JP2011025594A - タイヤ材料のジョイント装置およびタイヤ材料の作製方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ材料の先端を定寸送りベルトコンベアの送り速度に同調して走行する押さえシリンダーで押さえ付けて定寸カット位置まで送るテープ送り手段と、送られたタイヤ材料をカットするカット手段と、定寸送りベルトコンベアの後方に設けられ、カットされた定寸タイヤ材料を待機位置まで搬送する整列ベルトコンベアとを備えているタイヤ材料のジョイント装置。テープ状のタイヤ材料を定寸カットして得られる複数の定寸タイヤ材料を幅方向に整列させ、側縁部同士を重ね合わせて接合することを繰り返して、所定形状のタイヤ材料を作製する。
【選択図】 図1
Description
テープ状のタイヤ材料を定寸カットして得られる複数の定寸タイヤ材料を、前記定寸タイヤ材料の幅方向に整列させると共に、隣接する前記定寸タイヤ材料の側縁部同士を重ね合わせて接合することを繰り返して、所定形状のタイヤ材料を作製するタイヤ材料のジョイント装置であって、
定寸送りベルトコンベアおよび前記定寸送りベルトコンベアの送り速度に同調して前記定寸送りベルトコンベアに沿って走行する定寸位置決め用の押さえシリンダーを有し、前記押さえシリンダーで前記タイヤ材料の先端を前記定寸送りベルトコンベアに押さえ付けた状態で、前記タイヤ材料を定寸カット位置まで送るテープ送り手段と、
定寸カット位置まで送られた前記タイヤ材料をカッターにてカットするカット手段と、
前記定寸送りベルトコンベアの後方に設けられ、カットされた前記定寸タイヤ材料を待機位置まで搬送する整列ベルトコンベアと
を備えていることを特徴とする。
さらに、下面側にバキューム式の吸着面を有する長尺の吸着用可動プレートを前記定寸タイヤ材料の整列方向と同方向に列設し、前記待機位置にある前記定寸タイヤ材料上に降下させて前記定寸タイヤ材料を吸着した後に、前記定寸タイヤ材料を引き上げるように構成された整列プレートと、
前記整列プレートを前記待機位置の上方に進出させて、前記待機位置に順次搬送されてくる前記定寸タイヤ材料を先頭の前記吸着用可動プレートから順次吸着して、前記整列プレートの下面側に前記定寸タイヤ材料を整列させる整列手段と
を備えていることを特徴とする。
前記吸着用可動プレートのそれぞれが、独立して昇降手段により昇降自在にして配置されていることを特徴とする。
さらに、整列した前記定寸タイヤ材料の重ね合わせ部を押圧して圧着することにより接合すると共に、プリッキング加工を行って、前記所定形状のタイヤ材料を完成させる接合・プリッキング手段と、
前記整列プレートから前記所定形状のタイヤ材料を開放する開放手段と
を備えていることを特徴とする。
前記押さえシリンダーが、サーボモータ、ボールネジスクリュー、ボールネジスクリューに螺合される雌ねじで構成される走行手段に、連結されていることを特徴とする。
前記タイヤ材料が、プライであることを特徴とする。
テープ状のタイヤ材料を定寸カットして得られる複数の定寸タイヤ材料を、前記定寸タイヤ材料の幅方向に整列させると共に、隣接する前記定寸タイヤ材料の側縁部同士を重ね合わせて接合することを繰り返して所定形状のタイヤ材料を作製するタイヤ材料の作製方法であって、
定寸送りベルトコンベアおよび前記定寸送りベルトコンベアの送り速度に同調して前記定寸送りベルトコンベアに沿って走行する位置決め用の押さえシリンダーで、前記タイヤ材料の先端を前記送りベルトコンベアに押さえ付けた状態で、前記タイヤ材料をカット位置まで送るテープ送り工程と、
カット位置まで送られた前記タイヤ材料をカッターにてカットするカット工程と、
前記定寸送りベルトコンベアの後方に設けられた整列ベルトコンベアにて、カットされた前記定寸タイヤ材料を待機位置まで搬送する定寸タイヤ材料搬送工程と
を備えていることを特徴とする。
さらに、下面側にバキューム式の吸着面を有する長尺の吸着用可動プレートを前記定寸タイヤ材料の整列方向と同方向に列設し、前記待機位置にある前記定寸タイヤ材料上に降下させて前記定寸タイヤ材料を吸着した後に、前記定寸タイヤ材料を引き上げるように構成された整列プレートを前記待機位置の上方に進出させて、前記待機位置に順次搬送されてくる前記定寸タイヤ材料を先頭の前記吸着用可動プレートから順次吸着して、前記整列プレートの下面側に前記定寸タイヤ材料を整列させる整列工程と
