JP2011025488A - スタンプ作成装置、スタンプ作成方法、印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

スタンプ作成装置、スタンプ作成方法、印刷装置及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同じ印影画像を表すビットデータに基づいて装置独自の印面・印影が得られ、印影偽造やスタンプ偽造を防止しうるスタンプ作成装置、スタンプ作成方法及び印刷装置、印刷方法を提供する。
【解決手段】CPU25、ROM26、RAM27がスタンプ作成装置3の製造番号を用いて乱数初期値を設定し、前記乱数初期値から乱数を生成し、前記乱数に対応する変形種類に基づき印影画像を表すビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形する。スタンプ作成装置3の印刷部14、スタンプ製版部16及び発光ユニット19により変形後のビットデータを製版し、データ変形後の印影画像に対応する印面を印材に形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、同じ印影画像を表すビットデータに基づいて装置独自の印面・印影が得られるスタンプ作成装置、スタンプ作成方法、印刷装置及び印刷方法に関するものである。
近年「電子印鑑」として印影画像を表すビットデータが商品化されインターネット上等で販売されている。このように商品化された印影画像を表すビットデータを、例えばパーソナルコンピュータにダウンロードした後、そのパーソナルコンピュータに接続された印刷装置(インクジェットプリンタ等)に送って紙等の印字媒体に該ビットデータが表す印影画像に対応する印影を印刷することが一般に行われている。
また、従来から外部コンピュータ等から送信されたビットデータを製版することによりビットデータが表す印影画像に対応する印面を印材に形成してスタンプを作成するスタンプ作成装置が知られている(例えば、特許文献1のスタンプ作成装置3)。よって、このスタンプ作成装置に接続される外部コンピュータを経由して該スタンプ作成装置に「電子印鑑」としてダウンロードされた印影画像を表すビットデータを送信し、そのビットデータを製版することにより印材に該印影画像に対応する印面を形成してスタンプを作成することも可能である。このように作成したスタンプを印字媒体に押圧すると、該印影画像に対応する印影が得られる。
特開2009−21842号公報
しかしながら、スタンプ作成装置や印刷装置のユーザーが購入したのと同一のビットデータを第三者がインターネット上で入手し、別のスタンプ作成装置でユーザーと同一の印面のスタンプを作成するスタンプ偽造の恐れ、又は別の印刷装置でユーザーと同一の印影を印刷する印影偽造の恐れがある。また、ユーザーが押印したり印刷した印影を第三者がスキャナ等で取り込み、そのデータを元にスタンプを作成したり印刷することによるスタンプ偽造や印影偽造の恐れもある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、同じ印影画像を表すビットデータに基づいて装置独自の印影が得られ、スタンプ偽造や印影偽造を防止しうるスタンプ作成装置、スタンプ作成方法及び印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係るスタンプ作成装置は、印影画像を表すビットデータを製版することにより前記印影画像に対応する印面を印材に形成する印面形成手段を有するスタンプ作成装置において、前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶手段と、前記スタンプ作成装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化手段と、前記乱数初期化手段が設定した前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成手段と、前記乱数生成手段が生成した前記乱数に基づき前記記憶手段が記憶した前記変形種類から一の変形種類を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形手段と、を備え、前記印面形成手段は前記データ変形手段が変形した後のビットデータを製版することにより前記印面を前記印材に形成することを特徴とする。
また、請求項2に係るスタンプ作成装置は、請求項1に係るスタンプ作成装置において、前記ビットデータのうち前記印影画像の所定個所を表すビットから一意に決定される数値を得る数値取得手段を備え、前記乱数初期化手段は、前記固有番号及び前記数値取得手段が得た前記数値に基づいて前記乱数初期値を設定することを特徴とする。
また、請求項3に係るスタンプ作成装置は、請求項1又は請求項2に記載のスタンプ作成装置において、前記変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置の組合せからなり、前記乱数生成手段は複数の乱数を生成し、前記選択手段は、前記変形手法、前記変形形状及び前記変形位置をそれぞれ異なる乱数に基づき決定することにより一の変形種類を選択することを特徴とする。
