JP5510954B2 - 椅子及び椅子のフック - Google Patents

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Description

本発明は、肘掛けを具備している椅子のうち、フリーアドレスタイプのオフィスで好適に使用され得る椅子に関するものである。
フリーアドレス形式のオフィスレイアウトを採用したフリーアドレスオフィス(例えば、下記非特許文献を参照)は、1980年代後半に始まったとされる。フリーアドレスオフィスでは、執務者個々人の自席を固定せず、誰でも自由に利用できるデスク及び椅子を配したカフェスタイルのフロアを構築する。
そしてこのようなフリーアドレスオフィスの場合、執務者は、必要書類やパーソナルコンピュータ等を予め勤務者に割り当てられたロッカー等から取り出し、それらをオフィス内に持参し、空いている席に着いて仕事をする。
つまり、このよう態様を想定すると、執務者がロッカー等から必要書類やパーソナルコンピュータ等を持ち出す場合は、これらを確実に執務者の近辺に位置付けることを重視すれば、特許文献1のような態様のバッグを採用する等によって、椅子の肘近辺に位置付けることが考えられる。
特開2001−104093号公報
嶋村仁志、山田哲弥、杉山武、岩田美成、「研究執務スペースのフリーアドレス化に関する研究その1:折畳移動机を用いたフリーアドレス・オフィスのユーザー満足度評価による効果分析」、日本建築学会計画系論文集、社団法人日本建築学会、1998年7月30日、No.509、pp.129−134 岩切一幸、毛利一平、外山みどり、野瀬かおり、落合孝則、城内博、斉藤進、「フリーアドレス形式オフィスレイアウトでのVDT作業者の姿勢および身体的疲労感」、産業衛生学雑誌、社団法人日本産業衛生学会、2006年1月20日、Vol.48、pp.7−14
しかしここで、執務者の実際の作業を考えると、上記のような必要書類等に限られず、様々な荷物類を椅子の肘に近接した位置に位置付けておく事ができる椅子が求められている。すなわち、上記特許文献1記載のバックによって荷物類を保持しておく態様の他に、当該バックを利用しなくとも容易に荷物等を位置付けておくことができる椅子が求められている。
本発明は、このような点に着目したものであり、着座者の肘付近に容易に荷物類を位置付けておくことができる椅子を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち本発明に係る椅子は、肘支柱上に肘当てを設けた肘掛けにフックを設けてなる椅子であって、前記フックが前記肘支柱に着脱可能に係り合って外嵌される取付部と、この取付部に支持されたフック本体とを備え、前記肘支柱が、側面視並びに平面視において括れた括れ部を有するものであり、前記取付部が、前記括れ部に密着し得る括れ取付面を構成しているとともに、前記括れ取付面の最も細い箇所の両側を固定する固定手段を具備していることを特徴とする。
このようなものであれば、肘支柱に係り合って外嵌する取付部によって、自ずと所定の位置でフックを位置付けることができる。さらに、フック本体に荷物を掛けることによって着座者は執務中に必要なものを自身の近辺に位置付けておくことができるので、フリーアドレスオフィスにおいて執務を快適に行なうことが可能となる。
そしてフック本体を、取付部に対して固定されたものとすれば、肘支柱に対して一体的に取り付けて強度の高いものとすることができる。
また他方、フック本体を、取付部に対して添設させた収納位置と取付部に対して突出させた使用位置との間で作動可能に取り付けられたものであれば、使用するときにのみ使用位置として使用フック本体を十分に突出させて使用することが可能である。
そして、フックを使用者や他のオフィス家具に不必要に干渉し難いものとするためには、フック本体を収納位置に退避させた状態で平面視において肘当ての外縁よりも内側に位置するように構成しておくことが望ましい。
肘支柱を上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす第1のテーパ部を有するものとし、取付部を当該第1のテーパ部に着脱可能に外嵌されるものとすれば、フック本体に荷物を掛けることによってフックと第1のテーパ部との取付強度はより強まることとなるので、安定して荷物を掛け得るフック付の椅子を提供することが可能となる。
また、取付部が肘支柱に対してより確実に位置決めさせるためには、取付部を、上方に向かって漸次縮小するテーパ形状をなし第1のテーパ部に密着し得る第1の取付面を有したものとすることが望ましく、このようなものであれば、第1のテーパ部の形状に応じて所要の向きに取付部を位置付けることも可能である。
さらに、取付部の位置決めをより確実なものとするためには、肘支柱を第1のテーパ部の上部において上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2のテーパ部を更に有することにより、両テーパ部によって括れ部を形成したものとし、取付部を、第2のテーパ部に密着し得る第2の取付面をさらに有することにより、括れ部に密着し得る括れ取付面を構成することが望ましい。
