつく。フィッシュイーターの勘違いを誘う水中姿勢及びアクションが達成されるルアーが好ましい。
特開2007−209229公報には、重心移動式のルアーが開示されている。このルアーでは、ボディに内蔵された重錘が前後方向に移動しうる。空中を飛行するとき、重錘は後側(つまりテール側)に位置する。換言すれば、飛行時のルアーの重心は、テール寄りである。このルアーは、テールを先頭にして飛行する。この飛行姿勢における空気抵抗は小さいので、ルアーは遠方へとキャストされうる。着水後、重錘は前側(つまりヘッド側)へと移動する。水中では、重錘はヘッド側に保持される。換言すれば、水中でのルアーの重心は、ヘッド寄りである。この重心位置は、ルアーの水中姿勢及びアクションに寄与する。このルアーでは、重錘がヘッド側に保持される手段として、磁石が用いられている。段差によって重錘がヘッド側に保持されるルアーも、市販されている。
特開2007−209229公報
上記公報に開示されたルアーでは、重錘が移動するためのチャンバーがボディの内部に形成される必要がある。さらに、このルアーでは、磁石を固定するスペースが必要である。磁石に代えて段差によって重錘を保持するタイプのルアーでも、チャンバー内に段差が形成される必要がある。重心移動式である従来のルアーは、総じて構造が複雑である。
本発明の目的は、構造が単純である重心移動式ルアーの提供にある。
本発明に係るルアーは、ヘッド及びテールを有するボディと、このヘッド側を前方にテール側を後方にしてボディに内蔵されたガイドワイヤと、このガイドワイヤに沿って摺動可能にガイドワイヤが通された重錘と、この重錘をガイドワイヤの前方の位置で位置決めするストッパーとを備えている。上記ガイドワイヤは、後端部を支持され前端部を自由端とされている。このルアーでは、水中において重錘が前方に位置した姿勢でストッパーにより位置決めされることで、ヘッド寄りの重心が達成される。このガイドワイヤが撓むことで重錘がストッパーから離れる向きに移動して、重錘とストッパーとの係合が解除されるように構成されている。
好ましくは、このルアーのボディは、上下方向に細長いスリットを備えている。このスリットに上記ガイドワイヤの前端部が通されている。上記重錘が前方位置でストッパーに位置決めされた状態で、このスリットの上方端にワイヤの前端部が当接させるように構成されている。
好ましくは、上記ストッパーは、上記ストッパーが左右方向に延びる軸に対して回動可能にされている。このストッパーは、その回転軸の径方向に突出する先端部を有している。このストッパーの先端部は、斜め前下方に向かって延びて、上記重錘が前方に移動した位置でこのストッパーの先端部が重錘に係合して、この重錘がストッパーに位置決めされるように構成されている。
好ましくは、上記重錘は、前後方向を軸線として後方に位置する小径部と前方に位置する大径部とを備えている。上記ストッパーの先端部は、小径部から大径部に連続する段差面に係止するように構成されている。
好ましくは、上記重錘が前方にストッパーの先端部を押して回動させる時の、ガイドワイヤの軸線からストッパーまでの距離がガイドワイヤの軸線から上記重錘の大径部の高さの大きさ以上にされている。
好ましくは、このルアーでは、上記ストッパーが板ばねからなっている。板ばねの先端部は、斜め下前方に延びて、上記重錘が前方に移動した位置でこの板ばねの先端部が重錘に係合して、この重錘が板ばねに位置決めされるように構成されている。
好ましくは、上記重錘は、前後方向を軸線として後方に位置する小径部と前方に位置する大径部とを備えている。上記板ばねの先端部は、小径部から大径部に連続する段差面に係止するように構成されている。
好ましくは、上記重錘が前方に板ばねの先端部押して弾性変形させる時の、ガイドワイヤの軸線から板ばねまでの距離は、ガイドワイヤの軸線から上記重錘の大径部の高さの大きさ以上にされている。
本発明に係るルアーでは、重錘の移動により、水中での適正な姿勢及びアクションと、キャスト時の大きな飛距離とが両立される。このルアーの構造は、単純である。