また、請求項4に係るスタンプ作成方法は、印影画像を表すビットデータを製版することにより前記印影画像に対応する印面を印材に形成するスタンプ作成装置を用いてスタンプを作成するスタンプ作成方法において、前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶工程と、前記スタンプ作成装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化工程と、前記乱数初期化設定工程により設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成工程と、前記乱数生成工程により生成された前記乱数に基づき、前記記憶工程において記憶された前記変形種類から一の変形種類を選択する選択工程と、前記選択工程において選択された変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形工程と、を有し、前記データ変形工程において変形された前記ビットデータを製版することにより前記印面を前記印材に形成することを特徴とする。
また、請求項5に係る印刷装置は、印影画像を表すビットデータを印刷することにより前記印影画像に対応する印影を印字媒体に印刷する印刷手段を有する印刷装置において、前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶手段と、前記印刷装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化手段と、前記乱数初期化手段により設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成手段と、前記乱数生成手段により生成された乱数に基づき前記記憶手段が記憶した前記変形種類から一の変形種類を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形手段と、を備え、前記印刷手段は前記データ変形手段が変形した後の前記ビットデータを前記印字媒体に印刷することを特徴とする。
また、請求項6に係る印刷方法は、印影画像を表すビットデータを印刷する印刷装置を用いて前記印影画像に対応する印影を印字媒体に印刷する印刷方法において、前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶工程と、前記印刷装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化工程と、前記乱数初期化工程において設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成工程と、前記乱数生成工程において生成された乱数に基づき、前記記憶工程において記憶された前記変形種類から一の変形種類を選択する選択工程と、前記選択工程において選択された変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形工程と、を有し、前記データ変形工程において変形された後の前記ビットデータを前記印字媒体に印刷することを特徴とする。
請求項1に係るスタンプ作成装置及び請求項4に係るスタンプ作成方法では、印影画像を表すビットデータを変形する一以上の変形種類が記憶され、スタンプ作成装置の固有番号を用いて乱数初期値が設定され、設定された乱数初期値から乱数が生成され、生成された乱数に基づく変形種類が選択され、選択された変形種類に基づきビットデータの一部ビットが変更されることによりビットデータが変形され、変形後のビットデータが製版されることにより印面が印材に形成される。よって印影画像を表すビットデータが変形される変形種類は、スタンプ作成装置の固有番号毎に異なるため、同じビットデータを用いてもスタンプ作成装置独自の印面を有するスタンプを作成することができる。また乱数に対応して変形種類が選択されるため、ビットデータが変形される変形種類は第三者が予測しにくいものとなる。以上により、第三者がユーザーと同一のビットデータを取得することによる印影偽造やスタンプ偽造を防止することができる。
また、請求項1に係るスタンプ作成装置を使用する第三者は、印影画像をスキャナ等で取り込んで得られるビットデータによって該印影画像と同一の印影を形成するスタンプを作成できず、請求項1に係るスタンプ作成装置が市場に流通すれば、スタンプ偽造を更に効果的に防止することができる。
請求項2に係るスタンプ作成装置は、ビットデータのうち印影画像の所定個所を表すビットから一意に決定される数値を得る数値取得手段を備え、乱数初期値は、スタンプ作成装置の固有番号及び数値取得手段が得た数値に基づいて設定される。このため請求項2に係るスタンプ作成装置を用いて作成されるスタンプは、同じスタンプ作成装置により作成されたとしても変形前のビットデータが異なれば、異なる変形のなされた印面を有することになり、スタンプの独自性が高まる。また、固有番号のみに基づいて乱数初期値を設定する場合、生成される乱数に再現性があればその再現性がスタンプ作成装置固有の変形傾向として現れ第三者に察知されて偽造に悪用される可能性も考えられるが、請求項2に係るスタンプ作成装置では、ビットデータの変形種類はビットデータ毎に異なるため、スタンプ作成装置の変形傾向を第三者に察知され偽造に悪用されることを防止できる。