を備えていることを特徴とする。
前記吸着用可動プレートのそれぞれが、独立して昇降手段により昇降自在にして配置されていることを特徴とする。
さらに、整列した前記定寸タイヤ材料の重ね合わせ部を押圧して圧着することにより接合すると共に、プリッキング加工を行って、前記所定形状のタイヤ材料を完成させる接合・プリッキング工程と、
前記整列プレートから前記所定形状のタイヤ材料を開放する開放工程と
を備えていることを特徴とする。
前記押さえシリンダーが、サーボモータ、ボールネジスクリュー、ボールネジスクリューに螺合される雌ねじで構成される走行手段に、連結されていることを特徴とする。
(1)プライ材料、定寸プライ材料及び完成プライの流れ
はじめに、本発明を理解し易くするため、本実施の形態のプライジョイント装置におけるプライ材料、定寸プライ材料及び完成プライの流れについて説明する。図3は、本実施の形態のプライジョイント装置におけるプライ材料及び定寸プライ材料の流れを説明する斜視図である。図4は、本実施の形態のプライジョイント装置におけるプライ材料、定寸プライ材料及び完成プライの流れを説明する斜視図である。図3に示すように、プライ供給装置(図示省略)から供給されるテープ状のプライ材料(幅40mm前後)Aを定寸カットして得られる短冊プライ(定寸プライ材料)Bを待機位置Cまで搬送し、図4に示すように短冊プライBを短冊プライBの幅方向に整列させると共に隣接する短冊プライBの側縁部同士を重ね合わせて接合することにより、タイヤ1個相当分の完成プライDを作製する。
イ.全体構成
次に、プライジョイント装置の構成について説明する。図1の(a)は、本実施の形態のプライジョイント装置の平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のX−X矢視図である。本実施の形態のプライジョイント装置は、図1のようにテープ状のプライ材料Aを定寸カット位置まで送るテープ送り手段1と、送られたプライ材料Aを所定の寸法にカットして短冊プライBを作製するカット手段と、短冊プライBを整列手段に搬送する短冊プライ搬送手段2と、搬送された短冊プライBを幅方向に整列させる整列手段3と、整列された短冊プライBの重ね合わせ部を押圧して圧着することにより接合すると共にプリッキング加工を行って、完成プライDを完成させる接合・プリッキング手段4と、整列プレート31から完成プライDを開放する開放手段5と、これらを総括的に制御する制御手段(図示省略)を備えている。以下各手段について個々に説明する。
次にテープ送り手段について説明する。図2は、図1(c)の拡大図である。テープ送り手段1は、図2のように定寸送りベルトコンベア11と、定寸位置決め用の押さえシリンダー12と、押さえシリンダー12を定寸送りベルトコンベア11に沿って走行させる走行手段13と、定寸送りベルトコンベア11上のプライ材料Aを押さえるための押さえベルト14と、テープ上下一対の送り出しシリンダー15と、送り出しシリンダー15をベルトコンベアに向けて水平に往復動させる図外の移動手段とを備えている。
カット手段は、定寸送りベルトコンベア11と送り出しシリンダー15との間に設けられた定寸カッター16を備えており、定寸カッター16により定寸カット位置に送り出されたプライ材料Aを所定の寸法にカットして短冊プライBを作製する。
短冊プライ搬送手段2は、短冊プライ搬送コンベアベルト21を備えており、作製された短冊プライBを押さえベルト14’と短冊プライ搬送コンベアベルト21とで挟んで待機位置Cに搬送する。
次に、整列手段について説明する。整列手段3には、整列プレート31が設けられており、短冊プライを整列させる機能を有する。図5は、整列プレート31を分解した斜視図である。図5に示すように、複数の吸着用可動プレート31bを短冊プライB(図4参照)の整列方向(短冊プライBの幅方向)と同方向に列設してなる吸着用可動プレート群31cと、支持枠31dを有し、各吸着用可動プレート31bは、短冊プライBの長手方向に長い箱状体であって下面には多数の吸着孔(図示省略)を有し、切換弁を介して減圧源(図示省略)に接続されている。
