JP2011026742A - コードのジョイント装置及びジョイント方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コードのジョイント装置1は、熱可塑性樹脂からなる2本のコード30、31をそれぞれ保持するとともに、相対移動可能に構成されている1対の保持部材20、21と、1対の保持部材20、21を相対移動させる保持部材駆動手段9と、1対の保持部材20、21に保持された2本のコード30、31が互いに離間している状態で、2本のコード30、31のそれぞれ一部分を局所的に加熱溶融する加熱手段11とを有する。また、保持部材駆動手段9は、2本のコード30、31の前記一部分が溶融した状態で、1対の保持部材20、21を駆動して2本のコード30、31の前記一部分同士を圧着することにより、両者を融着する。
【選択図】図1
Description
また、保持部材駆動手段と駆動手段は、それぞれ、1対の保持部材と加熱手段とを、一方向にのみ駆動するものであるため、その構成が簡易である。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のコードのジョイント装置1(以下、単にジョイント装置1という)は、2本のコード30、31の端部をそれぞれ保持する2つ(1対)の保持部材20、21と、2つの保持部材20、21がそれぞれ設置される2つのキャリッジ2、3と、2つのキャリッジ2、3が装着されるガイド軸4と、ガイド軸4を回転自在に支持する2つの軸受け5、5と、ガイド軸4を回転駆動するステップモータ(保持部材駆動手段)9と、コード30、31を加熱溶融するためのヒーター11と、ヒーター11を図2中の上下方向に駆動するステップモータ(駆動手段)14とを有する。
なお、以下のジョイント装置1の説明において、図1及び図2中の左右方向を左右方向、図1中の前後方向を前後方向、図2中の上下方向を上下方向と定義して説明する。
2つの保持部材20、21に、2本のコード30、31の端部をそれぞれ保持させる。具体的には、まず、コード30、31の先端を保持穴25に挿入して、先端近傍部を保持溝24aに保持穴25側から順に嵌め込んでから、保持溝24bに嵌め込む。この作業は、保持部材20、21をキャリッジ2、3から取り外した状態で行っても、キャリッジ2、3に設置された状態で行ってもよい。また、ヒーター11を退避位置で昇温しておく。
次に、図4(a)に示すように、ステップモータ14を回転させてヒーター11を上昇させる。同時に、ステップモータ9を回転させて2つの保持部材20、21を近接させる。そして、図4(b)に示すように、加熱位置まで上昇して停止したヒーター11の両面に、コード30、31の、保持溝24aに保持された部分を接触させて、コード30、31の周面の表面近傍のみを局所的に加熱溶融する。
加熱後、図4(c)に示すように、ステップモータ9を加熱工程時と逆方向に回転させて、2つの保持部材20、21を僅かに離間させてから、ステップモータ14を加熱工程時と逆方向に回転させて、ヒーター11を下降させる。
その後すぐに、図4(d)及び図5に示すように、ステップモータ9を加熱工程時と同じ方向に回転させて、2つの保持部材20、21を近接させ、コード30、31の保持溝24aに保持された部分同士を圧着して融着する。なお、加熱溶融時及び融着時の、キャリッジ2、3の離間距離は一定であってもよく、調整可能であってもよい。
また、保持部材20、21とヒーター11は、それぞれ一方向にのみ駆動されるため、これらを駆動するための構成が簡易である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。但し、前記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。但し、前記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
実施例1〜5として、RFLの接着処理が施された、表1に示す繊度及び径のポリエステル繊維のコードをそれぞれ2本ずつ用意した。なお、表1中の、例えば実施例2の(1220dTex)×2×3とは、繊度1220dTexの素線を2本縒り合わせたものを、さらに3本縒り合わせて形成されたものであることを示している。
2、3 キャリッジ
4 ガイド軸
4a、4b ネジ溝
5 軸受け
6 プーリ
7 ベルト
8 プーリ
9 ステップモータ(保持部材駆動手段)
10 ガイドレール
11 ヒーター
12 ラック
13 ピニオン
14 ステップモータ(駆動手段)
20、21 保持部材
22 平坦面
23 曲面
24 溝部
24a 保持溝(融着部保持溝)
24b 保持溝
25 保持穴(穴)
30、31 コード
120、121 保持部材
124 溝
124a 保持溝(融着部保持溝)
124b 保持溝
125 保持穴(穴)
126a 保持溝(融着部保持溝)
126b 保持溝
127 保持穴(穴)
Claims (10)
- 熱可塑性樹脂からなる2本のコードをそれぞれ保持するとともに、相対移動可能に構成された1対の保持部材と、