また、請求項3に係るスタンプ作成装置は、変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置の組合せからなるため、記憶される複数の変形種類は多様なものとなる。このためスタンプ作成装置が多数存在しても、別のスタンプ作成装置において同じ変形種類が選択される可能性が低くなり、データ変形の独自性が高まることになる。また、ビットデータを変形するための変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置が、それぞれ異なる乱数に基づき決定されることにより選択される。このため変形種類はよりランダムに選択されることとなり、選択される変形種類は第三者にとって更に予測しにくいものとなる。
また、請求項5に記載の印刷装置及び請求項6に記載の印刷方法では、印字媒体に印刷装置の固有番号毎に異なる変形のなされた印影を印刷することができる。この変形の種類は乱数に対応して選択されるため、第三者が予測しにくいものとなる。以上により、第三者がユーザーと同一のビットデータを取得することによる印影偽造やスタンプ偽造を防止することができる。
また、請求項5の印刷装置を使用する第三者は、印影画像をスキャナ等で取り込んで得られるビットデータを基にしても該印影画像と同一の印影を印刷できず、請求項5の印刷装置が市場に流通すれば、印影偽造を更に効果的に防止することができる。
第1実施形態に係るスタンプ作成装置の概略構成を示す説明図である。 第1実施形態に係るスタンプ作成装置の制御構成を示すブロック図である。 一以上の変形種類が記憶されている例を示す。(A)は様々な変形手法が各々二桁番号と対応付けて記憶される変形手法テーブル、(B)は様々な変形形状が各々二桁番号と対応付けて記憶される変形形状テーブルの一つである欠け形状テーブルである。 スタンプ作成装置独自の印面を有するスタンプを作成するための処理の一例を示すフローチャートである。 乱数初期化処理の一例を示すフローチャートである。 印影画像の所定個所を表すビットから数値を得る過程の一例を示す説明図である。 ビットデータの変形処理の一例を示すフローチャートである。 データ変形手法の一つであるマスク(欠け)処理を示すフローチャートである。 データ変形手法の一つであるマスク(欠け)処理についての説明図である。 第2実施形態に係る印刷装置の概略を示す説明図である。
以下、本発明に係るスタンプ作成装置、スタンプ作成方法、印刷装置及び印刷方法について、具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように第1実施形態に係るスタンプ作成装置3はコンピュータ装置2とケーブルS1を介して接続されている。ここで、スタンプ作成装置3は、装置本体11に対して着脱可能であって透明の原稿フィルムを複数枚収納可能なフィルムマガジン12と、フィルムマガジン12の近傍の装置本体11に設けられた印版識別(ID)ラベル用のカットシートの供給口13と、サーマルヘッド15(図2参照)を備えた印刷部14と、印刷された原稿フィルムに基づいてスタンプ本体(図示せず)の下面に配された印材(図示せず)に印面を形成するためのスタンプ製版部16と、スタンプ製版部16の近傍の装置本体11に設けられたカットシートおよび原稿フィルムの排出口18と、を有している。
また、スタンプ製版部16下方には、キセノン管(図示せず)を具備した発光ユニット19が着脱自在に設けられている。スタンプ本体が載置されるステージを有する発光ユニット19はスライドレバー21を上方に摺動させることによってスタンプ作成装置3から取り外しが可能である。また、スタンプ製版部16には、スタンプ本体を出し入れする際に開閉される上蓋22が設けられている。
ここで、スタンプ本体の下面に配された印材の構造について説明する。ここで用いられる印材は、例えば本出願人による特開平11−78191号公報に開示されているような、カーボンブラックなどの光エネルギー吸収性物質を分散させた軟質多孔性樹脂(例えば、ウレタン系樹脂)からなる下側層と、インクを貯溜するとともに下側層に均一に圧力が印加されるようにする硬質多孔性樹脂(例えば、ポリビニルホルマール)からなる上側層とを具備した2層構造を有するものである。
この印材を圧縮した状態でポジ画像が印刷された透明な原稿フィルム(ポジ原稿)を介して決定的に光を照射すると、原稿の透明部分に対応して光が照射された下側層の部分は、光エネルギー吸収物質の発熱作用によって溶融後固化されるので、シールされてインクを透過しない状態となる。一方、原稿の印刷部分に対応した下側層の部分は、光が照射されないだけでなく原稿の印刷部分からの伝導熱で溶融固化されることもなく、原稿の文字等に対応してシールされないでそのまま残存することとなる。これにより、所望パターンのシール部(非印刷部)と非シール部(印刷部)とが印材の下面に混在した印面が形成される。
次に、スタンプ作成装置3の制御回路構成について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、スタンプ作成装置3には、CPU25と、ROM26と、RAM27と、EEPROM40と、入出力インターフェイス28とが備えられており、これらはバス29によって相互に接続されている。また、入出力インターフェイス28には、ケーブルS1を介してコンピュータ装置2が接続されている。
