JP2011024690A - 端座位保持テーブル及び端座位保持器具 - Google Patents

端座位保持テーブル及び端座位保持器具 Download PDF

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Abstract

【課題】要介助者及び介助者にとって、使い勝手の良く、更に収納性の高い端座位保持テーブル等を提供すること。
【解決手段】端座位保持テーブル1は、端座位保持器具部3とテーブル部5を備え、端座位保持器具部3には、中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部10と、背もたれ部10の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱14と、被介助者を固定するための固定ベルト12と、を設け、テーブル部5には、天板部20と、脚部28と、天板部20と脚部28とを接続するテーブル支柱26と、背もたれ部支柱14を取り付ける背もたれ部支柱取付部21と、を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、被介助者の前方に位置させたテーブル部と、被介助者を端座位に保持するための端座位保持部とを備えた端座位保持テーブル等に関する。
病気や加齢等により要介助者の身体機能が低下することにより、自力で起き上がることのできないいわゆる寝たきり状態となってしまうことがある。しかし、要介助者を寝たきりの状態が続くと、更に身体機能が衰えてしまう。
ここで、テーブルと背もたれ部とが一体に構成され、背もたれ部に固定ベルトを用いて要介助者を固定することにより、端座位を保持するための端座位保持テーブルが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
端座位保持テーブルは、背中全体を支える一般的な椅子と異なり、被介助者が端座位のときに、必要最低限の箇所が背もたれ部に当接されることにより、被介助者の姿勢を保持する。
特開平6−7400号公報 登録実用新案第2594999号公報
ここで、従来の端座位保持テーブルは、要介助者を端座位に保持(固定)することを主目的としていた。したがって、要介助者の動きやすさが阻害されている点があった。例えば、背もたれ部が肩に当接することにより、要介助者の肩の可動域が制限されてしまい、被介助者の動きに応じて正しい姿勢が確保できないといった問題点が生じていた。
また、テーブルと背もたれ部とが一体に構成されており、要介助者を固定する場合、まず背もたれ部を開き、要介助者の周りに端座位保持テーブルを設置する。そして、背もたれ部を閉じ、背もたれ部中央にある金具で左右の背もたれ部を固定することとなる。この場合、介助者から、背もたれを固定する固定金具が見えなかったり、固定するためには要介助者の後ろ側に回り込む必要があったり等、介助者にとっても使い勝手の良いものとは言えなかった。
また、テーブルと背もたれ部とが一体となり構成されていることから、端座位保持テーブルがかなり大型となり、また、格納にも不便であると言った問題点もあった。特に、近年在宅介護により、一般家庭での利用を考えると、収納性に課題があり、使い勝手の良い器具とは言えなかった。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、要介助者及び介助者にとって、使い勝手の良く、更に収納性の高い端座位保持テーブル等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明の端座位保持テーブルは、被介助者の前方に位置させたテーブル部と、被介助者を端座位に保持するための端座位保持部とを備えた端座位保持テーブルにおいて、前記端座位保持部には、中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部と、前記背もたれ部の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱と、被介助者を固定するための固定ベルトと、を設け、前記テーブル部は、天板部と、脚部と、天板部と脚部とを接続するテーブル支柱と、前記背もたれ部支柱を取り付ける背もたれ部支柱取付部と、を設けることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルにおいて、前記背もたれ部支柱取付部は、前記背もたれ部支柱を回動可能に取り付けることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルにおいて、前記背もたれ部は、前記支柱取付部に支柱が取り付けられた状態において、被介助者が左右・後方に倒れないように保持する角度を形成することとなることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルは、前記天板部には、左右のスライド部がガイド部を介して対向して設けられ、前記背もたれ部支柱取付部は、前記スライド部の一端側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルにおいて、前記背もたれ部支柱は、前記背もたれ部支柱に設けられた支持ボス部を介して前記背もたれ部を支持しており、前記テーブル部は、前記左右のガイド部を固定するテーブルフレーム部を更に設け、前記テーブルフレーム部中央付近に、前記ボス部を保持することにより、前記端座位保持部を不使用時に収納する収納部を設けることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルは、前記左右のスライド部を、連結する連結フレーム部を更に設けることを特徴とする。