図8に示すように、接合・プリッキング手段4は、昇降シリンダー4aによって昇降する押圧体4bと別の昇降シリンダー4cによって昇降する穴あけ針4dを有し、短冊プライBの待機位置Cの横に配置され、押圧体4bを上昇させて整列プレート31に吸着された短冊プライBの重ね合わせ部を押圧して圧着することにより短冊プライB同士を接合し、それと共に穴あけ針4dを上昇させて短冊プライの接合部にプリッキング加工を施す。なお、短冊プライBの重ね合せ部は固定プレート31f(図5参照)に位置し、押圧体4bは重ね合せ部を固定プレート31fに押付ける。
図10は、完成プライの分離動作を説明する側面図である。図10に示すように開放手段5は、押下げ体5aと押下げ体5aを昇降させるシリンダー5bを有し、完成プライDを整列プレート31から開放する開放位置(完成プライDの搬出ベルトコンベア6上)の上方に配置され、整列プレート31のすべての吸着用可動プレート31bを同時に下方に押下げて完成プライDの搬出ベルトコンベア6上に移す。なお、完成プライDを搬出ベルトコンベア6上に近接させたときに、吸着用可動プレート31bによる吸着動作を停止させる。
前記のように、プライ材料Aを定寸送り用のベルトコンベア11によりカット手段に供給し、定寸カッター16により所定の長さにカットして短冊プライBを作製する。作製した短冊プライBを短冊プライ搬送コンベアベルト21により待機位置Cに搬送する。一方、整列プレート31を定寸送り手段によって待機位置Cに位置させ、図9のように整列プレート31の吸着用可動プレート群31cうち先頭(図では手前側)の吸着用可動プレート31bから短冊プライBを吸着し、次に待機位置Cまで送られてくる短冊プライBを二列目の吸着用可動プレート31bで吸着する。このとき短冊プライBの側縁部同士は固定プレート31fの下面側で重なり合う。
(1)本実施の形態では、プライ材料Aの定寸送りに押さえシリンダーを採用することにより、プライ材料Aの巻き込みという問題が解消される。
B 短冊プライ
C 整列のための短冊プライの待機位置
D 完成プライ
1 テープ送り手段
11 定寸送り用のベルトコンベア
12 押さえシリンダー
13 走行手段
13a、13b、31m ボールネジスクリュー
13c、31n 雌ねじ
13d、31p 連結体
14、14’ 押さえベルト
15 送出しシリンダー
16 定寸カッター
2 短冊プライ搬送手段
21 短冊プライ搬送コンベアベルト
3 整列手段
31 整列プレート
31a 定寸送り手段
31b 吸着用可動プレート
31c 吸着用可動プレート群
31d 支持枠
31e サイドフレーム
31f 固定プレート
31g 支持プレート
31h 支持棒
31i 止め部
31j 圧縮ばね
31k 押下げシリンダー
31p 連結体
31q 走行体
31r ガイドレール
31s 受け材
4 接合・プリッキング手段
4a、4c 昇降シリンダー
4b 押圧体
4d 穴あけ針
5 開放手段
5a 押下げ体
5b シリンダー
6 搬出ベルトコンベア
7 バンドドラム
101、105 搬送ベルトコンベア
102 テープ送り手段
103 押さえコンベアベルト
104 カッター
106、107 ジョイント押さえ
108 整列コンベア
110 定寸プライ送り手段
111 定寸プライ送りコンベア
112 完成プライ搬送コンベア
Claims (11)
- テープ状のタイヤ材料を定寸カットして得られる複数の定寸タイヤ材料を、前記定寸タイヤ材料の幅方向に整列させると共に、隣接する前記定寸タイヤ材料の側縁部同士を重ね合わせて接合することを繰り返して、所定形状のタイヤ材料を作製するタイヤ材料のジョイント装置であって、
定寸送りベルトコンベアおよび前記定寸送りベルトコンベアの送り速度に同調して前記定寸送りベルトコンベアに沿って走行する定寸位置決め用の押さえシリンダーを有し、前記押さえシリンダーで前記タイヤ材料の先端を前記定寸送りベルトコンベアに押さえ付けた状態で、前記タイヤ材料を定寸カット位置まで送るテープ送り手段と、
定寸カット位置まで送られた前記タイヤ材料をカッターにてカットするカット手段と、
前記定寸送りベルトコンベアの後方に設けられ、カットされた前記定寸タイヤ材料を待機位置まで搬送する整列ベルトコンベアと
を備えていることを特徴とするタイヤ材料のジョイント装置。 - さらに、下面側にバキューム式の吸着面を有する長尺の吸着用可動プレートを前記定寸タイヤ材料の整列方向と同方向に列設し、前記待機位置にある前記定寸タイヤ材料上に降下させて前記定寸タイヤ材料を吸着した後に、前記定寸タイヤ材料を引き上げるように構成された整列プレートと、