これによって、スタンプ作成装置3は、印影画像を表す各ビットデータをコンピュータ装置2から取り込むことが可能である。ここで本実施形態における印影画像を表すビットデータとは、氏部分及び外円部分を黒部分、それ以外の部分を白部分とする印影画像を、白を0、黒を1として数値表現したものである(図9参照)。
また、入出力インターフェイス28には、ヘッド駆動回路31およびモータ駆動回路32がそれぞれ接続されている。ヘッド駆動回路31にはサーマルヘッド15が接続されており、モータ駆動回路32にはスタンプ作成装置3の各所に配置されてサーマルヘッド15や各種ローラなどを駆動するモータ類33がそれぞれ接続されている。
また、ROM26には、スタンプ作成装置3の全体の作動を制御する制御プログラムが記憶されている。またRAM27にはコンピュータ装置2から与えられた各ビットデータを記憶する画像バッファ35が設けられている。EEPROM40は書き換え可能な不揮発性のメモリであり、記憶されたデータは電源オフ後も保持される。EEPROM40には各種の設定情報等、例えばスタンプ作成装置3の製造番号が記憶されている。
また、CPU25は、ROM26に記憶された制御プログラムおよびRAM27の画像バッファ35に記憶された各ビットデータに基づいて、ヘッド駆動回路31およびモータ駆動回路32を制御する。これにより、原稿フィルムにはサーマルヘッド15を介して所望の印影画像が印刷され、原稿フィルムはその後印材の製版に供される。
また、CPU25は、不図示の乱数発生器を備える。乱数発生器は、内部変数から所定の演算により擬似乱数を生成して出力するとともに、生成した擬似乱数により内部変数を更新する過程を繰り返す。本実施形態の乱数発生器は4桁の乱数を発生させる。乱数発生器の機能はCPU25がROM26に予め記憶されたプログラムを読出し実行することにより実現される。
また、図3(A)に示すように、ROM26は、後述するビットデータの様々な変形手法について、各変形手法がそれぞれ異なる二桁の番号と関連付けられた変形手法テーブルを記憶している。変形手法テーブルでは、例えば「00」に対して「ひずみ」が記憶され、「01」に対して「マスク(欠け)」が記憶されている。その他は図3(A)の通りである。
また、ROM26にはビットデータの各変形手法に対応する様々な変形形状が記憶されている。 図3(B)に示す欠け形状テーブルは「マスク(欠け)」という一つの変形手法に対応する様々な変形形状について、各変形形状がそれぞれ異なる二桁番号と関連付けられた変形形状テーブルの一例である。
なお、図示していないが、ROM26には、後述するように変形位置を特定するためのX座標テーブル及びY座標テーブルも記憶されている。X座標テーブル及びY座標テーブルは、それぞれX座標上、Y座標上の各位置をそれぞれ異なる三桁番号と関連付けて記憶されるものである。
次に、このように構成されたスタンプ作成装置3において装置独自の印面を有するスタンプを作成するために行われるビットデータ処理について図4乃至図9に基づいて説明する。
図4に当該処理の全体像を示す。コンピュータ装置2からの処理開始指令等を契機として、ステップ(以下Sと表記する)1において、CPU25は、まずスタンプ作成装置3の初期化を行う。具体的には、画像バッファ35を消去したりサーマルヘッド15位置を原点位置に直す等である。
次にS2において、CPU25は画像バッファ35にコンピュータ装置2から印影画像を表すビットデータD1が取り込まれたか否か確認する。取り込まれていない場合(S2:NO)は確認動作を継続するが、取り込まれている場合(S2:YES)は、S3においてそのビットデータD1を画像バッファ35から読み出して、次のS4に進んで乱数初期化処理(図5参照)を行う。
図5及び図6に示すように、乱数初期化処理では、CPU25はまずS11において、画像バッファ35から読み出した印影画像を表すビットデータD1から、該印影画像の所定個所を表す1バイトのデータを抽出する。図6の例では、「山本」という印影画像の長四角部分を表す1バイトのデータを抽出している。この例では1バイトデータは00011100となり、この2進数を10進変換すると28となる。
なお、図6の例ではビットデータから一意に決定される数値を得る処理の説明を容易にするため、1バイトのデータを印影の外円部分から抽出するとしているが、ビットデータ毎に異なる印面を有するスタンプを作成するという処理の目的に照らせば、印影画像においてデータが抽出される個所は氏を表す文字部分(例えば図6の「山本」部分)に複数設定されることが望ましい。
次に、S12において、CPU25は記憶していたスタンプ作成装置3の製造番号を読み出し、10進変換した上記バイトデータとの和を算出し、乱数初期値としてRAM27に記憶する。例えば製造番号11234567の場合は、上述した28を足して11234595となる。そしてCPU25は、S13においてS12で記憶した乱数初期値により上述した乱数発生器を初期化する。すなわち、乱数発生器の内部変数をS12で得られた乱数初期値とする。そしてCPU25は乱数初期化処理を終了しS5(図4参照)に進む。
