JP2011024072A - ハウリングキャンセラ - Google Patents

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Abstract

【課題】音響帰還系の変化に応じて、ハウリングを解消しやすい周波数に挿入されたノッチフィルタを優先的に開放することができるハウリングキャンセラを提供する。
【解決手段】ハウリングキャンセラ1Aのフィルタ係数生成部12は、各ノッチフィルタ13の開放時間を記憶しており、開放時間に達したノッチフィルタ13を開放する。一般的に、ハウリングが発生する周波数は、設置環境や使用状況等によって決まる。また、ハウリングは、スピーカからマイク間の閉ループにおいて、位相が揃うことでループゲインが増大して1を超えると発生する。すなわち、低い周波数では、波長が長いためにマイクの移動による位相変化の影響が小さく、壁面の反射等その他の設置環境の影響によることが大きい。逆に高い周波数では、波長が短いためにマイクの移動による位相変化の影響が大きい。そこで、フィルタ係数生成部12は、開放時間を高域にいくほど短時間に設定する
【選択図】 図1

Description

この発明は、スピーカからマイクへ至る音響帰還系に生じるハウリングを抑制するハウリングキャンセラに関する。
音響帰還系に生じるハウリングを抑制する方法として、ハウリングが発生している周波数にノッチフィルタを挿入するハウリングキャンセラが各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。ハウリングは、複数の周波数に同時に発生する場合があるため、周波数の異なる複数のノッチフィルタを挿入する必要がある。しかし、ノッチフィルタの数は、ハウリングキャンセラのハードウェアの性能により限りがある。このため、ハウリングキャンセラは、全てのノッチフィルタを挿入した後に、新たなハウリングを検出すると(すなわち、ノッチフィルタの数が不足すると)、既に挿入済みのノッチフィルタを開放しなければならない。
特許文献1に記載のハウリング除去装置では、ノッチフィルタの数が不足すると、挿入時間が最も長いノッチフィルタを開放して、新たに検出したハウリングを当該ノッチフィルタを挿入して抑制する。
特開2008−005305号公報
ノッチフィルタは、ある程度の帯域幅のゲインを急激に下げるものであるため、音質が劣化するという課題がある。しかしながら、特許文献1に記載のハウリング除去装置では、ノッチフィルタの数が不足するまで、挿入済みのノッチフィルタを開放することがない。状況によっては、ハウリングが抑制されている場合も考えられるが、特許文献1のハウリング除去装置では、音響帰還系の変化等によってハウリングが解消している周波数のノッチフィルタを挿入したままになってしまう可能性もある。
そこで、この発明は、ハウリングの発生状況に応じて、ノッチフィルタを適切に開放するハウリングキャンセラを提供することを目的とする。
この発明のハウリングキャンセラは、マイクとスピーカとを有する音響システムに適用される。ハウリングキャンセラは、複数のノッチフィルタを備え、ノッチフィルタが挿入されている周波数に基づいて当該ノッチフィルタの開放時間が設定される。ハウリングキャンセラは、ノッチフィルタが挿入されている周波数が高域であるほど、開放時間が短時間に設定される。
一般的に、ハウリングが発生する周波数は、設置環境(例えば、音響システムを設置した居室の大きさや形)や使用状況(例えば、マイクとスピーカとの距離や、人の移動による空気の流れ)等によって決まる。また、ハウリングの発生要因の1つとして、スピーカからマイク間の閉ループにおいて、位相が揃うことでループゲインが増大することがある。このループゲインが増大して1を超えるとハウリングが発生する。すなわち、低い周波数では、波長が長いためにマイクの移動による位相変化の影響が小さく、壁面の反射等その他の設置環境の影響によることが大きい。逆に高い周波数では、波長が短いためにマイクの移動による位相変化の影響が大きい。
そこで、この発明のハウリングキャンセラでは、高い周波数ほどマイクの移動によってハウリングが抑制されやすいとみなし、ノッチフィルタが挿入されている周波数が高域であるほど、開放時間を短くしている。
以上より、この発明のハウリングキャンセラは、ハウリングが発生した状況(設置環境の影響を受けやすいか、又はマイクの移動等の使用状況の影響を受けやすいか)に応じて、適切にノッチフィルタを開放することができる。そのため、ハウリングが抑制されやすい周波数のゲインの抑制を短時間で切り替えることで、音質の劣化を防ぐことができる。