図1は、本発明の一実施形態に係るルアーがライン及びフックと共に示された説明図である。 図2は、図1のルアーの拡大断面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図1のルアーの係止レバー、ガイドワイヤ及び前プレートが示された説明図である。 図5は、図1のルアーの重錘、係止レバー及びガイドワイヤが示された説明図である。 図6は、図5のルアーの重錘、係止レバー及びガイドワイヤの側面図である。 図7は、図1のルアーの他の使用状態が示された拡大断面図である。 図8は、図1のルアーの更に他の使用状態がライン及びガイドフックと共に示された説明図である。 図9は、図1のルアーの重錘、係止レバー及びガイドワイヤが示された説明図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係るルアーの重錘、板ばね及びガイドワイヤが示された説明図である。 図11は、図10のルアーの重錘、板ばね及びガイドワイヤが示された他の説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1から図3に示されたルアー2は、ボディ4、ラインアイ6、3つのフックアイ8、ガイドワイヤ14、重錘16及びストッパーとしての係止レバー18を備えている。このルアー2は、ライン10及び3つのフック12が取り付けられている。この図1の左右方向右向きがルアー2の前後方向前向きである。
ボディ4は、ベイトである小魚に類似の外形を有する。典型的には、ボディ4は合成樹脂からなる。好ましい合成樹脂は、ABS樹脂である。ボディ4が金属材料又は木質材料からなってもよい。ボディ4は中空である。ボディ4は、メインフレーム20、前プレート22及び後プレート24からなる。メインフレーム20、前プレート22及び後プレート24は、一体に成形されている。メインフレーム20は、ヘッド26及びテール28を有する。図3に示されるように、この前プレート22は、スリット38が形成されている。このスリット38は、上下方向に細長く形成されている。
ラインアイ6及びフックアイ8は、金属線が曲げられることによって形成されている。金属線の典型的な材質は、ステンレススチールである。金属線の一部はボディ4に埋設されており、残余の部分はボディ4から露出している。埋設により、ラインアイ6及びフックアイ8がボディ4に固定されている。図1に示されるように、ラインアイ6には、ライン10が連結される。スプリットリングを介して、ラインアイ6にライン10が連結されてもよい。フックアイ8には、スプリットリング30を介して、フック12が取り付けられている。
図2に示されるように、ガイドワイヤ14はボディ4に内蔵されている。ガイドワイヤ14は、金属線からなる。ガイドワイヤ14の典型的な材質としては、スチール及びステンレススチールが例示される。ガイドワイヤ14は、概して前後方向に延在している。ガイドワイヤ14はヘッド26を前方にして、テール28側を後方にして延びている。ガイドワイヤ14は、主部32、後端部34及び前端部36を有している。ここで、この主部32は、前プレート22と後プレート24との間の部分である。この主部32は、一直線に延びている。後端部34は、後プレート24に固定されている。図3に示されるように、前プレート22のスリット38には、前端部36が通されている。この前端部36は、スリット38にガイドされて上下方向に移動可能にされている。このガイドワイヤ14の前端部36は、自由端である。図2の状態では、この前端部36は、スリット38の上方端40に当接している。
重錘16は、ボディ4に内蔵されている。図2に示されるように、重錘16は、小径部42と大径部44とを備えている。この小径部42の形状は、円柱形状である。図2の両矢印R1は、ガイドワイヤ14の軸線からの小径部42の高さを示している。図2の両矢印R2は、ガイドワイヤ14の軸線からの大径部44の高さを示している。大径部44の高さR2は、小径部42の高さR1より大きい。小径部42と大径部44とは、一体に形成されている。この小径部42と大径部44とは、その軸線を同一にしている。小径部42から大径部44に、段差面45が連続している。小径部42及び大径部44の軸線を通る貫通孔46が形成されている。この貫通孔46の直径は、ガイドワイヤ14の外径より大きくされている。この貫通孔46に、ガイドワイヤ14が通されている。この重錘16が、ガイドワイヤ14に通されている。この重錘16が、ガイドワイヤ14に沿って摺動可能にされている。この重錘16の比重は、ボディ4の比重よりも大きい。重錘16の材質としては、鉛、鉛合金、真鍮、タングステン、タングステン合金、スチール及びステンレススチールが例示される。