次に図4のS5におけるデータ変形処理について、図7〜図9に基づいて説明する。図7のS21において乱数発生器がS12で得られた乱数初期値から最初の乱数(以下第1乱数と称する)を発生させる。するとS22において、CPU25は、ROM26に記憶していた変形手法テーブルを参照して、第1乱数の下二桁と関連付けられて記憶された変形手法を選ぶ(図3(A)参照)。例えば第1乱数が「XX01」である場合、CPU25は変形手法テーブルを参照して、第1乱数の下二桁「01」に対応する「マスク(欠け)」を選ぶ。なお、以下で乱数を例示する場合に使用されるXはその数がデータ変形処理に使用されないことを示す。
次に、図7のS23以降において、CPU25は、S22で選択した変形手法による変形処理を実行していく。上述のデータ変形テーブルにおいて第1乱数の下二桁「01」に対応する変形手法は「ひずみ」ではなく(S23:NO)、「マスク(欠け)」なので(S25:YES)、S26に進んで「マスク(欠け)処理」を行う。
図8に示すように、「マスク(欠け)処理」では、S31において乱数発生器が2番目の乱数(以下第2乱数と称する)を発生させる。そしてS32においてROM26に記憶された欠け形状テーブルを参照し、第2乱数の下二桁と関連付けられて記憶された欠け形状を選ぶ(図3(B)参照)。例えば第2乱数が「XX03」の場合、CPU25は欠け形状テーブルを参照して第2乱数の下二桁「03」に対応する左上に開いたV字形の欠け形状を選ぶ。
次に、S33において乱数発生器が3番面の乱数(以下第3乱数と称する)を発生させる。そしてS34において、CPU25は、上述したX座標テーブルを参照し、第3乱数に対応するX座標位置を決定する。例えば第3乱数が「X243」だった場合、下三桁「243」に対応するX座標位置を決定する。更に、S35において乱数発生器が第4乱数を発生させる。そしてS36において、CPU25は上述したY座標テーブルを参照し第4乱数に対応するY座標位置を決定する。例えば、第4乱数が「X051」だった場合、下三桁「051」に対応するY座標位置を決定する。
続いて、S37において、CPU25はS3で画像バッファ35から読み込んだ印影画像を表すビットデータD1と同サイズであって全ビット0、すなわち印影のない空白状態を表すマスク用ビットデータMを作成する(図9参照)。そしてS38においてCPU25は、マスク用ビットデータMにおけるS34及びS36で決定した座標位置にS32で選んだ欠け形状を置く。続くS39において、CPU25は欠け形状を置いた状態でマスク用ビットデータMを白黒反転させ、反転マスク用ビットデータM´を得る。
続くS40においてCPU25は、S3において画像バッファ35から読み込んだ元のビットデータD1と、反転マスク用ビットデータM´とのANDを取り、その結果を変形後の印影画像を表すビットデータD2として、画像バッファ35に記憶する。図9の例で説明すると、新たに得られるビットデータD2のうち黒となるのは、元のビットデータD1においても反転マスク用ビットデータM´においても黒であった部分のみである。よってビットデータD2の印影画像のうち、反転マスク用ビットデータM´で白抜きされた「欠け形状」個所に対応する個所は白く欠けることになる。
その後CPU25は、S41に進み、S40で画像バッファ35から、新たなビットデータD2と、元のビットデータD1を読み出して、両者が同一のデータか否かを判定する。例えば、反転マスク用ビットデータM´で白抜きされた「欠け形状」の位置が元のデータD1の黒部分に係らない場合、新たなビットデータD2は元のビットデータD1と変わらないものとなってしまう場合もあるためである(図9参照)。
そして、S41において元のビットデータD1と同一であると判定された場合(S41:YES)、CPU25はS31に戻り、再びマスク(欠け)処理を行う。すなわち、乱数発生器が5番目の乱数、6番目の乱数・・・というように更に乱数を発生し、欠け形状テーブル及び座標テーブルを参照して新たな欠け形状及びX座標位置、Y座標位置を選択してビットデータD1を変形し、新たなビットデータD3を得る。そしてCPU25はS41において再度元データD1と新たなビットデータD3とが同一か否か判定する・・・という過程を繰り返す。
同様な繰り返しは、S22において、「ひずみ」、「文字の跳ね」等、別の変形手法を選択した場合も同様に行われる。このため、スタンプ作成に供されるビットデータは確実に元データD1とは異なるものとなる。
一方、S41において、新たなビットデータD2が元のビットデータD1と同一でないと判定された場合、(S41:NO)、CPU25はS6に進む。S6では、新たに得られたビットデータD2を、ケーブルS2を通じてコンピュータ装置2に送る。これを受けてコンピュータ装置2のディスプレイ5にビットデータD2が表す印影画像が表示され、ユーザーには当該画像に対応する印面を有するスタンプを作成するか否かの確認が求められる。ユーザーが作成すると応答する場合(S6:YES)、CPU25はS7に進み、上述した原稿フィルムにサーマルヘッド15を介して当該印影画像を印刷し、その後原稿フィルムが印材の製版に供されて、押印により当該画像に対応する印面のスタンプを作成する。