前記1対の保持部材を相対移動させる保持部材駆動手段と、
前記1対の保持部材に保持された前記2本のコードが互いに離間している状態で、前記2本のコードのそれぞれ一部分を局所的に加熱溶融する加熱手段とを備え、
前記保持部材駆動手段は、
前記2本のコードの前記一部分が溶融した状態で、前記1対の保持部材を駆動して前記2本のコードの前記一部分同士を圧着することにより、両者を融着することを特徴とするコードのジョイント装置。 - 前記保持部材駆動手段は、前記1対の保持部材を、これらにそれぞれ保持された前記2本のコードを離接する所定の方向にそれぞれ駆動するものであって、
前記加熱手段を、前記1対の保持部材に前記所定の方向に関して挟まれる加熱位置と、前記1対の保持部材によって挟まれない退避位置とにわたって駆動する駆動手段をさらに備え、
前記加熱手段は、
前記所定の方向における両側部分に、この加熱手段が前記加熱位置にあるときに、前記1対の保持部材によりそれぞれ保持される前記2本のコードが接触する、2つの加熱部を有することを特徴とする請求項1に記載のコードのジョイント装置。 - 前記1対の保持部材は、前記所定の方向に関して対向する部分に、前記2本のコードが並列してそれぞれ保持される融着部保持部を有することを特徴とする請求項2に記載のコードのジョイント装置。
- 前記融着部保持部が、前記1対の保持部材の対向する平面にそれぞれ形成された直線状の融着部保持溝であることを特徴とする請求項3に記載のコードのジョイント装置。
- 前記1対の保持部材の前記融着部保持溝の端部に、前記融着部保持溝の延在方向と異なる方向に延在し、前記コードの先端が挿入されて保持される保持穴が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のコードのジョイント装置。
- 前記1対の保持部材に、前記融着部保持溝の延在方向と異なる方向に延在し、前記コードの、前記融着部保持溝に保持される部分の近傍部分を保持する保持溝が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のコードのジョイント装置。
- 前記融着部保持溝が、同一面に2つ以上並列して形成されており、
前記2つ以上の前記融着部保持溝の溝幅及び溝深さが互いに異なることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載のコードのジョイント装置。 - 加熱溶融時及び圧着時の、前記1対の保持部材の離間距離が調整可能に構成されていることを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載のコードのジョイント装置。
- 前記コードの前記融着部保持部により保持される部分の延在方向が、前記所定の方向に直交する面に対して傾いており、
前記1対の保持部材は、前記コードの前記融着部保持部に保持される部分の延在方向を含む平面上において、前記所定の方向に直交する方向に関する相対的な位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載のコードのジョイント装置。 - 1対の保持部材に、熱可塑性樹脂からなる2本のコードをそれぞれ保持させる保持工程と、
前記1対の保持部材に保持された前記2本のコードが互いに離間している状態で、前記2本のコードのそれぞれ一部分を加熱手段によって局所的に加熱溶融する加熱工程と、
前記加熱工程の後、前記1対の保持部材を相対移動させて、前記2本のコードの前記一部分同士を圧着することにより、両者を融着する融着工程と
を有することを特徴とするコードのジョイント方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103952936A (zh) * | 2014-05-14 | 2014-07-30 | 北京航空航天大学 | 一种高强度变径钢缆的复合连接方法 |
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JPH0327391U (ja) * | 1989-07-26 | 1991-03-19 | ||
JPH09155979A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Meiwa Sangyo Kk | 高周波加熱を用いた溶着方法及びその装置 |
JP2000239935A (ja) * | 1999-02-24 | 2000-09-05 | Kawashima Textile Manuf Ltd | モール糸接合法と装置 |
JP2003053837A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-26 | Mitsuboshi Belting Ltd | 熱可塑性樹脂部材の接合方法とその接合装置 |
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