また、この発明のハウリングキャンセラは、マイクの移動量を入力する移動量入力手段(例えば、マイクの可動範囲を設定する設定手段、マイクに取り付けた加速度センサや、マイクとスピーカ間の距離を測定する手段等)を備える構成としてもよい。この場合、ハウリングキャンセラは、マイクの移動量が大きくなるほど、開放時間を短くする。
ハウリングは、マイクの移動量が大きくなると、位相が大きく変化するため、ハウリングが抑制しやすくなる。そこで、ハウリングキャンセラは、マイクの移動量が大きくなるほど、ノッチフィルタの開放時間を短時間にすることで、ハウリングが解消した周波数のゲインを抑制したままにしないようにすることができる。
また、この発明のハウリングキャンセラは、マイクの可動範囲を設定する範囲設定手段を備える構成としてもよい。この場合、ハウリングキャンセラは、適用する音響システムの用途に応じて、マイクの可動範囲を設定しておくことで、低域と高域との境目である閾値を決定し、低域と高域とで開放時間を変更する。
上述のように、マイクが移動すると、位相が変化するが、その移動量が半波長に対応するもの(180度位相が変化する移動量)であればハウリングが抑制されやすいと考えられる。そこで、ハウリングキャンセラは、予めマイクの可動範囲を設定しておき、この可動範囲を半波長とみなす。この波長よりも長い波長(低い周波数)は、設置環境に起因し、マイクの移動によりハウリングは抑制されにくいとして、短い波長(高い周波数)は、マイクの移動によりハウリングが抑制されやすいとする。よって、ハウリングキャンセラは、マイクの可動範囲に対応する周波数を閾値とし、その前後で開放時間を変更することで、ハウリングを適切に抑制することができる。
また、この発明のハウリングキャンセラは、複数のノッチフィルタを低域用と高域用とで分けて上限値を設定する構成としてもよい。
ハウリングキャンセラは、低い周波数ほど開放時間が長いため、ノッチフィルタが低域に偏って割り当てられてしまう可能性がある。そこで、この発明のハウリングキャンセラは、ノッチフィルタを低域用と高域用とに分けて上限数を設定することで、低域に偏ることなく、低域と高域とにノッチフィルタを割り当てることができる。
また、この発明のハウリングキャンセラは、ノッチフィルタの数が不足すると、高域に挿入された複数のノッチフィルタが抑制する周波数を、帯域幅が広い1つのフィルタで抑制する構成としてもよい。
ハウリングキャンセラは、高い周波数帯域は開放時間が短く、音質劣化の影響が少ないため、複数のノッチフィルタを融合した帯域幅の広い1つのノッチフィルタで抑制を行うことで、ノッチフィルタの使用数を削減することができる。
この発明のハウリングキャンセラは、ハウリングが発生した状況に応じて適切にノッチフィルタを開放することができる。
音響システムの機能、構成を示すブロック図である。 フィルタ係数の一例を示す図である。 ノッチフィルタの開放時間の算出に用いるカウンタテーブルの一例である。 実施例4に係るノッチフィルタに関する説明図である。
この発明の実施例1に係るハウリングキャンセラ1Aを備えた音響システム100について、図1を参照して説明する。図1は、音響システムの機能、構成を示すブロック図である。図1に示すように、音響システム100は、マイクM、ハウリングキャンセラ1A、アンプ2、及びスピーカSを備える。この音響システム100では、マイクMが収音した音声信号は、アンプ2で増幅された後、スピーカSから音声として放音される。スピーカSが放音した音声は、再度マイクMで収音される。音響システム100では、スピーカSが放音した音声がマイクMへ帰還されてアンプ2にて増幅され閉ループが形成される。この閉ループのループゲインが1を超えると、ハウリングが発生する。そこで、この音響システム100では、ハウリングキャンセラ1Aを用いて、発生したハウリングを解消している。
次に、この音響システム100の機能、構成について説明する。マイクMは、周囲の音声(スピーカSから放音した音声も含む)を収音して音声信号を生成し、ハウリングキャンセラ1A、及びアンプ2へ出力する。
アンプ2は、入力された音声信号を増幅して、ハウリングキャンセラ1Aのノッチフィルタ13へ出力する。
ハウリングキャンセラ1Aは、入力された音声信号からハウリングが発生している周波数成分を抑制する。ハウリングキャンセラ1Aは、ハウリング検出部11、フィルタ係数生成部12、及び有限個のノッチフィルタ13を備える。また、ハウリングキャンセラ1Aは、マイクMから入力された音声信号をハウリング検出部11へ出力する。