一方、S6においてユーザーが、表示された画像において例えば「欠け形状」が不適当な位置にあるため、当該画像に対応する印面のスタンプを作成しないと応答する場合(S6:NO)、CPU25はS5に戻り、再びデータ変形処理を行う。すなわち、乱数発生器から更に乱数を発生し、変形手法テーブルや変形形状テーブル及び座標テーブルを参照して新たな変形手法、変形形状及び変形位置を選択してビットデータD1を変形し、新たなビットデータD4を得る。そしてCPU25はS6に進み、再度ユーザーが、ビットデータD4が表す印影画像を確認する・・・という過程を繰り返す。
このように本実施形態のデータ変形処理では、ビットデータ変形後の印影画像をスタンプ作成装置3のユーザーが確認した上でスタンプが作成されるため、ユーザーが気づかないうちに意に沿わない変形のなされたスタンプが作成されるトラブルを防止できる。
また、乱数発生器が発生させる乱数に再現性がある場合は、同一のビットデータを同一のスタンプ作成装置3において変形すれば、同じ変形が行われることとなり、同一のユーザーが自らのスタンプを複数作成したい場合に便利である。本実施形態のデータ変形処理では、ユーザーがS6で表示された画像に対応する印面のスタンプを作成しないと応答する場合でも、乱数発生器の初期化を経ずに再びデータ変形処理を行うので、ユーザーは自分が何回印影画像を確認してスタンプを作成したのかさえ覚えておけば、同じスタンプ作成装置3と同じビットデータD1を用いて同一のスタンプを作成することができる。
ここで、印刷部14、スタンプ製版部16、発光ユニット19は印面形成手段を構成する。製造番号は固有番号の一例である。ROM26は記憶手段を、CPU25、ROM26、RAM27は乱数初期化手段、乱数生成手段、選択手段、データ変形手段及び数値取得手段を構成する。
以上詳細に説明した通り、第1実施形態に係るスタンプ作成装置3及びスタンプ作成方法では、印影画像を表すビットデータD1を変形する1以上の変形種類が記憶され、スタンプ作成装置3の製造番号を用いて乱数初期値が設定され、設定された乱数初期値から乱数が生成され、生成された乱数に基づき変形種類が選択され、選択された変形種類に基づきビットデータD1の一部ビットが変更されることによりビットデータD1が変形され、変形後のビットデータD2(又はD3、D4...)が製版されることにより印面が印材に形成される。
よって、印影画像を表すビットデータD1が変形される変形種類はスタンプ作成装置3の製造番号毎に異なるため、同じビットデータD1を用いてもスタンプ作成装置3独自の印面を有するスタンプを作成することができる。また乱数に対応して変形種類が選択されるため、ビットデータが変形される変形種類は第三者が予測しにくいものとなる。以上により、第三者がユーザーと同一のビットデータを取得することによる印影偽造やスタンプ偽造を防止することができる。
また、スタンプ作成装置3を使用する第三者は、印影画像をスキャナなどで取り込んで得られるビットデータによって該印影画像と同一の印影を形成するスタンプを作成できず、スタンプ作成装置3が市場に流通すれば、スタンプ偽造を更に効果的に防止する事が出来る。
また、CPU25、ROM26及びRAM27によりビットデータD1のうち印影画像の所定個所を表すビットから一意に決定される数値を求め、乱数初期値はスタンプ作成装置の製造番号及び当該数値に基づいて設定される。このため作成されるスタンプは、同じスタンプ作成装置3により作成されたとしても変形前のビットデータD1が異なれば、異なる変形のなされた印面を有することになり、スタンプの独自性が高まる。また、製造番号のみに基づいて乱数初期値を設定する場合、生成される乱数列に再現性があればその再現性がスタンプ作成装置固有の変形傾向として現れ第三者に察知されて悪用される可能性も考えられるが、本実施形態ではビットデータD1の変形種類はビットデータD1毎に異なるため、スタンプ作成装置3の変形傾向を第三者に察知され偽造に悪用されることを防止できる。
また、変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置の組合せからなるため、記憶される変形種類は多様なものとなる。このためスタンプ作成装置3が多数存在しても、異なる製造番号のスタンプ作成装置3において同じ変形種類が選択される可能性が低くなり、データ変形の独自性が高まることになる。また、ビットデータD1を変形するための変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置が、それぞれ異なる乱数に基づき決定されることにより選択される。このため変形種類はよりランダムに選択されることとなり、選択される変形種類は第三者にとって更に予測しにくいものとなる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る印刷装置103について説明する。なお、以下の説明において上記図1乃至図9の第1実施形態に係るスタンプ作成装置の構成等と同一符号は、該第1実施形態に係るスタンプ作成装置3等の構成と同一或いは相当部分を表すものである。
以下、図10に基づき第2実施形態に係る印刷装置103の概略を説明する。印刷装置103の概略構成は特開2004−106329号公報に記載されたものと同様である。