前記整列プレートを前記待機位置の上方に進出させて、前記待機位置に順次搬送されてくる前記定寸タイヤ材料を先頭の前記吸着用可動プレートから順次吸着して、前記整列プレートの下面側に前記定寸タイヤ材料を整列させる整列手段と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ材料のジョイント装置。 - 前記吸着用可動プレートのそれぞれが、独立して昇降手段により昇降自在にして配置されていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ材料のジョイント装置。
- さらに、整列した前記定寸タイヤ材料の重ね合わせ部を押圧して圧着することにより接合すると共に、プリッキング加工を行って、前記所定形状のタイヤ材料を完成させる接合・プリッキング手段と、
前記整列プレートから前記所定形状のタイヤ材料を開放する開放手段と
を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ材料のジョイント装置。 - 前記押さえシリンダーが、サーボモータ、ボールネジスクリュー、ボールネジスクリューに螺合される雌ねじで構成される走行手段に、連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ材料のジョイント装置。
- 前記タイヤ材料が、プライであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ材料のジョイント装置。
- テープ状のタイヤ材料を定寸カットして得られる複数の定寸タイヤ材料を、前記定寸タイヤ材料の幅方向に整列させると共に、隣接する前記定寸タイヤ材料の側縁部同士を重ね合わせて接合することを繰り返して所定形状のタイヤ材料を作製するタイヤ材料の作製方法であって、
定寸送りベルトコンベアおよび前記定寸送りベルトコンベアの送り速度に同調して前記定寸送りベルトコンベアに沿って走行する位置決め用の押さえシリンダーで、前記タイヤ材料の先端を前記送りベルトコンベアに押さえ付けた状態で、前記タイヤ材料をカット位置まで送るテープ送り工程と、
カット位置まで送られた前記タイヤ材料をカッターにてカットするカット工程と、
前記定寸送りベルトコンベアの後方に設けられた整列ベルトコンベアにて、カットされた前記定寸タイヤ材料を待機位置まで搬送する定寸タイヤ材料搬送工程と
を備えていることを特徴とするタイヤ材料の作製方法。 - さらに、下面側にバキューム式の吸着面を有する長尺の吸着用可動プレートを前記定寸タイヤ材料の整列方向と同方向に列設し、前記待機位置にある前記定寸タイヤ材料上に降下させて前記定寸タイヤ材料を吸着した後に、前記定寸タイヤ材料を引き上げるように構成された整列プレートを前記待機位置の上方に進出させて、前記待機位置に順次搬送されてくる前記定寸タイヤ材料を先頭の前記吸着用可動プレートから順次吸着して、前記整列プレートの下面側に前記定寸タイヤ材料を整列させる整列工程と
を備えていることを特徴とする請求項7に記載のタイヤ材料の作製方法。 - 前記吸着用可動プレートのそれぞれが、独立して昇降手段により昇降自在にして配置されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のタイヤ材料の作製方法。
- さらに、整列した前記定寸タイヤ材料の重ね合わせ部を押圧して圧着することにより接合すると共に、プリッキング加工を行って、前記所定形状のタイヤ材料を完成させる接合・プリッキング工程と、
前記整列プレートから前記所定形状のタイヤ材料を開放する開放工程と
を備えていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載のタイヤ材料の作製方法。 - 前記押さえシリンダーが、サーボモータ、ボールネジスクリュー、ボールネジスクリューに螺合される雌ねじで構成される走行手段に、連結されていることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載のタイヤ材料の作製方法。
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