そして、この括れ部が湾曲面を形成しているものであれば、括れ取付面を強い力で取り付けても力が括れ部全体に分散されて、肘支柱に強固に取り付け得るものとなる。
すなわち、本発明に係る椅子のフックは、肘支柱上に肘当てを設けた肘掛けを有する椅子本体に取り付ける椅子のフックであって、前記肘支柱が有する側面視並びに平面視において括れた括れ部に係り合って外嵌し得る括れ取付面を有する取付部と、この取付部に支持されたフック本体と、前記括れ取付面の最も細い箇所の両側を固定する固定手段とを備えるものであることを特徴とする。
そして肘支柱が上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす第1のテーパ部を有するものである場合には、上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす内面である第1の取付面を有するものとして取付部を肘支柱に密着させれば、取付部は上下方向に自ずと位置決めされるものとなり、フック本体に荷物を掛けた場合に肘支柱と取付部はより強く密着し、取付位置が好適に維持され得るものとなる。
そして肘支柱が第1のテーパ部の上部において上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2のテーパ部を有するものである場合には、同じく上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2の取付面を第1の取付面の上側に連続させて設けることにより、当該第1、第2の取付面によって括れ取付面を構成しているものとすれば、肘支柱の括れた箇所に取り付けることで上下何れの方向にも移動不能に位置付け得るものとなる。
さらに、より強固に肘支柱に取り付ける為の構成として、取付部を、括れ部の最も細い箇所の両側を固定する固定手段を更に設けたものとしておくことが望ましい。
そして、固定手段がボルトとナットによって肘支柱を固定するものとした場合に、外方から六角形状のナットを収容し所定箇所に位置付け得るナット収容部を形成しておけば、単純な構成で固定手段を構成することができる。
本発明によれば、肘支柱の形状を利用して取付部を取り付けることにより、自ずと所定の位置でフックを位置付けることができる。さらに、フック本体に荷物を掛けることによって着座者は執務中に必要なものを自身の近辺に位置付けておくことができるので、フリーアドレスオフィスにおいて執務を快適に行なうことが可能となる。
本発明の一実施形態を示す外観図。 同実施形態の要部の外観図。 図2に係る作用説明図。 同実施形態に係る要部の側面図。 同正面図。 図5に係る作用説明図。 同実施形態の変形例1に係る要部の外観図。 同実施形態の変形例2に係る全体並びに要部の外観図。
この椅子は、図1に示すように、脚体1と、この脚体1の上部に支持され水平旋回可能な支持基部2と、この支持基部2の上に配された座3と、前記座3下方から左右上方に延びて設けられた肘掛け5と、支持基部2に後傾動作可能に設けられた背フレーム40を有する背凭れ4と、そして後に詳述するフック6とを具備してなる。
脚体1は、図1に示すように、キャスタ11を有した脚羽根タイプの脚ベース12と、この脚ベース12の中心部に立設した脚支柱13とを具備してなる。脚支柱13は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱13の上端部に支持基部2が取り付けられている。
支持基部2は、図1に示すように、脚体1によって水平旋回可能に支持されたもので、脚支柱13に装着されたハウジング21と、このハウジング21に貫装される背凭れ4支持用の支軸22と、この支軸22に力を付与して背凭れ4の後傾動作に対して弾性反発力を発生させる図示しない傾動反力発生機構とを具備してなる。傾動反力発生機構は、図示しないコイルスプリングやガススプリング等を用いて支軸22に回転方向の弾性反発力を付与し得るように構成されたものであるが、通常のものであるため説明を省略する。
座3は、図1に示すように、座受に座面を構成するクッション体を装着してなるものである。本実施形態では、座3の前端部は、支持基部22に対し前後方向にスライド移動可能に支持させており、座3の後端部は、背フレーム40における下部背フレーム42にヒンジ(図示せず)を介して取り付けている。
背凭れ4は、図1に示すように、背フレーム40の前面に背凭れ4面を構成する張地41を張り設けたものである。背フレーム40は、全体が側面視ほぼL字型であり、基端部を前記支持基部2の主軸に後傾動作可能に取り付けられた下部背フレーム42と、この下部背フレーム42の先端に先端軸を介して後傾動作可能に取り付けられた上部背フレーム43と、上部背フレーム43を後方より支持する樹脂バネ44とを備えている。