すなわち、印刷装置103は押下部104とその下の筒体105を備え、押下部104はばね(不図示)によって上方に付勢されている。また、筒体105内の下方にはプリントヘッド(不図示)が配置されている。
筒体104にはCPU(不図示)やRAM(不図示)、ROM(不図示)、EEPROM(不図示)等の制御機構が設けられている。そして、印影画像を表すビットデータD1はメモリースティック(登録商標)等のメモリーカード101を介してコンピュータ装置2から筒体104に送られ、筒体104のRAMに記憶される。ここで、メモリーカード101を用いる代わりにケーブルでコンピュータ装置2と印刷装置103を接続して印影画像を表すビットデータの受け渡しを行うようにしてもよい。
そしてユーザーが押下部104を押下すると、筒体104内のCPUがRAMから各ビットデータを読み出すとともに、筒体104内の各種伝達機構(不図示)によりユーザーが押下部103を押下する動作が、プリントヘッドが筒体105内に横方向に設けられたガイドレールに沿って摺動しながら印刷用紙200上を移動する動作に変換され、プリントヘッドが印刷用紙200上を移動しながら微小なインクの粒子を噴射することにより印刷が行われるようになっている。
また、筒体105にあるCPUは第1実施形態で説明したものと同様の乱数発生器を有するとともに、ROMは第1実施形態で説明したものと同様の変形手法テーブル、変形形状テーブル、座標テーブルを記憶し、EEPROMは印刷装置103の製造番号を記憶している。よって、CPUは第1実施形態で説明したS1〜S7のビットデータ処理(S11〜S13の乱数初期化処理、S21〜S40のデータ変形処理を含む)を行うことができる。ただし、S7において、第1実施形態ではS6までの処理により得られた変形後のビットデータD2(又はD3、D4...)を用いて印面を印材に形成したが、第2実施形態では、S6までの処理でRAMに記憶された変形後のビットデータD2(又はD3、D4...)を用いてプリントヘッドが印刷用紙200に印刷を行う。
ここで、印刷用紙200は印字媒体を構成し、プリントヘッドは印刷手段を構成する。
以上、詳細に説明した通り、第2実施形態に係る印刷装置103及び印刷方法では、印刷用紙200に印刷装置の製造番号毎に異なる変形のなされた印影を印刷することができる。この変形の種類は乱数に対応して選択されるため、第三者が予測しにくいものとなる。以上より、第三者がユーザーと同一の印影画像を表すビットデータを取得することによる印影偽造やスタンプ偽造を防止する事が出来る。
また、印刷装置103を第三者が使用する場合、スキャナ等で印影画像を取り込んで得られるビットデータを基にしても該印影画像と同一の印影を印刷できず、印刷装置103が市場に流通すれば、印影偽造を更に効果的に防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、本発明のスタンプ作成装置及びスタンプ作成方法を説明するための第1実施形態では、スタンプ作成装置に接続されたコンピュータ装置からビットデータがスタンプ作成装置に送られ、スタンプ作成装置の制御機構により乱数初期化処理や乱数の生成、データ変形処理を行われるとした。しかし、特にスタンプ作成方法に係る発明を鑑みれば、スタンプ作成装置の固有番号が記憶されたコンピュータ装置の制御機構により乱数初期化処理や乱数の発生、データ変形処理が行われ、変形後のビットデータをスタンプ作成装置又は印刷装置に送るのでも構わない。これは印刷装置及び印刷方法を説明するための第2実施形態についても同様である。
また、乱数初期化手段がスタンプ作成装置の製造番号を用いて乱数初期値を設定するとしたが、ID番号を用いるのでもよい。
また、実施形態では乱数初期値を得るために、ビットデータから抽出した一部ビットを10進変換して製造番号に足したが、ビットデータの多様性を乱数初期値設定に反映できれば10進変換しなくても良いし、引き算や掛け算をするのでも良い。
また、第2実施形態に係る印刷装置は、ユーザーが印刷用紙において所望の位置に印刷装置を置き、押下部を押せば、印刷装置独自に変形された印影を得ることができるという高い利便性を有する。ただし、本発明において、印刷装置は第2実施形態の印刷装置のようなハンディプリンタでなくてもよく、通常の固定型プリンタでも構わない。
2 コンピュータ装置
3 スタンプ作成装置
5 ディスプレイ
14 印刷部
16 スタンプ製版部
19 発光ユニット
25 CPU
26 ROM
27 RAM
103 印刷装置
104 押下部
105 筒体
200 印刷用紙
D1 変形前の印影画像を表すビットデータ
D2、D3、D4 変形後の印影画像を表すビットデータ
M マスク用ビットデータ
M´ 反転したマスク用ビットデータ
S1 ケーブル

Claims (6)

  1. 印影画像を表すビットデータを製版することにより前記印影画像に対応する印面を印材に形成する印面形成手段を有するスタンプ作成装置において、
    前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶手段と、
    前記スタンプ作成装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化手段と、