また、本発明の端座位保持テーブルにおいて、前記背もたれ部は、介助者が当該背もたれ部を把持するための把持部を更に備えることを特徴とする。
本発明の端座位保持器具は、中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部と、前記背もたれ部の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱と、被介助者を固定するための固定ベルトと、を設け、前記背もたれ部支柱を取り付ける背もたれ部支柱取付部を有する部材に、前記背もたれ部支柱を取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、テーブル部と、端座位保持部とを備えた端座位保持テーブルにおいて、前記端座位保持部には、中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部と、前記背もたれ部の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱と、被介助者を固定するための固定ベルトと、を設け、前記テーブル部は、天板部と、脚部と、天板部と脚部とを接続するテーブル支柱と、前記背もたれ部支柱を取り付ける背もたれ部支柱取付部と、を設けることとなる。したがって、背もたれ部の正面視四隅に切り欠け部が形成されていることから、例えば、上側の切り欠け部により、被介助者の肩関節の可動域が制限されることがなくなる。また、下側の切り欠け部により、介助者が、被介助者の姿勢を容易に把握することが可能となる。
本実施形態における端座位保持テーブルの斜視図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの正面図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの左側面図である。 本実施形態における端座位保持器具部を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの状態を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの収納状態を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの収納状態を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの実施例(使用例)を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの実施例(使用例)を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの実施例(使用例)を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの変形例を説明するための図である。 本実施形態における端座位保持テーブルの変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の総てを含むものである。なお、本実施形態においては、背もたれ部が備えられた方向を後方、テーブル板部の方向が前方、前方に向かって左側を左方、前方に向かって右側を右方とし、前方から見た図を正面図とする。
[1.構成の説明]
図1から図3は、本発明の実施の形態にかかる端座位保持テーブル1の構成を説明する為の図である。図1は左前方から見た斜視図であり、図2は正面図、図3は左側面図である。
端座位保持テーブル1は、大きく分けると、端座位保持器具部3と、テーブル部5とを備えて構成されている。
[1.1 端座位保持器具部]
端座位保持器具部3は、被介助者の背部の一部に当接させることにより、被介助者の端座位の姿勢を保持させるための器具である。ここで、図4に端座位保持器具部3を示す。図4(a)は、端座位保持器具部3を180度に開き、背面方向から見た図であり、図4(b)は、端座位保持器具部3を平面視した図である。
端座位保持器具部3は、背もたれ部10に、固定ベルト12と、幅方向両端部に背もたれ部10を支持する背もたれ部支柱14とを備えて構成されている。