本実施形態の椅子は、座3及び背凭れ41が連動して傾動するシンクロロッキング動作が可能である。すなわち、シンクロロッキング動作では、背フレーム40全体が支軸22回りに回動することで背凭れ4が前後に傾動する。同時に、座3の後端部が背フレーム40に連動して上下に揺動し、かつ座3の前端部が前後にスライドする。
肘掛け5は、左右対称形状をなしている、所謂T型肘の形状を採用したものであり、基端部を下部背フレーム42に取り付けられた肘支柱50と、この肘支柱50に支持された肘当て51とを具備してなる。肘支柱50は、基端部から上方へ向けて漸次直径が小さくなる、換言すれば、上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす第1のテーパ部53を有している。加えて、当該第1のテーパ部53の上部において上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2のテーパ部54とを有することにより、両テーパ部53、54によって括れ部52を形成している。当該括れ部52は、側面視並びに正面視において湾曲形状をなしたものである。なお本実施形態に係る肘掛け5は、下部背フレーム42に対して固定され且つ一体的に形成されたT型肘の態様としているが、例えば肘支柱50の長さを適宜変更して肘当て51の高さ寸法を変更し得る可動肘の態様を採用してもよい。また勿論、肘当て51を水平方向に旋回可能に構成した態様を適用してもよい。
しかして本実施形態に係る椅子は、肘支柱50上に肘当て51を設けた肘掛け5にフック6を設けてなる椅子であって、フック6が肘支柱50に着脱可能に係り合いながら外嵌される取付部61と、この取付部61に支持されたフック本体60とを備えるものであることを特徴とするものである。
すなわち本実施形態に係る椅子のフック6は、肘支柱50上に肘当て51を設けた肘掛け5を有する椅子本体に取り付ける椅子のフック6であって、肘支柱50に係り合いながら外嵌する第1の取付面67を有する取付部61と、この取付部61に支持されたフック本体60とを備えるものであることを特徴とするものである。
以下、フック6の各構成要素について詳述する。
フック6は、図2、図3、図4、図5及び図6に示すように、肘支柱50に取り付ける取付部61と、取付部61に支持されたフック本体60と、取付部61に前後から取り付けるカバー62とを主に有している。
フック本体60は、取付部61の外側部66、詳細には回転軸部66bに略90°に回転可能に取り付けられたものであり、取付部61に対して添設させた収納位置(Q)と前記取付部61に対して突出させた使用位置(P)との間で作動可能に取り付けられたものとしている。またフック本体60は、収納位置(Q)に退避させた状態で平面視において肘当て51の外縁よりも内側に位置するように構成している。詳細には図6に示すように、正面視において一点鎖線で図示している肘当て51の外側の外縁よりも内側に位置付けられている。
取付部61は、正面視半割構造をなす内側部65と外側部66とを主体として構成しており、これら内側部65と外側部66との内面側に、肘支柱50の括れ部52に密着し得る括れ取付面たる取付面67を連続的に形成している。
内側部65は、取付面67における最も突出している箇所近傍に、前後からそれぞれ市販の六角形状のナットnを挿入・収容するためのナット収容部65aと、外側部66から挿入された図示しないボルトbの先端を貫通させてナット収容部65aにまで到達させ得るボルト貫通部65bとを有している。
外側部66は、フック6を使用位置(P)とした状態で肘掛け5の外側からボルトbを挿通するためのボルト挿通部66aと、フック本体60を回転可能に支持する回転軸部66bとを有している。なお本実施形態ではフック本体60を使用位置(P)とした際にボルト挿通部66aを被覆するためのカバーを図示し、ボルト挿通部66aは当該カバー62を取り外すことによって外側へ露出させる態様としているが、当該態様は既存の構成であるために説明を省略するものとする。
そして取付面67は、上方に向かって漸次縮小するテーパ形状をなし前記第1のテーパ部53に密着し得る第1の取付面67と、当該第1の取付け面の上部において、上方に向かって漸次膨出する第2のテーパ部54に密着し得るように、上方に向かって拡開させて形成した第2の取付面67とを有している。
しかして本実施形態に係る椅子並びに椅子のフック6は、この取付部61が、括れ部52の最も細い箇所の両側を固定する固定手段Xを更に具備している。具体的には特に図4に示すように、前記固定手段Xが図5及び図6において破線で図示するボルトbとナットnによって肘支柱50を固定するものであり、上述の通り前後のカバー62を取り外した状態で、外方つまり前後方向から図4に示す通りそれぞれ六角形状のナットnを挿入し所定箇所に位置付け得るナット収容部65aを形成している。
すなわち図4に示すように、前後のカバー62を外した状態でナット収容部65aから例えば市販の六角形状のナットnを挿入し所定箇所に位置付けておく。そうすることで、ボルト挿通部66aからのボルトbに対してナットnが螺合することにより、内側部65と外側部66とが交互に接近し、第1の取付面67と第2の取付面67とによってなる括れ取付面たる取付面67が肘支柱50の括れ部52に対して強固に取り付くこととなる。