    前記乱数初期化手段が設定した前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成手段と、
    前記乱数生成手段が生成した前記乱数に基づき前記記憶手段が記憶した前記変形種類から一の変形種類を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形手段と、を備え、
    前記印面形成手段は前記データ変形手段が変形した後のビットデータを製版することにより前記印面を前記印材に形成することを特徴とするスタンプ作成装置。
  2. 前記ビットデータのうち前記印影画像の所定個所を表すビットから一意に決定される数値を得る数値取得手段を備え、
    前記乱数初期化手段は、前記固有番号及び前記数値取得手段が得た前記数値に基づいて前記乱数初期値を設定することを特徴とする請求項1に記載のスタンプ作成装置。
  3. 前記変形種類は、変形手法、変形形状及び変形位置の組合せからなり、
    前記乱数生成手段は複数の乱数を生成し、
    前記選択手段は、前記変形手法、前記変形形状及び前記変形位置をそれぞれ異なる乱数に基づき決定することにより一の変形種類を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2のスタンプ作成装置。
  4. 印影画像を表すビットデータを製版することにより前記印影画像に対応する印面を印材に形成するスタンプ作成装置を用いてスタンプを作成するスタンプ作成方法において、
    前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶工程と、
    前記スタンプ作成装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化工程と、
    前記乱数初期化設定工程により設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成工程と、
    前記乱数生成工程により生成された前記乱数に基づき、前記記憶工程において記憶された前記変形種類から一の変形種類を選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形工程と、を有し、
    前記データ変形工程において変形された前記ビットデータを製版することにより前記印面を前記印材に形成することを特徴とするスタンプ作成方法。
  5. 印影画像を表すビットデータを印刷することにより前記印影画像に対応する印影を印字媒体に印刷する印刷手段を有する印刷装置において、
    前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶手段と、
    前記印刷装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化手段と、
    前記乱数初期化手段により設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成手段と、
    前記乱数生成手段により生成された乱数に基づき前記記憶手段が記憶した前記変形種類から一の変形種類を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形手段と、を備え、
    前記印刷手段は前記データ変形手段が変形した後の前記ビットデータを前記印字媒体に印刷することを特徴とする印刷装置。
  6. 印影画像を表すビットデータを印刷する印刷装置を用いて前記印影画像に対応する印影を印字媒体に印刷する印刷方法において、
    前記ビットデータを変形する一以上の変形種類を記憶する記憶工程と、
    前記印刷装置の固有番号を用いて乱数初期値を設定する乱数初期化工程と、
    前記乱数初期化工程において設定された前記乱数初期値から乱数を生成する乱数生成工程と、
    前記乱数生成工程において生成された乱数に基づき、前記記憶工程において記憶された前記変形種類から一の変形種類を選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された変形種類に基づき前記ビットデータの一部ビットを変更することによりビットデータを変形するデータ変形工程と、を有し、
    前記データ変形工程において変形された後の前記ビットデータを前記印字媒体に印刷することを特徴とする印刷方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104647924A (zh) * 2015-01-14 2015-05-27 胡金钱 一种变码防伪印章以及变码防伪方法
JP2016112762A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 シヤチハタ株式会社 印面の加工方法
CN110816019A (zh) * 2019-10-23 2020-02-21 中丰田光电科技(珠海)有限公司 一种制作拼版母版的方法、拼版母版和防伪包装材料

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