背もたれ部10は、背もたれ板102が、背もたれ板連結部104を介して屏風状に開閉可動できるように連結されている。また、背もたれ部支柱14が、テーブル部5に固定された場合、平面視への字形状を形成する。ここで、背もたれ板102がテーブル部5に固定された場合に形成される角度θは、被介助者が、左右・後方に倒れないよう保持する角度であり、本実施形態においては、一例として略90度としている。そして、背もたれ板102全体を、軟らかいクッションやスポンジ等の緩衝剤で覆い、ビニールレザー等により、外見視一体に形成されている。
背もたれ部10(背もたれ板102)は、四隅に切り欠け部が形成されており、上側に切り欠け部106aが、下側に切り欠け部106bがそれぞれ形成されている。上側の切り欠け部106aにより、被介助者の肩の可動域が確保されることとなり、背もたれ部10が被介助者を支持可能な程度(例えば、被介助者の肩胛骨の下端が背もたれ部10に当接する程度)切り欠くことが可能である。
また、下側の切り欠け部106bにより、被介助者の端座位の状態(腰位置や骨盤の後傾等)を介助者に視認しやすくすることができる。下側の切り欠け部106bは、背もたれ部10が被介助者を支持可能な程度(例えば、被介助者の骨盤の上端が背もたれ部10に当接する程度)切り欠くことが可能である。
また、背もたれ部10は、背もたれ部10を介助者が把持するための把持部108を備えている。把持部を利用することにより、介助者は背もたれ部10を容易に回動させることが可能となる。
固定ベルト12は、被介助者の姿勢を保持(固定)するためのベルトであり、端座位保持器具部3の背面上部から正面を回り、再度背面下部に回り込むように装着されている。固定ベルト12は、両端が固定ベルト固定部124により固定されており、背もたれ部10が緩衝剤により覆われている場合は、緩衝材を切り欠いて形成された固定ベルト穴122を通ることとなる。
背もたれ部支柱14は、背もたれ部10を支持するための支柱であり、支持ボス部142を介して背もたれ部10に設けられている。また、背もたれ部支柱14の下端には、上下にフランジのある筒状体である背もたれ部支柱取付器具146が設けられている。
[1.2 テーブル部]
テーブル部5は、左右に離間するテーブル支柱26の上端に天板20が、下端に脚部28が設けられている。天板20には、被介助者の肘を当接させるための肘当て部202を設けている。肘当て部202の部材として、緩衝部材を用いることにより、被介助者の圧迫感を軽減することができる。なお、この肘当て部202は着脱可能である。
また、本実施形態における天板20は、後面に半円形状の切り欠け部を形成している。被介助者の端座位を保持する場合に、天板20により被介助者の腹部や胸部を圧迫させないためである。
天板20の下面には、先端に背もたれ部支柱取付部21を設けたスライド部212が、ガイド部214を介して左右に対向して設けられている。スライド部212は、ガイド部214に嵌合し、前後に摺動可能となっている。これにより、端座位保持器具部3の前後方向の位置決めが可能となる。さらに、スライド固定部216により、スライド部212の位置が固定され、端座位保持器具部3の位置も固定されることとなる。例えば、スライド部212に複数の孔を設け、所定の孔にスライド固定部216を挿通することにより、スライド部212を固定する。
背もたれ部支柱取付部21は、上方向から、背もたれ部支柱取付器具146が装着して取り付けられる。また、背もたれ部支柱取付部21を装着時に、固定ねじ210を、背もたれ部支柱取付器具146の上下のフランジ間に螺入することにより、回動可能に、かつ、上下方向に脱着しないように装着される。
図5は、左右の背もたれ部支柱14のうち、一方(左側)のみを回動可能に係止した状態を表した図である。係止された背もたれ部支柱14を中心に、端座位保持器具部3は回動可能となる。この状態で、被介助者を、テーブル部5の後ろに配置し、他方の背もたれ部支柱14を係止する。すなわち、他方の背もたれ部支柱取付器具146を、背もたれ部支柱取付部21に装着し(支柱取付部21に形成された装着穴に、背もたれ部支柱取付器具146を挿入)、背もたれ部10が被介助者に当接され、固定ベルト12と合わせることにより被介助者の端座位の姿勢が保持されることとなる。
天板固定機構22は、天板20を固定するための器具である。天板固定機構22を操作することにより、天板20は水平状態(使用時)に固定されたり、起立状態(収納時)に固定されたりする。
左右のテーブル支柱26の間には、テーブルフレーム部244が設けられている。テーブルフレーム部244の両端と、左右のテーブル支柱26の上端とが接続されている。ここで、テーブルフレーム部244の中央部には、収納部24が設けられている。収納部24は、支持ボス部142を係止可能な切り欠け部242が形成されている。
すなわち、端座位保持器具部3を折り畳んだ状態で、支持ボス部142を、切り欠け部242に係止することにより、端座位保持器具部3を収納することができる。