係止レバー18は、ボディ4に内蔵されている。係止レバー18は、ガイドワイヤ14の上方に位置している。係止レバー18は、前プレート22と後プレート24との間に位置している。係止レバー18は、前プレート22の後方であって前プレート22の近傍に位置している。係止レバー18は、ボディ4の軸48に取り付けられている。この係止レバー18は、本体50及び先端部52を備えている。この本体50には軸孔が形成されている。この軸孔に軸48が通されている。先端部52は、本体50から径方向外側に突出している。この本体50及び先端部52は、軸48を回転軸として回動可能に構成されている。この本体50及び先端部52は、左右方向に延びる軸38に対して、回動可能にされている。
図4(a)では、係止レバー18の先端部52が前方に向いている。図4(a)では、ガイドワイヤ14がスリット38の上方端40に当接している。両矢印A1は、図4(a)の状態における、ガイドワイヤ14の軸線から係止レバー18まで距離を示している。この距離A1は、重錘16の大径部44の高さR2の大きさ以上にされている。
図4(b)では、係止レバー18の先端部52が下方に向いている。両矢印A2は、図4(b)の状態における、ガイドワイヤ14の軸線から係止レバー18までの距離を示している。この距離A2は、重錘16の小径部42の高さR1より小さくされている。図4(c)では、係止レバー18の先端部52が斜め後方に向いている。両矢印A3は、図4(c)の状態における、ガイドワイヤ14の軸線から係止レバー18までの距離を示している。この距離A3は、重錘16の大径部44の高さR2より小さくされている。
図1のルアー2は、水中での使用状態が示されている。図2に示されるように、重錘16は、ガイドワイヤ14の前方に位置している。この重錘16の前面は、前プレート22に当接している。係止レバー18の先端部52は、斜め前下方を向いている。この先端部52は、段差面45に係合している。これにより、重錘16は、前方位置で係止レバー18により位置決めされている。このルアー2の重心は、ヘッド26寄りである。
図1に示された状態では、ヘッド26寄りの重心が達成されている。図1に示されるように、ルアー2はテール28よりもヘッド26が下にある姿勢で泳ぐ。この重心位置は、水中でのルアー2にとって適正な位置である。重心位置が適正であるルアー2は、水中で適正な姿勢を保つ。重心位置が適正であるルアー2がライン10で引かれると、このルアー2は良好なアクションを起こす。このルアー2は、フィッシュイーターにアピールする。
水中において、ルアー2が一時的に、水平姿勢や、やや前上がりな姿勢となる場合がある。この場合でも、係止レバー18が、重錘16の後方への移動を阻止する。このルアー2では、適正な重心が保たれる。
リトリーブが終了すると、釣り人はロッドを立てて、ルアー2を水中からピクアップする。ライン10はラインアイ6に連結されており、このラインアイ6はボディ4の前端に位置しているので、ヘッド26を上方にしてルアー2が起立する。さらにルアー2は、ピクアップによって振動する。
図5(a)は、起立させられたルアー2で、ルアー2の前方に位置決めされた重錘16が係止レバー18、ガイドワイヤ14、前プレート22と共に示されている。図5(a)の矢印Fは、重錘16の自重により働く力の向きを示している。図6(a)は、図5(a)のA−A線に沿った断面図である。係止レバー18の先端部52が段差面45に係止している。ルアー2の起立と振動とにより、重錘16は、力Fにより、ルアー2の後方(図5の下方)に下がろうとする。これにより、係止レバー18の先端部52は、図5(a)において時計回りに回動させられる。
図5(b)では、係止レバー18の先端部52がガイドワイヤ14の向きに回動させられている。図6(b)は、図5(b)のB−B線に沿った断面図である。先端部52が重錘16の小径部42を押している。これにより、ガイドワイヤ14が撓む。ガイドワイヤ14の前端部36が、スリット38の上方端40から離れる。重錘16が、係止レバー18から離れる向きに移動する。重錘16がルアー2の後方(図5の下方)に移動するのに伴い、係止レバー18が時計回りに回動する。