ハウリング検出部11は、入力された音声信号に対して、高速フーリエ変換処理を行い、当該音声信号を周波数スペクトルに変換する。ハウリング検出部11は、周波数スペクトルの中から、所定値以上のパワーレベルを持つ周波数成分(すなわち、ハウリングが発生している周波数成分)を検出して、フィルタ係数生成部12へ出力する。
フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13の挿入及び開放を制御する。具体的には、フィルタ係数生成部12は、アンプ2から入力された音声信号の所定周波数成分(ハウリングが発生している周波数成分)を抑制するフィルタ係数を生成する。また、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13が開放時間に達すると、該ノッチフィルタ13を開放する。フィルタ係数生成部12の処理の詳細については、後述する。
ノッチフィルタ13は、アンプ2から入力された音声信号から、ハウリングが発生している周波数成分を抑制して、スピーカSへ出力する。
スピーカSは、ハウリングキャンセラ1Aから入力された音声信号(すなわち、ハウリングが発生している周波数成分が抑制された後の音声信号)に基づく音声を放音する。
次に、フィルタ係数生成部12の処理の詳細について、図2を参照して説明する。図2は、挿入しているノッチフィルタの一覧(フィルタテーブル)の一例を示す図である。フィルタ係数生成部12は、図2に示すようなフィルタテーブルを記憶しており、このフィルタテーブルの各種パラメータに対応する複数のノッチフィルタ(フィルタ係数)を生成する。このフィルタテーブルには、ノッチフィルタの中心周波数、帯域幅、及び減衰させるゲイン量がノッチフィルタ13(フィルタ13A、フィルタ13B、フィルタ13C、・・・)毎に登録されている。ノッチフィルタ13は、中心周波数を中心とする帯域幅の信号に対して、ゲイン量を減衰させる。例えば、フィルタ13Aは、95Hz〜105Hz(100Hzを中心とする10Hzの帯域幅)の帯域の音声信号に対して、ゲインを24dB減衰する。フィルタ13Cは、1.15kHz〜1.25Hz(1.2kHzを中心とする0.1kHzの帯域幅)の帯域の音声信号に対して、ゲインを24dB減衰する。なお、減衰するゲイン量は、24dBに限らない。また、帯域幅は、10Hz、0.1kHzに限らない。
フィルタ係数生成部12は、フィルタテーブルに中心周波数、帯域幅、及びゲイン量を登録及び削除することで、ノッチフィルタ13の挿入及び開放を制御している。具体的には、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13を挿入する場合に、当該ノッチフィルタ13を挿入する中心周波数、帯域幅、及びゲイン量をフィルタテーブルに登録する。フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13を開放する場合に、当該ノッチフィルタ13が挿入されていた中心周波数、帯域幅、及びゲイン量をフィルタテーブルから削除する。そして、フィルタ係数生成部12は、当該フィルタテーブルに登録された各種パラメータに基づいてフィルタ係数を生成する。
フィルタ係数生成部12は、ハウリング検出部11から周波数成分(ハウリングが発生している周波数成分)が入力されると、当該周波数成分を抑制するようにノッチフィルタ13を挿入する。すなわち、フィルタ係数生成部12は、当該周波数を中心周波数として帯域幅、及びゲイン量をフィルタテーブルに登録する。
また、フィルタ係数生成部12は、各ノッチフィルタ13の開放時間を記憶しており、開放時間に達したノッチフィルタ13の中心周波数、帯域幅、及びゲイン量をフィルタテーブルから削除する。
次に、各ノッチフィルタ13の開放時間について説明する。一般的に、ハウリングが発生する周波数は、設置環境(例えば、音響システムを設置した居室の大きさや形)や使用状況(例えば、マイクとスピーカとの距離や、人の移動による空気の流れ)等によって決まる。設置環境によって閉ループが定まる。当該閉ループにおいて、特定周波数成分の位相が揃うと、ループゲインが増大する。そして、当該ループゲインが1を超えると、ハウリングが発生する。
低い周波数の場合は、波長が長いため、閉ループの経路長の変化の影響を受けにくく、壁面の反射等その他の設置環境による影響が大きい。したがって、低い周波数の場合は、マイクMが移動したとしても、閉ループでの位相変化の影響を受けにくく、ループゲインが1未満になりにくいため、開放までに長い時間を必要とする。