テーブル支柱26は、昇降機構を利用して、上部側を昇降可能に構成しており、このような機構の一例としては、例えば、ガススプリング式や、電動式、ねじ式等の機構が利用されている。例えば、本実施形態の場合、上側テーブル支柱262が、下側テーブル支柱264に嵌合し、上側テーブル支柱262には複数の孔が形成されている。そして、位置決め部266を操作することにより、位置決め部266が高さを固定するための孔に挿通されることにより、テーブル支柱26が固定される。
脚部28には、前ローラ282と、後ローラ284が装着されており、端座位保持テーブル1が移動可能にすることができる。また、前ローラ282は、ロック機構を有しており、ローラをロックすることができる。前ローラ282をロックすることにより、端座位保持テーブル1の移動は固定され、被介助者を安定して保持することができる。
[2.収納方法]
次に、端座位保持テーブル1を不使用時に収納する場合の一例について、図6及び7を用いて説明する。
まず、テーブル部5は、天板20が水平状態(点線)から、起立状態(実線)に遷移する様子を表したテーブル部5の右側面図である。使用時には、天板20は水平状態であるが、不使用時に端座位保持テーブル1を収納する場合には、天板固定機構22を操作することにより、天板20を起立状態にし(すなわち、天板固定機構22を中心に矢印M方向に回動させ)、収納することが可能となる。
また、合わせて収納部24を利用することにより、不使用時に端座位保持器具部3を収納することが可能である。この端座位保持器具部3を収納した状態を示したのが図7である。まず、端座位保持器具部3の背もたれ部10を、固定ベルト12で折り畳んだ状態に固定する。そして、支持ボス部142を、切り欠け部242を利用して係止することにより、端座位保持器具部3は、収納された状態となる。
[3.実施例]
端座位保持テーブル1を使用した場合の実施例を、図8から図10を用いて説明する。図8(正面図)及び図9(左側面図)は、被介助者Pが、ベッドBに着座(端座位)した状態を示す図である。被介助者Pは、背中が背もたれ部10に当接され、固定ベルト12により上体が固定されている。このとき、切り欠け部106aが形成されていることから、被介助者Pの肩関節の可動域が制限されることが無くなる。したがって、被介助者Pに対するリバビリ効果の向上や、安全性の向上の効果を奏することとなり、より正しい姿勢を確保することができる。
また、図8の正面図に示すように、切り欠け部106aが形成されていることにより、正面から背もたれ部10は最小限しか視認されない。すなわち、背もたれ部10が、被介助者Pにより目立たず、被介助者Pが、背もたれ部10に拘束されているような印象を与えないといった効果も奏する。
さらに、切り欠け部106bにより、介助者が、被介助者Pの腰位置を視認しやすくなり、被介助者Pが正しい姿勢で着座しているかを判断しやすくなる。特に、介助者は、通常起立状態であるため、上方から視認した場合、切り欠け部106bにより、より視認しやすいといった効果を奏する。
図10は、被介助者Pに対して端座位保持テーブル1を用いて端座位を保持させる場合について説明するための図である。被介助者Pが、ベッドB上で端座位の姿勢となったときに、被介助者Pの前方から端座位保持テーブル1を配置する。
このとき、端座位保持器具部3のうち、一方の背もたれ部支柱取付器具146を背もたれ部支柱取付部21に装着して回動可能に取り付ける。そして、被介助者Pの位置を決めたあと、端座位保持器具部3を、C方向に回動させ、他方の背もたれ部支柱取付器具146を背もたれ部支柱取付部21に装着して固定する。これにより、介助者は、介助者側に取り付けられている背もたれ部支柱取付部21を操作するだけで、端座位保持器具部3を固定することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
上述した実施形態においては、天板20が起立し、収納部24に端座位保持器具部3を収納することとして説明したが、これによりスタッキング性を向上させることが可能であるが、1台や2台程度の場合、更に収納性を向上させるために、例えば、脚部28を折り畳んだり、伸縮可能な部材を用たりといったことも可能である。
具体的には、図11に示すように、脚部28は、折り畳み機構29を備える構成とする。そして、折り畳み機構29により、脚部28が折り畳まれ、より収納性が高い端座位保持テーブルを提供することが可能となる。特に、被介助者の端座位を安定して保持するためには、脚部長を長く確保する必要があるため、収納時に折り畳むことにより、収納性は更に向上する。なお、図面では脚部28を折り畳む方法について説明したが、脚部28を伸縮させることにより、収納時には脚部28を短くさせるといった方法でもよい。
また、上述した実施形態においては、左右のスライド部212が独立して動く構成として説明したが、左右連動させる構成としても良い。例えば、一例として天板20を底面視した図を図12に示す。ここで、左右のスライド部212は、連結フレーム部212aにより連結される。そして、天板部20及び連結フレーム部212aに設けられたスライド部位置決め機構290により、連結フレーム部212aを介して左右のスライド部212が前後に摺動する。そして、所定の位置において、位置決め機構290により、スライド部212の位置が決まり、固定される。