図5(c)では、係止レバー18の先端部52がルアー2の斜め後方(図5の斜め下方)に回動させられている。図6(c)は、図5(c)のC−C線に沿った断面図である。先端部52が重錘16の大径部44を押している。これにより、ガイドワイヤ14が撓む。ガイドワイヤ14の前端部36が、上方端40から離れる。重錘16が、係止レバー18から離れる向きに移動する。重錘16が、更にルアー2の後方(図5の下方)に移動する。
図5(d)では、係止レバー18の先端部52がルアー2の後方(図5の下方)に回動させられている。図6(d)は、図5(d)のD−D線に沿った断面図である。先端部52が下方に向けられている。重錘16と係止レバー18との係合が解除されているので、ガイドワイヤ14が、元の位置に戻る。ガイドワイヤ14の前端部36が上端部40に当接する。更に、重錘16がテール28に向かって移動する。この移動は、ガイドワイヤ14に沿ってなされる。図7に示すように、重錘16は、後プレート24に当接する位置に収まる。
図8は、ルアー2がキャストされて飛行している状態が示されている。このルアー2がキャストされると、遠心力と慣性とにより、重錘16がテール28寄りの位置をキープしたまま、ルアー2が飛行する。図8のルアー2の断面では、図7に示されるように、重錘16は、後プレート24に当接する位置に収まる。このルアー2では、テール28寄りの重心が達成される。ルアー2は、テール28を先頭にした姿勢で飛行する。このときの空気抵抗は、小さい。このルアー2では、大きな飛距離が得られる。
着水したルアー2のライン10が引かれれる。ルアー2が水中を進行する。このとき、ヘッド26が水圧を受けるので、図1に示されるように、ルアー2はテール28よりもヘッド26が下にある姿勢で泳ぐ。従って、ガイドワイヤ14は前下がりである。重錘16は、ガイドワイヤ14に案内されつつ前方へと移動する。
図9(a)に示されるように、重錘16は、前プレート22に向かって移動する。図9(b)に示されるように、大径部44が係止レバー18を前方に回動させる。距離A1が大径部44の高さR2の大きさ以上なので、大径部44が係止レバー18に当接しつつ前プレート22に向かって移動する。図9(c)に示されるように、重錘16の前面が前プレート22に当接する。図9(d)に示されるように、大径部44が係止レバー18の前方に移動することで、係止レバー18の先端部52が時計回りに回動する。この先端部52が、段差面45に係止される。これにより、重錘16は、前方位置に位置決めされる。この状態では、ヘッド26寄りの重心が達成されている
このルアー2では、重錘16がガイドワイヤ14に案内されている。このルアー2では、重錘16が案内するためのチャンバーが設けられる必要がない。ルアー2では、水中において重錘16は、係止レバー18により位置決めされている。チャンバーに、重錘16を所定位置に維持するための段差が設けられる必要もない。位置決めのための段差が必要とされない。さらに、重錘16を所定位置に維持するための磁石が設けられる必要もない。このルアー2は、容易に製造されうる。
このルアー2では、ガイドワイヤ14の前端部36がスリット38の上方端40に当接させられているので、ガイドワイヤ14の前端部36の位置が定まりやすい。このルアー2は、一層容易に製造されうる。
このルアー2では、係止レバー18の先端部52が斜め前下方に向かって延びて、重錘16が前方に移動した位置でこの先端部52が重錘16に係合している。先端部52が斜め前方に向かって延びて重錘16に係合しているので、この先端部52と重錘16の係合がガイドワイヤ14を撓ませて解除される。
係止レバー18の先端部52は、小径部42から大径部44に連続する段差面45に係止しているので、重錘16に係合に確実に係合されている。このルアー2では、重錘16は、係止レバー18により、確実にガイドワイヤ14の前方に位置決めされうる。