一方で高い周波数の場合は、波長が短いため、閉ループの経路長の変化の影響を受けやすい。したがって、高い周波数の場合は、マイクMが移動すると、閉ループでの位相変化の影響を受けて、ループゲインが1未満になりやすいため、開放までの時間は短くてもかまわない。
そこで、フィルタ係数生成部12は、低域ほどノッチフィルタ13の開放時間を長く設定し、高域ほどノッチフィルタ13の開放時間を短く設定する。フィルタ係数生成部12は、各ノッチフィルタ13にカウンタCを設ける。カウンタCは、単位時間あたりのカウント値の加算値を示し、次の式1、式2を用いて表される。
C=C+Y(F)・・・式1
Y(F)=logF(k=定数)・・・式2
フィルタ係数生成部12は、カウンタCの値が所定値を超えると、対応するノッチフィルタ13が開放時間に達したと判断して、開放時間に達したノッチフィルタ13を開放する。
例えば、周波数をオクターブで表すために、Y(F)=logFで表すと、100HzにおけるカウンタCのカウント値は、log100=6.6439となる。1kHzにおけるカウンタCのカウント値は、log1000=9.9658となり、10kHzにおけるカウンタCのカウント値は、log10000=13.2877となる。すなわち、100Hzの開放時間は、10kHzの開放時間よりの2倍以上長くなる。なお、定数kの値は2に限らない。
以上のように、フィルタ係数生成部12は、ハウリングの発生状況に応じて、ノッチフィルタ13の開放時間を設定する。この結果、フィルタ係数生成部12は、ハウリングの発生状況に応じて、ノッチフィルタ13を適切に開放することができる。また、フィルタ係数生成部12は、使用状況の影響を受けて、ハウリングの有無が変化しやすい周波数(高域)への抑制を短時間で開放することで、音質の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施例では、式2を用いてカウンタCを算出したが、図3に示すカウンタテーブルのいずれかを用いてカウンタCを算出してもよい。図3は、ノッチフィルタの開放時間の算出に用いるカウンタテーブルの一例である。図3において、Yは、カウンタCへの単位時間当たりのカウント値(式2におけるY(F))を示す。Fは、周波数を示し、Tは、低域と高域との閾値を示す。図3(A)は、低域はカウンタの増加率が高く、高域はカウンタの増加率が低い例である。図3(B)は、低域はカウンタの増加量が増えるが、高域はカウンタの増加量が一定となる例である。図3(C)は、低域と高域とでカウンタの増加量が異なる例である。フィルタ係数生成部12は、図3(A)〜(C)に示すカウンタテーブルを用いることで、高域にいくほどノッチフィルタ13の開放時間を短くすることができる。この高域と低域との閾値は、所定の値(例えば、2kHzや3kHz等)を用いてもよいし、次に示すようにマイクの可動範囲に基づいて算出してもよい。
次に、マイクの可動範囲に基づいて、低域と高域との閾値の算出方法について説明する。周波数F(Hz)は、音速をV(m/s)、波長をλ(m)とすると、次の式3,式4で表される。
F=V/λ ・・・式3
V=340 ・・・式4
ここで、ハウリングは、音声の半波長に対応する量だけマイクMが移動すると、位相が反転するため解消すると考えられる。すなわち、マイクMの移動量Lを半波長とみなし、その周波数のハウリングは解消すると考えられる。また、マイクMの移動量Lより波長が長い周波数は、半波長に達しないため、マイクの移動によりハウリングは抑制されにくい。
そこで、マイクの移動量Lが半波長になる周波数Fを低域と高域との閾値Tであるとすると、閾値Tは、次の式5で表される。
T=340/2L=170/L ・・・式5
一般に、マイクMは、話者により保持され、話者の移動に伴って移動するものである。そこで、マイクの移動量Lは、話者の可動範囲(マイクの可動範囲)に基づいて算出する。例えば、舞台上で演説するような場合には、話者は、舞台上を頻繁に移動するものではなく、身振り手振り話をすることが多い。このため、手を動かす距離(1m)を半波長とする。この場合、閾値Tは、170/1=170Hzとなる。また、例えば、話者が舞台上を動くような場合は、舞台上を移動する距離(5m)を半波長とする。この場合、閾値Tは、170/5=34Hzとなる。このように、マイクの移動量Lは、話者の可動範囲(マイクの可動範囲)、すなわち音響システムの用途に基づいて算出することができる。
以上のように、ハウリングキャンセラ1Aは、マイクの可動範囲を半波長として、低域と高域との閾値を算出することで、設置環境や使用状況の変化に応じて、適切な閾値を求めることができる。