そうすることによって、フック6自体が肘支柱50に対して強固な取付と正確な位置決めを実現している。そしてさらにフック6に荷物を掛けた際の負荷を利用して取付部61と括れ部52とがさらに密着する。具体的には、特に第1のテーパ部53と第1の取付面67aとの密着が強くなることで、好適に荷物を懸吊することができる。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係るフック6を具備している椅子は、肘支柱50の第1のテーパ部53に取付部61を係り合わせて取り付ければ、自ずと所定の上下位置でフック6を位置付けることができる。そうすることにより、フック本体60に荷物を掛けることによって着座者は執務中に必要なものを自身の近辺に位置付けておくことができるので、フリーアドレスオフィスにおいて執務を快適に行なうことができる椅子となっている。さらに、フック本体60に荷物を掛けることによってフック6と第1のテーパ部53との取付強度はより強まることとなるので、安定して荷物を掛け得るものとなっている。
また本実施形態では、フック本体60が、取付部61に対して添設させた収納位置(Q)と取付部61に対して突出させた使用位置(P)との間で回転可能に設けてある。斯かる構成により、使用するときにのみ使用位置(P)として使用フック本体60を十分に突出させて使用することが可能である。
そして、フック6を使用者や他のオフィス家具に不必要に干渉し難いものとするために本実施形態では、フック本体60を収納位置(Q)に退避させた状態で平面視において肘当て51の外縁よりも内側に位置するように構成している。具体的には、正面視において肘当ての外側よりもはみ出さない位置にフック6を位置付けている。
また、第1のテーパ部53に対して、同じように上方に向かって漸次縮小するテーパ形状をなしている第1の取付面67を密着させて構成しているので、取付部61が肘支柱50に対する確実な位置決めが実現している。
特に本実施形態では、肘支柱50における第2のテーパ面54をも含んだ括れ部52に対応するため、取付部61には第2の取付面67bをさらに設けて括れ取付面67を形成することにより、取付部61の位置決めをより確実なものとしている。
そして、この括れ部52を湾曲させて形成することにより、当該湾曲させて形成される括れ取付面たる取付面67を強い力で取り付けても、その力すなわち固定手段Xによる締め付け力が括れ部52全体に分散されて、肘支柱50に強固に取り付け得るものとなっている。
また括れ部52を肘当て51近傍に設けておくことで、フック6を肘から最も突出し難い位置に位置付けておくことができるとともに、肘掛け5に自らの肘を預けている使用者が容易に使用し得るものとなっている。
そして本実施形態では、括れ部52近傍において取付部61を固定するためにボルトbとナットnによって肘支柱50を固定するに固定手段Xを設けるに際し、外方から六角形状のナットnを挿入し所定箇所に位置付け得るナット収容部65aを形成している。そうすることによって、取付部61にタップ加工などの特殊な加工を施したり別途板ナット等を準備したりすることを有効に回避している。そしてナットnとして、市販されているもの等、入手し易い態様の六角形状のものを適用することで、単純な構成で確実に肘支柱50に取付部61を固定し得る固定手段Xを実現している。
続いて、本実施形態の各変形例について詳述する。なお下記の各変形例において、上記実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略するものとする。
<変形例1>
上記実施形態についてはフック本体60を取付部61に対して回転可能に構成することで不使用時にフック6自体をコンパクトにし得る構成を適用したが、本変形例に示すように、フック本体60を取付部61に対して一体的に形成する態様としても良い。
すなわち本変形例に係る椅子は上記実施形態同様に、肘支柱50上に肘当て51を設けた肘掛け5にフック6を設けてなる椅子であって、肘支柱50が、上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす第1のテーパ部53を有するものであり、フック6が肘支柱50に着脱可能に外嵌される取付部61と、この取付部61に支持されたフック本体60とを備えるものであることを特徴とするものである。そして斯かる構成に加え。フック本体60を、取付部61に対して固定されたものとしている。
このように、本変形例では、フック本体60が取付部61に対して一体的に固定されたものであることにより、肘支柱50に対して一体的に取り付けて強度の高い構造を実現している。
<変形例2>