重錘16は、前方に係止レバー18の先端部52を押して回動させる時の、係止レバー18の距離A1が重錘16の大径部44の高さR2の大きさ以上なので、重錘16は、ガイドワイヤ14を撓ませることなく、ガイドワイヤ14の前方に移動しうる。このルアー2では、ガイドワイヤ14の前端部36がスリット38の上方端40に当接した状態で、重錘16が前方に移動しうる。このルアー2では、重錘16の前方への移動がより容易にされている。
図10には、本発明の他の実施形態に係るルアー54の一部分が示されている。図10のルアー54は、ルアー2の図5と同様に、起立された状態が示されている。図10には、ガイドワイヤ14、重錘16、前プレート22及びストッパーとしての板ばね56が示されている。このルアー54の、板ばね56以外の部材の構成は、図1から9に示されたルアー2のそれらと同じである。
この板ばね56は、ボディ4に内蔵されている。板ばね56は、ガイドワイヤ14の前方に位置している。板ばね56は、前プレート22と後プレート24との間に位置している。板ばね56は、前プレート22の後方であって前プレート22の近傍に位置している。板ばね56は、ボディ4に取り付けられている。
この板ばね56は、本体58及び先端部60を備えている。この本体58がボディ4に固定されている。先端部60は、本体58からルアー54の斜め前下方(図10の斜め上方右向き)に突出している。この先端部60は、弾性変形可能に形成されている。
図10(a)は、前方に位置決めされた重錘16が示されている。このルアー54が起立されているので、重錘16の自重により力Fが働く。板ばね56の先端部60が段差面45に係止している。起立と振動とにより、重錘16は、力Fにより、ルアー54の後方(図10の下方)に下がろうとする。これにより、先端部60は、図10(a)において時計回りに弾性変形させられる。
図10(b)では、板ばね56の先端部60がガイドワイヤ14の向きに弾性変形させられている。先端部60が重錘16を押している。これにより、ガイドワイヤ14が撓む。ガイドワイヤ14の前端部36が、スリット38の上方端40から離れる。重錘16が、板ばね56から離れる向きに移動する。重錘16がルアー54の後方(図10の下方)に移動するのに伴い、先端部60が時計回りに弾性変形する。
図10(c)では、板ばね56の先端部60がルアー54の斜め後方(図10の斜め下方)に弾性変形させられている。先端部60が重錘16の大径部44を押している。これにより、ガイドワイヤ14が撓む。ガイドワイヤ14の先端部36が、上方端40から離れる。重錘16が、板ばね56から離れる向きに移動する。重錘16が下方に移動する。
図10(d)では、板ばね56の先端部60と重錘16との係合が解除されている。弾性変形していた先端部60が元の位置に戻る。先端部60は、本体58からルアー54の斜め前下方(図10の斜め上右向き)に突出している。この先端部60は、その先端がガイドワイヤ14に近付く向きに突出している。ガイドワイヤ14の前端部36が上方端40に当接する。更に、重錘16がテール28に向かって移動する。この移動は、ガイドワイヤ14に沿ってなされる。このルアー54も、図7に示されたルアー2と同様に、重錘16は、後プレート24に当接する位置に収まる。
このルアー54がキャストされると、遠心力と慣性とにより、重錘16がテール28寄りの位置をキープしたまま、ルアー54が飛行する。このルアー54では、テール28寄りの重心が達成される。ルアー54は、テール28を先頭にした姿勢で飛行する。このときの空気抵抗は、小さい。このルアー54では、大きな飛距離が得られる。
着水したルアー54のライン10が引かれる。ルアー54が水中を進行する。このとき、ヘッド26が水圧を受けるので、ルアー54はテール28よりもヘッド26が下にある姿勢で泳ぐ。従って、ガイドワイヤ14は前下がりである。重錘16は、ガイドワイヤ14に案内されつつ前方へと移動する。