この発明の実施例2に係るハウリングキャンセラ1B(不図示)について説明する。ハウリングキャンセラ1Bは、ノッチフィルタ13が低域用と高域用とを備える点で実施例1に係るハウリングキャンセラ1Aと相違する。以下、相違点のみ説明する。なお、ハウリングキャンセラ1Bは、ノッチフィルタ13が低域用と高域用とを備える点でハウリングキャンセラ1Aとブロック図が相違するだけであるから、図示を省略する。
ハウリングキャンセラが有するノッチフィルタ13には、数に限りがある。また、フィルタ係数生成部12は、低域ほどノッチフィルタ13の開放時間が長く設定されているため、低域と高域とでノッチフィルタ13を共有すると高域より低域にノッチフィルタ13が割り当てられやすくなる。
そこで、実施例2に係るハウリングキャンセラ1Bでは、低域用ノッチフィルタと高域用ノッチフィルタとに分けて上限数が設定されている。例えば、ノッチフィルタ13の数が合計10個の場合は、低域用5個、高域用5個、又は低域用6個、高域用4個というように分けて上限数を設定する。これにより、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13を低域用と高域用とに分けて上限数を設定することで、低域に偏ることなく、低域と高域とにノッチフィルタ13を割り当てることができる。
この発明の実施例3に係るハウリングキャンセラ1C(不図示)について説明する。実施例3に係るハウリングキャンセラ1Cは、ノッチフィルタ13を低域用、中域用、高域用に分けて開放時間を設定する点で実施例1係るハウリングキャンセラ1Aと相違する。なお、ハウリングキャンセラ1Cは、ハウリングキャンセラ1Aとブロック図が同じであるため、図示を省略する。
実施例3に係るハウリングキャンセラ1Cでは、低域、中域、高域とでノッチフィルタ13の開放時間を変更する。低域では、マイクMの移動による影響を受けにくいため、一度発生したハウリングは解消しにくい。そこで、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13を一度挿入すると開放しない設定とする。
高域では、マイクMの移動による影響を受けやすく、ハウリングはマイクの移動により解消されやすい。そこで、フィルタ係数生成部12は、ハウリングが発生した周波数の周辺の周波数帯域を抑制するような帯域幅の広いフィルタ(帯域抑制フィルタ)を挿入し、開放時間を短く設定する。
中域では、フィルタ係数生成部12は、ハウリングが発生した周波数にノッチフィルタ13を挿入し、開放時間を設定する。フィルタ係数生成部12は、低域と高域との閾値(所定の値や、波長に基づいて算出した値)の周辺の帯域を中域とする。
なお、ハウリングキャンセラ1Cは、実施例2のハウリングキャンセラ1Bのように、ノッチフィルタ13を低域用ノッチフィルタ、高域用ノッチフィルタ、及び中域用ノッチフィルタに分けて上限数を設定する態様であってもよい。
以上のように、ハウリングキャンセラ1Cでは、低域、高域、中域とで、抑制する帯域幅及び開放時間を変更することで、ハウリングの発生状況に応じて、ノッチフィルタ13を適切に開放することができる。
この発明の実施例4に係るハウリングキャンセラ1D(不図示)について、図4を参照して説明する。図4は、実施例4に係るノッチフィルタに関する説明図である。実施例4では、複数のノッチフィルタ13がゲインを抑制する周波数帯域をまとめて1つのフィルタで抑制する(複数のノッチフィルタ13をマージする)ものである。図4(A)は、マージ前を示し、図4(B)は、実線はマージ後を示し、破線はマージ前を示す。実施例4に係るハウリングキャンセラ1Dは、ノッチフィルタ13をマージする点で実施例2に係るハウリングキャンセラ1Aと相違する。なお、ハウリングキャンセラ1Dは、ハウリングキャンセラ1Aとブロック図が同じであるため、図示を省略する。
フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13の数に限りがあるため、全てのノッチフィルタ13を挿入した後、新たにハウリングを検出すると、新たに検出したハウリングを抑制するためのノッチフィルタ13が不足してしまう。そこで、マイクMの移動による影響を受けやすい高域に設定されたノッチフィルタ13をマージする。