そして勿論、本発明に係る椅子は上記実施形態並びに図1に開示した背座シンクロチルト構造のものに限られることはない。すなわち本変形例に係る椅子は、図8上側にて全体を示す通り、脚体1と、この脚体1の上部に支持され水平旋回可能な図示しない支持基部と、この支持基部2の上に配された座3と、支持基部の側方から左右上方に延びて設けられた肘掛け5と、座3に設けられた背フレーム40を有する背凭れ4と、そしてフック6とを具備してなるものを適用としている。
しかして本変形例に係る椅子は、同図右下に要部として示すように、上記実施形態のような第1のテーパ部53等を設けることなく、肘支柱50の所定箇所を適宜切り欠くことによって形成した括れ段部52aを設けた肘掛け5を適用するとともに、当該括れ段部52aに係り合う取付面67を有した取付部61を具備しているフック6としている。
このようなものであっても、上記実施形態並びに変形例同様に、フック本体60に荷物を掛けることによって着座者は執務中に必要なものを自身の近辺に位置付けておくことができるので、フリーアドレスオフィスにおいて執務を快適に行なうことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態ではフック本体を椅子の外側に向けて突出させた態様を開示したが、勿論、前後方向に突出させることによりフック本体を使用位置としたものであってもよい。また固定手段の具体的な態様や、上記実施形態では側方から取付けていた取付部の取付方向等の体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
5…肘掛け
50…肘支柱
51肘当て
52…括れ部
52a…括れ段部
53…第1のテーパ部
54…第2のテーパ部
6…フック
60…フック本体
61…取付部
65a…ナット収容部
67…取付面、括れ取付面(取付面)
67a…第1の取付面
67b…第2の取付面
b…ボルト
n…ナット
P…使用位置
Q…収納位置
X…固定手段

Claims (12)

  1. 肘支柱上に肘当てを設けた肘掛けにフックを設けてなる椅子であって、
    前記フックが前記肘支柱に着脱可能に係り合って外嵌される取付部と、この取付部に支持されたフック本体とを備え
    前記肘支柱が、側面視並びに平面視において括れた括れ部を有するものであり、
    前記取付部が、前記括れ部に密着し得る括れ取付面を構成しているとともに、前記括れ取付面の最も細い箇所の両側を固定する固定手段を具備していることを特徴とする椅子。
  2. 前記フック本体が、前記取付部に対して固定されたものである請求項1記載の椅子。
  3. 前記フック本体が、前記取付部に対して添設させた収納位置と前記取付部に対して突出させた使用位置との間で作動可能に取り付けられたものである請求項1記載の椅子。
  4. 前記フックが、フック本体を収納位置に退避させた状態で平面視において肘当ての外縁よりも内側に位置するように構成されている請求項3記載の椅子。
  5. 前記肘支柱が、上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす第1のテーパ部を有するものであり、前記取付部が当該第1のテーパ部に着脱可能に外嵌されるものである請求項1、2、3又は4記載の椅子。
  6. 前記取付部が、上方に向かって漸次縮小するテーパ形状をなし前記第1のテーパ部に密着し得る第1の取付面を有している請求項5記載の椅子。
  7. 前記肘支柱が前記第1のテーパ部の上部において上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2のテーパ部を更に有することにより、前記両テーパ部によって前記括れ部を形成したものであり、
    前記取付部が、前記第2のテーパ部に密着し得る第2の取付面をさらに有することにより、前記括れ部に密着し得る前記括れ取付面を構成している請求5又は6記載の椅子。
  8. 前記括れ部が湾曲面を形成している請求項7記載の椅子。
  9. 肘支柱上に肘当てを設けた肘掛けを有する椅子本体に取り付ける椅子のフックであって、前記肘支柱が有する側面視並びに平面視において括れた括れ部に係り合って外嵌し得る括れ取付面を有する取付部と、この取付部に支持されたフック本体と、前記括れ取付面の最も細い箇所の両側を固定する固定手段とを備えるものであることを特徴とする椅子のフック。
  10. 前記取付部が、上方に向かって太さが漸次縮小するテーパ形状をなす内面である第1の取付面を有するものである請求項9記載の椅子のフック。
  11. 前記取付部が、第1の取付面の上部において上方に向かって漸次増大するテーパ形状をなす第2の取付面を更に有するものであり、前記第1、第2の取付面によって前記括れ取付面を構成している請求項10記載の椅子のフック。
  12. 前記固定手段がボルトとナットによって肘支柱を固定するものであり、外方から六角形状のナットを収容し所定箇所に位置付け得るナット収容部を形成している請求項9、10又は11記載の椅子のフック。
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