図11(a)に示されるように、重錘16は、前プレート22に向かって移動する。図11(b)に示されるように、大径部44が板ばね56の先端部60を前方に弾性変形させる。先端部60は前方下方に延びているので、大径部44が先端部60に当接しつつ前プレート22に向かって移動する。この状態で、ガイドワイヤ14は撓まず、ガイドワイヤ14の前端部36がスリット38の除法端40に当接している。図11(c)に示されるように、重錘16の前面が前プレート22に当接する。図9(d)に示されるように、大径部44が板ばね56の前方に移動することで、弾性変形した先端部60が元の位置に戻ろうとする。先端部60が時計回りに戻る。この先端部60が、段差面45に係止される。これにより、重錘16は、図2に示されたルアー2と同様の位置に収まる。図2に示されたルアー2と同様の状態では、ルアー54は、ヘッド26寄りの重心が達成されている
このルアー54では、前述のルアー2と同様の効果を有する。更に、このルアー54は、板ばね56を備えているので、一層容易に製造されうる。
本発明に係るルアーは、湖沼、池、ダム、川、海等の種々のフィールドでの釣りに適している。
2・・・ルアー
4・・・ボディ
6・・・ラインアイ
8・・・フックアイ
10・・・ライン
12・・・フック
14・・・ガイドワイヤ
16・・・重錘
18・・・係止レバー
20・・・メインフレーム
22・・・前プレート
24・・・後プレート
26・・・ヘッド
28・・・テール
30・・・スプリットリング
32・・・主部
34・・・後端部
36・・・前端部
38・・・スリット
40・・・上方端
42・・・小径部
44・・・大径部
45・・・段差面
46・・・貫通孔
48・・・軸
50・・・本体
52・・・先端部
54・・・ルアー
56・・・板ばね
58・・・本体
60・・・先端部

Claims (8)

  1. ヘッド及びテールを有するボディと、このヘッド側を前方にテール側を後方にしてボディに内蔵されたガイドワイヤと、このガイドワイヤに沿って摺動可能にガイドワイヤが通された重錘と、この重錘をガイドワイヤの前方の位置で位置決めするストッパーとを備えており、
    上記ガイドワイヤが、後端部を支持され前端部を自由端とされており、
    水中において重錘が前方に位置した姿勢でストッパーにより位置決めされることで、ヘッド寄りの重心が達成され、
    このガイドワイヤが撓むことで重錘がストッパーから離れる向きに移動して、重錘とストッパーとの係合が解除されるように構成されているルアー。
  2. 上記ボディが上下方向に細長いスリットを備えており、
    このスリットに上記ガイドワイヤの前端部が通されており、
    上記重錘が前方位置でストッパーに位置決めされた状態で、このスリットの上方端にワイヤの前端部が当接させるように構成されている請求項1に記載のルアー。
  3. 上記ストッパーが左右方向に延びる軸に対して回動可能にされており、
    このストッパーがその回転軸の径方向に突出する先端部を有しており、
    このストッパーの先端部が斜め前下方に向かって延びて、上記重錘が前方に移動した位置でこのストッパーの先端部が重錘に係合して、この重錘がストッパーに位置決めされるように構成されている請求項1又は2に記載のルアー。
  4. 上記重錘が後方に位置する小径部と前方に位置する大径部とを備えており、
    上記ストッパーの先端部が小径部から大径部に連続する段差面に係止するように構成されている請求項3に記載のルアー。
  5. 上記重錘が前方にストッパーの先端部を押して回動させる時の、ガイドワイヤの軸線からストッパーまでの距離がガイドワイヤの軸線から上記重錘の大径部の高さの大きさ以上にされている請求項4に記載のルアー。
  6. 上記ストッパーが板ばねからなり、
    板ばねの先端部が斜め下前方に延びており、
    上記重錘が前方に移動した位置でこの板ばねの先端部が重錘に係合して、この重錘が板ばねに位置決めされるように構成されている請求項1又は2に記載のルアー。
  7. 上記重錘が前後方向を軸線として後方に位置する小径部と前方に位置する大径部とを備えており、
    上記板ばねの先端部が小径部から大径部に連続する段差面に係止するように構成されている請求項6に記載のルアー。
  8. 上記重錘が前方に板ばねの先端部押して弾性変形させる時の、ガイドワイヤの軸線から板ばねまでの距離がガイドワイヤーの軸線から上記重錘の大径部の高さの大きさ以上にされている請求項7に記載のルアー。
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