具体的には、フィルタ係数生成部12は、周波数f1を中心周波数とするノッチフィルタ13と、周波数f2を中心周波数とするノッチフィルタ13と、が挿入されている場合(図4(A)参照)、周波数f1と周波数f2との中心の周波数(f1+f2)/2を中心周波数とする帯域幅の広い1つのノッチフィルタ13に変更する(図4(B)参照)。この結果、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13を1つ開放することができるため、開放したノッチフィルタ13を用いて、新たに発生したハウリングを抑制することができる。
また、2つのノッチフィルタ13をマージする際に、フィルタ係数生成部12は、周波数の最も近いノッチフィルタ13を選択してマージする。
これにより、フィルタ係数生成部12は、ノッチフィルタ13の数が不足しても、ノッチフィルタ13をマージすることで、ハウリングが発生している周波数成分を抑制することができる。また、フィルタ係数生成部12は、開放時間が短い高域のノッチフィルタ13をマージすることで、ハウリングが発生していない周波数成分の抑制時間を短くすることができる。この結果、ハウリングキャンセラ1Aは、出力する音声の劣化を少なくすることができる。更に、フィルタ係数生成部12は、周波数が近いノッチフィルタ13をマージすることで、抑制する周波数成分を減らすことができる。この結果、ハウリングキャンセラ1Aは、出力する音声をより劣化させない。
実施例5に係るハウリングキャンセラ1E(不図示)について説明する。実施例5に係るハウリングキャンセラ1Eは、マイクの移動量Lに応じてノッチフィルタ13を開放する点で、実施例1に係るハウリングキャンセラ1Aと相違する。なお、ハウリングキャンセラ1Eは、ハウリングキャンセラ1Aとブロック図が同じであるため、図示を省略する。
マイクの移動量Lは、マイクMに取り付けた加速度センサ(不図示)により検出する。フィルタ係数生成部12は、加速度センサによりマイクMの移動を検出すると、マイクの移動量Lに基づいて、開放するノッチフィルタ13を選択する。例えば、マイクの移動量Lを半波長として、周波数を算出し、当該周波数より高域に挿入されたノッチフィルタ13を全て開放してもよい。
なお、マイクMの移動は、加速度センサでの検出に限らず、スピーカSとマイクMとの距離を測定することで検出してもよい。距離の測定方法としては、例えば、測定音を用いるものが考えられる。
以上のように、ハウリングキャンセラ1Dは、マイクの移動量Lを検出するだけで、ハウリングの発生状況に応じて、ノッチフィルタ13を適切に開放することができる。
1…ハウリングキャンセラ,11…ハウリング検出部,12…フィルタ係数生成部,13…ノッチフィルタ,2…アンプ,C…カウンタ,M…マイク,S…スピーカ

Claims (5)

  1. マイクとスピーカとを有する音響システムに適用され、複数のノッチフィルタを備えたハウリングキャンセラであって、
    各ノッチフィルタが挿入されている周波数に基づいて、ノッチフィルタの開放時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定した開放時間が経過すると、該開放時間を経過したノッチフィルタを開放する開放手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記ノッチフィルタが挿入されている周波数が高域であるほど、該ノッチフィルタの開放時間を短くするように設定するハウリングキャンセラ。
  2. 前記マイクの移動量を入力する移動量入力手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記移動量入力手段から入力された移動量が大きくなるほど、前記開放時間を短くする請求項1に記載のハウリングキャンセラ。
  3. 前記マイクの可動範囲を設定する範囲設定手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記範囲設定手段が設定したマイクの可動範囲に基づいて、低域と高域との境目である閾値を決定し、低域と高域とで前記開放時間を変更する請求項1又は2に記載のハウリングキャンセラ。
  4. 前記複数のノッチフィルタは、低域用のノッチフィルタと高域用のノッチフィルタとに分けて、挿入する上限数が設定される請求項1〜3のいずれかに記載のハウリングキャンセラ。
  5. 前記複数のノッチフィルタは、挿入する上限数が設定され、
    前記設定手段は、挿入するノッチフィルタが上限数に達した場合、高域に挿入された複数のノッチフィルタが抑制する周波数を含む帯域を、1つのフィルタで抑制する請求項1〜4のいずれかに記載のハウリングキャンセラ。
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