スライド部位置決め機構290は、例えば連結フレーム部212aに接続された連接板の複数の位置に孔を設けており、レバー操作により、固定部材が当該孔に挿通されることにより、連結フレーム212a、左右のスライド部212が固定されることとなる。
このように、介助者はスライド部位置決め機構290を操作するのみで、端座位保持器具部3(背もたれ部10)と、テーブル部5(天板20)との間隔を調整することが可能となる。
また、上述した端座位保持器具部3における背もたれ部10は、背もたれ板102を2枚合わせて形成されるとして説明したが、中央部が折り曲げ可能な一つの部材で構成されていても良いし、図10のように、外見上も2枚の板で構成されていても良い。
また、上述した端座位保持器具部3は、テーブル部5に取り付けられることとして説明したが、端座位保持器具部3を取付可能な部材であれば、当該部材はテーブル形状に限定されないことは勿論である。
1 端座位保持テーブル
3 端座位保持器具部
10 背もたれ部
102 背もたれ板
104 背もたれ板連結部
106a、106b 切り欠け部
108 把持部
12 固定ベルト
122 固定ベルト穴
124 ベルト固定部
14 背もたれ部支柱
142 支持ボス部
146 背もたれ部支柱取付器具
5 テーブル部
20 天板
202 肘当て部
21 背もたれ部支柱取付部
210 固定ねじ
212 スライド部
212a 連結フレーム部
214 ガイド部
216 スライド固定部
22 天板固定機構
24 収納部
242 切り欠け部
244 テーブルフレーム部
26 テーブル支柱
262 上側テーブル支柱
264 下側テーブル支柱
28 脚部
282 前ローラ
284 後ろローラ
29 折り畳み機構
290 位置決め機構
B ベッド
P 被介助者

Claims (8)

  1. 被介助者の前方に位置させたテーブル部と、被介助者を端座位に保持するための端座位保持部とを備えた端座位保持テーブルにおいて、
    前記端座位保持部には、
    中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部と、
    前記背もたれ部の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱と、
    被介助者を固定するための固定ベルトと、
    を設け、
    前記テーブル部は、
    天板部と、脚部と、天板部と脚部とを接続するテーブル支柱と、
    前記背もたれ部支柱を取り付ける背もたれ部支柱取付部と、
    を設けることを特徴とする端座位保持テーブル。
  2. 前記背もたれ部支柱取付部は、前記背もたれ部支柱を回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1に記載の端座位保持テーブル。
  3. 前記背もたれ部は、前記支柱取付部に支柱が取り付けられた状態において、被介助者が左右・後方に倒れないように保持する角度を形成することとなる請求項1又は2に記載の端座位保持テーブル。
  4. 前記天板部には、左右のスライド部がガイド部を介して対向して設けられ、
    前記背もたれ部支柱取付部は、前記スライド部の一端側に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の端座位保持テーブル。
  5. 前記背もたれ部支柱は、前記背もたれ部支柱に設けられた支持ボス部を介して前記背もたれ部を支持しており、
    前記テーブル部は、前記左右のガイド部を固定するテーブルフレーム部を更に設け、
    前記テーブルフレーム部中央付近に、前記支持ボス部を保持することにより、前記端座位保持部を不使用時に収納する収納部を設けることを特徴とする請求項4に記載の端座位保持テーブル。
  6. 前記左右のスライド部を、連結する連結フレーム部を更に設けることを特徴とする請求項4に記載の端座位保持テーブル。
  7. 前記背もたれ部は、介助者が当該背もたれ部を把持するための把持部を更に備えることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の端座位保持テーブル。
  8. 中央部が平面視でへの字形状を呈するように角部を構成し、正面視四隅に切り欠け部が形成されている背もたれ部と、
    前記背もたれ部の幅方向両端部に、背もたれ部を支持するための背もたれ部支柱と、
    被介助者を固定するための固定ベルトと、
    を設け、前記背もたれ部支柱を取り付ける背もたれ部支柱取付部を有する部材に、前記背もたれ部支柱を取り付けることを特徴とする端座位保持器具。
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